2024年06月の日記です

目次

14日 溶連菌の流行
17日 全公立展
19日 ひげそり
23日 ネットワーク障害
27日 回線復活
28日 茶の湯
30日 OPPO Reno 11 A


溶連菌の流行  2024-06-14 18:28:37  その他

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ちょっと日記の間が空いた。


前回の日記で、次女が溶連菌感染症にかかった、と書いたが、これは「風邪」としての感染。


いま、「劇症型溶連菌感染症」が問題になっている、とテレビが取り上げ始めた。

溶連菌が、傷口から入ってしまった場合に起きるのだそうだ。


傷口から入った溶連菌により、熱が出て、傷の周辺が腫れあがる。

この時点で対処出来れば、まだ「溶連菌感染症」の類だそうだ。


対処しないと、腫れがひどくなって腕や足などがパンパンに膨れ上がる。

この時点で劇症型、と呼ばれるようになるらしい。


この状態から、さすがにおかしいと病院などを訪れる人もいるようなのだが、進行が早いのが特徴。

検査キットなどを使って原因を特定している間に容体が急変し、会話できる程度には元気だった人が、検査結果が出るまでには死んでいる、ということもあるらしい。


そして、劇症型になってからの死亡率は3割程度という。致死率が高い。


コロナよりも前に、ここ10年くらいで年々増えていたそうだが、コロナの最中に少し患者数が減り、今年は急増らしい。

患者の多くは60歳以上で、足の傷口から感染するパターンが多いとも。




溶連菌、自分の認識では、保育園くらいの子供がかかりやすい風邪、だった。

大人はかかりにくいが、重症化しやすいから要注意、くらい。


思ったより怖い病気。認識を改めた。


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全公立展  2024-06-17 10:36:35  家族

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先週土用日(15日)、全公立展に行ってきた。


神奈川県下の、全公立高校が一堂に会して、それぞれの学校のアピールを行う会。神奈川新聞主催。


次女が今年は高校受験で、もう行きたい高校は大体絞り込んでいるのだけど、一応見に行きたいとのことなので。

普段ならこういうのは妻が付き添うのだが、ちょうど妻の大学の OB 会と重なってしまったため僕と次女で行った。




各高校、2m四方くらいの小さなブースを作り、宣伝を行う。

学校によって内容はまちまち。


偏差値は高いが、卒業後は有名大学に入ることばかりが求められる、という噂の学校は、やはり進学実績を前面に押し出していた。

評判によれば、進学塾のような詰込みが多いらしい。勉強の「本質」ではなく、「テクニック」を教えるということだ。

また、文化祭などはあまり盛り上がらず、高校生らしい青春はあまりないとのことだ。



一方で、部活や文化祭の楽しさを中心に書いていて、勉強のことを一切書いてない学校もあった。

偏差値的にはちょっと残念な高校。


高校進学では偏差値が大きな指標となるが、それがすべてではない。

それぞれの個性があり、それを宣伝できるのは良い事だと思う。



次女は、学力的には結構有名な、偏差値の高い学校に入れそうではある。


ただ、以前はその学校は、卒業後の進学実績はあまりよくなかった。高校生活の充実を教育理念に掲げていて、進学塾的な勉強は行わなかったためだ。

数年前に、神奈川県の教育委員会から、学力向上進学重点校というものに指定されて、少し進学塾的になってきているという噂を聞く。ちょっと心配だが、まだ今なら高校生活は楽しめるだろう…と思う。


次女としては、部活動のリストを見て、自分が入りたい部活がないことの方が重要なようだ。




端の方に、一般高校ではなく、農業・工業・商業などの専門高校が並んでいた。


農業高校の前で、多肉植物の寄せ植え体験、というのをやっていた。

次女がやりたいというので並ぶ。多肉は妻が好きで家にそれなりにあるのだが、いろいろな種類を持ち帰れれば家で増やせるかもしれない。


やっている最中に、隣に別の家族が来て、お父さんが「なんで多肉植物っていうんだろう?」とつぶやいていた。

「せっかく専門の高校生いるんだから、聞いてみたらどうです?」と、目の前で寄せ植えの方法を教えていた高校生に聞いてみる。


…答えられなかった。仕方ないので代わりに僕が答える。

葉っぱとかが肉厚になって、水を蓄えられるようになった植物の総称です。水を蓄えられるので、乾燥した環境などでも活きられるし、生命力も強いです。

こんな風に(と寄せ植え体験のやり方を示しながら)葉っぱを土に植えると、根っこが出てきて増えたりします。


次女がそれを継ぐように、主に砂漠に生える植物で、サボテンなんかも仲間ですねーとか話し始める。


おお、と感心する高校生。

いや、ここは専門高生の知識をひけらかすタイミングを与えたつもりだったのだが、中学生の言動に感心していてはダメでしょう。




農業高校は、教科書の展示もやっていた。色々な教科の教科書が置いてある。


次女の友達が、学力が低いので農業高校でも行くかな…と言っているらしい。いや、「でも、しか」で行くような世界じゃなくて、かなり高度だよ? と言いながら、教科書を開いてみる。


植物の生理学を化学反応込みで解説していたりとか、栽培に適した畝耕の方法を植物ごとの生理などから理論だって解説していたりとか、農業機械の整備に必要なエンジンの仕組みから解説していたりとか。

流通技術や、商業としての会計技術もある。


「かなりガチじゃん」というのが次女の反応。


そう、専門高校は希望者が少ないから、足切り偏差値が低めになってしまうだけ。

偏差値が低いから頭が悪くても大丈夫だと思われてしまうが、そんなことはない。


むしろ、実学だからこそ、教える内容は高度だ。

義務教育である中学までの内容は全部理解している、という前提で、それらを組み合わせて仕事に役立てる方法を教えている。


だから、頭が悪いと自認するなら一般高校に行った方が良い。

そちらなら、中学までの勉強の延長なので、まだついていけるだろう。





工業高校は、ストームグラスづくりを体験できた。

え、これは僕が欲しい。次女にお願いして体験してもらい、入手。


はんだ付けでなんか回路作る体験もやっていて、次女はやりたがったのだが、これは時間がかかるそうで1時間に4名だけの受付だった。残念。


商業高校は、神奈川の特産品や、別地域の商業高校が開発した特産品などを販売していた。

売り上げはすべて能登半島地震の復興支援として寄付するそうだ。


何かないかな…と探していると、淡路島の玉ねぎを使ったクッキー、というのがあった。

淡路島の玉ねぎは、生で食べてもおいしい甘い玉ねぎとして有名。売り子をしていた高校生に、食べてみたか訊いたところ、オニオングラタンスープのような味がして美味しい、という。

1枚100円と高めではあったが、家族分5枚購入。



と、展示会としてはこの程度で終了。他にも多少ぶらぶらしたのだが、一般高校は通り一遍の展示しか見てない。


最後、出口付近で進学塾のブースが並ぶ。今回の展示、進学塾が協賛金を出すことで行われているものだ。


各塾が、塾の入学案内パンフレットを配っているのだが、もらう人は少ない。

とある塾が「手提げ袋」にパンフレットを入れており、これはもらう人がそこそこいる。


そして、これまた別の塾は、その手提げ袋ほど入れられるほどの、大きな肩掛けバッグを配っていた。

…これ、次女が通ってる塾ですけどね。ちなみに老舗で、僕も中学の時通ってた。


みんな大きなバッグに荷物を入れてしまうので、最後にはみんながその塾のロゴの入ったバッグを肩から掛けている状態。このまま家まで帰るでしょうから、塾としてはいい宣伝ですね。





最後に、予約時の話を書こう。特別な面白さがあったので。


この「全公立展」、コロナ下では要予約制になり、人数もかなり絞り込まれていた。

ちょうど2年前、その年受験だった長女が「行きたい」と言ってきたのが直前で、すでに予約が締め切られていた。


それもあり、今年は早めに予約を入れようと思っていた。


予約開始は、6月5日の午前10時。

その前日には、妻が下調べで、予約サイトを見に行っていた。


明かに WordPress で作られたサイトだった。この時点で、妻は嫌な予感しかなかったという。


#注:

 WordPress はボランティアで開発され、無料で使用できる WEB ページ作成ソフトで、人気がある。

 しかし、プログラム技術的には低く、処理速度が遅い。アクセス集中に耐えられない。

 人気があるので高速化する技術を有償提供している会社もあるが、この高速化技術も「通常の WEB ページ」の場合に有効なもので、申し込みフォームのようなものは本来の性能まで落ちてしまう。

 妻の「嫌な予感」はこれを知っていたため。



当日、午前10時にサイトに行くも、繋がらない。503 Service Unavailable だ。

このエラーは、サーバーが過負荷で接続できないことを意味する。


何度もリロードを試みると、時々 500 Internal Server Error になったり、もっと具体的に mysql サーバと接続できない、と日本語で表示されたり英語で表示されたりする。


ふむふむ。どうやら、ある程度の負荷には耐えられるように、ロードバランサーを入れてサーバ分散しているようだ。

しかし、なぜかサーバが同じ設定ではなく、エラーが英語だったり日本語だったりする。


さらに時々リロードを行い、15分くらいたったところ、「予約が規定数に達したため締め切りました」というメッセージが表示された。


今年は、コロナは明けたので、予約制とはいっても4万人程度は入場できる、という事前アナウンスだった。

15分で全部予約が埋まったとは到底思えないので、これはサーバが落ちて緊急で受付終了したのだろう、と判断。続報を待つ。


時々リロードしていたら、12時に「過負荷の為に、何度も申込みボタンを押した人がいて、重複申込みにより規定数に達してしまった。重複を取り除いたうえで、明日10時から再度申請受付する」という表示が行われた。


…また嫌な予感しかしない。明日10時、と書いているが、1日で負荷に耐えるようなシステムを作れるのか。



翌日10時、少し前に見に行ったら、すでに 503 だった。

時々サーバに繋がり、「10時から受付を開始します」という表示が出る。

すでに10時にはなっているのだが、と表示に少し引っ掛かりは覚えた。


…で、5分でまた「予約が規定数に達したため締め切りました」。


こんなの、予約がないと入れない、10時から予約を受け付ける、とアナウンスしたら、アクセス集中するにきまってるよなー。

慌てないでも十分に予約はある、ということを明記しておかないミスだ、などと妻と話をしていたのだが…


いや、神奈川新聞社、一枚上手でしたね。おそらくこうなることは予期していた。


10時15分に、再度受付を開始したのです。いや、多分「再度」ではなく、この日の受付は10時15分からだったのでしょう。


多くの人は諦めてアクセスをやめてしまった後。だからアクセスには問題がない。

諦めた人も、おそらく後で様子を見に戻ってくるでしょうから、その時に申し込みをすればよい。



「10時から」と言って起きながら10時15分に開始する。

だまし討ちのような方法ですが、アクセス集中を避けることに成功し、見事に難局を乗り越えました。


システムで対応できないことは運用でカバー、という、見事なお手本のようでした。



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ひげそり  2024-06-19 10:35:55  歯車

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昨年末にネタにした驚くほど安い電動髭剃り、壊れました。


ネタにする2か月ほど前に買っているので、8か月程度しか持たなかった、ということですね。


往復式電動髭剃りの外刃は、薄い板をまげてバネのような張力を持たせているのだけど、この止めているところが外れて、ぼよよん、と、バネのように飛び出した。

機械が壊れてバネが飛び出すなんて、そんな漫画のような壊れ方ある? と思ったのだが、事実だから仕方がない。


さて、前回ネタにした時も、次はちゃんとしたの買うと書いたのだけど、パナソニックのやつ買った。

ラムダッシュの一番安い廉価モデルですね。

廉価モデルと言っても、8000円。


壊れた髭剃りは 2000円でした。8か月使えた。

通常電動髭剃りは、外刃の寿命と充電池の寿命で、2~3年で買い替えることになる。


…2000円で8か月、と、8000円で2年半(30か月)だと、時間当たりのコストパフォーマンスはほぼ変わらないな。

だとしたら、静かで扱いやすいし、剃り心地はいいし、断然パナソニック製の方が良い。


まぁ、前回は面白がって限界まで安い世界を覗いてみた、という感じだったのだが、やっぱり信頼できるメーカーのものは良いものですね。


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ネットワーク障害  2024-06-23 10:09:35  コンピュータ 住まい 家族

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6月21日の午前8時1分ごろより、長期にわたりこのページが見られなくなっている。


…と書き出したが、この日記も書いてすぐには見られないだろう。

復旧し、公開されるときの為に書いておくものだ。


当日は金曜日。長男はすでに大学に行っており高校生の長女と中学生の次女は、いつも8時過ぎに家を出る。


この日も、点けていたテレビで7時台の NHK ニュースが終わり、朝ドラに変わったが、興味ないのでチャンネルをテレビ東京に変更した。

時間目安としてのテレビは欲しいのだが、8時を過ぎたら「見たくなるような内容」はダメなので、テレビ東京なのだ。この時間は15分間の「丸ごとCM番組」をやっているが、旅行会社の提供で、ちょっとした旅番組になっている。


で、チャンネルを変えた直後、画面が真っ暗になって「信号がありません」というテレビの警告になった。

テレビのケーブルが抜けたりするとこうなるのだが、今の流れで物理的に抜けるようなことは一切ない。


我が家の立地は、テレビ視聴難地域である。そのため、テレビを見るには CATV に加入しなくてはならない。

これが、昔は地域の CATV 局で料金も安かったのだが、10年くらい前に日本全国で CATV の合併再編が相次ぎ、2回会社が変わって料金もとても高くなった。


その頃、インターネットの光回線を使って地上波・BS 波を配信する、フレッツ光TVというサービスが現れた。

CATV のように豊富なサブチャンネルはないが、我が家に十分だったし、すでにフレッツ光は使用していたので、こちらに乗り換えた。


そういうわけで、テレビ信号が急に途絶えた、という段階で嫌な予感がして、スマホのネット接続を確認した。

家庭内の WiFi ステーションには接続するが、「インターネット接続無し」だった。


子供たちの見送りはまだだったが、仕事部屋に直行し、PC を起動し、ルータの設定を見る。

ネット接続が切れている。再接続ボタンを押しても復旧しない。


電話の受話器を取る。我が家では電話もフレッツ光電話だ。こちらも、「ツー」という、交換局に繋がっているときの音がしない。


ネットの接続が切れてしまう、ということはこれまでもたびたびあった。

でも、その場合もテレビと電話には影響がなかった。同じ線を使用しているが、これらは論理的には分離されたものなのだ。

それが全部まとめてダメになっている、というのは大事だ。


念のため、ONU を再起動。ONU というのは、光回線の信号をイーサネットの電気信号に変換する装置だ。

光モデム、という言われ方もする。モデムとはこの場合適切な言い回しではないが、歴史的経緯でその方が概念を伝えやすいためだ。

そして、テレビの同軸ケーブルと、電話線は、この ONU から出ている。


インターネットは、ONU にルータを接続し、ルータが接続を行う。先ほど「論理的に分離している」と書いたのはそういうことで、ルータのネットが切断状態でも、テレビ・電話が使えるのはこのような仕組みだからだ。



さて、再起動してから点検して気づいたが、ONU のパイロットランプ群のうち、「光回線」のランプが消えている。

つまりは、光回線への接続が切れてしまっている。




すぐに NTT の障害・工事ページなどを見る。特に情報はない。

この地域全体の原因ではなさそうだ、ということになる。


NTT基地局の問題の場合、障害などがあればすぐに告知が出るのだ。

でも、基地局と我が家をつなぐ回線のどこかで問題が起きているのであれば、そのような情報は出ない。


NTT のページから、故障に関する問い合わせをしようとしたところ、我が家の電話番号は「契約がない」と言われて問い合わせできなかった。


これは、インターネットプロバイダとして別の会社を入れているためだ。

以前はNTT の固定電話だったが、番号はそのままに IP 電話に変更し、その管理はプロバイダになっているのだ。テレビも同様。


ネットがないが、スマホを使ってプロバイダの問い合わせ電話番号を調べる。

受け付けは朝 10時からだった。WEB フォームなら 24時間受付なので、詳細な情報を書いて連絡を待つことにする。


僕は普段在宅で仕事をしているが、今日はネットが繋がらず仕事にならない可能性がある。

仕事を受けている会社の連絡用 slack にその旨書いておく。


10時16分に、プロバイダから連絡が来た。

光回線がそもそも繋がっていない、というのは、プロバイダ側の作業ではないので、NTTへの依頼となる、という丁寧な謝罪と、了承してもらえれば電話番号を NTT に伝え、折り返し電話させる、という案内だった。

当然了承する。


10時50分に、NTT から連絡が来た。

光回線のランプが付かないというのは、ONU 端末の故障が考えられる、とのこと。


しばらく前に ONU 故障して、交換したばかりなんですけどね…

と伝えたところ、最近だと思っていた僕の記憶がいい加減で、1年半前だった。NTT 側でちゃんと記録に残っているの素晴らしい。


しかし、工事担当者を手配して回線から確認すると、来週火曜日になるという。

機器交換であれば、すぐに発送して明日には到着する、とのことで、NTT の人も ONU 端末の故障の可能性が高いとみているようだったし、交換を選択する。




この日は仕事にならなかったので、普段忙しくてできていなかった家事をやった。


・壊れかけていたテレビリモコンを、分解して修理。導電性ペイントをゴムボタンの裏に塗ったら快適。


・動作が重くなっていたミシン、以前妻に相談されてすっかり忘れていた。オーバーホールの手配完了。


・捨てようと思っていた古いパソコン。入る箱を用意して、詰められるものは詰め、まだ動くものは HDD 完全消去。


・古い子供服や子供のおもちゃなど、ブックオフに売るつもりでまとめる。



ネットもテレビも使えない、というのは苦痛。デジタルデトックス! なんて冗談めかして言ってみるが、そんなもの糞くらえだ!

現代社会において、ネットが繋がっていないのは生活に支障をきたすレベルの災害だ。


溜まっていた家事の中には、ネットで調査が必要なものもあったが、それらはこなせていない。

せっかく時間があっても、家事すらできないのだ



しかし、やることがないので早めに夕食の支度をして、日が沈む前に食べた。

この日は夏至だったから、部屋の電気を点けずにろうそくをともして夕食にしたのだ。


…なんか、電話もネットも止まった上、電気まで止められた生活、みたいになった。




翌日。

長男は大学の課題がネットで調査して、ネットで提出らしいのだが、できない。

土曜日だが大学の講義はあるのだが、家のパソコンを持って行って大学でやることにした。申し訳ない。


早くONU 交換機機が届かないかな…と待ち続けるが、11時過ぎにやっと届いた。

早速交換し、状況が変わらないことを確認する。機械の故障はないだろうと思っていたが、やっぱり違うと確認できた。


すぐにプロバイダに連絡。電話をかけたら「この電話からは受け付けられません」と言われた。固定電話用の番号が公開されていて、携帯からかける場合は別番号のようだ。

調べると、いろいろな部署ごとにたくさんの番号が出てきた。どれが適切かわからんので、面倒になってまた WEB フォームを使う。

昨日相談したこと、状況が絞り込まれてNTTの工事が必要なこと、NTTから直接折り返し電話で構わないことを書いた。その方が速いだろうから。


でも、13時14分にプロバイダから連絡あり。まぁ、必ず確認してからでないとダメだとか、規則があるのだろう。

NTT の回線工事が必要そうなので、NTT から折り返し電話させる、というやり取り。



どうしよう。回線の復旧は非常に重要な課題だが、家の買い物にも行かないと食材が少ないのだ。

それに、昨日まとめた不用品も、ブックオフに売りに行きたい。


出掛けることにする。運転中に電話がかかってくると厄介なので、運転は妻にしてもらうことにした。


そしたら、近所のブックオフの駐車場についたところで、NTT から電話あり。

工事しかない、とわかっているので、日程調整のみ。最速で木曜日だというので、それで頼む。

最初から工事を頼むのに比べ、2日も伸びてしまった。


さて、不用品を持ち込んだが、査定に 40分かかるという。

その間に妻は買い物に行き、僕は床屋に行きたかったので QBHouse へ。

思ったより込んでいたので、待ち時間の間に対策を調べる。


木曜日に工事だと、月火水の3日間仕事にならない。詳細には語らないが、3日間仕事しないと、10万円を超える損失になる。


近所のコワーキングスペースを検索してみる。ネット接続ができる、仕事をしてもかまわない場所だね。

共用エリアなら、1日滞在しても1000円、とかあるのだが、そういうわけにいかない。

仕事中は頻繁に電話連絡もするし、機密情報も扱うので、個室でないといけないのだ。


個室は高くて、一日の作業時間8時間、昼休み1時間を入れて9時間使うと、5千円くらいかかる。

3日で1万5千円だ。

それでいて、家で作業するよりは不便だろう。


ならば、と別のネット回線を一時的に使う方法を模索する。

回線工事が必要なものは、もちろん今すぐにとはいかない。でも、WiMax 等であればどこででもすぐに使えるのだ。


UQ WiMax なら、1か月5千円からだった。機材が必要だが、Web申し込みなら機材無料だという。

しかし、この時は時間が足りずに詳細を確認できなかった。



妻と合流。調べたことを伝え、お金はかかっても WiMax 導入はどうだろうと相談。

妻としては技術はわからないし、仕事に必要ならいいんじゃないかとのこと。


ここで選択肢が二つ。WEB 申し込みできるようなので、今すぐ家に帰って詳細を調べて申し込む。

これだと、機材が届くのは翌日、日曜日。


近所の電気店に行って、UQ WiMax の申し込みができないか確認する。

これなら、その場で機材が持ち帰れるだろうが、お店に置いてある保証はないので探し回らないといけない。


すでに買い物した後で荷物が重かったが、近くの電気屋まで歩いてみることにした。

そこで見つからなければ帰る、でもいいだろう。




ヤマダ電機。スマホコーナーの片隅に、UQ WiMax のコーナーがあった。


専門の人が相談に乗ってくれて、3日間だけ使う、ということであれば、楽天の同様サービスの方が良いかもしれない、と提案してくれた。


僕としては、1か月間の契約で構わなかったのだが、UQ WiMax では日割り計算ができるという。

この場合、使用料金は安くなるが、端末代金が3万円近い。


楽天なら、短期間でも端末料金は無料だそうだ。ただし、通信速度は少し遅め。


僕としては、コワーキングスペースの個室3日分である、1万5千円程度を予算として考えていた。

同じ値段なら、家で仕事をした方が快適だからだ。


そう伝えると、ちょっと計算してきますと言って、担当者が少し離席した。


本部と相談して、2か月使ってくれるのであれば端末代金は無料でよいという。

2か月というのは、今月を含む。そして、今月は、残り期間の日割りでよい。

7月は完全に使ってもらって、8月1日に解約してよい。8月1日は日割り料金がかかるが、実質的には1か月ちょっとしか使わないので非常に安くなる。


即決。

端末は、家に据え置くルータタイプと、持ち歩けるポケットタイプがあった。


ルータの方が電波が強いようだが、ポケットにする。回線が復旧したら、誰かが持ち歩いて屋外で使っても良い。

そうすれば、スマホのパケット使わないからね。




家に帰り、設定。

設定なしでもそのままネット接続できるのだが、現在家にある WiFi ステーションの1つと同じ設定にして、ステーションは電源を切った。


これで、家族のスマホなどは設定を変えないまま、外部に接続できるようになる。


設定したころ、長男から連絡が来た。

課題が終わらなかったので、明日は日曜だけど大学に行って続きをやらないとー、と落ち込んでいる内容だった。

応急処置だが、家のネットを復活させたと伝えたら喜んでいた。大学まで片道1時間半かかるので、行かないでよいというのは非常に大きい。



現状、ネットが完全復活したわけではないので、いくらか問題がある。


WiMax 端末でネットにはつながるが、これでは家の中のネットワークは使えない。

プリンタなどは家のネットワークにつながっているので、プリンタを使いたいときは別の WiFi ステーションに接続して家庭内 LAN を使う必要がある。


ちょっと不便だけど、使えないよりはるかに良い。



そして、家の中にある公開用 WEB サーバも、当然ながら公開できない状態が続く。

今この日記を書いているサーバの事だな。


だから、この日記が公開されるのは、ネットが復旧した後になる。



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回線復活  2024-06-27 10:42:17  コンピュータ 歯車 住まい 家族

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本日10時30分ごろ、無事ネット回線復活

不通期間、6日間とちょっとですね。長かった。


工事担当者が家の前の電柱のあたりをいろいろ調べていて治ったのですが、


「原因、リスですね。

 最初はカラスかと思ったのですが、あれはリスの齧り跡です。」


とのこと。断言できるくらい見慣れている、ということが面白い…


いや、面白くは無いな。自然の脅威は仕方がないとはいえ、リスに齧られないケーブル皮膜を研究してほしい。

西日本では、「クマゼミに産卵されないケーブル」を開発しているのだから。


あと、ENIAC も開発中に、「ネズミに齧られにくいケーブル」の確認作業とかしているんだよね。

あれ、当時としては最大級にケーブルを引き回す機械のプロジェクトだったから、ネズミに齧られることを想定して対策していた。

(自分の書いた ENIAC のページを確認したが、このエピソードは書いてなかったようだ。ページ書いたときの参考文献には書かれていた)



ともあれ、ページも復活ですし、メールも届かなくなっていたの復活です。

家庭内 LAN に繋がっていたプリンタも使える。


(緊急で、WiMax でネットをできるようにしていたが、これは家庭内 LAN にはつながらないため、プリンタが使えなくなっていた)


町内会の仕事が、メールもプリンタも使えないので滞っていたのだよね。

すぐやらないと。



2024.6.28追記


6日も通信ができなかったので、プロバイダに損害賠償について問い合わせてみた。

一応、プロバイダの規約では、24時間以上サービスが提供できなかった場合は、損害賠償するとなっているためだ。


NTT 回線はプロバイダの持ち分ではないが、プロバイダが NTT から借り上げてリセールする形になっているため、僕から見れば「プロバイダの責任」となることに留意。



先ほど回答が来た。

規約の別の個所には、「自然災害などの場合は除外する」規定がある、とのこと。

リスが齧った、というのはまさに自然による災害であり、こちらの規定を適用するため、損害賠償は行わないとのこと。


まぁ、それは仕方がないか。

自分でも損害賠償を期待していたわけではなく、規約にあったからどうなっているかな、という興味で問い合わせてみた程度なので、納得いく理由の回答が得られたという点で満足。





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茶の湯  2024-06-28 12:16:24  歯車 料理 家族

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先日、ネットが不通になっていた間のお話。


長女は胃酸過多気味で、酸っぱいものが苦手で、苦いものが好き。

幼児のころから、ピーマン大好きだったし。


先日急に「抹茶飲みたい」と言い出した。

自分のお小遣いで買うから、どこかで抹茶売ってない? と。


いや、抹茶って、結構高いのよ、という話をする。

よくわからんが、多分抹茶買ってくると、小さな缶入りで 1000円くらいする。


え、そんな高いの? と長女。

ただ、抹茶自体、飲むときはほんの少ししか使わないので、小さな缶でも20杯くらい飲めるのではないかなぁ。

ようわからんけど。

普通のお茶の葉も、コーヒー豆も、200g で 1000円くらいからで、飲める杯数は同じくらいじゃないかな。


1000円ならお小遣いで出すから買いたい、という長女に、粉だけあっても抹茶は飲めない、と説明する。


茶碗、茶筅、茶杓の3つが必要だ。


茶碗なんて、家にある丼でも十分。茶杓も、スプーンでもいいし、清潔なら耳かきだっていい。

しかし、茶筅は必要だ。


泡だて器じゃダメなの? と長女。

しかし、あれはある程度量がないと混ざらない。抹茶は、ほんの少しのお湯で作るのだ。


スプーンで混ぜるのではダメ? と聞かれるが、抹茶は結構溶けにくいので、その程度では綺麗に溶けない。


茶筅、1500円くらいから、かなぁ。昔の知識での値段なので、値上がりしているかもしれないけど。


さすがにお小遣いでそこまで出すのは…と長女も考え込んでいるので、少し考える。


あ、あれだ。100均で、よく電動のミルクホイッパー売っているけど、あれなら混ぜられるんじゃなかろうか。


そんなわけで、今度買い物行くときに探してくるよ、と約束する。




翌日が土曜日だったので買い物に出たのだが、先日「ネットワーク障害」について書いた日記の日に当たる。


僕と妻が別行動している間に、妻がミルクホイッパーを購入してくれていた。

以前は電動のものがよく売っていたが、探しても見当たらないので、手動のものにしたという。


良く買い物をする商店街のお茶屋さんを見たが、煎茶やハーブティーは売っているのに、抹茶がない。


車を停めていた、ブックオフの入るビルのスーパーの中にもお茶屋さんがあったのを思い出し、見に行くと、抹茶が売っていた。


小さな缶で、500円から 2000円まである。今回は試しに飲んでみたい、という程度なので、500円のものを購入。

茶筅も 1200円で売っていたが、ひとまずミルクホイッパーで試してみよう。




家に帰り、お茶のセットを買ってきたと長女に伝えると、まずミルクホイッパーで遊び始める。

だって、ミルクホイッパーだから、まずはミルクをホイップしなきゃ、と。


温めたミルクを混ぜると、見事に泡立つ。面白い。


手動ホイッパー、中を見たわけではないが、持ち手部分の中が空洞でバネが入っており、金属で作られた軸部分を押し込むと中に入る構造だ。


ナイフのおもちゃで、何かに向けて「刺す」と、刃の部分が持ち手に引っ込んでしまう「びっくりナイフ」と同じような構造。


ただ、内部に螺旋状の溝が刻んであり、軸にはその溝に噛み合う羽根が付いている。

だから、押し込むと先端のホイッパー部分が回転する。力を緩めるとバネの力で元に戻り、逆回転する。


ホイッパー部分は、独楽のように軸が先端まで突き抜けている。

そのため、後ろから押し込む力をかけても、ホイッパー部分は軸を支えに宙に浮いていて、綺麗に回る。




続いて、いよいよ抹茶を入れてみる。

…抹茶の量もお湯の量もよくわからない。最初にやってみたのは、味は薄くて泡立たなかった。


もう少しお湯を少なく、抹茶を多く入れてみると、泡立ちかたもいい感じだし、美味しかった。


抹茶をスプーンで入れていたのだが、どうも量がわかりにくい。

アイスクリームを食べるための、熱伝導性の良いスプーンを使ってみると、分量がわかりやすくていい感じ。

(ほとんどアイスの「ヘラ」に近い形状で、くぼみが少ない。これが茶杓とよく似ている)



そんなわけで、我が家では急に茶の湯のブームが来ました。

毎日のように、アイスのスプーンとミルクホイッパーで、抹茶を入れている。



…が、すでに飽きたっぽい。3日ほどは1日に2回とか飲んでたけど、もう飲まなくなってる。

平日はみんな忙しいせいもあるとは思うけど。


まぁ、抹茶はまだあるので、週末のたびにでも飲むとは思います。


そうそう、「自分のお小遣いで買う」と長女は言っていましたが、家族みんな飲むので、家計から出しました。



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OPPO Reno 11 A  2024-06-30 17:44:02  コンピュータ 歯車

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スマホを買い替えた。


6月27日発売になったばかりの、OPPO Reno 11A。

予約していて、発売日翌日に届いた。


簡単に乗り換え…とはいかなかった。

まぁ、昔に比べれば乗り換えやすくはなったよね。


古い機種と USB ケーブルで接続したら、だいたいの移行作業はやってくれる。

アプリによっては設定も移行してくれるが、アプリによっては移行してくれない。


なので、移行できなかったアプリは個別に設定が必要で、今はこの作業を少しづつやっている。




以前の機種は、Huawei P30

あ、今日記見たら、これ以前のスマホは2年ごとに買い替えていて、高価なものなので3年は使いたいのだが、と書いているな。

今回、はからずも5年での買い替えとなる。長持ちした。


こんなに長く使った理由は、Huawei の後継機種が無くなってしまったためだ。

あと、P30 が5年も前の機種でありながら、今でも遜色なく使えてしまうくらいに良い機能を持っていた、というものある。


後継機種がなくなった理由については、P30 を買う少し前に日記に記しているな。


アメリカ(トランプ大統領期)が、政治的な理由で Huawei を敵とみなした。

当時は携帯電話の 5G 基地局の整備期だったのだが、日本・アメリカが開発した方式と、Huawei が独自に開発した方式が競っていたのだ。


そして、Huawei 方式の方が「現実的」だった。速度が少し遅いが、カバー範囲が非常に広いのだ。

日本・アメリカ方式は、速度は速いが、カバー範囲が狭い。アンテナを大量に増設する必要があった。


そのため、ヨーロッパでは Huawei方式の導入に傾いていた時期だ。



また同時に、スマホ市場でも強さを見せ始めていた。

それまでは、iPhone は使いやすいが高価、というイメージが定着していた。


実際のところ、できることの守備範囲は違えどそれほど変わらない、という感じだったのだが、iPhone の方が細かな部分まで見た目を気にした設計になっていたのは事実だ。


ところで、Android はオープンソースで開発されている。誰もが開発に協力できるし、誰が使っても構わない。

そこで、Huawei は自社の開発リソースを使って、Android の悪いところを徹底的に改良した。


まずは、改良したものを自社製品で実験する。そこで問題がなければ、オープンソースとして開発の本流に反映する。

実際、その頃の Huawei 製品は、臆面もなく iPhone を真似していた。

しかし、独自の機能も次々と考案しており、後に iPhone が真似したものも多い。


分かりやすいところでは、複数のカメラ搭載だ。用途を変えたカメラをいくつか搭載し、同時に撮影した後に、ソフトウェアで合成する。

これによって撮像素子の解像度以上の高解像度にしたり、被写界深度を作り出せたり、HDR撮影が出来たりする。


Huawei が Honor 6Plus で最初に試みた技術だ。カメラがいくつもついているのが「不格好」だと悪口を言うものもいたが、すぐに iPhone が真似して以降は、誰もこの方法を悪く言わなくなった。


これにより、Huawei はスマホの世界で大きなシェアを持つ。


それまでは、OS シェアでは Android が過半数を占めるが、スマホ単体では iPhone が一番売れていた。

また、Andoroid 勢のトップシェアは韓国の Sumsung で、アメリカの同盟国だった。


この勢力図を一気に書き換え、スマホ単体でも Huawei が一番売れている状態を作ったのだ。


5G の電波方式と、スマホ端末。ついでに言うと、ネットワークサーバ機器の分野でも Huawei は強さを見せていた。

携帯電話のネットワークを、全部1つの、しかも「仮想敵国」の企業に抑えられかねない。

これは、アメリカにとって、経済並びに安全保障上の危機だった。



そこで、アメリカは Huawei に難癖をつけた。ほとんど言いがかりに近いものだったが、アメリカのごり押しはほかの国も聞かざるを得ない。


ヨーロッパでは Huawei のネットワーク機器の購入を諦めた。電波形式も、日本・アメリカ式を選択するということになる。


Android はオープンソースなので、Huawei に使うなとは言えない。

しかし、Android 上に当然搭載される「Google のアプリ群」は、Google のものだ。

政府は Google に圧力をかけ、Huawei との契約を打ち切らせた。これで、Huawei は Google のアプリ群を使えなくなり、事実上 Android 端末を作れなくなった。


もっとも、OS 部分は今でも使っていて、Google のアプリ群に相当するものも自社で開発している。

中国国内に限れば、一度シェアを落としたが再度トップシェアを取っている。


ともかく、これにより Huawei は Android の世界から突如として消えた。

OS の改良を積極的に行い、高性能の端末を安く販売していた業界の雄が、急にいなくなったのだ。




群雄割拠の時代が訪れた。


Huaweiが強みを見せたのは、ミドルレンジと言われる「中価格帯」の携帯電話だ。

高級機種と「同じくらい」の性能を搭載しながら、値段は中価格帯、という感じで、トップシェアを取るのも当然だった。


(あくまでも「同じくらい」であり、高級機種とはやはり違う。

 でも、必要とされる機能の取捨選択が上手くて、高級機種に負けている機能の多くが、多くの人にとっては「なくても良い」と思わせる部分だったのだ。)


Huawei のいなくなった後、中価格帯にいくつかのメーカーが乗り出した。


韓国の Sumsung と、台湾の Asus は、ともにかつては安い機種を発売していた。

その後、どちらも Huawei との競争を避け、高級端末にシフトしていた。中価格帯ではない。


しかし、Huawei からの乗り換えを考えたときに、買い替えたのに性能が落ちた、ということが無いようにするには、考慮の対象になるメーカーだった。



Xiaomi と OPPO は、Huawei と同じ中国のメーカーだ。

Xiaomi は高級路線、OPPO は安売り路線だった。


Xiaomi は、新しいブランド Redmi を立ち上げて、中価格帯も作り始めた。

OPPO は、少し価格を上げて中価格帯に移行し、その分性能を上げるようにした。


しかし、どちらも Huawei の作っていた端末に比べると、値段の割に性能がいまひとつ、という印象だった。



Google は、Pixel ブランドを立ち上げた。

OS 自体を作っている会社が、本体も作り始めた、という形だ。


実のところ、Android の初期には Google もスマホを作っていた。

その頃は Nexus ブランドで、Sumsung や Asus の OEM だった。


Android の普及の為に、安い端末を Google の補助付きで販売する、という感じだったと思っていい。

同時に、開発の為に具体的な機種を必要とした、という事情もあっただろう。



Pixel は、すでに成熟した市場に、再度 Google が参入した、という側面が強い。

Google は Android の「ソフトウェア」を開発しているとはいえ、ハードウェアとしては新参者だ。

だから、何とかして魅力的な機能で目を引かなくてはならない。


結局、開発コストがかさむようだ。

Pixel は、当初は中価格帯から始まったが、徐々に高価格帯に移行した。


さらにその後、高価格帯で機種を発売した後に、その廉価版を出す形で中価格帯にも供給する、というスタイルが定着した。


しかし、この廉価版が…なんともバランスが悪いように思える。

高価格帯機種と同じ、独自開発のチップセットを使うなど頑張っているのだが、独自開発とは「スケールメリットによるコスト軽減ができない」ということでもある。

結果として、派手な独自機能部分は性能が良いが、基本機能部分で値段の割に性能が低い、というような感じなのだ。


とはいえ、OS 開発している Google が提供しているので、Android の最新版を使える、というのは、マニアなら大きなメリット。

Huawei が「本流に新機能を提供する前に、自社の端末に搭載して試していた」のと同じような感じだ。



モトローラは、スマホ以前の携帯電話の時代には、ヨーロッパで人気のあったメーカーだ。

しかし、スマホ時代になってからすっかり影をひそめてしまった。


しかし、最近になって中価格帯の悪くない製品を作り出している。

悪くない、というだけで、どうも精彩を欠くものではあるのだが。




さて、以上のような群雄割拠の中で、毎年状況が揺れ動くような感じだったのだが、やっと固まりつつあるかな、と感じている。

コストパフォーマンスでは、中価格帯は OPPO か Pixel か、という感じになりつつある。

(OPPO の知名度は国内ではまだ低く、シェアは依然としてあまりとれていないが)


それで、今回 OPPO を買うことにしたのだった。

かつての Huawei と同じような、値段が安いのに高価格帯と「同じくらい」の性能を持っているように思う。



そして、購入してみないと判らないことも分かった。


Huawei はアメリカからにらまれて市場から消えた。

その後、あわてて Google アプリ相当の機能を自前で用意したが、時間がかかってしまった。


OPPO は、すでに自前のアプリを十分に用意し始めている。

性能の良い機械を作って市場で存在感を示せば、同じ道をたどるかもしれないという危機感があるのだろう。


えーと、使いもしないアプリが大量に入っていて邪魔、という意味です(笑)

システムアプリ扱いで消せないので、隅の方の見えないところに寄せておきましょう。



あと、これは発売直後だからだと思うのだけど、細かなバグがいろいろと残っているようだ。


インカメラはディスプレイの中に穴をあけるように存在していて、表示の際にはこのインカメラの部分に重要な表示が来ないように設定できる…

のだけど、設定してもアプリに無視されている。


具体的には、「どうぶつの森ポケット」(通称ポケ森)で、持っているチケット表示が、OS 側の設定をどうやってもカメラの穴で隠されてしまい、見えない。


今朝、早くも OS アップデートがあったが、この現象は治らなかった。

そのうち修正されると期待しよう。


翌日追記


最後に書いてある話、僕の設定が悪かっただけだった。

カメラ部分の表示について、「自動」「カメラ表示」「カメラ非表示」があって、カメラ非表示にしないといけなかったのだが、カメラ表示にしていた。(初期設定は「自動」)


設定項目の名前がわかりにくいんじゃ…

というわけで、この件に関してはバグではなかった。謝罪。


(でも、他にバグっぽい動作はまだ残っている)


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