伊豆大島 旅行2日目(2/3)

目次

三原山登山

三原山山頂

表砂漠

幻の湖


三原山山頂

三原山山頂大鳥居大人の足なら40分、というところを、1時間かかって山頂に着きました。


山頂到着すぐのところに、鳥居があります。

鳥居を下って下に行ってみると、小さな祠。三原山神社です。


でも、多分この鳥居は祠を祭るためのものというよりは、「富士山」を祭るためのものに思います。

富士山のほうに向かって建てられているのだもの。


三原山も富士山も、神様として祭られる山ですからね。

同じ山の神として、分社しているようなイメージなのではないでしょうか。


上の写真でも、鳥居の上に富士山が写っています…が、わかりにくいね。


さて、ここからどうするか…妻としばし作戦会議です。


本当は、お鉢巡りをするつもりでした。子供たちにもそう説明していました。

所要時間、40分ほど。でも、これはたぶん次女には無理。


山頂にあった地図によれば、お鉢巡りをした場合と、火口展望所に行った場合で、火口に近づく距離はそれほど変わらない。

…じゃぁ、今回は火口展望所で妥協しよう。


というわけで、火口展望所へ。最後は行き止まりなのだけど、片道6分ほど…のはずが、次女と一緒だと10分ほど。

「噴火するところでしょ?」って怖がって進もうとしないのだもの。


前日見た火山博物館に観測網の説明あったでしょ、今は安全だから入れるんだよ、となだめすかしながら進みます。


三原山噴火口やっと火口展望所に着きました。

今回の登山としては、ここが目的地だなぁ…

お菓子を出します。昨日ホテルでお茶うけに置いてあった「明日葉サンド」。


写真は火口なのですが…写真だとスケール感が出ないので、ただの崖のようですね。


ついでに、飴も配っておきます。疲れたら舐めるように。


帰り道は、違うコースを通るつもりです。


表砂漠

三原山のホルニト下山道に向かって火口周辺の道…お鉢巡りを歩いていたら、「ホルニト」がありました。


パホイホイ溶岩に裂け目ができ、そこからマグマが噴出して固まったもの、だそうです。


確かに周囲はパホイホイ溶岩で、トンネルも確認できます。

そして、ホルニト自体、中に穴が開いていて、下がどこまで続いているのか、目視で確認できません。


写真だとわかりにくいのですが、周囲は滑らかな平地(パホイホイ溶岩)の中に、急にゴツゴツとした岩の塔が立っています。それがホルニト。


…いや、それほど深くないと思うのだけど。危険なら近寄れないようにするだろうから。


さて、このあたりから表砂漠を横切るコースに道が分かれているはずなのだけど…

眼下の砂漠地帯には、確かに道が通っているのが確認できます。

だけど、下山道が見当たらない。


google map にも道は示されていない。

航空写真を見ても、道らしいものは見えない。


でも、妻が Pokemon GO! で見てみると、このあたりから砂漠に入ることになっています。

Pokemon GO! は、google map から地図を生成していますが、道がない部分でも「多くの人が通った」実績がある場所には道を表示している節があります。


道なき道だけど、斜面はきつくないのでここを行くのだろう、と判断して降りることにします。

長男は面白がってホイホイと先に進む。妻と長女は、一緒に慌てず降りていく。


で、僕は次女と一緒にゆっくりおりました。

スコリアだらけで足場が滑りやすい斜面なので、降りるのにはコツがある。


無理に止まろうとすると余計に滑るので、草などが生えて足場にできそうな場所を見極めて、そこまでを止まらず移動するようにします。

次は右の草地、次は左の大きな岩、とポイントを指示しながら、長女を先に行かせて後からついていく形。


…一人なら簡単に降りられるのですが、疲れました。

上から見ても「目の前」だった砂漠まで降りるのに、20分くらいかけたかな。


長男はもう下でゆっくり休んでいました。小さな鳥居と祠があるので、その前で。


次女も疲れているだろうから休みたいところなのですが、長男はもう飽きて先に進みたい様子。

とりあえず先に進ませて、僕は採取袋に砂を採取します。次女を休ませる意味もかねて。


「砂漠」と名がつくところの砂。火山礫なのはわかっているのだけど、ちょっとおもしろいから。


幻の湖

表砂漠・幻の湖山頂から砂漠を見下ろしたときから、端に水たまりがあるのはわかっていました。

1週間ほど雨が続いたので溜まっているのでしょう。


ただ、もともと水がたまりやすいところのようで、ここら辺だけ砂質が違います。礫でも砂でもなくて、泥になっています。

航空写真で見ても、色が違うみたい。


すぐわきに砂の崖があり、長男が「上から湖を見ると綺麗」と、上って写真を撮っています。

いや、湖じゃないから。ただの水たまりだから。


しかし、これだけ平らだということは昔カルデラ湖になっていたのだろうし、今でもその名残で水が溜まっている、と考えると面白くない? と妻。

晴れると干上がるみたいだから湖ではないのだけど、カルデラ湖があった名残だというのは間違えてないのでしょう。



実際、大島では「幻の湖」と呼ばれているみたいです。
幻なのは、条件が整ったときにしか現われないから。
…って、結局普段は存在しない水たまりってことですね。


目の前の砂の崖…外輪山の一部なのですが、この砂も火山礫にしては細かすぎます。


カルデラ湖があったときには、ここは岸だったはず。

打ち寄せる波で洗われて砕け、細かな砂になったのでしょうね。


道がなかったのは下山部分だけで、この後はちゃんと道があります。

ただ、「表砂漠コース」と呼ばれている割には周囲は木が生え、ジャングルのよう。


山頂の地図には、「乗馬コース」と書かれていたんですよね。

馬はアスファルトを歩くと足を痛めるので、砂地のほうがよいのはわかります。


でも、人が通るのも大変なほど枝が道にせり出しているところもあって、この道を馬が通れるのだろうか…



調べたら、シーズン限定で、実際に乗馬で使っているコースのようです。
シーズンが来たら、余計な枝など伐採して通りやすくするのかもしれませんね。


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(ページ作成 2018-09-28)

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