目次
01日 長女のコロナその後
06日 ハムスター永眠
16日 エアコン再度水漏れ
20日 カルアピッグ
20日 中華スープ
24日 タイッツー
31日 GODAN
治りました。
事後報告としてはそれだけですね…
ワクチンの効果もあるのでしょうが、2年前よりも症状も軽かったようです。
風邪の症状の出始めが、先々週の金曜日。
コロナは標準的に回復する場合、7日で発熱などの症状が治まります。
今回もそれに当てはまりました。
ここで投薬をやめ、それでも3日間症状が出なければ、完治。
症状が治まっても3日間は感染力が残るので、この間はまだ隔離です。
長女の場合、先週金曜日には熱なども完全に引き、土日月と3日間を待って、今日から部活に行きました。
先日書いた通り、部活がクラスタ発生源。
部活の連絡用 LINE では、先週末には「熱が収まったから部活出る」と連絡する人もいて、顧問が「まだ出ないように」と注意する一幕もあったとか。
顧問がちゃんとわかっていて、助かるわー。
(これも以前書いたが、長男の高校は危機管理がまるでダメだったので)
さて、家庭内でも正しく隔離して、他への感染はありませんでした。
この「正しい隔離」が案外難しいらしい。
2年前に、5人家族中3人が感染した時も、残り2人への感染は食い止めました。
医者に言わせれば「奇跡的」だったとか。
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別年同日の日記
16年 Microsoft Office 発売日 (1989)
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我が家のペット、ヒデちゃん(本名ハイドランジア)が永眠した。
2歳半だから、ジャンガリアンとしては十分長生き。
もう1か月くらい前から、老衰で弱ってきているのはわかっていた。
今週頭くらいからは食も細くなり、動き回るのも大変そうだった。
死んだと気づいたのは、一昨日の夜らしい。
妻が夜気づき、僕は昨日の朝知った。
昨日はいろいろと忙しかったので、夜、家族みんなで葬儀。
歴代ハムスターの眠る墓に埋めた。
ヒデちゃんは、とても臆病だった。偏食が激しかった。部屋の使い方が汚かった。
それも含めて、すべて個性。今まで多数のハムスターを飼ってきたが、1匹として同じ子はいなかった。
臆病で全然なついてくれなかったけど、半年くらい前からはやっと落ち着いて、手に乗せたり背中をなでたりしても大丈夫になった。
偏食、というのは、ハムスターの餌の「色」で好き嫌いするほどだったため。
マルカン リス・ハムの主食。たぶんハムスター買っている人なら知っている定番商品。
どういうわけか、赤は食べるのだけど、緑が嫌い。
何が違うのか、と、妻が勇気を出して少し食べてみた。
それによれば、赤は肉系、緑は草系の味がするらしい。ヒデちゃんは、その味の違いで選り好みしたのだ。
キャベツは大好きで、上に書いた商品よりも、キャベツがあればよく食べた。
でも、柔らかいところだけ食べて、少し太い部分があると食べ残した。
部屋の使い方が汚かった。
ケージ(籠)の中に巣を設置しているが、巣の中でおしっこをすること多数。
そして、自分で嫌なようで、巣以外の場所に巣材を持ち込んで寝ていることも多数。
砂浴びは好きだったが、砂場にもおしっこをした。
どうも、落ち着ける場所があると、そこからずっと動かないで排泄もしてしまうようだった。
1歳を超えるころから、さすがに学習したのか、自分でトイレの場所を決めて、そこでするようになった。
しかし、子供のころから入れていた「トイレ用の容器」は、すっかり第2の巣として気に入ってしまったため、そこで用を足すことは、ついになかった。
ヒデちゃんの死に姿は穏やかだった。
綺麗な寝姿のまま、目を閉じて死んでいた。本当に老衰で、眠るようにして去ったのだろう。
お墓には、いつも「好きだったごはん」を一緒に埋めている。
当然、赤色だけのペレットと、キャベツを一緒に埋めた。
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先日修理したエアコンが、再度水漏れ。
おいおい、修理したの1か月前だよ。
全然治ってないじゃない。
しかし、お盆でもあるし、修理呼んでもすぐには来ないだろう。
それに、先日の修理屋さんが全く役立たずだったので「次同じようなことになったら自分で修理しよう」と思って、修理屋さんのやっていることを観察していた。
今こそ、その知識を使うとき。
我が家のエアコンの場合、という限定条件だが、室内機の本体を覆っているパネルが、左サイド・中央・右サイドに分かれている。
この左サイドだけ外せればよいのだ。
そして、外し方はこの間見ていた。
左サイドを外すと、内部にたまった水を外に捨てるためのパイプが現れる。
エアコンにはねじ込んでいるだけで、これを外せば…その場で水が零れ落ちる。
だから、バケツを用意してからパイプを外す。
すると、思ったより零れ落ちない。
そう、つまりはここが詰まっているから、水があふれて水漏れするのだ。
ここを掃除しないといけない。
専用の器具なんて持ってないので、少し固いけど柔軟性もあり、ちょうどいい太さを持ったワイヤーがあるといいのだけど…
部屋の中を探したら、短めの電話ケーブルが出てきた。ちょうど良さそうな固さ。
いらないやつだから、端の RJ11 コネクタを切り落としてしまう。
それで、パイプに突っ込む。何度か出し入れしたら綺麗になったようで、水が流れ始める。
でも、勢いがないな。さらに中までケーブルを突っ込むと、エアコン内からケーブルが出てきた。
両方を引っ張り、ごしごしとパイプ内をお掃除。これで勢いよく水が流れた。
壁内にある、水を捨てるためのパイプの方を覗くと、ここも汚れで詰まり気味だった。
同じようにワイヤーでごしごし。見た目は詰まっているが、非常に柔らかい汚れだ。
ずっと水にさらされているのでふやけている。
まぁ、室内の埃や、カビの類だろう。柔らかくて当然。
そんなわけで、修理完了。
パネルを元通りにして、普通に運転できることを確認。
これは2日前の話で、その後問題なく使えている。
1か月前に来た業者、全然修理能力が無くて、最終的に僕の指示通りに作業して治ったのだが、掃除がいい加減でちゃんと綺麗にしていなかったようだ。
ところで、初めて水漏れした時…1か月前の人ではなく、その前に修理した人が、エアコン設置業者の設置の仕方が良くなかった、と教えてくれていた。
水を捨てるパイプの角度が良くない。
これでは、水が勢い良くながれないので、ゴミが詰まりやすくなってしまう。
少し角度が出るようにしておきましょう、といって、パイプを押し下げるように、壁とパイプの間に詰め物をしてくれていた。
さて、今回開けてみると、この詰め物が外れていた。
前回修理に来た業者が外して、そこに置きっぱなしにしていたのだ。
これは重要なので元に戻すように、と伝えていたのに。
結局前回来た業者は、全然必要なことをやらず、むしろ悪化させた上に、修理代金をとって帰っただけのようだ。
まぁ、その際にこちらもパネルの外し方などを勉強させてもらったし、今更金返せとは言わないのだけど、ちょっと悪質なのではなかろうか。
領収書があるので業者の名前はわかっている。
その業者は取次サービスの紹介だったのだが、取次サービスに、問題のある業者だと伝えた方が良いだろうか?
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別年同日の日記
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庭の片隅にバナナが生えている。
20年近く前に家を購入したとき、費用の問題もあって庭の整備は頼まなかった。
それで、時々園芸店に行って庭木などを探していたのだが、そこでバナナの原種に近いものを見つけ、面白いから植えてみたのだった。
このバナナは種があるのだが、ちゃんとバナナの味がする。
ほとんど種で、食べるところはないので、飴玉のように口の中で種を転がす感じなのだが。
バナナの栽培と、種がなくなる変異のどちらが先かは知らないが、こんなおいしいのに種が無いものを見つけたら、それは大切に栽培して増やしただろう。
幸い、バナナは宿根草だ。1年で地上部は枯れるが、翌年にはもっと増えて芽吹く。
そんなわけで、我が家のバナナもどんどん増え、密生している。
今は花もつぼみで、芭蕉科の青々とした広い葉っぱが茂っている。
バナナもうまいが、せっかくあるのだからこの葉っぱを使いたい、というのはしばらく前から考えていた。
昨日買い物に行って肉屋に行ったときに、突発的に豚もも肉を2ブロック買ってきた。
およそ 1Kg 。
昔テレビの旅行番組で見た、どこかの地域の料理を作りたい。
地面に穴を掘って焚火をし、
2時間ほどたつと蒸し焼きになっているので、それを食べるのだ。
具体的にはカルアピッグ、と思った。穴を掘って焚火は、いつかやりたい夢ではあるが、今回は圧力鍋で蒸す。
実際、現代的にはこちらの調理法の方が普通なようだ。
ネットで作り方を調べたが、伝統的な素朴な料理なだけに、作る人によってレシピはまちまち。
あまり気にせず適当にやることにした。
材料:
バナナの葉2枚、豚もも肉2ブロック、塩。
豚もも肉はフォークでめった刺しにしてから塩をたっぷり擦り込む。
そのまま2時間ほど置いて馴染ませる。
それから、バナナの葉でくるんで…バナナの葉は細長いし、折れやすいので1枚で綺麗にくるむことは難しい。
2枚の葉で、縦横2方向にくるんだ。
圧力鍋に水を少し入れ、蒸し調理用の板を入れ、バナナの葉でくるんだ豚肉を置く。
このまま、圧力をかけて弱火で 20分。煮物なら 10分で十分だが、蒸すのだと火が通りにくいと考え長めにした。
圧力が抜けるまで5分ほど待ち、蓋を開ける。
バナナの葉の良い匂い。竹の皮と同じような匂いだ。
熱いうちに肉を細かくほぐす。
熱いので大きなフォーク2本で行ったが、難しいというか、うまく力が入らずもどかしい。
途中から手づかみでほぐした。指先は熱いので時々休みながら。
鍋の底に最初に入れた水は、肉から落ちた油でいい感じのスープになっている。
ほぐした肉はスープに入れ、よく味を吸わせる。
食べるときは、肉部分だけスープから引き上げ、さらに盛って提供したり、この肉でさらに別の料理を作っても良い。
スープもうまいので別の料理に使うと良い。
バナナの葉の良い香りが付くことを期待したのだが、香りは特に感じない。
ということは、バナナの葉が無くても、豚肉を蒸してほぐせばカルアピッグだな。
周囲の葉っぱもおいしく食べた記憶があるのだが…と思ったら、先ほど調べたところ、それはラウラウという別のハワイ料理だった。
こちらは、豚バラ肉を食べやすいサイズに切ってから、里芋の葉でくるんで、さらにバナナ等の葉でくるみ、地面の中で蒸し焼きにする。
里芋の葉は食べるための食材、バナナの葉は、食材に土がつかないように守る役割だ。
そして、ポイも作ろうと思って材料を買ってきてあった。
ポイはタロイモのペースト。日本ではタロイモは入手が難しいが、近縁種の里芋で作ってみよう。
実は、カルアピッグと先に書いたラウラウを混同していたわけだが、ラウラウはポイと一緒に食べると美味しかったので作ろうと思ったのだ。
里芋を茹で、皮をむき、小さく切る。
この後、本来は水を加えながらペーストになるまで潰していくのだが、ミキサーでやってしまおう。
以上、出来上がり、ミキサーでやったら、少し粒状感が残る。
滑らかなペーストになるのが理想。
ポイは主食だが、作るのは重労働だったようで、昔は男が数日分まとめて作っていたようだ。
出来立てでも食べるが、数日置くと発酵してしまう場合もある。
そのため、現代的には通常発酵させてから食べるのだが、素人が発酵料理を作るのは危険なのですぐ食べる。
過去にハワイで食べたときには、発酵食品だとは知らなかったので、ピリピリとした味を「タロイモの消化酵素が残っているのではないか」と推察しているね。
これは間違いで、発行して炭酸ガスが発生しているので、ピリピリするようだ。
そんなわけで、カルアピッグとポイが出来上がった。
作ってすぐに家族で試食。皆美味しいと評判が良い。
もっとも、結構手間がかかっている割には素朴な料理で、また作るかは微妙なところ。
急に作ってみたくなって作っただけで、昨日の晩飯はこれとは違うものにした。
そのため、大半はまだおいてある。
今日は日曜日で、久しぶりに家族そろって晩飯が食べられるのでそこで提供しよう。
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今日は、料理ネタでもう一つおまけ。
先に書いた日記で、カルアピッグを作ったが晩飯は違うものにした、と書いた、その理由。
買い物に行ったら、ちゃんぽんスープを売っていたんだ。
ちゃんぽんって、ラーメンみたいなやつね。そのインスタントなスープ。
1食分づつ袋に入っていて、お湯を注げばスープになる。
お店では、箱が空いて中の袋が取れる状態で陳列してあった。
でも、値札には1箱 100円と書いてある。
スープ一袋で 100円は高いが、1箱で100円なら安すぎる。
店の人を捕まえて、100円というのは一袋ですか? と聞いたら、瞬時に「箱です」と返ってきた。
よし買おう。即決。
(時々、賞味期限が近いものを破格値で売っているお店です。このスープも、9月中頃が賞味期限のもの)
家に帰ってから箱をよく読んだら、スープ 50食分入りだった。1袋 2円だね。
材料としては豚骨ベースで、魚介だしなども入っている。
ちゃんぽんなら、野菜炒めが具材に載っているイメージ。
ならば、野菜炒めの味付けには合うだろう。
そこで、昨日の晩のメニューは、そういう感じにしたのだ。
豚小間切れ肉 500g
たまねぎ1個
人参半分
キャベツのざく切り てきとう
最初炒めて、途中からお湯を入れて煮る感じにした。
そして、スープを一袋入れ、澱粉でとろみをつける。
最後に、花椒塩、五香粉、ごま油で味を調えた。
作ってみたことで、スープの味の方向性もわかった。
これ、味覇とか創味シャンタンと同じ方向の味だわ。
それらの中華調味料は、結構高い。
それを考えると、100円で50食分はお買い得だったと思う。
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最近タイッツーを見ている。
ツイッター改め 𝕏 ではないよ。
そのツイッターが最近おかしいから、と個人が作ったサービス。
名前の通りツイッターを参考にしているが、作者なりの理想のサービスを作ろうと頑張っている感じがある。
7月1日公開だったそうだが、僕が使い始めたのは7月21日から。
それから1か月たったが、その間にも 𝕏 は改悪が進み、以前より見るのが億劫になってしまった。
(TweetDeck の廃止・有料化が一番大きい)
最近では、すっかりタイッツーばかり見ている。
さて、実はタイッツーの話をしたいのではない。
いや、タイッツーの話ではあるのだが、自分が昔作ったチャットコミュニティを思い出しているのだ。
現在のタイッツーは、黎明期だ。個人が作ったものではあるが、いろいろと話題を呼んで、今ではすっかり「 𝕏 からの避難先」として人気になってしまった。
𝕏 に類似のものとしては、Meta (Facebook) が提供するスレッズがあるが、こちらは最初こそ試してみた人が多いが、すっかり人気低迷しているらしい。
正直なところ、機能も、運営の安定性も、個人でやっているタイッツーよりもスレッズの方がずっといいのに、なぜ人気に違いがあるのだろう。
そして、先に書いたように自分がチャットコミュニティを開発した時、今のタイッツーと同じようなことを経験しているのだ。
SNS とかチャットコミュニティーというのは、ある種の通信手段だ。
通信手段というのは、相手がいないと使い道がない。
しかし、できたばかりのサービスは、当たり前だがユーザーがいない。
この時期をうまく乗り越えられるかどうかが、勝負の分かれ目だ。
僕が作ったチャットコミュニティは、諸般の事情があって「簡単なものでよいからすぐ公開する」必要があった。
そこで、公開してしまってから機能を追加していった。
これが、偶然だが良い効果をもたらせた。
チャットコミュニティがあったとしても、最初は見知らぬ同士。
いきなり話がはずむ、なんてことはあまりない。
その意味では、通信手段があっても相手がいない。
でも、機能を次々追加していったから、とりあえずみんな「こんな新機能ができたらしい」という話題だけで、しばらく話ができるんだ。
共通の話題があり、それについて意見を言っていれば、性格も見えてくる。
やがて似た性格の人が友達になっていき、コミュニティは活性化していく。
タイッツーが、ちょうど今その時期だ。
数日ごとに新機能が追加される。その話題だけでしばらくみんなが発言する。
よくわからなくて質問する人もいるし、その質問にわかりやすく答えようと頑張る人もいる。
そうやって、知見も共有されていく。
コミュニティ黎明期は、みんなが、そのコミュニティが小さいものだと知っている。
だから、気に入ったその場を失わないように、仲間を増やそうと頑張る。
結果として、悪い人はいない。みんなが優しい世界。
現在のタイッツーは、その雰囲気を気に入っている、という人が非常に多い。
ただ、コミュニティが大きくなると、そのユーザー数が何よりも重要な「コンテンツ」になるのね。
初期ユーザーが作り上げてきた雰囲気とは関係なく、ある時点で「人が多い」こと自体が話題になり、さらに人を呼び始める。
爆発的に人が増えると、それまでの雰囲気なんてあっという間に壊されてしまう。
自分のための「利益」を求めてくる人も増え、場は荒れて行く。
運営する側は、その状況に歯止めをかけるためのコストを払わなくてはならなくなる。
これは、宿命だね。人が増えるということは、多様性が増すということとイコールだ。
もし、場が荒れるのを止めようとすれば、それは「多様性を認めない」ことになってしまい、それも嫌な世界だ。
タイッツーの開発者は、このことをよく理解しているようで、機能を慎重に選びながら実装している。
つい先日、メンション機能が実装された。
𝕏 のメンションよりも多少複雑な動作をするようになっていて、よく理解できないという人も多い。
しかし、この複雑な動作は、「個人の会話が多くの人の発言を邪魔しないように」「特定個人向けでも、皆に有益な情報なら、共有できるように」という、相反する要求を満たせるように、慎重に作られている。
リプライは、もっと難しいだろうね。
有益なリプライとクソリプは紙一重だ。タイッツー作者はこのことをよくわかっているからこそ、リプライ機能をすぐに実装せずに、慎重に考えている。
この話、ただ自分が昔通った道をもう一回見ているようで、懐かしいなぁ、というだけの話で、特にオチはない。
何よりも現在進行形なのでまとめにくいのだ。
ただ、これだけは言える。
コミュニティ黎明期の面白さ、というのを体験したければ、今すぐタイッツーにアカウントを作ると良いだろう。
恐らく、この面白さは半年後には体験できなくなっている。
ツイッターだって、そうした道を通ってきたのだ。
ハッシュタグが追加され、RT が公式機能として追加され、という段階ごとに、コミュニティは盛り上がった。
そういう意味では、𝕏 に変わってからは、ともかく激変はして、話題提供はできていると思う。
ただ、ツイッターは黎明期を過ぎ、すでに安定期だったのだ。
この期間になると、人々は変化を嫌う。結果、この激変は、多くの人に受け入れられていない。
スレッズは最初から多くを用意しすぎた。十分な機能があることを売りにした。
結果として、話題作りには失敗してしまったように思う。
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別年同日の日記
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ここ2か月くらい、Android 用の標準入力システムである GBoard で、GODAN キーボードを使ってみている。
…さて、いろいろと説明が必要だろうな。標準システムでありながら、超マイナーな存在だから。
まず、GBoard は Google が開発した入力システムだ。各国語に対応している。
当然日本語も入力できるが、この入力方法は5種類ある。
・12キー(いわゆるフリック入力)
・QWERTY キーボードによるローマ字入力
・手書き文字認識
・GODAN
・50音表
フリック入力が一般的だろう。スマホで QWERTY は使いにくい気がするが、PC中心の人には悪くないかもしれない。
手書きと50音表は、入力が面倒くさそうだと思うが、機械馴れしていない人には良いのかもしれない。
そして、GODAN だ。一番マイナーな存在だと思う。
でも、一番最後に開発され、それまでの不満点を解消したものなのだ。
スマホ文字入力の歴史。
といいつつ、言語学の話から。
英語で使われるアルファベットも、日本語で使われる かな も、ともに表音文字と一般的には言われる。
音をあらわす文字で、漢字のように1文字で意味を持つわけではない、という意味だ。
しかし、より厳密な分類では、アルファベットは音素文字、かな は音節文字だ。
音素文字は音を最小単位まで分割しており、単体では発音すらできない場合がある。(子音のみの音など)
音節文字は、音を「音節」、つまり、発音できる単位で区切る。そのため、単体で発音が可能だ。
日本語の場合、母音が5種類ある。子音はたくさんあるのだが、9種類で代表され、他の子音はこの 9種類の亜種、という位置づけだ。
そのため、母音5種類に、子音…または「子音無し」の10種類を組み合わせ、一般に 50音と呼ばれる。
(実際には文字の種類は 50ではないが)
ここで、50音表では、子音が同じものを「行」、母音が同じものを「段」としてまとめられている。
行が10種類、段が5種類だな。
以下も、この名称に従って話を進める。
行が10種類に収まる、というのは、数字と相性が良い。
スマホ入力より昔、携帯電話よりさらに昔、ポケベルが流行した際には、プッシュホンのキーで文字を送ることができた。
1回目のキー入力で行を選び、2回目のキー入力で段を選ぶ。
慣れると、50音表が頭に入ってしまい、かなり高速に入力できる。
2回タッチすることで1文字を送る、いわゆる「ツータッチ入力」だ。
この頃は、家の電話や公衆電話からメッセージを送れたが、「入力中」の文字を確認するようなディスプレイはなかった。
携帯電話の普及の際には、ディスプレイが付いた。
入力中の文字が何であるか、確認しながら入力を進められる。
ここで、より分かりやすい入力方法として、テンキー入力が考案された。
ツータッチ入力では、キーの役割が行、段、行、段と交互に変わる。これが慣れた人でないとわかりにくい。
テンキー入力では、キーを行に固定した。そして、連続してキーを押す「回数」で段を選ぶようになった。
お段は5回押さないといけない。「起こそう」という4文字を入れるには、お、こ、そ、の時点で15回、全体では18回ものキー入力が必要となる。
あまり効率の良い方法ではないが、わかりやすかったので普及した。
余談だが、この頃「POBox入力」という日本語入力の発明が現れた。
上に書いたように、1文字の入力の打鍵回数が多い環境では、長い文面はとても入れられない。
そこで、途中まで入れたところで入力したい内容を「予測」して、候補を示し、選べるようにするという方式だった。
今では当たり前の方法になっているが、画期的な入力方法だった。
さて、スマホの時代になり、入力は実際のキーではなく、タッチ入力となった。
テンキー入力の「回数」で段を選ぶ形式は、タッチ入力では使いにくい。実際に押した感覚がないため、人の感覚とコンピューターの認識にずれが生じることがあるのだ。
ここで、POBox 入力の開発者が、また新しい日本語入力の方法を発明する。
「フリック入力」だった。
これは、ツータッチ入力とテンキー入力のいいとこどりだ。
テンキー入力のように、キーの意味は「行」に固定されている。しかし、その後に指を動かす方向により、「段」を指定する。
行と段を交互に指定、という方法はツータッチ入力と同じで、最大5回もキーを押す必要が無い。
まぁ、現在一番普及している方式だから、多くの人が理解していると思う。
2023.11.20 追記
フリック入力について事実誤認があったので訂正。
POBox の開発者は、Apple に入社してフリック入力の開発に携わったのは事実だが、フリック入力は彼の発明ではなかった。
古くは、Apple Newton 用に日本人が開発した Hanabi が同様の仕組みを使っている。
ただ、この方式は、いわゆる「テンキー」を模したものではない。
スマホ向けにテンキーを模したインターフェイスでフリック入力を行う方式は、ミュージシャンの小川コータが iPhone が国内発売される前に考案し、特許を取得している。
フリック入力の弱みは、撥音、拗音、濁音、半濁音、それに数字だ。
最初に、日本語の発音は子音 9種類に「代表される」と書いたが、実際の子音はもっと多い。
これらの子音表現のため、撥音、拗音、濁音、半濁音を使う。
フリック入力は、「代表される」文字の入力に特化しているため、これらの文字は直接入れられない。
とはいえ、これらの文字には規則性がある。
撥音・拗音…つまり「小さな文字」に使われる文字は、濁音・半濁音にはならない。
また、半濁音は「は」行でしか使われない。
そのため、「文字を変化させる」キーが1つあればよい。
通常は、このキーを押せば、その直前に入力した文字が適切に変化する。
「半濁音」を指定する時だけ、文字変化キーをフリックする必要がある、という特例があるが。
そして数字。
フリック入力は、テンキーを「かな入力に」使うことに特化させてしまったため、数字は入力できない。
これが、文章中に数字って結構入るのだ。
アルファベットの入力ができない、というのもあるけど、こちらは数字よりは頻度が少ないだろう。
いずれにしても、「かな」以外を入力するときには、キーボードを切り替えることになる。
GODAN キーボードはこれらの弱点を解消するように作られている。
フリック入力などで使うテンキーは、縦に4つ、横に3つのキーが並ぶ。
GODAN では縦に5つ、横に3つと、1段増えている。
いまさら、プッシュホンから続く「テンキー」に縛られる必要はないのだ。
左の縦1列は、A I U E O の母音が並ぶ。
右の2列は K S T N / H M Y R W の子音が並ぶ。
まぁ、これだけ見れば大体使えるだろう。子音と母音を交互に打てばよい。
両手持ちなら交互に打つのも早いだろうし、片手持ちでもそれほど大変ではない。
濁音を入れるには、子音を右にフリックする。
K は G に変わる。S は Z に変わる。
半濁音は左だ。と言っても、これは H だけ。P に変わる。
拗音はどうだろう。「みょ」と入れることを考えてみよう。
フリック入力では「ま」を選んでから左に動かして「み」にする。動作としては2ストローク。
同様に「よ」を選ぶのも2ストローク。最後に、「よ」を小さくするために「小」を押す。
合計5ストロークが必要だ。
GODAN はローマ字入力なので「MYO」と3文字を入れる。3ストロークで済んでいる。
ちなみに、ローマ字で使用しないアルファベットは、「連想しやすい音」の上方向フリックに割り振られている。
Q は K の上、C は T の上、という感じだ。
(「ち」はローマ字では TI でも CHI でもいいのだから、C が T に紐づけられるのは自然だ)
でも、アルファベットはローマ字変換されてしまうので、英語入力を行いたいときはやっぱりキーボードの変更が必要なんだよね…
#厳密にいえば、キーボードと「日本語入力、英語入力」は、Android では別の概念。
GODAN キーボードのまま、入力モードを切り替えたってかまわない。
でも、モード切り替えるなら、僕はキーボードも切り替える。
数字を入れたいときは、下方向にフリックだ。
通常のテンキー位置のキーで、そのまま数字が入力できる。
というわけで、フリック入力では入力できなかった文字も、GODANなら入れられる。
僕の場合、パソコンではローマ字入力しているので、学習コストは低かった。
大体入力できるようになるまでは5分程度。拗音などまで戸惑わずに入力できるようになるまで、3日くらいだったかな。
ただ、数字入力でついキーボードを切り替えてしまったり、最初はそういうことも多かった。
本当の意味で身に沁みついたのは1か月程度たってから。
その後は快適に使っていた。
で、今このタイミングでこの話を書いているのは、そろそろフリックに戻そうかな…
と思い始めたため。
GODAN 、すごい便利なのよ。普通ならこのまま使い続ける。
でも、僕は仕事でいろんなスマホを使うことがある。
先日、デバッグのために iPhone と Android で長い文字入力が必要だったのね。
それも、交互に何度も。
これが、フリック入力したり GODAN 入力したり、切り替えるたびに混乱してイライラする。
ずっと自分のスマホだけ使っていればいいのであれば GODAN は悪くないのだけど、仕事となると選り好みはできない。
弱点を克服したマイナー方式より、多少の難はあっても普及した方式に合わせた方が良い、ということもあるのだろう。
フリックに戻してしまうと、この良さを伝えたい、というモチベーションも下がるだろう。
だから、今のうちに記事をまとめ公表する次第。
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