目次
06日 横浜散策(1/4)
06日 横浜散策(2/4)
06日 横浜散策(3/4)
06日 横浜散策(4/4)
11日 病人食
14日 腸炎でした
20日 病気その後
20日 観劇
23日 ここ数日の我が家
24日 google adsence
27日 またまた風邪
30日 溶連菌
5月4日、家族で横浜散策してきました。
本当は G.W. に家族旅行行きたかったんだよね。
でも、新年度になったばかりで、子供たちの予定がわからない。
4月の半ばに G.W. の予定が全員分揃い、旅行に行くつもりで宿を探したのだけど、もう高級宿しか空いてなかった。
そんなわけで横浜散策しよう、と方針を切り替えてはいたのですが、あまり詳細は決めておらず、詳細決めたのは前日。
面白そうな箇所をたくさんリストアップして、家族の意向を聞きながら絞り込んでいました。
そのせいもあって、いきなり降りる駅間違えた。関内で降りればよかったのだけど、隣の桜木町で降りてしまった。
横浜散策と言えば、大体このどちらかの駅で降ります。当初の面白そうな場所のリストには桜木町の施設も入っていたのだけど、最終的に行くことにしたのは、全部関内周辺でした。
とはいえ、隣駅だから歩いても大したことはない。元々散策目的なので、ぶらぶら歩きます。
桜木町には大観覧車がある。次女が、小学校の時に遠足できたわー、などと話をします。
通常は遠足はもっと遠いところなのだけど、コロナの影響で近場で済ませることになったんだよね。
カップヌードルミュージアムの前を通る。長男が、家族で遊びに来たねーなどと話をするけど、次女は小さかったので覚えてない。
でも、次女は遠足の時に来ているので、それなりの想い出はあるらしい。
赤レンガ倉庫近くの、変わった歩道橋「サークルウォーク」。
このすぐ横に、JICA 、いわゆる「青年海外協力隊」を統括する組織の横浜支部があった。
次女は社会科が結構すきなのだけど、教科書に JICA 載ってた、というような話をする。
長女の高校の先生が、JICA で海外に行っていたことがあるらしい。
妻の知り合いにも、「青年海外協力隊」で海外に行っていた人がいる。
みんなそれなりに興味がありそうなので、資料展示スペース無料だけど見てみる? と聞いてみる。
行く予定の場所はあるけど、それほど時間が詰まっているわけではないから。
でも、少し考えた後で、全員「別に見なくていいかな」という答え。先に進む。
赤レンガ倉庫の横には大きな駐車場がある。「ちきゅう」に乗船した時は、この駐車場が集合場所で、埠頭まで連絡バスが出ていた。
しかし、子供たちは覚えていないらしい。その時にトイレに行きたくて赤レンガ倉庫に行ったことは覚えているのに。
赤レンガ倉庫では、Frühlings Festが行われていた。
ドイツのビール祭りだよね。昔、「春のオクトーバーフェスト」ってわけのわからん事言ってたやつだ。
※と、その時は家族で話していたのだが、春のオクトーバーフェストは横浜ではなく、お台場や日比谷などで行われていたようだ。
横浜は10年前からやっているが、最初からFrühlings Festだった、と今調べて確認した。
ところで Frühlings ってなんだ? と、大学でドイツ語を学び始めたばかりの長男が調べ始めた。
スマホの GBoard にドイツ語キーボードいれてあるから、ウムラウトが入っていても入力できるそうだ。
単純に「春」って意味だった。まぁ、春とか花とか、そこらへんだとは思っていたけど。
上記のように道で見るものを楽しみながら歩いてきたが、最初の目的地の横浜税関についた。
税関のお仕事を知ってもらうための展示があって、これが面白い、と聞いたのはもう5年以上前だったと思う。
見に来たかったけど、小学生が見てもつまらないだろうと思って待ってたんだよね。
そのうちコロナで出かけにくい雰囲気になっていた。
いまなら次女も中学3年生なので、楽しめるだろう、ということで見ることにしたのだった。
主なコーナーは3つかな。
・ワシントン条約で保護が決まっている生物を使った商品の展示。
美術品としての象牙とか、印材の象牙が取り締まられるのは知っていたけど、「象皮のバッグ」みたいなものもあるのね。
もちろん、他の動物を使った製品もいろいろと置いてある。
・ブランド品の偽物の展示。
本物と偽物を並べて置いてあるコーナーがあるので、じっくり見極めてみる、というのも面白いです。
15個くらいあったのだけど、長女は1つ間違えただけで全部当てた。
偽物は明らかに出来が悪いものもある一方、区別がつかないようなものもある。
出来が悪いというのだって、本物が隣にないと判らないかもしれない。
長女曰く、違いに気づけば「よくできていると思う方」が本物、でほぼあっているそうだ。
本物のブランドには存在しない商品、というのもあるようで、そうしたものは全部まとめて「こちらは全部偽物」のコーナーに置いてあります。
・麻薬などの密輸手法の展示
実際に密輸しようとした事例を、パネルや再現、実物を用いて展示。
隠す手法を考える側もすごいけど、見つける側もすごいよね…
どれも見ごたえがあって面白い。
このほかに、過去の資料を並べた歴史コーナーもあります。
歴史コーナーで、横浜税関の仕事の一環として「貿易統計の集計」があることと、大正12年には自動集計器が導入された、というのを知る。
こんな古い時代から、日本でパンチカード集計器使っていたのか、と驚き。
パワーズ式、というものだったので今調べたら、最初のパンチカード集計器であるホレリスのものを改良したもので、一時期ホレリスのタビュレーティングマシン社よりシェアを持っていたようだ。
ここら辺は、コンピューター以前の歴史なので、僕もあまり詳しくないところ。
ホレリスの機械は集計しかできなかったが、パワーズの機械は集計結果を印字できた。
結果印刷まで行ってくれるというのは、事務作業としては革命だろう。売れるわけだ。
その後「タビュレーティングマシン」社は、後追いの他企業と合併して、紆余曲折あって IBM になった。
パワーズの会社も、最初のタイプライターを商品化したレミントンランドに吸収され、のちの UNISYS になったようだ。
この話、長いので何回かに区切ります。
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横浜散策の続き。
さて税関を見終わったら 11時過ぎ。
G.W. は店が混みそうだから、早めに昼ごはん食べたいところ。
山下公園方向に歩きます。ここら辺、おしゃれな飲食店が多いエリアがある。
最初に見かけた店、洋食屋さんで、1200円くらいのメニューが中心。
横浜の一等地で 1200円なら安いんじゃない? と思ったけど、最初の店だし、もう少し見てから決めたい、という家族の意向で通り過ぎる。
しかしその後、1500円、2000円という感じで、値段が上がっていく…
横浜開港資料館の前あたりで、道が少しだけクランクになっています。
そこで、黒板スタンドでランチメニューの案内をしている店がありました。
中心価格は 800円。安いし、ここ入って見よう、と家族に持ち掛けます。
少し奥に入ったところに「波止場会館」という建物があり、その1階に入っているバーでした。
バー&ダイナー Sala、と看板にあるので、夜の営業が中心なのでしょう。
波止場会館は休日で入れない。1階のそのお店は、さらに細い路地の裏口のようなドアを開けて営業している。
怪しさ満点ですが、窓から見える店内は悪くなさそうな雰囲気。
まだ11時半と少し早かったのもあってか、店内にお客さんは1組だけ。
入り口すぐのテーブルに座っていましたが、犬連れで、店に入ろうとするとその犬が吠える。
少し離れた席に案内されます。店内は広くて明るい。席数も多いし、テーブル間は大きくとられていて余裕がある。
そして、メニューの値段が安い。カレー、ドライカレー、煮込みハンバーグ、豚生姜焼きが800円。
塩鮭定食は 900円、トロサバ定食は 950円。
壁に書かれたメニューの下に「物価高騰のため、5/1より 100円値上げしまた」と申し訳なさそうに書かれている。
800円でも安い、と思っているのに、先日まで 700円だったのか。
なんだかカレーが美味しそうなので、妻と長女がカレー、僕と次女がドライカレー。
魚好きの長男は、塩鮭定食にした。
カレー、ドライカレーには、サラダともやしの浅漬け、具沢山の味噌汁がついていた。
さらに、デザート代わりか小さなチョコレートが付いている。
お箸はないので、味噌汁をスプーンで食べることになる。
しかし、これが非常にうまい。カレーもドライカレーも旨かった。
長男も、塩鮭定食絶賛。ちょっと鮭が小さい、とは言っていたが、焼き加減が良くて、皮まで美味しいそうだ。
これは、煮込みハンバーグと豚生姜焼きも手分けして頼めばよかった…。
この値段でこれはすごいな…と感心して家族で話していたら、食後にコーヒーを持ってきてくれた。
サービス精神が凄い。ただでさえ安いのに、付いてくるものが多い。
大満足の昼食でした。
昼食後、山下公園を歩く。
なんか、ずいぶんきれいに花が咲いているな、とおもったら、3年後に横浜で開催される「国際園芸博覧会」の宣伝として、この春は横浜の各所で花を魅せるイベントを行っているらしい。
山下公園は、バラ園になっていた。
沢山の種類のバラが咲いている。せっかくなので、ゆっくり楽しむ。
そして、次の目的地、横浜人形の家へ。
たしか、2000年ごろに妻と見に来たことがあるのだけど、その後全面リニューアルをしている。その後評判が良いのだけど、見てなかったので来たかったところ。
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横浜散策の続き。
横浜人形の家を見に来た目的の一つは、特別展「いざなぎ流のかみ・かたち」。
面白かったので、最初にざっくりとまとめておく。
「いざなぎ流」は、高知県の小さな地域で独自に発展した、神道と仏教と陰陽道が入り交ざった信仰。
シャーマンとしての「太夫」が、八百万の神々を呼び出し、尋問する形で様々なトラブルを解消する。
これが、独特ではあるが「迷信」と片付けるには惜しい、独自の科学性を持っている。
いや、現代科学とは違うのは事実なのだけど。
病気になったら、医者にかかる。それは問題ない。でも、医者にもわからない、原因不明の病というものはある。
その場合、太夫は、原因となっていそうな神を呼び出し、尋問を行う。
関係なければ、丁重に挨拶して帰ってもらい、次の神を呼び出す。
神を呼び出すときは、御幣を使う。神道で使われる、紙を切って細長くして、棒の先に付けたやつね。
ただ、いざなぎ流では、この紙の切り方が独特で、顔や手足を作るように切る。
人型を式神として使役する陰陽道の影響があるが、ここで切るのは呼び出す神様の形なのだそうだ。
神を呼ぶのには依り代を必要とする、神道の影響なのだろう。
ここでの尋問は、数珠を使って行う。
数珠というのは、「数」と入っているように、本来計数器だ。
仏教では真言などを繰り返すことが重要なことが多く、何回唱えたかを手元で記録するために数珠を使う。
そして、適当に数珠を握れば、何らかの数が出る。
この数が奇数か偶数かで、YES / NO が決まる。
こちらは陰陽道的だ。陰陽では数が奇数なら陽、偶数なら陰とする。
尋問を繰り返し、余り下級の神になってくると、不誠実な態度をとることがあるそうだ。
つまりは、それ以上他に神様がいなくなっても、誰も原因となる神がいない場合は、最後の神様が嘘をついていることになるのだ。
その場合は、太夫は「王子」の形の御幣を作り、神に対して脅しをかける。
王子は非常に強い力を持ち、神をも退治できるのだ。これは陰陽道の、式神の使役なのだろう。
脅しをかけてもう一度尋問してもシラを切る場合は、いよいよ王子を発動させ、神を懲らしめる。
これで、悪い行いはもうしない。病気も治るだろう。
もちろん、途中の神が原因を認めた場合も、神と交渉して原因を取り払う。
時には供物を要求され、その供物をささげれば交渉は成立、病気は治る。
シャーマンって、大抵は一定の手順を踏んだ呪文などを使って病人をなおすのだけど、いざなぎ流では、繰り返し「試行」することで、原因を探し出して取り除こうとするのだ。
これは、科学的な態度に思える。
多くのシャーマンが科学文明の発達とともに消えていったのに対し、まだいざなぎ流が残っているのは、科学との相性がそれほど悪くないからではないだろうか。
病気を治すだけでなく、普段から「集落内の人間関係の悪い部分」を取り去るようなことも行っている。
人を呪うほどではなくとも、小さな妬みや羨望が、「呪詛」(すそ)となって溜まっていき、やがては禍を起こすと考えるのだ。
そのため、定期的に呪詛を消し去る。呪いの類は、通常は相手に「返す」のだが、それではお互いに返し続けてキリがないからと、呪詛は「遠いところに追いやって、なかったことにする」ようにしている。
…これ、小さな村社会では人間関係がギスギスしがちだから、定期的に「今までのことは水に流しなさい」とやり続けてきた、ということだよね。
儀式をやったのに、妬みなどを持ち続けていると、自分だけが悪人だということになってしまう。
村全体で、儀式をきっかけに「なかったことにする」しかない。
ここら辺も、神様という絶対的な権力の力を借りているだけで、村全体のストレスを管理して問題が起きないようにする知恵に思える。科学的。
いざなぎ流の太夫(シャーマン)が使う道具の展示があったが、「笠」にはいろいろと書き込まれていた。
寄贈するにあたり、太夫がいろいろな説明を書いてくれたらしい。
端の方に、縦横に線を引いた格子模様と、五芒星の形。
横に「ドーマン クジ」「セイメイ」と書かれている。
長女がこれを見て、「星の横にセイメイってあるから、安倍晴明の事だよね」と聞いてきた。
うん。そうだろうね。そうすると、クジは九字で、臨、兵、闘…のやつだね、と話をする。
すると長女「あー、2年生の時に覚えてできるようになってたけど、もう忘れたわ」と。
2年というのが、まさに中二病だね、と笑うと「いや、小学校2年の時」。
早すぎるでしょ。そういうの覚えるのは中2でしょ。
長女は保育園のころから本が好きで、小学校低学年の時にはもう高学年向けのジュニア小説とか読んでた。
そのころ読んでた小説で、主人公が九字を切るシーンが度々あるので覚えたらしい。
常設展の方も、リニューアルされて面白いものでした。
以前は、「日本全国の人形」と「世界の人形」が展示の中心だった。
元々設立が 1978 年で、そのころは日本人が海外に強く興味を持っていたんだよね。
だから、世界中の人形を見ることで、世界を感じられる展示は人気があった。
でも、現代ではそれだけではちょっとおもしろくない。
民芸品としての人形だけでなく、「みんなの記憶にある人形」の展示コーナーもあった。
1階の階段前に、1980年~2000年くらいの人形を並べて置いてある。
小熊のミーシャやイーグルサムは、年代は違うが「オリンピックキャラクター」として並ぶ。
キャベツ畑人形や、「にこにこぷん」、リカちゃん人形なども。
そして、階段を上って2階に行くと、もっと古い年代で同じように並べてある。
1960年代のビートルズのキャラクター人形がある。
モンチッチやだっこちゃん、「ブーフーウー」、バービー人形なども。
これ、1階と2階で、年代が違うのだけどわざと同じように並べている。
世代は違っても好まれるものは似通っている、ということか。
そして、さらに古いものもある。
1930年ごろのミッキーマウスとミニーマウスの人形。今のディズニーなら許さない造形だな。
さらに古く、1900年初頭ごろの人形もあるが、ここまでは「懐かしい大量生産品」の扱い。
この階段を挟んだ展示は「あなたの遊んだ人形はどの時代?」というようなことが書かれていた。
しかし、子供たちは 2000年以降の生まれで、その時代の人形すら置かれていない。
別に自分が遊んだものでなくていい。
同世代の子なら懐かしむことができる、というのがあればよかったのだが、その権利すらないのはちょっと残念。
2階には、もっと古い時代のアンティークドールたちが並ぶ。
階段あがって左手には日本のひな人形、右側には西洋のアンティークドール。
どちらも、最初は人形を中心として、その後「ミニチュアのキッチン」が置かれている。
ここでも、洋の東西を問わず、似たものが作られていたと示したいのかもしれない。
雛人形の一種としての、ミニチュアの道具類は「雛道具」というらしい。
さらに、道具だけでなく厨房(水屋、というらしい)を作ったものは、今の子供ならおままごとに使いそう。
多分、昔の子供もおままごとのように楽しんだのだろう。
ただ、こんなセットはとても高価で、貴族か、よほどの金持ちでないと買えなかったのではないかと思う。
西洋の人形の中に、オートマタの「手紙を書くピエロ」があった。
これは人気があって、オートマタの最高傑作のひとつと言われるやつね。
長女は本で見たことがあったようで「本物がこんなところにある」と感動していた模様。
でも、これ大量生産品だから。
大量生産と言っても当時は熟練の職人による手作りで、非常に高価なものではあったのだけど、たった一つというわけではない。
しかも、ここに置いてあったのは小さく作りなおされたミニチュアだから、オリジナルの一つですらない。
実際に動かした様子のビデオも上映していたのですが、どうもここのピエロは、ランプに火を灯さない状態で動かしたようです。
ビデオでも火がついていない。火、という扱いずらいものを見事に制御してみせたのも、最高傑作とされる理由の一つなのだけど。
本当は「ピエロが手紙を書いているうちに、うとうとと眠ってしまう。寝ている間にランプの灯が消えそうになるが、目を覚まして慌ててランプを調整し、さらに手紙を書く」という複雑な動きを演じるものです。
火が消えそう、調整したらまた火力が戻る、というような部分が制御されているのが見所の一つ。
日本の「市松人形」と、西洋の「ビスクドール」の作り方を解説しているコーナーがあった。
これも、部品ごとに対比して確認できるようにしてある。
部品の一部は触れて肌触りを確認できるようにしてあるのも素晴らしい。
人形って、触れて遊ぶものだからね。
長女は演劇部に所属しているのだけど、少し前に市松人形が動く、ホラー仕立ての劇をやっていた。
シナリオは同年代の友達が書いたらしいのだけど…長女はたくさん本を読んでいるし、中学の時は文芸部だったので自分でもお話を書く。
その目から見ると、いろいろと細かな部分が気になるので、シナリオの改良に手を貸していた。
その際に、市松人形を出すのであればまずそれに詳しくなくてはだめだ、と、作り方から調べていたので、ある程度知っていたらしい。
ただ、その実物の制作過程の展示を見られるのは面白かったようだ。
詳しく知っているからこそ、興味深く見られれるものもある。
ところで、人形の家は妙に「カエルのピクルス」推し。
子供のころに遊んだ人形、のコーナーにも置いてあったし、ミュージアムショップにもいっぱい置かれていた。
これ、我が家になぜかあるが、なんだかわからなかったんだよね。疑問氷解。
我が家にあるのは、次女が小学校の時に先生にもらった、「誰も作らなかったエプロン生地」。
小学校の家庭科の授業ではエプロンを作るのだが、次女は裁縫が好きなので、すぐに縫い上げてしまい暇になった。
そうしたら、先生が「数年前に購入したが、誰も作らなかったセット」をくれたのだ。
カエルが描いてあって「pickles the frog」とロゴが入っているのだけど、何者かわからなかった。
特にエプロンは作らなかったのだけど、現在我が家で座布団のカバー生地になっている。
で、ミュージアムショップにたくさんのグッズが並べられていたので、それなりの人気キャラだったんだな、と認識した。
けろけろけろっぴとのコラボ商品もある。カエル業界、というものがあるかは知らんが、そこではそれなりの知名度なのだろう。
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横浜散策の続き。
人形の家の後は中華街へ。
実は、横浜散策の最大の目的は「中華街でゴマ団子を食べる」ことだった。
長女の誕生日は四月末なのだが、次女の誕生日のすぐ後でもある。
ごちそうが連続しても胃がもたれる、という長女の意向もあり、すぐには誕生日祝いをしなかった。
その時に、ケーキくらい買おうか? と聞いたところ「ゴマ団子が食べたい!」というリクエストだったのだ。
長女はゴマ団子が好きなのだが、せっかくだから中華街でゴマ団子が食べたい、と。
事前にネットで調べたのだが、ネットで予約などをいれられる店は、軒並み高い。
高級店、もしくは「食べ放題 2500円」というような店だ。
うちの子たちはみな、それほど食べる方ではないので、食べ放題を好まない。
それよりは買い食いで構わないので、いろいろなものを少しづつ食べたい、という意向。
ひとまず中華街に行き、「横浜大世界」前の辻を目指す。
山下公園方面から歩いてくると、中華街に入ってすぐのあたり。
このあたり、昔から食べ歩き用にスタンド販売している小店舗が多いのだ。
しかし、数年ぶりの中華街。
以前よりも…なんというか、「個性」がなくなったね。
沢山店があるのだけど、店が違うだけで売っているものはみんな同じ。
どうも、中華食材を卸している企業があるようで、みんなそこの材料を店頭で調理して出しているだけ、ということのようだ。
だから、料理もメニューも値段も同じ。
あぁ、事前にネットで調べたときにも、同じような値段の店が多いと思っていたけど、こういうカラクリか。
おそらくは、食べ歩き用のメニューも、「食べ放題」を掲げる店のメニューも同じ。
ひとまず、長女の希望であったゴマ団子を購入。多くの店で6個550円と書いてあったのに、6個500円の店があったので列に並んだら、カウンターに値上げ告知が書いてあって550円だった。
これも、みんな同じもの売っているんだな、と確信した理由。
以前中華街に来たときに、同じあたりでゴマ団子を買い、すぐ近くの山下町公園で食べた。
だから同じように行ってみたら、G.W.なので公園中に人がいて座る場所もなかった。
まぁいいや。立ち食い。長女が2個食べる。
長男が、どこかのお店入って何か食べる感じ? と聞いてきた。
僕としてはそれをやりたかったのだけど、最近の中華街は点心食べ放題ばかりになってしまって気軽に店に入れない。
さもなければ、しっかり食事をとるコースになってしまう。
そう説明すると、ちょっと残念そう。
僕も食べたいとは思っているので、ちょっと店を探してみようと思うが、いい店なかったらごめん、と言っておく。
長女のもう一つの希望は、「美味しい胡麻餡月餅が食べたい」。
こちらも、昔は美味しい中華菓子のお店があったのでそのあたりに行って見ようと思うのだけど、最近の中華街ではどうも中華菓子はウケないようで、店がずいぶん減ったのだよね。
関帝廟通りを歩きながら、中華食材屋さんを覗く。
我が家のみんなが好きな、麻花兒(まふぁーる)、話梅(わーむい)、山査子餅(さんざしもち)と、菊花烏龍茶を購入。
関帝廟の手前で右手に曲がる。この通りには、点心食べ放題や、点心セットの店が並んでいたはずだ。
どこか安い店があれば入っても良いかも。
とおもったら、すぐに「1皿100円から」という店があった。黄山飯店。
呼び込みをしていたおばちゃんに、それほどお腹すいてないのだけど点心を食べたいので、少しだけでも構わないか聞いた。
別に少しでも構わない、と言ってくれたので、入ることにする。
入ってから詳しい説明。1皿100円からだけど、それは「1個」の値段。シウマイ1個、ゴマ団子1個、で100円。
メニューは全部3個の写真だけど、3個100円ではない。了解。
みんなで分けやすいものは少しずついろいろ買って、分けにくいものは5個買おう。
揚げワンタン5個、中華粽3個、蓮葉糯米2個、小籠包5個。
点心だけでなく、小皿料理もある。この場合、1皿350円が基本のようだ。
油淋鶏を2皿頼む。
ひとまずここまで。
少し待つと次々と料理が運ばれてくる。どれも熱い。出来立てだ。
油淋鶏、子供たちに大人気。
僕は油淋鶏が好きだから頼んだのだけど、子供はあまり食べた記憶がないようだ。
君たちが保育園~小学校低学年頃に頑張って作ったことあるんだけどね。
家で作るには面倒くさい料理なので、その後作ったことはない。
みんな、まだ夕食には早くてお腹すいてない、と言っていたのに、食べ始めてみたらもっと食べたい、となった。
料理をいくつかとって、みんなで取り分けて食べよう。
料理は、800~1000円程度。
黒チャーハン、鶏肉とカシューナッツ炒め、ワンタンメンを頼んだ。
ワンタンが5個入っていたのは、5人家族だから分けやすいように気を使ってくれたか。
鶏肉とカシューナッツ炒めは、僕が大好きなので頼んだもの。
「中華街に来るたびに食べてる」と妻に笑われた。それほど食べていたかは定かではないが、好きなのは事実。
そして、とてもおいしいと子供に大好評。
これも、家で作ったことあるのだけど、カシューナッツが結構高いのよ。店で食べる方が気楽。
もう少し食べてもいいかな、という感じだったが、長女がもうお腹いっぱいというので終了。
この前に、大き目のゴマ団子2個食べているからね。
月餅を買おうと目指した店は、昔から中華菓子を売っている老舗だが、高かった。
月餅1枚1000円する。安いものでも500円くらい。
そこまで高価なものが欲しいわけではない、気軽に食べれるのも美味しさのうち、と長女が言うので別の店へ。
以前は向かいにも似たようなライバル店があったのだが、そちらは無くなってしまったようだ。
中華のスーパーで、大きい月餅が4個入りで 700円のパックを見つけた。
ただ、胡麻餡じゃない。長女は胡麻餡が食べたい、といっている。
しかし他にないので、ひとまず購入。この店では土鳳梨酥(パイナップルケーキ)も購入。
もう、帰りの電車の駅に向かいながら、さらに別の店に入る。
そこでは各種の月餅が売られていた。小さめだが、1個250円。胡麻餡のものを2つ購入。
1つは長女が1人で食べる。もう一つは4人で分ける。
さらに、店頭で桃饅頭を売っていたのを購入。長女が食べたがったので。
写真とか見ると、先ほど食べた店で点心メニューに入っていたものを全く同じ。値段も1個100円。
桃饅頭は、あんまんと何が違うの? と長女が聞いてきた。
特に何も変わらない。桃の形をしているだけ。
ただ、桃は中国では邪気を払うと考えられている果物で、桃太郎などもそのイメージから。
桃をかたどったお菓子は、お祝いごとに使われる。
さらに、大きな桃饅頭を切ると、なかから小さな桃饅頭がいっぱい出てくる、というのは、結婚式で好まれる。
西洋的なケーキ入刀を模した儀式もできるし、小さなものが沢山出てくるのは、子孫繁栄を意味するから。
翌日、月餅を食べる。
4個入りだった大きい月餅、ナッツたっぷりの味で悪くはないのだけど、少しボソボソとした食感。
胡麻餡の月餅も、胡麻の香ばしさがそれほど無い。
…ヤマザキパンの月餅は偉大だな、と再認識。
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G.W. 開けの今週火曜日、次女が歯科矯正を始めた。
矯正器具を入れて、口の中の違和感はあるし、何よりも最初は歯が痛い。
何も噛めないような状態で、満足にご飯も食べられない。
3日程度で痛みは和らぐ…と言われているが、実際和らいでは来たようだがまだ十分痛いそうだ。
そんなわけで、食事は柔らかくて、小さく切られたものしか食べられない。
昨日金曜の夜、長男がなんか体調が悪い、と言い出した。
大学は土曜もあるのだが、特に月曜にテストがあるらしい。
そして、その月曜のテストについて、友達と話をしたいので土曜日は行きたいらしい。
体長が悪い、と言っていても仕方がない。熱測りな、と図らせたところ、37度。
ひとまず早めになることにした。
今朝、僕は子供の弁当作りと朝の家事のため、いつものように4時半起き。
すると、長男が部屋のドア越しに話しかけてきた。いつもなら寝ている時間だが、起きているのだ。
熱を測ったところ、40度近いという。これは大学は休みに決定。
ドア越しに話しかけてきたのは、コロナの場合の感染を警戒してのことだ。
その後、コロナ検査キットを使ったところ、陽性。
長男の熱が高かったのもあり、寝ていたので検査が昼過ぎになった。土用の午後だと、やっている病院も少ない。
何よりも、病院に行っても熱さましをもらって終わりだ。
なので、市販の熱さましで対応することにして、病院はいかない。
熱が高すぎて食欲もないらしいが、時々目を覚ましたときに、ゼリー飲料やミルクセーキなどで栄養補給はしている。
アセトアミノフェン飲んで少し楽にはなったようだ。
長女は今日は高校部活がある予定だったので、先に書いたように僕は早起きして弁当を作った。
だが、7時ごろ起きてきて、なんだか喉が痛いという。
夜部屋が暑かったから喉乾いたかな…というが、風邪を疑った方が良い。
その後しばらく様子を見ていたが、どうも風邪のようだという自己判断で、部活は休み。
その後熱を測ったら、37度弱。微熱程度ではあるがある。
今のところコロナらしい症状はないので長男とは別経路と見る方が妥当だが、警戒はしておく。
喉が痛いので、食事がしづらいようだ。
さて、それで困ったのが「今日の昼ごはんどうしよう」問題。
・誰も食べない弁当がある。
・長男は高熱で食欲がない
・長女は喉が痛くて、柔らかいものが食べたいという
・次女は噛むと歯が痛いので、最初から切ってあるものが良いという
相談の結果、長男はどうせ食べられないのでゼリー飲料で対応。
昼ご飯は、次女の希望もあって、具材を細かめに切った親子丼になりました。
つゆ多めに作って、ご飯もふやかす感じで。
僕と妻は親子丼をハーフサイズにして、お弁当を分けて食べました。
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15年 コンピューターが、チェスの世界チャンピオンに勝った日(1997)
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前回の日記で、家族の病気の話を書いた。
その後、僕も感染したようで、日曜夕方から熱が出た。
これが、夜10時には 39度の高熱になった。
月曜日に病院に行くため、僕と長男を、コロナ検査キットで再検査。
…二人とも陰性。
あれ? 土曜日に長男が検査した時は陽性が出たのだが。
もっとも、その時に使ったキットは、コロナ蔓延時に出回っていた怪しげなキットの上に、確認したら消費期限を過ぎていた。
今回使ったのは、病院に提出する参考資料のためなので、ちゃんとした認可品で消費期限内のもの。
月曜午後3時に病院へ。
僕が車を運転して行こうと思ったのだが、高熱で判断力落ちているから危ない、と妻が運転することになった。
コロナでないとしても、感染性だと妻が危険だ。
ちなみにこの日は暴風雨で、こういう時の対策の「窓を開けて走る」ができない。
病院でもインフルエンザの可能性を疑い、インフル A B とコロナの3種類が確認できる検査キットを、長男にだけ使用。
明かに感染だから、二人に使う必要はない、という判断だろう。しかし、すべて陰性。
二人とも下痢が重いなどの症状から、腸炎だろうと診断された。
症状からの判断のみなので、原因ウィルスなどの特定はできない。
ただ、普通の腸炎なら2日ほどで治るのだが、長男はすでに2日経過しても症状が重いままなので、ちょっとおかしいねぇ、とのこと。
お医者さんが長男を触診・聴診器診断したうえで、「抗生物質は使わない」という判断になった。
処方された薬は、熱さまし(アセトアミノフェン)と、下痢止めと、整腸薬。
対症療法して自然回復を待つ、ということですね。
昨日月曜日は、僕も一日中高熱でぐったりしていた。
今日は、こんな日記を書こうと思う程度には回復した。まだ微熱あるし、下痢は止まってないけど。
長男はまだ回復してない。
それどころか、今日は朝食後に吐き戻してしまった。
体調の悪さから、食べ物を受け付けなくなっているのだ。
しかし、食べないと元気にならないし、薬も飲めない。
昼ご飯からは、気分が悪くならないように少しづつ、ジュースや重湯など段階を踏みながら細かく食事している。
自分も経験あるが、一度ひどく吐いてしまうと、その後心理的に食べるのが怖くなってしまうんだよね。
ところで、長女だが、腸炎と聞いてなにか納得したようだ。
長女も少し風邪気味なのか気分が悪いと言っていたのだが、同時にお腹が痛かったらしいのだ。
そして、長女は胃酸過多の気があり、これが元で急性食道炎になりやすい。
気分が悪くてお腹痛いなら胃酸の出過ぎだろう、とガスター10を飲んだらしいのだ。いつもならそれで治る。
ところが、治らなかった。
ガスター10 には絶対の信頼を置いていたらしいのだが、利かなかったことにショックを受けていたらしいのだが、「腸炎になりかけてすぐ直った」と考えれば納得できる。
胃酸過多が原因ではないので、ガスター10が効かなかったわけではない。
喉も痛かったのだが、これも気分の悪さから胃酸があがってきて食道炎になった、という可能性を考えると納得いくそうだ。
そんなわけで、前回の日記では子供たちが三者三様の症状で病人食を必要としている、というものだったのですが、長男と長女、そして今回追加で僕が同じ病気だったようです。
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今日はふたつの話を書きたいが、まずは先日の病気の話のその後から。
前回書いたのは火曜日で、僕が腸炎から回復傾向、というところだった。
長男は火曜日に一度吐いてしまい、その後ほとんど何も食べれない状態になった。
食べないとまずい、と自分でも思うのだが、胃が固形物を受け付けない。
ジュースとゼリーで栄養と水分をかろうじて得ている、という状況になった。
これはまずい、と、水曜日に医者を再受診。
緊急で栄養点滴が行われ、追加で抗生物質が処方される。
この点滴で、ずいぶんと体力が持ち直した。体力が付けば、食事をとることもできる。
まだ怖いので最初は水分の多いお粥から。本人の希望で暖かい素麺なども作った。
木曜日にはずいぶんと体調が戻り、熱も下がった。金曜日には下痢も止まり、ほぼ完全回復。
それで、土曜日には大学へ行ってみることにした。
元々先週土曜日から休んでいたが、土曜日は好きな講義の授業があることと、土曜日は1コマしかないので、すぐに帰ってこれるので様子見には良かったため。
特に問題はなく、昨日日曜日は再度ゆっくり休み、今日月曜日にまた大学に行っている。
さて、それとは別にもう一つ話があるのだ。
長女が、木曜日に体調を崩した。
長女の話によれば、先生が急に窓を開けて、窓際の長女の席に風が吹き込んでいたらしい。
何かの花粉が多かったようで、急に花粉症の症状が出て苦しい、と。
長女はアレルギーの気が多く、春には長期間花粉症の症状が出る。
この時も、鼻水が止まらず、喉の奥が腫れて呼吸がしにくい、という状態だった。
窓を開けるなら先一言断ってほしかったし、先生マジ許すまじ! と怒っている。
しかし、翌日金曜日の朝、熱が出た。長女は花粉症だと言っているが、半日家にいても鼻水が出続けて喉が腫れている、というのはおかしい。風邪なのでは?
ただの花粉症だから様子を見て学校行く、と言っていたのだが、家を出ないといけない時間まで様子を見ていたら熱が上がった。うん。風邪だね。
そんなわけで、長女は独立して別の種類の風邪にかかったようだ。
金曜日を休み、土曜日もゆっくり過ごしたところ、土曜夜には熱は収まった。
しかし、咳が止まらない。
日曜日は、長女と妻で観劇の予定があった。
妻の高校時代の親友が演劇をやっている。
今年の年賀状に、長女が高校で演劇部に入ったことを伝えたところ、非常に喜んで、是非見においでと誘ってくれたのだ。
(とはいえ、チケットは購入した。団員斡旋価格で安くしてくれたけど、1席1万円越えだ。)
せっかくだが、風邪では出られないだろう。
長女は行きたがっていたので、日曜朝まで判断を遅らせたが、咳が止まらず無理せずに家にいた方が良い、という判断になった。
そこで、長女の代わりに僕が行くことになった。
次女に行かせようとしたけど、次女は演劇に興味ないし、「昼に推しの配信があるので見たい」とのことだったので。
というわけで、次の記事では演劇の内容を記します。
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日曜日、妻の高校時代の親友が出演している劇を見に行った。
子供が生まれる前、20年くらい前にも見に行ったことがある。
その時は市民劇団に所属していて、主役を演じていた。市民劇団とはいっても大きなホールで演じられる程度の集客力はある劇団だった。
今回は主役ではないが、もっと大きな劇団に所属している。
劇団の団長が、あまり知られていない才能を発掘する番組で最近初代チャンピオンになったすごい人…
と、妻もこの程度の事前情報だけしかもらってなかった。まぁ、劇を見ればいろいろ分かるだろう、程度のつもりで見に行く。
劇じゃなかった(笑)
会場に入ってパンフレットをもらったので読んだら、劇ではなくてオペラだったのだ。
しかも、2時間では時間が足りないので、この日の公演は「ダイジェスト版」だそうだ。
オペラでは、すべてのセリフが歌として表現される。
そのため、ダイジェストとして行われたこの日の公演では、ずっと歌が続く。
多くがイタリア語で、プロジェクターによって日本語訳が示される。
そして、お話は時代劇だ。桜田門外の変前後の、吉原の話。
花魁(おいらん)たちの間での愛憎があり、井伊大老殺しの下手人が吉原に逃げ込んだ、という話もある。
この時代劇を、イタリア語でオペラとして歌い上げ、花魁たちの美を競う絢爛豪華なショーとして演じるのだ。
主人公の花魁は、団長の MARIA SEIREN さん。
井伊大老殺しの下手人であり、花魁の恋仲のお侍さんも、MARIA SEIREN さん。一人二役。
これが凄い。男性の声と女性の声を完全に使い分け、大声量で歌い上げる。
本物のオペラって初めて見たのだけど、こんなに声量出るんだと驚いたし、ソプラノとテナーを歌い分けても声量が変わらない…無理していない、という技術にも驚いた。
劇は、オペラ歌手の歌を中心に進むが、俳優が演じている役どころもある。
妻の親友の人も、俳優としての花魁の役。少し歌うが、オペラ歌手ほど多くはない。
コミカルなギャグ部分もあり、吉本芸人の人が参加している。
あと、時代劇としての和風の所作を求められる部分も多く、狂言師の方々も参加している。
狂言独特の「くさびら」の歩き方で動き回るところがあり、コミカルなのだがとても真似できない動き。
各方面から、それぞれの専門家を集めて劇を作っているのだ。
なんだこれ。こんな豪華なエンターテインメント、はじめて見た。
これで「ダイジェスト版」だというのだから、全編是非見てみたいものだ。チケット高いだろうけど。
本編は、世界ツアーでの公開になるのだそうだ。
なるほど。この内容なら、オペラの本場であるイタリアや、ヨーロッパで公演ツアーをやったら受けそうだ。
「時代劇で舞台が吉原、花魁が多数出演」というだけで十分な話題性だ。
団長さんはラスベガスでの舞台出演経験もあるようなので、アメリカも伝手があるのだろう。
途中休憩をはさんで、後半。
後半は、吉原で墨田川へ、花火大会を見に来た、という設定になっている。
得意のお客様なども招待して、飲めや歌えの大騒ぎ。
冒頭からいきなり、「乾杯の歌」だ。オペラの定番。あれを時代劇でやる。
あの歌と吉原という設定はうまく噛み合う。
またいろいろな歌を披露していく形なのだが、オペラに限らない。
「La Bamba」とか「Boogie Wonderland」といった、往年のディスコナンバーで花魁が躍る。
吉原には「槍り手婆(やりてばばあ)」という役職があったそうで(悪口ではなく)、この「ばばあ」を歌う替え歌として「ラ・バンバ」に持っていくとか、ギャグとしても面白い。
あと、前半から「禿(かむろ)」役として出演している子役がいる。
禿というのは、花魁の身の回りを世話する、まだ小さな子供だ。
で、この子供たち「小町小町」という、4人組のアイドルユニット設定のようだ。後半では歌も披露する。
後半は本当に、楽しければ何でもアリ、という感じ。
今回の公演は「花焔 - kaen -」。劇団は、MONDO PARALLELO歌劇団。
時代劇+オペラ、という軸で展開しているようで、秋にも新作公演があるらしい。
妻は友人が出演するので、ぜひまた見に行きたいとの事だが、僕は子供の面倒見るために留守番かなぁ…
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別年同日の日記
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長男は1週間休んだが元気になった、と前回の日記で書いたのだが…
前回は月曜日で、大学行きました、という話だった。
これが、大学にいる間に気分が悪くなり、家に帰りついたら38度越えの熱。
またしばらく休んでいました。
2日休んで、今日木曜日にまた回復したようなので、こわごわ大学へ。
先ほど帰宅しましたが、今日は大丈夫だったようです。
昨日から、次女が修学旅行。
まだ行っている最中なので、楽しめているかどうかもわからない。
ところで、旅行の想い出に写真を撮るのは良いのだが、スマホは持ち込み禁止。
学校で使用しているタブレットは、6人の班に2名だけ持っていくのを許されている。
あと、一眼レフを持っていくのも禁止。コンパクトデジカメか、写ルンです…という選択なのだが、今時写ルンですというのもねぇ。
我が家としては、非常に古いデジカメを比較的現役で使っているので、それを持っていけばよい、と思っていた。
長男も、長女も、中学校の修学旅行ではそれを持って行ったのだ。
Lumix DMC-FX01 。今調べたら、2006年春発売のモデルだな。
大ヒットモデルだったと記憶している。当時はデジカメ市場は大きくて各社が競い合っていたが、大抵「ズーム性能」で勝負していた。
ところが、Panasonic は、「撮影機会の多くが集合写真で、屋内での広角が求められている」と、あえて広角性能を売りにしたのだ。これが大当たり。
しかし、人気が出たので後継機は「バランスの取れた」モデルになり、余り尖った性能ではなくなってしまった。
DMC-FX700 …2010年秋発売のモデルも持っているのだが、FX01 の方が使いやすいのだ。
あと、FX700は構造的に弱かったのか、比較的早めにレンズ部分の動きが怪しくなった。内部にゴミも入り込み、撮像に影が出る。
そんなわけで、我が家的にはまだ FX01 が現役だったのだ。しかし…
今回、次女にもっていかせるために起動してみたが、動かない。充電してもダメ。
さすがに壊れたようだ。18年も前の機会だから仕方ないねぇ。
次女がカメラ持っていきたい、というので、慌てて購入することにした。
とはいえ、次女も来年には高校生だし、自分のスマホを持つだろう。(今も持っているのだが、親の管理下にある)
だから、おそらく新しいカメラを購入しても、1回しか使わない。あまり高価なものを買うのはもったいない。
というわけで、予算5千円でネットで探す。トイデジカメで十分、と思ったが、結構悪くないのがあるもんだ。
特に、アマゾンのコメントを読んでいると「子供の修学旅行のために買った」という話題が多くて、非常に参考になった。
結局、こちらのデジカメを購入。
あ、今見たら値段あがって6千円超えている。購入時点では、税込みで¥4959.- だったのだ。5千円の予算以内。
翌日には届いたので、少し動作テストした。
・見た目は、Lumix FX01 にそっくり。大ヒット機種だから真似したんだろうね…
・プラスチック製なので軽い。レンズもスマホみたいな小さいものだし、光学ズームもついてないからね。
・44MP を謳ってはいるが、これは「記録解像度」。最大の解像度がこれだが、内部的に撮影したものを引き延ばして記録するようで、ボケボケのノイズだらけ。おそらく一番小さな 5MP 記録が適切。(CCD 解像度はもっと低いかもしれない)
・シャッターが遅い。ボタン押してから撮影まで1秒くらいかかる。カメラが軽いからこそ、押した瞬間は手振れしやすいいから、慣れれば悪くないかも。
・動作は全体に遅い。安物だから処理速度を望むのが間違いだろう。
これを購入した最大の同期は、「5千円以内の中では、動作が安定しているみたいだから」。
コメント読んでると、撮影中に暴走するとか、筐体が弱くて普通に使っていて壊れるとか、ひどいのが多いんだよね。
まぁ、5千円で多くを望むなという話なのだけど、撮影する、という当たり前の動作は普通にできてほしい。
どうやらそこに問題がない機種、という消去法でこれが残っただけ。
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当サイトに貼っていた Google Adsence を削除した。
昔は Adsence は良かったのだが、最近勝手な振る舞いが多すぎてうざかったため。
元々、Adsence は「指定した場所に広告を表示する」機能だったのだ。
それが、バージョンアップに伴い、指定した場所以外にも勝手に広告を表示するようになり、当初はサイズも指定できたのに、勝手に大きなサイズを表示するようになり、ページ遷移の際に勝手にオーバーレイ広告を表示するようになり…
しばらく前から見るに堪えかねて消したい、と思っていたのだが、消すのも結構手間がかかるので放置していた。
この度、やっと消せた、という感じだ。
広告費は、Adsence 使っている人にはわかると思うが「年に二回くらい支払われていた」くらいの収入にはなっていた。まぁ、サーバー代の足しにはなっていたかな。
サーバーが自分でサーバー代を稼いでくれなくなるので、ページ維持については少し考えないといけないね。
まぁ、趣味なので持ち出しでも続けるのだけど。
Google Adsence をもっと制御する方法がわかったり、別の広告で制御可能なものがあったりしたら、また広告貼るかもしれない。
いずれにしても、自分のページなのに、自分のコントロール外で勝手なことをされるのは、余り望ましくない。
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家族の風邪の話が多いのだが、今度は次女が風邪を惹いた。
僕と長男がかかった風邪とも、長女の高校で流行し、長女がかかった風邪とも症状が違う。
修学旅行も先日あったことだし、そこで貰ってきたのだろう。
昨夜体調を崩し、今朝熱があったので学校を休んだ。
季節変わりで風邪も流行しているのかもしれないが、誰かが治ると誰かが発症する、という感じ。
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先日書いた次女の風邪、日曜夜に発症して、月曜から学校休んでいる。今日は木曜日。
治りが遅いので、さすがにおかしいと思い、妻が病院に連れて行った。
検査キットでの検査の結果、溶連菌感染症と判明。
いま子供たちの間で流行してしまっているのだそうです。
次女は修学旅行のすぐ後に発症したから、だれか風邪ひいていても、修学旅行だから無理して来た子がいたんじゃないかな…
長く休んでしまっているけど、溶連菌感染症は学校指定感染症の一つ。
学校に行けるようになったらお医者さんに書類書いてもらえば、休みではなく「公休」扱いで成績への影響はなくなります。
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