出国手続き

最終日は、朝6時半頃に目を覚まします。やっとこちらでの生活リズムがつかめて来たところですが、今日でハワイとはお別れ。

ざっと身支度を整え、朝御飯を買いにホテル内の ABC ストアへ。ついでに、フロント横の貴重品クロークに行って、全部の貴重品を引き出します。

朝御飯スパむすび朝御飯は、帰る前にもう一度食べたいと思っていたスパむすび。どうせ飛行機に乗ったらすぐに機内食が出るのだし、少なめで構わないと、2人で1つだけ。

スパむすびの値段を見ると、すこしお金が余りそうです。追加のお土産として、結構おいしかった豚皮スナックの大袋 $2.99と、マカデミアナッツチョコのキャラメル味小袋 ¢59 を買います。これで残金 ¢18。すばらしい! 使い切った感じがします。

部屋に戻り朝御飯を食べ、忘れ物が無いかもう一度確認。これでこの部屋ともおわかれ。捨てていく結婚式のブーケに別れを告げます。ちょっとさびしい気持ち。いつかまた来たいな。

ホテルのカウンターに行き、チェックアウトの処理をします。部屋番号を言ってキーを返せば手続き終了…のはずが、思いがけない言葉が。

「ヘヤからデンワ使ってマス。$1デス」

し…しまったああぁぁぁ (^^; そういえば、結婚式の衣装をベルデスクに預けた後で、衣装会社に「預けました」と電話を入れたのでした。すっかり忘れていた。財布には¢18しかありません。どうしよう…

財布に¢18しかないよ〜 と、財布の中身を見せます。カウンターのお姉さんは困ったなぁ、という顔で笑いながら、「エンでもイイデスヨ」。

えーっと、$1 だから 200円くらい払えばいい? と小銭を出すも、「もっとオオキイの」といわれます。そりゃそうか。日本円両替カウンターでも千円が最小単位ですから、千円出します。

なにやら計算の後に、もちろんドルでおつりをくれます。使い切ったと思ったのに…がっかり。しかし、これでチェックアウト手続き終了。


またドルが増えてしまったのが悔しいので、ABCストアへ。空港行きバスの時間も近づいているので、ゆっくりしている暇はありません。

ビーフステーキナゲット手持ちのお金は$6とちょっと。その程度の値段のものを探すと、なんかおいしそうなビーフステーキナゲット $5.99が目につきました。それと、マカデミアナッツチョコの小袋 ¢59 今度は普通の味を購入します。残金¢12! さっきよりも使い切りました。勝った、俺は勝ったぞ! (何に?)

そのまま急いで空港行きのバス乗り場へ。初日に迷い、2日目にはクルーズに出発したタパタワーの停車場です。8時20分にバス出発で、10分前には集合となっているのですが、時間はすでに8時12分です。ちょっと遅刻。

しかしもちろん、この程度の遅刻では大丈夫でした。というか、大丈夫だと思います。JTBのツアー客が一杯集まっているし…。でも、特に係の人がいるわけでもなさそうだし、本当に大丈夫なのだろうか?

10分前集合だから、そのころからバスが待っているのかな〜 と思っていたのですがそれらしいバスはいません。そのまま待っていて、20分になったのですがそれらしいバスは現れません。

Airport Express大丈夫だよなぁ、置いていかれたら空港までいく金無いぞ…と不安に思いながら待っていたら、22分にバスが現れます。

あぁ、良かった。安心してバスに乗り込むと、バスはすぐに走り出します。バスの中では出国手続きについての説明ビデオが上映され、終わるころには空港が見え始めています。

バスの運転手さんが片言の日本語で言います。「みなさん、はやく日本に帰りたいですか?」 かえってゆっくりしたい、と一人が答えます。運転手さんは続けて言います。「本当はもっとハワイにいたいんじゃないの?」 帰りたくな〜い、もっと遊びた〜い、と多くの人が答えます。僕ももっと遊んでいたいよ。


出国手続きはガイドの指示に従って効率よくすすめられます。グループ代表が全員のパスポートを持ってJTBのカウンターへ。飛行機のチケットを渡し、あらかじめ予約した人と出国する人が同じであることを確認します。

しかし…みんなぜんぜん人の言うこと聞いていないのですね (x_x) 手持ちの飛行機チケットを、それぞれ対応する人のパスポートの1ページ目にはさみ、「知らない人からの荷物を預かったり、知らない人に荷物を預けたりしていない」ことの証明書にサインしてから手続きを受けるように、とあらかじめガイドさんに言われていたのですが…

実情は、自分の処理の順番になってから慌てて書類を読み始める人、チケットとパスポートの対応がついておらず、20人分ものチケットの組み合わせをその場で始める人、さらに違う航空会社のカウンターに並んでいる人などが多発し、処理には必要以上の時間がかかります。

この間に、グループ代表以外の残りの人は荷物検査の手順を聞いています。彼女に任せていたので詳しくは知りませんが、持ち込み手荷物だけの僕らにはほとんど関係なかったそうです。


パスポートのチェックが終わったら、次は持ち込み手荷物の検査です。非常に長い列を並んで、やっと順番が回ってきました。

ウェストポーチをトレーに載せてX線検査器に通します。スーツケースも続けて載せ、自分は金属探知ゲートを通ります。

荷物が出てくるのを待っていたら、ウェストポーチが出てきて、スーツケースが出て…来かけたところで、戻っていきます。あちゃぁ、やっぱり引っかかったか (^^;

引っかかった原因はわかっているのです。係員が「Please open bag.」と言って、スーツケースの底あたりを指差しています。

疑惑のケーキサーバー「This is wedding cake server...」などと繰り返し言いながらあわてて鍵を開け、ファスナーを開け、蓋を開けて一番底のものを取り出します。開けるのに妙に時間がかかるように感じます。

出したのはディナークルーズのお土産のケーキサーバー。これ自体刃物ではないけど、ナイフの形をした金属片ですからね。しかも、荷造りの都合上、一番怪しげな底の部分に入れてあるし。絶対引っかかるとは思っていたんだ (^^;

実物を見せたら係員は納得したので、再び荷物を閉まってゲートを通ります。9時半頃、出国手続き完了。あとは飛行機の登場時刻を待つだけです。


どこのゲートに行けばよいのかわからなかったのですが、その場にいたツアーガイドっぽい人に聞くと、目の前のゲートだと教えてくれました。ただ、ゲートがあくまでまだ1時間くらいかかるとのこと。

ゲート周辺には免税店などが並んでいるのですが…とりあえず椅子に座って休みます。彼女が眠いというので寝かせます。僕も、荷物を見張ってないといけないので熟睡はしませんが、目を閉じて休みます。

1時間も待つのはひま〜。しかし待つより仕方が無いのでぼーっと待ちます。10時20分頃やっと搭乗ゲートが開いたので、いち早く中に入ります。しかし、実は飛行機の搭乗時刻まではまだ30分有ります。

帰りに乗った飛行機


暇なのでデジカメのパノラマ撮影モードで、待合室の窓から飛行機を撮影。この飛行機に乗って帰ってきました。

しばらくたつと、免税品の受け渡しが始まります。免税店で買ったものは、税関でチェックされて搭乗ゲート内で受け渡されます。受け取ってから搭乗ゲートの外に出ることは許されません。まぁ、税関の意味を考えれば当然の措置なんでしょうね。僕らは免税品なんて買っていないので関係有りませんが。


10時50分、やっと搭乗が始まります。最初はビジネスクラスの人から。来たときと同じように、すいて来てからでいいや…ということで、15分くらいたってから飛行機に乗ります。

さて、いよいよ出国です。

(ページ作成 2002-08-15)

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