たびたびパズルを貸してくれる知人が…って書き出しは以前にもやったな。
つまりは、またパズルを借りたということ。
「キャストパズル」シリーズの最新作、CAST NEWS。ファン投票により、ゲームランクは6(最高難易度)ということになっているのだが…
たしかに、帰りの電車でもてあそんでいるくらいでは外れませんでした。
でも、家に帰って電車の中で試したかったことを試してみたら、1分で外れました。
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例えば、推理小説で作者がすべての証拠を提示しなかったとしたら、それは推理小説と呼べるでしょうか?
推理小説の楽しさは、作者との知恵比べにあります。
証拠が一つづつ提示され、全ての状況が明らかになった所で解決編に入る。
その時点で、読み手が犯人を特定できているか、それとも作者の方が一枚上手か。
よい推理小説というのは、読み手が想像もしない、しかし納得できるどんでん返しを用意しているものです。
知恵の輪というのも同じです。
作者が構造を明らかにした上で、それでも簡単には外れない。
見た目の構造からは想像もしない方法で外れた時、その構造を考えた作者の発想力に感心しながらも、作者との知恵比べに勝った満足感を味わえるのです。
そういう意味では、難易度の低い知恵の輪は面白くありません。
難易度が低いということは、予想の通りに外れてしまうということだからです。
じゃぁ、難易度最高ランクのCAST NEWSは面白かったのか…というと、そうではありませんでした。
CAST NEWSは、知恵の輪としては異例なことに、構造が明らかにされていないのです。
「見えない」部分を相手に、どうやったら外れるのかを考える。
いや、考えるというより試行錯誤するといったほうがいいでしょう。
構造が隠されている以上、ヒントは無いので外れるまでいろいろなことを試すしかないのです。
もしそれで外れたとしても、別に面白いとは思いません。
知恵の輪なのに全然知恵比べをしていないわけですし、「出来の悪い推理小説を読んだ」ような後味の悪さを感じます。
CAST NEWS は、残念ながらそういうパズルだったのです。
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さらに悪いことには、どうやらこのパズルには別解があります。
作者の意図しない方法で外れてしまうのです。
もっといえば、おそらくは別解のほうが本来の解答よりも簡単です。
少なくとも、僕が1分で見つけたものは、別解だと思われます。
普通なら知恵の輪は、外れたらそれで終わりです。
でも、僕はその外し方に納得がいきませんでした。そこで構造をよく研究し(外れると構造が見えるので、ここで初めて本来の「知恵の輪」になる)、作者が意図したと思われる方法でも外せるようになりました。
しかし、これもどうもすっきりしない話です。
先に書いたように、知恵の輪というのは「思いもよらない」方法で外すのが楽しいのであって、外し方が複数存在しては面白くないのです。
しかも、「おそらく本来の方法」というのも僕がそう思っているだけで、どれが本来かなんてことは作者以外にはわかりません。
どうもすっきりしないパズルです。知恵の輪としては欠陥品だという気がします。
もっとも、この日記が長くなるくらいに、いろいろなことを考えさせてくれるパズルではありました。