歯車の日記です

目次

2018-08-03 電話機購入
2018-07-19 テレビ買った
2017-12-20 無言電話(SIP SPAM)
2017-12-18 P10 plus に乗り換え
2017-12-13 0sim
2017-11-30 モノポリー
2017-11-22 加湿器
2017-11-13 揚げ網
2017-10-23 P10 に乗り換え
2017-07-12 ジョージ・イーストマン 誕生日(1854)
2017-06-12 連乗機能
2017-06-09 計算機の同人誌
2017-04-19 地図の日
2017-03-15 世界最初のドメイン登録(1985)
2017-03-10 QV-10 発売日(1995)
2017-03-08 ラルフ・ベア 誕生日(1922)
2016-08-12 極楽パイロット
2016-08-03 カシオミニ 発売日(1972)
2016-07-22 携帯関連アイテム2点
2016-06-24 【訃報】長谷川五郎さん
 …同じテーマのほかの記事
電話機購入  2018-08-03 10:17:21  歯車 住まい

▲目次へ ⇒この記事のURL

13年使っていた FAX電話機が壊れた。


自営業をやっていると FAX が必要なことがあり、以前は年に2~3回使っていたと思う。

でも、ここしばらくは使っていなかった。


1カ月ほど前、お役所に書類を送るのに「FAXで」と言われて使用した。

その時はちゃんと動いた。


2週間ほど前、レンタカーを借りたいと思い、そのレンタカー屋さんが FAX 問い合わせが前提になっていたので使おうとしたら、壊れていた。

紙送りのギアが壊れたようで、紙を読み込んでくれないのだ。


これに関しては、メール問い合わせもできたので問題はなかった。

(メールは FAX よりも返事が遅い、とWEBページに明記されたいたので FAX を使おうとしたのだった)




FAX 機能は壊れたけど、電話としてはまだ十分使えるから…

と思っていたら、1週間ほど前に、コードレスの子機をつかおうとした時に即座に「充電してください」という表示がでて使えなかった。


どうやら電池寿命らしい。

親機の物理的なギア故障と、子機の電池寿命がほぼ同時に来るという、素晴らしい製品耐久性設定。


こうなると、さすがに買い替えざるを得ない。



13年前に比べ、FAX の使用回数は減っている。

今回はたまたま連続して使おうとしたのだけど、通常は2年に1回というところか。


コンビニでも FAX は送れるし、もう FAX つきでなくて良いだろう。


それよりも、今まで使っていた電話は、親機側の受話器がコード付きだった。

これが結構不便で、親機側もコードレスにしたい。



調べたら、Amazon で1万円未満で買える機種があったので、購入。




今時固定電話を使う人も少ないので、電話機は簡素化し、設置面積が小さくなる傾向にあるように思う。


我が家は仕事用・家庭用で、2台の固定電話がある。

と言っても、片方は IP 電話で、もう片方は光でんわ…これも広義の IP 電話なのだけど。


今まで使っていた FAX だって、FAX としては小さめの機種だった。

でも、それをどけたら、2台の電話を置いてもまだ余るスペースが生まれた。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

住まい

別年同日の日記

02年 DVD+R/+RW

03年 どうぶつの森で

05年 子供の風邪

16年 【訃報】シーモア・パパート

16年 カシオミニ 発売日(1972)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

テレビ買った  2018-07-19 16:38:31  歯車 家族

▲目次へ ⇒この記事のURL

数日前に、Amazon PrimeDay …年に一度の Amazon の安売り日があった。


まぁ、これに関してはいろいろなところで、いろいろ言われている。

安売りと言いながら実は高くなっているものもあったり、良く調べないで気軽に買うと却って損をする。



以前から欲しかったもので、もし安くなていたら買おうかな、くらいのつもりでチェックはしていた。

数量限定のものでは、例えば UPS (無停電電源装置)がすでに耐用年数を過ぎているので買いたい、と思っていたのだが、あっという間に売り切れた。


買えなかったものはそれで構わない。


で、テレビをそろそろ買い換えたい、と以前から思っていたんだ。

我が家の液晶テレビ、12年前の 2006年に購入したものだ。


地デジ完全移行が 2011年夏のこと。

その5年も前は、地デジ対応液晶テレビは高かった。

高かったがゆえに「もったいない」気がして使い続けていた。


でも、そろそろ限界。


しばらく前から、液晶の端の方が色がおかしくなっているのだ。困らない程度だけど、老朽化は事実。


最近任天堂 Switch でよく遊んでいるが、画面の端まで表示されない。

…これは、映像ポジションのセッティングを変えれば表示されるが、電源を入れなおすと必ずオーバースキャン(ブラウン管テレビのように、画面端を表示しない)モードに戻ってしまう。


近年のゲームは画面端まで表示されることが前提に作られているので、いちいち面倒くさい。


その Swicth は HDMI 接続だが、テレビには HDMI ポートが1つしかついていない。

他に、HDD レコーダーと Amazon Fire Stick も頻繁に使っている。HDMI 切り替え器を使っているのだな。

さらに、Chromecast やミニファミコン、ミニスーファミ、家庭用ビデオカメラ、PCのミラーリングなど、HDMI を使いたいことは多々ある。

結果、HDMI 切り替え器を2段構成にして、無理やりいろんな入力ソースに対応することになっている。




今まで 32型を使っていたので、同じサイズでいいだろう、と考えた。

ちなみに、今までもフルハイビジョンではないし、今も 32型だとフルハイビジョンはあまりないようだ。


なによりも HDMI ポートがたくさんついているものが欲しかった。

中国製の製品に4つついているものがあったが、あまり評判がよくないようなので見送った。

他は、大抵2つしかついていない。でも、2つあれば今よりマシだ。


今まではシャープの AQUOS だった。12年前だと液晶と言えばシャープだった。

でも、今は大型液晶では相変わらず強いが、32型程度だと特に優れてはいないようだ。


いろいろ迷って、Panasonic VIERA にした。

以前も書いたが、昔は Pana にしたら負け、くらいに思っていた。そつがなさ過ぎてつまらないのだ。


だけど、実際よくできている。個人的な趣味で使うなら面白い特徴を持つ機種もいいのだが、子供も使うと考えるとそつがない性能のほうがいい。


Prime Day のセールで、3万2千円で買えた。

昨年のモデルの型落ちだけど、相場より5~6千円安いようだ。




で、本日届いて先ほどセッティング。


まず、届いた箱を持って軽いのに驚いた。12年前のテレビは、腰を入れて持たないと持ちあがらない程度の重さはある。

届いたテレビは、子供でも持ち上げられる軽さだった。


バックパネルが冷陰極管ではなく、LED になったのが大きいのだろうね。

軽いだけでなく、薄く、小さくなっている。


画像は鮮やかだ。色合いがはっきり出る。


一方で、音は悪くなった。

テレビ自体を小さくするために、スピーカーが背面についていて、後ろ向きに音を出す。

壁に反射した音を聞くことになるが、あまり良い音ではない。


知らなかったのだけど、これ今のテレビに共通の悩みなのね。

大型画面を少しでも小さい本体で、となると、スピーカーは背面につけるしかない。

12年前の状況で取り残されていたので、浦島太郎でした。


しばらく使ってみて、どうしてもだめなら外付けスピーカーを検討しよう。


とりあえず、接続構成は今までの環境のまま。

つまり、HDMI ポートは1つしか使っていない。今後、接続を見直しながら使いやすいように分散するつもり。


家に余っている USB ハードディスクがあるのだけど、接続したら裏番組録画ができるはず。

すでに HDD レコーダーがあるし、それすらも最近はあまり見ないのだけど、後で実験くらいしてみよう。


#子供たちもゲームを遊ぶようになって、テレビの使用時間のほとんどがゲーム。

 子供が寝た後は妻が遊んでいる。

 食事時などは、Fire Stick で子供が好きそうなアニメ見てる。

 録画とはいえ、テレビ番組を見るのは本当に少しだけ。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

家族

別年同日の日記

12年 三連休

13年 ネズミとチーズとマティーニと


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

無言電話(SIP SPAM)  2017-12-20 18:39:52  コンピュータ 歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

先日 IP 電話を導入したら、すぐに無言電話がかかってきた。


無言なので電話を切ると、すぐにまた掛かってくる。

もしかして、機器の設定を間違えて音声がうまく通じていないのか、と思ったが、自分で確認したら大丈夫。


そもそも、新しい会社電話番号は税理士さんにしか伝えていない。

(この年末調整で、税務署に伝えてもらうためだ)


税理士さんが確認のために電話をくれたのかな、と思ったが、それにしてもしつこい。

10回もかけ続ける、なんて人間が相手ではありえないだろう。


とりあえず、IP電話の機器から電話機のケーブルを引き抜く。

どうせまだほとんど誰も電話番号を知らないのだ。電話がつながってなくても構わない。




忙しくてそのまま数日。

やっと設定を見直す。


ネットで情報を探すと、SIP SPAM とか、 SPIT (SPAM over Internet Telephony)とかいうらしい。

IP 電話に対して、だれかれ構わず電話をかける、SPAM。


もっとも「SPAM」というのは語弊のある部分で、実際には宣伝などの通話をしたいわけではない。

電話機のポートが開いていないかを確認していて、ポートが開いているなら攻撃を試みるのだ。


ネットで対策方法を調査し、機器設定で、一か所ボタンを Yes にするだけで、簡単に対処できるとわかった。

でも、その設定の「意味」を知っておかないと気持ち悪い。


そんなに簡単な対処なら、なぜわざわざ変更可能にしてあり、初期状態が No なのか。

何か副作用があるのではないか。




そんなわけで、VoIP 電話機がどうやって動作しているのか、改めて確認したので、まとめておこう。


ちなみに、同じような「無言電話」に困っている人のために、先に対処を書いておこう。


僕は Grandstream の HT701 を使っている。


設定の FXS PORT というタブに、Authenticate incoming INVITE という項目がある。

初期状態は No なので、 Yes にすればよい。これだけで SIP SPAM による無言電話が無くなる。


他の機器でも、INVITE 、Authenticate あたりをキーワードに設定を探すと見つかると思う。

(日本語では INVITE 認証、と訳されることが多いようだ)




設定の意味を理解するためには、VoIP の概要を知る必要がある。


VoIP は、単純に言えば、アナログ音声をデジタルサンプリングして、パケット化して相手と相互通信する技術だ。

これ自体はそれほど難しいことではない。


問題は「相手」ってなぁに? ってことだ。

インターネットを使うのだから相手は IP アドレスで指定しないといけないが、電話なので電話番号で指定したい。


そこで、VoIP 電話を提供する会社が SIP サーバーというものを用意する。

契約したユーザーには、ID とパスワードを発行する。

電話番号は、この ID と紐づいている。



通信機器は、まず SIP サーバーに接続し、パスワードで認証を行う。

これが成功すれば、ID に対して、接続してきた IP アドレスを記録できる。


先に書いたように ID と電話番号は紐づいているので、IPアドレスと電話番号も紐づけられることになる。



電話をかけたい人は、SIP サーバーに接続して、電話番号を伝える。

すると、SIP サーバーはその電話番号相手の IP アドレスに接続し、「INVITE」(呼び出し)と伝える。


VoIP 通信機器は、INVITE を受信すると、電話を鳴らす。

電話を取った場合、サーバーは発信者の IP アドレスを教え、以降はサーバーを仲介しない直接通信となる。




SIP SPAM は、SIP サーバーでない第三者が、ランダムな IP アドレスに対して INVITE メッセージを送ることで起きている。

INVITE が受け付けられれば、そこに VoIP 通信機器があることがわかる。


PC やサーバーの存在を確認しても、そうした機器は注意を払ってセキュリティを固めてあることが多い。

それに対し、VoIP 通信機器のようなものは、セキュリティに注意を払われにくい。


悪意のある人間としては、乗っ取りやすいありがたい機器だ。

これを知りたいから、SIP SPAM が行われる。



余談になるが、外部ネットワークから参照可能で、設置したらそのままほったらかしの機器は同様の問題を抱える。

Webカメラやルーター、NAS や HDDレコーダーなど。


対策は、常に最新のファームウェアを入れるように気をつけること。

また、脆弱性が見つかったらすぐにファームウェアを更新してくれる、信頼ある会社の製品を使うこと。


VoIP 機器の場合、SIP SPAM で「無言電話」にならない対策をしても、上記問題は解決しない。

やはりファームウェアの更新に気を付けること。




さて、当初の SIP はこのような「悪意」を想定しないで設計されてしまった (RFC 2543)。

しかし、このような攻撃方法が認識された時点で、追加の RFC で対策が立てられた (RFC 4474)。



サーバーは、ユーザー認証のためのパスワードを知っている。

ユーザーも当然自分のパスワードを知っている。


でも、攻撃者はこのパスワードを知らない。


そこで、INVITE メッセージを送る際に、パスワードやそのほかの情報を使って計算した値を一緒に伝える。

両者で計算が合えば「正当な」INVITE メッセージ、それ以外は SPAM だ。



ここで、SPAM かどうかを判断するのは、受け付ける VoIP 機器側だ。

SIP サーバーが数値を伝えてきたとしても、受け取る VoIP 機器側で無視しても何ら問題はない。

(SPAM は無言電話となる)


また、後から追加された RFC なので、SIP サーバーが対応していない場合もあり得る。

この場合は、VoIP 機器側では比較すべき数値が渡されないため、正当な INVITE も、 SPAM と判断せざるを得なくなる。

(一切着信しなくなる)



前者はイライラするだけだが、後者は電話として致命的だ。

そのため、機器の初期設定としては、この機能を使用しない状態になっている。


SPAM に困って「使用する」に設定した場合は、自分で電話をかけて、着信できることを確かめたほうが良いだろう。

正常に着信すれば、SIP サーバーもこの機能に対応しており、他の副作用は生じない。




というわけで、設定変更一つで問題は解決した。

これで、着信待ちだけなら無料の電話回線が一つ用意できた。


以前書いたけど、僕に用事がある人は僕の携帯やメールに連絡をよこすため、多分使わない。

「会社電話番号」を知りたがるお役所のために用意しているだけだ。

その役所も電話をかけてくることは、まずない。


使わないからこそ、無料になるのはありがたい。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

関連ページ

IP電話【日記 17/12/12】

別年同日の日記

02年 ムカツク店員

03年 日記エンジンバージョンアップ

13年 Robot Turtles

15年 honor6 plus 使い勝手レビュー


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

P10 plus に乗り換え  2017-12-18 11:56:25  コンピュータ 歯車 家族

▲目次へ ⇒この記事のURL

Huawei のスマートホン、P10 plus を購入した。


…いやいや、2ヵ月前に、その下位機種の P10 を購入したばかりだろ。

もう買い替えたのか、って思われるかもしれない。


元々、P10 を欲しかったのは妻なのだ。

購入したのだけど、思ったのと違った。それで僕が使うことになった。



「思ったのと違った」のは、主にユーザーインターフェイス部分。

Android で、ランチャとかホームとか言われる、システム標準で付属している、一番操作の中心となる部分だ。


それまで ASUS の ZenFone2 Laser を使っていた。

ASUS では ZenUI というランチャを使用している。


Android には、iOS の通知機能である「バッヂ表示」は存在しない。

でも、ZenUI では謎テクノロジーによって、バッヂ表示を行う。



これに対し、Huawei では HuaweiHome というランチャを使っている。

バッヂ表示は「一部ソフトのみ」対応していて、「一部ソフト」の多くが、Huawei 製のアプリだった。


これが、バッヂ表示はするけれど、アプリとしての出来はそれほど良くない。

いや、出来が悪いわけではないけど、可もなく不可もなく。

探せば無料でもっといいのがあるよ、という感じの出来栄え。




一度は P10 は肌に合わない、と僕に譲り、代わりに僕がそれまで使っていた Huawei Honor6 plus を使い始めた。

でも、その後 HuaweiHome の癖にも多少慣れてきた。


何よりも、Android はランチャを好きなものに交換できる。

無料の「Atom Launcher」が結構望みの操作感を実現してくれる、ということも分かった。



#先にバッヂ表示を「謎テクノロジー」と書いたが、iPhone にあるものを Android で実現すべく、いくつかのホームアプリが「独自の」バッヂ表示 API を作り出していた。

 独自規格が乱立したわけだが、今はそのすべてに対応したホームアプリなどが作られている。

 HuaweiHomeが「一部ソフトのみ対応」だったのも、一部 APIにのみ対応していただけの話。



じゃぁ、ユーザーインターフェイスの問題が無くなったところで、再び新機種を選定しよう。


妻は小柄なので 5.5inch の Honor6 Plus は持ちにくい。

5.0inch の Zenfone2 Laser は持ちやすい。

ちなみに、5.1inch の P10 も、問題なく持てる。


Zenfone2 Laser の不満点は、カメラ性能が悪いこと。カメラ性能は欲しい。

Pokemon GO とかポケ森とか、結構ゲームも好きなので、それなりの処理能力も欲しい。


…というわけで探すと、やっぱり P10 になってしまう。

P10 、コストパフォーマンス高いんだよね。だから以前も選んだのだけど。



じゃぁ、やっぱり P10 は妻が使うことにして、僕は新しい機械を買おう、ということになった。

Honor6 plus に不満はなかったのだけど、SIM サイズが違うので、今更戻れない。


それに今は、Honor6 plus を「空き」の状態にしたいんだ。




じゃぁ、P10 の廉価版であり、Honor6 plus の後継機である、Honor9 にしようかな…と思って調べる。



えーと、一応書いておけば、Honor9 と P10 は、処理性能などはほぼ同じだ。

違うのはカメラとディスプレイで、P10はカメラにいいレンズを使っているため、集光しやすい。つまりは暗い時に強い。

また、レンズ部分に光学手振れ補正が入っているので、揺れに強い。



でも、Honor9 のカメラが貧弱なわけではない。

もともと、レンズなんて気にしないでも十分高性能なのだ。


今では iPhone もダブルレンズだけど、もともとは Honor6 plus が導入した技術だ。

それをさらに進化させたものが、Honor9 と P10 に搭載されていて、レンズ以外は同じもの。


Honor9 だって、スマホとしてはかなり高いレベルのカメラで、P10 はそれをさらに良くしたもの。



ディスプレイは、Honor9 のほうがわずかに大きい。P10 が 5.1inch で、Honor9 は 5.15inch だ。

ちなみに、大きくなったがドット数は同じ。つまり、ここは「大きい方が微細加工が楽になるから安い」部分と思われる。


とにかく、技術的には P10 と一緒だけど、「多少安い部品つかってもいいんじゃないかな」って部分で安くしたのが、Honor9。

海外では、P10 の半額くらいで Honor9 を販売しているようなのだけど…




買うつもりで調べてみると、妙に高い。


honor9 は販売ルートが限られている。あまり Huawei 名を出さない「OEM」に近い販売ルートを取るためだ。

そして、値段は税抜き 53,800円で横並び。税込みだと 58,104円。


もちろん、SIM 契約付き1年縛り、とかで値引きしているところは多いけど、今欲しいのはそういうものではない。



これに対し、「上記機種」にあたる P10 は、販売ルートが自由なので値引き競争がある。

価格.com で安い店を調査すると、税込みで 54,400円の店が並んでいる。


…廉価機種のほうが高い、という逆転現象が起きているんだ。



#…と、購入検討時には思っていた。

 今日記にするために再度調べたら、OCN 販売の SIM 付き Honor9 は、税込み 49,464円なのだけど、この SIM は契約する必要はないそうだ。

 とはいえ、「上位機種」である P10 との差額は5千円程度。わざわざ選ぶかは微妙な値段だ。




P10 をもう一台買って、妻には新しい方を渡そうか…とも思った。

そうすれば、僕は「引っ越し」の必要がなくなるので楽だ。


でも、思い立って P10 の上位機種である「P10 plus」の値段を調べてみる。

58,782円。上位機種と言っても、P10 と5千円も違わない。というか、廉価機種であるはずの Honor9 と600円しか違わない。

何よりも、P10 plus の最安値を Amazon が付けているので、頼めばすぐ届く安心感がある。



P10 plus は、P10 よりもさらに良いレンズを使っている。


また、ディスプレイは 5.5inch になり、表示ドット数も増えている。

その分本体は大きくなるが、大きくなった分バッテリー容量も増えている。


もっとも、画面が大きくなって画素数が増えたのは、デメリットの可能性もある。

処理能力は変わらないのだから、画素数が増えた分だけ描画速度が遅くなるだろうし、電力食いにもなるだろう。

ディスプレイが大きくなった分バックライトも電力食いだろうし、バッテリー容量増加は相殺されるかもしれない。



でも、僕としては Honor6 plus で 5.5inch を使っていたので、このディスプレイが魅力的に見える。

というわけで、P10 plus を購入することに決めた。




前回、13日の日記で「妻のスマホ買い替え待ち」という話を書いたのだけど、それから新機種の選定を始め、注文したのが14日。


15日には P10 plus が届いたので乗り換え作業。

Huawei 機種は、Android / iOS からの「乗り換えツール」が準備されている。

これを使うと、できるだけ同じアプリを入れてくれ、可能ならデータや設定も引っ越してくれる。


そんなわけで、開封して1時間後には乗り換えが完了。

実際には使っていて多少のトラブルはあったのだけど、見た目の上では画面が広くなっただけの上位機種に、ほぼそのまま環境移行できた。

「気づいたら成長して画面が大きくなってました」というくらい、乗り換えの違和感がない。



多少のトラブルというのは、Amazon Prime Video がデータ不整合でもあったのか使えなかったことくらい。

データ消去して、再ログインしたら何も問題なく使えるようになった。


15日の夜には妻にファクトリーリセットした P10 を渡し、16日中に妻も移行作業。

こちらはいろいろ実験していたこともあり、移行ツールを使わずいくつかのアプリを再インストールしただけ。


SIM サイズが変わるのだけど、その申し込みは後にして、とりあえず2台持ちしていた Zenfone2 Laser に電話機能を戻す。



16日の夜には Honor6 plus が空いたので、ファクトリーリセット。

先日契約したゼロSIM を入れ、新規に子供用アカウントを作り、子供の連絡用に仕立て上げる。




なぜこんな突貫作業をしたかというと、17日に家族で出かける用事があったから。

また、18日から長男が塾に体験入学してみることになっていたから。


どちらかというと、大事なのは塾。

僕や妻が中学の頃は、塾は夜9時には終わっていたものなのだけど、今の塾は10時近くまであるのね。

その時間に子供を一人で帰らせるのは危険なので、車で迎えに行くことにしても、連絡手段が欲しい。



で、その前日に家族で出かけるのだから、そこで練習できるといいだろう、というつもりで突貫で仕上げたのだ。

そのお出かけの話は、この後の日記に…



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

家族

関連ページ

ピューロランドで誕生日【日記 18/04/04】

ピューロランドで誕生日【日記 18/04/04】

ピューロランドのクリスマス【日記 17/12/18】

別年同日の日記

09年 名機の条件

12年 ふたござ流星群

14年 コンラッド・ツーゼ 命日(1995)

15年 CentOS5+Xen3 から CentOS6+Xen4 への引っ越し


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

0sim  2017-12-13 12:06:04  コンピュータ 歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

昨日に続き電話関連の話。


中学1年の長男に、先日塾の模試を勧めてみた。


近所の学習塾が、無料で模試を行っていたのね。

チェーン店なので、県下の1万人以上が同じ試験を受け、学力がわかる。


結果はまだ出てないのでそのことは良いのだけど、このときに「子供との連絡手段欲しいな」と、ちょっと思った。

初めて、子供だけで夜外出させて、車で迎えに行ったので。




まずは、0sim を申し込んでみる。


ゼロシム。月額料金無料、500MByte までは利用料無料の、データ専用 SIM だ。

500M を超えると、100Mごとに100円かかる。時々子供と連絡するだけなら、500Mに収まるだろう。


データ専用だけど、IP電話を使えば通話もできる。

そして、LINE を使えば、相手が限定されるが音声通話でも無料だ。


ちなみに、昔は LINE は SMS が使えないと ID 作れない、と言われた。

今は Facebook アカウントがあれば ID を作れる。データ専用 SIM でも大丈夫。



問題は、これを入れるスマホだな…

昔使っていたLumix Phoneをガラクタ箱の奥深くから発掘。


古いけど、通話するくらいなら問題ないだろう。




ところが…だ。

LumixPhone 、ずっとほったらかしだったので、過放電でバッテリーがダメになっているっぽい。


最初は、1日充電しても5分動作するのがやっとだった。

ただ、過放電で悪くなったバッテリーは、しばらく使っているうちに「ある程度」回復する、と聞いたことがある。


繰り返してみても、30分くらいが限度。


ネットで調べると「冷凍庫に一晩入れ、半日かけてゆっくり解凍するとよくなる」という情報が。

一体何がどういう原理で。オカルトだと思いながら試す。


なんと、4時間くらい動くようになった。

これは、機内モードにして無駄な電力を消費させない状態の話。




ゼロシム自体は、入れて動作させてみたら問題なく動く。


ただし、セルスタンバイ問題が出る。

データ専用 SIM を入れられたスマホが「音声通話回線が見つからない」と思って、一生懸命探し続けて電力を無駄に消費する現象。


ただ、「セルスタンバイ状態」と表示はされているのだけど、この状態でもやっぱり稼働時間が4時間くらい。

「音声が見つからないよー」とは言っているが、それで無駄あがきはしない、ということか。





試しに LINE アカウントも作り、通信できるようになった。

あとは、動作時間さえどうにかなればなぁ。



…まぁ、本命は妻のスマホの買い替え待ちか


現在、僕が以前使っていたスマホと併せ、妻は2台持ちで生活している。


新しい機種を買ってみたのだけど、


「スマホ初心者だったので、Android スマホがメーカーごとにかなり使い勝手が違うのを知らなかった」


のが主な原因で、使わずに僕に譲ったのだ。

でも、そろそろ機種差に慣れてきて、本当に欲しい機能が何かまとまってきているようだ。



譲れない機能、諦められる機能などが見えてくれば、適切な1台を買える。

そしたら、少し古い機種が2台余るので、そこにゼロシムを入れればいいだろう。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

関連ページ

3度目のキッザニア【日記 18/04/22】

3度目のキッザニア【日記 18/04/22】

P10 plus に乗り換え【日記 17/12/18】

P10 plus に乗り換え【日記 17/12/18】

別年同日の日記

02年 ページ更新

03年 東海道旅行終了

04年 忘年会

09年 風邪その後

10年 盛りだくさんの週末

12年 答えは重要ではない


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

モノポリー  2017-11-30 14:49:27  歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

マクドナルドの「ハッピーセット」のおもちゃに、なんと「モノポリー」が入っている。

…というか、11月頭に新聞折り込み広告で入っていたマクドナルドのクーポンで知って、興味を持っていた。


11月17日からが、ハッピーセット30周年記念の「パーティゲーム」で、1週間づつの前・後半に分かれている。

前半が、人生ゲーム・UNO・ツイスターゲーム。

後半が、黒ひげ危機一髪・トランプ・モノポリー。


えーとつまり、タカラトミーがスポンサーなわけだな。

トランプ以外の5つは、全部タカラトミーから発売されているゲームだ。


#タカラトミーもトランプは作っているけど。




もちろん、定価で3000円程度の各種ゲームを、マクドナルドのおまけにつけるわけがない。

興味を持って調べたが、どれもかなり簡略化されている。

(トランプは簡略化されていない。100円でも売っているけど)


その中で、我が家の子供が一番興味をもったのは、モノポリーだった。


そんなわけで、先日出かけた時にマクドナルドで昼ご飯を食べ、入手した。


ルールブックを読むと、かなり簡略化されていて、ただのスゴロクレベルにまで「運のゲーム」になっている。

しかしこれが、工夫次第で結構元の雰囲気を出せるようになっていた。




さて、マクドナルド版モノポリーについて書く前に、本物の「モノポリー」の概要を書いておきたい。


モノポリーは、サイコロを転がして駒を進める、スゴロク型のゲーム。

ゴールは特になく、四角い盤面をぐるぐる回り続ける。


ゲーム中には「お金」の概念があり、1周するごとに給料をもらえる。


多くのマスが「土地」になっていて、最初に土地に止まった人は、そこを購入できる。

後から土地に止まった人は、宿泊料を払わなくてはならない。

お金を払いきれずに「破産」した人は負け。


マスには、土地以外にも「鉄道」や「水道」「電気」などの社会インフラもある。

これらも、最初に止まった人が入手でき、後から来た人は料金を払う。


その他、スゴロク的な「税金を払う」とか「牢屋に入る」という指示のマスもある。

それらのマスは指示に従うこと。

「チャンス」マスのように、カードを引いて指示を決める場合もある。



「モノポリー」というのは独占の意味で、商売を独占すると料金がつり上がるようになっている。

土地なら、近隣のグループになったマスを独占する、鉄道なら、複数の鉄道会社を独占する。

または、水道と電気の社会インフラを独占する。


さらに、独占して「まとまった」土地には家やホテルを建て、宿泊費を吊り上げることができる。

小さな土地を集めて大きな建物を建て、巨額の金を動かす地上げ屋ゲーム。それがモノポリーだ。



面白いのは、プレイヤー間の交渉が自由だということ。

土地を自由に交換していい。


土地の交換がお互いの利益になれば話は早い。

破産目前の人の資産を金で買い取って「助けてあげる」のでも良い。


もちろん、独占に成功したプレイヤーは有利になる。

他のプレイヤーは、この独占を防ぐべく、もっと有利な条件で対抗しても良い。

しかし、独占を防ぐための…ただそれだけの投資は、投資する人にとってもあまりメリットがない。

無理をすれば自分が破産する。



ただの「スゴロク」だったら、運がすべてで、こんなに世界的な大ヒットゲームになっていない。

モノポリーの本質は、プレイヤー間の交渉術のぶつかり合いだ。




…と、モノポリーについて書いたところで、マクドナルド版の相違点を。


まず、マスの数が違う。

本物は、四角いボードの1辺が10マスになっている。

マクドナルド版は6マスだ。


これに伴い「グループとなる土地」が、3つ1組から、2つ1組に減っている。

これだけを見ると、独占しやすくなっている。


また、本物にあった鉄道や水道・電気などのインフラマスは、マクドナルド版では無くなっている。

「チャンス」のマスは残っているが、チャンスカードは無くなり、サイコロを転がして起こることを決める。


まぁ、おまけとして作るために縮小しているのだから、この程度の違いは問題ないだろう。



本物ではサイコロを2つ転がして、進む数を決めていた。

7が一番出やすい、という「期待値」があるため、他のプレイヤーが止まるマスを予想して家を建てる、というような戦略性があった。

マクドナルド版は、サイコロ1個だ。運の勝負。


そして、最大の違いなのだが、マクドナルド版は、ルールブックによれば「交渉」が存在しない。

独占するには、偶然にも並んだマスに同じ人が最初に入る必要がある。


そもそも、土地を独占しても「止まった時の支払いが2倍」というだけで、家を建てたりできない。

だから、戦略の立てようもない。



…そんなわけで、本物とマクドナルド版の違いは「本物は知略を競うゲームだったが、マクドナルド版は運のみのスゴロクになった」ということになる。




まぁ、ハッピーセットのターゲット年齢層は未就学児童~小学校低学年なので、戦略性なんかない方が楽しめるだろう。


でも、これは「ルールブック上は」というだけの話だ。なにも、ルールに従うだけが遊び方ではない。

ゲームのルールなんて言うのは、遊ぶ人の合意が形成できれば自由に変えていいものだ。


まず、交渉して土地を売却しても良いことにしよう。

売却は、なにもお金だけで行うのではない。土地同士の交換でもいいし、安い土地2つと高い土地1つ、でもいい。


これだけでもずっと「モノポリー」らしくなる。



続いて、家を建てられることにしよう。


本物では、土地の所有は「権利書」カードを持つことで示される。

しかし、マクドナルド版は、プレイヤーの「チップ」を土地に置くことで示す。


土地は全部で16カ所しかないのだけど、チップは各プレイヤー12枚、全部で48枚ある。

「チップの追加」で家の建設を意味することにしよう。


建設は、独占した土地のグループでしか行えない。

その土地に書かれた金額の2倍を払うことでチップを追加でき、チップが2個付いた土地に止まったプレイヤーは、土地の4倍の金額を支払う。


#独占時点で支払額は2倍になっている。チップが2枚になったことで、さらに2倍する。

 チップの追加が「土地の金額の2倍」なのも、その時点での支払額で追加可能、という意味合い。



家の建設…つまり、チップの追加は1枚を限度とする。

4人で遊んでいれば、各プレイヤーのチップで足りるだろう。


3人以下の場合は、使っていないプレイヤーチップを使ってもいい。

参加してないプレイヤーのチップなので、土地が誰のものであるかは一目瞭然だ。



土地を人に売るときは、家はなくした更地の状態に戻すこと。

家は「土地に書かれた金額」で売れることにする。購入価格の半額だ。


#独占している場合、グループの土地全体を更地にしないと土地は売れない。



こうすると、マクドナルド版公式ルールよりも、多くの金が動くようになる。

スタート時の支給額を+5くらいしておくといい。




実際これで遊んでみると、大金が飛び交う激しいゲーム展開になった。

サイコロに期待値がないので、「予想して狙う」ようなことはできないのだけど、ただのスゴロクよりは楽しめる。


#マス目が少ないので、サイコロを2個に増やすと破綻する。

 2d4 とかならいいかもしれないけど、試してない。



1つ処理に困った部分がある。

マクドナルド版にしかないのだけど、「チャンス」マスで、「ドナルドパーティ」マスに進む、という指示があるのだ。


ルールブックには、この指示が出た場合は、ただ進むだけではなく、そのマスを無条件に奪い取って自分のものにできる、となっている。

しかし、独占すると家を建てられる、というルールを導入すると「無条件で奪い取れる」のが相性が悪い。


というか、交渉すら存在しなかった公式では、唯一の「他人のマスを奪える」チャンスだったのだけど、交渉して苦労して手に入れたものを無条件で取られたら…と考えると、ゲームが破綻する可能性がある。


モノポリーでは、土地を持っていない人間はジリ貧なのがわかっているので、「土地を奪える」は起死回生のチャンスだ。

このチャンスは残っていたほうが面白いように思う。


その一方で、これがあるとルールの整合性が取れなくなる。

独占して家を建てたのに、土地が奪われて独占ではなくなる、などのおかしな状況が生じるからだ。


また、交渉ありのルールだと、「奪い取られるかもしれないマス」というのは価値が低くなり、使いづらい。


そこで、このようなルールではどうだろう。

(まだテストプレイしていないが)


・「ドナルドパーティ」マスに進む、というチャンス指示が出た場合、「好きなマスに進む」ことができる、と読み替える。


・進んだマスが独占「されていない」場合、そのマスの金額を支払うことで、マスを入手する。

 すでに所有者がいれば、所有者に金を払う。所有者がいなければ、銀行に金を払う。


・進んだマスが「独占」されていた場合、マスの所有者は、土地を奪われないが、土地相応の金額を奪われる。

 独占だけなら土地に書かれたマスの2倍、家が建っているなら4倍の金額となる。


・進む際に、時計回りで「GO!」マスを通過する際は、通常通りお金2を銀行からもらえる。



これなら、特定の土地が「奪われるかもしれない不利な土地」ということはなくなる。

お金が全くない時は独占された土地に進むことで「買取らないといけない」という理不尽も起きないだろう。

独占された土地が無い場合も、GO! のすぐ後の金額1の土地を選べば、直前にお金が2入るので破産することもない。




マクドナルド版の公式ルールと比べると、かなり複雑化している。

それでも、土地を抵当に入れて借金、とかがある本物に比べると、かなり簡略化されたゲームだ。


未就学児童には難しいかもしれないけど、小学校低学年なら遊べると思う。

(うちの小2の次女と遊べた)


一度は公式ルールで遊んでみて、慣れた頃に「上級編」ルールとして取り入れてみてください。



公開後すぐに追記


「モノポリージュニア」という製品があるのだそうです。知りませんでした。

子供向けに簡略化したもので、


・サイコロは1個

・マスの数が少ない

・交渉が存在しない


などが特徴だそうで。

マクドナルド版は、この「ジュニア」を元に、さらに簡略化したものだったようです。



▲目次へ ⇒この記事のURL

別年同日の日記

07年 成長記録

09年 fon 導入


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

加湿器  2017-11-22 12:00:29  歯車 住まい

▲目次へ ⇒この記事のURL

加湿器を購入した。


今まで使っていたのは8年近く前に購入したもの。

性能的には素晴らしかったのだけど、さすがに8年もたつと寿命だ。

買い換えることにした。



プラスチックは、水に弱い。

プラスチックと一言に言ってもいろいろな種類があるのだけど、水と化学反応すると分解してしまい、最終的にはもろくなる。


加湿器は水を扱う製品で、当然水に強いプラスチックを使用していると思われる。

でも、8年もたつと、水に浸かり続ける部分はボロボロになる。


加湿器としてはまだ使えていたのだけど、あちこちひびが入ったり破損したりしていた。

特に、水タンクのふたは、毎日の開け閉めで力がかかることもあり、4年目くらいで破損して一度パーツだけ購入した。

4年もたつとすでに古い商品であり、部品番号を特定し、発注するだけでも苦労した。


そこが再び割れていた。

もう買い替え時だろう。



余談だけど、この水タンク、「ヘロンの噴水」の応用で、古い水を回収し、廃棄するようになっていた。


加湿器は水を蒸発させるため、最後にカルキなどの不純物が濃縮された水が残る。

特に、ディスク型加湿器は構造上「空気清浄機」としても働いてしまうため、水が汚れる。


水タンクに、水の重さを利用した古い水の回収機構が付いていて、吸水時に捨てられるようになっていた。

この仕組み、面白かったのでいつか記事にしたいと思ったまま、記事にせずに捨てる。




新しい製品を選定。


8年前に選定した時とは状況も変わっているけど、大体の方針は同じ。

本体価格は多少高くても良いから、消費電力が少なく、加湿性能が高いものが欲しい。


以前の調査で、気化式、特にディスク式が良いことがわかっている。

しかし、ディスク式はメンテナンスが結構面倒で、多くのメーカーが作るのをやめてしまったようだ。


以前使っていたのは三菱電機製だった。他社に比べ、飛びぬけて消費電力比の加湿性能が高かったから。

でも、性能が高い代わりに値段も高かったし、機械自体も大きかった。


これが人気が無かったようで、三菱は加湿機自体から撤退してしまったようだ。

(三菱電機ではなく重工は作っているし、加湿器ではなく保湿器は作っている)




一応説明しておくと、加湿器には大きく分けて、加熱式・超音波式・気化式の3つがある。


▼加熱式


お湯を沸かせて蒸気を出すものだ。

石油ストーブの上に薬缶を置いておくのと同じだな。


メリットは、水が高温になるため、雑菌の心配がいらないこと。機構が簡単で本体も安いこと。

デメリットは、お湯を沸かすためにかなり消費電力が高いこと。



▼超音波式


水面付近に超音波を当てることで水滴…霧を発生させる方式だ。


メリットは、消費電力が少なく、機構が簡単で済むために本体も安いこと。


デメリットは、霧にしたからと言って気化するとは限らず、加湿器周辺が水でべちょべちょになる場合があること。

中途半端に水にエネルギーを与えるために「ぬるい」温度になり、雑菌が発生しやすいこと。

カルキや雑菌を含む水滴をまき散らすため、うまく加湿できても周囲に「白い粉」を発生させやすいこと。


デメリットばかり書いたが、現在の超音波式は、内部で紫外線殺菌するなどで少なくとも雑菌の心配はなくしている。

その反面、本体の安さというメリットも失われる。



▼気化式


単に水を含ませた布などを「乾かす」ことで加湿する方法だ。


メリットは、場合によっては電気すら使わないでよいこと。電気を使う場合でも消費電力は非常に安い。

それでいて、加湿部分の形状を工夫することで、他の方式に比べても加湿性能が高い。

(消費電力あたりの性能ではなく、絶対性能としても高い)


デメリットは、やはり雑菌が発生しやすいこと。


通常は、布などの「フィルタ」を湿らせ、ファンで強制的に空気を通すことで加湿する。

この仕組み上、フィルタは事実上「空気清浄機」として機能してしまう。

空中のカビの菌などを捉え、常に湿っているので繁殖しやすい。


ただし、超音波式と違って雑菌をまき散らすことはない。あくまでも気化した水蒸気だけが放出される。

臭いは生臭くなるので、その前にフィルタを交換するなり掃除するなりすることになる。


大抵は、フィルタ掃除は大変だ。加湿性能を高めるため、複雑な構造になっていることが多いためだ。

そもそも洗浄できず、交換式の場合もある。この場合はランニングコストがかさむ。




他にも、超音波で発生した霧に、加熱した温風を当てて気化させるハイブリッド式などもある。

でも、基本的には上の3方式。


気化式は、3方式の中で一番加湿能力の幅が広い。

お皿に水を入れて、吸水性の良い厚紙を立てておくのも「気化式」だし、以前使っていた、他に類を見ないほど加湿性能が高かった機械も「気化式」だ。


なので、この言葉は加湿性能を表さない。

消費電力の少なさは表すが、これもメーカーによりけりだ。



本体が高くても良いから、消費電力が少なく、加湿性能が高いものが欲しい…

という際には、気化式の中で、フィルタに強制送風するものが最有力候補となる。


ただ、この方式はメンテナンスは一番面倒くさい。

面倒が嫌な人は、他の方式を選んだほうがいいだろう。





気化式を作っているメーカーは以前より減ったように思う。メンテナンスの面倒さが嫌われるのかもしれない。

いろいろ調べたが、今回はパナソニック製を選ぶことにした。


今まで使っていた三菱製が、加湿性能 800ml/h 。

パナソニックのものは、加湿性能 700ml/h 。


だけど、三菱製は4万円した。パナソニック製は2万円。半額だ。


もし加湿性能が不足するようだったら、もう一台買い足そう。



使い始めて1週間ほどたつが、加湿性能に不満はない。

もっとも、まだ真冬になっていないので、空気もそれほど乾燥していない。

性能を見極めるにはこれからが本番だろう。


水タンクは以前のものほど大きくない。

というか、三菱製はタンクが大きすぎ、水を入れると重いと不評だったようだ。

フル稼働していても1日1回水を入れればよかったので、僕は好きだったのだけど。


パナソニックのものは、多分フル稼働の時期になったら1日2回給水しないといけないと思う。



まだメンテナンスは行っていないが、事前に見た限りでは、三菱のものよりメンテナンスが楽そうだ。

三菱のものは30枚程度に分離する薄いディスクを、1枚づつ手洗いする必要があった。


パナソニックのものは、人工繊維の網状のスポンジのようなもの…名状し難いが、水をうまく吸いつつ、揉み洗い等しやすそうなフィルタを洗えばよい。

洗面器に入るくらいの大きさなので、つけ置き洗いすればよいようだ。

洗っていれば10年もつ、という触れ込みなので、フィルタ交換という「追加コスト」はないと信じたい。


#そもそも、10年たつ前に本体が壊れる気がする。



何よりも、一定期間使うと、「メンテナンスしてください」と本体に促されて、分解し、再度組み立てないと動作しなくなる。

メンテナンスが難しいほど状況が悪化する前に、強制的にメンテナンスを促すわけだ。


三菱のものは、「臭くなった」などで自分で判断する必要があった。

その程度まで事態が進んでいると、洗うのも一苦労だった。



ここら辺、パナソニックは作り方がそつない。




個人的な想いだけど、パナソニック製品を買うと、少し寂しさを感じる。


パナソニック製品は優等生過ぎるのだ。

大きな減点対象はないのだけど、突出した魅力もない。

(まぁ、その「平均点の高さ」は突出した魅力なのだけど)


以前使っていた三菱の加湿器は、メンテナンスなど面倒だったけど、いろいろと良いアイディアが光る製品だった。

最初に書いたけど、汚れた水の回収システムとかよくできていた。

給水するたびに魅入ってしまう。

加湿中の動作も、水タンク越しにディスクがゆっくりと回転するのが見えるように作ってあり、美しかった。


今度のパナソニック加湿器は、手がかからずに十分な性能を発揮してくれそうだ。

非常におとなしく、部屋の風景に溶け込むようなデザイン。まるで存在していないような、空気のような存在。



実のところ、毎日使う家電製品というのは、それでいいのだと思う。

それでいいのだけど、少し寂しさを感じるのだ。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

住まい

別年同日の日記

01年 11/21

02年 エアチェック

09年 風邪…ひいた?

09年 Netwalker 買った。

13年 セガ・サターンの発売日

14年 セガ・サターンの発売20周年


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

揚げ網  2017-11-13 14:24:54  歯車 料理

▲目次へ ⇒この記事のURL

揚げ網

僕は主夫を自任しているし、我が家の食事も大抵は僕が作っている。


で、子供に人気メニューだけど最近作っていなかったのが、鶏のから揚げ。


コロッケとか、フライドポテトとか、かき揚げとか、揚げ物自体はそれなりに作ってるのよ。

鶏のから揚げも、以前は作っていたし自分でも上手につくれる、と思っていた。


でも、最近作っても美味しく作れないから、作る気がしなくなっていたんだ。

美味しくない理由はわかっていて、子供たちが食べる分量が増えたから。




揚げ物を美味しく作るコツは、油から上げたときに、油の上で10秒待つことだ。


すぐに外に出してしまうと、油が冷えて固まってしまい、油っこくなる。

火にかけた油の上は結構熱いので、そこで10秒待つだけで油切りが進む。


もちろん、下に紙を敷いた皿などに置いて油切りはするのだけど、この10秒でずいぶんおいしくなる。


子供が小さい頃は、鶏肉 500g も揚げれば十分だったので、から揚げでも1つ1つ丁寧に、箸で持ったまま油切りしていた。


でも、最近は 1kg でも足りないくらい。

1つづつ油切りしていては時間がかかりすぎてしまう。のみならず、時間がたつことで肉が焦げてしまい不味くなる。

そこで、最近はすくい網ですくって 10秒待っていたのだけど、網の上で密集した唐揚げは油を保持してしまい、油切りが十分ではなくなる。


結果的に、どうやっても美味しくつくれない。

これが、最近唐揚げを作らなくなった理由だった。




でも、久しぶりに唐揚げをやろう、と思った。その日付を土曜日の夕食と決め、木曜日には肉とレモンを買って準備して置いた。


そして、金曜日の午後気づいた。

そうだ、唐揚げをやるなら、以前から買いたいと思っていたあれを買おう。


鍋の縁にセットし、油の上で保持した状態にしておける、揚げ物用の網だ。



あれって、鍋と一緒にセットで作ってある、鍋の付属品だと思っていた。

でも、うちの IH は揚げ物用の「純正専用鍋」があり、純正鍋を使っていれば自動の温度管理が使える。

(純正でなくても温度管理してくれるようだけど、保証はされない)


だから「あこがれ」はあっても買っていなかったのだけど、もしかしたらバラ売りもあるんじゃないか、とこのとき急に思ったんだ。



Amazonで探す。

やはり、ほとんどは鍋のセット品だった。だけど、数は少ないがバラ売りもあった。


鍋の大きさは大体決まっているが、鍋ごとに少しづつ違う。それが、こうした網を「セット」にしていた理由のようだ。

フリーサイズで、どんな鍋にも合う商品は、代償として多少使い勝手が落ちるようだった。


でも、ないよりずっとまし。

見つけたフリーサイズ網は2種類しかなく、20~24cm 用と、24~30cm 用。



うちの鍋を測ると、23cm だった。必然的に選べる商品は1つだけ。迷わず購入した。

土曜日の夕食に使おう、と思っていたが、土曜日の夕方6時までには届くようだ。




事前に肉は一口大に切り、味付けを良く揉みこんで置いた。

時間に余裕があったので15分ほど揉んだ


いつでも調理を開始できる状態で待つ。6時までには届くから、それから調理しても6時半には食べられるだろう。


6時15分前に揚げ網は届いた。早速軽く洗い、鍋にセットして調理開始。



いやもう、素晴らしいの一言に尽きる。

油から出した肉を網の上に置いておく。ちょうどよいころ合いを見計らいながら1つづつ置いていくと、いっぱいになったころには、最初に置いたもの油切りが十分できている。


左手で肉に粉をつけて油に入れ、右手の箸でよいころ合いの肉を引き上げ、鍋縁の網に置く。

この作業の合間に、十分油切れできた肉を皿に移す。


#実は皿ではなく、新聞紙とキッチンペーパーを敷いたフライパン。

 IH で保温しているので、移し替えてからも油切れが進む。


すくい網を使っていた時は、いっぺんにすくうために、上げる頃合いを合わせる必要があった。

当然、肉をまとめて投入し、一気にすくう。すくった後は先に書いたように 10秒ほど待つ。

いっぺんに全部はすくえず、「ぜんぶすくう」だけで 1分くらいかけ、その後まとめて投入する。


投入後は、頃合いになるまで待つしかない。


これ、実は結構時間が無駄になっている。

1つづつ頃合いを見て上げられるようになったので、少しづつ次の肉を投入できるようになった。


結果として無駄な時間が無くなり、1.2kg の肉を揚げたのだけど、いつもよりもずっと早く調理が終わった。


いつもより美味しく揚がった。

美味しいというのは、もちろん油切れが良いためでもあるけど、頃合いを適切に見極めやすいためでもある。


10秒待っている間手をそこに止めていると、その間に焦げていくものもあるし、すくい網でまとめて上げていると、すべてを適切なタイミングにはできなかったから。


美味しいので子供はパクパク食べ、1.2kg じゃ足りなかった。次は 1.5kg やろう。




そんなわけで、あこがれの揚げ網の威力は絶大だった。

もっと早く買えばよかった。


もちろんすでに使っている人も多いだろうが、まだ使っていない主夫・主婦のかたにはお勧めです。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

料理

関連ページ

揚げ網【日記 17/11/13】

スプラ2のフェス【日記 17/11/13】

別年同日の日記

01年 11/12

02年 パパイヤ

06年 風邪惹いた

08年 CMS

09年 読んだ本

14年 キム・ポレーゼの誕生日(1961)

14年 全ての国民が…

15年 DIGA DMR-BRW500


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

P10 に乗り換え  2017-10-23 15:40:13  コンピュータ 歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

P10ってわかりにくい商品名だな。Huawei P10。いわゆるスマートホンだ。


今まで使っていた Honor6 Plus と同じ会社の、比較的最新の上位機種に当たる。

買い替えになるのだけど、Honor6 Plus に不満があったわけではない。




Honor6 Plus を購入したのは2年近く前。妻も一緒にスマホを購入した。

妻のスマホは Zenfon2 Laser 。


購入時点でのネットでの評価は悪くなかったし、値段の割に性能が良くて当時のベストセラー機種の一つなのだけど、その後評価が落ちた機種でもある。

Pokemon Go がブームになった時に、この機種ではうまく遊べなかったから。


Zenfon2 Laser は GPS のアンテナが弱く、位置データ取得が怪しい。

どうも「GPS を ON にしてから最初の位置測定」までが時間がかかるようで、バックグラウンドで常に GPS 測定をしているとそれなりに正しい位置を測定してくれる。

でも、それだと無茶苦茶電池を食う。


Pokemon Go を快適に遊ぶための電子ガジェット「Pokemon Go Plus」も公式に対応しておらず、実際うまく接続できない。

もう1年以上前、発売したばかりで入手困難な時期に購入したにもかかわらず、1度も使えていないまま。



さらに加えて、Zenfon2 Laser はカメラ性能が低い。

「レーザー測位するから暗がりでもピント合わせが速く、良い写真が撮れる」というのが名前の由来の機種だけど、肝心のカメラが暗がりに弱く、明るくても写真写りが悪い。



そんなわけで、我慢して使っていたのだけど、半年くらい前から買い替えを検討していた。




上のような理由なので、できることなら Go Plus が動く機種がいい。

でも、これが非常に難しい。


Go Plus は、Android での動作が壊滅的だ。

動く機種もあるのだけど、動かない機種が多い。動作報告されている機種でも、動かないという報告もある。


これに対し、iPhone は安定して動く…とされていた。iOS 11 が出るまでは。

先日 iOS 11 が出てからは、動かなくなったという報告が相次いでいるのだ。


…えーとつまり、iPhone を買っても Android を買っても、Go Plus を使うのはギャンブルだということになる。


ずっと妻は悩んでいたが、本格的に「思い切って買い換えようと思う」と相談を受けたのが1か月ほど前。

調べてみると、Android なら「最近の」Huawei 系の端末は動作しやすい、とわかる。


僕が使っている Honor 6 Plus は最近の機種ではないのでダメだ。



Go Plus の動作がギャンブルなら、それ以外の観点で選ぼう。

カメラ性能にも不満があるのだから、せめてカメラが満足いきそうな機種を選んだらどうだろう。


こうやって調べていた中で、Honor 9 の発売のニュースを知った。




Honor 9 の性能を調べるうち、これが P10 の廉価版に当たる。ということも分かった。

P10 を調べると、カメラ性能が少し上で、値段も少し高い。


カメラ性能が満足できるものを買おう、と考えていたので、少し高くても P10 にすると決定。



…で、購入決定の翌日には届いたのだけど、結論から言えば Go Plus は使えなかった。


多くの動作報告があるのになぜ? と思ったが、調べると動かないという報告もあった。

さらに調べると、他の機種での報告なのだけど、「発売してすぐに買った Go Plus はつながらなかったけど、最近買ったのはつながった」という報告を発見。


つまり、Go Plus にはバージョン違いがあり、初期バージョンはとにかく接続性が悪いらしい。



じゃぁ、Go Plus 買い直せばよかったんや!

と調べてみるが、どうも生産を停止しているようだ。売っているのは転売屋ばかり。


…これはあれだな。あまりにも「不良品」というクレームが多いので、設計直すことにしたかなにかで生産停止しているんだな。



ちなみに、Go Plus は「たとえ初期不良でも修理・交換に応じない」と最初から明言して販売している、という不思議な販売方法を取っている。

多分、発売前から何らかの不良品であることを、発売側が認識していたのではないかと思う。


#解析したわけではないので正確なことは言えないが、おそらく Bluetooth の標準的な規格に沿っていない。

 iPhone しか繋がらなかったのは、iPhone のバグか何かに由来した接続方法をしていて、iOS 11 になって繋がらなくなった、というのはそのバグが修正されたためではないかと思う。

 Android で接続できる機種・できない機種があったのは、同じようなバグを抱えていたかどうかによるのだろう。

 (Huawei は、あるころのアップデートで Go Plus が動作するようになったので、わざわざバグを再現したのかもしれない。

  また、同じバグを持った機種が偶然でそれほど多いとも思わないので、どこかのチップメーカーが提供した標準デバイスドライバがバグ含みで、そのチップを使った機種を中心にバグがあった…と想像)




とりあえず仕方がないから P10 を使おう、それでも、Zenfone2 Laser よりは GPS 感度良いのだし…と決めた翌日、妻の方から提案があった。


僕が P10 を使うことにして、中古の honor 6 plus を譲ってくれないか。



僕としては最新機種を使わせてもらうのはありがたい。

特にガジェット好きではないし、honor 6 plus に不満はなかったのだけど。


妻が Go Plus を使いたい一番の理由は、手の小さな妻では、スマホを持ちながら走り回っていると、良く落としてしまうからだった。

Go Plus があれば、スマホはカバンなどの中に入れたままでゲームの操作ができる。


ここで、Go Plus が使えないまま P10 を使うと、折角の新しい端末を落としまくってしまい、もったいないことになりそうだ、という懸念。

それなら、中古機種を最初から使っていたほうが、落としたとしても気が楽だそうだ。



と、説明が長かったが、そんな経緯で急に P10 を使うことになった。




Honor 6 Plus は micro SIM だったが、P10 は nano SIM 。なので、SIM 交換が必要だった。

ちなみに、Zenfone2 Laser は micro SIM なので、妻はそのまま乗り換えられる。


新しい SIM を待ちながら、P10 に乗り換えの準備。

同じ会社の上位機種なので、使い勝手はほとんど変わらない。特に戸惑いもなく移行できた。


Huawei は、iPhone を強く意識して端末を作っている。Android としてはかなり使い勝手を改造していて、Androidに慣れた人が使うと戸惑うだろう。

しかし、iPhone から Android に乗り換える際には良い端末だと言える。


そして、この改造のついでに、普通の Android では使えない「ちょっとした機能」をたくさん搭載している。

機能が多すぎて、設定するのが大変ではあるのだけど、何も設定しなければ普通の Android と同じように動くので気にしないでもいい。


たとえば、登録されている WiFi 局がないときは、WiFi を OFF にしてしまい、時々確認のために ON にする、という機能がある。

これにより、電池の持ちをよくできる。僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。


例えば、画面ロック…画面が消えて、パスワードなどの認証が必要な画面に戻る際に、アプリを「閉じて」しまう機能がある。

アプリごとに ON / OFF を設定できるのだけど、使っていない時は閉じてしまえば、動作しなくなるので電池の持ちをよくできる。

僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。


例えば、アプリごとの通信許可。本来通信が必要ないアプリで、広告を出すためだけに通信するのを「許可しない」ことができる。

僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど(以下略)



まぁ、こんな調子で、今まで Llama を使って実現していた「ちょっと便利な使い方」を、ほとんど OS レベルで持ってしまっている。

とりあえず Llama は入れたのだけど、今のところ何も動作していない。

(これから使っているうちに、必要だと思ったらプログラムを組むのだけど)


まぁ、Llama は作者さんが「最近の Android では役割を終えた」と感じたようで、メンテナンスが止まったままだ。

僕としても、そろそろ使うのをやめるべきかと思っている。




全然 P10 のレポートらしいこと書いてないな…

でも、本当に honor 6 plus とあまり変わらない、という実感。


・上に挙げたように、細かな使い勝手の良さは上がっている。

・CPU が良くなったので、軽快な動作感になっている。

・指紋認証は素晴らしい。ポケットからつまみ出そうとしただけで指が触れる位置にあるので、出したときには使えるようになっている。逆に言うと電源を切ってポケットに入れるときにも起動することがある。

・カメラは、少し暗がりに強くなった。これはレンズの良さによるのだろう。でも、honor6 plus も結構カメラ性能良かったので、ライカすげー、というような感覚はない。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

関連ページ

0sim【日記 17/12/13】

P10 plus に乗り換え【日記 17/12/18】

P10 plus に乗り換え【日記 17/12/18】

別年同日の日記

03年 当たりました

15年 古くて非力なマシンをLinuxBeanで再生してみた

15年 マイケル・クライトン 誕生日(1942)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

ジョージ・イーストマン 誕生日(1854)  2017-07-12 10:52:12  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

今日は、ジョージ・イーストマンの誕生日(1854)

写真で有名なコダック社…正確には、イーストマン・コダック社の創業者です。



写真は、19世紀の序盤…1826年に発明されています。

最初は、撮影に8時間もかかるものでした。


しかし10年ほどで撮影時間は 10~20分ほどに短縮されます。

ただし、この方法は「左右が反転してしまう」「高価」などの問題がありました。


さらに 15年ほど…1851年には、左右が正しく記録され、安価で、わずか15秒で撮影でき、しかも何枚でも複製が可能という方法が発明されます。


この方法の欠点は、撮影時にガラスに「薬品」を塗り、これが乾くまでに撮影・現像・定着などの作業を行わなくてはならないこと。

薬品の専門知識が必要ですし、写真館での撮影ならともかく、屋外での撮影にはたくさんの荷物を運ばなくてはなりませんでした。



そして、この方法からもたったの 20年で…1871年に、あらかじめ薬品を塗って乾かしたガラス板を使用する「写真乾板」が発明されます。

乾板の製造、撮影、現像が、遠く離れた場所でできるようになります。


「カメラ」自体はそれまでのものが使え、撮影のためのガラス板を変えればよいだけだったため、「写真乾板」は、あっという間に普及します。




ジョージ・イーストマンは、写真乾板の大量生産方法で特許を取得し、1880年に工場を設立しています。

翌年には会社組織化し、「イーストマン乾板会社」を設立。


1885年には、それまでガラスに塗るのが当たり前だった薬剤を、紙に塗って巻き取った「ロールフィルム」の製造を開始します。


エジソンとの共同研究によるもので、開発中だった「映画」での使用を想定していました。

後々までカメラ用フィルムとして使用される 35mm という幅は、このときに決定しています。


(この映画を見る機械、「キネトスコープ」は1891年に公開。その前に撮影機が完成しているようだが、一般公開したものではないので完成年不明)




そして、1888年。

イーストマンは、この「ロールフィルム」を使った新しい商売を始めます。


小型のカメラの中に、ロールフィルムがセットされた状態で売っています。

これで、100枚の写真が撮影できます。


フィルムが終わったら、カメラと 10ドルを現像所に送ると、すべての写真をプリントし、新しいフィルムを装填して返送されてきます。



これ以前は、カメラというのは専門知識が無くては扱えないものでした。


フィルムは光に弱く、取り出し・装填には間違えてはならない手順がありました。

そして、当時のカメラは、写真1枚ごとにフィルムを入れ替えていました。


また、フィルムの現像・プリントなども専門知識が必要でした。


これを、「100枚連続でとれる」ようにして、手間を無くしたのです。

そして、複雑な取り出し・現像は専門家に任せる、というサービスをセットで売ったのです。


それまで専門家しか撮れなかった写真を、一般に開放したと言えます。



このときのキャッチフレーズが「You press the button, we do the rest」。

意訳すると「ボタンを押すだけ。後は我々にお任せを」という感じかな。


このときに、カメラのブランドとして新しく作ったのが「Kodak」という単語です。

イーストマンが好きなアルファベットが K で、「K で始まり、K で終わる、短くて力強い音の言葉」として作り出した造語で、意味はありません。



ところで、フィルムを使い切ったらカメラごと現像所へ…って、1980年代後半に流行した「レンズ付きフィルム」と同じ感覚です。

レンズ付きフィルムは「新しい物」に思えたのですが、100年前に同じような商売があったのですね。




翌年、1889年には、フィルムを紙ではなく、透明なセルロイドで作成するようになります。

先にキネトスコープの話を書きましたが、実際のキネトスコープでは、こちらのセルロイドフィルムを使用しています。


セルロイドは、紙と同じように植物由来のシートです。

紙は物理的に繊維をほぐし、形を変えたものですが、セルロイドは科学的に溶かして生成します。


そのため、紙よりも表面が滑らかで、薬剤を均一に塗ることができますし、透明なので光を透過するという利点もあります。


#ガラス乾板では、光を透過させることで写真の複製を行いました。

 同じことができるようになったわけです。



問題点もいろいろあり、後にセルロイドは使われなくなるのですが、それはまた別の話。




1890年には、イーストマンは「折り畳みカメラ」を発売します。

カメラはその構造上、光を通さない頑丈な箱である必要がありますが、折り畳み式にしてポケットに入るようにしたものです。


高価なものだったようですが、気軽に使えることからヒット商品となります。


これで「コダック」の名前が知れ渡り、1892年には社名を「イーストマン・コダック」に変更。




ところで、1897年に、有名な小説「ドラキュラ」が刊行されています。


序盤で、ドラキュラ伯爵からロンドンにある邸宅を買いたい、という依頼を受けた主人公弁護士が、ペンシルバニアに行って伯爵と話をするシーンがあります。


ここで、遠い異国の邸宅の様子を詳しく聞きたいという伯爵に、主人公が


 I have taken with my kodak views of it from various points.

 いろいろな場所からの眺めを、私のコダックで取って来ましたよ。


答えるのです


当時、「コダック」が、カメラと同じ意味で使われていたことがよくわかります。


#作者のブラム・ストーカーは新し物好きだったようで、ドラキュラの中には、当時の最新の発明が次々出てくる。

 多くの人の日記を繋ぎ合わせる形で話は進行するのだけど、タイプライター(1890年頃から普及)や、蓄音機(1877年発明)で日記を記録する人々がいる。

 電話機も出てくるが、これも 1890年代に普及。

 「最新で科学的な世相」の中に、「中世から生きている化け物」が紛れ込む、という筋立てが当時の人には恐ろしかったのだと思うけど、今読むと全部古臭くてカッコいい。




実業家としては成功を収めたイーストマンですが、その生涯はあまり幸せそうではありません。


13歳の時に父が病死。16歳の時には、2番目の姉が病死。

イーストマンは、高校を中退して働き始め、コダック社の成功に至ります。


苦労しながら自分を育ててくれた母に孝行したい、と多くの贈り物をしたようですが、母は高価な贈り物を受け取ろうとはしなかったようです。

苦労したからこそ、子供が自分への贈り物にお金を使うよりも、自分のために使ってほしかったのかもしれません。


そして、1907年の母の死。

晩年は病気を患っており、少し動くと痛がり、車椅子生活だったようです。


結婚もしておらず、親族のいないイーストマンは、慈善活動にお金を使うようになります。

大学や病院などに多額の寄付を繰り返し、彼や、彼の母の名前を付けた施設がたくさん作られています。



1930年頃から背骨の病気を患います。立つことも歩くのも痛く、何もできない日々。

おそらくは母と同じ病気です。


そして、1932年 3月 14日に、ピストル自殺。


遺書にはただ短く、こう書かれていました。


 To my Friends, My work is done. Why wait?

 友へ、仕事は終わった。なぜ待つ?



待つ…何を待つ?


おそらくは、痛みを耐えながら迫りくる死を…でしょうね。

苦痛しかなく、その先に待つのが死であれば、待たずに今すぐ…ということなのでしょう。




彼は「仕事は終わった」と言葉を残しました。

確かに、十分すぎるほどの仕事を…世の中を大きく変えています。


カメラを作ったのは彼ではありませんが、カメラを誰でも使える道具にし、普及させたのは彼でした。



20世紀は「映像の世紀」「情報化時代」などと呼ばれます。

カメラは、遠い異国のニュースであっても、危険な戦争の前線の話であっても、文章よりも雄弁に情報を伝えてきました。


そして今も、情報機器…スマホなどの重要な機能として、カメラが組み込まれています。

この世の中は、ジョージ・イーストマンによって生み出されたのです。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

別年同日の日記

02年 納得?

15年 実装の苦労

16年 Chromebook購入

16年 Chromebook で子供ができること

18年 メモリアドレス


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

あきよし】 誤字指摘ありがとうございます。無粋なんかではなく、ありがたいですよ :-) できるだけ読み返して推敲もしているのですが、趣味に使う時間も限られるもので、誤字脱字・そもそもの情報の勘違いも多いです。 (2017-07-26 09:15:13)

【セイ】 更新いつも楽しみにしています。無粋ではありますが誤字指摘です。「広告を中退して」→「高校を中退して」 (2017-07-13 11:28:42)

連乗機能  2017-06-12 11:01:20  歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

先日書いた機械計算機の同人誌で、「連乗機能」というものを知った。


タイガー計算機は好きだけど、恥ずかしながらこの機能を初めて知った。

タイガー計算機以前の「日本計算機」の機械にすでに入っているらしい。


じゃぁ、タイガー計算機にもあるのだろうなぁ、と思って調べたら、YouTube に「連続して掛け算する」ビデオがあった

でも、このビデオは歯車がガシャガシャ回っているのを楽しむような趣旨で、詳しい解説がない。


しかし、以前から謎に思っていた「左下のつまみ」が連乗機能に関係してそうだ、ということはわかった。




連乗以前にタイガー計算機の説明をしよう。


歯車に数字がついていて、「3」のところから「2つ」回すと、「5」になる。

これで足し算になる。わかりやすいね。


桁上がりとか、桁ずらしとか、計算に便利な機能はいろいろついているのだけど、基本的に足し算しかできない。

でも、足し算をするだけなら、ソロバンを使ったほうがはるかに速い。



タイガー計算機は、主に「大きな数の掛け算」や、「割り算」を行うものだ。

足し算しかできないのだけど、ハンドルを回すごとに1回足される。同じ数を5回足せば、5を掛けたのと同じことになる。



タイガー計算機では、「足す数」を設定する場所があって、ハンドルを回すごとに「結果」を表示する歯車が回っていく。

5回ハンドルを回せば「5倍」の結果が得られるのだけど、結果窓の数字が変わるだけで、「足す数」の数字は動かない。当たり前だけど。


じゃぁ、今出た「結果」に、さらに計算を加えたいときはどうするか。


実際、計算していると連続して掛け算をしたいときは多い。

「1日って何秒?」って聞かれたら、24時間×60分×60秒を計算したくなる。


#プログラマの中には、この値を暗記している人も多いだろうけど。



こうした、「連続して乗算を行う」ための機能が連乗機能だ。

具体的にいえば、結果表示窓の数字を、「足す数」の窓にコピーする機能だ。




ちょうど、昨日子供の要望で理科ハウスに遊びに行った。

前回行ったときはタイガー計算機が無くて、しまわれてしまったのかと思ったのだけど、ありがたいことに置いてあった。


さぁ、試してみよう。

使い方はわからないけど、左下のつまみが関係しているはずだ。



…しばらくいじって、次の操作だとわかった。


1) まずは計算を行い、結果表示窓に数値が入った状態にする。


2) 「足す数」をクリアするレバーを操作する。

 計算クランクの下についているレバーを、親指で奥に押し込めばよい。

 この際、レバーを「押したまま」で次の操作に入る。


3) 左下にあるつまみ…2つの短いレバーを、寄せるようにつまむ。

 すると、計算結果などを表示する「窓」部分が、わずかに横にずれる。

 通常はこのレバーにはロックがかかっていて、上に書いた「足す数のクリアレバー」を押していないと動かない。


4) 「足す数のクリアレバー」は離してよい。左下のつまみはつまんだまま。


5) 結果表示窓のクリアレバー…結果窓の右側、先の「足す数のクリアレバー」の手前にあるレバーを手前に引く。

 もちろん結果がクリアされるのだが、この際に「足す数」の表示窓に、結果表示窓の値がコピーされる。


 実際にはコピーではなく「足される」ようだが、操作上、足す数の表示窓は 0 クリアした後のはずなので、コピーとなる。



丁寧に説明しているのでややこしそうに見えるけど、実際にはそれほどややこしくない。

でも、「レバーを押し込みながらつまみを操作」「つまみから手を離さずクリアレバーを操作」という、タイガー計算機としてはイレギュラーな操作にはなっている。


歯車計算機では、歯車が「噛み合っている時」に変な力を加えられると困るので、レバー操作中に別の操作を行うようなことは厳禁なのね。

ただ、「0クリアしてから操作しないと意味がない」「歯車をずらし、普段使わない歯車とかみ合わせた状態で動かさないと意味がない」という操作が続くため、イレギュラーな操作となる。




これ、タイガー計算機の公式ページに行ったら、ちゃんと書いてあったね

なので、単に僕が勉強不足なだけ。


タイガー計算機にもいろいろなバージョンがあって、連乗つまみは「足す数のクリアレバー」を押し込んでいないでも操作できるものもあるようだ。

公式ページのマニュアルは、そちらのバージョンのものみたい。


理科ハウスにあった個体では、押し込みながらしか操作できなかった。

もっとも、理科ハウスの個体は壊れていて、連乗機能をつかっても、1の位は転送できなかった。

つまみ操作が違うのも、バージョンによるものではなく故障の影響、という可能性もあるかもしれない。


#冒頭に挙げた Youtube ビデオでも、押し込みながら操作していたので、バージョン差だと思うのだけど。



ところで、公式ページでも除算のやり方として、同人誌でも挙げられていた「面倒くさい」方法しか書かれていないのね。


引き放し法というやり方もあって、慣れないと意味が分からないのだけど、操作がずっと少なくなる。

どうも、YouTube のビデオなどを見ていても、この方法を解説したものが見当たらないように思う。


オドナー式で引き放し法をやっているビデオがあったのだけど、941÷4 の結果として、37686 という数値を得て終わっている。


…これ、もう一段階解説してほしい。

オドナー式で引き放し法を計算するのであれば、先頭桁から数えて「奇数桁目」は 1 を引いて、「偶数桁目」は、10 の補数にする必要がある。


先頭桁は、3 から 1 を引いて 2

2桁目は、7 を 10 から引いて 3

3桁目は、6 から 1 を引いて 5

4桁目は、8 を 10 から引いて 2…


すると 23525 という数列が得られる。これ、941÷4 の答えである、235.25 の意味だ。


ちなみに、タイガー計算機だと、今書いた「解読操作」も機械が勝手にやってくれる。




理科ハウスでは、僕が計算機で遊んでいたら長男が寄ってきたので、好きに計算させた。

すると長男は「355 ÷ 113」を計算し始めた。


何の計算かわからずに見ていたら、3.1415... と出てきた。円周率の近似分数だそうだ。

よくそんなの覚えているな。



理科ハウスの館長さんも、もらったからタイガー計算機を置いているだけで、あまり使い方を知らないというので一通りの機能を解説しておいた。



近いうちに、子供が興味を持ちそうな説明書を作って持っていくといいかもしれない。



▲目次へ ⇒この記事のURL

別年同日の日記

02年 OSアップデート!!

05年 夏至祭

15年 生卵と生豚と

18年 ゲームの作り方


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

計算機の同人誌  2017-06-09 17:04:35  歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

計算機の同人誌

息をするように本を読む人、というのはいるのだけど、僕はそのタイプではない。

本を読むこと自体は好きなのだけど、趣味の優先順位としては低めなので本の購入に使う費用は少ない。


と言っても、本棚はそれなりに趣味の本で埋まっているのだけど。

資料が多いな。古いコンピューターの資料とか。


計算する機械が好き、というのは、それほど趣味としてメジャーではないと思う。

機械が好きな人はいても、大抵はバイクや車のエンジン方面に行ってしまったり、計算機が好きでも電気回路方面だったり。



ただ、僕も実際に物を動かすというよりは、「その原理」とかを知るのが好きなのね。

趣味はやっぱりコンピューターで、原理を知りたくて昔のものを調べているうちに、機械にたどり着いてしまった、という感じ。


そういう人、あまり見かけない。


だから、一般書籍としてはそういう本は少ないし、見かけても専門書に近い高価なものか、安い場合は薄っぺらい内容にしているものが多い。


#濃すぎて一般化しないので、薄めていることを悪いとは思わない。

 ただ、僕向けの本ではないというだけだ。




さて、こういう狭い趣味の分野なら同人誌が面白い、ということも気にはなっていた。

ただ、いざ探してみると、趣味分野が狭すぎて自分が気に入るものも少ないのね。


古いゲームは好きだけど、それは個人の想いとして好きなだけで、人の想いを読みたいわけではない。


そんな中で、数年前に見つけて気になっていた人がいた。

その人の趣味分野はカメラだったけど、古めのものの機構とかを紹介する漫画を描いていた。


素朴な絵柄が気に入った、というのもあるけど、Twitter でフォローしていた。

カメラ以外にも自転車とか、いろいろな本を書いているようだけど、まぁ「微妙に趣味が違う」ので買おうとは思わなかった。




が、昨年暮れに、「タイガー計算機などの機械計算機の本を出す」と知った。


あー、興味ある。読みたい。

でも、コミケに行くほどの情熱はない。その人は委託販売もしているので、委託を待つことにした。

そして、先日「委託しました」とツイッターで読む。


よし買おう。…と思ってからも、実際に買うまでに結構時間かかったのだけど、昨日本が届いた。

1冊だけ買うと送料のほうが高いから、シャープの初期の電卓について書いた本も一緒に買った。



内容、素晴らしい。

いや、本当に「機械計算機が好き」な人でないと何が面白いのかさっぱりわからないと思うけど。


僕は、歯車計算機が好きとは言っても持ってないし、当然分解して中を見たこともない。

高校時代に拾って、動きが悪かったのを、分解はしないまでも油さしたりメンテナンスして、動くようにはした。

高校の部活に置いておいたら、いつの間にか顧問の先生のものになっていたのだけど。


そうかー、中身こんな仕組みになっているのかー。

計算の原理に関しては知っていたけど、ただの「原理」にとどまらず、使いやすくする工夫などが解説されている。


それも、機械式計算機の元祖であるオドナー式から始まり、改良されてタイガー計算機に至る過程がよくわかる。




原理の説明が中心なので、使い方などにはあまり踏み込んでない。

割り算が面倒くさい、という記述があるけど、タイガー計算機なら引き放し法を使うことで簡単にできる。


ただ、著者の方はオドナー式を中心に据えて書いていて、オドナー式の機能だと引き放し法は使えない。


開平法についても、「ルート計算だってできる」と最後に書いているけど、方法については原理の示唆どまり。

まぁ、ここら辺は「機械式計算機の面白さを知ってもらう」という範囲を超えるので、扱わないでよいとは思う。




この話、後日談に続きます




2017.6.18追記

作者さんから連絡いただいた。


引き放し法を書いていないのは、単に書き忘れだそうだ。

しかしまぁ、一番古いオドナー式から順次説明することで仕組みがわかりやすくなっているし、オドナー式では引き放し法が使いづらいのは事実なので、無理に入れても話の腰を折ってしまうのかな、とも思う。


最後に書いた通り、機械の原理の説明をする本なので、使い方は別でいいんじゃないかな。

気になる人は、すぐ上のリンクが僕のページの説明ページに飛んでいるので、読んでください。


▲目次へ ⇒この記事のURL

関連ページ

連乗機能【日記 17/06/12】

別年同日の日記

02年 最終戦略

05年 spring has come

05年 3ヶ月点検

13年 WEB上でのドット絵の拡大

16年 8086 発表日(1978)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

地図の日  2017-04-19 18:40:12  歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

今日は地図の日。

伊能忠敬が測量事業を開始した日、とされています(1800)。


…されています、というのは、本当は旧暦(寛政暦)の4月19日だから。

しかも、この年は閏年で、4月が2回あった。「閏四月十九日」が測量開始の日ですね。

現代で言うと、6月11日。


しかも、この日は「江戸の自宅を出発」した日で、船で蝦夷地まで向かっています。

本当に蝦夷での測量を開始したのは5月29日で、現代で言うと7月20日。



でも、そんな細かいことを言うとややこしいので、とりあえずは4月19日測量開始、で良いかと思います。




以前に書いたのだけど、僕は小学生の時に「尊敬する人物」と聞かれて、伊能忠敬の名を挙げています。


お父さんとか、王貞治選手とか言う子が多かったのだけど、それはなんか違うと思ったから。

家にあった偉人伝(一人2~3ページの漫画で主な業績を紹介してあるだけ)の中から見繕って、この人はすごいと思って書いた程度。


でも、一度「尊敬する」と言ってしまったら、ちゃんと知っておかないといけない気になった。

少しづつ調べて、大学くらいの時にやっと業績を正しく理解できるようになりました。



伊能忠敬は、「結果的に」地図製作者なのですが、彼自身の興味としては「こよみ」にありました。

カレンダーですね。


江戸時代の暦は、カレンダーとしての実用性だけでなく、それ自体がエンターテインメントでした。

日々の運勢が書かれていたり、寺社での祭りなどのイベントや、月食などの珍しい天文現象まで予測されていました。



江戸時代は天文学が大きく進んだ時期で、暦を作るための「歴法」も何度か改定されています。


中国から「暦」が伝わってから 800年ほどは、そのまま中国の歴法が使われていました。

しかし、800年もの間に実際の天文現象と暦の間にずれが見られるようになります。


そこで、これを改定させたのが渋川春海。江戸初期の話です。

800年も続いたものを改定するのだから一大事業でした。


しかし、これで「正確な暦」の重要性が認識されると、より正確な暦を目指して工夫されるようになります。

結局、江戸時代 200年の間に4回の暦の改定がありました。


忠敬が測量の旅に出発した、という4月19日は、寛政暦によるもの。

一般に「旧暦」と呼ばれるのは天保暦ですが、それほど大きく違うわけではありません。



日本の暦は、月の満ち欠けを元としたものです。


月が出ない、新月の日が朔日(1日)。満月が15日。

暦を持っていなくても、夜の月を見れば日付がわかる。誰にでもわかりやすい方法ですし、だからこそ 30日の単位を「月」と呼びます。


現代のカレンダーは「シンプル」ですが、「月」という語源からはすでに離れています。

十五夜は 15日の夜ではない。


しかし、旧暦は、その定め方は複雑ですが、「1ヵ月」が非常にわかりやすいです。

それでいて、実は現代のグレゴリオ暦よりも、1年の長さが正確です。


(地球の1年は365.24219日。

 これに対し、グレゴリオ暦の1年は 365.2425日、天保歴は365.24223日)



旧暦では、1ヵ月は29日か30日です。1年は354日程度。

これでは実際の1年と誤差が大きいですから、4年に一度程度、「閏月」を入れて調整します。

このときは、1年が13月になります。


この、閏月をどのタイミングで入れるかも、誰が計算しても同じ結果になるように計算方法が決められています。



冒頭で書きましたが、伊能忠敬が測量の旅に出たのは、閏四月でした。四月の次に、もう一度四月を繰り返します。

一般に旧暦と新暦は1か月くらい違うとされるのですが、これによって2か月くらい違っている。


四月だから「春に出発」と思いきや、梅雨のさなかです。

実際、蝦夷への船旅は、梅雨頃に特有の気象現象によって長引いています。



#冒頭に書いた新暦と旧暦の対応は、暦の改定も考慮して作られたページを参考にさせてもらいました。




暦を作る上では、天文現象をよく知る必要がありました。

そして、天文現象をよく知るには、一番身近な天体…地球のことをよく知る必要がありました。


遠くにある星は、遠いからこそよくわかりません。

しかし、近くにある地球は、今度は近すぎて全体を観察できません。


実際、地球の正確な大きさもよくわかっていませんでした。

そして、地球の大きさを知ることが、暦法を改良する上で必要とされていたのです。



伊能忠敬の興味は、ここにありました。地球の大きさを知りたい。

でも、江戸時代は何をするにも幕府の許可が必要でした。

地球の大きさを測りたい、なんて常人に理解できないことを言い出したところで、許可はおりません。


そこで一計を案じました。

蝦夷からの外敵に備えるため、蝦夷の地図を作りたい。

幕府に対して、そう申請したのです。


当時、蝦夷はまだよくわかっていなかったので、地図を作るというのは大義名分となります。

そして、地球全体の大きさを推察するためには、大きな場所を測ったほうが良いのです。



地球のサイズを測るのに一番良い方法は、緯度1度の長さを測ることと考えられました。

緯度とは、北極と南極をまっすぐに結ぶ線、「子午線」に対して、地球の中心からの角度のこと。

赤道は0度、北極・南極は90度になります。


北半球では、夜になれば「北極星」を観測できます。

北極星は、ほぼ動きません。


#実際には多少動きますが、この動きも時代とともに変わり、江戸時代は現代よりも動きませんでした。


この北極星がどこに見えるか、正確な角度を出します。

北極の上にあるのですから、北極では天頂、90度の角度に見えるはずです。

逆に、赤道では水平線に重なる、0度になるはずです。


ということは、90度から北極星の角度を引いたものが、観測地点での緯度となります。



これで、地球上の「緯度」はわかります。

あとは、地上の距離を測定すればいいだけ…?



いや、それでは、同じ緯度でも「斜めに」長さを測ってしまうかもしれません。

正確に子午線に沿って図らなくては、距離を誤ります。




実のところ、緯度は比較的簡単に測れますが、経度を測るほうがずっと難しいのです。


経度を測るには、星の位置を使います。

星は、1日の間でもずれていきます。

地球が1日で1回転している(自転)ためで、1周は360度。


現在の時法では、1時間は1日を24等分したものなので、1時間のずれは 360/24 = 15度。

4分で1度ずれることになります。


さらに、毎日同じ時間に星を観測したとしても少しづつ位置がずれていきます。

これは、地球が太陽の周りをまわっているためです。


地球はおよそ 365日で太陽の周りを1周します(公転)が、1周は 360度。

だから、1日のずれはおよそ1度。



同じ個所で数日にわたって観測を行ったら、ここで説明したとおりのずれが起こります。


では、「移動しながら」観測を行ったらどうでしょう?

前日の観測とは、上に書いたものとはまた別の「ずれ」が加わるはずです。


そのずれは、つまり観測地点の経度が変化したことによるずれです。

このずれを正確に測定することにより、2点間の経度の差を求めることができます。



ただ、ここでまた別の問題が生じます。

上に書いた「ずれ」は、地球の動きに起因するものです。

これを正確に測定しようと思えば、地球の動きを正確に知るための道具…

つまりは、正確な時計が必要になるのです。


これは、当時の技術的な限界でした。

伊能忠敬の日本全図は、緯度はかなり正確なのですが、経度に関してはずれがあります。



しかし、星の南中時刻を利用して経度を測定する努力はしています。

ずれがないように複雑な方法で「糸」張り巡らせ、そのうち高さの違う2本が、正確に南北を向くように(子午線に沿うように)します。


この2本が重なるように下から覗くと、星の正確な「南中」位置の目安となります。




蝦夷地の計測は、実際に日本全体の計測を行う前の「試験」と位置付けられました。

試験的なものなので、使用してよい機材も限られ、精度を上げるのに限界がありました。


そして、伊能忠敬が「やりたい」と幕府に願い出て許可を得たもので、幕府は許可とわずかな資金を出しただけです。


忠敬はほぼ私財をなげうって計測を行い、およそ70両、現在の価値にして1200万円ほどを使ったようです。


1800年 10月には計測を終えて帰り、11月は地図製作に取り掛かります。

年内にはすべてをまとめ上げ…子午線1度は「二十七里余」と出ました。


「余」というのがまた微妙ですが、仮に 27.3里 だとしましょう。

1里は約 4km…より正確には、約 3.93km とされます。(もともとそれほど正確な単位ではありません

1度がこの長さですから、地球1周の長さは 27.3*3.93*360 = 38624km 程度です。



実は、ほぼ同じことを、1年前にフランスが行っています。

ヨーロッパ各国で統一されていなかった「長さの単位」を統一しよう、と呼び掛けて始まったもので、ヨーロッパの国々で計測を行い、赤道から北極までの長さを算出しました。


そして、この 1000万分の1を「メートル」とします。1799年のことでした。


言い換えれば、赤道から北極までが 1000万メートル…1万 km です。

これは地球一周の 1/4 ですから、1周は 40000km になります。


伊能忠敬の計測値は、 4% 程誤差があります。



しかし、この業績が認められ、さらに全国の計測が許可されます。


最終的に忠敬の出した子午線1度の長さは、28.2里。

地球一周の長さは 39897km です。わずか 0.3% の誤差しかありません。



ちなみに、地球は当時考えられていたような「球」ではなく、遠心力のために赤道付近が膨れていますし、大陸と海の重さの違いで、北半球がつぶれています。


フランスの計測した場所と、忠敬の計測した場所では、子午線1度の長さが違う、ということですね。


では、現代日本の測定ではどうなのか?


これは、忠敬の子午線1度は、0.2% 程度の誤差しかないのだそうです。




伊能忠敬が暦に興味を持ち、勉強を始めたのは、老いて隠居してからです。


人生何歳からでも何かを始めるのには遅くない。

成し遂げたことの偉大さもさることながら、この姿勢が素晴らしいと思います。


僕の尊敬する人物の一人です。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

今日は何の日

別年同日の日記

02年 4/19

05年 網戸ついた

06年 大玉


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

世界最初のドメイン登録(1985)  2017-03-15 11:00:15  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

今日は、世界最初のドメイン名が登録された日(1985)


…と言ってしまって良いものかどうか。

一応、この前から「ドメイン名」は存在していました。


ただ、登録機関が作られ、最初に正規の手続きが取られたのは、 SYMBOLICS.COM で、1985年3月15日に登録されているのです。




インターネットは、初期の頃に IPv4 が完成し、IP アドレスを直接使ってコンピューターを指定していました。

しかし、これは覚えにくく、不便です。


そこで、HOSTS.TXT という仕組みが考えられます。

テキストファイルで、IP アドレスとホスト名(コンピューターの名前)の組を書いただけのファイル。


ホスト名を指定すると、自動的に HOSTS.TXT を調べて IP アドレスにアクセスを行います。


この HOSTS.TXT は、マウスの発明者としても知られるダグラス・エンゲルバートが管理していました。


彼はスタンフォード研究所(Stanford Research Institute)に所属していましたが、自分のマシンで、この HOSTS.TXT を FTP 公開していました。

ですから、時々 FTP で最新の HOSTS.TXT を取り出し、自分のマシンに入れる必要があります。


Stanford Research Institute's Network Information Center


「スタンフォード研究所 ネットワーク情報センター」の頭文字をとって、SRI-NIC と呼ばれます。



しかし、このやり方は、1980年代の初頭にはホスト名が数百件を超え、破綻気味でした。


そこで、ポール・モカペトリスが、ホスト名の分散管理を考案します。

Domain Name System …いわゆるDNSです。


1983年11月に構想の概要が公表されています。(RFC882,883)

1984年10月には、ドメイン名の名付け規則が決められます。(RFC920


1987年11月には、プロトコルなどの詳細などが決まって実装されます。(RFC1034,1035



SRI-NIC では、命名規則が決まった後の 1985年にはドメイン名の登録受付を始めています。

そして、現存している「一番最初の登録」が、1985年3月15日登録の、SYMBOLICS.COM なのです。




さて、話としてはこれでおしまい。

でも、折角なので SYMBOLICS.COM について書いておきましょう。



MIT にジョン・マッカーシーという計算機学者がいました。

人工知能の生みの親の一人であり、タイムシェアリングを普及させた人で、Lisp 言語の設計者です。


さて、Lisp という言語、非常にシンプル、かつ強力な処理構造を持ちます。

面白いので紹介したいところなのですが、長くなるのでそれはまたの機会にしましょう。


ここで重要なのは、Lisp は List Processor の略である、ということです。


List 構造は、プログラマーならご存知かもしれません。

1つのデータの塊に、次のデータの塊への「ポインタ」を用意し、次々繋げていくデータ形式です。

データを移動したい際に、実際のメモリ上から動かす必要はなく、ポインタのつなぎ変えだけで済む、という利点があります。


Lisp は List Processor なので、すべて…データだけでなく、プログラムもこの List 構造で作られています。


さらに詳細にいえば、Lisp では、ポインタのつなぎ方がすべて二進木になっています。

ポインタの2つ組みが非常に重要なのです。




さて、Lisp は非常に柔軟なデータ形式を持っているのですが、そのぶん処理は遅いです。


たとえば、Lisp では整数型と浮動小数点型の数値は区別はされていますが、問題なく加算できます。

これ、今の言語では当たり前ですが、当時としては画期的なこと。

代償として、加算の前に「型チェック」や、必要なら「型の変換」が必要になるので、速度が遅いです。


そこで、Lisp 処理に特化したコンピューターが、MIT で開発されました。

後に多くのメーカーがこの市場に参入し、一般に「Lisp マシン」と呼ばれます。


Lisp マシンでは、word を保持するのに必要なメモリよりも若干大きめのビット数を確保してあって、データと型を一緒に保持していたりします。(タグ付きアーキテクチャ)

これにより、ハードウェアが型チェック・変換をサポートし、速度の低下を抑えます。



先に書きましたが、List 処理では「ポインタ」の操作が非常に多いです。

Lisp マシンでは、型の一つとしてポインタを持っていて、データを読んだ時に「次のメモリ」を参照すると、自動的にポインタの示す先に進んだりもします。


アドレスの概念がハードウェア的に隠蔽されているのです。


#Lisp マシンは Lisp を効率よく実行できるようにはなっていますが、他の言語、例えばCだって動かせます。

 しかし、アドレスを持たないため、「ポインタ」概念は混乱があります




やっと今日の話に戻れます。

世界最古のドメイン、SYMBOLICS.COM を取得した Symbolics は、MIT で開発された Lisp マシンを商用で販売する会社です。


実際には MIT の研究所内で活動し、その代償として成果は MIT に無償提供されました。

つまるところ、商用販売するから組織を分けただけで、実体は MIT の人工知能研究所なのですね。


ちなみに、現在はこのドメインは売却され、ドメイン名管理会社が所有しています。

「最古のドメイン」を知らせるページが設置されていますが、その会社の宣伝を兼ねているのでしょうね。



ところで、Symbolics のキーボードは…なんというか、とても個性的です。


画像は、Retro Computing Societyから引用させてもらっています。

クリックすると別ウィンドウで同じ画像を開くので、細部まで拡大してご覧ください。


このキーボード、「Space Cadet Keyboard」と呼ばれます。


Cadet というのは「士官候補生」の意味。

このキーボードを使う君は、将来宇宙で活躍するヒーローの候補だ! ってことですかね。

SF映画に出てくる、すごい装置っぽさはあるよね。



キーボードには謎の記号がいっぱいついています。

∞⊂∀∂みたいな数学記号はまだいいとして、👍👎👈👉とかありますからね。


Shift や Ctrl に当たるような修飾キーにも、「SUPER」「HYPER」「GREEK」とか、いっぱいある。


注目すべきは「META」かな。これ、Emacs ユーザーなら知っている「METAキー」の本物です。

今のキーボードでは ESC で代用するのが普通だけど。



このキーボード、{ } …いわゆる「弓括弧」もある。

以前、弓括弧が使えた最初のマシンはどれか、という調査をやったのだけど、その時にこのキーボードを発見して「すごい!」って思いました。


リンク先に書いてあるけど、MIT の Lincoln Keybord も数学記号とか { } とか入れてあるんだよね。

Symbolics も、先に書いたように実態は MIT の人工知能研究室です。同じような記号が使えるのは、多分関係あるんじゃないかな。




ドメイン名を登録開始した 1985年中には、5つのドメインしか登録されていません。

2番目は bbn.com。これも MIT と関係の深い、初期のインターネットを形作った企業です。


続いて、think.com mcc.com dec.com …やっぱり、全部 MIT と関連のある企業。


5番目の northrop.com が、やっと関連のない企業(航空機製造業)です。

でも、空軍がらみの企業だよね。MIT って、空軍や航空業界ともつながりがあるので、やっぱその関係かも。



ドメイン登録は SRI の仕事でしたが、SRI 自体は 1986年になってから、7番目に登録しています。

6番目は Xerox 、8番目は Hewlett-Packard。1986年は、シリコンバレー企業が続々登録しています



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

関連ページ

タネンバウム教授(1944) ストールマン(1953) 誕生日【日記 17/03/16】

別年同日の日記

04年 作っちゃいました

10年 V60 設計者にお会いした。

14年 さよなら遠足

15年 手相開発時の技術話(2)

15年 さよなら遠足


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

QV-10 発売日(1995)  2017-03-10 11:45:05  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

QV-10 発売日(1995)

今日は QV-10 の発売日(1995)

大ヒットし、「デジタルカメラ」を普及させた機械です。


写真は、QV-10 のマイナーバージョンアップ、QV-10A ね。

小さな改良があるのと、本体色が違います。

後で書くけど、初代も持っていたのだけど、壊れて今は 10A しか残ってない。



僕はいつも古いコンピューターの話ばかり書いているけど、今日は比較的新しい。

といっても 22年前の話だけど。(普段は 60年前とか…僕が生まれる前の話書いてるからね)




実のところ、QV-10 以前にも「電子カメラ」は存在しています。

ソニーのマビカが有名ですね。


これが市販された最初、ではないのですが、研究開発としてはソニーが最初(1981~)なので、製品としては人気が出ました。



マビカが発売された当時、僕は大学生で、 Oh!X という雑誌が愛読書でした。

ライターの一人(荻窪圭だったはず)がマビカを購入して、これがいかにパソコンと相性の良い、遊べる機械であるかを、楽しそうに書いてました。


マビカは電子カメラだけど、アナログ記録でした。

2inch フロッピーディスクにアナログで記録して、見るときにはオプションのアダプター経由でテレビに接続して見るのね。


X68000 はテレビと組み合わせて使うことを前提に設計されたパソコンで、オプションで「カラーイメージユニット」がありました。

テレビ画面をパソコンに取り込むための周辺機器。


だから、マビカとイメージユニットを組み合わせることで、撮影したものをそのまま X68000 で扱えます。

これが、パソコンと相性が良い、という理由でした。


…でも、イメージユニットは高価だったし(¥69,800)、マビカも本体だけでは使えず、テレビ信号を作り出すプレイバックアダプターなどを買うと10万円を超えます。


当時はまだ大学生だったので、楽しそうだと思う反面、とても手が出ませんでした。




1994 年には「世界初のデジカメ」である、Apple Quicktake 100 が発売されています。

…へー、そうだったんだ、ってくらいの話。


Mac の周辺機器として設定されていたので、Mac ユーザー以外には話題にならなかったみたい。

11万8,000円」という情報が得られたので、国内でも販売されたのでしょう。


640x480 ピクセルなら 8枚、320x240 ピクセルなら 32枚撮影できます。

ズームもない、フォーカスも固定、写真を見るにはパソコンが必要、という純粋な「画像を取り込むための周辺機器」でした。



…なぜか一時期持っていたのだよね。

たしか、ヤフオクで Mac の周辺機器探していたら、Quicktake 100 も付属したセットで出品されていたのではなかったかな。


そのころはすでにデジカメの普及機で、こんな低性能な機械に興味はなかったので、即刻売り払ったと思います。




そして QV-10 の発売。

¥65,000 だったようです。


320x240 の画像が、96枚撮影できます。

液晶ディスプレイがついていて、撮影したその場で写真を見ることもできたし、パソコン側から画像を送り込んで、ビューワーとしても使えました。


発売前から情報を知り、先に書いたマビカの話などもあって、「ぜひ欲しい」と思ってました。

この頃はスキャナも欲しかったのだけど、とにかく画像が取り込めるのだから、本の挿絵とか取り込みたいなら接写すれば何とかなるだろう、とも期待を込めて。


でも、正直なところ、値段も結構高いし、画質も悪い。

こんな変なものを買う人は少ないだろう…と、発売日に量販店に行くと「大人気であっという間に売り切れました」と店員さんに言われます。


驚きました。こんな変なものを欲しがる人が、僕以外にもたくさんいるんだ、って。

次の入荷はいつになるかわかりません、多分1か月くらい後です、と言われましたが、その場で予約して帰ります。


…2日後に、「入荷しました」という連絡が来ました。

ずいぶんと速いな。



#当然ですが、スキャナ代わりにはなりませんでした。

 スキャナは後で買った。




高校時代は写真部に在籍していました。かけもちの幽霊部員ですが。

一応文化祭の時には写真を出展していたし、暗室作業も一通りはやりました。


でも、写真ってたくさん撮らないとダメね。

上手な人は、躊躇せずにシャッターを押す。大量にとった中から厳選して、本当にいい写真を公開する。


もちろん、最初から構図を決める能力も必要ですよ。

どの写真も上手に取れていて、その中から厳選するのだから、人を感動させられるレベルの写真が生まれる。


でも、僕にはどちらもなかった。

構図を決める能力も、フィルムを湯水のように使う財力も。


#財力は、パソコンにつぎ込んでいたからだとも言えます。

 写真やる人が金持ちなわけではなく、配分の問題。



そんなわけで、「フィルムを使わないから気軽に録れる」「96枚も録れる」というのは、なかなか快適でした。

普段から QV-10 を持ち歩き、何か面白いものがあれば気軽に撮影します。


バスの時刻表とか、メモしたいものを気軽にパシャリ。

今では当たり前ですが、フィルムカメラの頃には考えられない使い方でした。



QV-10 はフラッシュなんかついていませんでしたが、暗がりに強く、夜の街灯の下でも撮影できました。


電池食いではありましたね。

その上、電圧が足りないから充電池は使えない。




液晶の付いた本体部分とカメラ部分の角度が変えられる…カメラ部分が「回る」ことに関しては、今だと「独創的だった」とする解説が多いのですが、「液晶ビューカムの真似」というのが当時の率直な感想。


デジタルカメラに液晶を付けたのは世界初だったし、それによって気軽さが強調され、大ヒットしたのは事実です。

今のデジカメの方向性を示したのは、Apple Quicktake100 ではなく、QV-10 とされるのもそのため。


だけど、ビデオカメラで「液晶ビューカム」という機種をシャープが 1992年に発売していて、QV-10 と形がそっくりです。

QV-10 は安くするために、普及していたビデオカメラ用 CCD を使用した、というのも相まって「動画の撮れない、小さな液晶ビューカム」だと思っていました。



真似が悪いというのではないよ。

この「カメラ部分に角度がつけられる」というのは非常に便利で、QV-10 の後に続いたデジカメブームでは真似した会社も多かったし、むしろこの機能がついていない、普通のカメラのような形状だと不便だと感じていた。



ところで、ビデオカメラ用 CCD は、NTSC ですからデジタルに換算すると 640x480 程度の画像を撮影できます。

でも、縦方向はインターレース…奇数ラインと偶数ラインを交互に読む仕組みです。


だから、縦 480 で撮影すると、奇数ラインと偶数ラインの間に 1/60秒のずれが生じてします。

「静止画」としては、妙なことになってしまうのです。


これが、QV-10 が 320x240 で撮影する理由。

記憶容量を節約する意味ももちろんあるのだけど、安くするために「仕方ない」理由があるのです。



このWEBサイトは 1996年に作り始めていますが、初期の写真は QV-10 で撮影されています。

当時のインターネットは回線速度も遅く、320x240 でも「大きすぎる」くらいだったので、十分な性能でした。


でも、QV-10 だと料理中の写真撮りにくいのね。

赤外線フィルタが不十分で、熱い部分が「緑色」になってしまうの。



いろいろと欠点もあったけど、欠点を補って余りある楽しさもありました。




QV-10 がヒットすると、カメラ会社からもっと本格的なデジカメが発売され始めました。

デジカメの黎明期ですね。


カメラ会社としては、ちゃんとした「写真」を撮れないといけない。

最低 640x480 以上の画質にしたいのですが、そのためには CCD から専用品を設計しないといけない。


当然高価になります。

高画質にするためには、ピクセル数を増やす必要もありますが、それは「1ピクセルの面積」を減らすことでもあります。


そうすると、暗がりに弱くなる。

フラッシュを搭載しても、気軽な撮影は難しくなります。



何よりも、慌てて QV-10 の後を追ったカメラは、搭載しているソフトウェアがこなれていないものが多く、使いにくい印象でした。


僕も QV-10 のしばらく後に「もっといいカメラを」と思って DC-3 とか買いましたけど、使いにくかった。

暗いと撮れないし、撮影後にすぐ電源を切ると、画像が保存されていないことがある。

(電源はソフトウェア制御しているはずなのに、「データ保存」よりも「電源処理」を優先してしまっている)



そのころ、まだ結婚する前の妻から「デジカメ買いたい」と相談を持ち掛けられ、QV-10 を勧めました。

主な想定用途は WEB サイト作成だったから画質は十分だったし、何よりもそのころには安くなっていたから。


これが、冒頭画像の QV-10A です。

僕の QV-10 は、使い込みすぎて壊れてしまって捨てたのだけど、妻の QV-10A はまだ残っています。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

別年同日の日記

02年 3/10

15年 カラオケ


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

ラルフ・ベア 誕生日(1922)  2017-03-08 11:21:07  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

今日はラルフ・ベアの誕生日(1922)


世界最初のテレビゲーム機を作った人です。


もっとも、テレビゲームはそれ以前からありました。

当時は非常に高価だったコンピューターで、一部の大学生とか技術者が遊んでいた。


でも、ラルフはそういう立場にはいませんでした。

全く独自に、「テレビの使い道は、テレビ番組を見るだけではないのではないか」と思いついただけ。

だから、彼のアイディア自体は物真似ではありません。



試作品である BROWN BOX を作ったのは 1968年。

ゲーム専用に特化された機械で、「世界初のテレビゲーム機」です。

「テレビゲーム」という言葉自体、BROWN BOX の特許を取る際に作られた言葉なのだから。


この後、コンピューター上のテレビゲーム「SPACE WAR!」を見たことのあるノーラン・ブッシュネルが、安価な専用回路を組んで「COMPUTER SPACE」を発表します(1971)。

これが、発売されたものとして、また、業務用として初のテレビゲーム機。

でも、ちっとも売れませんでした。



ラルフは、BROWN BOX を改良・量産し、ODDYSSEY として発売します(1972)。

家庭用として発売された、初のテレビゲーム機。


しかし、新しいものというのは理解されるのに時間がかかります。

発売時にはあまり売れなかったようです。

とはいえ、最終的には 35万台を売る大ヒット。



ノーラン・ブッシュネルは、この ODDYSSEY の中の1ゲームをみて、業務用に改良し、PONG として発売します(1972/11/29)。


これが空前絶後の大ヒット。

ブッシュネル自身の作った ATARI 社で売ったものだけで1万台。

違法コピー基盤も含めれば、10万台を超えると言います。


…家庭用の 35万台と比較してはいけないよ。業務用は、1台のゲーム機で数百人から数千人が遊ぶのだから。

遊んだ人の数でいえば、ODDYSSEY の比じゃない、ということ。


実のところ、先に書いたように ODDYSSEY は最初から売れていたわけではありません。

PONG を遊んだ人が「家庭でも似たゲームが遊べるから」という理由で ODDYSSEY を買い始め、結果としてヒットになったのです。



世界的には「テレビゲーム」ではなく、「ビデオゲーム」と呼ばれることも多いです。

ビデオゲームという言葉は、PONG の宣伝文句として考え出されたものです。




以上の話は、以前に書いた世界初のテレビゲームPONG発売日を再度まとめたもの。


ラルフは、テレビゲームを見たこともないのに全く独自に面白いものを作り出した…

というわけではなく、彼はゲームを見たことがないが、彼の下で働いた技術者がゲームを知っていたようです。

この話は、ラルフ氏の亡くなられた際に書いた追悼文に書きました。




今回は、ODDYSSEY 以降の彼の最大のヒット作、サイモン(1978)について書きましょう。


ラルフ氏は ODDYSSEY の発明以降、「発明家」として転身しましたが、テレビゲームよりも、むしろ手に取って遊べる「おもちゃ」を作るのが好きだったようです。


サイモンは、単純明快で面白いので、当時大ヒットしましたし、その後もシリーズ作が続きます。



上の動画が、オリジナルの機械。

これに似た機械を見たことがあるとか、機械は知らないけど同じようなゲームを知っているとか、みんな何かしら覚えがあるはず。


動画を見てもらえば遊び方は一目瞭然ですが、記憶ゲームです。

機械が指示したとおりにボタンを押す。ただそれだけ。


最初は指示は短いのですが、成功すれば「前の指示に追加」される形で長くなっていきます。

だから、一度は覚えて成功したはずのものを、何度も繰り返し入れないといけない。


何度も入れてわかっていたはずの場所で間違えると、妙な悔しさがあります。

つい「もう一回」となってしまう中毒ゲーム。



このゲーム、優れているのは、攻略法がいくつもあることです。


指示は「押すボタン」のランプを連続して点灯することで行われます。

しかし、ボタンには色がついていて、光ると同時に固有の音階が出ます。


このため、「位置」「色」「音」の3つが、同じ指示を出していることになるのです。


最初は一生懸命ボタンそのもの(つまりは位置)を覚えようとするのだけど、慣れてくると色の連続として覚えたり、目をつむって音に集中したりもする。


不要な情報を遮断して集中することで、むしろ記憶しやすくなるのです。

そして、どの情報が不要になるかが、人によって異なります。


ボタンが4つしかないのもいい。

単純だからこそ覚えやすいですし、失敗した時の悔しさに繋がります。




ところで、1970年代末期に「サイモン」といえば、まだ外国人の名前に慣れていない日本人にとっては、サイモン&ガーファンクルでした。

(サイモン&ガーファンクルは 1960年代に世界的に大ヒットした音楽ユニット)


で、昔 X68000 用に、「ガーファンクル」ってゲームがあった。

まるっきりサイモンなんだけど。電脳倶楽部の創刊号に入ってました。



X68000 では、キーボードの7つのキーに、LED が埋め込まれていたのね。

それなりのプログラムを組めば、当たり前だけど点灯を制御できた。


この LED キーを使って「サイモン」を遊ぶ、というアイディアでした。


だから、PC ゲームなのに画面を使わない。キーボードだけで完結している。

単純なのだけど、ゲームなのに画面を使わない、というアイディアに驚いた覚えがあります。




「サイモン」という名前は、欧米の子供の遊び「Simon says」から来ているそうです。

Simon は、13世紀のイギリスの英雄、Simon de Montfort のこと。


日本で言うと「赤白旗揚げゲーム」が近いかな。


Simon says ~ と言われたら、これは英雄の命令ですから、従わなくてはなりません。

でも、命令の前に Simon says がついていない場合は、偽の命令なので従ってはならない。


サイモンは言う、回れ右! サイモンは言う、腕を上げよ しゃがめ!


この例では、最後の「しゃがめ」は偽命令なので、従ってはなりません。

みんなでこの遊びをやって、正しい動作ができてない人は脱落、最後まで残った人が勝ち、という遊び。



単純な遊びなので亜流もいっぱいあって、「やれ!」と言われるまで、命令を覚えるだけで動いてはいけない、というのもあったみたい。

だから、命令の真偽を判別する上に、覚えておかなくてはならない。


ここら辺が、記憶ゲームを「サイモン」と命名した由来なのかな、と思います。




今でもサイモンは人気があって、時々シリーズの新作が発売されます。


先日、お店に置いてあった「サイモンエア」を遊びました。

子供が興味を持ったのだけど遊び方がわからなくて、僕が説明しながらプレイして見せたのね。


基本的にサイモンですが、ボタンが無くて空中に手をかざすだけでいい、という不思議感覚おもちゃ。


内容はやっぱりサイモンでした。単純明快な良さがある。

遊ぶ前は「古いゲーム」と思ってたのですが、今遊んでも十分面白いです。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

関連ページ

2つの特許の出願日(1971)【日記 17/03/22】

2つの特許の出願日(1971)【日記 17/03/22】

別年同日の日記

10年 SH-03B…将来のために

11年 カガクのココロ

15年 1994年のそのほかのゲーム


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

極楽パイロット  2016-08-12 16:16:40  歯車 旅行記 家族

▲目次へ ⇒この記事のURL

家族旅行としては話の途中なのだけど、プレジャーフォレストにできたばかりの新アトラクション、「極楽パイロット」に乗ってきたので、ちょっと説明。


まったく前知識のないところから、まず、遊んでいる人を見た。


デフォルメされた飛行機のようなものの、コックピット部分に乗る。

足はぶらんぶらんしている状態。


大きなアームに振り回され、飛行機がぶんぶん飛ぶ。

各機の動きはまちまちで、ゆらゆら揺れているのやら、キリモミ飛行しているのやらいる。



どうやら、左右の翼の角度を変えることができて、上手くやるとキリモミ状態になる模様。


この時点で、「あぁ、手の動きを感知して、モーター動かしてんだな」と思った。


ただ、絶叫マシンっぽい見た目なのに、あまりキャーキャー言う人はいないんだよね。

ちょっと不思議に思った。




次、乗るところで説明ビデオが流されている。

YouTube に同じビデオがあるのを見つけたのでリンクしておこう。



あっ… これ、極楽パイロットじゃない。

色が違うからプロトタイプ時点での映像なのかと思っていたけど、同じグループ遊園地の「富士急ハイランド」で、極楽パイロットと同日にオープンした新アトラクション、「テンテコマイ」のビデオだ。


しかし、そんなことは見たときには気づかなかったので、気づかないふりをして話を進めよう。


このビデオでの説明は、実際の上手な人の操作を見ながら、「左右の翼を、タイミングよく反転させる」ということの説明のみ。



なるほど、これだけの説明で十分。

モーターなんて入ってなかった。翼に風をうけて、その力で機体を回すという、純粋に物理的な動作。


風車の羽が、中心点を挟んで逆の角度になっているように、翼を左右逆にしていれば、風車のように回転する。


もっとも、人間の体重を回そうというのだから、風車のように簡単には回らない。

ブランコをこぐように、小さな揺れから共振を起こし、だんだんと大きな揺れにしなくてはならない。


デフォルメされた飛行機の「翼」は、実際の飛行機でいう「エレベーター」(翼の後ろの可動部分)にあたる。

そう考えると、これはただの乗り物ではなく、流体力学を応用した物理実験機だ。


キリモミ飛行は、この動作を完全に把握した人だけが到達できる。

時間は限られているので、その時間内にキリモミを発生させられるかどうかが、この遊具の楽しみのポイントとなる。


ここまで、頭では理解できた。


#周囲の待っている人の会話を聞いていると、ここまでの理解に及ばない人が多数。

 なんか、うまく翼を動かせばキリモミするらしい、程度の認識なのだけど、それではキリモミに入れない。




乗り込んで、シートベルトを締め、肩を抑えるように上からハーネスを締め、さらにハーネスが緩まないようにベルトを締める。

すごく厳重に「落ちないように」安全策を取ったうえで、いよいよ「離陸」。


垂直離着陸機のイメージなのか、ゆっくりと上に持ち上げられる。

ただし、アームがある都合上、全員「斜めに」なる。


そして、各機体を固定しているブレーキ(?)が外される。

斜めの状態から急にフリーになるので、左右に揺らされる。


ここ、事前説明になかったので油断していた。

この「揺れ」を最初の種として共振を起こしていけば、最短時間でキリモミに入れるのだろう。



最初は、振り回される感覚にも慣れていないので、自分の「揺れ」が認識できない。

それが認識できないと、ブランコをこぐように大きくすることができない。

でも、じきに慣れて、共振させながら揺れを大きくしていく。


ある程度揺れが大きくなると、一番揺れたところで「そのまま回転するのではないか」と期待して、翼の角度を切り替えられなくなる。

この「最後のひと押し」ができないのが悔しい。でも、悔しいということは良いゲームだということだ。


そして、コツがわかった。

アームによる「振り回し」は、斜めの軌道になっている。つまり、「落下」する瞬間があるのだけど、ここが一番風圧が強い。

だから、このタイミングでキリモミに入るのが一番入りやすい。



キリモミに入ったら、翼を動かしてはならない。そのままの角度を維持すれば回り続ける。

しかし、徐々に回転が加速していく。目が回り、気持ち悪くなるので「一度止めよう」と思って止めてしまった。


#理解して回転に入れたのであれば、止めることも難しくない。


さて、再チャレンジ。これがまた、すぐには回らない。

もう一度回せて、今度はそのまま維持、と思ったところで終了時間になって終わってしまった。




姿勢としては「頭を後ろにつけるように」と事前説明があった。

でも、落下する瞬間とか、ハーネスに体重を預けることになる。

回転にうまく入れずに「逆立ち」した状態で止まると、肩で支えることになる。


大丈夫だと思うのだけど、結構怖い。


ただ、ものすごく怖いのかと言うと、冷静にならないと姿勢制御できないので、叫ぶような怖さはない。

状態を冷静に把握できている時って、怖さを感じないものだ。


ちなみに、自分で機体を揺らさなければ、ただぶんぶん振り回されるだけで、回転木馬とそれほど変わらない。

(いや、回転木馬と違い、落ちる部分があるからちょっとは怖いか)


怖い状態にできる人は怖いとは感じず、怖い状態にできない人は当然怖くない、という不思議な乗り物。

絶叫マシンのはずなのに、あまり叫び声が聞こえないのはこれが理由だったようだ。


「回せるかどうか」に挑むゲームとしては、かなり面白いと思った。

絶叫マシンじゃなくて、体感ゲームマシンだ。



WingWar を R-360 でプレイしている感覚に近いと思った。

いや、R-360ではそのゲーム以外プレイしたことないからだけど。


#WingWar は飛行機のゲームで、宙返りやキリモミ飛行も可能なのだけど、そのようにする操作は結構難しい。

 そして、R-360 は特殊な筐体で、対応ゲームを遊ぶとコックピットが自由に回転する。



ところで、後で知ったのだけど、回転数カウントされているそうだ。

大記録が出るとアナウンスしてくれるらしいので、本当に「ゲーム」として楽しむリピーターもいるらしい。


回り始めたら後は「翼の角度を維持する」以外にやることはないので、いかに早くキリモミに入るか、だけが勝負だろう。


あと、回転してると、怖いというより、気持ち悪くなる。

それに耐えられるかどうか、という勝負で、記録を出したとしてもあまり楽しい体験にはならない気がする。



▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

旅行記

家族

関連ページ

宮ケ瀬ダム見学(1/2)【日記 17/11/07】

旅行の記録

家族旅行:プレジャーフォレスト【日記 16/08/12】

極楽パイロット【日記 16/08/12】

プレジャーフォレスト・キャンプエリア【日記 16/08/12】

別年同日の日記

02年 中華料理

05年 ゴミ箱

14年 IBM PC の発売日(1981)

15年 夏の家族旅行・福島

15年 アイスバーガー

15年 宿に到着

15年 2日目

15年 夕食

15年 旅行中のナビについて


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

カシオミニ 発売日(1972)  2016-08-03 14:19:12  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

今日はカシオミニが発売された日(1972)。


名前は有名ですが、もちろん僕は実機を使ったことも、CMをリアルタイムに見たこともありません。

年がばれるけど、この世にはいたけど物心ついてない頃。



カシオミニは、ポケットに入るサイズの電卓です。

電卓というのは、「電子卓上計算機」の略です。卓上、つまりはデスクトップです。


その卓上計算機が、ポケットに入るサイズになるまでには激しい競争がありました。




「卓上」計算機になる前の話から始めましょう。


1950 年代、計算機と言えばタイガー計算機でした。

桁ごとにレバーが付いていて、その位置で 0~9 の数字を表します。

そして、クランクを回して歯車を動かすことで計算を行います。


足し算引き算はクランクを1回まわすだけ。


掛け算の場合、クランクを「かけたい数」だけ回します。

つまり、足し算を繰り返せば掛け算になる、という原理です。


ただ、大きな数をかけたいときにはこのままでは大変ですから、桁をずらすことで「筆算」と同じ原理で高速に計算できました。

割り算はもう少し複雑になりますが、おおむね掛け算の逆の考え方です。



1937年には、電動式のタイガー計算機も開発されていますが、高価で普及はもう少し後です。

電動式では、桁をずらす部分まで含め、自動的に掛け算・割り算を行ってくれました。


1950年代になると電動式も普及し始めますが、手動式でも高価なものだったので、一般的だったわけではありません。




コンピューターは「計算機」に自動制御機能を追加したものですから、電気式計算機もコンピューター以前からありました。


初期のものはリレー回路を使用していて、非常に巨大で、遅いものです。

それでも歯車式よりも高速で動作したため、特に膨大な計算が必要な組織で使用されていました。


この頃の計算機は、数値の入力も歯車式の計算機を模していました。

桁ごとに 0~9の数値を選ぶ、という方式です。10桁の入力がができるなら、10桁それぞれに 0~9 の数字が必要で、数字だけで 100個のキーが必要でした。

これを「フルキー方式」と呼びます。


カシオ計算機は、もともとはこの「リレー式計算機」を作成する企業でした。

まだ計算機と言えばタイガー計算機のような歯車式が中心で、リレー式計算機なんて作られていない頃のこと。


樫尾4兄弟の次男の発案で、リレー式の計算機を作り始め、1957年に「14-A」計算機が完成します。

カシオ計算機は、この機械の利益で作られた会社です。


使いやすさを考慮し、フルキー式ではなく、世界初の「テンキー式」を採用した計算機でした。

テンキー式とは…いうまでもなく、今の我々が知っている「計算機」の入力方法です。

10個のキーで 0~9 の数値を入力し、キーを押すごとに以前に入力した桁が上の桁に送られていきます。


表示に関しては、各桁ごとに 0~9 を示すランプがついていました。

まだ現在のような7セグ表示(いわゆるデジタル数字表示)はありませんし、それ以前につかわれた、数字の形の電極が重なるように入れてある「ニキシー管」も普及前です。



14-A は歯車などの機械部分を持たない「純電気式計算機」であり卓上計算機ではありません。

一見、机の上に置かれているように見えるのですが、その机こそが本体。上に載っているように見えるのは、入出力を行う操作盤です。


価格は 48万 5千円でした。

大学卒の初任給が1万円未満、あんぱん1個が12円の時代です。


#当時の「大学卒」は、非常に限られたエリートだったことに留意。今の大卒と違って高給取り。

 今の感覚でいえば、1000万円近い機械でしょうか。




1964年 7月、シャープが「電子卓上計算機」コンペット CS-10A を発売します。53万 5千円。

フルキー方式でしたが、カシオのものよりもずっと小さく、机の上に乗せることができました。

なによりも、リレーと違いトランジスタを使用していたため、高速でした。


カシオはまだリレー式を作っていたのですが、トランジスタ式の研究も開始し、いや応なく切り替えていく形になります。


ここにきて、電卓市場に乗り出してくる会社が相次ぎ、後に「電卓競争」と呼ばれる状態に突入します。

各社機能と安さを競うようになり、どんどんコストパフォーマンスが上がっていきました。



1966年 7月に、日本計算器販売の発売した Busicom 161 が、競争の中で一歩抜き出ます。

数値の記憶部分に高価なトランジスタを使うのではなく、安価なコアメモリを使うようにした製品でした。

値段は 29万 8千円。たった2年で、電卓の値段は半額近くまで下がったことになります。


同社は、製品名のほうが有名になったために、後に「ビジコン」と社名変更します。




この頃、電卓の機能競争は、購入する各社ごとに必要な計算を行いやすくする「アプリケーション」の競争に入っていきます。


銀行に納入するなら複利計算などがすぐできるように。設計事務所に納入するなら構造計算がすぐできるように。

レンズメーカーに納入するなら、光の屈折計算がすぐできるように…


これらをすべて、トランジスタの論理回路で実現していくのです。

値段は下げなくてはならない一方、このカスタマイズ作業が非常に大変で、電卓メーカーの収益を圧迫し始めていました。


また、トランジスタを使った回路ははんだ付け個所も非常におおく、工場での組み立てコストも悩みの種でした。




1969年、シャープが QT-8D を発売します。

世界初の、LSI によって論理回路を実現した電卓でした。


基本演算部分を集積回路にし、アプリケーション部分は別に作り込めるようにすることで、はんだ付けのコストを大幅に減らしています。

値段は 99,800円と、10万円以下を実現しました。


ビジコンも追随し、LSI を1つだけの「ワンチップ化」に成功。BUSICOM LE-120A。

これにより、電池駆動でポケットに入るサイズを実現します。89,800円。


とはいえ、これは小さすぎるため、アプリケーションの作り込みなどはできないものでした。


ビジコンの次の一手が、「アプリケーションを回路の組み合わせではなく、ソフトで実現する」という 141-PF でした。

値段は 159,800円と少し高めですが、計算結果をプリントアウトできる高級機種でした。


この 141-PF を作成する過程で、世界初の「1chip CPU」である i4004 が作られています。

こちらは過去に 4004の発売日 で書いているので、興味のある方はお読みください。




ところで、1960年代は「所得倍増計画」が実行された年代でもあります。

池田勇人内閣総理大臣の打ち出した政策で、10年間で国民の所得を倍増させる、という計画。


実際は所得は4倍に増えています。好景気の時代でした。

先に、1957年ごろの大学卒初任給が1万円未満、と書きましたが、1970年代頭には 4万 6千円ほどになっています。

ちなみに、あんぱんの値段も 12円から 40円に値上がりしています。


生活に余裕ができ、レジャーブームが起こったころでもあります。

特に、ボーリングは簡単な運動で誰でもでき、屋内なので天候にも左右されないなど、いいことづくめで大ブームを起こします。




カシオ計算機の中でもボーリングはブームでしたが、当時のボーリングはすべての計算を手で行います。

(今みたいな、自動計算はない時代ですから)


ボーリングの計算は結構複雑です。

ストライク(1回の投球で的をすべて倒す)、スペア(2回の投球で的をすべて倒す)を出すと、その後の2回、1回の投球の点数がボーナスとして加算されます。

さらに、この頃はブームですから上手な人もいて、ハンデなども考慮した計算が必要です。


ここで、カシオ4兄弟の四男が、「ボーリング用の電卓があれば売れるのではないか」と発案します。

ボーリングの点数は最大で300点なので、数ゲームやって集計しても4桁あれば十分。

その分値段を下げ、ポケットに入るサイズにして…


早速技術者が仮計算してみると、1万円を切る販売価格で作れそうです。

四男とその技術者の二人だけで、他の人には一切内緒で完成させてしまいました。



作成の過程で、8桁になると製造コストが上がるが、4桁と6桁では大して変わらないことが判明。

表示は6桁になります。


従来、1桁ごとに1つの蛍光表示管(広義の真空管の一種)を使っていたのを、6桁を封入した大きな蛍光表示管にすることでコストを下げます。


#ただし、当初からそのように設計したというだけで、初期型には1桁ごとの普通のものが使われた。

 6桁封入した管を特注すると、計画が他社にばれてしまう恐れがあったため。


表示は6桁ですが、6桁×6桁=12桁の掛け算性能を持ちます。

この際、上位6桁だけが表示され、下位6桁はボタンによる表示切替で見ることができました。



ボタンにはそれまで使われていたスイッチ(リードスイッチ)と違い、パネルスイッチを採用します。

パネルスイッチとは、基板に「途中が途切れた線」が作り込まれていて、スイッチ側の導電体を押し当てることで電気を流す仕組み。

今では当たり前に使われていますが、当時としては新しいコストダウン技術でした。



完成した電卓を重役会議で披露すると、兄弟の中での反応は上々。

しかし、部長クラスの重役になると「こんなおもちゃみたいなもの、売れるわけがない」という反応もあり、意見は分かれます。




当時の電卓は事務用品ですから、事務用品店の経路で販売されていました。


しかし、カシオミニは個人消費を狙った低価格商品です。

全く新しい流通網として、文房具屋に卸すネットワークを構築します。


そして、個人向けにテレビCMが作られます。

「答え1発! カシオミニ!」


当初の予定を超え、12,800円になってしまったのですが、それでも当時は驚くほどの低価格。

カシオミニは大ヒットします。

生産が間に合わず、営業の仕事は客に謝ってまわること、と言われたほどでした。



月産10万台で、10か月後には100万台。

1年近くたっても生産量が下がらず売れ続けていたのですから、本当の大ヒット商品です。


海外にも多く輸出されていました。100万台のうち 20万台は海外輸出だったそうです。


当時の電卓は、高い計算力を持つ「兵器」の一種だという考え方で、業界では海外への輸出の自主規制が行われていました。

ただし、ここで定義される「電卓」とは、8桁以上の計算能力を持つもの。

カシオミニは、6桁しかないためこの規制も潜り抜け、自由に輸出できたのだそうです。


ここに「電卓戦争」の時代は終結します。




カシオミニはその後も改良が続けられ、まずは定価は据え置きで製造コストの削減・使い勝手の向上を、ついで値下げを行っていきます。

3年後には、4800円と5千円を切りました。


シリーズ累計では1000万台を超える売り上げ台数となったそうです。


▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

別年同日の日記

02年 DVD+R/+RW

03年 どうぶつの森で

05年 子供の風邪

18年 電話機購入


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

携帯関連アイテム2点  2016-07-22 18:34:25  歯車

▲目次へ ⇒この記事のURL

昨年末に買った Android 端末を、G.W. に落として画面を割ってしまった。


…いや、ひび一本で、奇跡的なことに普段使っている視野角だと、全く気にならない。

横からのぞき込むと割れていることがはっきりわかるのだけど。


気を付けないとなー、と思っていたのだけど、先日また落として、表面に貼ってあるカバーガラスシートの端が欠けた。




これで怖くなって、なんか対策出来ないかと考え始める。


以前使っていた Panasonic 製のスマホは、ストラップ穴があったのだけど、今使っているのはいわゆる「最近の流行デザイン」でストラップ穴がない。


唐突だけど、その昔 PT-110 っていう小さなコンピューターがあって、当時としてはあまりに小さかったので、落として壊さないように開発陣がストラップ穴をつけようとしたらしい。


でも、ストラップ穴をつけるのであれば、そこにストラップをつけた状態で「本体を振り回して問題がない」強度を確保しないといけない。

正しい強度か、試験する必要もあるのだけど、そんなことしていると開発コストに跳ね返る。


おそらく最近の安いスマホにストラップホールがないのも、同じ理由なのだろう。


PT-110 の場合、実は「自分でストラップ穴を作れる」ようになっていた。

本体の外側が薄いプラスチックになっている部分を少し削ると、内側の金型部分にねじ穴が開いている。

ここに、アクセサリー用の「ねじ穴付きループ金具」をつけてしまえば、ストラップがつけられる。


こういう、玉虫色の解決方法ないかな、って思うのだけど、みんなが同じことを始めたら玉虫色ではなくなるわけで、難しい。




調べたら、イヤホンジャックに差し込んでストラップ穴を作り出すアクセサリーが人気のようだ。


Plugy Lock 。

イヤホンプラグにゴムチューブを通した「小さなねじ」を差し込んで、このねじを回すことでゴムチューブを圧縮する。

すると、ゴムは周囲に広がり、内側からがっちり固定してくれる。


一応 3Kg の荷重に耐えられるらしいけど、これは「玉虫色の解決」であって、強度保証があるわけではない。

使うなら自己責任で、だろう。


2千円ほどと結構高いのだけど、買ってみたら調子がいい。しっかりしていて外れそうにない。

外そうとするときには、ちょっと緩めればすぐとれる。


…しかし、3日ほどたってから外そうと思ったら、なんかうまく取れない。

緩む方にねじを回していたら、頭が取れてしまい、中のねじを引っ張り出すのに難儀した。

(最終的には取れたけど)




これはどうも、イヤホンプラグを使うのは諦めたほうがよさそうだ。


いままで、イヤホンプラグを使うのは、車内だけだった。

スマホをカーナビ+音楽プレイヤーにして、イヤホンジャックからカーステレオにつなぎ、シガレットプラグから充電しながら使っていた。


うーん、じゃぁ、Bluetooth でカーステレオに繋げるようにするか。


Bluetooth レシーバーで、イヤホンジャック出力でステレオに接続できるもので、シガレットプラグ、もしくは USB 充電で使えるもの…と検索してみる。


そしたら、もっといいものがあった。


Bluetooth レシーバーで受け取った音声を、FM 波に変換してカーステレオに送る、というカテゴリの製品が結構あったのだ。

大抵は、それ自体がシガレットプラグの形状をしている。


あ、でも、そうしたらシガレットプラグが使えなくなる。

USB 充電もしたいから、シガレットプラグを奪われるのは困る。


いや、ちゃんとそこまで考慮した製品があった。



Bluetooth レシーバーで受け取った音声を、FM 波に変換してカーステレオに送る。

それ自体がシガレットプラグ形状だけど、USB 電源出力もある。


ついでに、電話がかかってきたときはその製品についている「受話ボタン」を押すことで、受け取れる。

相手の音声は FM波でカーステレオから聞こえ、こちらの音声はその製品のマイクで拾われて相手に送られる。


ボタンは受話ボタン以外に、終話ボタンと + - の合計4つついている。

これで、音量調整もできるし、聞いている曲の次選曲、前選曲、一時停止、再生開始、などもできる。


スゴイ高機能なのに、購入時の価格で 1200円ほどだった。


#中国から発送なら、800円程度から買える。

 ただし、Amazon の商品評価コメントには「到着が遅い」と怒りのコメントが多数並んでいる。

 税関通したら遅くなるのは当然で、それは商品の評価に書くことではないと思う。

 僕は急ぎで欲しかったのであえて高いものを選んだ。



安い理由は、新製品が出たからのようだ。

新製品では、USB 部分に USB メモリを差し込むことで、USB 内の MP3 を再生できる。

単体で音楽プレイヤーとなる機能が付いたのだ。


でも、僕はスマホを接続したいから買うので、この機能はいらない。

買ってから説明書を読んだら、USB に入れた音楽ファイルを再生できる…というようなことが書いてあった。

もしかしたら少し高かったのは、実は後継機種を買っていたのかもしれない。




使い勝手だけど、Amazon のコメントには「ノイズが乗る」と言っている人と「ノイズは全然乗らない。良好」と言っている人がいた。

また「音が小さすぎる」と言っている人もいた。


買ってみてわかったのだけど、スマホ側の Bluetooth 送信音量を最大にすると、ノイズが乗る。

しかし、スマホ側で音を小さくすればノイズは消える。


一方で、レシーバー側の音量を変化させてもノイズに影響はなかった。



つまり、これはノイズではなく、音量が大きすぎることによる「音割れ」だろう。

さらに言えば、製品に原因があるのではなく、スマホ側に問題がある。


…そのつもりで調べてみたら、Bluetooth の音量がおかしい、というのは、Android には良くある問題のようだ。


Android はハードウェアごとに少しづつカスタマイズが必要なので、Bluetooth などの微妙な部分が完全調整されないまま世に出やすいのかもしれない。


音割れは、Bluetooth に渡す音が大きすぎるということだし、「音が小さすぎる」はその裏返しの可能性がある。



現在のところ、僕は Llama を使って「音楽アプリを起動したら音量最大」にしてしまっている。

これをちょっと改めて、Blutooth 接続しているときは8割程度の音量になるようにすればいいだろう。


そして、音が多少小さいのは、カーステレオの音量を上げて対処することにする。




普段 Bluetooth は使っていなかったので、何らかの問題で接続が切れたときにどうすればよいか、も最初はわからなかった。

単に、レシーバーの電源スイッチを OFF にして、ちょっと置いてから ON にすればいい。


これだけで再接続される。


スマホを(これ以上)落としにくくなって、カーステレオでも接続していた線が一本減って扱いやすくなった。


特にBluetooth レシーバーは、安いのでお勧め。


Plugy Lock は…どうせイヤホンジャックを使わなくするつもりなら、もっと安い方法でもいいかもしれない。


2016.7.24追記

2点、という記事なのに追加でもう1点。


スマホを固定するのに、今まで吸盤から関節付きの腕があって、ワニ口でつかむやつを使っていた。


800円くらいで買って2年ほど使っているのだけど、非常にいい製品だ。満足していた。

ところが、スマホを買い換えると、スマホの重みで吸盤が外れることが増えた。


#ちなみに、吸盤は粘着素材なのでどこでも貼り付けられ、剥がれても洗えば再度張り付けられる。



カーナビに使っていて運転中に落ちると非常に困る。


そこで、「落ちないスマホスタンド」を探した結果これに落ち着いた。送料・税込みで ¥96。

販売会社・メーカーは儲け出てるのか? 大丈夫?


すごく使う人を選ぶようで、別のリンクで売っている(値段も高い)同商品のレビューだと非難も多い。


横置きにしかできないし、タブレットみたいに大きなものは支えられない。

水平に近い場所がないと使い物にならない。それなりに広い面積がないと固定できない。

溝に挟む形なので、スマホ画面下部は見づらくなる。


でも、「摩擦が強くて滑らなくなるので、置くだけでいい」という原始的な方法は、何よりも信頼性が高い。

しばらく使ったけど、コストパフォーマンスが非常に良い商品でした。



▲目次へ ⇒この記事のURL

関連ページ

ら抜き言葉【日記 16/11/18】

別年同日の日記

11年 3連休


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています

【訃報】長谷川五郎さん  2016-06-24 09:24:46  コンピュータ 歯車 今日は何の日

▲目次へ ⇒この記事のURL

昨日の報道ですが、オセロ考案者の長谷川五郎さんが、20日に亡くなったそうです。

すぐに何か書こうと思ったけど、昨日は忙しくて書けませんでした。




僕は氏のことを全然知らない。


オセロの開発話は本やテレビで何度か見たことがあるし、それなりには知ってる。

でも、氏に対しての思いは特にない。


それで訃報を書くのもどうかと思うのだけど、オセロに関して思うところはいろいろある。

ちょうどよい機会だし、偉大な方だと思うので、自分の思い出を少し書こうと思う。




テレビゲームが子供の遊びの主役となる前、どこの家にも将棋やオセロなんかがあったと思う。


人生ゲームなんかもあるのだけど、あれは大人数で遊ぶ時用。

オセロなら、2人いれば十分で、しかも短時間で遊ぶことができた。


僕は兄弟が多く、兄や姉とよく遊んだのだけど、大抵は負ける。

小学校低学年の頃だったから、まだ論理性が身についていない。


オセロは、「多くとれる」ところを責めると、自分の色の駒がたくさん並んだ状態を作り出してしまう。

それは、とりもなおさず相手にとって「多くとれる」ことを意味する。


だから、闇雲に攻めちゃいけない。でも、そんなこともわからずに闇雲に攻めていたのだった。




小学校4年生の頃だと思うが、ゲームセンター向けにオセロのゲームがあった。

白黒画面で、○と×で駒を示しているやつ。


それを見たときは、「コンピューター相手にオセロができるんだ」とは思ったのだけど、お金を出してまでやろうとは思わなかった。

小学生にとって 100円は大金だし、オセロだったら家に持っているから。


#注:まだゲームセンターに小学生が言っても問題なかった時代。

 よく、金もないのにゲームセンターに入り、人のプレイやアドバタイズを見るだけでわくわくしていた。



そして、小学校6年の頃だったと思う。

オセロの販売元のツクダオリジナルが、オセロを遊べる家庭用テレビゲーム機を発売していた。


実はセガ SG-1000 の互換機で、カートリッジを入れないときはオセロが起動するようになっている。

おもちゃ屋の店頭に、遊べる状態で置いてあったのだけど、この「人工知能」に対して…確か、強さを選べて、一番弱い場合だったとは思うのだけど…必勝法を見つけ出した。


コンピューターは、こちらが同じ手を出せば、全く同じ手を出してきた。成長がなかった。

それで、5~6手進めただけで、すべて自分の色になってゲーム終了、という手順があった。

この手順を発見して、その店の店頭を通るたびに、わざわざ「完勝」して、誇示するようにその画面のままにして去ったのだ。


コンピューター相手にオセロをやったのは、たぶんこれが初めてなのだけど、「コンピューター、馬鹿だな」と思っていた。




中学生になり、ファミリーベーシックを入手した。

面白くもないゲームを作ることが楽しかったのだけど、ある日ベーマガに「オセロ」のプログラムを見つけた。


他機種用。でも、人工知能ってとても高度なもので、BASIC で簡単に組めるとは思わなかった。


興味を持って、プログラムを読んでみるのだけど、何をしているのかどうも意味が分からない。


プログラムのほとんどは、オセロのルール…挟んだらひっくり返るとか、ひっくり返せない場所にはおけないとか、そういう細々したことを実現するためのものだった。

人工知能らしい、高度な部分はない。



人工知能の思考ルーチンはと言うと、盤面の中で「駒を置ける場所」を見つけたら置いてしまう、と言うだけ。

ただし、置ける場所の順番は示されていて、単にマス目を端から見ていくのではない。



ふーん、すると、この順番に何か秘密が隠されているんだな。

ファミリーベーシックに移植して遊んでみる。


そのプログラムは、それほど強くはなかったけど、適当に相手をしても勝てない程度には強かった。


石を置く順番…取るべき優先順位は簡単な話で、盤面の四隅は最優先。

その隣は、最も優先順位が低かった。


オセロでは「駒を挟むとひっくり返せる」というのが最重要ルールだ。

でも、隅にあると絶対に挟めないから、自分の駒を置くと相手にとられない。

安全地帯なのだから、何よりも優先して確保しなくてはならない。


そして、相手の駒を挟む形でしか新しい駒は置けない。

隅の隣に駒を置かなければ、相手に隅を取られることはないことになる。

だから、隅の隣を迂闊に取るのは悪手。優先順位を下げないといけない。



でも、単純に優先順位をつけるだけでは、「多くとれるところ」を見逃すことにもなりかねない。


プログラムを改良して、位置の情報に「優先順位」フラグを付けた。

置ける場所が見つかっても、同じ優先順位のところがまだあるなら、そちらにも置けるか試す。


一番多くの駒をひっくり返せるところの位置は覚えておいて、同じ優先順位の場所が無くなったところで、「一番良いところ」に駒を置く。


ちょっとした改良で、ちょっとだけ強くなった。

これを友達に渡して遊ばせたら「何度か遊んだけど一度も勝てなかった」と言われた。


僕が遊ぶと、アルゴリズムを知っていることもあって、これでもかなり弱い。

一度も勝てないはお世辞じゃないかと思ったけど、そいつは思考ゲームは嫌いだったので、適当に遊んだら勝てなかったのかもしれない。




まがりなりにもオセロの思考ルーチンを考えたことがあったので、興味を持ってはいた。

その後、たしか雑誌の「ログイン」で、森田和郎さんが「森田オセロ」の解説をしていた。


森田和郎さんというのは、当時の有名プログラマで、オセロとか将棋を作るのを得意としたのね。


もっとも、ゼビウスに類似したゲームを、当時の非力なマシンで作り上げて、ナムコの許可を得て販売したりもしている。

アクションゲームも十分作れるし、複雑な思考ゲームも作れる。凄腕のプログラマだった。


話がそれたけど、森田オセロでは、もちろん「駒を置く位置」も考慮しているけど、それでいくつの駒をとれるか、置いた駒の周辺に空きマスはないか(空きマスがあれば、そこに相手が駒を置くことでひっくり返されやすい)、など、多くのパラメーターに点数をつけることで複合的に置く場所を決めているという。


そして、何より大切なのが「先読み」だった。


駒を置ける可能性のある場所はいくつもある。

その中でどこに置くかを決めるのに上に書いたように点数を使うのだけど、一番高得点のところに置けばいいというものではない。


そこに置いたとしたときに、次に相手はどんな戦略をとれるか。ここでも得点を出し、一番高得点のところに置くとする。


じゃぁ、それに対して今度は自分は…これを数手繰り返せば、先読みができる。

たくさんひっくり返したけど、その次の手でそれを全部取り返される、なんて間抜けな手を打たなくなる。



森田和郎さんの記事では、αβ狩りも説明されていた。

ややこしいので詳細は省くけど、先読みの範囲を絞り込んで、効率よく最善手を見つけ出すための方法。




実は、先読みまでするオセロを試作したことはあるのだけど、未完成なまま飽きた。


大学の時に Lisp 言語を入手したのね。

Lisp なら人工知能だろうって、当時の浅い知識で短絡してオセロを作り出した。


先読みルーチンを作るには、「今の盤面の状態」を記憶したまま、次々と「先読みした盤面」を作り出す必要がある。


具体的にいえば、先読みのために1階層深くサブルーチンを呼び出すたびに、新しいメモリを確保して盤面を保持した配列をコピーしないといけない。


関数に対して配列が渡せれば簡単なのだけど、C言語ではそのようなことは出来ない。

もちろん、BASIC でもできない。そもそも BASIC にはサブルーチンはあっても関数はない。


でも、Lisp は元からそういう言語構造だった。

データは呼び出しの際にコピーされる。だから先読みプログラムを作りやすい。



で、先に書いた通り、未完成なまま飽きた。

Lisp に慣れておらず、何か処理しようとするたびに方法を考えないといけなかったし、そもそも Lisp は「人工知能のアセンブラ」と言われるくらい、アセンブラのように命令が貧弱だった。

(…という考え方が間違っているのは、今ではわかっている。でも当時の僕はそう思った)



それ以降、こうした思考ルーチンは面倒くさくて作ってない。

興味はあるから、それなりに話を追いかけてはいるけれど。




もう、長谷川さんの訃報とはほとんど関係なくなっているね。

以上、オセロに関する僕の思い出話でした。




▲目次へ ⇒この記事のURL

同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

今日は何の日

別年同日の日記

02年 DJB

13年 セミの幼虫

15年 若者の恋愛観

15年 結婚と経済


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています


戻る
トップページへ

-- share --

10000

-- follow --




- Reverse Link -