節電入門

目次

前書

電力システムとピーク電力

1) 深夜にできることはできるだけ深夜にする2) 昼間の電力はなるべく使わない

余談

終わりに


余談

どうでもいいことだけど、書きたくて仕方がないので書かせてください。

節電の話題ではないですね。ゴミみたいな主張です。笑って読み飛ばしてくれた方がありがたい。


ラジオを聴いていたら、計画停電中は節電に協力するために、好きなアイドルのコンサート DVD を見るのを我慢していた、と言うお便りが来ていました。

深夜に見るなら問題ありません。我慢しないで見てください。


節電作戦が呼びかけられています。被災者に協力しよう、という言い回しも見られます。

節電は被災者のためじゃないよ? それどころか、関西で節電したって、東京にすら届かないよ?

東京電力、および東北電力管内の人間が、「自分のために」節電するのです。節電しないと、計画停電で電気止められちゃうからね。

自分のためだから、「協力」ですらない。努力しましょう。

…別地域の人でも、家計のために、これを気に節電しようかな、というのはOK。それは自分のためになります。「人のためになりたい」のなら、節約で浮いたお金を寄付してあげてください。


注:節電を呼びかけること自体はいいことだし、それが勘違いでも節電する人がいるなら「効果」がある。また、関西であっても企業としての「心意気」を示すことは問題ない。
ただ、誤解させたままは、よいことではないと思う。節電が「被災地のため」だと思っている人の一部に、計画停電が「被災地のために、仕方なく協力してやっている」と言うような態度が見られるのは、誤解による弊害であると思う。

家庭用電源で充電できる電気自動車の売れ行きが落ちたそうです。

節電しなきゃいけないのに、電気で動く自動車は、時代に逆行していると思われたみたい。

あれは、深夜電力を充電して、有効活用するものです。ガソリンが貴重になるこれからの時代、どんどん買ってあげてください。(我が家には買う金はありません)


新聞報道などで、オール電化も悪者にされている節があります。別に我が家がオール電化だから擁護するわけではないけど、記事を書いた記者は、余りにも知識がなさ過ぎる。

まぁ、停電すると何もできなくなるので、東京電力が宣伝を「自粛」するのは構わないし、当然でしょう。僕としても、今導入を検討している人がいたら、一度検討しなおせ、と言うと思います(やめろ、とまでは言わない)。

でも、先に書いたように、オール電化は節電に逆行するようなものではない。基本的には深夜の電気を積極的に使うプランなのだから。


上の報道をした新聞社(特に名は伏す)では、計画停電終了後に「社説」まで使って、夏に向け、節電のために早めに就寝しよう、とまで呼びかけていました。末端の記者レベルではなく、新聞社の偉い人のレベルまで知識がないらしい。

昼間の冷暖房を節約するのは効果が高いけど、個人がちょっと夜更かしするくらいは問題ないよ。むしろ、昼に甲子園の中継見るのを控えてビデオに録り、夜見てくれた方が助かる。

(昼間テレビの前にいる必要がなくなるので、水風呂にでも入って、冷房も控えましょう)


「デマに惑わされないようにしよう」と、テレビもラジオも新聞も、政府のお偉方までもが言っています。

でも、その人たちは間違った事を平気で言って、あとで訂正もしないよ? それはデマではないの?


終わりに

いろいろ書いていますが、「具体論」に関しては、それぞれの家の暮らし方に密接したものなので、参考程度に考えてください。


長いページでしたが、重要なことは一言で表せます(以下、震災時の電力逼迫に対する話題として書きます)。


ピーク電力の時間帯だけ、ちょっと我慢しましょう。

ピーク電力は、夏場の午後2時~3時ごろ。(冬場は午後6~7時ごろ)

できれば、その前後1時間程度も節約。とはいえ、生活を犠牲にするほど切り詰める必要は無いと思います。


テレビをその時間だけ我慢する。冷暖房も電気によるものはその時間だけ我慢する。夏の昼間なら、不要な照明も消せるでしょう。

冷暖房・照明・冷蔵庫・テレビが、家庭の電力消費の TOP4。およそ7割を占めます。冷蔵庫を止めるのは無理でも、エアコンとテレビを止めるだけでも3割以上消費を減らせる。


それ以外の時間も節電するのであれば、照明をちょっと減らしたり、冷暖房の設定温度を変えたり。「使うな」といわれると難しくても、少し減らすくらいなら、案外何とかなる。無理して怪我したり体調を崩すより、できる範囲で対応しましょう。


そんな僅かなことでいいの? …大丈夫。みんなでやれば十分な効果があります。

この節電は、一時的なものではないです。これからずっと続けられるような「ちょっとした」心遣いを目指しましょう。


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(ページ作成 2011-04-11)
(最終更新 2011-04-13)

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