2008年09月08日の日記です


家族旅行  2008-09-08 17:04:45  旅行記 家族
家族旅行

8月25〜26で、子供が産まれて以来初めての家族旅行へ行った。

「下の子が産まれて以来」ではない。上の子が4歳にして、初めての旅行。


もっとも、妻と子供は、妻の友人と時々旅行に行っている。

ここ2年ほど、僕の仕事が忙しくて、僕が旅行に行けなかっただけ、とも言える。


旅行先は、1年ほど前から箱根に決めていた。

(そのころから旅行に行きたかったが、仕事でいけなかったことの裏返しでもある)

乗り物好きの上の子を、是非箱根に連れて行ってやりたかったのだ。




前日、あいにくの大雨。

初日は、彫刻の森へ行くつもりだった。

ここなら、子供が思いきり走り回れるから、上の子も下の子も満足するだろう。


が、雨の翌日だと満足に遊べないだろう、と、前日から予定の見直しを迫られる。



当日も雨。

家を早めに出たが電車のダイヤが乱れている。

通常なら大船から30分で小田原なのに、手前の駅で電車が止まり、いつ出発するかもわからない。

この時点で、上の子はつまらなそう。

結局、1時間もかかって小田原に着いた。


「おなかすいた」と不満たらたらの子供に、駅の売店でパンとおにぎりを買う。これで少し復活。

小田急箱根線に乗り換えると、新しい電車に子供もにこにこ顔。



当初予定では、彫刻の森手前にある宿に荷物を預けてしまうつもりだった。

しかし、彫刻の森へは行かないことにしたので、箱根湯本でコインロッカーを使う。

ところが、箱根湯本駅は工事中。ロッカーを使うだけで無駄に手間取り、子供は不満たらたら。

この旅行、予定外の小さなアクシデントが多く、ちょっとヤバメ。




箱根湯本から、無料送迎バスで「箱根トイミュージアム」へ。

おもちゃを見れば子供も喜ぶだろう、という安易な計画だったが、これは大ヒット。

手にとって遊ぶことはできない展示品だが、上の子が好きな「消防車」のおもちゃの前では大はしゃぎ。

「みてみて、はしご車、すごく長い!」


おもちゃとは言え、昔の消防車の形を再現しているわけで、今ほど「はしごを折り畳む技術」の無かった頃は、はしご自体が長くなり、必然的に車体も長かったらしい。

大人から見ても新鮮な発見。というか、子供がいなければ、はしご車が今よりも長いことなど気づきもしなかったろう。



いった時期、トイミュージアムでは、展示の中に隠れたキューピー人形を探す、というイベントを開催中だった。

いくつ隠れているか当てることが出来れば、小さなロボットのフィギュアがもらえる。


妻と僕で、全部で8個だろうという統一した見解。

この8個については、どこにあったか確認できているので、これより少ないことは無い。


回答用紙は、下の子の分まで含めて4枚貰っている。

いくつかの答えを分散して書くか・・・?


しかし、そこは大人の知恵で、まず妻が「8個」の答えで、景品交換所に提出してみる。

見事正解でロボットがもらえた。

そこで、残る3枚も自信をもって8個と記入。


合計4つのロボットに、子供は大喜び。


この「景品交換所」は、ミュージアム内のハンバーガーレストランだった。

昼を過ぎていたので、本格的に昼食を取る。


ハンバーガーにしては値段が高め。まぁ、観光地価格だからしかたない…

と思ったら、非常においしかった。いわゆる「ファーストフード」としてのハンバーガーではなく、アメリカンレストランとしてのハンバーガーを目指したもの。


そう考えると、かえって値段は安いくらい。




観光地にある「ちょっとした」観光スポットというのは、2〜3時間で見終わるように作られている。

トイミュージアムも例外ではない。さて、宿に行くにはまだ早すぎる。


そこで、箱根線の駅を戻り、「生命の星・地球博物館」へ。


ここの存在は知っていたが、「地方の科学館で、たいした展示は無いだろう」とタカを括っていた。

今回、雨でも見られる場所、と考えて期待せずに訪れたのだが、いい意味で予想を裏切られた。


妻の大学時代の専門は、地学だった。そして、ここは地学の展示から始まる。


入り口に、いきなり恐竜の化石。

子供の心を掴むのには、これで十分。


奥へ進むと、地球の成り立ち。プレートテクトニクスや、クレーターの話なども織り交ぜつつ、さまざまな鉱物も展示されている。


さらに奥へ行けば、原始生物の化石、現生動物の剥製、さまざまな虫の標本、さらには、僅かづつ形の違う大量の昆虫標本と、その違いをDNAが生み出している、という展示。


一見すると「雑多な」展示だが、「生命の星・地球」という統一テーマの下、半ば無理やり、力技で纏め上げているのは圧巻。


2階に進もうとすれば、エスカレーターに「マンモスの目線」「ティラノサウルスの目線」など、今見た標本の「目の高さ」がわかるようになっている。こういう細かな部分も良く出来ている。


2階は主に神奈川の動植物の展示。


最後に、「ジャンボブック」と称し、神奈川の博物を「高さ3.2メートルの大きな本」にまとめた体裁での展示が行われていた。

百科事典の1ページを開けば、そこに実物の標本がずらり…というような展示なのだが、これがまた、子供に大うけ。


入り口すぐの「目次」の裏は、巨大な本を積み重ねた形のベンチになっている。

その他のベンチも、本を伏せた形で作られるなど、自分が小人になった気分になれる。


上の子が喜んで走り回るので、下の子も一緒に走り回り、おおはしゃぎだった。



ここは、子供も楽しんでいたが、むしろ大人が楽しんだ。

子供が大きくなり、意味がわかるようになったらまた来たいところ。




結構時間をつぶしたので、宿へ。


箱根湯本に戻ってロッカーから荷物を出したら、箱根登山鉄道へ。

30分ほどかけて、ゆっくりと山を登る。時間がかかりすぎ、子供には少し不評。

トンネルが多かったのも「暗くて怖かった」らしい。


そして、箱根ケーブルカーへ。

「山が急すぎて、扉も斜めについているよ」「電車の中に階段があるよ」と説明すると、目を丸くして驚いていた。


人も少ないし、先頭へ…と思ったら、すでに先客が先頭の椅子を占領して、酒を飲みながら話をしていた。


近づくと、どうやら中国からの観光客。6人ほどで先頭の席に陣取っていたのだが、子供が近づいたら察してくれたらしく、先頭の席を空けて「どうぞ」と譲ってくれる。


おかげで運転席を見ながら前を見れて子供はご機嫌…だったが、中国人の方々、するめ食べながら酒飲んでいるので、周辺がするめくさい。


箱根ケーブルカーの中腹、中強羅駅で降りたら、宿はすぐそこ。

静峰閣 輝本」に泊まった。




この宿、貸切風呂が予約なし、追加料金なしで入れる、ということで選んだのだが、「予約なし」というのは、当日の順番整理もないという意味だった…

おかげで、何度も部屋と貸切風呂を行ったりきたりしながら、空くのを待つことになり、ちょっと落ち着けない。

もっとも、時間を決められていないのでゆっくり入れる、というメリットもあった。


ちなみに、この貸切風呂、「貸切風呂」というシステムが人気なので、小浴場を無改造で貸切風呂にしただけのようだ。

なので、家族だけで入るには非常に広い。20人くらいは入れるんじゃないか。露天風呂までついている。


上の子だけでなく、下の子も広いお風呂に大はしゃぎで…縁からお湯を覗き込んで落ちて泣いた。

まぁ、すぐ助けたし、こういう経験も面白い。



値段が安い宿だが、料理などその他の点については満足。




非常に長くなるので、2日目の日記は後日



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