僕はまだ遊んでないのだけど、長男が遊んでいるのを後ろから見ていて思ったこと。
(長男は小学生のころに、すでに15年前のゲームだったダブルダッシュ!を遊んでからこのシリーズが好き。マリオカート8もやり込んでる)
今度のマリカー、AM1 研の影響受けてない?
…いや、そんなことあるわけないので与太話なのだけど、まぁ聞いてくれ。
今回のゲームの概要発表があった時に思った。
レースゲームなのにオープンワールドらしい。それってHarley-Davidson & L.A. Riders?
知らない人の為にざっくり書くと、「オープンワールド」という概念は、セガの作った「シェンムー」が発祥、とされている。
小さな町ではあるが、丸ごと作り込んで、その中で時間で生活する人たちを作り、自分が操作する主人公は自由に行動できるようにしたのだ。
でも、同じセガの中で、もっと先にそういうことをやったゲームがあった。それが先に書いた Harley-Davidson & L.A. Riders だ。(長いので以下 L.A. Riders と表記)
このゲームでは、名前の通り L.A. …ロサンゼルスの街を丸ごと作り込んだ。
その中で、バイクを駆って自由に行動できる。
とはいえ、業務用だったので短時間で遊ばせる必要がある。
できるのは「ランダムに提示されるチェックポイントを回る」というレースゲームだった。
でも、これであるていど「大きな街を作り込む」技術にめどが立ったのだ。
今回のマリオカートはオープンワールドになっており、自由に走り回れる。
…とはいえ、普通のレースの場合は、オープンワールドの一部区画を区切ったり道を閉鎖したりして、レース用に整備している、という形になる。
それでも、今までのような「周回コース」ではなく、次々と景色が変わる長距離を走ったりできるのだけど。
本当に自由に走り回れるのは「フリーモード」だ。
家庭用ゲームなので時間制限なく走れるが、時々ミニゲームが始まるスイッチを見つける。
押すと、チェックポイントが示されて、制限時間内に回るミニゲームが始まったりする。
車でチェックポイントを回るのだから当然そうなるだろう、という感じなのだが、L.A. Riders を知っている身としては、そっくりに見える。
もう一つ、こちらは見てから思ったことだが、「クールライダーズ」も感じる。
一つのレース場を走るようなゲームではなく、世界各地を走り抜けていく大レース。
「マリオカートワールド」も、名前の通り世界各地をイメージしたステージを駆け抜けていく。
「ライダーズ」とついている通り、バイクで走るレースゲームだが、余り真面目なものではない。
バカバカしいと笑いながら遊ぶタイプ。パーティゲームだと思っていい。
小さな障害物に当たると、ポコポコと飛んでいく。
レースゲームだから障害物をよける方が良いのだが、当たっても大した問題にはならないのだ。
今度のマリオカートも、街の中の街頭やベンチ、ガードレールなど、当たると飛んでいくのだ。
ガードレールがそんなに簡単に飛んだら歩行者の安全守れないでしょ、と思うが、自由に走ることを優先しているのだろう。
そして、やたらとジャンプする。
車やバイクなのに、ちょっとした段差や壁を使って、すぐにジャンプできるのだ。これも、オープンワールドを自由に走るために必要なのだろうが、ジャンプの際に、いちいちポーズを決めてアピールできる。
…これもクールライダーズなんだよね。
クールライダーズ、レースゲームなのにやたらと跳ねまわり、ジャンプするとポーズを決めて「Cooool!!」とか表示された。
他にも WING WAR っぽさもある。
これも AM1 研のゲームで、飛行機の空中戦を行うゲームなのだけど、障害物にぶつかっても「転ぶ」だけなんだよね。
マリオカートワールドも、マリオカート8からの引継ぎで「空を飛べる」。
でも、何かにぶつかっても転んで落ちるだけ。事故にはならない。
…というわけで、話半分に聞いてもらっても構わないのだが、1990年代後半の セガ AM1 研のテイストを感じるのだ。
よく知っている人には納得してもらえると思うが、なにぶん古すぎる話だし、上記にあげたゲームを全部知っている人がどれだけいるかわからない。
別に真似したわけではなく、「似たようなゲームを作っていたら、同じ結論にたどり着いた」だけだとは思うのだけど、すごく懐かしさを感じたので主張したかったのでした。
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