目次
2023-08-20 カルアピッグ
2023-08-16 エアコン再度水漏れ
2023-07-11 エアコン水漏れ
2023-03-20 リンナイ フロントオープン食洗器
2023-03-14 新しい食洗機 ファーストインプレッション
2023-02-16 食洗機ついに壊れる
2021-05-06 G.W.の記録
2020-09-23 エアコン故障
2020-08-13 エアコン水漏れ
2020-06-15 子供部屋の模様替え
2020-05-07 GW中のできごと
2020-04-14 ざっそう
2020-02-03 台風被害の修復完了
2019-11-24 保険金おりた
2019-10-17 台風被害その後
2019-10-13 台風被害
2019-10-12 台風19号
2019-09-30 水道の水漏れ
2019-09-09 台風
2019-05-23 洗濯機来ました
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庭の片隅にバナナが生えている。
20年近く前に家を購入したとき、費用の問題もあって庭の整備は頼まなかった。
それで、時々園芸店に行って庭木などを探していたのだが、そこでバナナの原種に近いものを見つけ、面白いから植えてみたのだった。
このバナナは種があるのだが、ちゃんとバナナの味がする。
ほとんど種で、食べるところはないので、飴玉のように口の中で種を転がす感じなのだが。
バナナの栽培と、種がなくなる変異のどちらが先かは知らないが、こんなおいしいのに種が無いものを見つけたら、それは大切に栽培して増やしただろう。
幸い、バナナは宿根草だ。1年で地上部は枯れるが、翌年にはもっと増えて芽吹く。
そんなわけで、我が家のバナナもどんどん増え、密生している。
今は花もつぼみで、芭蕉科の青々とした広い葉っぱが茂っている。
バナナもうまいが、せっかくあるのだからこの葉っぱを使いたい、というのはしばらく前から考えていた。
昨日買い物に行って肉屋に行ったときに、突発的に豚もも肉を2ブロック買ってきた。
およそ 1Kg 。
昔テレビの旅行番組で見た、どこかの地域の料理を作りたい。
地面に穴を掘って焚火をし、
2時間ほどたつと蒸し焼きになっているので、それを食べるのだ。
具体的にはカルアピッグ、と思った。穴を掘って焚火は、いつかやりたい夢ではあるが、今回は圧力鍋で蒸す。
実際、現代的にはこちらの調理法の方が普通なようだ。
ネットで作り方を調べたが、伝統的な素朴な料理なだけに、作る人によってレシピはまちまち。
あまり気にせず適当にやることにした。
材料:
バナナの葉2枚、豚もも肉2ブロック、塩。
豚もも肉はフォークでめった刺しにしてから塩をたっぷり擦り込む。
そのまま2時間ほど置いて馴染ませる。
それから、バナナの葉でくるんで…バナナの葉は細長いし、折れやすいので1枚で綺麗にくるむことは難しい。
2枚の葉で、縦横2方向にくるんだ。
圧力鍋に水を少し入れ、蒸し調理用の板を入れ、バナナの葉でくるんだ豚肉を置く。
このまま、圧力をかけて弱火で 20分。煮物なら 10分で十分だが、蒸すのだと火が通りにくいと考え長めにした。
圧力が抜けるまで5分ほど待ち、蓋を開ける。
バナナの葉の良い匂い。竹の皮と同じような匂いだ。
熱いうちに肉を細かくほぐす。
熱いので大きなフォーク2本で行ったが、難しいというか、うまく力が入らずもどかしい。
途中から手づかみでほぐした。指先は熱いので時々休みながら。
鍋の底に最初に入れた水は、肉から落ちた油でいい感じのスープになっている。
ほぐした肉はスープに入れ、よく味を吸わせる。
食べるときは、肉部分だけスープから引き上げ、さらに盛って提供したり、この肉でさらに別の料理を作っても良い。
スープもうまいので別の料理に使うと良い。
バナナの葉の良い香りが付くことを期待したのだが、香りは特に感じない。
ということは、バナナの葉が無くても、豚肉を蒸してほぐせばカルアピッグだな。
周囲の葉っぱもおいしく食べた記憶があるのだが…と思ったら、先ほど調べたところ、それはラウラウという別のハワイ料理だった。
こちらは、豚バラ肉を食べやすいサイズに切ってから、里芋の葉でくるんで、さらにバナナ等の葉でくるみ、地面の中で蒸し焼きにする。
里芋の葉は食べるための食材、バナナの葉は、食材に土がつかないように守る役割だ。
そして、ポイも作ろうと思って材料を買ってきてあった。
ポイはタロイモのペースト。日本ではタロイモは入手が難しいが、近縁種の里芋で作ってみよう。
実は、カルアピッグと先に書いたラウラウを混同していたわけだが、ラウラウはポイと一緒に食べると美味しかったので作ろうと思ったのだ。
里芋を茹で、皮をむき、小さく切る。
この後、本来は水を加えながらペーストになるまで潰していくのだが、ミキサーでやってしまおう。
以上、出来上がり、ミキサーでやったら、少し粒状感が残る。
滑らかなペーストになるのが理想。
ポイは主食だが、作るのは重労働だったようで、昔は男が数日分まとめて作っていたようだ。
出来立てでも食べるが、数日置くと発酵してしまう場合もある。
そのため、現代的には通常発酵させてから食べるのだが、素人が発酵料理を作るのは危険なのですぐ食べる。
過去にハワイで食べたときには、発酵食品だとは知らなかったので、ピリピリとした味を「タロイモの消化酵素が残っているのではないか」と推察しているね。
これは間違いで、発行して炭酸ガスが発生しているので、ピリピリするようだ。
そんなわけで、カルアピッグとポイが出来上がった。
作ってすぐに家族で試食。皆美味しいと評判が良い。
もっとも、結構手間がかかっている割には素朴な料理で、また作るかは微妙なところ。
急に作ってみたくなって作っただけで、昨日の晩飯はこれとは違うものにした。
そのため、大半はまだおいてある。
今日は日曜日で、久しぶりに家族そろって晩飯が食べられるのでそこで提供しよう。
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別年同日の日記
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先日修理したエアコンが、再度水漏れ。
おいおい、修理したの1か月前だよ。
全然治ってないじゃない。
しかし、お盆でもあるし、修理呼んでもすぐには来ないだろう。
それに、先日の修理屋さんが全く役立たずだったので「次同じようなことになったら自分で修理しよう」と思って、修理屋さんのやっていることを観察していた。
今こそ、その知識を使うとき。
我が家のエアコンの場合、という限定条件だが、室内機の本体を覆っているパネルが、左サイド・中央・右サイドに分かれている。
この左サイドだけ外せればよいのだ。
そして、外し方はこの間見ていた。
左サイドを外すと、内部にたまった水を外に捨てるためのパイプが現れる。
エアコンにはねじ込んでいるだけで、これを外せば…その場で水が零れ落ちる。
だから、バケツを用意してからパイプを外す。
すると、思ったより零れ落ちない。
そう、つまりはここが詰まっているから、水があふれて水漏れするのだ。
ここを掃除しないといけない。
専用の器具なんて持ってないので、少し固いけど柔軟性もあり、ちょうどいい太さを持ったワイヤーがあるといいのだけど…
部屋の中を探したら、短めの電話ケーブルが出てきた。ちょうど良さそうな固さ。
いらないやつだから、端の RJ11 コネクタを切り落としてしまう。
それで、パイプに突っ込む。何度か出し入れしたら綺麗になったようで、水が流れ始める。
でも、勢いがないな。さらに中までケーブルを突っ込むと、エアコン内からケーブルが出てきた。
両方を引っ張り、ごしごしとパイプ内をお掃除。これで勢いよく水が流れた。
壁内にある、水を捨てるためのパイプの方を覗くと、ここも汚れで詰まり気味だった。
同じようにワイヤーでごしごし。見た目は詰まっているが、非常に柔らかい汚れだ。
ずっと水にさらされているのでふやけている。
まぁ、室内の埃や、カビの類だろう。柔らかくて当然。
そんなわけで、修理完了。
パネルを元通りにして、普通に運転できることを確認。
これは2日前の話で、その後問題なく使えている。
1か月前に来た業者、全然修理能力が無くて、最終的に僕の指示通りに作業して治ったのだが、掃除がいい加減でちゃんと綺麗にしていなかったようだ。
ところで、初めて水漏れした時…1か月前の人ではなく、その前に修理した人が、エアコン設置業者の設置の仕方が良くなかった、と教えてくれていた。
水を捨てるパイプの角度が良くない。
これでは、水が勢い良くながれないので、ゴミが詰まりやすくなってしまう。
少し角度が出るようにしておきましょう、といって、パイプを押し下げるように、壁とパイプの間に詰め物をしてくれていた。
さて、今回開けてみると、この詰め物が外れていた。
前回修理に来た業者が外して、そこに置きっぱなしにしていたのだ。
これは重要なので元に戻すように、と伝えていたのに。
結局前回来た業者は、全然必要なことをやらず、むしろ悪化させた上に、修理代金をとって帰っただけのようだ。
まぁ、その際にこちらもパネルの外し方などを勉強させてもらったし、今更金返せとは言わないのだけど、ちょっと悪質なのではなかろうか。
領収書があるので業者の名前はわかっている。
その業者は取次サービスの紹介だったのだが、取次サービスに、問題のある業者だと伝えた方が良いだろうか?
別年同日の日記
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3年前に起きた水漏れ再発。
まぁ、3年前に修理してもらった職人さんから、最初の設置業者の設置方法が悪いので再発するかも、とは言われていたからなぁ。
前回でどこら辺が悪いかはわかっているつもり。
素直に修理業者を呼んだ。
これが昨日の朝で、先ほど修理が終わって帰った。
しかし、今回来た修理業者は、なんというか…
僕よりもエアコンの構造をわかっていなかった。
もちろん、業者さんだから修理はできるのよ。
通常ありがちな問題に対して、順次チェックを行って修繕していくことはできる。
しかし、修理手順を知っている、というだけで、エアコンの構造を理解していないのね。
だから、通常の方法で治らなかったときに、問題の核心に迫れない。
水漏れに関係あるのかよくわからないが、ガス圧をチェックしたら少し圧力が低いという。
まぁ、圧が低いのであれば入れてもらうのは構わないだろう。しかし、それで水漏れは治らなかった。
いろいろとやって、水漏れが治らずお手上げ。
その業者さんが来たときに、以前に水漏れをしたことがあって、その時には何が問題で、再発するかもと言われている、というのは最初に言ってあるのだけどね。
その方法が、おそらく会社で定められたチェックマニュアル外のことなので、チェックもせずにお手上げ状態になっている。
そこで、最後になってもう一度、最初から説明する。
そこで業者さんも「わかりました。指示通りやってみます」と素直にやってくれて、問題が解消した。
僕は技術者じゃないし、道具も持ってないから、修理業者さんがやってくれることは大切なんだよ。
でも、その方法はすべてこちらで指示した感じ。
支払いの段になって、本来は必要な「調査費」は不要です、と言われた。
僕の指示通りで治ったから、って。
でも、技術代と、最初にガスを入れたのでその代金は払いました。
税込みで6万円。まぁ、仕方ないけど高い出費です。
構造はわかっているのだから、自分で作業できると良いのだけどな…
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別年同日の日記
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さて、1週間ほど使ってみたので、そろそろ使い勝手を書いても良いころだろう。
もちろん、1週間程度ではまだ「使いこなせてはいない」。
でも、方向性が分かってきたので書く頃合いだと思うのだ。
本当に馴染むまで使うと、新しい機械に対する思いなども薄れてしまい、何も書けなくなるから。
(それはそれとして、もっと使ってからまた書く可能性はある)
まず、リンナイのフロントオープン食洗器は良いものであった、と書いておこう。
十分合格だ。買ってよかった。
そういう総合評価を下したうえで、各論に入る。各論で書きたいことはたくさんある。
良い事から書こう。
まず、1回に洗える食器の量が、思っていた以上に多い。
以前使っていたホシザキの食洗器では、一日分の食器を洗うと、大体4回機械を動かしていた。
これが、リンナイのフロントオープンでは、2回で済んでいる。
入る容量が2倍程度はある、ということだな。
洗いカゴの大きさが、そもそも大きい。ホシザキでは対角線にしか置けなかったまな板が、辺に収まる。
そして2段ある。上の段は後で書くが制約も多く入れられるものが限定されるのだが、ともかく底面積が広い上に2段になったのだから、1度で入る容量が2倍ある、というのも当然だろう。
この、一度にたくさん洗えるというメリットが、何よりも素晴らしいのだ。
次に…。
えーと、次に…思いつかない。
リンナイのフロントオープン、良いと思えるのは上に書いた「容量が大きい」で全てだ。
これのメリットは非常に大きく、これだけで買ってよかったと思えるのだが、他に良かった点が見いだせない。
では、次に「評価すべき点」をあげる。
良かった点と何が違うかというと、今回比較した「ほかの」食洗器よりも良いと思われる点だ。
「前の」食洗器と比べると、使い勝手が悪くなっている。
でも、「ほかの」食洗器よりはずっといい。
でも、ほかの食洗器は検討しただけで使ってないので、本当のことを言えばよくわからないのだ。
よくわからないなりに、良い点を挙げてみようというものだ。
容量に関してはここでも書いておこう。
他社の食洗器は、大抵「家族4人分の1回の食事の食器が洗える」ことを目標としている。
でも、実際4人分は入らないそうだ。理由はあとで詳しく書く。
リンナイは、これが8人分になる。やっぱり8人分は入らないのだけど。
入らないとはいえ、容量2倍は評価できる。我が家は5人家族で、先に書いたように2回動かせば一日分洗える。
(昼ご飯は子供はいないとか、お茶碗は朝使った後、手洗いして夜も使う、とかの事情もあり、「1日分」は言葉通りの意味ではないのだが)
速度は大きなメリットだろう。
条件付きだが、最速 35分で洗ってくれる。
…前のホシザキは5分だったので、使い勝手は落ちている。
でも、他社の食洗器は、高速モードでも1時間程度、というのが多い。
ネットを探すと、リンナイ製は 15分で洗う、と書いてある記述をしばしば見かける。
それに期待して買ったのだが、あの話はどこから出ていたのか?
少なくとも TOTO のシステムキッチンのページには書いてあった。
TOTO はリンナイの OEM を受けているらしいのだが、もしかしたら TOTO 向けにチューンしていたりするのかもしれない。
もしくは、古いモデルには15分のモードがあったが、何らかの事情で無くなったのかもしれない。
さて、前回書いたが、洗う時間の表示が、35分になったり 55分になったりする。
その後、多分だけど条件が分かった。
先に書いたように、大抵は2回洗うのだが、1回目は「35分」と表示される。
でも、時間を測ると 55分かかって洗いあがる。
2回目は「55分」と表示されるのだが、35分で洗いあがる。
どうも、前回洗いあがった時間を、「予想時間」として表示するようだ。
そして、2回目は 35分になる理由だが、お湯の供給温度が高くなるためだろう。
我が家はエコキュートを使っていて、 60度のお湯を食洗器に供給している。
しかし、屋外のエコキュートから室内の食洗器までは距離があるため、屋内のパイプ内の「お湯のはずのもの」は、冷めて水になっている。
そのため、1度目の動作時には、供給されたお湯の温度は低くなっているだろう。
これを沸かすのに時間がかかり、55分になるようだ。
そして、2度目は素直にお湯が供給されるし、温めるためのヒーターも熱くなっている。
このため 35分で洗いあがる…ということだと思う。
ベストコンディションだと 35分だが、最初は文字通り「温まっておらず」 55分かかってしまう、ということのようだ。
お湯をわざわざ沸かしているため、洗いあがった後の食器の温度が、ホシザキよりも高い。
そして、「フロントオープン」の扉だが、少しだけ開けた状態で止めることができる。
(ホシザキはそんなことはできなかった)
これ、大きなメリットだ。
乾燥機能は付いているのだが、使わなくても大丈夫。
洗いあがったら、少し開けて5分くらい放置しておくといい。
これだけで、余熱で乾燥してしまう。
実は、海外製の「ミーレ」の食洗器は、洗いあがった後に自動でドアを半開きにしてくれる機能があるんだよね。
自動ではないけど、同じようにすれば、わざわざ電気代を使って乾燥する必要はない。
さて、悪いところ行こうか。
実は、悪い部分は「些細な話」だし、多分リンナイに限った話ではない。
それでも、正当な評価として、悪い部分も書いておかないといけないと思うのだ。
先に書いたが、8人分の食器が入る、とカタログスペックにはあるのだが、入らない。
これ、食洗器を作っているメーカー間の取り決めで、「何人分」と書くときの「標準食器」というものが決まっているのだ。
各社、少しでも多く入るように見せたいので、この標準食器を入れることに最適化したカゴの形状をしている。
しかし、食卓を楽しく演出するというのは、「いろいろな形の食器がある」ことでもあるのだ。
そんな、標準的な食器ばかりではない。
そもそも、皆さんの家で使われているお茶碗、コップの類は「全員が同じものを使っている」だろうか?
多分、個人個人で違うデザイン、違う大きさだと思うのだ。
しかし、標準食器の考え方では、すべてが同じ形をしているので、ぎりぎりまで寄せても「ぴったり重なる」前提だったりする。
その前提で詰め込んだ時に4人分なり8人分入る、という表記は、実際にはそれほど入らない、ということに他ならない。
西洋の家庭では、同じ食卓を囲むものの皿は「揃えるべき」だ。そろっていないと、除け者扱いしていることになる。
しかし、日本の家庭では、各個人がお気に入りの食器を使う。
「自分専用の食器が置かれている」ことが、自分の居場所、帰るべき家であることの証明になるからだ。
各社が勝手な基準で宣伝をしないために標準食器を定める、という考え方には賛成する。
しかし、それは「標準食器に最適化された形状を良しとする」こととは違うと思う。
さて、標準食器の話を書いたのは、今回購入した食洗器の「悪い」部分が、すべてこの話に起因するためだ。
我が家で一番良く使う皿を立てることができない。
我が家で一番良く使う、個人用のサラダボウルを立てることができない。
我が家でよく使う小皿を立てることができない。
我が家でよく使うラーメン鉢を立てることができない。
「立たない」のだが、一応滑らないように引っかかる場所はある。
だから、立てるのは諦めて、少しづつ隣の食器に「倒れ込む」ような形で、お互いが支えられるように置いている。
しかし、これをやると、「接触している」部分の汚れが落ちにくかったりする。
以前の食洗器よりも洗い時間が長くなったのに、汚れ落ちは悪くなった。
これは大きなデメリットだが、食洗器本体の性能ではなく、「洗いカゴが標準食器に最適化されている」ことによって生じている。
過度の最適化は害悪である、というのはよく言われることなのだが、今回購入した食洗器、そしておそらくは他社のものも、そうした害悪によってずいぶん使い勝手を落としているように思う。
ちなみに、ホシザキはこのような最適化はなかった。
潔いほどシンプルに「等間隔に並んだ支柱」しかない洗いカゴだった。
しかし、この支柱は、洗いカゴの半分づつ、取り外せるようになっていた。
取り外した部分は、何も突起物がないフラットな状態になる。
このシンプルな設計は、「最適化」はされていないので、「標準食器」の入る量では、おそらく損をしていただろう。
でも、実際に使うときには、非常に使い勝手が良かった。
実際、どんな食器にでも、大きな鍋にでも対応できていたのだから。
さて、そんなわけで、実は最初に「1日分の食器が2回で洗える」と書いたが、ホシザキの時には洗えていた、鍋やフライパン、炊飯器の釜などは、手洗いすることにした。
小物を洗うのが面倒くさいのであって、大物はそれほど苦労しないためだ。
特に、炊飯器の釜は、洗い終わった後にすぐ「翌朝の炊飯の準備をする」ようにしていた。
5分で洗えるのなら食洗器に任せればよいが、55分かかるのであれば、手洗いしないと次の作業に支障を来す。
似たような理由で、子供たちは以前は「自分のコップ」を食洗器に任せていたが、最近は「自分で洗う」ようになった。
食洗器に任せると、水を飲みたいときに30分以上我慢しないといけなくなるためだ。
一日の食器が2回で洗える、と最初に書いたが、この食洗器に任せると「不便」なことも増えたため、そもそも任せるものが減った、という話でもある。
残念なことだが、それでも今選ぶ機種の中では、我が家としてベストなものだったと思う。
別年同日の日記
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それで新しいのを導入した。
昨日据え付けてもらい、夜1度洗っただけだ。
だから、まだ十分なレポートは書けない。
これは、1度使っただけのファーストインプレッションだ。
どうしても以前の機械と比べてしまうので、以前の機械から書いておこう。
以前使っていたのは、18年前に購入した、ホシザキ製のフロントオープン食洗器。
ホシザキは、家庭用には事実上この1機種しか作ってなかった。
(細かな仕様が違う、バージョン違いはあったようだが)
ホシザキは業務用の厨房機器では大手のメーカーで、食洗器も大きなシェアを取っている。
その厨房用の技術を活かして家庭用を作っていた…のだが、我が家が購入直後に撤退した。
厨房用では良くても、家庭用では、余り受け入れられなかったためだ。
特徴としては、とにかく洗うのが速い。1回5分で洗ってしまう。
さらに、洗っている間に次の食器をセットできるように、取り出せるトレイが2つある。
(使わないときは重ねて機械の中にしまって置ける)
これだけ書くと良い機械のようだが、据え付ける場所に求められる要件が厳しい。
まず、瞬間湯沸かし器ではなく、夜間電力を使う電気温水器や、エコキュートなどの温度と水圧が安定した方法で、60度の温水を供給できる必要がある。
予備洗いをしている前提でしか洗えない。
予備洗いとは、大まかな汚れは取り除いたうえで、しばらく水につけて固い汚れなどはふやかしてあることだ。
1回5分で洗える代わりに、1回で洗える食器の量は少なめ。
最近の食洗器は、性能試験のために共通化された概念の「1人分の1回の食事の食器」を元に、4人分が1回で洗えるのが普通だ。
でも、ホシザキはそんなことはお構いなし。たぶん、3人分がはいらない。2人半、と言ったところか。
これは庫内が狭いのではなく、トレイの構造がシンプルなためだ。
一般的に食洗器は、各種の器を置きやすい「専用の」場所が用意されている。
半面、それ以外の器は洗いにくい。
ホシザキは、こうした「専用の場所」を用意せず、非常にシンプルなトレイを用意していた。
専用ではないので、ぎゅうぎゅうに詰め込むことができない。でも、専用ではないのでなんでも入る。
結果として、3L の大鍋でも洗える半面、標準的な食器で比べると入る量が少なかった。
そして、多分これが一番受け入れられなかった理由だと思っているが、洗っている間ずっと人がついている必要がある。
上に書いたように、1回5分で洗う代わりに、入る量が少ないのだ。
洗っている間にセットできるように、トレイが2つある、というのも、「機械が洗っている間、人間は次に洗うものを用意しつつ、洗いあがったものは片づける」という前提条件になっているためだ。
食洗器を導入するのは、共働き世帯が多いようだ。
セットしたら機械に任せ、出かけてしまう。または寝てしまう。
2時間かかっても良いので、次のタイミングで洗いあがっていればよい。
忙しいので予備洗いなどもせず、食べ終わった食器をそのままセットできるのが良い。
我が家の場合、共働きだが二人とも自宅で働いている。
そのため、少なくとも通勤時間はない。昼はともかく、夜には時間の余裕があった。
そこで、次々洗えるので、食器は夜まで水につけておいて、夜まとめて洗う、という形だった。
(ホシザキは、連続して洗うと節水になる機能も持っていた。まとめ洗いは、そのためもある)
非常に珍しいスタイルだとは思うが、我が家にはホシザキが非常にあっていたんだ。
さて、以上を踏まえて、新しく購入した機械の紹介だ。
リンナイのフロントオープン食洗器。
日本では、フロントオープンは珍しい。引き出し型の方が一般的だ。
ただ、海外ではフロントオープンが一般的。
実は、今回購入を検討するまでリンナイ製を知らず、海外製を購入しようと考えていた。
フロントオープンは、引き出し型に比較して庫内が大きい。
一度にたくさんの食器を洗いたい家庭にはこちらの方が便利だ。
ただし、庫内が大きいので、洗う際に水も多く使用する。その水を「沸かす」電力も多く使う。
日本では食洗器は「手洗いよりも水を使わない」と宣伝されて普及した経緯があり、この点では引き出し型の方が人気が高いのもうなづける。
また、フロントオープンは…というか、ホシザキもリンナイも、キッチンの床から、天板までの間に設置する形になる。
引き出し型の場合、大きな引き出しと交換して、「下部の小さな引き出しはそのまま残す」なんてこともできる…機種もあるようだ。ここら辺、機種が多いので機種による。
いずれにしても、小さな占有体積で導入できる。ここら辺が人気の秘密でもあるだろう。
小さな占有体積なのだから、庫内が狭いのも仕方なし、という感じか。
さて、リンナイのフロントオープンだが、ネットで情報を探すと、最速で 15分で洗いあがる、という情報がある。
今回、その情報を信じて…というか、すがってこの機種にした。
しかし、情報を調べている時点で、どうもこの 15分という時間の出所が謎だった。
そう書いてあるページがあるのだけど、詳細が明らかになっていないのだ。
そして、詳細を調べると、「85分」というリンナイの公式の情報に行きつくのだ。
結果を書けば、85分でした。
ただ、この 85分には乾燥時間 30分を含んでいて、この乾燥時間は無くせます。その場合 55分です。
昨日設置してから最初の運転では、なぜかスタート直後に「残り 45分」の表示でした。
そして、ちゃんと 45分で仕上がった。
そのあとで、追加で洗おうとしたら 55分でした。
なにか理由がありそうだけど、今のところは謎のまま。
リンナイは、庫内に2つのトレーがあります。取り外せない、引き出し式の上部トレイと、取り外せる下部トレイ。
でも、下部トレイも「掃除などの際に邪魔にならない」程度の意味合いで外せるだけで、別の場所で食器をセットして持ち上げて移動するようなことは想定していません。
(針金で作られているので、重い状態で持ったら曲がるかも…)
いろいろな食器を考慮した「専用の場所」が作られているので、想定外の食器に対しては弱いです。
何でもかんでも突っ込んで洗う、というようなことはできません。
まぁ、ここら辺はまだ、我が家の食器を洗う際の「最適解」を僕が準備できていないだけかもしれません。
今後使っていくうちに、まとめて洗える分量は増えていきそうです。
お湯の吹き出し口は、下部と中央にあります。
中央のものは上下にお湯を出すので、上部トレイは下からだけのお湯で洗うことになります。
(実際には、天井にあたって落ちてくるお湯があるでしょうから、上下から洗われます。
ただ、勢いでいえば下が強い、ということ)
洗っているお湯の温度は、ホシザキより高め。
説明書によれば、60度のお湯を供給しても、そこから沸かして 70度で洗うようです。
(供給する際の温度は、60度を上限とするように記されています)
ホシザキは取り出した後に食器を片付けられたけど、リンナイは少し熱い。
持てないほどではないのだけど、少し置いてから片づける方が良さそう。
先に書いたように、ホシザキは「食洗器と一緒に人間が作業する」前提だったので、洗ったらすぐ片づけたくなるのですが、リンナイはそういう作りではないです、というだけ。
昨日は、設置工事の人が来るのでキッチンを綺麗にしたくて、朝の分は手洗いしていました。
昼と夜の分をまとめて洗おうとすると、1回では洗い切れなかった。
なので、45分待って残りをもう一度洗ったのですが、2回目は鍋類を洗おうとしたら、大きいものが多くてあまり入らなかった。
入りきらない分はさすがに手洗いしました。
多分、大きなものから先に洗い、隙間に小さなものを入れていく、というスタイルなら、2回でもっとたくさんのものが洗えそう。
もっとも、ホシザキが速いから任せていた部分もあり、多少なら手洗いしてもいいんですけどね。
おまけ
食洗器が壊れてから1か月ほど手洗いをしていたのだけど、ここ1週間くらいは次女(中1)が代わりに洗ってくれるようになっていた。
それで洗うのの大変さが分かったのか、食洗器に興味津々。
昨日は、届いてから洗うまでにマニュアルを何度も読んでいた。
使ってみたい、といって食器の入れ方を試行錯誤していたのも、次女を中心に僕が手伝う感じ。
学年末テストが終わった後で、時間的に余裕があることもあるのだけど、ありがたいです。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
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家の建築時に導入していた、ホシザキのビルトイン食洗機が、ついに壊れた。
ホシザキは、業務用厨房機器のトップメーカー。
もちろん、業務用の食洗機も作っている。
そのノウハウを生かして家庭用を発売していたのだが、売れ行きは悪く、我が家が導入した半年後に「家庭用から撤退」してしまった。
それから18年ほど。
途中で何度か故障したけど、修理してもらってきた。
(ホシザキは、業務用のメーカーなので修理サービスも非常に良い。業務用では、すぐ直さないと業務に差し障るからね)
連絡のたびに、もう部品がないので修理できないかもしれません…と言われながらもなんとかなってきたのだ。
しかし、今回は基板故障。メカニックなら工夫で何とかできても、こればかりはお手上げらしい。
もう修理できない、と確定したのが今日の午前中。
仕方がないので新しいものを購入するのだけど、代替品なんてないので困っている。
誰得かわからないが、すでに入手できないこの機種の良さを語ろう。
ホシザキの食洗器、1回に洗える量は少なめなのだが、洗浄時間が無茶苦茶速い。
1回の洗浄が6分だ。
食器は、専用トレイに載せて機械に入れる。
このトレイが2つあるので、洗っている間も、次に洗いたい食器をトレイにセットできる。
これにより、どれだけ大量に食器があろうとも、次々と洗っていくことができるのだ。
これに対し、現在市販されている多くの食洗機は、1回で洗える量が家族4人分の1食の食器を前提としている。
そして、洗浄時間は2時間程度、ということになっているが、諸条件により時間は変わる。
今回情報を調べていて、実際には4時間程度かかる、なんて話も読んだ。
我が家は5人家族だし、食器以外に鍋やフライパン、麦茶を入れる容器や子供たちのお弁当箱も洗いたい。
4時間も待って次をセットする、なんていうのはやりたくない。
そもそも、2回洗って8時間もかかっていたら「毎食」後に洗うなんてできない。
多くの家では、食洗器を導入しながら、入りきらない分は手で洗う、ということをやっているようだが…
今だって多少の手洗いはしているが、量が違ってくると、洗った後の水切り籠も必要になる。
(今は小さなカゴしか使っていない)
生活スタイルにまで影響が出るのは、ちょっと問題がある。
そんなわけで、代替品がないのだ。
1年前に、一度動かなくなったことがあって、その時にさすがに買い替えを考えた。
ホシザキのサービスマン、ちゃんと直してくれたのだけど。
まぁ、その時に買い替えを考えて、海外製だがミーレかボッシュの機械を買うのかな、と思っていた。
どちらも洗浄時間は2時間程度だが、庫内が広くて多くの食器・鍋類を一気に洗える。
とはいっても、本当に広いのは横幅 60cm のタイプ。
今は 60cm が主流になりつつあるようだけど、昔は 45cm だった。ホシザキもこのサイズ。
単純に買い替えるのであれば、45cm タイプにするしかない。
今回改めて調べなおしたら、ボッシュ社の高級ブランドであるガゲナウは、洗浄が速いらしい。
高級ブランドなので値段も高いけど。そして、速いと言っても1時間以上はかかるのだけど。
さらに調べたら、リンナイが作っているものが、結構早いと分かった。
ただ、資料によって書いてあることが違う。最速で 15分、と書いてある資料もある一方、30分と書いてある資料もある。
PDF で置いてあったマニュアルを読んだら、最速モードで85分だそうだ。
しかし、この最速モードは、乾燥時間なども含むもので、そこら辺を省略すればもっと早くなるらしい。
実際のところがよくわからない。
リンナイは、取り外せるトレイに食器をセットしてから入れるタイプのようで、ここら辺もホシザキににている。
今のところ、最右翼候補。
住宅施設の入れ替えになるので、まずは住宅会社の担当に連絡したところ。
機械を入れたいと希望しても、今のままでは入れ替えられない可能性だってあるし。
食器に関しては、1か月くらいは手洗いかな…
(この場合、ホシザキの食洗器のトレイを水切り籠代わりに使ってます)
関連ページ
新しい食洗機 ファーストインプレッション【日記 23/03/14】
別年同日の日記
18年 Harley-Davidson & L.A. Riders
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我が家的 G.W. の記録。
基本的には Stay home.
神奈川では緊急事態宣言は出ていないが、鎌倉は まん延防止等重点措置地域には指定されている。
しかし、5月2日の日曜日には鎌倉中心部へ出かける。
観光ではなく、子供の歯科矯正医に行かないといけなかったので。
そしたら、いつもは起きないほどの大渋滞。観光客がたくさん来ている。
医者近くの駐車場も満車で、入れるのにしばらく待たないといけなかった。
(子どもたちは妻に歯医者に連れて行ってもらった)
観光地に暮らすものとして、お客さんが来るのはありがたいと思うのだけど、微妙な気持ち。
(もっとも、G.W. としては観光客は非常に少なかった)
3、4日は、家の木部…1階ウッドデッキと、2階ベランダのメンテナンス。
まぁ、ペンキ塗りをしたということだな。
実際には、ペンキではなくステイン。
ペンキは表面に膜を作って内部を保護するが、ステインは木に染み込んで強くする。
両方やろうと思っていたが、ウッドデッキは妻がやってくれた。
こちらは半日仕事。
問題はベランダで、いつもなら1日で終わらせるのだけど、朝からやっても一日かかり、実は時間が足りないのだ。
しかし、3日は午後からの作業となった。その日のうちに塗り終わることを諦め、いつもは塗れない、ややこしい部分を塗ってみることにした。
2階のベランダは、当然地上からでは手が届かない。
しかし、ベランダに乗って塗ると、外側の手が届きにくいところが塗れない。
これを工夫し、普通なら「部材1本づつ」塗り進めるのを、手の届きにくい「面」ごとに塗り始めた。
というのも、落下防止のための柵の隙間から手を伸ばさないといけないので、その柵自体の「外側」は塗っても良いが、腕を通す「側面」を塗るわけにいかないのだ。
柵の棒1本づつ、外側だけを上から下まで塗る。
実は、たったりしゃがんだりを、1本ごとに2回ほどやらないといけない。
これを、50本ほどある棒すべてに行う。ちょっとしたスクワットだ。
1日目はそれだけで終了。終わった時点で足腰ふらふら。
2日目、ちょっと反省したので、棒の面ごとに塗るのも諦める。
最初にしゃがんだまま、棒の側面すべてを、下のほうだけ塗る。
つづいて、たったまま上のほうだけ塗る。無駄に時間はかかるが、スクワットするより良い。
こんな調子で徐々に内側に塗り進めていって、夕方までに完成した。
長女と次女も興味を持って、内側の簡単なところを手伝った。
ところで、最近の子供たち。
…というか、G.W. 中にどこもいけないし、ゲームばかり遊んでいるから、何をやっていたか記録しておこう。
長男は、Wii でピクミン2やってる。とっくに9日103匹クリアは終わらせていて、「紫ピクミンのみでクリア」とか、変な縛りをつけて遊んでいる。
長男が Wii を使っているので、長女は Switch 本体の小さな画面で、テトリス 99 をやっている。
長女はほかにも、フォートナイトやスプラトゥーン2など。
元々はスプラ2が好きで、常に4つのルールすべてで、ウデマエ X であり続けている。
しかし、学校の友達がフォートナイトをやっているので「つきあいで」遊んでいるようだ。
これが、また強い。スプラ2でシューティングの基本はできているので、友達から「強すぎる」と言われるらしい。
テトリス 99 は最近のお気に入りだが、これも我が家で一番の腕前。
長女のみがテト1を取っているし、1度だけでなく何度も取っている。
次女はぶつ森とかぷよぷよとか遊んでいるが、それほどうまくない。
まだ小学生だからそんなもんだろう、とは思うが、6年生だからもう少し論理的にゲームを遊べても良いと思う。
で、そんな次女が「昔の(シンプルな)ぷよぷよを遊んでみたい」というので、スイッチのスーパーファミコンエミュレータ用のぷよぷよ2を見せてみた。
これで、スーパーファミコンの他のゲームにも興味を持ち、少しづついろいろ遊ぶが、やり込む前に「自分には向いていない」とやめてしまった。
そんなゲームの一つに「マリオのスーパーピクロス」があったのだけど、僕はお絵かきロジックは好きなので、ちょっとやってみた。
…ハマりました。今は僕は、スーパーピクロスばかりやっています。
そういえば、会社員時代に仲の良い先輩が「ピクロス面白い」って言ってたっけ。
5日。G.W. 最終日だが、仕事上で大きなトラブル。
この日、作成中のシステムがつかわれるイベント現場があったのだけど、なぜかうまく動かない。
イベントの途中は現場の人間がうまくごまかしながら運用しているが、1時間程度のイベント終了までに動くようにしないといけない。
ネット・電話で現場・開発者間の連絡を取り合いながら原因究明。
データに問題あり、と15分ほどで解明でき、データがわかる人が修正作業に入ったのだけど、そのデータ修正が難しい。
本当は、こういう土壇場でもプログラム修正は禁じられている。十分なバグチェックができないから。
でも、おかしなデータでも動くように修正箇所の調査は進めていた。
最終的に、あと3分で何とかしないとまずい、と現場から連絡が来た。
ええぃ、独断で修正してしまえ! と作業中、責任者から「プログラム修正で何とかなるか」と指示が来た。
最終的に、完成したのは、「あと3分」といわれた、5分後。
でも、現場では使用時間を何とか引き延ばしてくれていて、ぎりぎりで間に合ったらしい。
おかしなデータは、イベントに参加したユーザーが入力したものなのだけど、システム作成時に気づかないようなものだった。
この、致命的なバグ以外にも、やはり想定外の使われ方で小さなバグが生じていた。
十分に準備していたつもりでも、多くの人が参加すると、想定外のデータ入力がある。
今後の参考にはなるのだけど、今回はさすがに冷や汗をかいた。
プログラムしながら手が震えてうまく打鍵できない、という経験は、すごく久しぶりだ。
5日夕方、次女を歯医者に連れていく。
2日に行った矯正歯科医に、虫歯とまでいかない「なりかけ」があるので、通常の歯科で処理してもらうと良い、と言われていたので。
虫歯になる前だから、それで治るそうだ。
妻も歯医者に行きたかったので一緒に行ってもらい、僕は車を出したついでに買い物。
明日から平日だから、お弁当のおかずとか用意しておかないと。
…とおもったら、こどもの日だからと、魚を安く売っていた。
刺身盛とか、海鮮丼とか、こどもの日にいかがですか、と。
そうか、こどもの日か。すっかり忘れていた。
夕飯を手巻きずしにすることにして、適当に見繕って購入。
家に帰ってから、予告もなしに急に手巻きずしの準備をし出したら、長男・長女とも大喜び。
(次女には、歯医者帰りの車の中で言ってあった)
食後のデザートに柏餅。
まぁ、最後の最後で G.W. らしいイベントができたかな。
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別年同日の日記
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今年の夏は観測史上の記録を塗り替えるほど暑かった。
国内最高気温は更新されたし、8月の平均気温も過去最高、北半球の8月の平均気温も過去最高だったそうだ。
でも、9月に入ったとたんに暑さが緩み、「残暑」になった。
とはいえ、まだ暑かった。
それが、先週半ば、たしか 16日から急に涼しくなった。
で、その涼しくなった日から、1階リビングの気温が少し高かった。
1階リビングのエアコンは温度設定をするものではなく、湿度も考慮した「快適温度」を目安に省エネ運転をしてくれる。
少し蒸すな、と思ったけど、実際外気温も下がったことで不快ではなかった。
翌日もなんか少し暑い気がする、とは思ったのだが、不快ではなかった。
その翌日、18日は再び朝から気温が高く、部屋の中も蒸し暑かった。
あれ、これなんかおかしくないか? と思った。
エアコン自体は…室内機は動作している。
室外機がおかしいのかもしれない、と見に行くと、ファンが止まっている。
えーと…ネットで情報を調べる。
室外機のファンは、室内機の運転と同期しているわけではない、らしい。
室内機が送風していても、室外機のファンが止まっていることはあるので、止まっているだけで故障というわけではない、と。
確認するためには、室内の設定温度を下げてみましょう、とあったので、下げてみる。
室外機を見ても、ファンは回っていない。
基板のエラーなどで止まる場合があるので、電源を抜いてリセットしてみましょう、ともあった。
やってみる。やっぱり室外機ファンは回らない。
あ、これ故障だわ。
業者さんを呼ぶことにする。
夕方には修理業者の人が来てくれた。
僕の自己診断では、モーターか基盤の故障。
どちらもすぐには直せないだろうから、取り寄せになるだろう。
すぐ直ることは期待していない。
業者さんはしばらく調べて、電源などのトラブルではなく室外機内部の故障、というところまでは診断してくれた。
ここから先は、室外機を分解しないと診断できないので別料金。+2000円で頼む。
基板チェック、問題なし。
室内の送風は、少しは冷えていますか? それとも扇風機のように風が動くだけですか? と聞かれる。
扇風機のように風が動くだけ、だ。
診断は、コンプレッサー故障。修理が一番大変な奴で、買い替えた方が良いだろうという診断。
うちのエアコン、すでに7年目だ。10年くらいは使いたいと思っていたが、大金払って修理するよりは買い替えてもよいころだ。
ちなみに、僕は「モーター」は、コンプレッサーとファンを動かすものだと思っていたのだが、この二つのモーターは別のものだった。
エアコンは、コンプレッサーによってガスの圧縮・膨張を繰り返すことで熱を移動させている。
そのままでは、室外機に熱が溜まって熱くなってしまうので、温度センサーで測った熱を基盤が判断し、熱くなったらファンを動かして冷ます。
「ファンが止まっていても故障ではない」というのは、熱くならなければファンは動かないためだ。
また、ファンが止まった場合は、モーターか基盤の故障。
しかし、全く冷えていないのであればコンプレッサーの故障で、熱くならないからファンが回らないだけ。
今回は、コンプレッサー故障だ。
心臓部にあたるので、簡単に交換できるものではなく、メーカー引き取り修理になるために、時間も費用も掛かるという。
仕方ないので、ハウスメーカーに連絡。
エアコンを交換したいので手配お願いします。
#壁内配管のため、量販店だとエアコン取付を受け付けてくれない。
すぐに対応してくれて、機種選定し、見積もりを作ってくれた。
こちらとしても、その内容で発注書までは書いたのだが、その後連絡待ち。
連休に入ってしまったので、止まっているようだ。
19日、20日は暑かったが、他の部屋の冷気を扇風機で送ることでリビングでも快適に過ごせた。
SWHの保温性の良さは素晴らしい。
21日からは、急に涼しくなったため、すべての部屋のエアコンを止めて窓を開けた。
それで快適に過ごせている。
エアコンの故障が、秋になってからでよかった。
2020.9.28追記
エアコン工事入り、新しいものを取り付けました。
上記日記から取り付けまで、エアコンが必要になるような日はありませんでした。
7年前と同等性能の機種を買ったのですが、消費電力も設置サイズも小さくなっています。
そして、ネット対応だそうです。
家の WiFi 環境に接続しておくと、外出先からでもスマホで設定を変更できます。
…自宅で仕事しているし、SWHではエアコン入れっぱなしが効率よいので、使うことはなさそう。
でも、接続して動作確認はしました。
これで、エアコンのリモコンが無くなっても困らない。
サマータイムマシンブルースにはならない。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
8月に入ってやっと梅雨が明け、3日ほど前からは各地で 35度を超える猛暑となっている。
そんな猛暑でエアコンがフル稼働し始めたら、2階エアコンが水漏れした。
水漏れといっても、エアコン内に水が入っていて漏れるわけではなく、結露した水がエアコン外部に流れ出すという意味だ。
とりあえずエアコンを停止して、しばらく待つ。再始動したら大丈夫だった。
でも、翌日暑くなり始めた時刻に、また水漏れした。
暑くてフル稼働になると結露も多く水漏れする…のか。
いったん止めて、しばらく後に再稼働するが、すぐに水漏れする。
昨日はこの方法で大丈夫だったが、ダメか。
水の落ちるところにバケツを置き、温度を高めで運転する。
外気温よりは低いが、蒸し暑くて過ごしづらい。
フル稼働ではなくなる夜には治る…と信じていたのだが、そんなことは無かった。
夜、水滴がぽたぽたと気になるし、蒸し暑いし、寝づらかった。これはいけない。
寝づらかったので、スマホで修理業者を探す。
そしたら、エアコンの水漏れの9割は、水を外に捨てるドレーンパイプの詰まり、という説明を見かけた。
なるほど。ポンプで吸引して詰まりをとればいいのか。
翌朝…というのは昨日の朝なのだが、ドレーンパイプの詰まり解消を試みる。
とはいっても、我が家のエアコンは壁内配管。
壁の中にエアコンの管が通っていて、簡単には把握できない。
設計図を引っ張り出し、エアコン配管の確認。
家の裏手にドレーンパイプの排出口があることを確認した。
しかし、1階のエアコンと、2階のエアコンのドレーンパイプが、家の中で合流して1つの排出口に出ていることが分かった。
これ、吸引しても、詰まりがない1階のほうから吸気して終わりだよね?
…とはいえ、やるだけやってみよう。
まず、ドレーンパイプの確認をするが、家の基礎部分に、L字型の塩ビパイプで下向きに取り付けられている。
排水管詰まりの掃除などに使うポンプを持っているので、これを使って吸引したい。
地面すれすれの、下向きのパイプに直接ポンプをつけることはできないので、ポンプの先にホースを無理やり取り付けた。
このホースを塩ビパイプに差し込み、ポンプを吸い込んでみる。
普通に吸い込めて、手ごたえがない。
妻に頼んで塩ビパイプ部分のホースを支えてもらう。
周囲から空気を吸い込んでいる感覚があるという。ダメじゃん。手ごたえがないわけだ。
妻がビニール袋を持ってきて、工夫して空気が漏れないようにする。
これで引っ張ると、通常よりもポンプを引きにくい手ごたえがあった。いいかも。
しかし、先に書いたようにパイプの先は分岐している。
より高速に吸引することで、両側から吸引することができれば、詰まりをとれるかもしれない。
期待して2回目。先ほどよりも高速にポンプの取っ手を引くと、取っ手がすっぽ抜けた。
空気抵抗に負けて、ポンプ内のシリンダーに接着してあったのが外れてしまったようだ。
このポンプ、購入したのは20年ほど前だ。
それでも、ポンプ内の気圧変化はあっただろうし、詰まりが解消していないかな…と思ってエアコン再始動。
少し待ってみるものの、水漏れしない。お、いい感じ。
これはなかなか面白い日記ネタだぞ。どう書こうかな…と考えていたら、10分ほどで水漏れし始めた。
全然だめだ。
これはもう手に負えない。プロに頼もう、と修理業者を探す。
おそらくは google の「地域検索」も自動で入り、神奈川県で頼める業者がいくつか出てきたのだけど…
業者は数件あるけど、絶対に繋がっているよね、という内容。
小さな電気修理業者が広い範囲を回れるわけはないと思うのだが、見つけた数件はどこも、カバー範囲が
「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知」なのだ。なぜ愛知?
それぞれ電話番号も業者名も違うのだけど、小さな業者で協力体制を作っている、ということだよね。
それでも、住所が一番近そうな業者に電話してみる。
今日の夜6時~8時の間に訪問でよければ当日中に対応できるという。
蒸し暑い中、水音を気にしながら寝るよりも、遅くても来てくれるとありがたい。それで頼む。
業者さんから連絡が来たのは、8時5分前だった。
前の予定が押してしまって、今からやっと行ける状態だけど大丈夫でしょうか? という確認。
遅いから来れないという断りかと思ったが、我が家側で問題がなければ来てくれるという。頼む。
それから15分程度で来てくれた。20代後半と思われる若い職人さんが一人。
まずは状況を説明。
職人さんから、ドレーンパイプ詰まりだとは思うけど、最悪の場合内部で水を受け止めるトレーが割れていることも考えられる、という説明。
エアコンは2年前に交換したばかりのものなのだけど、新しいなら割れも詰まりも考えにくそうだなぁ…と言いながら、エアコン本体を確認。
家の設計図を見せ、ドレーンパイプが合流していることも伝える。
エアコン修理で設計図まで出てくることはあまりないらしく、驚かれる。
家の外に出てドレーンパイプの出口を確認。やはり、下向けで固定されているので、吸引は難しいという。
合流しているのであれば、吸引しても効果は少なそうだ、という判断も僕と同じ。
で、ここで見積もり。
エアコンを分解して、エアコン内部のドレーンパイプをいったんカット、上から下に向けて空気を押し込んで詰まりを解消してから、パイプを何とか修理、という手順の提案。
カットするとそこから水漏れするのでは…と思うが、そこは大丈夫な方法を考えるそうだ。
どういう方法にするかは、分解して実物を見てみないと言いようがない。
先に言っていたが、トレーの割れによる水漏れの場合は、これでは治せない。
その場合は、出張料5000円はもらうけど修理費はいらないそうだ。
見積もりは4万円。
思ったより高いが、治さないことには仕方がない。それでお願いする。
分解。
うちのエアコンはお掃除機能付きで、部品点数が多くて複雑なので、トラブルが多いのだという。
分解中に、「中にすごく水が溜まっている。見てみますか?」と言われ、僕も脚立に上る。
結露した水を受けるトレーいっぱいに、なみなみと水が溜まっている。
これだけ溜まっているのだから、ひび割れの心配はなさそうで、ドレーン詰まりですね、という診断。
エアコン側面のパネルを外すと、トレーからドレーンパイプへのパイプが見えた。
エアコン内部で継ぎ手でつなぐ構造になっていた。切る必要はなく、そこを外すと水が、だばーと流れていく。
水漏れを受けるためのバケツがあったので、水はバケツに入れたが、2リットルくらいは入っていたように思う。
この継ぎ手からポンプで空気を送り込んで、詰まりを解消したいのだが…
当たり前だが、ポンプの口とパイプのサイズが運よくぴったり合う、なんてことはない。
職人さんが持ってきていたホースを短く切り、ポンプの先に付けたうえで、パイプに突っ込んで空気を押し込む。
何度か行っていた。
これでパイプを元のようにつなぎ、500ml ペットボトルで水をトレーに流し込んでみる。
溜まることなく排出された。パイプの詰まりは解消されたようだ。
そして、職人さんから説明。
ドレーンパイプは、水を流すものなので、少し下側に流れるように傾斜をつけないといけない。
しかし、施工時に傾斜の付け方が足らず、ほぼ水平になっている。
少しでも下向きになるように、今使っていたホースをつっかえ棒にして、パイプを下向きに押し下げてくれた。
でも、これは応急措置なので、水の流れが弱いとまた詰まることもあるかも、という説明。
なるほど…覚えがある。
話が少し横道にそれる。
我が家の建築後、家電業界では「トップランナー制度」と呼ばれる仕組みが出来上がり、省エネ化が進んだ。エアコンは特に劇的に変化した家電の一つだ。
販売時に、「省エネ基準」の達成率を表示させる、という制度。
当然、達成率が高いほど良い製品ということになり、売れ行きも上がるだろう。
ここでのみそは、各社製品の省エネ性能を測る際に、2位だった製品が次のターンでの「省エネ基準 100%」とされることだ。
1位の製品は、新基準でも100%越えの達成率となり、最初からアドバンテージが与えられる。
しかし、数年おきに、次々と基準が変化するため、達成率の数字を維持するのは大変だ。
エアコンでは、基準を達成するためにいろいろな工夫がなされたが、そのうち一つが「室内機の大型化」だった。
空気を冷やすフィンを大きくすれば、効率よく空気を冷やすことができ、省エネになる。
こうしてエアコン室内機が大型化したので、我が家のように「壁内配管」の場合は困ったことになった。
エアコンは天井付近に設置される。
古い基準での標準的なエアコンサイズで配管を用意しているのだが、エアコンが大型化するということは、天井からの下げ幅が大きくなる、ということだ。
つまり、配管を下げないといけなくなる。
実際、1階のエアコンを交換した時、業者の人に「配管位置を下げないといけないので、壁を切ってよいか」と聞かれた。
切ったとしても、その部分はエアコンで隠されるので、みっともないことにはならない。
お願いしたら、壁に切り込みを入れて配管を下げて設置してくれた。
2階のエアコンの交換は2年前だが、その時には壁を切るようなことは言われなかった。
この話を修理の職人さんにしたところ、「壁切るとか、実際面倒くさいので、最初にやってくれた人は親切だったんじゃないですかね」とのこと。
2階の施工業者は手を抜いたのだろう、と。
そして、手抜きついでにもう一つあった。
やはり同じ問題だが、水を流すためには、エアコンは「完全に水平」には設置しないものなのだそうだ。
ほんの僅か、ドレンパイプのある側を下げて、トレーから水が流れやすいようにする。
しかし、我が家のエアコンは完全水平だったそうだ。
職人さん、どこやらに電話かけ、相談している。
どうやら、上司と相談したらしい。水漏れがあり、完全水平であることも原因の一つと思われるのだけど、修理したものかどうかと。
不安があるなら修理しておいた方がのちの面倒がないだろう、というのが上司の指示だったらしい。
エアコンのつけなおしはさすがに大変で、さらにプラス2万円になりますがどうしますか? と聞かれる。
職人さんに意見を聞くが、上司の方がベテランで、修正しておいた方が良いだろうと言っているのだから、治す方が良いのでしょうね、という意見。
じゃぁ、高くてもお願いします、といったところで、「やっぱそうですよねー…気合い入れていくか」とのこと。
職人さん自身はあまり乗り気ではなかったらしい。
上司との相談前に、一旦エアコンは元通りに組んであったのだけど、再度解体。
そして壁から外すのだけど、さすがに僕もここで気づいた。
これ、配管繋がっているのだし、外しても下に置くこともできないじゃん。
「これ、置くような高い台とかありませんよね…」と職人さん。
そりゃそうだ。天井近くに物を置くような台なんて、普通の家にはない。
仕方なく、もう一度壁に設置。
ここでしばらく悩むが、どうしようもない。
とりあえず、ドレーンの詰まりは取れたんですよね? と確認。まぁ、わかって確認しているだけだ。
じゃぁ、ひとまず水漏れの心配はないでしょうし、再度詰まりやすいかもしれない問題については、その時考えることにします。
今日はこれで終わりにしましょう、と提案。
職人さんも、修正するつもりで提案したので、施主が意向替えをしてくれて助かった、という様子。
ここまでの修理で、すでに時間は11時近い。
この後エアコンを再度くみ上げるのだけど、なぜか1カ所どうしてもはまらない。
おかしいなぁ・・・と何度も組んだり外したりしているうちに、「痛っ!」と職人さんが手を引っ込めた。
職人さん、最初の内はエアコンを止めて作業していたのだけど、「暑いですね」と言って、途中からはエアコン稼働したままで作業していた。
それが、うまく組めないで一生懸命になっているうちに、どこかに指を当ててしまったらしい。
そして、何かが落ちて転がる音がした。
探してみると、プラスチック片が二つ見つかった。
一つは、外装部品のプラスチック素材の、どこかに引っかかる「爪」と思われるもの。
もう一つは、細長い灰色のもの。
一旦エアコンを停止し、職人さんが内部を確認する。
灰色の部品は、送風のためのフィンの一本が破損したものだった。
もう一つの爪は、どこのものかわからない。
はまらない箇所があるのだからそこでは、と思うのだけど、職人さんが確認しても、そこの爪はちゃんとあって、しかしなぜかはまらないのだという。
一旦気持ちを切り替え、1カ所はまらないのはそのまま、他の部分を全部組み立てた。
そして、職人さんから、神妙な面持ちで説明。
申し訳ないことに、エアコン部品の一部を破損してしまいました。
割れた部品を修理することはできないのですが、お詫びとして今日の代金は無料とさせていただきます、と。
こんなに遅い時間まで頑張ってくれて、こちらが要望した水漏れは直してもらったのに、それは申し訳ない。
少し割れたくらい問題ないから払いますよ、といったのだけど、いただくわけにはまいりません、と固辞された。
そして、後片付けをすると、破損、誠に申し訳ありませんでしたともう一度謝って帰って行った。
こちらとしては遅くまで頑張ってくれて感謝しているし、そんなに謝られることは無いのだが…
金銭のやり取りがなかったので、領収書などの相手を特定できる情報がない。
名刺ももらっていない。
最初に連絡した電話番号はわかるのだが、先に書いたように、これは中小業者のネットワークをまとめる団体のものだろうと思っている。
なので、感謝の気持ちを伝える方法がないのだが、本当に感謝している。
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別年同日の日記
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子供部屋を2つに分割した。
我が家を建てたときには、とにかく金がなかった。
まぁ、金なら今でもないんだけど。
それで、大胆なことに「部屋の壁とドアを無くす」という奇策に出た。
家を建てた当時、子供は1歳未満が一人だけだった。
でも、一人っ子にするつもりはなかったから、子供部屋は2つは欲しかった。
でも、小さい子がいるうちは個室にする必要はないし、広い遊び場の方がありがたい。
そこに、先に書いたように「金がない」という切実な問題がのしかかり、奇策として「壁とドアがない2部屋」を作ったのだ。
天井には照明が2つある。本当は2部屋だからだ。
でも、壁はないし、ドアもない。廊下からひとつながりだ。
子供は3人に恵まれ、3人とも保育園児だった時にはこの部屋が非常に役立った。
東日本震災で停電していた時は、一番広い…つまりは「暗くても躓いたりする危険物がない」この部屋に集まり、みんなで寝たりした。
でも、子供は成長し、現在高校・中学・小学生になった。
高校生の長男には、すでに別の個室を渡している。
(2世帯で暮らすつもりで建てたので、老夫婦用の部屋があった)
中学生と小学生の長女・次女を同じ部屋にしていたが、長女は宿題も増え、夜まで勉強することが増えた。
一方で、次女はまだ睡眠時間が必要で、夜寝るのが遅くなると、翌朝起きれない。
まぁ、実は同じ状態は子供3人が同じ部屋だったころ、長男が中学に入った時にも起きていた。
だから、長男に個室を与えたのだけど。
その時から、そろそろ部屋を区切らないといけないと思っていた。
4月になったら部屋を区切らないとね…と前から予定していたのだが、コロナウィルス騒ぎでそれどころではなくなった。
ハウスメーカーに頼もうと思っていたけど、この状況で営業の人に来てもらって、工事の人が頻繁に出入りして…というのも避けたい。
何より、メーカーに頼んで立派な壁を作ると、高くつく。
それでいて…広い部屋って便利だから、子供が独立したら元に戻せるといいなぁ、なんて思うのだ。
2x4 材を使って、簡単に突っ張り柱を作れる工具がある。
だから、これと合板を使って部屋の中央に仕切りを作ろう、という案も出た。
でも、コロナウィルスの警戒下でホームセンターに行くのも控えていたので、計画は進まなかった。
そんなところに、5月の G.W. に、子供が居間のシェードカーテンを壊してしまった。
G.W. があけてすぐ、以前から注文していた家具が、近所の店舗まで届いたので買いに行った。
長女に、中学に入ったら自分の机を買ってあげる、とは以前から約束していて、2月ごろに決めてはいた。
しかし、あれよという間にコロナウィルスの騒ぎになってしまい、中国からの荷物が届かず…
で、5月になってしまった。
ついで、同じ机の色違いを、次女のためにも購入してあったのだが、どういうわけか次女の机はさらに1か月後…つい先日届いた。
ともかく、家具屋に行ったので、カーテンコーナーを見た。
先に書いたが、子供がシェードカーテンを壊してしまったからだ。
で、思った。
部屋の区切り、カーテンで十分なんじゃないか?
計画が動き始めた。
最初見た家具屋では、家具屋なのでカーテン類も「本格的な」物だった。
レールとか、部屋のサイズに合わせてオーダーメードで好きな長さに作ってくれる。
カーテン自体もオーダーメードだが、それほど高くはない。
どこかのタイミングで、これを作ってもらうことにしよう。
実は、机購入時には、子供に選ばせようと思って数店舗を回っていた。
その時に、椅子はホームセンターで売っているものを気に入っていた。
机も来たことだしと、子供と一緒に買いに行く。
こちらは、机と違って取り寄せではなく、持ち帰りできると知っていたから。
そして、ホームセンターのカーテンコーナーも見る。
伸縮して部屋のサイズに合わせられる、というレールを売っていた。
オーダーメードではないので安い。これで十分。
せっかく子供も来ているのだからと、カーテンも見てもらう。
長女と次女が二人で「これがいい」という柄があり、それを買うことにした。
部屋の天井高さを考えると、オーダーメードになる。
でも、床まで届かず、7cm 隙間が空いてよければ、取り寄せにはなるが安い。そちらにした。
で、この週末に取り寄せていたカーテンも届き、部屋の中央にカーテンを取り付けた。
結構いい感じ。夜寝る際の明かりも、完全ではないが、寝るのに困らない程度には遮ってくれる。
カーテンだから、部屋を広く使いたいときは開ければよい。
二人とも、今は面白がって開けたり閉めたりしている。
女の子の部屋だから入り口も閉められるようにしたい。
こちらもカーテンでやろうと思っているが、また後日だな。
別年同日の日記
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できごと…といっても、何もなかったことの記録なのだけど。
外出自粛が呼び掛けられている中なので、どこにもいかないことは早めに決めていた。
家族で庭仕事(雑草抜きや植え替え、畑の種まきなど)をやろうというのも、早めに決めていたこと。
昨年秋の台風で壊れ、冬の間に修復が終わったウッドデッキも、ペンキ(厳密にはステイン)を塗ることにした。
これは、僕は事前に考えていたが、GW に入ってから家族に言ったこと。
というわけで、妻と長女・次女は庭仕事。
僕は家中の木部にステインを塗る、というのが GW 中の主な作業。
長男もベランダのステイン塗りをやってくれたし、パーゴラ部分は妻が塗った。
(上に乗らないと塗れないのだけど、そんな軽業は妻しかできない)
窓枠を塗りたかったのだけど、時間が無くなり塗っていない。
なに、まだ週末の土日も GW 中だ。塗りたいところ。
庭仕事としては、僕は妻の手伝いだが、あちこちを耕した。
あと、大きくなりすぎたヤツデを株分けしたい、というので、植わったままの生木をノコギリで両断した。
これはすごく大変な作業で、3日がかりだった。
(1日は1時間くらいしかやっていない。長くやりすぎると疲れてしまい、続かないから)
Nintendo SWITCH は僕以外は遊び続けているのだけど、GW 中はボードゲームもずいぶんと遊んだ。
街コロ、ヒューゴ、カルカソンヌ、ラブレター、ドラスレ、あたりをよく遊んだかな。
あと、これは GW 前の話になるのだが、ドミノを遊んだら面白かった。
なんでだったか忘れたけど、子供が「ドミノって、倒す以外に何するの?」と聞いてきたのだ。
僕が子供のころに買った、「ポケッタブル」というゲームボードシリーズの、「ドミノ」を持っていたので、出してみた。
#今、ポケッタブルを検索して知ったが、「マグネットによってコマが動かないように工夫した、持ち運び可能なゲーム盤」という認識なのね…
裏付け調査したら、後期にはマグネットになっていたようなのだけど、僕が持っているのは初期のもの。
塩化ビニルの密着性を利用して板にコマをくっつける。
僕が子供の頃って、ドミノ倒しが凄く人気あって、時々テレビで新記録に挑戦していた。
そんなころに「ゲームとしてのドミノ」に興味を持って買ったのだけど、どうもルールがよくわからず、あまり遊ばなかった。
でも、今はルールを知っている。…が、やはり人と遊んだことがない。
子供たちと遊んでみたら、結構面白いゲームだった。
まぁ、世界中で愛されているゲームなのだから、面白いのは当然か。
子供たちには、ついでに「ドミノ」という名前の由来と、ここから転じてテトロミノというパズルが生まれ、さらにはテトリスになった話をしておいた。
子供が室内で暴れていて、シェード式のカーテンを壊した。
…まぁ、建築時につけたもので、15年もたっていてもともと寿命だったっぽいのだけど。
新しいものを買いに行きたいが、不要不急の外出は控えるように…
という状況なので、応急処置して使い続ける。
外出制限が解除になったら買いに行こう。
(ネットで探して、よさげなものに目星は付けている。後は店頭で実物を見たい)
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家から出るな、ということなので、雑草食べてます。
まぁ、買い物には行くのだけど、極力減らそうと思っている。
それに、買い物に行っても店に満足に売っていなかったりもする。
というわけで、雑草。
雑草といっても、ちゃんと食べられることがわかっている草だ。
ありがたいことに、妻がこういうのに詳しい。
買い物に行かなくても、家の近所で新鮮な食材がとれるありがたさ。
最近食べてうまかったもの。
・トリケトラム
花がきれいで、この時期、空き地などいろいろなところで見るのだけど、知らない人が見たら食べられるとは思わないだろう。
ねぎの仲間だそうだ。食材としては、ほぼニラだと思っていい。
だから、にらの卵とじとか、にら入りの味噌汁とか、にら入りのチヂミとか、そういう感じで料理できる。
・野蒜(のびる)
こちらもねぎのなかま。根の部分をゆでて、酢味噌などで食べる。
美味しいのだけど、根しか食べられないので酒のつまみみたいなもの。
トリケトラムほどありがたくはない。
・春椿(ちゃんちん)
我が家の庭木なのだけど、ぐんぐん伸びる。
だから、毎年伸びすぎたものは切っているが、春になると新芽が出る。
この新芽がおいしい。
葉のついた茎ごと食べられる。
癖が強いので、一度塩で軽くゆでてから、卵を炒めたところに入れて和える。
味付けは、塩とごま油程度。
豆腐と和えるのもおいしいらしいが、試してない。
つまりは、癖のない たんぱく質と会う味だ、ということなのだろう。
・葉ボタン
葉ボタンは、摘心といって、中央の新芽の部分を摘んでやった方が美しい形になるのだそうだ。
で、この摘心した部分を食べる。
少ししかないからみそ汁の具程度なのだけど、普通にキャベツです。
・せり
・みつば
ここら辺は普通に野菜だね。スーパーで買うと結構高い。
しかし、家の周りでとれる。ゆでておひたしにすれば美味しい。
・ギボウシ
葉の美しい園芸植物なのだけど、若くて柔らかいものは「うるい」という野菜です。
春先のこの時期は食べられます。
ゆでて胡麻和えなどで。
・背高泡立草
昨年食べたときに僕がおいしいといったそうで、妻がとってきた。
しかし、少し硬くて美味しくなかった。もう少し早めに食べた方が良いようだ。
「硬くて」と書いたが、味は悪くない。
やわらかい葉を取ってゆでてから、細かく刻む。
固いのは、葉に生えた細かな毛だ。もしかしたら、先に塩でもむか、長時間ゆでればよかったかもしれない。
味付け自体は、しょうゆとごま油で和える程度で。
この草独特の香りと、さわやかな苦みがある。それがおいしい。
家の周囲でとれると書いたが、いくつかは庭に植えてある。
わざわざ植えたのだから雑草ではないね。
何かあった時に、籠城できるように庭には食べられるものを植えるのだ、と妻は以前から言っていた。
「戦国時代か」って冗談めかして笑うのだけど、東日本震災の時も、今回も、本当に助かっている。
ちなみに、食えるものを植えてはいるが、畑ではない。
トリケトラムとか普通にきれいな花だし、春椿も春先にピンク色の新芽を出す品種で、美しい。
普通に見て綺麗なのだけど、実は食べられる、というのが素晴らしいところ。
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昨年秋の台風で、家に被害が出た。
一階ウッドデッキの上に付けたパーゴラが倒れ、ウッドデッキと隣の雨樋が破壊され、パーゴラ上にあった藤の木が隣家の水田に落ちる、という被害。
被害額は 100万円をこえるのだが、さいわいなことに保険がおりた。
「藤の木は家の設備ではないので保証しかねる」とのことで、藤の木を立て直す代金(作業代で2万程度だったかな…)が認められなかっただけで、ほぼ全額。
ウッドデッキは比較的速やかに修復してもらえた。
この際、本来保険では「原状復帰」が求められるのだけど、改良してもらった。
といっても、家との接続部分を少し変え、より動きにくいようにしただけ。
金額はほとんど変わらないので、保険的にも問題はないだろう。
雨樋は、パーゴラが倒れるのに巻き込まれて竪樋が壊されたのだけど、その力で 2階屋根の樋が壊れてしまった。
そうなると、2階部分を全部交換しないといけない。
その作業のために、足場を組まないといけない。
足場を組むとなると、我が家の敷地だけでは作業できず、隣家の水田に入る許可が必要。
…と、どんどん大ごとになって、足場は数日間お借りすることになるのでレンタル費用もかさんでいる。
先週末に足場を組んで、その後で雨樋屋さんもきて、作業手順の確認。
ここで、パーゴラの「家との接続部分」の改良の際に、本来竪樋が通る部分をふさいでしまっていたことが発覚。
パーゴラを組んだ大工さんに連絡が行き、竪樋の通り道をふさいでしまっていた部分を無くす。
(幸い、木材をねじ止めしただけだったので簡単に外せた)
外したら、組み立て後に塗装していたペンキが「塗り残し」状態になってしまったため、ペンキ屋さんに連絡が行ってほんの少しの部分を塗りなおす。
そして、いよいよ雨樋屋さんが作業したのが、先週の前半。
週の後半雨となってしまったので足場の解体作業に影響が出た。週末になって、やっと工事完了。
10月前半に被害が出たので、修復まで4か月弱。
しかし、あの台風での被害は大きく、まだ修復できていない家も多いそうだ。
4か月での修復は、早くはないが、決して遅いわけではないらしい。
まぁ、我が家的には特に問題ない。
「工事開始が年明けにはなる」と言われていて、実際の工事開始は年明け早々。
1か月以内に完了までできたのだから、予定通りだ。
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一連の、台風19号被害の話。
11月の頭に、見積もりは出ていた。
ある程度の金額は覚悟していたのだけど、予想よりも倍以上高い金額だった。
直接的な被害は、ウッドデッキ上のパーゴラが倒れただけだ。
それだけなら、それほど高くはないだろうと思っていた。
しかし、この際にウッドデッキの土台も損傷しているし、外壁も一部損傷している。
巻きぞいで雨樋も壊れたので、その修復も必要だ。
で、その程度の値段で自分で見積もっていたのだが、実際に工事するには、足場を組む必要があった。
壊れた雨樋は二階の屋根なのだから、当然足場がないと作業できないだろう。
すると、足場部材のレンタルに、足場屋さんの設置・撤去費用も掛かってくる。
なんだかんだで、びっくりするような金額だった。
でも、見積もりが出たので保険を請求していた。
この保険の申請が受理され、無事支払われた。
ただ、見積金額の全額が認められたわけではない。
パーゴラ上には藤の木が乗っていて、パーゴラと一緒に倒れたので修復しないといけない。
この「藤の木」は、住宅施設とは認められないため、保険金は支払われないそうだ。
一応、庭木が風害で倒れた場合の補償なども保険の補償内容に入っていたのだけど、それは倒れた場合の撤去費用や、小さな苗木を植える代金などのようだ。
大きな木が倒れたが修復可能なので修復する、という費用は想定外のようだった。
まぁ、藤の木はすでに修復済みなのだけど。
修復後に、見積もりに作業内容を入れてもらっていた。
(保険は、緊急を要する修復は行った後にその料金を請求することもできる契約だったので、作業後の見積もりでも問題はない。)
さて、お金の心配はいらなくなったが、工事業者の手が足りないため、実際に工事に入れるのは年明け以降だそうだ。
パーゴラの柱に物干し竿を通す金具をつけてあったので、現在洗濯物を屋外に干すこともできない。
もっとも、冬は家の中が乾燥しがちなので、加湿を兼ねて部屋干ししている。
工事が遅くなっても、冬の間に終わるのであれば問題はない。
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19号の被害、その後。
まだ解決したわけではなく、途中経過だが、一つの区切りを迎えたので記しておく。
藤棚とともに藤が隣家敷地に倒れ込み、早急にどかしたい、と思った。
しかし、藤棚の天井パーツだけで、300kg くらいある。
たぶん再利用はしないと思うので、ノコギリで切ってしまえば移動できるかもしれないのだけど、専門家に聞いてみないとわからない。
…というわけで、ハウスメーカーの修繕対応子会社である、スウェーデンハウスリフォームの担当者さんに連絡していた。
本来、祝日は休業日のはずなのだけど、14日(体育の日:祝日)には、返事をくれ、15日には状況視察に来てくれた。
今回の台風、大きかったので被害を受けたご家庭も多いようで、15日も「昼頃には伺う予定です」と連絡をもらっていたが、来られたのは夕方。
当然、それだけ忙しいのだろう。
そして、職人さんも当然ながら大忙しだという。対応がいつになるかわからない。
まずは、隣家の敷地に入っているものをどうにかしないとならない、とはお願いした。
この時、保険についても相談した。
一応、SWHの子会社が代理店をする形で保険に加入している。
というのも、銀行のローンを組む際の前提条件が、家をローンの抵当にし、その家には保険をかけること、だったためだ。
だから、保険も相談したほうが良いかな、と思ったのだが、SWHリフォームの方では細かな契約まではわからないので、自分で申請をしてほしい、とのこと。
保険の条件は、一応調べてある。
条件としての保険加入なので、最低限の保証しかつけていない。
水害不担保特約…浸水による損害は補償しない、とか、細かく不担保特約を付けた形。
それでも、強風による害は保証されていた。
で、自分でやることになったので申請方法を探す。
加入したのは AIU 保険なのだが、現在別会社との統合を行い、 AIG 保険と名前を変えていた。
申請は、全て WEB で行えるようになっていた。
まず、言葉で説明して保険の降りる対象であるかどうかの調査から入るようだ。
状況説明を行っておく。
翌日16日(水)。
…SWHリフォームでは、水曜日は定休日なのだが、連絡あり。
前日に設計時の図面などを見せたところ、藤棚を作った業者さんなんかも判明したため、連絡してくれたそうだ。
そして、午前中近くで仕事をするので、午後に寄って状況だけ確認したい、とのこと。
この時、状況確認だけ、と言いながらも、藤棚を電動のこぎりでバラバラにして、我が家の敷地内に収めてくれた。
ウッドデッキなども確認したが、藤棚の柱が折れた際に周囲にも影響してしまっているため、部分的な修繕は難しいという。
全部作り直しの方向で見積もりを頼む。保険が下りると良いのだけど。
保険会社から返信があった。
というか、「全く保険対象外」というようなことはなかったようで、さらに詳細を聞かれた形。
次の段階では、見積もりなどが必要なようだ。まずはここまで。
本日17日、先ほどの話。
急に外構業者の方がきた。
SWHリフォームに頼まれて、藤の状況を確認しに来たという。
隣家の敷地に倒れ込んでいた藤を見て、「思ったより大きいですね」が最初の言葉。
これ、直せるかな…としばらく考えていて、一人では無理なので、手伝ってもらえますか?
と、その場で治すことになった。
藤棚は、大きく2つに分かれている。ウッドデッキ上の藤棚と、家の壁に固定する形で増設した藤棚だ。
SWHは、北欧の家の習慣に従い、窓に庇がない。これ、生活していると結構日光が入って暑い。
そこで、藤棚を作ったら夏は葉が茂り涼しく、冬は葉が落ちるので日が入る。
ウッドデッキ上の藤棚は当初からその予定で作ったのだが、想像以上に良かったので、壁に沿って1階の窓の上に伸ばした、という形だ。
そして、この細長い藤棚につるが伸びているため、藤自体も片方向に 10m くらい伸びている。
大きい、というのはそのため。
業者さんが藤棚にロープをひっかけ、藤を引っ張るので、僕が藤を下から押し上げる、という形で幹部分を立てる。
そこでロープを結んで固定し、少し離れた部分を同じ要領で引っ張り上げる。
さらに、その部分を固定して先の部分の引っ張り上げる…というかたちで、4カ所ほど引っ張って藤を持ち上げる。
これはまだ、藤棚の横まで引っ張り上げただけ。
ここからは、業者さんが藤棚に上り、腕力で藤を棚の上に引っ張り上げ、シュロ縄で縛って固定していく。
あらかた引っ張り上げたら、もっと細かくシュロ縄で縛り、完成となった。
所要時間は45分くらい。
これで、お隣の敷地に落ちたものは撤去できた。
冒頭に書いた「一区切り」というのは、そういうこと。
業者さんが帰ってすぐに、SWHリフォームの担当者から電話があった。
「今日、業者さんが時間があるので視察に行ってくださるそうです」
あ、今来て、視察だけでなく治して帰られました。
そう話したら、仕事が早いと驚いてた。
しかし電話の要件はそれではなく、足場業者さんを連れて行って状況確認をしたい、とのこと。
2階の雨樋が壊れてしまっているのだが、なにぶん2階の屋根についたものなので、足場がないと作業できない。
電話のしばらく後に来て、藤が直ったことを確認し、足場業者の人とも相談したうえで帰った。
やはり、工事を行う業者さんは大忙しだそうで、今年中の工事ができるかどうか難しいところ、だそうだ。
先に書いたように、保険の申請には見積もりなどが必要。
保険申請が次の段階に進むのはまだ先になりそう。
別年同日の日記
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昨日、台風の暴風域が去る前に日記を書いて、「雨樋のパイプが取れた」と被害報告をした。
まだ暴風域で危険だったし、夜なので家の外に出ての確認はできなかった。窓から見ても暗くてよくわからないし。
今朝になって確認して・・・驚いた。雨樋どころの簡単な問題ではなかった。
我が家は1階にウッドデッキを作り、その上には藤棚としてのパーゴラを作っている。
このパーゴラを支える柱が根本から折れ、パーゴラが隣家の敷地に倒れ込んでいた。
「藤がずり落ちたようだ」と認識していたのは、パーゴラごと落ちたため。
雨樋が取れたのは、この藤が絡みついていたため。
ついでに、パーゴラが固定されていた外壁の一部も破損した。
幸いなことに、隣家の敷地と言ってもそこは田んぼで、更に休耕しているため、事実上の空き地だった。
とはいえ、「パーゴラが落ちたところは」空き地だったが、そのすぐ隣の区画は稲が育っている、
そして、引っ張られるようにズルズルと落ちた藤は、一部稲にかかっていた。
端のほんの少しだったし、それで稲が引き倒されて水をかぶる、といったこともなかった。
隣家の方も「月末には稲刈りなので、それまでになんとかなれば構わない」と言ってくださった。
とはいえ、片付けられるものは早急に片付けないといけない。
ハウスメーカーの担当者にはメールしたが、日曜日はお休みのようだ。まぁ当然。
あとで修繕の相談をするとして、今すぐの後片付けは自分達でやらねばならない。
朝7時前から、妻と一緒に柱、梁の一部など、片付けられるものから自分の家の敷地に運び込む。
藤棚本体・・・天井部分は、かなりしっかりした作りで、100kg以上ありそうだ。
倒れたにもかかわらず壊れていないため、あえて壊して小さくして運ぶ、というのも難しい。
とりあえず、半分うちの敷地にかかる感じで、できるだけ引き寄せておいた。
一番の問題は、隣家に倒れかかった藤。
幹が折れた、とかなら諦めて切るしかないのだけど、藤はつる植物なのでしなやかに曲がり、ダメージが少ない。
そして、ここまで育てるのに 10年かかっているので、切り倒したくはない。
一方で、持ち上げてみたが重すぎて、そのまま2階部分にある藤棚まで持ち上げられるとは思えない。
(注:藤棚は家の南側全体にあり、ウッドデッキ上の部分は、全体の一部に過ぎない。
そのため、ウッドデッキが壊れても、藤棚が全部壊れたわけではない。
しかし、藤は風で下に落ちた)
藤の枝はもともと秋から冬にかけて剪定する・・・妻によればそうらしいのだが、剪定してしまって枝を減らせば軽くなって持ち上げやすくなるかもしれない、という。
これはわからないので妻に作業を任せる。
僕は、発生した枝をひたすら束ねて縛り、草ゴミとして捨てられるようにする。
家にかけた保険の要件を調べてみる。
ローンを組む際の条件として入った保険で、最低限度の保証しかつけていない。
しかし、それでも台風被害に関しては、家の外構であっても敷地内は保証範囲のようだ。
この保険、ハウスメーカーの子会社が代理店となる形で加入している。
なので、ハウスメーカー経由で申請したほうが、いろいろと面倒が少なそうだ。
こちらも、修理と一緒にお願いすることにしよう。
一日中片付けをしていたわけではないが、藤棚の部材は、一番重い天井部分以外は家の敷地に運び込んだ。
雨樋パイプなども回収。壊れた外壁の一部も発見した・・・が、これは特に意味はなさそうだ。
藤の枝はずいぶんと整理したが、まだ藤自体はもとの位置に戻せていない。
明日もまた作業しよう。
ついでに、それ以外の台風被害(?)について。
我が家は大丈夫だったが、車で30分ほどのところに住む長兄のところは、近所の川が氾濫の恐れあり、ということで、避難指示となったらしい。
小さな支流なので、報道されるようなものではない。消防署の人が来て、避難するように指示されたのだそうだ。
結局、氾濫することはなかったので、特に問題は出ていない。
今日、我が家には新聞が届かなかった。
こんな時だから混乱しているのだろうと思ったら、昼過ぎに配達業者から連絡が来た。
印刷所からの輸送経路が通行止めになってしまい、新聞自体が入手できていないそうだ。
後日配布します、と平謝りで言っていたので、気にしないでくださいと伝えた。
道路が通行止めになったのは、配達業者のせいではない。
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10月12日、非常に大型で強い台風、19号が関東を直撃した。
1日前から強風圏に入り、防風圏を通過するだけで6時間程度かかる、という大きさ。
中心気圧は 960hPa 程度。海上にある段階では、最強の時点で 915hPa程度だった。
で、被害が見込まれていたことから、2日前頃から近所のスーパーなどは、備蓄の買い出し客で混み合っていた。
混み合っていた、と知っている程度に、我が家でも買い物をしておいた。
そうでなくても3連休だし、そのままでも食べられるパンなどを十分に。
家の庭の飛びそうなものなどは予めしまう、自転車などは倒しておく、など準備をしておいた。
それでも、想定外というのは起こるものだ。
前日時点での1時間天気予報では、最大雨量は1時間に 24mm 、午後7時頃の予報だった。
でも、これは実際の時間が近づくにつれ、予報制度がまして下方修正される。
結果的には、正午頃の 18mm が最大雨量で、もっと台風が近づいたときにはあまり雨が降らなかった。
気になってしょっちゅう雨雲レーダー画像を見ていたのだが、どうも今回の台風、山脈に集中して雨を振らせたようだ。
鎌倉は山がちではあるのだが、低いので雨雲がスルー。もっと奥の多摩地域や、神奈川なら小田原、特に箱根に大雨を振らせた。
午後8時が近づくにつれ、非常に風が強くなった。
二階の子供部屋で、長女が「怖い」と言っている。
長女のベッド、風向き的に、一番風当たりが強い窓の横にある。
台風の風がどのようにうごいていて、だから我が家ではこの窓のあたりが一番風が強い・・・という話をしながら、窓の外を見ていたら、急に「バシッ」というような大きな音がした。
思わず、わぁ、って二人して声をあげ、今の風すごかったね・・・と窓の外を見ると、パーゴラの藤の枝が半分ほど、パーゴラから落ちかけていた。
風で藤が煽られて変な音を出したのか・・・と思いながら外をみるが、そうではなかった。
藤の枝が、白い棒にからみついており、その棒が風に煽られて踊っている。
雨樋の、縦のパイプだった。藤のつるが絡みついたまま、藤が風に煽られることで、パイプがもぎ取られたようだ。
家に被害が出てしまった。とはいえ、大した被害ではなくてよかった。
このあと、藤の枝は、ずるりとパーゴラから下に落ちた。
隣家の休耕田・・・今使っていないので事実上空き地に落ちた。明日謝る必要があるだろう。
しかし、中途半端な位置で風に煽られ、窓ガラスにでもぶつかったら危険だった。
落ちたほうが安全だ。
8時半を過ぎた頃から、非常に強い突風が吹くようになる。
雨雲レーダーを調べると・・・これ、降雨量を示すものなので、台風がどこにあるかはわからない。
でも、心眼で見ると、多分8時半〜8時45分頃が、一番台風が家に近づくようだった。
その後、9時頃までは時々突風が吹いていたが、それも徐々に収まった。
この日記を書いている現在は、9時半。もう安全なようだ。
とはいえ、鎌倉市内の停電は、現在17500件にのぼっている。
我が家のあたりは、運良く停電をまぬかれただけ。
停電に備え十分な準備をしていたが、何もなければ一番ありがたい。
この話、翌日に続きます。
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水漏れ、といっても大規模なものではなくて、ポタポタと数秒おきに垂れる、というよくあるやつ。
キッチンの水道が、なんか締まりが悪くてぽたぽた水が垂れるな、と気になったのは数日前。
しっかり蛇口を閉めても、ぽたぽた垂れる。
先日「家が10年を超えて故障続き」という話を書いた。
そしてまた、水道の蛇口が壊れたわけだ。
我が家ではシンク下に浄水器を入れてあって、蛇口は普通の水道水と浄水の混合水栓になっている。
つまり、「水漏れ」の際に、水道水と浄水のどちらの栓に不具合があるのかわからない。
水道水は、さらに温水と普通の水の混合水栓レバーになっている。
レバー上下で水が出て、左右で温度調整、というよくあるやつだ。
そこで、シンク下にある温水の元栓を完全に止めたうえで、混合水栓レバーを温水側に動かしてみる。
それでも、水漏れは止まらない。
うん、たぶん浄水の水栓部分がおかしいのだろう。
実は、浄水の蛇口の不具合には過去に覚えがある。
浄水器を取り付けてすぐ、水漏れをするので取り付け業者を呼んで、調べてもらったのだ。
取り付けてすぐのことなので、業者の保証の範囲だったと思う。
新品なので、業者も何が悪いかわからないといい、あちこちを分解した。
もう一度きっちり閉めなおして、治ったかわからないけど様子を見えください、と言って帰った。
でも、治ってなかった。
業者が作業をしているのを見ていたので、見よう見まねで自分でもできる範囲で閉めなおしてみた。
その結果、浄水の「栓」ではなく、そこに蛇口の取っ手を取り付けるねじを締めなおしたら治った。
この部品、構造的には飾りで関係なさそうに見えるのだが…
まぁ、専門家もそう思ったからこその盲点だったのかもしれない。
ともかく、浄水の水栓がおかしい、となった時、思い出したのはこのことだった。
もう一度、そのねじを締めなおしてみよう。
その程度では治らなかった。
締めるだけでなく、一度外してみる。そしてもう一度締めてみる。
…あれ? さっきまでは取っ手はしっかりついていたのに、なんかぐらぐらする。
何度か付け外ししてみるが、なんかぐらぐらする。
内部はどうなっているのだろう。シンク下の元栓を止めたうえで、水栓部分を分解してみる。
どうやるんだっけかな…ずっと昔の記憶を呼び起こし、モンキーレンチでパーツを回す。
うん、はずれた。
古い蛇口なら、栓をしているのは「コマ」と呼ばれるゴムのパーツだ。簡単に交換できる。
しかし、今時の水栓は、精密に作られたセラミックパーツで栓をしている。
あー、そういえばこんな奴だった。忘れてた。
ゴムが欠けていたりしたらわかりやすい、と思ったのだけど、そんなわかりやすいものではなかった。
ゴムを変える程度の修理ではない、と分かったので、組みなおす。
元栓を開くと…水道が、一番閉めている状態でも糸のように細く出る。
ぽたぽた、どころではなくなった。
もう一度分解して水栓を調べる。
取っ手で動く部分を指先で回し、開閉して構造を見ているうちに、気が付いた。
なんだか、軸がぐらぐらする。
取っ手を取り付けてもぐらぐらしたのは、取り付け方の問題ではなく、軸そのものがぐらついていたからだ。
さらに調べる。
パーツ先端付近にわずかな隙間がある。
この隙間の間隔が一定しない。どうも、これが原因のようだ。
水栓の先端には、ゴムのパーツがついている。
取り付け時には、蛇口内部にこのゴムを「押し当てて」密着させる。
しかし、それだけではだめなのだ。取り付け時は、ネジになっている水栓全体を回転させる。
この時、先端のゴムも一体化していると、押し当てられた状態でゴムを擦ることになり、傷んでしまう。
このため、先端部分は、必要に応じて空転するようになっている。
先端付近のわずかな隙間はそのためのものだ。
説明が長くなったが、隙間はこうしたものなので、回転する必要があるが、隙間の間隔が変わってはならない。
間隔が変わるのでは、先端が「密着しても緩んでしまう」ことを意味するからだ。
そして、内部パーツは、この先端も含めて「長さが一定」の中できれいに回るようになっていた。
長さが変わると、支える部分が不安定になり、軸がぐらつくのだった。
単にぐらつくだけでなく、軸が抜き差し方向に動いてしまう。
つまり、水栓がぐらつくのも、水が漏れるのも、この先端部分のゆるみが原因だ。
おそらくは、固定するためのゴム製リングなどがあったのが、破損して失われたのだろう。
なんとなく原因がわかったので、再び組みなおす。
元栓をあけると…やはり、水が糸のように出る。
水栓の軸を力で無理やり押し込むと、先端の可動部分が押されて密着するのか、水が止まる。
しかし、水栓をひねると、その時に密着は緩んでしまい、再び止めるのが難しい。
仕方がないので、元栓を閉める。
おそらくは、分解前は破損したなりにその場にとどまっていたパーツがあり、水がぽたぽた垂れるくらいで収まっていたのだろう。
ところが、一度水栓を取り外したことで、この破損パーツがどこかへ欠落してしまったのだろう。
慌ててネットでパーツを注文する。届くのは明日だそうだ。
「取り寄せで1週間」とかでなくてよかった。
今日のところは不便だが、キッチン以外の水栓は普通に使えているので、まぁ、何とかなっている。
(キッチンだって、元栓を使えば水自体は出せる)
翌日追記
注文しておいた水栓パーツが届いたので修理した。
当たり前なのだけど、きっちり水漏れが止まったし、水栓の動きが軽くなった。
10年後のために書いておこう。
水道の蛇口は、MYM の FB764-015。
浄水の止水栓パーツは、KVK の KPS-018。
(MYM 社は KVK 社に合併されたため、KVK がパーツ供給している)
…もっとも、本当に 10年後にまた摩耗して交換が必要なら、蛇口ごと交換する時期な気もする。
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中心気圧 960hPa という大型の台風15号が、今朝未明関東を直撃した。
ニュースなどで話題になっているが、三浦半島を横切って行った。
我が家は三浦半島の付け根、鎌倉に位置している。
夜2時ごろ、停電で UPS がアラームを鳴らし、目が覚めた。
音で目が覚めたと同時に「停電だ」と気づく。
あまり長引くようならサーバーを停止する必要があるが、少しくらいの時間なら大丈夫。
ベッドの中で、そのまま回復を待つ。
多分、5分ほどで回復した。
念のため、起き出してキッチンへ。
停電しても、炊飯器の予約タイマーは活きていた。
給湯器の時刻が 0:00 で点滅していたが、確認ボタンを押したら正しい時刻に復旧した。
一階と二階、2台のエアコンは停止したので再稼働させた。
ベッドに戻ると、妻が「すごい風」と不安そうにしていた。
スウェーデンハウスは強固なつくりなので、風くらいは問題ない。
しかし、あまり風が強いと、飛ばされてきた何かが窓ガラスを割るかもしれない。
そういう可能性はいくらでもある。
風は強くなったり弱くなったりしている。
音が静かになって寝ようとすると、急な突風で目が覚める。
スマホでアメダス画像を見ると、台風の目がこちらに向かってきている。
予報進路では、もしかしたら家が台風の目に入るかもしれない。
台風の目に入る、ってなんかあこがれだよね。(僕だけ?)
子供のころから入ってみたいと思っていたけど、そもそも目がはっきりするような大型台風はなかなか発生しないし、それが関東に上陸することはさらにまれだ。
今回はチャンスか?
風の強さに怖がりながらも、不謹慎な期待を寄せる。
風の音で眠れないまま、30分くらいたった。
風雨はさらに強まり、横殴りに窓にたたきつける。
また停電して、3秒ほどで回復した。
UPS がアラームを鳴らすこともなかったが、電話がオフフック状態になったことで気づく。
(停電したことで、充電台から外した動作になった)
そういえば、さっきから時々 UPS からリレーの音が聞こえる。
あれ、はっきりと停電してないけど、UPS が作動している音だ。瞬停を繰り返しているのだろう。
瞬停とは、瞬間的な停電のこと。瞬電、瞬断とも呼ばれる。
(つまりは、呼び名が定まらないほど、一般的に現象が知られていない)
瞬停は、停電を防ぐために、電力会社側で電気の伝達経路を切り替えたりする際に発生する。
頻繁に瞬停が起きているとしたら、あちこちで電線が切れるなどの事故が繰り返されているのだろう…
とこの時思っていたが、翌朝調べたら鎌倉市のいたるところで停電になっていた。
うちはたまたま運がよく、5分程度と3秒程度の2回の停電で済んだだけ。
さて、2回目の停電の後で、我が家への引き込み線が切れたら…と不安になった。
家の立地の都合で、我が家だけのために 10m 程度の長い電線が張られている。
これが切れたら、我が家だけが停電だ。
停電の復旧順位としては、1件だけのための工事は後回しにされて、なかなか回復しないだろう。
まぁ、結果から言えば大丈夫だったのだけど、風で電線が切れるのではないかと心配するほど強風だったのだ。
スマホで確認すると、残念ながら台風の目には入らなかったようだ。
台風の目に一番近い、一番風雨が激しいあたりにいる。これはこれで珍しい経験だけど、目に入りたかった。
3時半ごろまでは起きていた記憶があるのだが、いつの間にか寝てしまったようだ。
次に目が覚めたのは、4時45分だった。
横浜市の一部地域に、避難勧告が発令された、と伝える、緊急速報メールがアラート音を告げた。
我が家は横浜市ではない。しかし、鎌倉と横浜はすぐ隣の市で、横浜の緊急速報でも、届いてしまうのだ。
しかも、これは長い内容で、緊急速報メールには入りきらなかったようで2通に分かれていた。
2回も大音響を響かせ、2通目の最後は「詳細は次の緊急速報メールでお知らせします」で終わっていた。
まだ送る気か。早朝なので巻き込みで起こされるのはたまらない。
…が、なかなか次は来ない。
まだ眠いのでやっと寝付いた5時ジャスト、「次の」速報メールが来て、再びたたき起こされる。
むぅ…5時だ。
主夫なので5時半には起きないといけないのだが、今朝は子供の学校は開始時刻が遅れることになっている。
もう少し寝かせてほしい。
6時過ぎ、長女(小6)が起きたのがわかったので、僕も起きる。
長女は風雨には気づかず、5時前の緊急メールで起こされたらしい。
寝ているときからなんか蒸し暑いと思っていたが、エアコンが止まっていた。
そうか、3秒の停電は UPS もアラームを鳴らさなかったので「大丈夫だろう」と思っていたのだけど、エアコンを止めるには十分だったか。
長女と僕以外は起きていない。
妻もそうだが、夜の暴風で眠れなかったとしたら、まだ寝ていてもいいだろう。
朝ご飯を作り、長女と僕だけで食べる。
兄弟から LINE で連絡があり、遠方の兄弟は鎌倉が凄かったようだと心配してくれる。
今は何も問題ないから大丈夫だよー、と送ったら、同じ市内に住む長兄はまだ停電だという。
庭に被害はないか、外に出て確認。
自転車は風で倒れていた。まぁ、これは想定内。
車は、いたるところ千切れた葉っぱがくっついている。後で洗わなくちゃな。
庭の果樹、ポポーは未熟な実が全部落ちてしまった。仕方がない。
ちなみに、去年も台風にやられて食べられなかった。
枝が折れたりはしていないので、また来年に期待。
うん。特に問題ないから家に入ろう…と振り向いたとき、何か風景に違和感を感じた。
よく見ると、隣家の側の見通しがいいような…
あれ、隣家にあった杏の大樹が、半分くらいの高さになっている。折れたのか?
とおもったら、折れたのではなく根っこから抜けて倒れていた。
これが、我が家の方に倒れ掛かっている。
慌てて家の裏に回り込み、倒れてきているところを確認した。
大きな幹はまだ隣家の敷地内に収まっており、我が家の壁に、細い枝が触れている程度だった。
ぶつかっていたら被害が出ていただろう。
問題なくてよかった。
(その後、隣家の人も庭に出てきて木が倒れたのに驚き、謝っていた。
早急に処分するといっていた。被害は出ていないのでどかしてくれるのを待とう)
小中学校とも、授業開始は 10時半というので、そのつもりで準備をさせた。
長男など、家を出れる準備を済ませて遊んでいたのだけど、10時前に学校から連絡があった。
停電で授業ができないので、休校だという。
停電でPCも使えず、メールによる一斉連絡ができないので、一軒づつ電話しているそうだ。
最初は担任の先生だったが、その後部活の顧問の先生からも同じ連絡がきた。
大変だから手分けして連絡しているのだろうけど、現場の混乱ぶりがうかがえる。
以上、こんなに大きな台風の、一番暴風雨が凄い地域に入るという経験はもう2度とないかもしれないので、起こったことを記録しておいた。
読んだ人にも何の参考にもならないと思うけど、家族の記録として。
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別年同日の日記
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先日洗濯機が壊れたので、すぐ買い替えた。
昨日到着した。
洗濯機というのは、入手したからと言って「すぐ使ってみよう」という性質のものではない。
そのため、わくわくしながら(?)マニュアルを読み、今朝になってやっと使った。
うん。なかなか良い。満足。
以下、以前の…19年前の、今は亡き(吸収合併された)三洋製の洗濯機との比較なので、たぶん何の参考にもならないが書いてみよう。
サイズ。
記憶では、前の洗濯機を買ったときには、少し大きめの高価な機種を購入した。
これが「容量 7kg」だった。
今は、容量 8kg が標準的で、一番安い価格設定帯。
7kg で使っていて特に問題はなかったので、一番安い 8kg を購入した。
洗濯機を置くスペースというのは、どの家でも大体決まっていて、作りつけてあるものだ。
そのため、容量が増えてもあまり幅を広げることができない。必然的に高さが高くなる。
ところで、今の洗濯機の流行として「蓋の掃除がしやすい」という点がある。
今回購入したのは日立ビートウォッシュなのだけど、ふたがガラス製になっている。
先日購入した冷蔵庫でもそうだけど、汚れやすい部分をガラスにするのが最近の白物家電のはやりのようだ。
(白物家電、という言い方も古くて、白くないのが流行だ)
ガラスは腐食に強く、汚れても拭けば基に戻るから。
そして、「掃除のしやすさ」でいえば、継ぎ目のない大きな板であるほうが掃除しやすい。
そのため、昔の洗濯機に比べて、ふたが大きな一枚板になっているのが普通になっている。
前の洗濯機は、ふたがちょうど真ん中で折れるように畳む形で開けられた。
ビートウォッシュも2枚の板になっていて折れるのだけど、8:2 くらいのバランスになっている。
それで結局何が言いたいかというと、ふたを上にはね上げると、以前の洗濯機よりずっと上まで届いてしまうのだ。
背が高くなっているうえに、ふたを跳ね上げるときに使う空間が大きい。
「今までよりも、占有する空間が高くなっている」
そして、ここからは我が家の都合だ。
洗濯機って、その上の空間はデッドスペースになりやすく、我が家では洗濯機上ラックを使っていた。
この洗濯機ラックは、19年前に前の洗濯機を購入したときに、かなり吟味して購入したものだ。
大きめの洗濯籠をちょうど入れられるスペースがあり、洗剤などの洗濯小物も置ける。
さらに上にも棚があり、もう捨てるぼろ布などを袋に入れておいてある。
あまり溜まると布ゴミとして捨てるが、必要に応じて雑巾などとして再利用する。
洗濯機の前側にも、バスタオルを掛けられるバーがある。
実は、洗濯機購入時点で、このラックの棚がふたを開ける際にぶつかってしまうことには気づいていた。
まぁ、仕方がない。ラックを買いなおそう…と思ったら、今ではこうしたラック自体が入手困難だとわかった。
最近はドラム洗濯機も多いので、前にバーを付けると邪魔になるため、バーはついていない洗濯機ラックが多いのだ。
また、ドラム洗濯機は上側にふたが開くことはないので、上部占有空間が少ない。
このため、棚を低めに作ってある洗濯機ラックも多く、高さ問題が解消しない。
もちろん、縦型洗濯機対応で、棚の位置が高くできる(組み立て時に選べる)構造のものもある。
その場合、上部に2段ある棚の下の段の高さを変える結果、洗濯籠が収まらないほど低いスペースになってしまうのだった。
もしかしたら、腰を据えてじっくり探せばいいものもあるかもしれない。
でも、古い棚をそのまま再利用する方法を選んだ。
話は簡単で、ラックが低いから問題なのだ。
洗濯機の横にレンガを置き、その上にラックの足を乗せた。これで 10cm ほどラックの背を高くしたら解決した。
洗濯動作。
静かで速い。
標準選択コースで、洗い時間が8分、脱水が6分になっていたかな。
以前の洗濯機は、12分 - 10分だった。
#すすぎなどは時間不明。
汚れ落ちが同程度か、というのは1回しか洗っていないのでわからない。
でも、メーカーが自信をもって「標準」としている時間は、普通にきれいに洗える時間なのだろう。
モーターが良いものになっているようで、モーター音が静かになっている。
じゃぁ洗濯動作自体が静かなのかというと、以前よりも水音がする。
縦型槽洗濯機というのは、水流は基本的に「横方向に」回るものだ。
しかし、それでは上にある洗濯物が浮いてしまい、ちゃんと洗えないかもしれない。
そこで、昔から各社とも、横向きの水流でありながら、上下に水を攪拌する方法を工夫していた。
ビートウォッシュは、攪拌板を大きくうねらせることで、強い上下動を作り出している。
水音がするのは、この上下動で水面が強く動くためだと思われる。
…思われる、というのは、ふたを開けたまま洗濯できないから。
前の洗濯機は、洗濯動作だけならふたを開けたままできた。
そのまま排水まではできて、すすぎ前の脱水工程でふたが開いているとエラーになった。
脱水は、高速回転するために危ないからだ。
しかし、最近の洗濯機は洗い工程からふたを閉めていないとエラーになるようだ。
ふたはガラスだ、と書いたけど、それは表面がガラスだというだけで、透明なわけではない。
そのため中の水流とか、現在どのような状況で洗っているかなどは見ることができない。
湯取機能。
今時の洗濯機には、お風呂の残り湯をくみ上げる機能が、当たり前についている。
昔はあこがれの機能だったのに、今時は当然すぎて宣伝にも使われない。
我が家では、風呂の残り湯を洗濯に使っている。
まぁ、単純に水がもったいないからだけど、残り湯の方が水温が高いので洗濯効果が高い、というのもある。
今まではお風呂ポンプを使っていた。
スイッチ兼用になっているゼンマイ式のタイマーを回して、一定時間お湯が汲める奴だ。
使い勝手に慣れていて、だいたい必要量入れられる。とはいえ、アナログの時間設定なので、あくまでも「だいたい」だ。
これが、洗濯機自体にポンプ機能が付き、必要なだけ自動で汲んでくれるので適正量を入れられるようになる。
一方で、今までとは違う使い勝手の問題も出るだろうと思う。
…まだ1回しか洗濯していないので、この問題は出ていないのだが。
お風呂のお湯を捨てて洗うときには、先に洗濯機に水を汲んでいたんだ。
だいたいいつもの洗濯ものの量、という前提で水を入れてしまう。
洗い始めてから、実際の洗濯ものの量を目分量で測り、水位を調整する。
これ、先に書いたけど洗濯中にふたを開けられないので、「目分量で調整」ができなくなる。
夜の間に温かいお湯を入れ、洗剤を溶かしてしまい、タイマーで洗うのは翌朝、というのもよくやる。
こちらはできるようだが、夜お湯を入れていた理由は、先に書いたお風呂ポンプが手動だから、という理由も大きかった。
朝は、朝ご飯の支度などで忙しいので、同時に洗濯を行う際にお風呂ポンプを使いにくいんだ。
お湯を入れる都合上ふたは閉められず、ふたを閉めないまま洗濯をしていると、脱水工程でエラーになるから。
しかし、こちらの悩みは洗濯機自体にポンプ機能が付き、全自動でやってくれるために問題はなくなる。
タイマーを使うにしても、ホースをふろに突っ込んでタイマーセットしたら、お湯を汲む段階から翌朝やってくれる、ということでいいのだろう。
そして、全自動の利点として、すすぎにも風呂の水を使える。
手動でポンプを動かしていると、これはできなかった。
風呂の残り湯では水自体が汚れていて、完全な意味での「すすぎ」ができないため、ふろ水を使った場合は最後に少しの水道水ですすぎ洗いをしてくれるそうだ。
こちらの機能は、今朝は試していない。
今朝の段階では、いつも通りふろ水で洗って、水道水ですすいだだけだ。
また今度、すすぎもふろ水を使い、最後にわずかな水道水ですすぐ、というのも試してみよう。
湯取機能用のホースは、洗濯機横に掛けるためのフックが付属する。
しかし、完全に我が家の場合の話になるが、先に書いた洗濯機ラックを周りに設置するために、このフックが使えない。
以前から使っていた風呂水ポンプ用のホースフックがあり、これも一般的な洗濯機の横につけられるようになっているのだけど、汎用品であるがゆえに、今回ついていた「専用品」よりも取り付け部分の形状に余裕があった。
#形状に余裕、ってわかりにくいのだけど、フック自体をどこかに掛けるためのフック部分が、より太いものに掛けられるような形になっていた。
このため、ふろ水ポンプ用フックは洗濯機ラックのフレームに引っ掛けることができ、いままでそのようにして使ってきた。
というわけで、洗濯機についてきた専用品は使わず、今後もふろ水ポンプ付属のフックを使うことにする。
風呂水ポンプ自体は…もう不要なので、次の家電ゴミの日に捨てよう。
糸くず取り。
地味な話だけど、前の機種は「高級機種だったから」糸くず取りのフィルタ機能がついていた。
今時、どの機種でも当たり前についている。
20年前は、アイディア商品としての「洗濯物糸くず取りネット」というものが流行していた。
…あ、調べたら今でもありますね。あえて「2槽式専用」として売っているようです。
これは、洗濯機の中に吸盤で張り付けて、水流に逆らうように網を設置、洗濯物から出た糸くずなどを取ろうというものです。
で、話を戻すと前の洗濯機には、標準で糸くず取の機能がついていた。
洗う時の水流によって水が洗濯槽内部を駆け上り、上から洗濯槽に戻るようになっていて、そこに「ネット」が設置してあるという、単純な仕組みだった。
月に一度くらいは掃除するようにしていたけど、その程度の掃除で済む程度にしか糸くずは取れていない。
新しい洗濯機では、もっと直接的に、洗濯槽の横の水没する位置に専用の「糸取り」のための器具が取り付けてある。
虫取り網のようなネットではなく、網戸のように平らなネットで、しっかりと洗濯槽内部に取り付けられる。
そして、これはカプセル状のトラップにもなっていて、取り外して掃除しないと内部のごみが逆流するようなことがないようにしてある。
洗濯のたびに掃除するように指示があるので、1度の洗濯で開けてみたところ、結構糸くずが取れていた。
20年前は「アイディア商品」レベルのものだったけど、20年でしっかり役に立つレベルに洗練されているのだろう。
脱水。
ビートウォッシュでは、脱水時に洗濯物が絡まないように「ほぐして」脱水してくれる。
まだ1度しか洗濯していないわけだが、実際ほぐれていて感心した。
脱水時間が30分伸びていいのであれば、洗濯物をかき回しながら空気を送り、ある程度乾かすという動作もできる。
乾燥機ではないので完全には乾かないが、部屋干しの際には良い、ということになっている。
(部屋干し脱水という名称になっている)
とりあえず我が家的には、この機能は不要。
夏は外に干すし、冬は部屋が乾燥しすぎるため、加湿器代わりに部屋干ししているので。
でも、面白そうなので今度試してみたいとは思っている。
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