ぜんぜん日々更新ではない日記です

まぁ、ぼちぼちやっていきます。
このページは最新7日分で、逆順(最新が上)で並んでいます。
過去のものはヘッダ部分のリンクから選べます。

目次

2019-09-19 スパルタかます
2019-09-09 台風
2019-09-06 P30 買った
2019-08-29 Nintendo DSi
2019-08-22 SVG うねうね
2019-08-20 ひといき。
2019-08-13 プログラム合宿
 今月の日記
スパルタかます  2019-09-19 09:45:32  コンピュータ

▲目次へ ⇒この記事のURL

スパルタかます、をご存じだろうか。

知らない? では、「スパルタカス」ならどうか。


…いや、知らなくても何も問題ない。



スパルタカスは、アップルが創立20周年記念で発売した、特別仕様の Macintosh だ。


当時は、ノートパソコンは「持ち運べる」ようにするために、かなり無理をしていた。

デスクトップマシンとの性能差は明らか…ノートパソコンは「貧弱」だった。


一方で、液晶ディスプレイはまだ高価なもので、小さな筐体にすべてを詰め込む技術も高価だった。

つまり、ノートパソコンは高価な割に性能が低かったのだ。

(とはいえ、持ち運べるという特別な機能は、必要とする者には十分お金を払うに値した)



スパルタカスは、そんな時代にノートパソコンをベースとして作成された、デスクトップマシンだった。


不格好なブラウン管ディスプレイと、そのディスプレイを置ける「台」として使える大きなコンピューター筐体が当たり前の時代に、スマートな液晶ディスプレイと、板のように薄い本体を一体成型した、デザイン性の高いマシンだった。


このデザイン性の高さは、付属するボーズ製のサウンドシステムや、キーボードに付属する本革製のパームレストも含んだものだ。


つまりは、記念品だからと金に糸目をつけずに高級な素材を使用し、しかし肝心のコンピューターの性能は「1世代前のノートパソコン」(市販のノートをベースに設計しているうちに、世代が変わってしまった)で、値段の割に性能が低すぎるという問題を持っていた。



…と、それがスパルタカスなのだが、長々と話しておいて、「スパルタかます」とはそれほど関係がない。


スパルタかます」は、主に Apple 製品向けの周辺機器を作成していたサードパーティから発売になった、PowerBook (ノート型 Mac)向けの、「ノートを開いて立てておく台」だ。


スパルタカスは、ベースになったノートマシンから見れば、「ディスプレイを最大に開いて立てた状態」だった。

じゃぁ、そういう形で立てられる台があれば、似た使い方ができるだろう。


キーボード部分が垂直に近くなってしまうので、外付けキーボードを付けて使うことが想定されていた。

そうすることで、ノートパソコンのための貧弱なキーボードではなく、使いやすいキーボードを使える。



これ以前、ある時期の PowerBook は、「Dock」と言われる仕組みが使える機種があった。


ノートパソコンを持ち歩き、家に着いたら「Dock」を装着する。

すると、電源に接続して充電が開始されるだけでなく、ブラウン管ディスプレイと、外付けキーボード、マウス、イーサネットへの接続も行われる。


家にいるときはデスクトップのように使い、そのまま外出もできる。それが Dock の仕組みだった。



「スパルタかます」が発売されたころには、Dock 接続できる PowerBook はなかったように思う。

しかし、持ち運べるノートパソコンを、家ではデスクトップのように使いやすくしたい、という需要はあった。


スパルタカス、という当時話題性があった商品名をパロディ化し、キーボードを垂直に立てるという「厳しさ」を「スパルタ」と呼び、Apple が辞めてしまった Dock のコンセプトを取り戻そうとする。

そうした意欲作が「スパルタかます」だった。




翻って現代。


液晶は十分に安いものになり、デスクトップでも使用される。

回路製造技術は十分に進化したため、小さなマシンでも十分な性能を持つ。


むしろ、ノートマシンが標準で、デスクトップは「それ以上の性能を欲するもの」向けになりつつある。



しかし、ノートパソコンの弱点の一つが、ディスプレイ位置が低いことだ。

どうしてもデスクトップ用よりも小さく、低くなってしまい、使う人の姿勢が悪くなりがち。


そこで、ノートパソコンの下に取り付け、ディスプレイ位置を高くする「ノートパソコン台」という製品がある。


ノートパソコンの下に空間を作れるため、冷却効果を謳う製品も多い。

ディスプレイ位置をわずかに持ち上げつつも、キーボードが使えるようにしている製品と、外付けキーボードを使うのを前提に思い切ってディスプレイ位置を上げてしまう製品とがある。




さて、数か月前に僕もノートパソコンを購入した。

今時デスクトップよりこちらの方が安い、という理由もあるし、最初は「家の中で持ち歩けたら便利そう」と思っていた。


しかし、案外持ち歩かない。

僕は仕事以外ではあまりPCを使わないし、仕事は集中しないとできないので、家族のいるリビングで…はとても無理だった。



じゃぁ、仕事場で使いやすいように環境を固めてしまおう。

WiFi を使わず、イーサケーブルを挿す。この方が通信が速い。


ディスプレイが低い、とは思っていたが、キーボードが斜めなのはどうなのだろう? と躊躇していた。


妻が「欲しい」とノートパソコン台を購入したので、少し使わせてもらった。

悪くない。しかし、妻の使っているものは持ち運びやすいよう軽量な分、剛性が低くて打鍵すると揺れる。



そこで、Amazon のレビューで「重いから揺れない」と評判の台を購入した。

いや、この台、メーカーの宣伝文句では「軽量で持ち運びに便利」となっているのだけど、皆「重さがいい」と評価している。


実際、打鍵しても揺れなかった。いい製品だ。




しばらく使っていたのだが、台の都合で奥行きが少し必要になる。


実は、前のマシンのディスプレイがまだ机の上に載っていて、奥行きが確保できない。

じゃぁ、少しディスプレイを横にずらして…


横にずらしたらディスプレイ全体が見えるようになったので、ついでに HDMI で接続し、デュアルディスプレイにしてみる。


お、便利便利。画面も広くなって悪くない。



…と思っていたら、前の画面の方がディスプレイサイズが大きくて文字が読みやすいので、ついそちらの画面ばかり使ってしまう。

これが「横」にあるものだから、首が横ばかり向いていて肩がこる。


うーん、じゃぁ、いっそのことこちらをメインディスプレイに…


そうすると、ノートパソコンのキーボードは使えないので、前のマシンのキーボードを持ってきて外付けしよう。




そんなわけで、現在その環境でこの日記を書いている。


前のマシンのディスプレイ、前のマシンのキーボード。

でも、横に新しいノートパソコンが置いてあり、デュアルディスプレイ環境になっている。


(ちなみに、「メインディスプレイ」には、外付け側を指定している。

 こうしておいても、ノートマシンだけ持ち出すと、自然にノートがメインになるから大丈夫)



こうなると、ノートを持ち出すたびに、外付けキーボードとマウスと HDMI とイーサネットを抜き差しする、というのも面倒だ。

PowerBook の Dock のようなアイディアが今でも復活してくれればと思う。


(いや、そういう製品を作っているメーカーはちゃんとあるのだけど、やはり特別な製品になってしまって高価なことが多い)





余談


書いていて思い出したのだが、昔はブラウン管ディスプレイは「位置が高い」という批判があった。


本を読むときに、目の前に高く掲げては読まない。

机の上に置き、視線を落として読むのが自然だ。その位置にディスプレイがなくてはいけない。


…そういう主張で、ブラウン管を机に対して斜めに「落として」見やすくするパソコン机、というものが市販されていた


この主張からすると、現在のノートパソコンの位置は、自然で読みやすい位置のはずだ。


しかし、位置が低いとそれに合わせて頭を下げようとしてしまい、姿勢が悪くなる、というのが、パソコン台メーカーの主張だ。



まぁ、実際は「人による」と思う。

昔の読書家は、本と同じように低い方が読みやすいだろうが、高い位置のディスプレイに慣れた、デスクトップからパソコンを使ってきた人にはノートは低い。


各自使いやすい位置を模索すればいいと思うけど、今のノートパソコン台の「逆」が、ディスプレイを斜めに収納できるパソコン机なのだな、と思った。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

別年同日の日記

13年 顔文字が誕生した日(1982)

15年 山内溥 命日(2013)

17年 母の誕生日


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

台風  2019-09-09 11:24:14  住まい 家族

▲目次へ ⇒この記事のURL

中心気圧 960hPa という大型の台風15号が、今朝未明関東を直撃した。


ニュースなどで話題になっているが、三浦半島を横切って行った。

我が家は三浦半島の付け根、鎌倉に位置している。




夜2時ごろ、停電で UPS がアラームを鳴らし、目が覚めた。

音で目が覚めたと同時に「停電だ」と気づく。


あまり長引くようならサーバーを停止する必要があるが、少しくらいの時間なら大丈夫。

ベッドの中で、そのまま回復を待つ。


多分、5分ほどで回復した。

念のため、起き出してキッチンへ。


停電しても、炊飯器の予約タイマーは活きていた。

給湯器の時刻が 0:00 で点滅していたが、確認ボタンを押したら正しい時刻に復旧した。


一階と二階、2台のエアコンは停止したので再稼働させた。



ベッドに戻ると、妻が「すごい風」と不安そうにしていた。

スウェーデンハウスは強固なつくりなので、風くらいは問題ない。

しかし、あまり風が強いと、飛ばされてきた何かが窓ガラスを割るかもしれない。

そういう可能性はいくらでもある。




風は強くなったり弱くなったりしている。

音が静かになって寝ようとすると、急な突風で目が覚める。


スマホでアメダス画像を見ると、台風の目がこちらに向かってきている。

予報進路では、もしかしたら家が台風の目に入るかもしれない。


台風の目に入る、ってなんかあこがれだよね。(僕だけ?)

子供のころから入ってみたいと思っていたけど、そもそも目がはっきりするような大型台風はなかなか発生しないし、それが関東に上陸することはさらにまれだ。


今回はチャンスか?

風の強さに怖がりながらも、不謹慎な期待を寄せる。




風の音で眠れないまま、30分くらいたった。

風雨はさらに強まり、横殴りに窓にたたきつける。


また停電して、3秒ほどで回復した。

UPS がアラームを鳴らすこともなかったが、電話がオフフック状態になったことで気づく。


(停電したことで、充電台から外した動作になった)


そういえば、さっきから時々 UPS からリレーの音が聞こえる。

あれ、はっきりと停電してないけど、UPS が作動している音だ。瞬停を繰り返しているのだろう。



瞬停とは、瞬間的な停電のこと。瞬電、瞬断とも呼ばれる。

(つまりは、呼び名が定まらないほど、一般的に現象が知られていない)


瞬停は、停電を防ぐために、電力会社側で電気の伝達経路を切り替えたりする際に発生する。


頻繁に瞬停が起きているとしたら、あちこちで電線が切れるなどの事故が繰り返されているのだろう…

とこの時思っていたが、翌朝調べたら鎌倉市のいたるところで停電になっていた。


うちはたまたま運がよく、5分程度と3秒程度の2回の停電で済んだだけ。




さて、2回目の停電の後で、我が家への引き込み線が切れたら…と不安になった。


家の立地の都合で、我が家だけのために 10m 程度の長い電線が張られている。

これが切れたら、我が家だけが停電だ。

停電の復旧順位としては、1件だけのための工事は後回しにされて、なかなか回復しないだろう。



まぁ、結果から言えば大丈夫だったのだけど、風で電線が切れるのではないかと心配するほど強風だったのだ。



スマホで確認すると、残念ながら台風の目には入らなかったようだ。

台風の目に一番近い、一番風雨が激しいあたりにいる。これはこれで珍しい経験だけど、目に入りたかった。




3時半ごろまでは起きていた記憶があるのだが、いつの間にか寝てしまったようだ。

次に目が覚めたのは、4時45分だった。



横浜市の一部地域に、避難勧告が発令された、と伝える、緊急速報メールがアラート音を告げた。

我が家は横浜市ではない。しかし、鎌倉と横浜はすぐ隣の市で、横浜の緊急速報でも、届いてしまうのだ。


しかも、これは長い内容で、緊急速報メールには入りきらなかったようで2通に分かれていた。

2回も大音響を響かせ、2通目の最後は「詳細は次の緊急速報メールでお知らせします」で終わっていた。


まだ送る気か。早朝なので巻き込みで起こされるのはたまらない。



…が、なかなか次は来ない。

まだ眠いのでやっと寝付いた5時ジャスト、「次の」速報メールが来て、再びたたき起こされる。



むぅ…5時だ。

主夫なので5時半には起きないといけないのだが、今朝は子供の学校は開始時刻が遅れることになっている。

もう少し寝かせてほしい。




6時過ぎ、長女(小6)が起きたのがわかったので、僕も起きる。

長女は風雨には気づかず、5時前の緊急メールで起こされたらしい。



寝ているときからなんか蒸し暑いと思っていたが、エアコンが止まっていた。

そうか、3秒の停電は UPS もアラームを鳴らさなかったので「大丈夫だろう」と思っていたのだけど、エアコンを止めるには十分だったか。



長女と僕以外は起きていない。

妻もそうだが、夜の暴風で眠れなかったとしたら、まだ寝ていてもいいだろう。


朝ご飯を作り、長女と僕だけで食べる。



兄弟から LINE で連絡があり、遠方の兄弟は鎌倉が凄かったようだと心配してくれる。

今は何も問題ないから大丈夫だよー、と送ったら、同じ市内に住む長兄はまだ停電だという。




庭に被害はないか、外に出て確認。


自転車は風で倒れていた。まぁ、これは想定内。

車は、いたるところ千切れた葉っぱがくっついている。後で洗わなくちゃな。


庭の果樹、ポポーは未熟な実が全部落ちてしまった。仕方がない。

ちなみに、去年も台風にやられて食べられなかった。


枝が折れたりはしていないので、また来年に期待。


うん。特に問題ないから家に入ろう…と振り向いたとき、何か風景に違和感を感じた。

よく見ると、隣家の側の見通しがいいような…


あれ、隣家にあった杏の大樹が、半分くらいの高さになっている。折れたのか?


とおもったら、折れたのではなく根っこから抜けて倒れていた。

これが、我が家の方に倒れ掛かっている。


慌てて家の裏に回り込み、倒れてきているところを確認した。

大きな幹はまだ隣家の敷地内に収まっており、我が家の壁に、細い枝が触れている程度だった。


ぶつかっていたら被害が出ていただろう。

問題なくてよかった。



(その後、隣家の人も庭に出てきて木が倒れたのに驚き、謝っていた。

 早急に処分するといっていた。被害は出ていないのでどかしてくれるのを待とう)




小中学校とも、授業開始は 10時半というので、そのつもりで準備をさせた。


長男など、家を出れる準備を済ませて遊んでいたのだけど、10時前に学校から連絡があった。



停電で授業ができないので、休校だという。

停電でPCも使えず、メールによる一斉連絡ができないので、一軒づつ電話しているそうだ。


最初は担任の先生だったが、その後部活の顧問の先生からも同じ連絡がきた。

大変だから手分けして連絡しているのだろうけど、現場の混乱ぶりがうかがえる。




以上、こんなに大きな台風の、一番暴風雨が凄い地域に入るという経験はもう2度とないかもしれないので、起こったことを記録しておいた。


読んだ人にも何の参考にもならないと思うけど、家族の記録として。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

住まい

家族

別年同日の日記

13年 デニス・リッチーの誕生日(1941)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

P30 買った  2019-09-06 10:55:03  コンピュータ 歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

スマホを買い替えた。

Huawei P30。今まで P10 plus を使っていたが、2世代後の後継機だ。


1世代が1年なので、2年目の買い替えになる。

結構高いので3年くらい使いたいところなのだけど、消費税増税前の駆け込み需要というやつだ。




P10 の前は Honor6 を使っていた。Huawei の別ブランド機種。廉価版だ。


乗り換えで Honor9 の購入を検討していたら、なぜか廉価版よりも、上位機種の P10 の方が安かった。

そこで P10 に乗り換えた。



が、その直後に妻も乗り換えることにした。

妻は以前は Zenfone2 Laser。これが持ちやすいサイズだったので同じくらいの大きさの機種を…

と思ったのだが、ちょうど画面が急速に大きくなった時期で、同じサイズがなかった。


調べると、どうも P10 は小さい部類に入ったので、妻が P10 を使いたいという。

そこで、僕はさらに上位機種の P10 plus を購入して乗り換えた。



その後2年使ったわけだが、妻が言うには、やはり P10 は大きくて持ちづらいそうだ。

小柄な女性の手ではしっかり掴めず、たびたび落とした。


致命的なのは今年の初夏で、落とした際にメインガラスが割れてしまった。



12月になれば2年になるので乗り換え時かなぁ…と思っていたが、消費税導入前に買ってしまえ、となった。




妻の乗り換えが主目的になったので、まず妻の使う機種から調べる。

それなりの性能があり、今一番小さい機種は…


SHARP の AQUOS R2 compact 一択だった。ほかの選択肢はない。

サイズは小さいが、最近流行の「狭縁」画面なので、画面サイズは今までとほぼ変わらない。

(いや、縦長になったので、表記上のディスプレイサイズ…対角は長くなっている)



僕の方は、P30 pro / P30 / Zenfone6 で悩んだのだが、P30 で。

この3機種の中では、一番軽かったから。


P10 plus でも、性能をおごった代わりに少し重かった。

これより重くなるのは、性能が良くても使い勝手が悪くなる。

P30 なら、十分な性能で軽い。




妻は「落とす」ことへの恐怖から、今回はストラップを付けられるケースを購入した。

以前はストラップを付けられるケースというと手帳型などになってしまい、「小さくて持ちやすいもの」という目的から逸れてしまっていた。


しかし、今は需要があるのか、ストラップ穴付きのケースが増えた。


僕もストラップ穴付きケースで。

Honor6 の時から、イヤホン穴に差し込んでストラップ付けられるようにする器具を使っていたのだけど、イヤホン使えないと不便なこともやっぱあるのよ。


(一応 Bluetooth イヤホンは持っているのだけど、有線が使いたいときもある)




周辺の話ばかりではなく、P30 の話もしよう。

すでに発売から半年たった機種だけど、まだ購入を検討している人もいるかもしれない。

何かの参考になれば幸い。


とはいえ、「何の違和感もなく乗り換えた」というのが正直なところ。

性能は上がっているのだけど、使用感は P10 plus と同じだ。



それは、P10 plus が十分に洗練されていたということでもあるし、購入後もアップデートで最新の Android バージョンを使えていたことにもよる。


加えて、Google のバックアップ機能により、初期起動時にすでに、P10 plus とほぼ同じ環境を自動構築してくれた。


「ほぼ」というのは、アプリによってはデータが回復できないから。

いくつかのアプリでは設定やデータも引き継げたが、例えば LINE などは、手動でも乗り換えが大変なアプリであり、自動ではやってくれない。



とはいえ、昔に比べて機種乗り換えの障壁は確実に下がっている。

乗り換えを気に全く新しい環境を構築してやろう…というようなことがなくて、拍子抜けでもある。




P30 は有機 EL ディスプレイで、ドットが光る。


念のため書いておくと、一般的な液晶ディスプレイでは、画面全体が光っており、そのうち暗くしたいドットを、液晶が遮って暗く見せている。


この際、液晶の透過率というのは「一番透過率が高いところ」でも結構低く、画面を十分に明るく保つために、バックライトはかなり電力を食う。


有機 EL は、ドット自体が光るので「透過率」のような影響はなく、光らせたい明るさに光らせる電力だけで足りる。

さらに、光らないところのために全体を明るくする必要もない。


そのため、有機 EL ディスプレイの方が、全体に消費電力が低い。



とはいえ、画面全体を明るくしていれば、やはり電力を消費する。

今までの Android のユーザーインターフェイスは、白地に黒文字を基本としてきたが、最近は「ダークモード」と呼ばれる、黒地に白文字を選べるようになっている。


そちらの方が明らかに消費電力が少ない、というので、そうしたモード設定を行う。

アプリごとに選べる場合もそちらに。


ホーム画面の背景も、落ち着いた暗い色合いにしておいた。

もっとも、僕は背景は暗めが好みなので、以前からそうした背景画像にしていたのだけど。




アラーム設定で、なぜか「Google アシスタントのルーチン指定」ができない。

P10 plus ではできたのに。


これは、アラームを止めると、Google アシスタントが起動する設定。

起動して、現在時刻、今日の天気予報、カレンダーに書かれた今日の予定…などを音声読み上げしてくれる。


これがとても便利で目覚ましに使っていたのだが、使えないのは残念。

もっとも、何か別の設定で有効になるのに、まだ気づいていないだけかもしれない。




カメラ性能は非常に高いはずだが、P30 を入手してからまだ撮影するような機会がないので、十分に確認できてない。


とりあえず、ズームとマクロが利くようになったのは素晴らしい。

今までもズームはできたが、せいぜい2倍まで。

(撮影画素数にもよる。低解像度での撮影なら、ズーム倍率を上げられる。)


それ以降はデジタルズームなので、画質が荒れてしまう。


これを、ズーム専用のカメラを持つことで、5倍までズームできるようになった。


そして、マクロ専用のカメラも持っていて、すぐ近くのものを撮影できるようになった。

以前は、あまり近いとどうしてもピントが合わせられず、小さなものをとるときは「少し離れてズームする」のが一番良い方法だった。


近くでとるのと、遠くからズームするのでは、少し写真の雰囲気が異なってくる。

自由に撮影できるようになるのは楽しい。




指紋認証は、P10 plus に比べて遅くなった。


僕は P10 plus しか指紋認証を知らないのだけど、Huawei の指紋認証は他社よりも高速で、使い勝手が良かったそうだ。


しかし、それも良い指紋センサーを搭載していたため。

P30 では、画面に直接触れることで指紋認証をしている。


どうやって画面内で指紋を読み取っているのだろう…と思って調べた限りでは、有機 EL はバックライトがいらず、それなりの透過性(光を通す)もあるため、ディスプレイの「裏」からカメラで撮影しているようだ。


しかし、これが今までの接触型指紋センサーよりも遅いようだ。


P10 plus では「触れただけでロック解除された」のが、P30 では「指を乗せるとロック解除される」感じ。

触れると乗せる、の微妙な違い、お分かりいただけるだろうか?


さらに言えば、指紋認証がうまくいかない率が少し上がった気がする。

もっとも、これは指紋を登録しなおしたら認識率が上がったので、最初は新しい方式のセンサーに慣れないで、うまく登録できてなかっただけかもしれない。




指紋とは別に、P30 では顔認証も使えるようになった。こちらは非常に速い。

両方とも有効にしている場合、指紋センサーに手を置いた時点で、顔認証も同時に始めるそうだ。


そして、顔認証は指紋認証よりも早い。

スマホを机から持ち上げたときも(そういう加速度をセンシングした時も)、自動的に顔認証が働く。


そのため、使おうとして画面をのぞき込むと、もうロックは解除されている。


指紋認証の出番は、机に置いたままロック解除したいときだけだ。

そして、そういう場合は「指を乗せる」ような感じでの操作もしやすい。というか、すぐに慣れた。


そんなわけで、遅さはデメリットではあるのだけど、そのデメリットをカバーする仕組みは用意されていた。




思いつくままに書いたが、ファーストインプレッションとしてはこんな感じ。

そうそう、指紋認証を画面内で行うため、保護フィルムなどは貼らない方が良いのではないかと思い、購入していない。


Huawei は…全機種かは知らないけど、出荷時に画面に保護フィルムを貼ってくれている。

「出荷時の保護シート」ではなく、普通に使える保護フィルムだ。

(そして、その上から出荷時シートを張って箱に入っている)


ケースも付属するが、安い TPU (熱可塑性ポリウレタン)のものだ。

P10 / P10 plus はポリカーボネートのケースだったのだけど、TPU の方がクッション性があり、落下時の衝撃などから守れるからこちらにしたのだろう。


一方、TPU は黄変しやすい素材で、半年も使っていれば黄色くなってくる。

1年もたつと、硬化もしてくる。


まぁ、買い替え時の2年くらいまで使い続けても大丈夫なのだけど、かなり見た目は悪くなると覚悟した方がいい。


もう一つ問題があって、P30 はカメラ部分が出っ張っている。

おそらくは、カメラ性能を上げるため、光学部分に厚みが必要だったのだ。

(電子回路は小さくできるが、光学部品はある程度「光が移動する」空間が必要だ。)


付属のケースでは、カメラを保護するために、ケースのカメラ周辺部が盛り上がている。

そのため、机に置くとガタガタして安定しない。



先に書いた通り、僕はケースを別途購入した。

背面の広い部分はポリカーボネート、周辺部分は TPU のハイブリッドで、カメラ部分保護の盛り上がりはありつつ、ケース四隅にも同じ高さの「足」をつけて、机の上で安定する。

(同時に、この足はポリカーボネートが机に擦られて傷つくのを防ぐ)


TPU 部分は透明ではなく色付き。黄変してもそれほど悪い見た目にならない…と思いたいが、こればかりは時間がたたないとわからない。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

歯車

別年同日の日記

04年 SWHインテリア打ち合わせ

12年 サーバー設定 2012夏

14年 続・6502は遅かったのか?

15年 X68k 復活


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

Nintendo DSi  2019-08-29 15:15:08  コンピュータ 家族

▲目次へ ⇒この記事のURL

我が家に(我が家的に)、最新のポータブルゲーム機がやってきた。


Nintendo DSi だ。


…まぁ、日記のタイトルでばれているが、長女が中古品を購入した。

ポータブル機としては、一番新しいものになる。




これまでは、PSP と DSLite あたりが最新だった。

PS Vita / 3DS 世代は買っていないから。



長男は、2012年の誕生日プレゼントとして「ポケットモンスター ブラック2」を入手している。

このころは、DS が最新機種だった。



1年くらい遊んでいたが、その後遊んでなかった。

難しくてやめてしまったのかな、と思って聞いたら「とっくにクリアして、その後も遊んでいたのだけど、さすがに飽きた」とのことだった。


(友達とポケモン交換とかしないの? と聞いたら、当時の友達は「家にあった古い機械で」遊んでいる子が多く、最新のポケモンで一緒に遊べる子がいなかったようだ)



その後…たしか、2016年頃だったと思うが、長女もポケモンをやりたい、と言い出して、中古の「ホワイト2」を購入。

家には僕と妻の分、2台のDSがあったので、一緒に遊べていた。




長女の希望で、Switch の「ピカチュー イーブイ」を購入したのが今年の頭ごろ。

(代金は長女と次女の折版。ちなみに、イーブイを買った)


で、遊んでいて思い出したのか、DS版も再び遊び始めたのが数か月前。



僕のDSは発売と同時に買ったもので、少し前から調子が悪かった。

液晶の下の方が、数ライン表示されない。


それが、先日ついに「急に電源が切れる」という症状に見舞われるようになった。

電池の寿命ではなく、何やら電源周りの回路がおかしい模様。

AC アダプターにつないで遊んでいても切れてしまうから。



で、話が長くなったが、長女が「自分で新しい DS 買う」と決断したのだ。

以前から、今なら中古で3千円も出せば買えるよ、と教えてあったので、お金をためていたらしい。


「手元にある程度残しておきたいので」、余裕を持った金額を目標にしていて、もう少し後に買おうと思っていたらしい。

でも、今すぐでも買えなくはないので、「今すぐ買いたい」という。




急遽、家の近所の HardOFF に行ってみることにした。

というのも、以前ジャンク扱いで、付属品一切なしのDSを千円程度で売っていたのだ。


ACアダプターなどは家にあるので、それを使えれば掘り出し物だ。


でも、 HardOFF なので、事前にどういう店か説明。


自分で動作確認できるコーナーがあって、納得すれば買えばいいが、保証はない。

しかし、お店側もそれによって人件費を節約できるので、非常に安い。


とはいえ、そこに何があるかは時の運なので、今日行っても、目当てのものがあるかはわからない。

などなど。



そして納得の上で HardOFF に行き、ジャンクコーナーへ。

…あれ、以前はある程度置いてあったジャンクの DS が、一切ない。

3DS ばかりになっていて、ジャンクでもさすがに高い。


DS は古くなりすぎてジャンクでも扱わなくなったのかな、残念…。

まぁ、今日すぐは無理でも、ネットで安いのを探して買おう、と長女と話し合って、納得してもらう。



さて、この日は次女も一緒に来ていた。

次女も「一緒にポケモン遊びたい」というので、ブラックかホワイトを買いたいのだそうだ。


中古ソフトコーナーに移動。ブラックもホワイトも置いてあった。

どちらにしようか悩む次女。


…で、僕はその横にあった周辺機器コーナーを見ていたら、DS LL が3千円で置いてあった。


あ、なんだ。こっちにDS置いてあるじゃん。


そう思って別のところを見ると、いくつかDSの「付属品ナシ」も置いてあった。

そちらは1200円ほど。これなら長女でも手が出そうだ、と思って状態の良いものを探してみる。



すると、DSi の、ACアダプタ・タッチペン2本付き(つまり、箱・取説はないが付属品はある状態)が、千円だった。


え? なんで? 安すぎる。




少し考える。

DSi は、DS にあったアドバンス用のスロットがない。

つまり、後方互換性が切られている。


代わりに、インターネットからダウンロード販売ができるようになったが、そのサービスはもう終了している。

つまり、新サービスは受けられず、旧ゲームは遊べない。


それで安い…のか?


1200円 DS は、付属品はないが「動作確認済み」と書いてある。DSi は書いてない。

もしかしたら、ジャンク扱いで安いのかもしれない。


長女を呼んで、考えられるメリット・デメリットを説明する。

うちにはアドバンスはあるので、アドバンスのゲームが遊びたければアドバンスで遊ぶ。


というわけで、DSi のデメリットは特にない。


あとはこれがジャンクでなければ欲しい、というので、カウンターに行って「動作確認してもいいですか?」と聞いてみる。


店の人は、快く「いいですよ」と言ってくれた。


で、安すぎることと、ジャンク扱いですか? と聞いてみたが、周辺機器コーナーに置いてあるものはジャンクではなく動作確認済みだという。


話をしながら動作確認したが、問題なく動く。

DSは開いてみないと内部がわからないが、液晶などもきれいでドット欠けもなく、使用感もあまりない。

美品と言ってよい状態だった。



で、お店の人曰く「おそらく、店の誰かが値段をつけ間違えたんでしょうね…」と。

通常なら、少なくとも3千円以上ですね、と言っていた。


その言葉を聞いて不安そうな長女に気づき「もちろん、この値段を付けたのですから、この値段でお売りします」と。



これで長女は購入を決めた。

良い掘り出し物だった。




次女もホワイトを購入。

本体より高い、1200円。


これが、前の人がやっていたデータが残っていたのだが、レアポケモンが多数残っていた。

とりあえず、長女が延々とポケモン交換して、長女のソフトの方にデータを救い上げてからリセットした。



長男は「DSもう一台買ってくれば3人で遊べたのにー」と言っているので、掘り出し物だったから2台はない、と言っておいた。


そうしたら、電源ケーブルなしで1200円なら買おうかな…と検討し始めたようだ。




最後になるが、HardOFF の店員さんとの話に戻る。


本体とソフトをそれぞれ動作確認してから購入していたので、やりながら話をしていた。

もう古いゲームだけど、兄弟3人で遊びたくて今から中古ソフト買ってます…という話をしたら、心底羨ましがっていた。


一人っ子なので、兄弟で同じゲーム遊んだ、とかの経験はないそうだ。

兄弟でポケモン交換とか、仲良くてうらやましいと。



本当に、仲の良い兄弟に育ってくれて、親としてもうれしく思っている。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

家族

別年同日の日記

13年 次女発熱

16年 マイケル・ジャクソン 誕生日(1958)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

SVG うねうね  2019-08-22 18:26:55  コンピュータ

▲目次へ ⇒この記事のURL

前回日記に書いた、仕事で必要なリアルタイムの絵の生成の話。


Canvas で生成したり、CSS でアニメーションしたりするのは以前からよくやっているのだけど、SVG でアニメーションする必要があった。

これが僕にとっては未知の技術だったので、今回のデモでは「あらかじめ作った絵でごまかす」を選んだのだった。




SVG でアニメって、SMIL とかいう技術を使うんだよな…と思っていたら、今は SVG + CSS Animation もできるらしい。

僕の知識がすでに古かった。


で、やりたいことを CSS Animation でやってみたら、できなかった。

CSS だと、単純な移動とかはできても、path を動かしたりは融通が利かない。

(アニメ自体はできるけど、制御が利かずに思ったようには動かない)


じゃぁ、SMIL ならできるのか、と調べると、こちらも単純な移動程度。


結局、1コマづつ画像を生成して、連続表示するという泥臭い方法をとるしかないことを知った。



仕方なく泥臭い方法で作ったら、思い通りに動いた。

思ったよりは簡単だった。


作ったのは、データに応じてリアルタイムに動く円グラフと、棒グラフと、ベジェによる曲線グラフ。




SVG 、今までややこしそうで避けていたのだけど、理解してみたら便利だな。

回路図程度なら、画像を描くよりも SVG で入れてしまった方が楽かもしれない。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

別年同日の日記

04年 大忙しです

13年 国立科学博物館

17年 夏の家族旅行 2017

17年 下田海中水族館

17年 とうてんぽーる

17年 アニマルキングダム・動物園エリア

17年 アニマルキングダム・遊園地エリア

17年 アニマルキングダム・2周目~帰路


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

ひといき。  2019-08-20 10:53:14  コンピュータ

▲目次へ ⇒この記事のURL

前回の日記に書いたように、知人の会社の手伝いでプログラムを作っている。


前回の日記は、先々週の週末の話だった。

その後、先週いっぱいは激しくバグ報告、新機能追加、細かな調整が行われて忙しかった。



「とにかく間に合わせたいので見た目だけできていればいい」と言われて作った機能が、見た目だけ整えたら「中身がないんだけど」と言われたりとかね。


いや、見た目でいいって言ったじゃん、というと、「そういったんだけど、見た目ができたら欲が出てきた」とかって。


時間が許せば要望の機能は入れたし、時間がなくてもそれらしいものは作った。


「そのうち作りたいね」と言っていた大きな機能追加があって「やっぱデモに入れたい」とか急に言われたのを3時間くらいで作ったのが最大の山場。


いつか作りたいといっていたので、処理概要は考えてあったのだ。


その時点で画面仕様書もなかったので、「作ってみたいのがあるから、とりあえず任せろ」と、思うままに作らせてもらった。

結果、知人が想定していた以上のものを作ったらしい。一発OKとなった。





で、今週はバグ報告待ち。一息ついている。


昨日は夕方になってから「やっぱほしい」という機能追加の要望が来たが、数時間で終わる内容。


実のところ、今回作成している内容で、一番「作るのが大変そう」な部分は、作るのを諦めてしまった。

リアルタイムに絵を生成しないといけないのだけど、とりあえずあらかじめ用意した絵を表示するようにしたのだ。



デモに間に合わせるのはこのままでよいとして、リアルタイム生成のための研究など始める。

何とかなるだろう、という手ごたえは得る。




なんのシステムを作っているのか、書いてもよいのかな、とも思うのだけど、とりあえず書かない。

以前口頭で知人から「宣伝してもらって一向にかまわない」と言われていたと思うのだけど、一応企業秘密に属するものだと思うから。


そのうちお伝えできればと思う。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

別年同日の日記

06年 サーバー交換


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

プログラム合宿  2019-08-13 10:55:35  コンピュータ

▲目次へ ⇒この記事のURL

いや、全然合宿ではないのだけど、そんな雰囲気だったので。



現在、会社員時代の知人の興した会社の仕事を手伝っている。

近日中に、商談で開発中のシステムを見せる必要があり、現状の機能のままでよいので見た目の完成度を高めたかった。


そこで、知人の発案で、知人の会社(小さな部屋を借りているだけ)に関係者が集まり、集中的に作業をすることになった。




関係者、といっても、企画者である知人と、プログラマーの僕、グラフィックデザイナー、サウンドクリエイターの4人だけだ。


事前に、金曜日に「集まる」としていたのだが、木曜日の朝から変更したい要望リストが上がり始めた。


文字列の変更なんかは簡単だが、中には大きな機能追加もあった。

そんなもの、金曜日だけで急に作れるわけがない。


そんなわけで、木曜日はこの要望リストを片っ端から潰していく。

簡単なものから潰していき、ある程度片が付いたところで難しそうな課題に挑む。


こういう時は、あまり考えていてはだめだ。

最初に「こうすればよいのではないかな?」と直感で思ったものを作ってみる。

うん、見事に動かない。




動かないなら、なぜ動かないのかを探る。


現在僕が作っているシステムは、古いシステムを新しいフレームワークで「作り直した」ものをベースにしている。


古いフレームワークは、いろいろな諸事情があり捨てなくてはならないのだ。

わざわざ「作り直し」をしているのは、そのためだ。


そのうえで、新機能の追加や、わかりにくい部分のUI(ユーザーインターフェイス)改善など、様々な課題があった。

しかし、いっぺんにすべてを進めるとわけがわからなくなり、失敗する危険がある。


そこで、過去のしがらみを捨て、必要な機能だけのミニマムセットの移植をまず行い、その後拡張を行うことになっていた。



この、単純な移植作業は別の人がやってくれた。

ただ、その人はその移植作業までで契約が終わっており、僕が知人から拡張を頼まれた。


そんなわけで、僕はシステムを完全に把握してはいない。

しかし、どんな処理がどこに入っているか、程度の概要は把握できている。


そこで、ソースを見て、動くと思ったプログラムが動かない理由を考えるのだ。




なるほど、少し考え方に間違いがあったようだ。


僕はいま、新規データが追加されたときの処理を作ろうと思い、プログラムを見ていた。

すると「不要データが削除されたとき」や「データの書き換えが行われたとき」の処理があり、それらの際にシステムから一定の方法でイベントが渡されることを知った。


新規データの時も同じようなイベントが来るだろう、と思って作ってみたら見事に動かなかった。

そして、プログラムを見た結果、新規データだけは全然違う形でイベントが渡されると知ったのだった。


では、そのイベントを受け取るように変えよう。

少し試行錯誤してデータの型合わせをする必要があったが、プログラムは狙い通りに動いた。



こんな作業を繰り返しながら、知人が出してきた要望を片っ端からシステムに作り込んでいく。




さて、木曜日の夕方までに出された要望は、木曜日の深夜までに全部盛り込んだ。

UIの見た目の調整などはあるだろうが、それは些細な問題だ。



金曜日、朝から知人の会社に出向く。すでにデザイナーの人は来ていた。


そこからが合宿の開始だ。


すでにデザイナーさん向けへの要望も木曜日のうちに出ていた。主にUIで使用するアイコンの修正などだ。

的確な指示もあれば、「どうすればいいかわからないけど今のものは問題がある」というような指示まで、多岐にわたる。


デザイナーさんは、すでにいくつかの案を考えてきていた。

いくつかにはさらに要望が出され、すぐ使えそうなものは僕にデータが渡される。


僕はそれらを組み込み、UIとしての見た目を確認していくわけだが、ここで「思ったより良くない」などのダメ出しも出る。


デザイナーさんが直し、僕が入れる。

この作業をしている間にも、僕の方にも要望が出てくるのでプログラム修正も必要だ。




知人とは、ゲーム会社に勤めていた時代からの付き合いで、こういう作業を共に…1か月ほど繰り返したことがある。

ゲームって、普通は少なくとも3か月かけて作るのに、締め切りの都合で1か月で作ったことがあるんだよ。

その時は、毎日「アイディアが出たらすぐ実装、確認してブラッシュアップ」の繰り返しだった。


なんだか懐かしい雰囲気だ、というと、デザイナーの人も今は独立して一人でやっているが、会社員時代はこんな雰囲気だったと言い出した。


そして、全員が「こういう雰囲気は嫌いじゃない」と。勢いに乗って、製品の完成度が高まっていくのは楽しい。




午後からはサウンドの人も加わった。

実は、サウンドが一番要望を伝えにくいもので、顔を突き合わせながら出ないと良いものができない。


以前に、使用するサウンドをいくつか作ってもらっていたのだが、実際にシステムに組み込んだところは聞いてもらっていなかった。

そして、実際組み合わせて鳴らしてみると「思っていたのと違う」ことになりやすい。



通常、多くならされる音と、特別な時になる音の「音色のバランス」が問題だった。

音量の問題ではなく、音色の問題として、特別な音がほかの音に隠されて気づきにくい。


もっと特別感のある音を、という要望で、サウンドの人が音色を調整する。


実は、複数の音を入れておいて、キー操作で切り替えられる仕組みを、事前に作り込んでおいた。

これで、いろいろな音の組み合わせを試してみる。

その結果を受けて、さらに音が作り込まれる。



これを何度か繰り返す間に、急に「これだ」という瞬間が訪れた。

全ての音がきれいに はまった感じがしたのだ。



サウンドの件はこれで終わり。

この作業で2時間くらいかかっていて、この間もグラフィック調整も行っているし、プログラムの追加なども行っている。




夜八時半。

サウンドとデザインの調整はほぼ終わり。


プログラムはまだ積み残しがあるが、これは後日(今週だ!)やることにして終了する。


普段は一人で働いているので、こんなに激しくプログラムしない。

会社員時代はこれを当たり前にやっていたわけで…


毎日やっているとつらいんだけど、久しぶりにやる程度なら、充実感があって、なかなか楽しいものだった。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

別年同日の日記

02年 音楽な1日

14年 電子メールの誕生日(1982)

15年 人材交換

18年 夏祭り


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています


戻る
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -