ハードディスクレコーダーのリモコンが調子悪い。
今では当たり前の家電となった「ハードディスクレコーダー」だが、我が家的にはかなり黎明期から使っていると思っている。
ソニーから発売された「Clip-On」が少なくとも国内では最初のものだと思うが、さすがにそこまで最初からは使っていない。
でも、その次に発売された「ソニーチャンネルサーバー」を購入して使っていた。
今調べたら、比較的最近の記事でも、ここら辺がハードディスクレコーダーの最初だと書かれているので、認識は大体あっているようだ。
で、その頃は次々新機能の機種が発売され、買っていた。
5年もたつと機能的に陳腐化するので買い替える、という感じだ。
故障する前に買い替えるので、快適だった。
ところが、最近はテレビ放送自体に以前ほどの力が無く、必要ならネット配信で後から見ることもできる。
ハードディスクレコーダーで記録しておく必要性が薄れている。
そんなわけで、今使っている機種は、もう10年以上前のものなのだ。
そして、本体は大丈夫なのだが、1年ほど前からリモコンがおかしくなった。
一部のキーが押しても反応しにくいのだ。押す力加減などを変えると、何とか入力できる感じ。
半年前には、いよいよ使いづらくなった。
アマゾンで導電塗料を買って、修理を試みた。
リモコンというのは、ゴム製のボタンの裏に、導電塗料が塗ってあり、それが基板に押し付けられることで導通することでスイッチとしている。
ボタンの反応が悪くなった、というのは、この導電塗料が経年劣化ではげ落ちてしまった、ということに他ならない。
だから、新たな塗料を塗ったら治るんじゃないか、と思ったんだ。
アマゾンのレビューにも、そうした修理報告が多数上がっていた。
塗ってみると、確かにいい感じ。
でも、持ったのは半年だ。この塗料、本来プラスチック用で、ゴムにはしっかりくっつかない。
半年くらいは持つが、使っている間に剥げ落ちてしまう。
しかも、塗料の被膜がそのままはげ落ちることで「ボタンが押されっぱなし」の状態になってしまい、以前よりもややこしいことになる。
そんなわけで、修理は諦めた。
昔は、学習リモコンを使っていた時期もある。
でも、機械がいっぱいあって、リモコンが多すぎるからまとめたい、という用途には向くのだが、今回のように「1つのリモコン」の代替として使うには、あまり使いやすくない。
汎用リモコン、というものも世の中にはあるのだが、あれはボタンの数を大幅に減らしたミニマムセットであることが多い。
最近のリモコンボタン多すぎるから、ややこしくて好かない、という人向けの製品なのだ。
純正リモコン売ってないのかな。売ってるとしたらいくらくらいだろう…とアマゾンで商品検索する。
すると、「互換リモコン」というピンポイントな商品があることを発見した。
家電品たった1機種のリモコンを、わざわざ互換でキー配置なども全く同じに作ってあるのだ。
もちろん中国製。こんな謎の情熱は日本のメーカーにはない。
純正品は6千円だったが、互換品は2千円だった。
うーむ、見た目は同じでも、互換品は「純正ではない」デメリットもあるのだろうか…
1日悩んで、互換品を購入した。
ボタンを押したときのクリック感が非常に悪い。
純正品は「ポチ」っと押せるのだが、互換品は「ムニ」っとした感じ。
でも、キーが反応しなくてイライラする、ということはなくなった。非常にいい感じ。
ボタン配置などは同じだが、色合いや印刷などは間違い探しレベルで結構違う。
まぁ、あまり問題はない。使えることが重要なのだ。
最初は、純正品を作った工場から古い金型とかが流出して、勝手に互換品作ってるのではないか…
と思っていたのだが、届いてみるとそんなことはないと判る。
細かな部分で出来が悪いのだ(笑)
同じ金型で作っていたら、もっと良い出来になるだろう。わざわざ1機種の互換リモコンを作るために金型を起こしたのだ。
純正品はねじ止めで、分解して中にアクセスできた。だから修理できたのだ。
でも、互換品はネジがない。嵌め込みでもなさそうだから、接着剤止めかもしれない。修理できそうにない。
しかし、このリモコンがまた調子悪くなるころには、さすがに本体の買い替え時なんだろうと思う。
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