家族の日記です

目次

2024-03-17 国立西洋美術館
2024-02-14 受験シーズン
2024-02-02 朝ご飯
2024-01-31 風邪惹き
2024-01-08 正月休みに遊んだゲーム
2024-01-01 あけましておめでとうございます
2023-12-25 クリスマス
2023-12-10 ガスコンロ
2023-12-08 のりだんだん
2023-11-18 風邪惹き
2023-10-23 ファストフード
2023-08-06 ハムスター永眠
2023-08-01 長女のコロナその後
2023-07-25 長女 コロナ陽性
2023-07-16 報国寺
2023-06-25 肩の不調
2023-05-01 G.W.前半
2023-04-01 城ヶ島
2023-03-14 新しい食洗機 ファーストインプレッション
2023-03-07 2つのタブレット
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国立西洋美術館  2024-03-17 18:06:02  社会科見学 家族

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長男の受験も一区切りつき、発表を待っている。

次女は来年度受験生だが、まだ余裕がある。


久しぶりに家族でどこか遊びに行きたい。

一泊旅行もしたいのだが、それを行う時間も急には都合がつかないので、日帰りでどこか行こう、となった。

予定日は、3月16日の土曜日。


妻は美術館に行きたいという。横浜美術館? と考えて調べたところ、しばらくリニューアルオープンのためにお休みしていたそうで、3月15日がオープン日だった。


それは混みそうだねぇ。ということで、パス。

鎌倉の近代美術館は? となったが、こちらは近すぎるのでいつでも行けそう。またの機会に。


で、妻の要望もあって、国立西洋美術館の常設展を見よう、となった。

長女、次女も、最近どうぶつの森の影響で少し美術館は気にいなっていたそうで、行きたいという。


長男は山歩きがしたかったらしいが、それはまた今度ね、ということになった。




久しぶりの上野。8年ぶりか。駅前風景が一変していて驚いた。

4年前に大幅な工事をしたのね。駅の位置が移動して、駅前の道路がなくなり、駅を出たら目の前が上野公園になっている。


目的の西洋美術館へ。前庭にいくつかのブロンズ像が置いてある。「考える人」とかね。


特に大作、ロダンの「地獄の門」があった。せっかくなので、まずそれを見る。

子供たち、美術の教科書に載ってた、という反応。

長女がこれ本物? と聞くので、ブロンズ像の説明から行う。


版画作品の場合、たくさんの絵が作られて、どれも本物だ。

同じように、ブロンズ像は、元となる彫像が作られた後にかたどりをして、大量生産される。

どれも本物だ。


ちょうど先日、長女は高校の美術で、自分でデザインしたメダルの鋳造を行った。

小さなメダルでも鋳造は大変だったそうで、このサイズのものを作るなんて想像を絶する、と驚いていた。


実際、地獄の門はでかいのだ。高さ5メートルくらいか。

普通は石膏で型取りして鋳造するのだと思うが、このサイズを作るのはどうやったのか、想像もつかない。




中に入ると、企画展はこちらでーす、と案内している人がいたが、今回の目的は常設展。


これは妻の考えで、企画展というのは、すでに美術をある程度分かっている人間か、全く知らないがミーハー的に見に来る人を相手にしているものだから、とのこと。


常設展は、わかりやすく美術を教えることを目的にしているので、最初はいろいろな美術館の常設展を見に行くと良いそうだ。


これ、後で書くけど実際勉強になった。



常設展の入り口で、ギャラリートークの案内が書いてあった。

ボランティアの解説員と一緒に、1時間くらいで見所を見て回る、というツアー。

美術館に入ったのは10時前だが、10時45分受付開始、11時からスタートで、15名が定員らしい。


ひとまず時間を待ちながら展示を見始める。




展示の最初は16世紀ごろの宗教画から。年代を追って進んでいくようだ。


さて、実際にはいろいろ考えながら見進めていったのだけど、ここで初めての人向けにガイドするつもりで、見所だけ書いていこう。



まず、今時持ってない人はいないと思うが、一人一台のスマホを持っていくべきだ。

イヤホンがあるとなおよい。

自分のメールアドレスをすぐ入れられるようにしておき、QR コードの読み方も知っておくこと。


というのも、今時はスマホで音声ガイドが聞けるためだ。昔はそういう機械を貸し出していたが、今は存在しない。

館内には FreeWifi があるのだが、この認証にメールを使用する。自分のメールアドレスを入れ、受け取ったメールに書かれた番号を入力することで認証とする。


自分のアドレスとかは当然すぐに使えたのだが、子供は普段メールを使わない(スマホは親との LINE 連絡用)ので、メールアドレスをすぐに入れられず苦労した。



この音声ガイドは、個々の絵の鑑賞ポイントを教えてくれるものだ。

それとは別に、ところどころに、ひとまとまりの作品をまとめて鑑賞ポイントを教えてくれる、解説ページへのリンクの URL が置いてある。

途中までその違いに気づいていなかったのだが、一緒に見るより楽しめるかと思う。



#この音声ガイド、やはり以前は機械で行っていたが、コロナもあって貸し出しをやめていたらしい。

 スマホで見られる形のものが、先月から使えるようになったばかりだったらしい。




絵なんて言うのは、生活の役に立つものではない。だから、裕福になるまで、見て楽しむための「美術」なんて存在しない。

16世紀ごろの宗教画、というのはそのギリギリ最初のポイントで、文字が読めない人に聖書の教えを伝えるために描かれ始めている。だから、楽しむための美術ではなく、実用品なのだ。


また、この時代の絵の具というのは大変高価だ。ここでも、権力を持った教会などでないと発注できないのだ。


しかし、やがて金を持った貴族などが、絵にお金を使い始める。

最初は、寄進する宗教画として。絵の一部に自分の城を書いてもらったり、自分自身を入れてもらったりして。


そのうち、聖書の人物の顔を自分にする、などの形で、宗教画の形式をとった肖像画が出始める。

そして、宗教から離れて肖像画を作り始める。



もう一つの鑑賞ポイントとして、宗教画は、宗教上の理由で「人をだましてはならない」物だった。

それが、本物と見間違えるようなものであってはならない。形式的な絵を描くだけで、遠近法などを取り入れてはならない。


それが、宗教を離れて貴族がパトロンになるにつれ、どんどんリアルに描かれるようになっていく。

最初は肖像画が中心だが、食卓に飾るから食材の絵を描いてくれとか、いろいろな注文で絵の幅が広がっていく。



…と、ある程度見て回っていたら、そういう意図をもって順序が組まれているように思えたので、子供たちに解説した。

鑑賞ポイントが分かった方が面白いからね。





ギャラリートークの時間が来たので、エントランスに戻って参加する。

15名の予定だったが、大人気だったようで 30人以上いたと思う。


解説員のボランティアの方が、驚くと同時に感動していた。

この方、7年間ボランティアを務めていたが、この日で最後だったらしい。

普段はここまで集まらないのに、最後の回がこんなに大盛況で驚いたと言っていた。



西洋美術館は多くの作品があるので、1時間程度ではとても全部は説明できない、ということで、最初に説明された作品は、宗教画の時代よりも後の作品。


そして、モネ。印象派の代表、睡蓮をたくさん書いた人だね。

さらに、モネと同時代を生き、彫刻を作ったロダン。最後には中庭の地獄の門を解説してくれた。


地獄の門は大きな作品なので、資金が無くて生前には型まで作ったものの、ブロンズ鋳造されなかったらしい。

最初に資金を出す、と名乗りを上げたのが日本人で、上野にあるのが最初の鋳造のものなのだとか


その日本人が、西洋美術館の元となるコレクションを作り上げた人。

モネ、ロダンとも実際に面識があり、本人から直接買い付けてきたらしい。

そのため、西洋美術館は、モネとロダンのコレクションが豊富。


と言っても、コレクションの多くは、「購入」したものの、ヨーロッパにあった。

第二次世界大戦の敗戦時に、敗戦国の財産として、フランスの管理下に置かれた。


いろいろあったが、日本に返却するときの条件が、ちゃんと管理を行える美術館の建造だった。

それで作られたのが、国立西洋美術館。




ギャラリートークは楽しかったが、同時に速足で美術館の全貌を見せてくれたので、「朝のペースで見ていたら一日では見終わらない」と分かった。


中庭で終了となったので、そのまま一旦外に出て昼ご飯にする。

そして、もう一度常設展へ。常設展は、一日の間何度でも出入りできる。



さて、宗教画から貴族の肖像画などが中心の時代を見終え、その後の時代に入る。

ギャラリートークでも最初に説明してくれた絵は、貴族の家を飾る、四季の連作として描かれた一枚だった。


だんだん、絵の内容…テーマが自由になっていく。風景を描いた絵や、狩猟風景を描いた絵など。作者が美しいと思ったものを絵にとどめ、それが評価されれば買い手が付く時代。

逆に言えば、もう宗教や貴族はパトロンではなく、絵描きが自分の才能を金に換える方法を、自分自身で探さないといけない時代にもなっていく。


絵の技術は十分に高まり、本物のように美しい絵も現れ始める。




そして、印象派の時代へ。

本物と見間違うような美しい絵、というのが当たり前になってくると、差別化するのは「作者の視点」になってくる。あえてリアルを外し、絵ならではの美しさを求め始める。


…マネの「ブラン氏の肖像」リアルとは程遠いよね。陰影とか少なくて、アニメ絵っぽさもある。

しかし、それによって描きたい人物がはっきりとわかるし、彼の伊達男っぷりも…とにかく明るい、薄っぺらい印象の人なのかもしれない、というようなことまで思ってしまう。


モネになると、さらに進んで、「絵である」ことを主張し始める。

あえて筆の跡を残し、そこかしこに筆者の痕跡を残し始める。


リアルを求めるのであれば、だれが描いても同じものになってしまう。だからこそ、作者の痕跡が重要なものとなり始めたのだ。


で、ここからは今回初めて知ったこと。モネの絵が飾ってある部屋の片隅の QR コード解説に書いてあった受け売りだけど。


ロダンとモネは、誕生日が近くて、仲が良かったそうだ。

絵と彫刻で分野は違うけど、同じ芸術家としてよく話をしたらしい。


そして、二人とも同じ方向性を持ち始める。モネは筆の跡を残すようになっていき、ロダンは粘土に指の跡を残すようになっていく。

なるほど、言われてみれば同じような手法だが、説明されるまで一切気づいていなかった。


美術作品を、頭でわかろうとするな、見て感じろ、という人がいるのだけど、こういう話は見ても感じられない。

でも、知識を持ってから見ると、非常に面白い。美術の好き嫌いは自分の感性に従えばよいのだけど、頭でわかることは大切だと思う。




その後も徐々に時代が進んでいく。日本の影響を受けた、ジャポニズムの時代のあたりは面白い。

西洋の絵なのに、掛け軸のように縦長で、署名まで縦書きしていたりする作品がある。



最後に、近代の作品。ピカソとか、ムンクとか。


ピカソのキュビズムが壮大な実験だ、というのはよく知られているのだけど、飾られていた中に、もっと晩年の作品があった。

ピカソの晩年は、シンプルで力強い線を好むようになるんだよね。で、やたらと男にチンコを描きたがる。


若いころは、無茶苦茶な絵に見えても、性的モチーフはそれほど描かなかったのにね。


あれは、性的に衰えてきた老人が、まだまだ若いところを見せようとわざと性的なものを見せびらかしているんだと思う、と僕が言ったら、妻も「そうそう、街中にいるような露出狂も、性的に自信がない人の方が多い」と同意。妻、若いころはよく露出狂に近寄られていたので、撃退方法も心得てます。


チンコ、という言葉に、さすがに高校生の長女は恥ずかしそうな反応だけど、「ピカソ、完全に迷惑老人じゃん」と。

うん、実際女性関係だらしなくて、周囲に迷惑かけていた人だからね。


しかし、この時代になると「作者の痕跡を残す」どころではなく、作者の個性がむき出しになっている。

それもまた面白い。



あと、やはり近代の作品で、絵の具を盛り付けるように塗ってある作品を並べてある一角があった。

これも、流行した技法なんだよね。特に白を盛り上げるのが流行したみたいだけど、別の色もある。


絵の具の「減色混合」では決して表せない、輝くような光を表現するための技法。

白を盛り上げて塗りたくることで、白の表面で光が乱反射し、輝きを表現できる。

また、盛り上げることで、立体的な描画も可能としている。


ここら辺、美術の教科書で見てもわからない。本物を見てやっと価値が分かるものだ。



…と、こんなあたりで展示はおしまい。




最後に、今回一番「興味深かった」絵を紹介。西洋美術館の WEB ページにも紹介があるので、リンクしておく。拡大もできるので、是非見てみて。


三連祭壇画:キリスト磔刑


宗教画なのだけど、リアルに描かれるようになった後の作品。


僕が注目したのは、中央で磔になっているキリストの右側、槍を持っている人物。


キリストの右わき腹には、傷跡がある。これは、聖書でも磔刑のあとに、死んだか確かめるために兵士が右脇腹を槍で刺した、とある。


恐らく、キリストの右に描かれる、槍を持った人物がその兵士なのだろう。

兵士は「無名の兵士」とされるが、のちに名前を与えられ、ロンギヌスと呼ばれる。


「ロンギヌスの槍」というのはキリストの血が付いた聖遺物の一つとされて、中二病な小説なんかだと強い武器の名前になっていたりするね。



で、その彼だが、この服装は一体何か。

リンク先で画像を表示して、ズームしてよく見ていただきたい。


明かに服を着ている。というか、これは服ではなく鎧だと思う。

しかし、腹筋は見えるし、へそも見える。WEB の画像ではわかりにくいが、乳首まで見えているのだ。


さらに書く。当時は男でもスカートをはくのは普通だし、スカート状の鎧もある。彼が来ているのもそうした鎧に見える。

しかし、このスカートが、腰の周囲にあるのではなく、足にまとわりつくように股の部分がはっきりわかるんだよね。



最近の男性向けのイラストなどで、女の子が「服を着ている」にもかかわらず、服越しに「へそがくぼんで見えている」物がある。

同様に、スカートをはいているのに、股の位置がはっきりわかるように描かれる絵もある。


衣服がどんなに張り付いてもへその中まで張り付くことはないと思うし、立っている状態でスカートが股にへばりつくこともない。

どちらも、「ちゃんと服を着ている」と言いながら、裸を連想させるための書き方なのだと思っている。


そういうのは最近のエロイラストの描き方の一つだと思っていたのだが、16世紀前半にすでにそういう絵が描かれているとは…。


しかも、ここでは女の子ではなく、おっさんのへそと乳首が見えてるんだよね。誰得なんだろう。

最近のエロイラストみたいな描き方が16世紀にあった、というだけでなく、最近のものだと思われている腐女子も、すでにいたのかもしれない。


性癖は時代を超える。


茶化しているように見えるかもしれないけど、結構本気で書いてる。

エロって、人間が生物である以上、非常に魅力的なコンテンツだからね。


現代人が欲しているものを、16世紀の人も同様に欲していても、何ら不思議はない。


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受験シーズン  2024-02-14 17:29:26  家族

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今日は、高校1年生の長女は休校。

高校受験で学校使うので休みなのだ。明日以降は採点のため、今週いっぱい休み。


今日はバレンタインデーなので、昨日学校に手作りクッキー持って行ってた。

友達と交換したらしい。




長男は大学受験。

先週、本命ではないが滑り止めほど低くもない学校を3校受けた。


今月頭には滑り止めを受けていたが、それは合格した。

本命校は今月末。



まぁ、そんなわけで今週は長男と長女は家にいます。次女だけ学校。

夫婦だけなら昼ご飯適当でいいのだけど、ちょっと気を使います。



追記 2024.2.17

長男、本命ではないが滑り止めほど低くもない、という学校の最初の合格発表で、合格。

滑り止め校に手付金を払わなくてよくなった。


3校全部の合格発表があるまでは猶予の時間が生まれたので、合格した中から行っても良いところに手付金を払えばよい。

精神的な余裕をもって本命に臨めそうだ。



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別年同日の日記

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朝ご飯  2024-02-02 12:37:25  料理 家族

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なんとなく、なのだけど、我が家の朝ご飯は曜日によって決まっている。

というか、朝ご飯は僕が作っているので、そうしている。


平日は、米飯。おかずは卵料理と、常備菜となにかタンパク質のおかず。


月曜日は、プレーンな卵焼き。

火曜日は、青のり入り卵焼き。

水曜日は、目玉焼き。

木曜日は、その時の気分による卵焼き。

金曜日は、ゆで卵。


土日は、今はそれぞれ自由に食べてる。以前はトーストとそれに合うおかず、だった。



これは、子供たちが保育園に通っていたころの名残だ。

まだ曜日感覚のない保育園児は、朝起きてきて「きょう ほーくえん ある?」と聞いてくるのだ。


まぁ、答えが知りたいというより、親と会話したい、という面も強かったように思う。

会話のきっかけにすぎないのだ。


でも、一応保育園がある日かどうか心構えをさせるためもあり、保育園がある日は米飯、ない日はパン食を用意してから、子供たちを起こしていた。




曜日でおかずを決めているのは、「今日は何曜日」という心構えをさせるのと、僕が朝ご飯を作る際に考えるのが面倒くさいから、という理由による。後者が8割。

毎日同じじゃ飽きるし、かといって毎日考えるのは面倒くさい。曜日で決めておくのは折衷案だ。


しかし、これが曜日で決められていることに、家族のだれも気付いていなかった。


朝ご飯を食べているときに、今日何曜日だっけ? と聞かれたので「目玉焼きは水曜日」と答えたら驚かれたのだ。

まるっきり伝わってなかった。


まぁ、上に書いたように「メニュー考えるのが面倒くさい」が8割なので、伝わってなくても続けるのだけど。




ところで、温泉卵にチャレンジしたこともある。


何度かやってみたが、朝の忙しい時間に作るのは向かない。

前日から用意する、というのもやってみたが、そもそも成功率が低かった。

(理想の柔らかさにならない)


ゆで卵は、最初は単にゆで卵だったのだが、あるころから、半分に割って黄身を取り出し、マヨネーズであえて白身の上に戻す、という作りにしている。


ゆで卵の時は弁当にも入れるのだが、黄身がボソボソとして、弁当だと食べにくいらしいのだ。

マヨネーズで和えるとボソボソ間がない。


最近は、少しコンソメ粉末とかも入れている。同じゆで卵でも少しづつ変わっているのだ。



木曜日の卵焼きは、ネギ入りだったり、みそ味だったり。単にプレーンの時もあるが、青のりは火曜日しか入れない。

長女が青のり入り好きなのだけど、他の人にはそれほど評判良くないから、登場は週1回だけなの。

(香りは良いのだが、少しボソボソ感が出てしまう)


卵かけご飯を出していたころもある。

しかし、皆白身を生で食べるのが嫌いだというので、白身に火を通す意味で目玉焼きに変わった。

これも、各自焼き加減にリクエストがあったりするので、作り分けている。




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風邪惹き  2024-01-31 10:06:54  家族

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次女、長女、相次いで発熱。



最初は中学2年生の次女。

今週頭の日曜日、28日に、朝起きてくるなり「なんか喉痛い」と。

熱を測らせたら、発熱していた。たしか 38度前後。



長男が大学受験なので、今感染したらまずい。自室待機。

月曜日の夜には熱は下がったが、火曜日もだるさがあったので学校は休み。

今日水曜日、まだのどの痛みは残っているが体調は戻った、ということで学校に行った。



そして、高校1年生の長女。

昨夜、なんか鼻水が出る、と言っていたが、花粉症でもあるし、そろそろ季節でもあるのでそれかもしれない、と言っていた。


今朝、喉が痛いという。熱を測ったら 37.9度。自室待機。学校も休み。


長女と次女の部屋は、もともと大きな部屋で、今はカーテンで区切っているだけ。

直接息がかかることはないが、生活空間が近いし、感染したと見るのが妥当だろう。


長男は生活空間も分けているので感染しにくいとは思うが、要注意。



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別年同日の日記

03年 映画鑑賞

03年 アンティキュティラ

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11年 見上げてごらん、夜の星を

13年 いろいろ書きたいなぁ

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15年 Landisk のデータ復旧

17年 【追悼】中村雅哉さん

20年 風邪ひいた


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正月休みに遊んだゲーム  2024-01-08 16:03:14  家族

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本当にどうでもいい家族日記。


正月前後に遊んだゲーム。

皆普段は忙しいが、正月はゆっくりできたので、いつもと違うゲームを遊んでいた。



Switch ではミスタードリラーアンコール。長女がひたすら遊んでただけだけど。

次女はアルセウス、長男はゼルダのブレワイを少し遊んでたけど、これはいつも通り。


僕は少しだけゼルダのティアキン遊んだが、そもそもSwitch ではほとんど遊んでない。

妻はスプラ3を結構遊んでいた。



PS2 を引っ張り出して、PS1 の「じぱんぐ島」。これは家族で何回か遊んだ。

4人プレイなので、僕と妻が交互に入る感じで、子供たち3人はいつもプレイ。


古いゲームだけど、家族みんなこのゲームが好き。



ボードゲーム。


カルカソンヌ 僕と次女が1回だけ。

ナインタイル 僕と次女が1回だけ。

シェフィ 一人用ゲームだが、僕、長男、長女が何度か遊んだ。

街コロ 僕と子供たちで数回。妻は参加せず。

ブロックス これは数回。4人用なので長男は遊ばず。

モンスターメーカー 家族で数回。3人か4人で遊んでいて、5人そろってはやってない。


キャプテンリノ どういうゲームだっけ?と長女が蓋を開けてセットを見たが、遊ばず。

百人一首 次女が和歌を覚えようとしていたが、遊びはせず。


次女がヒューゴ遊びたい、と言っていたが、時間の都合でできず。



ボードゲームはほかにも持っているのだが、面白いものは限られるよね…

単に年齢層が合わなくなった、というのもあるけど。


ピッグテンとかハリガリとか、低年齢の子がいても遊べる反面、中学生以上になるとそれほど面白くはない。



…と、こんな感じ。正月の間は、ボードゲームを入れた箱が出しっぱなしになっていた。

今日で正月は終わりという感じなので、また片付けてしまうと思う。


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別年同日の日記

15年 ジョン・モークリーの命日(1980)

17年 プログラマーの技術力

21年 新年早々


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あけましておめでとうございます  2024-01-01 09:54:10  料理 家族

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あけましておめでとうございます

毎年恒例、今年のおせち。


左上、一の重。紅白かまぼこと昆布巻きは既製品。

伊達巻と錦玉子は僕が作ったもの。

特に錦玉子は以前から作ってみたかったが初挑戦。美味しくできた。



右下、二の重。

田作りは妻の作。妻は千葉出身でピーナッツを入れる。

また、飴掛けの堅いのが好きでないので、砂糖を入れて焦がすことで、非常に薄いコーティングを作る。


栗きんとんはほぼ長女の作。サツマイモの裏ごしを3度も行った。

2度やるつもりだったが、最後の工程でダマができてしまったため、追加でもう一回。

栗は市販の甘露煮だが、金団部分が凄く滑らかでおいしい。


数の子入り松前漬けは、ほぼ既製品の組み合わせ。僕が仕上げた。

いくらは、秋に僕が筋子から作って冷凍して置いたもの。

今年のいくらは、適度な弾力があってとてもおいしかった。



左下、三の重。

鶏ハムは僕が作ったもの。

一昨年は塩漬けにしておくのを忘れ、昨年は塩抜きするのを忘れ、いまいちな出来だった。

今年はしっかり塩漬けにしたうえで塩抜きしたらとてもおいしい。本来の鶏ハムの味。


ハタハタの飯寿司は既製品。北海道のもの。



右上はエクストラ。

年末に買い出しに行った際に、大玉のトマトが非常に安かったので、皮を湯剥きして出汁醤油につけてみた。

思ったより出汁の味が染みなかったが、うまい。

ゆで卵は、その際に一緒に出汁につけたもの。


合鴨のパストラミは既製品。

その隣の、豚の角煮も既製品。



#買ってあったのに黒豆出しわすれた。今説明書いていて気づいた。


#3日に追記。妻が作った、金柑の密煮も出し忘れていた。庭にある金柑を調理したもの。




昨年末は何かと忙しかった。

おかげで、大掃除終ってない。主要なところはやったので別にそれでいいのだけど、レンジフード洗い忘れている、と夜になってから気づいた。


28日に仕事納めだったのだが、その夜にトラブルが発覚、29日には対応作業に追われていた。



昨年の家事ルーチンワーク。

長男は塾、長女は学校で、6時半には起こすので、それまでに朝食と弁当を作る。

これをやるためには、4時半起き。


その後、子供たちを送り出して9時には二度寝。

30分ほどで起きて10時から仕事。


夜は、次女の塾がある日は送り迎え。帰ってくるのは10時過ぎ。それから夜食。

次女の塾が無くても、長男の塾帰りが遅い日は、やはり10時頃から夜食。


その間に僕は風呂に入り、出てから皿洗い。翌朝の準備も整えて寝るのは11時半。

…そして、4時半起き。5時間しか寝られない。実際にはそれより短い。

(だから朝二度寝しているのだ)


まぁ、これは毎日の事だから別にいいのだけど、正月三が日の間は「4時半に起きる必要がない」というだけで嬉しい。


もっとも、昨日は大みそかで寝るのが遅くなり、12時過ぎ。今朝起きたのは5時。

結局いつもと同じくらいしか寝ていない。


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クリスマス  2023-12-25 11:27:41  家族

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メリークリスマス


今年のクリスマスは、みな忙しくてパーティ気分ではなかった。

一応、長男のリクエストもあってローストチキンは焼いたのだが。


長男は日曜日で久しぶりの休み。しかし、朝からどうも体調不良で、夕方になって熱を出した。

先日長女が風邪もらってきたから、感染したようだ。


長女は高校で演劇部なのだが、一人熱血先輩がいて、風邪でも部活を休むことを許さない。

風邪惹きの人と密集して大声で発声練習していれば、感染して当たり前。


それで集団感染引き起こしても、本人が熱血であるがゆえに、自分のやり方が間違っているとは思っていない。

繰り返し同じことをするのだ。これによる感染は、この冬3度目。


さて、その長女は、高校の部活の遠征で電車で1時間ほどかかる街の劇場へ。

昔から親交のある劇団のクリスマス公演に、部活として参加するのだそうだ。


夜7時くらいには帰る、と言っていたが、帰宅は8時だった。

チキンは6時半ごろに焼きあがるように作業していたので、熱々ではなくなった。

(オーブンに入れたままにしておいたので、冷めることはなかったけど)



次女は、6時から塾。なので、夕食を一緒に食べられない。

残しておいたので10時前に帰宅してから食事。


「シャンメリー飲みたい」と主張していたので、この段階でやっとシャンメリーを開ける。

ちなみに、次女は炭酸大好きだが、長女は苦手。長男はあればのむけど好きなわけではない。


親としてもスプマンテ買ってあったのだけど、次女の迎えに車運転しないといけなかったし、翌日(今日)は平日で早く寝ないといけなかったので、飲まず。


スプマンテなんてクリスマス以外で飲まないぞ。どうしよう。

正月に開けるか?




チキン自体は、美味しいと好評でした。


ローストチキンは、売ってるけど自分で焼く方が絶対旨い。

売っているものは、持ち帰りやすいように肉汁垂れ流すわけにいかないから、少し身が固くなるくらいまで焼いて水分飛ばしているんだよね。


でも、鶏肉なんて水分多くてぷりぷりの方がうまいのだ。

これは、家で焼かないと味わえない。


作るのも別に難しくなくて、塩コショウ擦り込んだ肉を200度~230度のオーブンで焼くだけ。

時間は分量によって違うけど、丸鶏なら45分~1時間。腿や胸など、精肉なら30分くらいで焼ける。


野菜やリンゴを周囲に置いたり、少し天板に水を入れておくなどしておいた方が良い。

乾燥した空気より、湿った空気の方が熱を伝えるから。


天板にたまった肉汁を集めて、鍋で少し水分を飛ばしたうえで、ニンニクすりおろし、コンソメパウダー、砂糖、しょうゆ、胡椒など入れてソースを作るとよい。

昨日の場合、このソースがうまいと、妻はバケットのトーストにつけて食べていた。



家族5人に腿がいきわたるように、丸鶏とは別にもも肉3本入りのパックを買ってきてあった。


長女に腿は一人一本あるよ、と言うと不思議がるので、「5人家族用に足が増えたキメラ鶏」とか言ったら信じかけたのであわてて否定した。


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別年同日の日記

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16年 コラムス 97 の音楽

17年 クリスマス

18年 今年のクリスマス

19年 メリークリスマス


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ガスコンロ  2023-12-10 12:40:06  歯車 料理 住まい 家族

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我が家はオール電化だ。


東日本震災の時は、長時間の停電になったので、庭で焚火をして煮炊きをした。

キャンプ好きのスキルはこういう時に活きる。


でも、災害の時にいつでも焚火ができる保証はない。

災害が「台風」によるものだったら、外に出ることが危険なのだ。


一応キャンプで使うガソリンコンロは持っているので、部屋の中でも使える。

しかし、もっと気軽に使えるものがあった方が良いんじゃないか、と思っていた。




コロナ禍が始まったころ、こういう災害もあるんだな、と思って、災害時用の備品などを見直した。

その時に、やっぱりカセットコンロを買おう、ということになり、購入した。


買ったからには一度使ってみないとな、と思ったのだが、なにぶんコロナなので、家族でもなべ物などやりにくい。

当時小学生だった次女が「しゃぶしゃぶやりたい」と言っていたのだが、できずにいた。



で、昨日買い物に行ったときに、年末だし鍋でもやろう、ということになったんだ。


しゃぶしゃぶ用の豚肉を買おうとしたら、次女(すでに中学生)から「小間がいい」と変なリクエスト。

大きい肉は見た目は豪華だが、枚数にすると食べられる枚数が少ない。

同じ重さでも、小間であれば何度も口に運ぶことになるので、たくさん食べた気がする、と。



しゃぶしゃぶ肉も小間肉も値段は同じだったのだが、食べたがっている次女のリクエストに応えておいた。




しゃぶしゃぶって、本来はだし汁だけで、中で肉を泳がせて食べる。


でも、野菜もおいしく食べたいので、何を入れればいいんだろう? と買い物をしながら調べる。


水菜を入れる、というレシピがあった。水菜、家にあったな。ちょうどいいからそれを使おう。


あとで準備段階になって気づいたが、レシピサイトでは「しゃぶしゃぶ」として書かれていたのだけど、豚肉と水菜だと「はりはり鍋」ではないのか。

(本来クジラ肉と水菜の鍋だが、近年クジラは入手困難なので豚で作られがち)




机の上でカセットガスコンロに火をつけると、子供たちが「なんか怖い」と言い出した。


うちは IH だから、ガス火慣れてないよね、と言うと、ガス火は家庭科の授業で使っているから問題ないという。


ただ、いつも使っているテーブルの上に火がある、というのが不思議で怖いらしい。



次に、次女が「このカセットで、何時間くらい使えるの?」と疑問を持った。

いや、弱火か強火かでも違うし、単純には言えないよ、と言うと「そりゃそうだわ」と笑い転げる。


まぁ、通常の料理が1缶でできるようにしてあるので、1時間くらいは使えたはず、と答える。



化学好きの長男、カセットの中のガスの種類と、容量が分かれば熱量は求まる。と言って調べる。

ブタンガスで、1缶250g だね。


じゃぁ…と何やら計算を始める。しばらくたって「1缶の熱力は、~Kcal」みたいなことを言ってきた。



なら、ガスコンロの火力が分かれば、何時間使えるか求まるかな。

コンロの箱には、3.3Kw と書いてあった。長男が計算を始める。


「だいたい、3700秒ちょっと使える計算になる」


続いて 3700秒を時間に直そうと計算を始めるので、僕が瞬時に「1時間で3600秒」と答える。

これは、プログラマーなら常識にしていないといけない。


1缶で大体1時間、と言っていたが、少し余裕をもって作られているようだ。

綺麗に答えが出たことに満足する長男。




美味しく食べた後で、片付け中。


長男がカセットを外した後のコンロ本体を興味深く見て、「カセットを嵌め込むところの装置、どうなってんの?」と聞いてきた。


この時、長男側からは火力調整のつまみが見えていなかったので、つまみと連動してガスの量を変えられるようになっている、とつまみ側を見せる。


カセットつけてない状態でつまみ動かしても大丈夫? と聞いてくるので自由にさせると、強側に初めて回したときだけ「かちっ」と音がするのはなぜかと疑問を持った。


あぁ、それは、着火のために火花を出している。

点火プラグに注目させながら、また「かちっ」とやると火花が飛んだ。


これは何らかのエネルギーを使っているが、電池などは入っていないことを瞬時に理解した長男。

すぐに「何度も繰り返すと、火花が飛ばなくなって本体が使えなくなる?」と聞いてきた。


本体にエネルギー源が組み込まれていて、それを使っていると想像したのだ。


いや、そうではなくて電気石みたいなもの、と言うとそれだけで理解した。

電気石は、叩くなどの強い力を加えると電圧を生じる鉱石。


実際には、それを電子部品として使いやすくしたピエゾ素子が入っていて、つまみを回す力を一度ばねに溜めたうえで、回しきった時に一気に力を開放して素子を叩いている。

「かちっ」という音は、その叩いたときの音。


ついでなので、この仕組みが一部の使い捨てライターに使われていることを教える。

そして、その部分を使うと、高電圧でコンピューターを狂わせられたので、昔は悪い人が自販機などをだまして金をとるなどしたため、今では対策が進んでいることを教えた。




コンロを箱に戻しながら、なんとなく箱の裏の説明を読んでいた。


ガスカセットの容量が減っても、火力が衰えない…とか書いてある。

あ、ガスカセット入れる部分に謎の板があると思ったら、そういうことか。


面白いので、もう一度コンロを出して再確認。


ガスボンベには、圧縮された状態でガスが入っている。

しかし、ガスを使って圧力が下がると、温度も下がる。


そして、温度が下がると、膨張する力も下がる。

すると、ガスが外に出ていく力が失われてしまい、ガスを最後まで使い切るころには弱火になってしまう。


これを防ぐためには、冷え続けるボンベを温めてあげればよい。

火を燃やしているのだから、熱源はすぐそこにある。



多分屋内だとそんなひどいことにならないのだけど、冬場のキャンプとかでは結構切実なのよ。

だから、キャンプ用品だと、火の熱をボンベに伝えてやる、ヒートプレートはよく使われる。


このコンロには、その仕組みが組み込まれている、というだけの話。


このしくみにも、長男が感心していた。




ただ家族でしゃぶしゃぶをやった、というだけの話なのだが、我が家だといつもこんな感じ。

ただみんなで食事をするだけで、つぎつぎ面白い知識が飛び出してくる。



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のりだんだん  2023-12-08 17:48:39  料理 家族

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僕が幼稚園の頃、母が作ってくれる 海苔弁当が大好きだった。


しかし、大人になってから弁当屋で「海苔弁当」を買っても、同じようなつくりのものはない。

不思議だったが、どうも我が家の海苔弁当は普通の海苔弁当とはつくりが違うようだった。


弁当屋で海苔弁当を買うと、白米の上に大きな海苔が一枚乗っている。

運が良ければ、海苔の下に鰹節が散らしてあるだろうか。


母が作ってくれた海苔弁当は、ご飯の間にも海苔が入っていて、海苔の下には鰹節が入っていた。

ご飯、鰹節、海苔、醤油。そしてもう一度、ご飯、鰹節、海苔、醤油。こうして作られる。

また、海苔は細かくちぎってあった。海苔って結構かたいから、食べやすいようにちぎるのよ、と母は言っていたように思う。



僕がこの弁当を大好きだったので、子供たちにもこの弁当を作る。

保育園のころから定番で作ってきたし、長男長女が高校生になっても定番だった。


いつも同じでは飽きるだろう、と思ってたまに違うものを作るのだが、のり弁の方が嬉しいらしい。




「これ、海苔だんだんっていうんだって」と長女が言ってきたのは2年くらい前の事。


何気なく見かけたネットの記事だったらしい。横須賀のソウルフードで、海苔を2段に入れるから海苔だんだん。

横須賀は昔から海苔が採れたので、贅沢に入れたのが始まりではないか、とのこと。


そういえば、うちの母が、この海苔弁当は同じ幼稚園に通っていた、別の子の母親から教えてもらったと言っていた気がする。

僕は横浜生まれで横浜の幼稚園に通っていたが、地理的に近いので横須賀生まれの人がいても不思議ではない。



自分でも調べてみると、「海苔だんだん」として広まり始めたのは最近のようだ。

ただ、横須賀の人は古くから海苔だんだんと呼んでいる。


多くのソウルフードがそうなのだが、地元の人にとって当たり前すぎるものは、他の地域にも当たり前にあるのだと思われがちだ。

海苔だんだんが他の地域にはない、と多くの人が認識したのがネットが普及し、距離を超えた交流が当たり前になってから。

そこで、地域に根差したソウルフードを町おこしに使おうとして、今では横須賀で「海苔だんだん」を出す定食屋や弁当屋が増えているらしい。


ただ、海苔だんだんが方言らしい、というのは地域を出た人間にはすぐわかることで、その場合は「海苔弁当」と言い換えていたようだ。

母が、他の子の母親から聞いてきたという「海苔弁当」もこれだったのだろう。




ソウルフードというのは、郷土料理なので各家庭ごとの作り方がある。


ここでは我が家の場合を書いておこう。


・弁当箱にご飯を薄く入れる。

・鰹節削りを散らす。

・海苔を小さくちぎりながら敷き詰める。

・醤油を回しかけする。


これで1段。2段繰り返す。

上の段は、海苔を「少しづつ重なるように」敷き詰めていく。


湿った海苔は縮んで、隙間だらけになる。

その際残念な見た目になるのを避けるために、少しづつ重ねるのだ。



クックパッドで見つけた海苔だんだんの作り方で、海苔を丁寧に同じサイズに切った上で、ピンセットで醤油につけながらご飯にのせているのがあった。


先に書いたように各家庭ごとの作り方があるのでやり方は自由だが、もっと適当でよい。

サイズなんて少し違っても構わないし、乗せた後で醤油をかけてやればそれでいい。



我が家のお弁当のご飯部分は、大抵これ。

おかずは、唐揚げとブロッコリーとミニトマト、までは定番で大体半分埋まる。

残り半分は、その時のアドリブで。


毎日同じような見た目の弁当で申し訳ないと思うのだが、子供曰くこの味が好きだから変える必要はないらしい。

ありがたい。



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風邪惹き  2023-11-18 17:40:57  家族

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風邪惹いた。現在進行形。


最初は長男だったと思う。確か、およそ2週間前の月曜あたりから。

なんか胸の当たりが苦しい気がする、というのが予兆で、数日後に喉が痛くなった。


熱はほとんどない。長男は現在大学受験を控えて塾に通っているが、ハイレベルなクラスに通っているため、1回休むとついていくのが大変らしい。

それで、本人も熱がないなら、と体が怠いのをおして塾に行っていた。


やがて、微熱程度は出るようになった。さすがに休もう、と塾を2日ほど休んだが、完治しない。

今でもなんか怠い、という状態のまま、塾に通っている。


一週間前の日曜日も塾があった。冬期講習のガイダンスだけで、1時間だけだったけど。

今週は日曜日(明日)は塾はない様で、やっとゆっくり休める。




次女も並行して風邪を惹いた。

こちらは2週間近く前の木曜くらいから喉が痛いと言い出したと思う。


食事ものどを通らないほどで、金曜日は学校も休んでゼリーばかり食べていた。


週末休み、月曜も休み、やっと火曜日から学校に復帰。

でも、今でも関知してない。喉が凄く荒れたようで、まだ咳が出る。




で、僕。

子供たちがこんな状態なので感染に注意していたのだが、4日ほど前、火曜日から喉の痛みが出始めた。

次女と入れ違いだな。


あ、こりゃまずいな、と思ったけど、長男・次女のように激しいのどの痛みは出ない。

水曜日は体が怠かったのだけど、在宅仕事なので何とか乗り切った。


で、木曜日の仕事中に、どうしようもなく辛くなってきた。

熱は一番高い時でも37度2分程度。熱だけで見ると大したことはないが、体力的にまずい。


風邪惹いたと伝えて、その日の仕事を15時頃に切り上げた。金曜日も休み。


で、今日土曜日。まだ怠いが、寝てばかりだとつまらない、という程度に元気。

ずっと起きていると寝たくなる。


今は起きてこんな日記書いている。




今日、長女は部活がある日だった。


長男も塾なので、僕は朝4時半に起床して弁当・朝ご飯の準備。

これは僕の仕事なので、動けるなら風邪ひいてもやる。


(本来風邪ひきが食事作ってはならんのだが、家庭だとそうも言ってられない。

 マスクはして注意して朝ご飯作ってた)



で、台所に行くと長女のメモが。

喉が痛いので、様子を見て部活や済むかも、というものだった。


そういうことであれば、長女を起こして様子を見てから弁当を作っても良いだろう。

長男の分だけ作る。そして、6時半に長男と次女を起こす。


次女、やはり調子悪い様で、部活を休むことにした。


で、長男も調子悪そうだが、ここのところずっとそうなので、塾は行くという。

じゃぁせめて、駅まで車で送ろう。バスで行くよりは少し体が休まる。


送ってもらえる、ということで、長男も少し出かける時間に余裕ができて、体力回復にプロテインなど飲んでいた。

いつもはやらないことをしていたら、思ったより時間がかかってしまい、もう家でなきゃ、とバタバタと出発。


で、車の中で長男が気づいた。僕が弁当渡すの忘れてる。


長男、コンビニで買うからいいよ、と言ってくれたが、風邪で辛いのに早起きして作った僕がショックを受ける。何をやっていたのだか。

後で昼ご飯に、家族で分けて食べました。


(長女は弁当食べなれているが、次女の中学は給食があるので、こういう時しか弁当を食べられない。喜んでました)




明日は町内会行事で手伝いの予定だったのだが、無理そう、と先ほど電話入れました。

ただでさえ人手が足りない状態なので、担当のかた、一瞬困った様子でしたが、風邪なら仕方ない、とすぐ了承してくれました。


申し訳ない…


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ファストフード  2023-10-23 11:22:05  家族

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長男は塾通いでお疲れ。


現在浪人生だが、朝から晩まで、日曜日以外は塾がある。

日曜日も模試などで、2週に1度くらいの頻度で塾がある。


さすがに本人疲れている。


先日、帰りの電車の中でマクドナルドの紙袋を持っている人がいて、すごくいい匂いで食べたいと思ったそうだ。

コロナの関係もあって数年家族で出かけたりしてなかったし、長男はコロナ前に食べたのが最後だと思う、とのこと。

(長男以外は、ちょっと買い物で外出した時に食べたりしている)



では、頑張っている長男のために、たまにはマクドナルドでお昼ご飯食べましょう。



しかし、長男疲れていて「せっかくの休日は家にいたい」ともいう。

全員のリクエストを聞いて、僕が買ってくることにした。




昨日日曜日、長女は部活の練習で午前中は学校へ。

昼には帰ってくる、と言っていたが待ってから買いに行くのでは遅くなってしまうので、適当に好きそうなものを買ってくることにする。


それ以外の全員のリクエストをまとめる。12時ごろ始めたのに、まとめるだけで12時半になった。

マクドナルドアプリで、カートに注文を入れてしまう。


では出掛けるか、と家を出ようとしたときに、長女が帰ってきた。ここで長女の分もリクエストに差し替え。



近所のマクドナルド行ったら、すごく混んでいた。

しかし待つだけだ。駐車場に止めて、すぐにアプリから注文。パーク&GOで駐車場まで持ってきてもらう。

(ドライブスルーは、前の車の動きについていかないといけないので、長い時間待たされるのにエンジンを切れない。パーク&GOならエンジンを切って待つことができる)


で、10分くらい待ったか。店員さんが持ってきてくれたので受け取り、家に帰る。




家まで10分かからなかった。

だから、味が落ちるかもと心配していたポテトもおいしくいただけた。


家族5人分、各自がセットメニューを頼んで家で食べるというのは、思った以上に豪勢。

値段もけっこうするが、イベント気分だから、そこはよし。


それぞれが頼んだものを適当にシェアしつつ、美味しい、楽しい昼ご飯をいただきました。




お腹いっぱいになったので、夕飯は控えめになりました。



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ハムスター永眠  2023-08-06 16:18:19  ペット 家族

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我が家のペット、ヒデちゃん(本名ハイドランジア)が永眠した。


2歳半だから、ジャンガリアンとしては十分長生き。


もう1か月くらい前から、老衰で弱ってきているのはわかっていた。

今週頭くらいからは食も細くなり、動き回るのも大変そうだった。


死んだと気づいたのは、一昨日の夜らしい。

妻が夜気づき、僕は昨日の朝知った。


昨日はいろいろと忙しかったので、夜、家族みんなで葬儀。

歴代ハムスターの眠る墓に埋めた。




ヒデちゃんは、とても臆病だった。偏食が激しかった。部屋の使い方が汚かった。

それも含めて、すべて個性。今まで多数のハムスターを飼ってきたが、1匹として同じ子はいなかった。


臆病で全然なついてくれなかったけど、半年くらい前からはやっと落ち着いて、手に乗せたり背中をなでたりしても大丈夫になった。


偏食、というのは、ハムスターの餌の「色」で好き嫌いするほどだったため。


マルカン リス・ハムの主食。たぶんハムスター買っている人なら知っている定番商品。

どういうわけか、赤は食べるのだけど、緑が嫌い。


何が違うのか、と、妻が勇気を出して少し食べてみた。

それによれば、赤は肉系、緑は草系の味がするらしい。ヒデちゃんは、その味の違いで選り好みしたのだ。


キャベツは大好きで、上に書いた商品よりも、キャベツがあればよく食べた。

でも、柔らかいところだけ食べて、少し太い部分があると食べ残した。


部屋の使い方が汚かった。

ケージ(籠)の中に巣を設置しているが、巣の中でおしっこをすること多数。

そして、自分で嫌なようで、巣以外の場所に巣材を持ち込んで寝ていることも多数。


砂浴びは好きだったが、砂場にもおしっこをした。

どうも、落ち着ける場所があると、そこからずっと動かないで排泄もしてしまうようだった。


1歳を超えるころから、さすがに学習したのか、自分でトイレの場所を決めて、そこでするようになった。

しかし、子供のころから入れていた「トイレ用の容器」は、すっかり第2の巣として気に入ってしまったため、そこで用を足すことは、ついになかった。




ヒデちゃんの死に姿は穏やかだった。

綺麗な寝姿のまま、目を閉じて死んでいた。本当に老衰で、眠るようにして去ったのだろう。


お墓には、いつも「好きだったごはん」を一緒に埋めている。

当然、赤色だけのペレットと、キャベツを一緒に埋めた。




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長女のコロナその後  2023-08-01 11:40:10  家族

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治りました。


事後報告としてはそれだけですね…

ワクチンの効果もあるのでしょうが、2年前よりも症状も軽かったようです。




風邪の症状の出始めが、先々週の金曜日。


コロナは標準的に回復する場合、7日で発熱などの症状が治まります。

今回もそれに当てはまりました。


ここで投薬をやめ、それでも3日間症状が出なければ、完治。

症状が治まっても3日間は感染力が残るので、この間はまだ隔離です。


長女の場合、先週金曜日には熱なども完全に引き、土日月と3日間を待って、今日から部活に行きました。



先日書いた通り、部活がクラスタ発生源。

部活の連絡用 LINE では、先週末には「熱が収まったから部活出る」と連絡する人もいて、顧問が「まだ出ないように」と注意する一幕もあったとか。


顧問がちゃんとわかっていて、助かるわー。


(これも以前書いたが、長男の高校は危機管理がまるでダメだったので)




さて、家庭内でも正しく隔離して、他への感染はありませんでした。


この「正しい隔離」が案外難しいらしい。

2年前に、5人家族中3人が感染した時も、残り2人への感染は食い止めました。

医者に言わせれば「奇跡的」だったとか。


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長女 コロナ陽性  2023-07-25 17:25:35  家族

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長女がコロナ陽性となった。



始まりは先週末の金曜日。

高校から帰った長女から、「部活の先輩がコロナ陽性だって」という報告だった。

また、風邪の初期症状が出始めている人も数人いる、とのこと。



長女は警戒し、風邪の症状がでたら部屋に籠るので、その際はいろいろお願い、と言ってきた。


長女は2年前にもコロナに罹患し、家庭内に広めてしまっている。

別に長女が悪いわけではないが、その時の反省が活かされている。



土曜日には、風邪初期だった人たちから、次々とコロナ陽性だったという報告がある。

日曜日にも、コロナ陽性だったという報告が舞い込む。



そして、日曜日の夜遅く、長女が「なんか、のどが痛い気がする」と言い出した、のだそうだ。

僕はもう寝た後で知らなかった。(僕は家事のために朝4時半起きなので、寝るのも早い)


長女と次女は、部屋は分けてあるが区切りがカーテンで、事実上同室。

長女の風邪かも発言を受け、次女は居間で寝たそうだ。

その事情を知らず翌朝僕が起きてきたら、居間に次女が寝ていたので驚いた。


そして、6時ごろには長女が起きてきて、僕に「のどが痛い」と報告。

そこでやっと事情を知った。




長女は念のため部屋に籠ったわけだが、月曜日で学校のある日だった。

すでに夏休みに入っているが、勉強が不安な人向けに、先生が1学期の総まとめを夏期講習としてやってくれるのだそうだ。ただし、人数制限ありの希望者のみ。


長女も夏期講習に行く予定だったが、風邪気味なので休むと学校に連絡。

この際、部活内でコロナが流行していることを先生に伝えておいた。


学校側の対応は速く、長女の部活は3日間活動停止となった。

3日間というのは、感染者が発症するまでの期間だな。それを超えても大丈夫だった人は、部活をやっても良いということだ。



2年前、長男の高校の対応は、コロナ感染の可能性を伝えても学校に出席させたうえで、その後陽性と判断された時点で、それらの事実をもみ消そうとするものだった。

(当時は、発症者がいると、発症前の濃厚接触者も検査を行っていた)


許されない対応で高校に対して強い不信感を抱いたのだが、長女の高校はまともなようだ。




家にコロナの検査キットはあるが、これは「発症後1日以上」たってから使うことが推奨されている。

それ以前だと、ウィルスが十分増殖しておらず、偽陰性となる可能性があるためだ。


そこで、長女は月曜日はそのまま家の中で隔離状態で過ごす。

火曜日…今朝、キットを使ってみた。


反応は薄いが、陽性。薄い場合でも反応があるときは陽性と判断するように、キットの説明書にあった。


すぐ医者に発熱外来の予約。営業時間前だが、行こうと思っていた内科は WEB で申し込んだ後に、電話することになっていたので、申し込みだけ済ませてしまう。


そしたら、営業開始時間より前に、医者の方から電話が来た。9時に行くことに。


その後は診断が早い。というか、家で検査したキットを持って行ったので、医者が確認してコロナと確定。

処方薬をもらって帰ってきた。一般的な薬で、コロナ治療薬(ゾコーバ)ではなかった。




あとは、長女を正しく「隔離」しておけるかの問題。

症状が収まってから3日たつまで、が目安。


症状は7日で収まるのが標準なので、すでに2日たっていてあと5日程度。

それから3日間だから、あと8日程度隔離の予定。



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報国寺  2023-07-16 19:28:54  家族

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昨日、長女(高1)が「報国寺で抹茶のんでみたい」と言った。


いや、昨日じゃなくて、ずっと前から時々言っていたのだけど。

長女は少し苦みの利いたものが好きで、保育園の頃からピーマン好きだったし、今も苦めの緑茶とか好き。


抹茶を飲んでみたい、というのはもうずいぶん前から言っていたのだけど、気軽に飲めるところとして報国寺の存在を教えたのは僕。



これに対し、次女も行きたいと言い出した。

上記の流れで次女は報国寺は知っていた。


昨年、次女は中学の校外学習で鎌倉に行き、班ごとの自由行動で、行きたいお寺などに行ってきた。

(修学旅行で京都で班行動をとる予行演習の側面がある)


この際、報国寺まで行ったものの、「拝観料が高いから中は見ない」と同じグループの子が主張したために、庭園は見ず、その奥でいただける抹茶も飲んでいないのだ。


せっかく報国寺まで行ったのに中に入らなかったというのはもったいない。次女は残念がり、機会があれば見に行きたいと言っていた。




さて、長女は高校で部活をはじめ、これがなかなか忙しい。

また、長男(大学浪人中)も普段から塾で忙しいが、今日は休み。


良ければ今日行ってみよう、と昨日の段階では言っていたが、特に計画を定めたわけではない。



僕は普段から朝4時半に起きているので、休みの日でもその時間に起きてしまう。

みんな休みでお弁当もいらないのでのんびりしながら、報国寺に行く予定を考えてみる。



報国寺は、僕は30年くらい前に存在を知ったのだと思う。

その頃はまだ、今ほど有名なお寺ではなかった。鎌倉の中心部から離れていたため、それほど訪れる人の多くない寺だった。


竹の庭園が見事で、拝観料をとって見せていたのだが、竹の庭園の奥で抹茶をいただけるようになったころ。

その雰囲気がいいよ、と、知り合いから教えてもらったのだ。


これが話題となり、今では大人気のお寺だ。

鎌倉の中心部から離れていても、是非ここで抹茶をいただきたい、という人が訪れる。



そして、この人気が問題だ。

元々小さな寺なので、駐車場スペースが少ない。中心部から離れているので、近くにも駐車場は少ない。


ネットで調べると、5台分しか駐車場がない、と書いてあった。

あー、そんなものだったかも。近くの駐車場、ないわけではないけど、結構高い。


じゃぁ、観光客が来る前、お寺が開門する時間を狙っていくのが良さそうかな。

開門は9時。家からは 20分程度で行けるから、8時半に出れば行けそうだ。




そんなわけで、全員がその時間までに起きてこれそうなら行くが、休みの日だから無理に起こさないでいいや…


と思っていたら、みんな7時半ごろには起きてきた。

報国寺に行ってみるか聞くと、長男は別に興味ないから、せっかくの休みだし家で休みたい、とのこと。


長男は留守番で、それ以外で出かける。




さて、報国寺には、駐車場スペース10台くらいありました。


自分の記憶していた駐車場とは別に、新しく駐車スペース確保してあった。

これが分かりやすいところで、5台分。ネットに書いていた人は、これのことを書いていたのでしょう。


僕の記憶していたのは、報国寺横にごちゃごちゃと止められるスペースで、停めにくいしわかりにくい位置にある。

こちらがやはり5台くらい。


開門前の時間は、わかりやすい駐車スペースも空いていなかったので、こちらに停めました。




久しぶりの報国寺。

落ち着いていて好きな寺です。しかし、こんな早い時間に来ても、観光客が凄く多い…


せっかくなので庭園などもゆっくり見ていたら、奥のお茶をいただけるスペースはすでに混んでいました。



僕が最後に来たのは、子供が生まれる前に妻と来たときで、20年くらい前。

その頃に比べ、抹茶を飲むスペースの席数も増えています。


でも、まだ朝なので「庭園に面した良い席」にだけ案内しているようで、少し待たされました。

悪い席に通されるよりも、少し待たされてもうれしい心遣いですけどね。



そして、20年前とは、抹茶セットの内容が少し変わっていました。


以前は、お茶菓子に、豊島屋の「小鳩豆楽」という落雁がついていたのです。

これが、報国寺の紋章と、竹の意匠の形の、2つの落雁に変わっていました。


味は小鳩豆楽と同じ。つまり、豊島屋さんに頼んで、特注の型で作れるくらいにお客さんが増えたのでしょう。

小鳩豆楽の味大好き。美味しくいただきました。




しばらく寺の庭園を楽しみましたが、終了。まだ10時前。


そのまま帰ろうかと思ったのですが、長女が「海みたい」というので、海岸まで。

海岸沿いの通りは、すでに混雑していました。


渋滞の中、駐車場を見つけて海に行くのが一苦労。

しかし、しばらくビーチコーミングして、終了。


結構遊んだ感じだけど、まだ昼前。

この時期の鎌倉は観光客でごった返すので、もう撤退。家に帰りました。


午前中ちょっと遊んだだけだけど、久しぶりに鎌倉散策した感じ。楽しめました。




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別年同日の日記

02年 デジタル放送

15年 原爆実験の日(1945)

15年 バーチャファイター・リミックス

16年 ダン・ブルックリン 誕生日(1951)


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肩の不調  2023-06-25 18:17:28  家族

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先日読んだ個人作成のWEBサイトに、今時個人サイトはほとんど見られないし、あっても更新が止まっているし、もし更新していても病気の話題ばかり、という嘆き節が書かれていた。


えーと、そういうわけで、申し訳ない。病気の話題です。


肩を痛めたようで、かなり重症。

仕事でパソコンやっていても痛いし、寝てる最中でも痛くて起きてしまう。


そんなに痛いなら病院行け、という話だが、実は同じ症状は過去にも何度かやっていて、「病院に行っても無駄」ということを学習している。


レントゲン撮って、骨には異常がない、ということで湿布薬出されて終わりなんだよね。


そんなわけで、今は自分で湿布を張って耐えている。




以前に何度かやっている、というのは、子育て期の話。

15年くらい前だったかな。2年おきくらいに、3回くらいやったと思う。


あの頃は、子供3人の相手をして、保育園の送り迎えとか、休日に遊びに行ったりとか、寝ちゃった子を抱えつつ、背中には水筒とか着替えとかオムツとか入ったバッグを背負ったまま、別の子の手を引いて…とかで、肩が重みに耐えかねたのだ。



今回は、最初の原因がよくわからない。

先週の土曜日に、なんか軽く痛かった。


運悪いことに、日曜日に力仕事をしなくてはならない用事があり、それで悪化した。


で、一週間ほど痛いまま。




子育て期は、痛くても耐えながら子供の相手をするしかなかった。


しかし、今は子供が育っているので、手伝ってくれる。非常にありがたい。


僕は兼業主夫、とよく書いているのだけど、朝の洗濯物、料理、食器洗い等、やらねばならない家事が多い。


朝、洗濯物洗って、料理して、子供のお弁当作るまでは、休み休みやっている。

(朝4時半に起きて家事をするのが日課)


洗濯物を干すのがかなりつらいので、これは今は妻に頼んでいる。

朝以外の食事の支度も妻に頼んでいるが、この週末は次女もやってくれた。


あと、食器洗いは、夜は次女が結構やってくれている。

次女、頼もしい。


他にも風呂洗いとか、洗濯物畳んだりとか…

ここら辺は妻がやってくれている。

負担掛けて申し訳ない。




そんなわけで、前回書いた漫画の感想文も、実は肩が少し痛い、と思いながら少しづつ書いていたのだ。

だから、漫画の公表日に読んで「これは素晴らしい」と思いながら、すぐには日記を公表できなかった。


この週末は、X68k のプログラムまとめて公開したい、と思っていたのだけど、それも延期。

この日記は、こうした事情を謝罪するためのものでした。





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別年同日の日記

02年 細胞が覚える味

04年 またですか

08年 やっと見つけた

09年 ペットロス

12年 土用に鰻を食べる理由

18年 Unity

20年 ややこしい

21年 イヤホン


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G.W.前半  2023-05-01 18:54:27  家族

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ゴールデンウィークの前半が終わった。

…と、あえて書きたくなる。


今年は、コロナがある程度鎮静化したため、3年ぶりの「行動制限のないゴールデンウィーク」になる。

何か特別な感じ! と浮かれたいところなのだが、4月29日は土曜日。


土曜日だから、休日じゃなくても休み。

土曜日だから、振替休日は発生しない。


というわけで、ゴールデンウィークの前半は、通常の土日で終わりなのでした。




さらに加えて、子供たちが忙しいからどこかに出かけることもできない。



長男は、すでに書いているが今年は浪人生。


一般的に言ってそれほど悪くない大学に合格はしている。

しかし、彼自身が「もっと良い環境で勉強したい」と望んだので、1年浪人して上を目指すことにした。


それで、塾は浪人生に対しては怠け癖が付かないように、スケジュールを過密に入れている。

自分で時間を管理する生活って、慣れないうちは非常に難しいからね。


そのため、長男は日曜日以外、朝から晩まで塾で勉強だ。

ゴールデンウィーク後半はさらに過密で、日曜日も塾がある。



長女は、高校に入り、中学とは違う部活に入ることにした。


中学の時の部活は、楽しくはあったのだけど、個人でやるタイプのものだった。

これが、せっかく集まっているのに部活感があまりなくて、高校ではもっと「みんなでやる」タイプの部活を選ぶことにしたのだ。


で、放課後は毎日部活があるし、ゴールデンウィーク中もある。


つまりは、長男長女は連休ではない。

僕も、二人のお弁当を毎日作る必要があるので、連休中も朝早く起きる必要があるし、そうなると夜も酒を飲んだりできない。



そんなわけで、ゴールデンウィークの特別感はない。




とはいえ、土曜日でも長男・長女がいないからこそ、次女も一緒に長時間の買い物に出ることにした。

買わなきゃいけないもの、たくさんあるのよ。


最近は、コロナの影響で店に行くのも「最少人数で」を求められていた。

子供を家に残していてゆっくり外で買い物しているわけにもいかないので、いつも必要最小限を買ってすぐ帰る、という感じだった。



土曜日は、いろいろな店をはしごする。


最初に、以前から作りたかった家の合い鍵を作りに行く。

子供たちがそれぞれ忙しくなってきたので鍵が必要だが、全員分なかったので。


以前は近所のスーパーの一角に合い鍵作成の業者が入っていたのだが、気づいたらいなくなっていた。

どうしたものだろう…と思って調べたら、2年前に駅前にできたビルの中に移転したらしい。


そんなわけで、駅前の大きな商業ビルへ。

次女は、初めてこのビルに来たので、合い鍵作成後にぶらぶらとビルの各階を見て回る。



その後、駅前の別のビルに入っているケーキ屋でチョコを買おう。

…と思っていたのだが、「生ものなので、持ち歩き時間はどれくらいか」と聞かれた。


まだいろいろ買い物して回る予定だったので、出直すことにした。

このチョコは、長女の誕生日祝い。


次女と長女は誕生日が近い。先週は次女のお祝いでケーキを食べたのだが、2週連続でケーキも飽きる、ということで、長女のリクエストは「おいしいチョコが食べたい」だったのだ。



ケーキ屋のビルで、服などを買う。

ある程度買えば、駐車場が1時間無料なので…と思ったが、駅前だけでもいろいろ回ったので、2時間半も停めていた。



この後、次女が靴を買いたいので、車で少し離れた靴屋に行く。

靴屋の隣が、ファミレスの「ガスト」なので、そこで昼ごはんにする。


ガストに入るのは、本当に久しぶりだ。以前は時々行ったのだけど。

猫型ロボット(自動配膳機)を見て、僕は満足。見てみたかったのだ。


業務スーパーに行き、一週間分の肉と野菜を買い込む。

それから、再度ケーキ屋に行き、今度こそチョコを買う。


これで帰宅。朝10時から出かけて、夕方5時までかかった。

こんなに長時間の買い物が久しぶりだ。軽く足が痛い。

(1万3千歩しか歩いてないのに。コロナの間あまり出かけてないので体力落ちている)




家に帰って、疲れたから少し休憩しようとおやつを出していると、長女が帰ってきた。


お父さんたちも今帰ってきたところだよー、と言いながらおやつを食べていたら、長男も帰ってきた。


この日は長女の誕生日パーティーをやろう、と決めていたので、夕食の支度。

と言っても、我が家的に「だらだら」と呼ばれる、好きなものをいろいろ食べるスタイル。


長女が好きだから冷凍たこ焼き用意したけど、お菓子でもなんでも、リクエストがあれば出す。


翌日の日曜日はみんな休みなので、僕は少し酒飲みましたよ。

と言っても、食後に後片付けもしないといけないし、酔うほどには飲まない。


最後に、誕生日ケーキ代わりのチョコと、同じ店で買った小さなスフレケーキを食べる。

なかなかおいしかった。





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15年 ハロルド・コーエンの誕生日(1928)

15年 BASIC言語 初稼働日(1964)


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城ヶ島  2023-04-01 16:07:00  社会科見学 家族

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忙しくて時間が空いてしまった。

これから書くのは、春分の日、3月21日のこと。




コロナ禍の直前、長男が高校受験のため、家族旅行などは余り行けなかった。

そのままコロナ禍、さらに昨年は長男の大学受験、長女の高校受験で、やはりあまり出かけられていない。


長男は、今年受けた大学は全部受かったのだが、もう一年取り組んでさらに上を目指すことにした。

なので、来年も余りでかけられないかもしれない。


じゃぁ、今のうちにちょっと遊びに行こう。

いろいろ考えると、春分の日の休みしかタイミングがない、と気づいたのは2日前。


どこ行こう。


慌てて家族で話し合うが、とにかくちょっと気晴らしで外に出られれば良いのだ、ということで、比較的近い城ヶ島に行ってみることになった。


以前から行ってみたかったのだけど、行ってなかったのだよね。

子供が小さいうちは、そちらの方面に行くなら、近くにある「ソレイユの丘」とか「京急油壷マリンパーク」の方が受けが良かったから。


しかし、今なら城ヶ島は楽しめるように思う。




城ヶ島は、地学的に非常に面白い。

大学時代に地学を専攻していた妻は、せっかく近所なのだからと、以前から行きたがっていた。


遊園地みたいな面白さではなく、学術的な面白さは、前知識が必要だ。

時間がなかったが、ネットで調べる。


早稲田大学の学生が、授業で作成したらしい、三浦半島の地学の面白いポイントをまとめた PDF を見つけた


なるほど。城ヶ島以外もいろいろ面白そう。

もし時間があればもう一か所くらい回るのも良い、と思いつつ、多分時間はないだろう。


この PDF は、自分の Ideapad duetに入れて持っていくことにする。


特に、京急ホテル南側にあるという断層は見所だろう。

前日夜に子供たちにこの PDF を見せたところ、次女が「資料集に載ってたやつだろと思う」と、中学の理科で使っている資料集を持ってきた。


たしかに、おなじ場所と思われる写真が載っていた。

全国の学校の授業で使われているというのは、やっぱ見所なのだろう。


横須賀市自然人文博物館が、YouTube で、三浦半島の地学について解説ビデオを公開していた。


調べると、行く途中にちょっと寄り道したら、この博物館に行けそうだ。

事前知識があった方が面白いので、寄っていこう。




当日は朝8時出発。博物館まで1時間くらいの予定で、博物館は9時オープンだから。


で、博物館については今回の日記の本題ではないので、多くは書かない。


ただ、素晴らしかったとだけ記しておこう。

でも、地学要素は思った以上に少なかった。もう少し説明していると思っていたのだけど。


入場料がいると思っていたが、無料だそうだ。博物館に入った場合、駐車場も1時間無料。

次の目的地があるので、速足で内容を全部見たのだが、1時間以内だった。


「もっとゆっくり見たかった。また来よう」と家族全員の意見がそろった。




さて、途中は端折って城ヶ島。


駐車場は何カ所かにあるが、京急ホテル南側の断層というのは、西端にあるようだ。

なので、一番西の駐車場に停める。


その後で気づいたのだが、城ヶ島では、一日の間に何度も駐車場を出し入れして、何時間留めても、450円。安い。


少し歩いて、最初の目的地「長津呂の磯」(ながとろのいそ)を目指す。




磯が見えて、ちょっと驚いた。


写真などでは見ていたのでどういう場所かは知っていたのだけど、思っていたよりずっと広大だったのだ。


地層が横倒しになり、地面に広がっている。

波に侵食され、縞模様を作っている。


いわゆる「鬼の洗濯板」と呼ばれるような地形なのだけど、凄く広かった。


岩場を観察しながら、どんどん西端を目指す。


京急ホテルは、先日営業を停止して解体中らしい。

とすると、この先に見えている工事現場がそれだろう。


その南側が目的地なので、もう少し先に行かねばなるまい。


途中で急に、次女が「多分ここら辺」と、持ってきていた資料集を見始めた。


電柱の位置と、灯台の位置を見ると確かに似ている。

しかしもう少し離れた場所だな…と移動してみると、目的の断層があった。



写真でもわかりやすい断層なのだが、写真に入りきれないほど大きい、というのも現地で初めて気づいた。

これは、実際に自分の目で見る価値がある。


特徴的なリップルマーク(水の流れの跡)みたいのがあるな、と思っていて、この時は子供にそう説明してしまった。

しかし、いま早稲田のまとめた PDF 見たら違うね。火炎構造と呼ばれる模様で、下の層より上の層が重いために侵食してできた、と書いてある。

いずれにしても、特徴的で面白い模様。



この後もしばらく磯遊び。

他の兄弟に「水に落ちないでよ」と注意していた次女が、真っ先に水たまりに足を突っ込むなど。

(結局3人とも、それぞれの理由で靴を濡らしたのだが)




一旦駐車場近くの商店街に戻り、昼ご飯を食べる。

時間は1時過ぎ。実は、駐車場に止めたころが12時ごろで、どこの食堂も混んでいたので後にしたのだ。


商店街から少し離れた、人通りの少ないところに「しぶき亭」という店があった。

建物も新しくて清潔感があるのでそこに入って食べる。


人少ないし、場所悪いし、建物新しいし、最近できた店なのかな…と思っていたら、この日記を書く際に調べて「有名な老舗」だと知った。


ただ、コロナ禍で客が減ったので一度閉店して、新築して再オープンしたのだそうだ。


家族五人で頼んだもの。

マグロ丼(次女)、いかさし丼(長男)、それらが半分づつのミックス丼(妻)。

マグロカツ定食(長女と僕)。


せっかく三浦半島まで来たのだからマグロ食べたい、と思っていたので、大満足。

美味しかった。


食後に、客席係のおじいさんが、三浦大根を一本くれた。


(そういえば、料理にも全部、大根と大根葉の浅漬けがついていた。これもおいしかった)




磯遊びしているときに、遠くに馬の背洞門が見えた。

これも、城ヶ島の有名スポット。


次はあそこへ行こう。島の東側からハイキングコースを通っていける、ということなので、車で東側の駐車場に移動。


最初、僕が間違えて、東端の城ヶ島公園に入ってしまい、勘違いに気づいて戻る。


ハイキングコースの途中には、ウミウ展望台がある。

ウミウは、県の天然記念物になっていそうだ。


ここから見える崖も、地学的に面白いそうなので見る。

…正直、それほど面白さはない。下の方に初声層、という地層があり、ここが削られた後で、上部に関東ローム層ができているのが見えるのだそうだ。

なるほど。言われてみれば地層の模様が下側にえぐれている部分があるが、断層のようにわかりやすい派手なものではない。




さらに歩けば、馬の背洞門。…の、上側に出る。

本当に真上は、危険なので立ち入り禁止。


馬の背洞門は、海の浸食で崖が削られて、大きな穴が開いたところ。

上の部分が、わずかに繋がっているので「穴」になっている。


これが崩れたら、陸側と海側に、それぞれ岩が立っているだけだな。


自然にこんなものができるのはすごいな、と思うが、妻曰く、「すごいと思うが、ただ削られただけで、地学的に面白いところはない」とのこと。


でも、見た目のすごさは重要。いわゆる「映えスポット」で、多くの人が記念撮影していた。


…のみならず、ウェディングフォトを取っているカップルも、「この場にいるだけで」5~6組。


入れ替わり立ち代わり、別のカップルが来ている。ハイキングコースを歩いているときにもすれ違った。

コロナ禍で披露宴とかやりにくいので、結婚の報告を写真で行う例増えてるんだよね。


この日、少し雨が降っていて、山道はぬかるんでいた。

貸衣装屋さんは後で洗うの大変だろう、と妻がいらぬ心配をしていた。




ここで妻が、僕の Duet に入れてある PDF を見せて欲しい、という。


しばらく眺めて、「ここだ。ここ行きたい」と言ったのは、城ヶ島公園の東端にある磯。


実は、地学徒に非常に有名な場所はここなのだそうだ。

城ヶ島の紹介では必ず出てくるので、城ヶ島に行けば当たり前に行けると思っていたら、どこに行っても違うから今調べていた、とのこと。


城ヶ島公園は、先ほど少し入り、勘違いだと分かって引き返した。

でも、もう一度一番端の、安房崎まで行く。


ここの地層は、初声層(ウミウ展望台でも下側に見えた層)と、三崎層が、重なった上で横倒しになっているのだそうだ。


しかも、下側にあるはずの三崎層は、上にある初声層に斜めに削り取られている。

その境界には、礫(小さな石)が沢山みられる。


三崎層の上で大きな海底地すべりがあり、その上に初声層が堆積した、ということらしい。

そのダイナミックな動きが地層に現れているので、ここは有名。


…らしいのだけど。正直よくわからん。

それぞれの地層は、はっきり色も違って分かりやすいらしい。乾燥していれば。

でも、この日は雨が降ったりやんだりしていて、全体に濡れていた。

そのせいで、地層の違いがよくわからない。

(と言っても、せっかくだから散々探してそれらしい場所は見つけたのだけど)


PDF 改めて読むと、城ヶ島の外側の三浦半島の地層と比べた際に、「地層の位置が逆転している」というのも見どころらしいですね。

それだけ、地層をねじる大きな力が働いた、ということ。


でも、これは城ヶ島だけ見ているとわからない。




そろそろ戻ろうとしたところで、公園内のアナウンスがありました。

時間は4時半。5時には駐車場は閉鎖なので、帰り支度を促すものでした。


そういえば、公園の端に灯台が立っています。先がとがった白い灯台で、地面付近は緑色のグラデーション。


「三浦半島でとれる新鮮な野菜をイメージ」だそうですが…。つまり、三浦大根だよね。

大根をさかさまに立てたイメージの灯台。なかなか面白いです。




駐車場は閉鎖、というのでこの日はこれでおしまい。


もう一つ見たいのあったのだけど…地層全体が褶曲(曲がりくねっている)するのではなく、1つの層だけが褶曲する「スランプ層」というのがどこかにあったらしい。


改めて調べたら、昼ごはん食べた、しぶき亭の近くだった。

下調べ不足。気になるものをチェックするだけでなく、ちゃんと見る順番も考えておくべきだった。




帰り道、かっぱ寿司三浦店に入って、美味しい三崎の海の幸を堪能しました。

回転寿司でも、魚がおいしいところの店は美味しい。と思う。



20年くらい前に入った三崎漁港近くの回転寿司屋が、安いのにすごくおいしかったの。

本当はそこに行こうと思っていた。


でも、ネットで調べても、そこに寿司屋はありませんでした。

まぁ、20年も経つと、店が無くなっても当然よね。





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新しい食洗機 ファーストインプレッション  2023-03-14 14:58:55  住まい 家族

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先日食洗機が壊れた。

それで新しいのを導入した。


昨日据え付けてもらい、夜1度洗っただけだ。

だから、まだ十分なレポートは書けない。


これは、1度使っただけのファーストインプレッションだ。




どうしても以前の機械と比べてしまうので、以前の機械から書いておこう。


以前使っていたのは、18年前に購入した、ホシザキ製のフロントオープン食洗器。

ホシザキは、家庭用には事実上この1機種しか作ってなかった。

(細かな仕様が違う、バージョン違いはあったようだが)


ホシザキは業務用の厨房機器では大手のメーカーで、食洗器も大きなシェアを取っている。


その厨房用の技術を活かして家庭用を作っていた…のだが、我が家が購入直後に撤退した。

厨房用では良くても、家庭用では、余り受け入れられなかったためだ。



特徴としては、とにかく洗うのが速い。1回5分で洗ってしまう。

さらに、洗っている間に次の食器をセットできるように、取り出せるトレイが2つある。

(使わないときは重ねて機械の中にしまって置ける)


これだけ書くと良い機械のようだが、据え付ける場所に求められる要件が厳しい。


まず、瞬間湯沸かし器ではなく、夜間電力を使う電気温水器や、エコキュートなどの温度と水圧が安定した方法で、60度の温水を供給できる必要がある。


予備洗いをしている前提でしか洗えない。

予備洗いとは、大まかな汚れは取り除いたうえで、しばらく水につけて固い汚れなどはふやかしてあることだ。


1回5分で洗える代わりに、1回で洗える食器の量は少なめ。

最近の食洗器は、性能試験のために共通化された概念の「1人分の1回の食事の食器」を元に、4人分が1回で洗えるのが普通だ。


でも、ホシザキはそんなことはお構いなし。たぶん、3人分がはいらない。2人半、と言ったところか。

これは庫内が狭いのではなく、トレイの構造がシンプルなためだ。


一般的に食洗器は、各種の器を置きやすい「専用の」場所が用意されている。

半面、それ以外の器は洗いにくい。


ホシザキは、こうした「専用の場所」を用意せず、非常にシンプルなトレイを用意していた。

専用ではないので、ぎゅうぎゅうに詰め込むことができない。でも、専用ではないのでなんでも入る。


結果として、3L の大鍋でも洗える半面、標準的な食器で比べると入る量が少なかった。



そして、多分これが一番受け入れられなかった理由だと思っているが、洗っている間ずっと人がついている必要がある。

上に書いたように、1回5分で洗う代わりに、入る量が少ないのだ。

洗っている間にセットできるように、トレイが2つある、というのも、「機械が洗っている間、人間は次に洗うものを用意しつつ、洗いあがったものは片づける」という前提条件になっているためだ。


食洗器を導入するのは、共働き世帯が多いようだ。

セットしたら機械に任せ、出かけてしまう。または寝てしまう。


2時間かかっても良いので、次のタイミングで洗いあがっていればよい。

忙しいので予備洗いなどもせず、食べ終わった食器をそのままセットできるのが良い。



我が家の場合、共働きだが二人とも自宅で働いている。

そのため、少なくとも通勤時間はない。昼はともかく、夜には時間の余裕があった。


そこで、次々洗えるので、食器は夜まで水につけておいて、夜まとめて洗う、という形だった。

(ホシザキは、連続して洗うと節水になる機能も持っていた。まとめ洗いは、そのためもある)


非常に珍しいスタイルだとは思うが、我が家にはホシザキが非常にあっていたんだ。




さて、以上を踏まえて、新しく購入した機械の紹介だ。


リンナイのフロントオープン食洗器。

日本では、フロントオープンは珍しい。引き出し型の方が一般的だ。


ただ、海外ではフロントオープンが一般的。

実は、今回購入を検討するまでリンナイ製を知らず、海外製を購入しようと考えていた。


フロントオープンは、引き出し型に比較して庫内が大きい。

一度にたくさんの食器を洗いたい家庭にはこちらの方が便利だ。


ただし、庫内が大きいので、洗う際に水も多く使用する。その水を「沸かす」電力も多く使う。

日本では食洗器は「手洗いよりも水を使わない」と宣伝されて普及した経緯があり、この点では引き出し型の方が人気が高いのもうなづける。


また、フロントオープンは…というか、ホシザキもリンナイも、キッチンの床から、天板までの間に設置する形になる。

引き出し型の場合、大きな引き出しと交換して、「下部の小さな引き出しはそのまま残す」なんてこともできる…機種もあるようだ。ここら辺、機種が多いので機種による。


いずれにしても、小さな占有体積で導入できる。ここら辺が人気の秘密でもあるだろう。

小さな占有体積なのだから、庫内が狭いのも仕方なし、という感じか。




さて、リンナイのフロントオープンだが、ネットで情報を探すと、最速で 15分で洗いあがる、という情報がある。

今回、その情報を信じて…というか、すがってこの機種にした。


しかし、情報を調べている時点で、どうもこの 15分という時間の出所が謎だった。

そう書いてあるページがあるのだけど、詳細が明らかになっていないのだ。

そして、詳細を調べると、「85分」というリンナイの公式の情報に行きつくのだ。


結果を書けば、85分でした。

ただ、この 85分には乾燥時間 30分を含んでいて、この乾燥時間は無くせます。その場合 55分です。


昨日設置してから最初の運転では、なぜかスタート直後に「残り 45分」の表示でした。

そして、ちゃんと 45分で仕上がった。


そのあとで、追加で洗おうとしたら 55分でした。

なにか理由がありそうだけど、今のところは謎のまま。




リンナイは、庫内に2つのトレーがあります。取り外せない、引き出し式の上部トレイと、取り外せる下部トレイ。


でも、下部トレイも「掃除などの際に邪魔にならない」程度の意味合いで外せるだけで、別の場所で食器をセットして持ち上げて移動するようなことは想定していません。

(針金で作られているので、重い状態で持ったら曲がるかも…)


いろいろな食器を考慮した「専用の場所」が作られているので、想定外の食器に対しては弱いです。

何でもかんでも突っ込んで洗う、というようなことはできません。


まぁ、ここら辺はまだ、我が家の食器を洗う際の「最適解」を僕が準備できていないだけかもしれません。

今後使っていくうちに、まとめて洗える分量は増えていきそうです。


お湯の吹き出し口は、下部と中央にあります。

中央のものは上下にお湯を出すので、上部トレイは下からだけのお湯で洗うことになります。


(実際には、天井にあたって落ちてくるお湯があるでしょうから、上下から洗われます。

 ただ、勢いでいえば下が強い、ということ)


洗っているお湯の温度は、ホシザキより高め。

説明書によれば、60度のお湯を供給しても、そこから沸かして 70度で洗うようです。

(供給する際の温度は、60度を上限とするように記されています)


ホシザキは取り出した後に食器を片付けられたけど、リンナイは少し熱い。

持てないほどではないのだけど、少し置いてから片づける方が良さそう。


先に書いたように、ホシザキは「食洗器と一緒に人間が作業する」前提だったので、洗ったらすぐ片づけたくなるのですが、リンナイはそういう作りではないです、というだけ。




昨日は、設置工事の人が来るのでキッチンを綺麗にしたくて、朝の分は手洗いしていました。

昼と夜の分をまとめて洗おうとすると、1回では洗い切れなかった。


なので、45分待って残りをもう一度洗ったのですが、2回目は鍋類を洗おうとしたら、大きいものが多くてあまり入らなかった。

入りきらない分はさすがに手洗いしました。


多分、大きなものから先に洗い、隙間に小さなものを入れていく、というスタイルなら、2回でもっとたくさんのものが洗えそう。


もっとも、ホシザキが速いから任せていた部分もあり、多少なら手洗いしてもいいんですけどね。




おまけ


食洗器が壊れてから1か月ほど手洗いをしていたのだけど、ここ1週間くらいは次女(中1)が代わりに洗ってくれるようになっていた。


それで洗うのの大変さが分かったのか、食洗器に興味津々。

昨日は、届いてから洗うまでにマニュアルを何度も読んでいた。


使ってみたい、といって食器の入れ方を試行錯誤していたのも、次女を中心に僕が手伝う感じ。


学年末テストが終わった後で、時間的に余裕があることもあるのだけど、ありがたいです。


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2つのタブレット  2023-03-07 17:07:44  コンピュータ 家族

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高校を卒業した長男、大学受験も試験は終わって区切りがついたし(まだ発表待ちのところがある)、部屋を片付けていた。

そして、「そういえば、こんなのあった」と未開封の箱を持ってきた。


転校した際に、転校先の高校では全員持つことになっているから、と購入した、学校指定のタブレット端末。

転校したのが遅かったこともあり、使わなかった。だから新品未開封のまま。


前の高校では学校ではPCルームがあってそちらを使い、家では各自の端末を使い…という形をとっていたので、長男は自分のマシンを持っていた。(というか、高校入学時に買った)


転校先の高校では、学校では特にPCは使わず、学校指定の端末は「家からネットワークにつなぐときなどに使う」ということになっていたのだが、長男は自分のマシンでやっていた。


というわけで、未開封だったのだ。




長男はいらない、というので、初期化して使い物になるかどうか開封の儀。


ASCON AT-11、という聞いたこともない機械だった。

調べてみると、ASCON は教育用にPC導入などのサービスをやっている会社で、「PCを売っている」のではなく、PCを学校で使うためのコンサルタントサービス全体を売っているようだ。


そのため、新品未開封で電源を入れたにもかかわらず、すでに長男の名前のアカウントが作ってあり、パスワードなども設定されていた。

(初期パスワードを書いた紙は同封されており、すぐにパスワードを変えるよう指示もあった)


また、教育現場で使うための、おそらくグループウェア(Google Classroom のようなもの)も入っているようだった。

でも、すでに卒業したので接続しない方が良いだろう。そのまま置いておく。


というわけで、さっそく初期化を試みる。

問題無く初期化できそうで、さらに Windows 11 にアップデートできそう、と分かったので実行。




ところで、この AT-11 は、キーボードを取り外してタブレットとしても使える、いわゆる「デタッチャブルPC」だ。


本体の後ろにはキックスタンドが付いていて、スタイラスペンも付属する。

…まぁ、Microsoft が Surface で作り上げたスタイルだな。


時間がかかったが、Windows 11 が入ったところで使ってみる。

キーボードの感触は悪くない。スタイラスペンもうまく動く。


しかし、キーボードについている、タッチパッドがどうもよくない。

操作していて思ったのと違う挙動をするのでイライラする。


少し冷静に考えて、理由が分かった。

タッチパッドを2本指でスワイプすると画面スクロール、というのは一般的な操作なのだが、この方向が自分が思っているのと逆だ。


スワイプで画面を動かす場合は、僕は「画面を掴んで動かす」イメージで動かしたい。

しかし、この機種では、「スクロールバーを掴んで動かす」のだ。これは方向が逆になる。


まぁ、その程度は設定でどうにでもなる。

コントロールパネルから、タッチパネルの設定を開いて…と思ったが、どこにもない。


どこに設定画面あるんだ?



探してみてもどこにもなかった。

これは、デバイスドライバが入ってないのかな? とりあえず動いているが、設定は別アプリで行う、という例もある。


どこの機械だろう。

Synaptics か ELAN か 、または ALPS か…そのあたりだろうと調べてみるがどうも違う。




調べる過程で分かった。


この AT-11 という端末、Chuwi UBook のカスタム OEM だ。


Chuwi UBook は、実は家にもある。11.6インチだけど。妻のマシンなので僕はあまり触ってないけど。

AT-11 は 10.1インチ。調べてみたが、このサイズは UBook にも、その後継機である UBook X にもなかった。


しかし、気づいてみればキックスタンドの形状は同じだし、スタイラスペンも同じものだ。


ここを手掛かりに、タッチパッドをさらに調べると、衝撃の事実が分かった。


Chuwi のタッチパッドは、タッチパッドの形をしているが、信号などは完全にマウスを模倣していて、Windows からはマウスとして認識されるそうだ。


そのため、タッチパッドの設定、という概念自体が存在しない。


タッチパッドのハードウェア側で、Windows で標準的になっているタッチパッドのゼスチャを認識し、キーボード信号として発信している。


そのため、ゼスチャが邪魔だから消したいと思っても、その設定、という概念が存在しない。



なんてこった。

ソフトウェアで認識させるようなことを、すべてハードウェアで完結して行っている。

その技術自体はすごいのだが、そうじゃない。ソフトウェアで行うから微調整が効くのだ。



スワイプ時のスクロール方向は、レジストリの設定で逆転させられると分かった。

一部のゼスチャは、AutoHotKey というソフトを使って使えないようにする、という定番技が分かった。


しかし、一番誤認識してイライラする「画面のズーム」というゼスチャが、どうやっても殺せない。


さらに悪いことがある。

このタッチパッドは左右前端を押し込むことで、左右のマウスボタン相当の動きをするのだが、このクリックを行うために左右前端を触ると、タッチパッドに触れたことでカーソルが動いてしまう。

そのため、クリックをまともに行えない。


一応、「一番端の角の部分」だけ、触っても反応しないように作ってあるようだ。

しかし、慎重に触らないといけない、というのは使っていてストレスが溜まる。


このタッチパッドは、Chuwi 端末を使用している多くのユーザーの悩みの種のようだ。

キーボードを打とうとすると誤認識して邪魔だから、「ない方がはるかにまし」という人もいる。

(その場合、デバイスマネージャからデバイスを無効化して、完全に使えなくしてしまう、という技がある)




AT-11 、ダメなのはこのタッチパッドがすべて。

他は、素直なつくりの Windows マシンだ。


教育用で安くするためか、かなり CPU は非力だけど。

しかし、市販されてない小さなサイズで、持ち運び便利なサブノートマシンとしてはなかなか魅力的。


我が家では妻が使ってみようかな、と言っている。

先に書いたが、妻は現在 Chuwi の UBook をサブマシンとして使っているが、これは「タブレット端末」で、キーボードがついていないために少し不便を感じているのだ。




さて、今日の日記は「2つのタブレット」の話だ。もう一つのタブレットの話をしよう。



長女は目標としていた高校に合格したが、この高校では「毎日持ち運ぶ」PCを必要とするので、各家庭で購入してください、という通達があった。


推奨は Chromebook 。しかし、これは「クラウドを使用する」という意味合いでしかないため、最近の WebBrowser が動いて、WiFi に接続できるマシンであればなんでも構わない、家にある機械の流用でもよい、という説明になっていた。


他にも細かな規定があったが、常識的な内容。


そして、学校に出入りの業者の斡旋品のチラシも入っていたが、学校としてはこれを買うように指示するものではない、とわざわざ明記してあった。


さて、業者の斡旋品を検討する。ASUS Chromebook Flip CR1 BP0003


CPU は Intel Celeron 。少し非力だが、Chromebook としては悪くないだろう。


ただし、Intel 系で Chromebook となると、Chromebook の売りの一つである、Android アプリの使用にはかなり制限が出る。

Android は CPU を問わない前提ではあるが、事実上 ARM でないと動かないアプリもあるためだ。


難ありなのが、重さ。1.42kg 。

ノートパソコンとしては軽い方ではあるが、教科書多数と一緒に毎日持ち歩くとなると、ちょっと重い。


中学では iPad が支給され、使っていた。この重さを測ってみたら、990g 程度だった。(キーボード込み)

長女の実感としては、これより重いのは嫌だなぁ、とのこと。



探してみる。

Lenovo IdeaPad Duet 370 Chromebook が良さそう。

この1世代前の機械である、Duet 360 は僕が普段使用しているので、安心感もある。


重さは 980g で iPad とほぼ同じ。

CPU は ARM 系。Celeron より非力なのが気になるところだが、僕の機種より2倍程度の能力があるので、実用上の問題はないだろう。



学校推奨の ASUS Flip は画面が 11.6 インチ。Duet 370 は 10.95 インチ。少し小さい。

一方で、解像度は Flip が 1366x768で、Duet 370 は 2000x1200 。広い。


実売価格はほぼ同じだった。

Flip は学校の出入り業者の価格で、Duet はネットで調べた最安値だけど。



あとは本人の好みだな…と思って長女に聞いてみると、小さければ持ち運びもしやすいし、何よりも軽い方が良い、というので Duet 370 を購入することに決定。




で、このタブレットが今朝届いた。


先ほど長女が学校から帰ってきたので開封したが、充電しないと起動しないようだったので、現在充電中。


まぁ、Chromebook なので設定項目などもほとんどなく、何の違和感もなく使えそうだ、と思っている。

1世代前の機種は僕が今でも快適に使っているしね。





以上で話は終わりだが、思い出したので余談。


長女の中学では iPad が支給されている、と書いたが、明日卒業式なので、今日返却した。


昨日、返却前にデータを全部取り出したい、と言われて確認したら、データはすべて Google Drive に入れられていた。


まぁ、そのアカウントが教育用で消されてしまうので、PCからアクセスして、全ファイルを Zip に圧縮して取り出し。

長女の個人アカウントの Google Drive に「中学校」というフォルダを作り、その中に全部突っ込んどいた。


(iPad 特有のアプリなどは授業では使わず、Google スライドや Google Doc 、Google Spreadsheet などを使っていたそうだ。

 だから、データさえ突っ込んでおけば、見たくなった時にまた見ることができる。

 しかし、なんで iPad にしたのだろう? Chromebook の方が安くて管理簡単に思えるのだが…)



学校のお勉強データには興味が無くて、消えてしまっても構わない、という生徒もいるだろうが、取っておきたい、という子もいるだろう。


長女が僕に相談してきたのだから、学校ではこうした保存方法は教えていないと思われる。


学校の勉強で作ったものなんて、多分数年後に見たら拙くてたいして価値のないものだと思う。

しかし、それを見ることで「当時の想い出」が一緒によみがえってきたりして、消してしまうには惜しいものだと思う。




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