今日は柴田亜美さんの誕生日(1967)。
漫画家の先生です。
僕、この人ほとんど知りません。漫画も全然読んでない。
基本的にコンピューター関連の「今日は何の日」で書いているのに、なんで漫画家で、しかもほとんど知らない人を取り上げるのかと言えば、なぜか似顔絵描いてもらったことがあるから。
この日記冒頭の絵ですけど…似てない。というか、似せるつもりは無さそう。
じゃぁ似顔絵じゃないじゃん。
一応、コンピューター関係の話題でいえば、この人ゲーム業界にすごい人脈持ってます。
そもそもがドラゴンクエストのパロディ4コマ漫画をエニックスの雑誌に投稿したことから漫画家生活を始めています。
その後、ファミ通でも漫画の連載を開始。
実は、この頃の物は僕も少しだけ読んでいます。
…多少ストーリー漫画を描こうとしたものの、エッセイ漫画に落ち着きましたね。
で、エッセイだからこそ、ゲーム業界に取材に行くことがたびたびあり、人脈が出来上がったようです。
僕もゲーム屋の端くれだったので書いておけば、ゲーム作っている人たちって、会社の垣根を越えた横のつながりができることって、普通ありません。
社内ですら、同じチームで作り続けているために、チーム外の人は全然知り合いになれなかったりする。
だから、柴田亜美さんの人脈と言うのは結構貴重なものです。
話は変わって、冒頭の似顔絵の経緯を…
僕が昔いた会社で、業務命令でとあるイベントに駆り出されて、女装しなくてはならない羽目になったことがありました。
言っときますが、僕の当時の仕事はテレビゲームのプログラマです。
普段ならイベントの手伝いすらしないお仕事。
仲の良かった企画屋から、気軽に相談を持ち掛けられました。
彼の関与したゲームのイベントがあり、ゲームキャラのコスプレをしようと思うのだがインパクトが足りない、との悩みでした。
そのゲームのキャラクター、それほど奇抜な格好はしてないんですよ。
普通にブルゾン着ているだけ。だから、彼がコスプレをしても、誰にも気づかれない恐れすらある。
じゃぁ、何か別のキャラクタを一緒に出せば? と、相談に気軽に乗ります。
そのゲームの中で、それほど大変ではなくコスプレができ、インパクトのあるキャラと言ったら…
ゲーム中に登場する女性がいました。一応ゲーム中では「かわいい」ことになっているのに、実際に表示されるキャラは、どう贔屓目に見てもブサイクなの。
しかし、「ブサイクな女性」を、本当に女性にやってもらうのはかわいそうだし、ブサイクに見えない。
これを、男が女装してやれば、ウケるんじゃないかな。
どうせイベントに駆り出されるのは企画課の人間で、プログラマの自分から見ると他人事です。
だからひどいアイディアでも気軽に出せる。
…すると、彼から「すごくいいアイディアだ。言いだしっぺのお前がやってくれ」と頼まれたのです。
いや、僕プログラマだからイベントに出てる時間なんてないよ、と断ります。
しかし、彼は企画課の課長を経由してプログラム課の課長に正式に申請を出して、僕は「イベントの手伝いをするように」と業務命令を下されてしまったのです。
正式な業務命令として来てしまった以上、やらないわけにはいきません。
恥ずかしいことをやるのなら、恥ずかしがったらダメ。思い切って開き直った方がいい。
それでないと場がしらけるだけだから。
…そういうわけで、女装衣装も買って思い切り馬鹿をやったのですが、その時のイベントに柴田亜美さんが来ていたらしいのですね。
どうもこの時の女装でやった寸劇を気に入って(?)もらったようで、後で似顔絵を描いていただけたわけです。
もっとも、僕はこの時点で柴田亜美さんが来ていたことも知らず、お話など全くしていません。
なので、やっぱり柴田亜美さんのことは全然知らないわけです (^^;
ちなみに、衣装代を請求したら課長から「そんなもん経費で落ちん」と一蹴されました。
えー! 業務命令でやったんだぜー!
…とんでもないブラック企業だ。今は無くなった会社だけど、当然だね。
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