2014年05月27日の日記です


ドラゴンクエストの発売日(1986)  2014-05-27 12:29:55  コンピュータ 今日は何の日

今日はドラゴンクエストの発売日(1986)。


これ以前、家庭用ゲームの王道はアドベンチャーゲームにありました。


ファミコンがまだ「目新しい製品」だったころ、家でテレビゲームをやろうと思ったら、パソコンしかありません。

(まぁ、カセットビジョンとかあったけど)


当時のパソコンの性能では、アクションゲームは業務用の基板にかなうわけもなく、ゲームセンター「っぽい」ゲームが遊べる、と言うことに満足するか、ゲームセンターでは遊べないゲームを遊ぶか、どちらかでした。



で、ゲームセンターでは遊べないものの代表が、アドベンチャーゲーム。

アクションゲームでは表現できなかった「物語」を作り出すこともでき、多くのユーザーに愛されていました。


当時のアドベンチャーゲームは、「コマンド」をキーボードから入力することでストーリーを進めました。

ところどころで、そんなの思いつくか! というコマンドを入力させるのですが(もちろんノーヒントで)、そのキーワードを探し出すことも含めてゲームの楽しみでした。



だから、任天堂がアドベンチャーゲームを作れるようにキーボードのハードウェアを用意した、と言うのも理解できる話。

堀井雄二が「コマンド探しはアドベンチャーゲームの本質にあらず」と、コマンド選択式と言う新しい概念を発明して「ポートピア連続殺人事件」を移植したことで、キーボードは不要になってしまいましたが。


#キーボードは、後にファミリーベーシックで日の目を見ます。




で、パソコンではアドベンチャーゲームに変わる新たなブームとして、RPG が流行しつつありました。

とはいえ、日本ではまだほとんど知られていなかったジャンル。


これを、先に書いた「ポートピア」の堀井雄二がシナリオを手掛けることで、ファミコンで作り出したのが「ドラゴンクエスト」。


一部のマニアはパソコンですでに RPG を経験していましたが、各種 RPG のエッセンスを組み合わせ、難易度も子供でも遊べるように調整し、しかし大人の鑑賞に堪える物語性は残しつつ、作り上げたのがドラゴンクエストでした。


実のところ、RPG は非常に計算を多用する…そのため、メモリも多く必要になるゲームジャンルで、ファミコンでは作るのが難しいと考えられていたジャンルでした。

ドラゴンクエストのプログラムは、パソコンゲームの作成で「天才」と呼ばれていた中村光一を起用。

非常に少ないメモリを見事に使いこなします



この後、時代は一気に RPG へと傾き、アドベンチャーゲームは「古いもの」になってしまいました。

日本の RPG の、ほぼすべてがドラクエの影響を何らかの形でうけています。


海外では、こうしたジャンルが「J-RPG」(本来の RPG とは異なる、日本的 RPG)と呼ばれるほどに、日本の RPG の形を規定したと言って良いでしょう。


#J-RPG には「古臭いイメージの RPG」という侮蔑の意味も含まれる。

 J-RPG で海外でも人気があるのはポケモンだけ、らしい。




僕はと言えば、ドラクエは3までしかやってません。

1は友達に借りたのですが結構やり込み、2は所有してやり込み、3は友達から借りてさっと遊んだだけ。


もちろん、2が一番好きです。その後のシリーズは知らない。

というか、実は RPG はそれほど好きではないジャンルだったりします。


ウィザードリーや ROGUE は好きなんだけどね。



でも、ドラクエが日本ゲーム界の変えた、革命的作品であったことは認めるところです。




同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

別年同日の日記

02年 URL変更のお願いで…

02年 探し物

04年 ピンクのヒヨコ

13年 微生物とプランクトンの違い

19年 Huawei

19年 qmail 入れ直し

20年 在宅学習・その後


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています


戻る
トップページへ

-- share --

2000

-- follow --




- Reverse Link -