出来上がりを待ちながら
時間は4時過ぎですが、レストランに入って早めの夕食を食べてしまうことにします。
このビール蔵は、出来てからずっと来て見たかったところです。というのも、いつもこの周辺には車で来るので飲めなかったから (^^;
まずは地ビールの試飲セット(550円)。左から順に、箱根ピルス、小田原エール、季節のビール(2月は風祭スタウト)をミニグラスで。
どのビールも軽めの味わいで、苦味は少ないです。日本のビールは苦くて嫌いなので、あっさり味は僕好み。
右に行くほど味にコクが出るようになっています。この並べ方も、おそらく左から順に味わってほしいということなのでしょう。
妻はビアカクテルのセット(950円)を頼みました。左から順に、シトラスビア、蜜柑ビア、梅の里となっています。
先に書いたように、ここで作るビールはあっさりしているのでカクテルベースとしても優れています。非常に軽い味わいのシトラスビアは絶品。
ちなみに、かまぼこ作り体験でもらった一杯無料券には、「ジュースかビールを1杯」と書かれているのですが、単純に400円の商品券として使用できるそうです。
さて、何を食べようか…。竹付きの焼きたて竹輪が300円で売っています。自分で作ったのと同じ物だと考えてよいでしょうから、これはパス。
さつま揚げなども揚げたてを食べられるように工夫されていますが、これもパス。疲れもあって、あっさりしたものが食べたいです。
そんなわけで、ハーフ大根サラダ(330円)。まぁ、普通の大根サラダです。腹減っていたので、半分食ってから撮影。
そして、かまぼこのカルパッチョ(580円)。せっかく鈴廣のレストランだからかまぼこ料理も…と思って頼んだのですが、これが絶品!
薄切りの かまぼこ と小粒のあられで、歯ごたえのコントラストを出し、さらし玉葱と紫蘇で香りのハーモニーを出しています。
モチモチつくね は、つくねの周りに蒸し上げたもち米を付けてから焼いています。これは意外な味わい。うまいです。
ちょっとしか食べてないけど、まだ本格的な夕食には早いし、このあたりで切り上げ…。実は、おいしかったので風祭スタウトのグラス(400円)も頼んでいますが。
レストラン内で妻が気になったデザートがあったようですが、「もう食べれないけど、お土産に売っていた」ということで購入。
海のチーズケーキ(500円)。魚の白身を練りこんだチーズケーキだそうです。「伊達巻じゃないよ」とわざわざ書かれて売っていましたが…。
写真は後日家で食べた時のものです。
せっかくなので、本店に行ってお土産物を探してみます。まぁ、あまり買うつもりはないのですが…(そうでなくとも、かまぼこ2つをお土産にすることになるので)
バレンタイン直前なので、ハート型のかまぼこを売っていました。…商魂たくましいぞ。
ちなみに、普通のかまぼこの値段を調べてみると、一番安いもので700円。手作り教室で作ったものでは、すでに竹輪がレストランで300円と判明しています。(竹付の竹輪は、本店では売っていませんでした)
レストランの商品券400円とあわせて、還元は実質1400円。教室参加費は1500円ですから、決して高くはないことがわかります。
本店では、「ボクはかまぼこ」という絵本も売っていました。800円。見本誌が置いてあったので読んでみます。
良質のたんぱく質やカルシウムを持つことで食品の優等生のかまぼこが、優等生を自慢するあまりに周囲から嫌われ一人ぼっちに…。そんな時、かまぼこは夢を見ます。魚たちの代表として、みんなに見送られて誇らしげにかまぼこになった日を…。昔を思い出し、やさしくなったかまぼこには、たくさんの友達が出来たのでした。
…どんな話だ (^^; お話しの最後にはかまぼこが優れた食品であることのアピールが掲載され、完全に宣伝です。それを800円で売ろうというのはいかがなものか。300円ならネタとして面白いから買いたいところだが。
そろそろ時間もいい頃でしょう。5時半ごろ、かまぼこ博物館に出来上がったかまぼこを取りに行きます。
…閉まっていました。営業は5時までだそうです。蒸し上がりの時刻は4時50分となっていたので、10分で受け取らないといけなかったようです。
まぁ、実際には覗き込んだところで係員の人が中に入れてくれて、ちゃんと受け取れましたけど。
家に持ち帰ってから撮影したのがこの写真です。
左の形が綺麗なものが妻の作。右のひしゃげているのが僕のです。
ここでのかまぼこ手作り体験、テレビ神奈川で見て以来行ってみたかったのですが、やっといけました。
風祭周辺は「かまぼこテーマパーク」と化しています。ここ数年の間でも3回は行っていますが、全然飽きません。本店で売っている かまぼこ を試食するだけでも、季節ごとに全然違う商品が出ていますし…
妻は一度かまぼこを自作しようとして失敗したことがあるそうです。どうやら、白身のすり身を作る時に、「十分に水にさらす」ことが重要なようです。
機会があったら、自分で全部作ってみたい気もします。もし作ったら、その時は男の料理で発表すると思います。