目次
2024-10-29 Duet 2024 追記
2024-10-29 Duet 2024
2024-09-18 3D酔い
2024-08-26 VBA
2024-07-05 Amazon Music Prime
2024-06-30 OPPO Reno 11 A
2024-06-27 回線復活
2024-06-23 ネットワーク障害
2024-05-24 google adsence
2024-04-30 ピクミン4
2024-04-22 最近遊んでいるゲーム
2024-03-26 FireBird 購入
2024-01-09 パラレルポート
2023-12-17 Switch 修理
2023-11-14 WYSIWYG
2023-10-24 PC修理
2023-08-31 GODAN
2023-08-24 タイッツー
2023-06-21 漫画紹介「続く道 花の跡」
2023-06-12 FFT 差し替え
…同じテーマのほかの記事
今朝書いた日記への追記。
CPU 速度差について測定してみた。
Chromebook では基本的に Chrome しか動かないため、ベンチマークソフトが存在しない。
そこで、Javascript の速度を計測する「Octane 2.0」ベンチマークで測定。
初代 Duet が 10081、新しく購入した3代目 Duet が 39166 だった。
まぁ、ざっくりと4倍の速度差と考えて良さそうだ。
2代目 Duet は、初代に比べて大体2倍速だったそうなので、世代を重ねるごとに2倍になっている感じか。
参考までに、今使用しているメインマシン(Windows)で測定してみたら、16290 だった。
…え? 5年前のマシンとはいえ ARM CPU の Chromebook より遅いの?
デジタルペンを使って…見ようとしたが、電池がなかったのでまだ使っていない。
AAAA 電池が必要だ。最近のデジタルペンはこの電池を使うものが多いのでしばらく前に買い置きしてあったのだが、子供たちの使用しているノートのペンなどに使用して在庫がなかった。
しかし、先に書いた「背面キックスタンドカバーに嵌め込む場所が用意されている」というのを確認してみた。
で、早々にお詫び。嵌め込みではありませんでした。
マグネットで吸着する方式でした。なので、物理的な嵌め込みよりも脱着しやすくて、うっかり外れて落ちてしまう、ということもなさそう。
2代目は物理的に本体にくっつけられるようになっていたけど、非常に使いにくかったんだよね…。
改良されたようで素晴らしい。
キーボードを閉じると電源が ON / OFF される機能について、2代目からそうなっていると書きましたが、事実誤認がありました。
初代からこの機能はありました。
ただ、初代ではキーボードをマグネットで吸着するようなことはなく、持ち歩いていてもキーボードが動きやすかった。
そして、動いただけで電源が入ってしまったりして、カバンの中で無駄に電力消費していたことがある。
2代目以降は、磁石でキーボードが吸着されるので、このような事故が起きにくくなったようですが、キーボードの開閉による電源 ON / OFF は初代からでした。
キーボードの「機能キー」が少しだけ変わっていた。
初代では、ブラウザの「戻る」「進む」相当のキーがあったけど、実際には進むってあまり使わないので、戻るだけになりました。
その代わりに、マイクの ON / OFF キーが用意されました。
3代目はカメラも高画質になり、ビデオ会議などへの対応も進んだようなので、マイク ON / OFF がキーボードでできるのは便利かもしれません。
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別年同日の日記
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Lenovo Chromebook Ideapad Duet (2024) を購入した。
以前使用していた初代 Duetは、まだ使い続けていたが、去年末頃から内部の電池が膨れ、内部から押されて液晶パネルが浮いてしまっていた。
特にこの半年は内部が見えるほど大きく表面が剥がれてきており、持ち運ぶことに危険を感じていた。
今年の春には、ライバルである Asus から類似の機種の新型が発売になっていた。
そちらに乗り換えるかな…とも思っていたのだが、今年の夏頃には新しい Duet の噂が聞かれ始めた。
初代 Duet から2代目 Duet の発売間隔は2年。2代目は夏の発表だった。
今回は3代目に当たるのだが、2代目から2年。夏にでも後継機が発表されるのではないか、という噂だった。
実際、ショーなどには後継機の展示があったようだ。こうした「確かな情報」が入り始めたのが8月下旬。
もう実機ができているのだからすぐにでも発表だろう、という噂が出ていたし、まだ発売されていないのにオンラインマニュアルが準備されているのが発見されたりもした。
9月にヨーロッパでショーがあるのでそこで発表されるのではないか、という噂も出たが、このショーでの発表はなかったようだ。
10月に入り、アメリカでは10月下旬発売と決まって Amazon での予約が始まった。日本での時期公表などはなし。
これが、先週頭に急に「週末発売」と発表になり Amazon での予約が始まった。
すぐに予約して、昨日、週明けの月曜日に到着したところ。
まだ半日しか使っていないが、いまファーストインプレッションを書いてみている。
最初の印象は、Duet の良さが何も変わっていないことへの安堵だった。
Duet はバランスの良い機械で、持ち運ぶのに便利な小ささと、パソコンとしての使用に耐えうるディスプレイ・キーボードの大きさを兼ね備えている。
実際、この文章は Duet 2024 で書いてみているが、快適に作業できている。
3代目は、初代に比べてわずかに幅が広くなっている。ディスプレイも 10.1inch から 10.95inch に大きくなったが、キーボードがわずかに広がったのが、文字を打っていて快適だ。
(初代にも文句があったわけではないのだが)
キーボードは、以前よりもクリック感のあるものになった。初代だって、非常に薄いキーボードなのに打鍵感が良い、と話題になったのだが、それがさらに良くなっている。
背面のキックスタンドについても書いておこう。Duet は着脱可能キーボードを持つPCだが、キーボードが着脱可能なので、通常のノート PC のように、ヒンジで画面部分を支えることができない。
そこで、背面に磁石で着脱可能なキックスタンドを持ち、必要な時に本体を支えられるようになっている。
初代のキックスタンドは、画面を横にした状態で支えられるように作られており、実は2代目もそうだった。
これに対して、先に書いたライバルの Asus 機種は、縦にも横にもキックスタンドを出せる、特殊なヒンジ構造を持っていた。
(…初代機種は。今確認したら、現行機種は横置きだけになったようだ。特殊ヒンジには何か問題があったのかもしれない。)
さて、3代目は、縦にも横にも置けるようになった。「ヒンジが微妙に斜め」というシンプルな発想によって。
複雑なヒンジ構造にするより、シンプルな構造のほうが好ましいだろう。斜めになることで、若干立てたときに不安定になっているのだが、立てながら激しく画面をタップするような使い方でなければ問題はないだろう。
ゲームなどで遊ぶ際には手で持つだろうし。
キーボードは画面を横にしているときしか接続できないので、縦画面にするのはタブレットとして使うときに限られる。
まぁ、縦画面で使うという時点で Android アプリの使用等だろうから、キーボードは不要だと思う。
ハード的な UI としては、初代とスイッチや USB の位置が大きく変わっている。
初代は、右側面に電源ボタンと音量大小が3つ並んでいた。時々音量を変えようとして間違えて電源ボタンを押してしまったりする。
おそらくこれを防ぐため、電源は左側面一番上、音量は上側面一番左になった。左側なので少し押しにくいのだが、電源は頻繁に押すものではないのでむしろこれで良いのかもしれない。
また、キーボードを「閉めた」際にマグネットで吸着されるようになり、同時にこのマグネットを感知して電源の ON / OFF が行われるようになった。
この機能は実は2代目 Duet からある。電源ボタンが左側でも、PC としての用途が中心であれば、キーボードの開閉で電源ボタン代わりになるのであまり問題にはならないだろう。
USB C ポートも初代の右側面下から、左側面下に変更になった。
また、上側面右側にもついている。1ポートから2ポートに増えたのだ。
Duet は USB 充電だったので、充電中は別の機器が接続できない、という弱点があった。USB ハブを使えばいいのだが、2ポートにすることで改善されたことになる。
CPU はとてもパワフルになった。どれほどパワフルかは、測定していないので数値で示せない。
僕は Duet の使用用途の一つとして、Amazon Prime Video のアプリを動かしていた。
家事をしながらアニメや映画をながら視聴していたので。
しかし、本来 Chromebook は「Chrome が動けば良い」程度の CPU しか持っていなかったのだ。
アプリは Android エミュレートした上で動いており、Android と CPU が同じとはいえ、動作が少し重かった。
これが快適動作になった。もう、これだけで僕としては買った甲斐があるというもの。
Chromebook の使い勝手としては、速度が上がって快適なこと以外は何も変わらない。
初代 Duet もまだアップデート保証期間内で、最新の OS で使えていたからね。
初期設定が簡単だったので、移行も非常にスムーズ。
初期設定中に、画面に QR コードが表示され、スマホで撮影するように促される。
スマホが Bluetooth ON になっていると、電源を入れた時点で、専用のアプリが起動して撮影状態になる。…ようだが、これを待つのは少し時間がかかる。
単純に QRコードを撮影できるアプリを使用しても良いようだ。
これで、アカウントや WiFi の設定などをスマホから引き継いでくれる。
アカウントで以前使用していた Chromebook があれば、そこでの設定も大体引き継いでくれる。
Amazon Prime Video のアプリなど、初代 Duet で使っていたアプリも自動的にインストールされたが、そのアプリ上の設定まではさすがに引き継がれなかった。
もっとも、Amazon Prime Video の場合は、Amazon 側で管理している情報が多いので、Amazon のアカウントで認証を通せばほぼ完了だ。
(細かな設定は別途行う必要があったが)
初代 Duet からデジタルペンに対応していたが、別売りだった。
2代目 Duet ではデジタルペン付属だったが、持ち歩きにくかった。
3代目もペン付属で、背面キックスタンドカバーに嵌め込む場所が用意されている。
ただ、ペンに関してはまだ使用していないし、あまり使用しようと思っていない。
なので、使い勝手などはまだ書けない。
もしかしたら、後で使い勝手などをレビューするかもしれないが、あまり期待しないでほしい。
なにか文句があるとすれば、値段だろう。
初代は発売時点でも非力なスペックだったのだが、「Chromebook ならこんなもん」というラインで、定価4万円強、実売価格で4万円を切っていた。
ただ、すでに書いたように、当時の Chromebook の認識は「Chrome が動いていればよい」だった。Android アプリをこんなに活用するとは自分でも思ってなかったし、そうなると明らかにスペック不足。
3代目は、十分なスペックではあるが、およそ7万円。
スペックが上がったのだから値段が上がっても当然だし、そうでなくても昨今の世界的な物価高の影響もあるだろう。
僕は初代を使い倒していたので「買い替え」としてこの値段でも欲しかったが、初めて Chromebook を購入しようという人には、未知の領域の製品にこれほどの金額を出すのに躊躇すると思う。
7万円なら、安い Windows サブノート買えてしまうし、Windows しか使ったことがない人にはそちらの方が安心できるでしょうね…
以上、まだ使い始めて半日、という状態なので、長期使用になるとまた感想が変わってくるかもしれない。
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別年同日の日記
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今月まだ日記を書いてなかった、と気づいたので、何か書いておこう。
いや、忙しくて大した話もなくてネタがないのだ。
書いてなかったのはそれが理由。
先月末に書いたが、町内会の仕事で福祉厚生関連をやっているために、敬老の日の諸々を任されている。
9月頭から先日まで、それに時間をとられ過ぎていた、というのは理由の一つ。
他に、9月頭には町内にある神社の祭りがあって手伝いをしたし、敬老の日が区切りがついたところで、今度は隣町の大病院から「健康セミナーをやりたい」という打診があったので対応していた。
これも福祉厚生だからだ。
大病院は厚生労働省から「地域住民を健康にするための活動をする」ことが義務付けられているようで、実績報告が必要らしい。
隣町、と書いたが、隣の市でもある。すぐ近くなのに市境を挟んでいるので、こちら側では活動していなかった。
でも、実際近いので患者さんには、話が町の人が結構いるらしい。そこで健康セミナーを、という話になったのだ。
まぁ、これは何度かメールのやり取りをして、町内で調整をして、実際に対面での打ち合わせを行って、具体的なスケジュールの為にまたメールのやり取りをしている最中…という感じ。
そんなこんなで、最近の休日は、平日以上に忙しい。
先週末は3連休で、やっと1日フリーになった、という感じ。久しぶりの休みだった。
で、今回の表題。
Nintendo Switch で、Portal 1・2 のセットが安売りしていた。
単品販売もあるようだが、セットで単品より安い大安売り。
Portal というゲームは 17年も前のゲームだが、当時のゲーム賞を総なめにしていた。
でも、僕は当時これを遊べるゲーム機を持っていなかったし、そもそも一人称視点のゲームが苦手なので遊んでなかった。
しかし興味はあったし、安いのだからと購入。
購入しただけでしばらく起動もできず。
先週末の日曜日に、いつも通り早く目が覚めたが、特に家人を起こす必要もないので遊んでみることにした。
ところが、2時間ほどプレイしていると気持ちが悪くなってきた。
早起きしたから寝不足かな…と、しばらく仮眠したら治った。
(この日はその後、敬老の日のお祝の品の配布などで忙しかった)
翌日、休日の月曜日、また続きを遊ぶ。
2時間ほど遊んでいたら気持ち悪くなってきた。
あ、これ、3D酔いか、とこの時点でやっと気づく。
3Dゲームでも、三人称視点だとあまり酔わない。苦手で一人称ゲームをほとんど遊ばないので、自分が3D酔いするとは知らなかった。
この後、長男が「遊んでみる」と言って、6時間くらい一気に遊んでクリアしてしまった。
僕はこの時点で4時間ほどのプレイで、あと2時間ほどで最終ボスだ、とは分かった。
次回クリアできるかな…それとも、気持ち悪くなってボスにあったところでセーブして終了かな、というところ。
長男は3D酔いしないようで、さすが今の子ですね。
(長男は一人称ゲームも遊び慣れている)
別年同日の日記
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VBA って、そろそろ MS-Office 製品から廃止されるらしいよ。
…と、そんな話も知っているのだが、今更 Excel で VBA を勉強し始めた。
どうしても、というわけではないが、使う必要があったのだ。
町内会で、毎年敬老の日に、ある程度の高齢者にお祝いの品を出す。
また、地域の団体からも、特定年齢の方にお祝い金が出る。
そして、町内のお年寄りの数は結構いるので、お祝いの品は、各地域の組長さんに配ってもらう。
ただし、お祝い金が出る場合は、責任問題もあるので町内会の評議員が直接渡しに行く。
ここで、評議員は担当組をいくつか持っており、お祝い金を渡しに行くのは、担当の組の方になる。
さて、ここで、町内のお年寄りをリスト化し、このリストを元に、各組ごとにお祝い品を渡す該当者リストを作り、それとは別に、評議員ごとのお祝い金を渡す該当者リストを作らないとならない。
また、評議員ごとには、その担当する各組に何人づつお祝いの品を渡す該当者がいるかのリストも必要になる。
各組長さんに依頼するのは、評議員だからだ。
簡単にまとめると、
・高齢者のリスト
・各評議員が、担当する組に、各何人のお祝い品該当者がいるかのリスト。
また、各評議員が直接お祝い金を渡す人のリスト。
・各組の組長さんがお祝いの品を渡す該当者のリスト。
の3つのリストを作る必要がある。
ここで、高齢者のリストは手作業で作るよりほかないのだが、それ以外のリストは、このリストから転記して作れる内容だ。
ただ、転記の規則が非常にややこしく、今までは手作業で転記作業が行われていた。
僕は昨年からこの作業の担当になり、昨年は作業フローがわかってなかったこともあり手作業で転記した。
しかし、非常に面倒くさい。転記だけで3日くらいの作業になるのだ。
(毎日夜2時間程度しか作業できない前提だけど)
転記だけならコンピューターにやらすのがよかろう。
そもそも、普通の Excel の式で書けるんじゃないか?
…と思ってやってみたが、とても無理だった。
書けないわけではないのだが、気が遠くなるほど処理が遅いのだ。
250名ほどのリストの中から、60ほどの組に対して、年齢も考慮しながら適切に抜き出してリスト化する、というのを、通常のエクセル式だけで作成すると、関係性が非常に複雑になる。
作れるのだが、そのすべてを解決するのが無茶苦茶遅い。
2組分のリストを生成する式を作ってみたところで、処理があまりに遅いので断念した。
というわけで、VBA なのだ。
将来的に Python に置き換わっていくことは知っている。でも、将来の話ではなく、今すぐ使える必要があるのだ。
あと、自分のマシンの Excel なら最新版にするのも簡単だが、町内会のご老人が使っているマシンでも開けるファイルである必要がある。
そのためには、古い VBA が有用なのだ。
最初はコツがわからず、エラーが出てもそのエラーの解消方法がわからない。
そもそも、VBA のエラーメッセージ、数ある言語のエラーの中でも不親切な部類に入ると思う。
エラーメッセージなんて、みんな不親切なもので大差ないのだけど、「どこで」エラーになったのかがわかりにくいのだ。
エラーが出た行しか教えてくれないが、Excel VBA はオブジェクトチェインが結構重要になる構造なので、1行が長くなる。
長い行のどこかでエラー、と分かっても、どこでエラーになっているかわからず、その箇所の特定から始めないといけない。
しかし、3日も使っていると(これも、1日2時間程度の夜の作業)、さすがに慣れた。
VBA は Microsoft BASIC の流れを汲むものなので、昔取った杵柄である程度勘が利く。
そんなわけで、渡したい組長さん、評議員さんに対する書面のテンプレートを用意すると、それを必要なだけコピーして、その中に集計された高齢者のリストを適切に挿入しつつ、家族・世帯を考慮する形に枠線で囲むところまでやってくれるスクリプトが完成しつつある。
…まだ「完成しつつ」だ。完成してはいない。
組ごとのリストはできていて、評議員さん別のリストを作る部分が半分できている。
まぁ、あと2日くらいの作業で完成かな。
先に書いたが、手作業でやると3日くらい。
しかし、プログラムを組むのに、2週間くらいかかっている。
ただ、これができれば来年からは簡単になる。
ボタンを押せば、3分程度で集計を終わらせてくれるから。
まぁ、実用の為に作ったというより、自動化する過程がパズルのようで面白い、という趣味プログラムの領域ですね…
ちなみに、普段仕事で Excel シートを生成するようなこともやっているが、これは Excel VBA ではなくて、サーバ上の Javascipt (node.js) で書いているので慣れたもんです。
別年同日の日記
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我が家はアマゾンに結構依存している。
ゆえに、アマゾンプライム会員である。
まずは、通販だった。
うちのあたり、結構田舎でして。家の窓から田んぼ見えるし。ホタル出るし。
なので、買い物する場所も少ない。通販って便利なのよ。
初期のアマゾンプライムは、「送料が無料になるサービス」だった。
少なくとも週1回、多い時は月 10回くらい注文していたので、プライムは良いサービスだった。
その後、せっかくプライム会員なのだからと、FireStick を購入してテレビでアマゾンプライムビデオを見られるようにした。
もう、毎日のように使っている。これがないと生活が成り立たない。
先日、家の回線が故障でテレビが見られなくなった時も、ひとまず WiMax を契約してネットを復旧させてプライムビデオが見られる状況になった時に安堵した。
(NHK plus とか TVer も使えるから、これでテレビは見られるのだ。リアルタイム視聴できないけど)
Kindle は、妻がいろいろ本を読みたい、という意向で、Prime だけでなく Unlimited も契約している。
でも、以前はかなり読んでいたが、最近は割に合っているのか不明。
まぁ、時々使っているし、悪くはないのだけど。
で、今回の話は Amazon Music。
以前は使っていたのだけど、ある時に「改悪」されて使わなくなっていた。
それがいつの間にか改善されて、また使えるサービスになっていた、という話だ。
以前は、Prime 会員が好きなようにストリーミングで音楽を聴けるサービスだった。
ただし、曲数 200万曲は明らかに少なく、「プライム会員向けのおまけ」という感じだった。
それでも、なにか BGM が欲しい時…我が家では、クリスマスや正月に、家族で集まって食事をするときに使っていた。
「クリスマスの曲」とか、「正月の曲」で検索をかけて、適当に音楽を流してもらうのだ。
これが、2022年11月に、大幅リニューアルされた。
曲数が1億曲に増加。
その代償として、アルバム単位でしか曲を選べなくなった。
アルバム内の曲を「曲順をシャッフルして」再生できる。スキップは不可なので、全部聞かないと好きな曲が出てこない。
また、ストリーミング再生専用になり、ダウンロードしてオフラインで聞くことができなくなった。
もちろん、機能がなくなったわけではなく、別途料金が必要な「unlimited」の機能となったのだ。
これが、恐ろしく使い勝手が悪かった。我が家では使わなくなった。
お金を払ってまで音楽を聴きたいわけではない。
とはいえ、音楽を聴かないわけでもない。
CD はそれなりにある。昔のと、子供向けのものばかりだけど。
現状では、車のオーディオで MP3 化した音楽を聴くことは多い。
CD からMP3 化したものもあるし、子供が保育園・小学生だったころに、好きだったアニメや子供番組からエアチェックした OP / ED などが多い。
長男が未就学のころに、好きなアニメの CD を買ったことがあったのだ。
喜ぶだろうと思って買ったのだが、これがあまり喜ばない。テレビの主題歌とちがって「フルバージョン」のためだ。
普段見慣れているテレビの主題歌は、短く編集されたショートバージョン。そして、子供は馴染んだものを好むのだ。
これに気づいて、CD の購入はせず、エアチェックするようになった。
面倒なのだけど、そのほうが子供が喜ぶのだもの。
こうしてとりためた音楽がけっこう沢山ある。
しかし、子供の成長とともにこれらは聞かなくなった…
と思っていたのだけど、半年くらい前に次女が「懐かしいので聞きたい」と言い出し、塾の送迎の際に聞いていた。
しかし、さすがに半年聞くと飽きた。
別の曲を聞きたい、と言われたのだが、最近の曲をあらためてエアチェックするのは面倒。
CD 買ってくれば MP3 化して聞けるようにできるが、自分のお小遣いで買いな、と次女に言ったら、そこまでしようとは思わないらしい。
ところで、先日アマゾンからダイレクトメールが来た。
いまなら Amazon Music Unlimited が5か月間無料、という宣伝だ。
無料期間中に契約解除しても構わない。
無料期間、というのは聞こえは良いが、重要なのは使い続けたときの金額だ。結構高い。
すでにプライム会員料金も値上がりして、当初の倍になっている。これ以上 Amazon にお金を払うつもりは、あまりない。
(必要ならするけど)
…と思いつつ、このダイレクトメールがきっかけで、久しぶりに Amazon Music のアプリを起動した。
そうしたら、いつの間にか機能が変わっている。
自分のプレイリストを作れるらしい。
そして、そのプレイリストに限っては、好きな順で曲が聞けるしスキップなども自由自在なのだ。
説明を読むと、プレイリストは 50曲まで、とある。
ただし、「リスト」なので、1曲だけいれる、とかはダメ。15曲以上入れたときにオンデマンド…好きな曲を聞ける機能が使えるようになる。オフラインでも聞ける。
え、僕的にはこれで十分な機能なんだけど。
よくわからないけど、昔好きだった曲…主にラジオで聞いていたので、今聞きたくても聞けない曲を集めたリストを作ってみた。
15曲以上入れた時点で、オンデマンド設定ができた。好きな時に好きな曲を聞ける。悪くない。
この機能について、使い方の詳細を調べたがよくわからない。Amazon のマニュアルがとても分かりにくいのだ。
プレイリストは2つまで、と書かれているのだが、新しいプレイリストを作る、とやったら3つ作れてしまった。
意味が分からないままに情報を集め、やっと納得。
つまりは、以下のようになっている。
・プレイリスト自体は、いくつでも作れる。1つのリストは 50曲まで。
・プレイリストは、基本的に以前と同じ、シャッフル再生。
しかし、「2つだけ」オンデマンド再生にするように設定できる。
・この設定は、1度変更すると1週間は固定される。
だから、最大 100曲は好きな時に聞くことができて、それ以外のプレイリストも、シャッフル再生なら聞ける。
我が家的には、自分で MP3 まとめてた時も、「季節の曲」のセットをいくつか作って、季節ごとに聞く曲を入れ替えていた感じだ。
だから、1週間待てば変更できるのであれば、十分な気がする。
ついでに、この機能は2023 年の10月に追加された、という情報も得た。
2022年11月の「改悪」はものすごくニュースになったのに、この改善はあまりニュースにならなかった。
すでに使用者が激減していて、話題性がなかったということか。
というか、2022年のリンク先と、2023年のリンク先見てくれ。
2022 年のリンクは、Amazon がプレスリリースを出したものにリンクしている。
2023 年のリンクは、変更翌日にニュースサイトの記者が書いたレビューだ。プレスリリースを探したがなかった。
実の所、Amazon がプレイリストの改良を公式に記事にしたのは、2024年7月1日のようだ。つい最近じゃんよ。
道理で、プレイリストの使い方などの記事を探してもなかなか見つからないわけだ。
中には、今年になってから書かれた Amazon Music についての記事で、「prime 版ではシャッフル再生しかできない」と堂々と書いているものもあった。(それも、1つではない。自分で試さないコピペ記事のなんと多い事か)
「1億曲に対応」は大きな変化だけど、「プレイリストが作れるようになった」は、プレスリリース出すほどの変化ではない、ということか。
すごく使いやすくなっているし、もっと宣伝して良いと思うのだけどな。
早速、今の MP3 のリストは飽きた、と言っている次女に、聞きたい曲を聞いてみた。
最近熱心に見ているアニメの曲をリクエストされたので、聞けるようにしたら大喜びされた。結局アニメか。
車のオーディオで MP3 を聞くのと違い、スマホと Bluetooth 接続して聞く形なので、多少の使いづらさはある。接続が遅い、とか、スマホ側でもアプリ起動しないといけない、とか、些細な問題だけど。
今の車を購入する前は、スマホのイヤホンジャックからカーオーディオに繋げていたのだ。それを考えると、Bluetooth でも十分に恵まれている。
使い始めたばかりだけど、なかなか便利に使えそうだ。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
スマホを買い替えた。
6月27日発売になったばかりの、OPPO Reno 11A。
予約していて、発売日翌日に届いた。
簡単に乗り換え…とはいかなかった。
まぁ、昔に比べれば乗り換えやすくはなったよね。
古い機種と USB ケーブルで接続したら、だいたいの移行作業はやってくれる。
アプリによっては設定も移行してくれるが、アプリによっては移行してくれない。
なので、移行できなかったアプリは個別に設定が必要で、今はこの作業を少しづつやっている。
以前の機種は、Huawei P30。
あ、今日記見たら、これ以前のスマホは2年ごとに買い替えていて、高価なものなので3年は使いたいのだが、と書いているな。
今回、はからずも5年での買い替えとなる。長持ちした。
こんなに長く使った理由は、Huawei の後継機種が無くなってしまったためだ。
あと、P30 が5年も前の機種でありながら、今でも遜色なく使えてしまうくらいに良い機能を持っていた、というものある。
後継機種がなくなった理由については、P30 を買う少し前に日記に記しているな。
アメリカ(トランプ大統領期)が、政治的な理由で Huawei を敵とみなした。
当時は携帯電話の 5G 基地局の整備期だったのだが、日本・アメリカが開発した方式と、Huawei が独自に開発した方式が競っていたのだ。
そして、Huawei 方式の方が「現実的」だった。速度が少し遅いが、カバー範囲が非常に広いのだ。
日本・アメリカ方式は、速度は速いが、カバー範囲が狭い。アンテナを大量に増設する必要があった。
そのため、ヨーロッパでは Huawei方式の導入に傾いていた時期だ。
また同時に、スマホ市場でも強さを見せ始めていた。
それまでは、iPhone は使いやすいが高価、というイメージが定着していた。
実際のところ、できることの守備範囲は違えどそれほど変わらない、という感じだったのだが、iPhone の方が細かな部分まで見た目を気にした設計になっていたのは事実だ。
ところで、Android はオープンソースで開発されている。誰もが開発に協力できるし、誰が使っても構わない。
そこで、Huawei は自社の開発リソースを使って、Android の悪いところを徹底的に改良した。
まずは、改良したものを自社製品で実験する。そこで問題がなければ、オープンソースとして開発の本流に反映する。
実際、その頃の Huawei 製品は、臆面もなく iPhone を真似していた。
しかし、独自の機能も次々と考案しており、後に iPhone が真似したものも多い。
分かりやすいところでは、複数のカメラ搭載だ。用途を変えたカメラをいくつか搭載し、同時に撮影した後に、ソフトウェアで合成する。
これによって撮像素子の解像度以上の高解像度にしたり、被写界深度を作り出せたり、HDR撮影が出来たりする。
Huawei が Honor 6Plus で最初に試みた技術だ。カメラがいくつもついているのが「不格好」だと悪口を言うものもいたが、すぐに iPhone が真似して以降は、誰もこの方法を悪く言わなくなった。
これにより、Huawei はスマホの世界で大きなシェアを持つ。
それまでは、OS シェアでは Android が過半数を占めるが、スマホ単体では iPhone が一番売れていた。
また、Andoroid 勢のトップシェアは韓国の Sumsung で、アメリカの同盟国だった。
この勢力図を一気に書き換え、スマホ単体でも Huawei が一番売れている状態を作ったのだ。
5G の電波方式と、スマホ端末。ついでに言うと、ネットワークサーバ機器の分野でも Huawei は強さを見せていた。
携帯電話のネットワークを、全部1つの、しかも「仮想敵国」の企業に抑えられかねない。
これは、アメリカにとって、経済並びに安全保障上の危機だった。
そこで、アメリカは Huawei に難癖をつけた。ほとんど言いがかりに近いものだったが、アメリカのごり押しはほかの国も聞かざるを得ない。
ヨーロッパでは Huawei のネットワーク機器の購入を諦めた。電波形式も、日本・アメリカ式を選択するということになる。
Android はオープンソースなので、Huawei に使うなとは言えない。
しかし、Android 上に当然搭載される「Google のアプリ群」は、Google のものだ。
政府は Google に圧力をかけ、Huawei との契約を打ち切らせた。これで、Huawei は Google のアプリ群を使えなくなり、事実上 Android 端末を作れなくなった。
もっとも、OS 部分は今でも使っていて、Google のアプリ群に相当するものも自社で開発している。
中国国内に限れば、一度シェアを落としたが再度トップシェアを取っている。
ともかく、これにより Huawei は Android の世界から突如として消えた。
OS の改良を積極的に行い、高性能の端末を安く販売していた業界の雄が、急にいなくなったのだ。
群雄割拠の時代が訪れた。
Huaweiが強みを見せたのは、ミドルレンジと言われる「中価格帯」の携帯電話だ。
高級機種と「同じくらい」の性能を搭載しながら、値段は中価格帯、という感じで、トップシェアを取るのも当然だった。
(あくまでも「同じくらい」であり、高級機種とはやはり違う。
でも、必要とされる機能の取捨選択が上手くて、高級機種に負けている機能の多くが、多くの人にとっては「なくても良い」と思わせる部分だったのだ。)
Huawei のいなくなった後、中価格帯にいくつかのメーカーが乗り出した。
韓国の Sumsung と、台湾の Asus は、ともにかつては安い機種を発売していた。
その後、どちらも Huawei との競争を避け、高級端末にシフトしていた。中価格帯ではない。
しかし、Huawei からの乗り換えを考えたときに、買い替えたのに性能が落ちた、ということが無いようにするには、考慮の対象になるメーカーだった。
Xiaomi と OPPO は、Huawei と同じ中国のメーカーだ。
Xiaomi は高級路線、OPPO は安売り路線だった。
Xiaomi は、新しいブランド Redmi を立ち上げて、中価格帯も作り始めた。
OPPO は、少し価格を上げて中価格帯に移行し、その分性能を上げるようにした。
しかし、どちらも Huawei の作っていた端末に比べると、値段の割に性能がいまひとつ、という印象だった。
Google は、Pixel ブランドを立ち上げた。
OS 自体を作っている会社が、本体も作り始めた、という形だ。
実のところ、Android の初期には Google もスマホを作っていた。
その頃は Nexus ブランドで、Sumsung や Asus の OEM だった。
Android の普及の為に、安い端末を Google の補助付きで販売する、という感じだったと思っていい。
同時に、開発の為に具体的な機種を必要とした、という事情もあっただろう。
Pixel は、すでに成熟した市場に、再度 Google が参入した、という側面が強い。
Google は Android の「ソフトウェア」を開発しているとはいえ、ハードウェアとしては新参者だ。
だから、何とかして魅力的な機能で目を引かなくてはならない。
結局、開発コストがかさむようだ。
Pixel は、当初は中価格帯から始まったが、徐々に高価格帯に移行した。
さらにその後、高価格帯で機種を発売した後に、その廉価版を出す形で中価格帯にも供給する、というスタイルが定着した。
しかし、この廉価版が…なんともバランスが悪いように思える。
高価格帯機種と同じ、独自開発のチップセットを使うなど頑張っているのだが、独自開発とは「スケールメリットによるコスト軽減ができない」ということでもある。
結果として、派手な独自機能部分は性能が良いが、基本機能部分で値段の割に性能が低い、というような感じなのだ。
とはいえ、OS 開発している Google が提供しているので、Android の最新版を使える、というのは、マニアなら大きなメリット。
Huawei が「本流に新機能を提供する前に、自社の端末に搭載して試していた」のと同じような感じだ。
モトローラは、スマホ以前の携帯電話の時代には、ヨーロッパで人気のあったメーカーだ。
しかし、スマホ時代になってからすっかり影をひそめてしまった。
しかし、最近になって中価格帯の悪くない製品を作り出している。
悪くない、というだけで、どうも精彩を欠くものではあるのだが。
さて、以上のような群雄割拠の中で、毎年状況が揺れ動くような感じだったのだが、やっと固まりつつあるかな、と感じている。
コストパフォーマンスでは、中価格帯は OPPO か Pixel か、という感じになりつつある。
(OPPO の知名度は国内ではまだ低く、シェアは依然としてあまりとれていないが)
それで、今回 OPPO を買うことにしたのだった。
かつての Huawei と同じような、値段が安いのに高価格帯と「同じくらい」の性能を持っているように思う。
そして、購入してみないと判らないことも分かった。
Huawei はアメリカからにらまれて市場から消えた。
その後、あわてて Google アプリ相当の機能を自前で用意したが、時間がかかってしまった。
OPPO は、すでに自前のアプリを十分に用意し始めている。
性能の良い機械を作って市場で存在感を示せば、同じ道をたどるかもしれないという危機感があるのだろう。
えーと、使いもしないアプリが大量に入っていて邪魔、という意味です(笑)
システムアプリ扱いで消せないので、隅の方の見えないところに寄せておきましょう。
あと、これは発売直後だからだと思うのだけど、細かなバグがいろいろと残っているようだ。
インカメラはディスプレイの中に穴をあけるように存在していて、表示の際にはこのインカメラの部分に重要な表示が来ないように設定できる…
のだけど、設定してもアプリに無視されている。
具体的には、「どうぶつの森ポケット」(通称ポケ森)で、持っているチケット表示が、OS 側の設定をどうやってもカメラの穴で隠されてしまい、見えない。
今朝、早くも OS アップデートがあったが、この現象は治らなかった。
そのうち修正されると期待しよう。
翌日追記
最後に書いてある話、僕の設定が悪かっただけだった。
カメラ部分の表示について、「自動」「カメラ表示」「カメラ非表示」があって、カメラ非表示にしないといけなかったのだが、カメラ表示にしていた。(初期設定は「自動」)
設定項目の名前がわかりにくいんじゃ…
というわけで、この件に関してはバグではなかった。謝罪。
(でも、他にバグっぽい動作はまだ残っている)
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別年同日の日記
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本日10時30分ごろ、無事ネット回線復活。
不通期間、6日間とちょっとですね。長かった。
工事担当者が家の前の電柱のあたりをいろいろ調べていて治ったのですが、
「原因、リスですね。
最初はカラスかと思ったのですが、あれはリスの齧り跡です。」
とのこと。断言できるくらい見慣れている、ということが面白い…
いや、面白くは無いな。自然の脅威は仕方がないとはいえ、リスに齧られないケーブル皮膜を研究してほしい。
西日本では、「クマゼミに産卵されないケーブル」を開発しているのだから。
あと、ENIAC も開発中に、「ネズミに齧られにくいケーブル」の確認作業とかしているんだよね。
あれ、当時としては最大級にケーブルを引き回す機械のプロジェクトだったから、ネズミに齧られることを想定して対策していた。
(自分の書いた ENIAC のページを確認したが、このエピソードは書いてなかったようだ。ページ書いたときの参考文献には書かれていた)
ともあれ、ページも復活ですし、メールも届かなくなっていたの復活です。
家庭内 LAN に繋がっていたプリンタも使える。
(緊急で、WiMax でネットをできるようにしていたが、これは家庭内 LAN にはつながらないため、プリンタが使えなくなっていた)
町内会の仕事が、メールもプリンタも使えないので滞っていたのだよね。
すぐやらないと。
2024.6.28追記
6日も通信ができなかったので、プロバイダに損害賠償について問い合わせてみた。
一応、プロバイダの規約では、24時間以上サービスが提供できなかった場合は、損害賠償するとなっているためだ。
NTT 回線はプロバイダの持ち分ではないが、プロバイダが NTT から借り上げてリセールする形になっているため、僕から見れば「プロバイダの責任」となることに留意。
先ほど回答が来た。
規約の別の個所には、「自然災害などの場合は除外する」規定がある、とのこと。
リスが齧った、というのはまさに自然による災害であり、こちらの規定を適用するため、損害賠償は行わないとのこと。
まぁ、それは仕方がないか。
自分でも損害賠償を期待していたわけではなく、規約にあったからどうなっているかな、という興味で問い合わせてみた程度なので、納得いく理由の回答が得られたという点で満足。
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Amazon Music Prime【日記 24/07/05】
別年同日の日記
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6月21日の午前8時1分ごろより、長期にわたりこのページが見られなくなっている。
…と書き出したが、この日記も書いてすぐには見られないだろう。
復旧し、公開されるときの為に書いておくものだ。
当日は金曜日。長男はすでに大学に行っており高校生の長女と中学生の次女は、いつも8時過ぎに家を出る。
この日も、点けていたテレビで7時台の NHK ニュースが終わり、朝ドラに変わったが、興味ないのでチャンネルをテレビ東京に変更した。
時間目安としてのテレビは欲しいのだが、8時を過ぎたら「見たくなるような内容」はダメなので、テレビ東京なのだ。この時間は15分間の「丸ごとCM番組」をやっているが、旅行会社の提供で、ちょっとした旅番組になっている。
で、チャンネルを変えた直後、画面が真っ暗になって「信号がありません」というテレビの警告になった。
テレビのケーブルが抜けたりするとこうなるのだが、今の流れで物理的に抜けるようなことは一切ない。
我が家の立地は、テレビ視聴難地域である。そのため、テレビを見るには CATV に加入しなくてはならない。
これが、昔は地域の CATV 局で料金も安かったのだが、10年くらい前に日本全国で CATV の合併再編が相次ぎ、2回会社が変わって料金もとても高くなった。
その頃、インターネットの光回線を使って地上波・BS 波を配信する、フレッツ光TVというサービスが現れた。
CATV のように豊富なサブチャンネルはないが、我が家に十分だったし、すでにフレッツ光は使用していたので、こちらに乗り換えた。
そういうわけで、テレビ信号が急に途絶えた、という段階で嫌な予感がして、スマホのネット接続を確認した。
家庭内の WiFi ステーションには接続するが、「インターネット接続無し」だった。
子供たちの見送りはまだだったが、仕事部屋に直行し、PC を起動し、ルータの設定を見る。
ネット接続が切れている。再接続ボタンを押しても復旧しない。
電話の受話器を取る。我が家では電話もフレッツ光電話だ。こちらも、「ツー」という、交換局に繋がっているときの音がしない。
ネットの接続が切れてしまう、ということはこれまでもたびたびあった。
でも、その場合もテレビと電話には影響がなかった。同じ線を使用しているが、これらは論理的には分離されたものなのだ。
それが全部まとめてダメになっている、というのは大事だ。
念のため、ONU を再起動。ONU というのは、光回線の信号をイーサネットの電気信号に変換する装置だ。
光モデム、という言われ方もする。モデムとはこの場合適切な言い回しではないが、歴史的経緯でその方が概念を伝えやすいためだ。
そして、テレビの同軸ケーブルと、電話線は、この ONU から出ている。
インターネットは、ONU にルータを接続し、ルータが接続を行う。先ほど「論理的に分離している」と書いたのはそういうことで、ルータのネットが切断状態でも、テレビ・電話が使えるのはこのような仕組みだからだ。
さて、再起動してから点検して気づいたが、ONU のパイロットランプ群のうち、「光回線」のランプが消えている。
つまりは、光回線への接続が切れてしまっている。
すぐに NTT の障害・工事ページなどを見る。特に情報はない。
この地域全体の原因ではなさそうだ、ということになる。
NTT基地局の問題の場合、障害などがあればすぐに告知が出るのだ。
でも、基地局と我が家をつなぐ回線のどこかで問題が起きているのであれば、そのような情報は出ない。
NTT のページから、故障に関する問い合わせをしようとしたところ、我が家の電話番号は「契約がない」と言われて問い合わせできなかった。
これは、インターネットプロバイダとして別の会社を入れているためだ。
以前はNTT の固定電話だったが、番号はそのままに IP 電話に変更し、その管理はプロバイダになっているのだ。テレビも同様。
ネットがないが、スマホを使ってプロバイダの問い合わせ電話番号を調べる。
受け付けは朝 10時からだった。WEB フォームなら 24時間受付なので、詳細な情報を書いて連絡を待つことにする。
僕は普段在宅で仕事をしているが、今日はネットが繋がらず仕事にならない可能性がある。
仕事を受けている会社の連絡用 slack にその旨書いておく。
10時16分に、プロバイダから連絡が来た。
光回線がそもそも繋がっていない、というのは、プロバイダ側の作業ではないので、NTTへの依頼となる、という丁寧な謝罪と、了承してもらえれば電話番号を NTT に伝え、折り返し電話させる、という案内だった。
当然了承する。
10時50分に、NTT から連絡が来た。
光回線のランプが付かないというのは、ONU 端末の故障が考えられる、とのこと。
しばらく前に ONU 故障して、交換したばかりなんですけどね…
と伝えたところ、最近だと思っていた僕の記憶がいい加減で、1年半前だった。NTT 側でちゃんと記録に残っているの素晴らしい。
しかし、工事担当者を手配して回線から確認すると、来週火曜日になるという。
機器交換であれば、すぐに発送して明日には到着する、とのことで、NTT の人も ONU 端末の故障の可能性が高いとみているようだったし、交換を選択する。
この日は仕事にならなかったので、普段忙しくてできていなかった家事をやった。
・壊れかけていたテレビリモコンを、分解して修理。導電性ペイントをゴムボタンの裏に塗ったら快適。
・動作が重くなっていたミシン、以前妻に相談されてすっかり忘れていた。オーバーホールの手配完了。
・捨てようと思っていた古いパソコン。入る箱を用意して、詰められるものは詰め、まだ動くものは HDD 完全消去。
・古い子供服や子供のおもちゃなど、ブックオフに売るつもりでまとめる。
ネットもテレビも使えない、というのは苦痛。デジタルデトックス! なんて冗談めかして言ってみるが、そんなもの糞くらえだ!
現代社会において、ネットが繋がっていないのは生活に支障をきたすレベルの災害だ。
溜まっていた家事の中には、ネットで調査が必要なものもあったが、それらはこなせていない。
せっかく時間があっても、家事すらできないのだ
しかし、やることがないので早めに夕食の支度をして、日が沈む前に食べた。
この日は夏至だったから、部屋の電気を点けずにろうそくをともして夕食にしたのだ。
…なんか、電話もネットも止まった上、電気まで止められた生活、みたいになった。
翌日。
長男は大学の課題がネットで調査して、ネットで提出らしいのだが、できない。
土曜日だが大学の講義はあるのだが、家のパソコンを持って行って大学でやることにした。申し訳ない。
早くONU 交換機機が届かないかな…と待ち続けるが、11時過ぎにやっと届いた。
早速交換し、状況が変わらないことを確認する。機械の故障はないだろうと思っていたが、やっぱり違うと確認できた。
すぐにプロバイダに連絡。電話をかけたら「この電話からは受け付けられません」と言われた。固定電話用の番号が公開されていて、携帯からかける場合は別番号のようだ。
調べると、いろいろな部署ごとにたくさんの番号が出てきた。どれが適切かわからんので、面倒になってまた WEB フォームを使う。
昨日相談したこと、状況が絞り込まれてNTTの工事が必要なこと、NTTから直接折り返し電話で構わないことを書いた。その方が速いだろうから。
でも、13時14分にプロバイダから連絡あり。まぁ、必ず確認してからでないとダメだとか、規則があるのだろう。
NTT の回線工事が必要そうなので、NTT から折り返し電話させる、というやり取り。
どうしよう。回線の復旧は非常に重要な課題だが、家の買い物にも行かないと食材が少ないのだ。
それに、昨日まとめた不用品も、ブックオフに売りに行きたい。
出掛けることにする。運転中に電話がかかってくると厄介なので、運転は妻にしてもらうことにした。
そしたら、近所のブックオフの駐車場についたところで、NTT から電話あり。
工事しかない、とわかっているので、日程調整のみ。最速で木曜日だというので、それで頼む。
最初から工事を頼むのに比べ、2日も伸びてしまった。
さて、不用品を持ち込んだが、査定に 40分かかるという。
その間に妻は買い物に行き、僕は床屋に行きたかったので QBHouse へ。
思ったより込んでいたので、待ち時間の間に対策を調べる。
木曜日に工事だと、月火水の3日間仕事にならない。詳細には語らないが、3日間仕事しないと、10万円を超える損失になる。
近所のコワーキングスペースを検索してみる。ネット接続ができる、仕事をしてもかまわない場所だね。
共用エリアなら、1日滞在しても1000円、とかあるのだが、そういうわけにいかない。
仕事中は頻繁に電話連絡もするし、機密情報も扱うので、個室でないといけないのだ。
個室は高くて、一日の作業時間8時間、昼休み1時間を入れて9時間使うと、5千円くらいかかる。
3日で1万5千円だ。
それでいて、家で作業するよりは不便だろう。
ならば、と別のネット回線を一時的に使う方法を模索する。
回線工事が必要なものは、もちろん今すぐにとはいかない。でも、WiMax 等であればどこででもすぐに使えるのだ。
UQ WiMax なら、1か月5千円からだった。機材が必要だが、Web申し込みなら機材無料だという。
しかし、この時は時間が足りずに詳細を確認できなかった。
妻と合流。調べたことを伝え、お金はかかっても WiMax 導入はどうだろうと相談。
妻としては技術はわからないし、仕事に必要ならいいんじゃないかとのこと。
ここで選択肢が二つ。WEB 申し込みできるようなので、今すぐ家に帰って詳細を調べて申し込む。
これだと、機材が届くのは翌日、日曜日。
近所の電気店に行って、UQ WiMax の申し込みができないか確認する。
これなら、その場で機材が持ち帰れるだろうが、お店に置いてある保証はないので探し回らないといけない。
すでに買い物した後で荷物が重かったが、近くの電気屋まで歩いてみることにした。
そこで見つからなければ帰る、でもいいだろう。
ヤマダ電機。スマホコーナーの片隅に、UQ WiMax のコーナーがあった。
専門の人が相談に乗ってくれて、3日間だけ使う、ということであれば、楽天の同様サービスの方が良いかもしれない、と提案してくれた。
僕としては、1か月間の契約で構わなかったのだが、UQ WiMax では日割り計算ができるという。
この場合、使用料金は安くなるが、端末代金が3万円近い。
楽天なら、短期間でも端末料金は無料だそうだ。ただし、通信速度は少し遅め。
僕としては、コワーキングスペースの個室3日分である、1万5千円程度を予算として考えていた。
同じ値段なら、家で仕事をした方が快適だからだ。
そう伝えると、ちょっと計算してきますと言って、担当者が少し離席した。
本部と相談して、2か月使ってくれるのであれば端末代金は無料でよいという。
2か月というのは、今月を含む。そして、今月は、残り期間の日割りでよい。
7月は完全に使ってもらって、8月1日に解約してよい。8月1日は日割り料金がかかるが、実質的には1か月ちょっとしか使わないので非常に安くなる。
即決。
端末は、家に据え置くルータタイプと、持ち歩けるポケットタイプがあった。
ルータの方が電波が強いようだが、ポケットにする。回線が復旧したら、誰かが持ち歩いて屋外で使っても良い。
そうすれば、スマホのパケット使わないからね。
家に帰り、設定。
設定なしでもそのままネット接続できるのだが、現在家にある WiFi ステーションの1つと同じ設定にして、ステーションは電源を切った。
これで、家族のスマホなどは設定を変えないまま、外部に接続できるようになる。
設定したころ、長男から連絡が来た。
課題が終わらなかったので、明日は日曜だけど大学に行って続きをやらないとー、と落ち込んでいる内容だった。
応急処置だが、家のネットを復活させたと伝えたら喜んでいた。大学まで片道1時間半かかるので、行かないでよいというのは非常に大きい。
現状、ネットが完全復活したわけではないので、いくらか問題がある。
WiMax 端末でネットにはつながるが、これでは家の中のネットワークは使えない。
プリンタなどは家のネットワークにつながっているので、プリンタを使いたいときは別の WiFi ステーションに接続して家庭内 LAN を使う必要がある。
ちょっと不便だけど、使えないよりはるかに良い。
そして、家の中にある公開用 WEB サーバも、当然ながら公開できない状態が続く。
今この日記を書いているサーバの事だな。
だから、この日記が公開されるのは、ネットが復旧した後になる。
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別年同日の日記
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当サイトに貼っていた Google Adsence を削除した。
昔は Adsence は良かったのだが、最近勝手な振る舞いが多すぎてうざかったため。
元々、Adsence は「指定した場所に広告を表示する」機能だったのだ。
それが、バージョンアップに伴い、指定した場所以外にも勝手に広告を表示するようになり、当初はサイズも指定できたのに、勝手に大きなサイズを表示するようになり、ページ遷移の際に勝手にオーバーレイ広告を表示するようになり…
しばらく前から見るに堪えかねて消したい、と思っていたのだが、消すのも結構手間がかかるので放置していた。
この度、やっと消せた、という感じだ。
広告費は、Adsence 使っている人にはわかると思うが「年に二回くらい支払われていた」くらいの収入にはなっていた。まぁ、サーバー代の足しにはなっていたかな。
サーバーが自分でサーバー代を稼いでくれなくなるので、ページ維持については少し考えないといけないね。
まぁ、趣味なので持ち出しでも続けるのだけど。
Google Adsence をもっと制御する方法がわかったり、別の広告で制御可能なものがあったりしたら、また広告貼るかもしれない。
いずれにしても、自分のページなのに、自分のコントロール外で勝手なことをされるのは、余り望ましくない。
別年同日の日記
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前回の日記で少し触れたので。
発売から半年以上たつが、いまさらピクミン4を家族で楽しんでいる。
本当に、今作は「家族で」楽しめる内容だ。よくできている。
もともと、僕はピクミン1をそのように評価していた。
実際、当時の姉の子供は5歳くらいだったと思うが、ピクミンがわらわら動いているだけで喜んでいた。
怖がって、全然敵に近寄らないし、ゲームは進んでいないのだけど「楽しい」のだ。
ピクミン2、3が何か違うものになってしまっていた、というのは前回や過去に書いた通り。
そして、今作は内容が1に近いものとなっている。
1の「パズル性」と、2の豊富な面構成を中心にして、3で出てきたキャラや操作性も取り入れた感じ、かな。
1は難しいゲームで、敵と戦うのが結構難しかった。先ほど書いた通り、この部分は5歳児では難しかった。
3で戦い方に大幅な「アシスト」が入り、遊びやすくなった。1の時の緊張感はなくなったが、遊びやすくなったことは歓迎だ。
そして、今作では3と1の両方の戦い方が入っている。
ゲーム中は2人のキャラクターを切り替えながら遊べるのだが、選んだキャラによって戦い方の戦略が変わるのだ。
3以上に簡単な「パワープレイ」か、1のような緊張を強いられる戦いか。
この件、後でもう一度ふれるが、とても良いバランスになっている。
さて、我が家では、僕と妻は1と2は時間をかけてじっくり攻略した。
当時、まだ結婚前で同棲中だった妻は、テレビゲームは遊ぶのだが、取り立てて好きだったわけではなかった。
でも、僕と一緒にピクミンを遊んでいて、どうやら「やり込み」の楽しさに目覚めてしまったようなのだ。
…と、後で妻から聞いた。ともかく、今では立派なやり込みゲーマーだ。
長男も、数年前にピクミン1,2を遊んでいる。
僕と妻は1から攻略を組み立てたのだが、今時の子供なので、攻略サイトで「解法」を調べて遊んだようだ。
なので、最少人数・最短日数クリアは一応している。
ただ、僕と妻は解法の美しさで1が好きだが、長男は操作性の良さや「生物図鑑」などのおまけ要素で2が好き。
3は、我が家的には超低評価。
1,2で作り上げた世界観を無視した部分も多いし、攻略的にも問題があった。
はじめてピクミンを遊ぶプレイヤーには「かわいい」だけでよいのだが、古参プレイヤーは攻略を求めているのだ。
そして、4の話。
まだエンディングを見ただけで、ゲームは続いている。
2の時もそうだったけど、当初の目的を達成すればエンディングにはなるのだ。でもゲームは続く。
まず、この構造が良い。日数の短縮などを行う際、まずはエンディングまでの日数を競うことになるだろう。
4はストーリー的に、日数短縮がやりづらい部分もあるのだが、「エンディングまで」と限定すれば短縮できる。
1では主人公ひとり、2では2人での探索だった。
2人の場合、いつでも操作するキャラを切り替えることができるため、ピクミンが作業を終わらせるのを待つ間に、別キャラで違う作業を、と分担することができた。
3では、3人にキャラが増えたが、それよりも「キャラに指示を出し、自動で行動させる」ことができるようになったのが大きい。
あるキャラの移動時間を、別キャラの作業時間に当てられるのだ。しかし、3人というのはちょっと煩雑だった。
4では、主人公キャラと、お供の「犬」が一緒に行動する。
これが、犬と主人公でできることが違うのだ。
一緒にいるとどちらの特性も使えるので強力。
でも、別々に作業するときは、それぞれの特性を考えないといけない。
ここで、犬も主人公も、ピクミンを投げて戦わせることはできる。
そして、強い敵と戦う際は、犬なら「突進」、主人公なら「突撃」という技が使える。
どちらも、強い敵でもすぐに倒せるので、味方への損害が少ない。
しかし、その技の際のピクミンの行動は少し異なり、その違いで敵に対して、得手不得手がある。
そのため、片方だけで行動しているときは、強い敵と「ピクミンを投げて戦う」必要が出ることがあり、この時の緊張感は1の時と変わらない。
…ここがうまいのだ。
ピクミンに慣れていない初心者なら、まだ「2キャラが手分けして時間を短縮」なんて考えを持たないので、常に敵に勝ちやすい戦法を選べる。味方への損害もあまりなく、楽しくゲームを進められる。
でも、上級者が、手分けして日数短縮を狙い始めると、途端にゲームの難しさが跳ね上がるのだ。
ここに加えて、パワーアップ要素がある。
ゲーム中で集めた「資材」によって、探索の合間にパワーアップ要素を購入できる。
この資材集めも、当然ながらゲーム中の時間を使う。時短を狙い始めると、必要以上の資材を集める余裕はなくなる。
すると、パワーアップもできず、難しいゲームを進めないといけない。
さらに、パワーアップの要素によっては「日数が進まないと登場しない」ものもあるのだ。慣れていない初級者ほど、パワーアップを手に入れやすくなり、ゲームが簡単になる仕組み。
我が家では、次女はピクミンを遊んだことないので、時短など考えずに遊んで、いま一番ゲームを進めている。
長男が、最初から時短を狙って攻略しているため、一番ゲーム進行が遅い。
僕は先に書いたようにエンディングを見たが、我が家で2番目。あまり時短狙ってないから。
で、次女のプレイとか見ると、犬がすげー強いの。すごいパワーアップしていて、犬がいれば怖いものはない、というレベル。
初心者ほどゲームが簡単になっていく、っていうのはいいバランスのとり方だと感心。
しかし、長男の攻略も観ていて面白い。
他の人のプレイも参考にして、自分でも考えて感心するような手順を思いつくんだよね。
思い付きだけで失敗することも多いので、その場合はやり直し。時間はかかるが、初回プレイから少ない日数で進めている。
よくできたゲームです。
(購入した「ギターライフ」は時間が無くて遊べてない。初日に1回プレイしただけ。
入手困難なのを発売日に買ったので、僕が買わなければ欲しい人がだれか一人入手できたよね。
申し訳ない。
ただ、こちらもギター練習中で…挫折気味だった次女が喜んで遊んでいます。)
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別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
長男の大学受験が終わったころから、再びいろいろなゲームを遊んでいる。
長男が気を散らさないように、新しいゲームを買わないようにしていたのね。
(スイカゲームはブームの時に買ったけど)
まず、長男が「サイドオーダー遊びたい」と言ったので購入。
これが先月13日の話だな。
サイドオーダーというのは、スプラトゥーン3の追加コンテンツね。
スプラ3自体は、正直なところ2よりつまらなくなった。
つまらない、というレベルではなく、かなりダメ。らしい。
僕は2の時からそれほど遊んでいないが、3は全然遊んでいないので、正確なところは表現できない。
ともかく、あれほど熱中する人が多く、スプラ2のゲーム実況配信者も多かったのに、配信者が一瞬3を始めた後で、「このゲームは期待しているものではない」と続々と辞めていった、という状況。
発売から1年以上たつのに、度重なる調整にも関わらず、いまだにバランスが悪いそうだ。
で、スプラ2が大好きだった長女もスプラ3はダメだというし、長男は時々気晴らしで遊ぶときは2を遊んでいた。
3はあまり興味ないのかな、と思っていたら、この追加コンテンツは別ゲームとして面白そうで興味ある、とのことだった。
というわけで、購入した。
家族みんなが遊んでいたが、1か月くらいたって、そろそろ沈静化してきた。
実は、僕としてはピクミン4が遊びたかったのだが、長男がサイドオーダーが良いというし、みんなサイドオーダー遊んでるしで、買わないでいた。
そしたら、妻がピクミン4遊びたいという。
次女も遊びたいという。
あれ、みんな興味ないのかと思ってたけど、やりたかったのね、とピクミン4購入。
これが今月5日の事。
ピクミン3が凄く残念な出来だったので、4は興味あったけど「怖かった」んだ。
でも、遊んでみたらすごく良い出来。
遊びの主軸は、1に戻った感じ。
ピクミン1は、部下であるピクミンを適材適所で作業させて、最高効率となる配置を探し出すゲームだった。
しかし、いまでこそ評価の高いピクミン1だが、当時は「すぐ終わってしまう」と不評だったんだ。
ここでいうすぐ終わる、というのは、エンディングがすぐみられるという意味。
これは最高効率を目指すゲームなので、一度最後まで遊んでからが本番なのだが、それまでにそういうタイプのゲームが無い、全く新しいものだったので、理解されなかった。
ピクミン2では、この声に対応して、冒険できる場所を増やした。
ランダム生成の地下ダンジョンを作ることで、何度でも楽しめるようにしたし、エンディングまでは非常に長い。
半面、ランダム生成なので「最高効率を目指す」ことはできなくなったし、エンディングまでが長いので、何度も遊んで効率を上げるのが大変になった。
そして、3。完全に「冒険を楽しむゲーム」になった。
効率なんて考えるだけ無駄。フィールドが広すぎて、あちこちの作業を同時に行うこと自体が難しいし、無理に作られたフィールドにバグが起きるポイントが多数あり、ゲーム自体に問題があった。
これはもう、自分の好きだったピクミンではないな、と感じた。
で、今作。1~3で出てきたいろいろな要素は全部引き継いでいるが、基本的に1に戻った、と考えて良さそうだ。
まだ最後まで遊んでいないのだけど…遊ぶ時間が無くてまだ序盤なのだけど、効率を目指すゲームに戻っている。
1はゲームキューブだった。
当時はディスクメディアのゲーム機が増えてきたところだったが、通常はリセットスイッチを押すと、ハードウェアにリセットがかかって、ディスクの読み込みから開始する。
しかしゲームキューブはそうではなかった。リセットスイッチが制御できたんだ。
ピクミンの場合、リセットスイッチを押してもハードウェアにはリセットがかからず「タイトル画面に戻る」だけだった。
だから、効率を目指したプレイ中に失敗したらすぐリセット、が可能だったんだ。これが無かったら攻略が苦痛になるゲームだっただろう。
今作は、そういうことができないので、メニュー内に「時間を巻き戻す」というものが付いた。
内部的に区切りがあるたびにセーブされるようで、数分前に戻すこともできるし、そのステージの最初から、などもできる。
これで、効率が悪いと思ったらやり直せばよい。
もっとも、現在の僕はまだ初見プレイなので、効率はあまり重視していない。冒険を楽しんでいる最中。
最初はあまり興味なさそうにしていた長男が、遊び始めてから一番ハマっている。
3つ目のステージまで進めたところで、効率を目指して1からやり直し始めた。
その途中、3日目に入ったところで「2日目ににやらないといけなかったこと」がわかり、また最初から。
いや、自分が1を攻略していた時を思い出す。
そういうプレイを目指したくなる、という時点で、1に非常に近いのだ。
で、僕は平日は忙しくてあまり遊べず、休日に遊びたいのだが、長男も平日あまり遊べないので休日にべったり遊んでいる。
僕も遊びたい。
まだ発売前だが、「GUITER LIFE -LESSON 1-」を購入した。
ギター型コントローラーがついて1万2千円、という高いソフト。
ソフト、ではあるがゲームではない。ギターのレッスンを行うソフト。
実は、高校のころから何度かギターに挑戦しては、挫折している。
兄がやはりギターを買って挫折したので、家にギターも教本もあったのだ。
Fernandes の Zo-3 も持ってるよ。
発売当時の入手困難だったころに、なぜかギターを弾けない姉がビンゴで当たってもらってきて、僕が譲り受けた。
もらったのは大学のころだな。その頃も練習したけど、やっぱり挫折した。
GUITER LIFE は、ゲーム雑誌の記者などのレビューでは、ギターの練習で挫折しやすい点がことごとくクリアされている、と評価が高い。
しかし、1万2千円は高いな…と思って家族に相談したら、妻も次女も興味があるという。
二人とも、過去に Zo-3 で練習して挫折している。
というわけで、通販サイトを見たときには、すでに予約売り切れだった。
落ち着いてから買うか、と思っていたら、1週間くらい前に発売元のサイトで予約が可能になっていた。増産したらしい。
で、先ほど出荷した、と連絡が来た。
発売日は 25日なので、その日まで配達されないけど。
例によって遊ぶ時間無いのだけど、楽しみ。
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衝動買いしちまったぜ。
ある日、ネットでたまたま、FireBird という同人基板の存在を知った。
FireBird For Pro-Controller v2.0 【プロコン型基板】
Nintendo Switch の、Proコントローラーは評判が悪い。
いや、出来はいいんだよ。非常に使いやすいし十分な性能だと思う。
でも、耐久性が低いのだ。半年も使っていると調子が悪くなる。
7千円もするのに、半年ごとに買い替えるなんてできない。
耐久性が低い、というのは、アナログスティックが正しく反応しなくなる、という現象として現れる。
意図しない方向に勝手に進んでしまうこの現象、一般に「ドリフト」と呼ばれている。
我が家でも、純正品3台、互換品1台を購入している。
純正品は、時々任天堂に修理に送る。新品を買うよりは安いからだ。
でも、面倒くさい。修理の間遊べない、というのもつまらないので、複数台あることに意味がある。
純正品は高いので、一度互換品に手を出したが、振動が違う。
Proコンの振動は非常に繊細で、HD振動と名付けられている。
そして、各種ゲームではこの振動を非常に効果的に使っているのだ。
振動が違う、というのはゲーム体験を損なう。
互換品で、この振動を正しく再現しているものに、まだお目にかかっていなかった。
ところで、純正品は自分で分解して修理を試みたこともある。
修理というか、オーバーホールだな。清掃すると、少し良くなる。
でも、根本解決ではないし、面倒くさい割には効果が薄い。
そして、実は純正品のうち一部は、分解したときに基板を傷つけてしまい、動かなくなっていた。
任天堂に修理出せば治してくれるだろうけど、さすがに基板交換だし、開けるなって怒られそうだなぁ…
と思い、使えないまま死蔵されていた。
さて、そんな状況で、FireBird の記事を読んだのだ。
Proコンの基板を交換するもので、HD振動にも対応しているという。
一番の売りは、ドリフトが起きにくい部品を使っているということ。
これだ。基板が壊れているが、それ以外の部品は生きているのだ。これを買えば復活できる。
秋葉原のショップで通信販売している、というので見に行ったら売り切れていた。
作者の方が、BOOTH でも販売しているというので見に行ったら、在庫わずかだったので即決で購入した。
…で、購入してからさらに情報を調べる。
先に書いておけば、思ったほど理想的なものではなかった。
HD振動に対応している、とあるが、純正部品を取り外してはんだ付けの必要がある。
もしくは、Proコンではなく、Switch の特徴であるジョイコンを2つ壊して、中のHD振動素子を取り出す。
こちらの場合はコネクタ付けになっていて、FireBird にはこのコネクタを差し込む部分が用意されている。
一番の問題点は、無線に対応していないことだろう。
今時のゲーム機は、コントローラーが無線だ。でも、FireBird は USB 接続の有線にしか対応していない。
いや、もっと潔いことに、USB ケーブルを直接はんだ付けして、コントローラーから直接「線を出す」こともできるそうだ。USB特有の接触不良でゲーム中に操作不能にならないように、という配慮。
有線にすることで、純正の Proコントローラーよりも、信号の遅延を少なくしているそうだ。
無線がない、というのは、デメリットではなくメリットとして作られているようだ。
さて、届いたのは10日くらい前。
まず、壊れているProコンを開けて、そのまま基板を組み込んでみる。
以前も書いた気がするが、Proコンは任天堂製品にしては珍しく、ただのプラスドライバーで開けられるようになっている。
開けると保証は利かなくなるが、基板にメッセージが書いてあったりするあたり、積極的に開けて、と言わんばかりだ。
リボンケーブルのコネクタの扱いとか、少し知識が必要な部分はあるかもしれないが、特に難しいところもなく換装完了。
この時点で、まだ HD 振動は付けていないが、代わりの振動モーターは付いている。
で、さっそく Switch につなげて、コントローラーの動作を見てみる。
…アナログスティックをぐりぐりしても、綺麗に円を描くように動かない。
最初はキャリブレーションが必要なようだ。
Windows 用にツールが提供されているので、ダウンロードする。
Switch のコントローラーを Windows に接続し、このツールを使うと、いろいろな設定ができる。
まずはキャリブレーション。指示通りにコントローラーをぐりぐり動かすと、可動範囲を認識して、それが最大幅になるように出力値を調整してくれる。
FireBird はいわゆる「ゲーミングコントローラー」で、無駄に LED を光らせられる。
でも、アナログスティック周り以外は、純正の部品のままでは光が外に見えないようだ。
内部で光っているのはよく観察すればわかるが、ボタン部分ってゴムのシート使っているから、光がさえぎられる。
というわけで、光っても無駄な部分は光らないように設定する。
それ以外も全部光らないようにしようと思ったが、光っているのが案外家族受けが良かったので、見える部分は一番暗い設定で光らせる。その程度で十分。
色はランダムで。自由に色を出せる LED 使っているので、七色に光る。
他にもいろいろ設定項目があるが、ここで説明しても面白くないので割愛。
このコントローラーが、ゲームにこだわりがある人向けにできていることがよくわかる。
さて、実際使ってみると、いい感じなのだが、やっぱり HD振動が無いと使い勝手が悪い。
ここで忙しさのために一週間ほど放置し、先日の日曜日に HD振動の取り付けを行った。
と言っても、元の基板からニッパーで切り離して、FireBird に用意されている、はんだ付け用のランドにつけるだけ。極性はないので間違える心配はない。
元からついているモーターは、ニッパーで切り離す。
Windows 用のツールで、HD振動の素子が付けられている、ということを認識させる。
これで使ってみると、振動が強い。
ツールで振動の強さも変えられるので、10段階のうちの5にしてみたが、まだ強い。
3にしてみたら、少し強いが大体純正品と同じくらい。 2でもいいのかもしれないけど、とりあえず3のまま使っている。
その後数日使っているが、設定さえ終わってしまえば、ごく普通のコントローラーだ。
今は、Switch に付属の 1.5m のUSB ケーブルで接続しているが、ちょっと短い。
ダイソーで 200円で 2m ケーブルを売っていたので、今度買って来よう。
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別年同日の日記
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アマゾンPrimeVideo で、16bitセンセーションを見た。
素晴らしい内容だったので、PC98が「国民機」だった時代を知っている人はぜひ見てほしい。
もっとも、アニメとして、当時を知らない人でも楽しめる工夫はある。
でもやっぱ基本は「当時が懐かしい」人向けだ。
当時を知っているなら、また、何らかのクリエイターであるならば、何か感じられるはずだ。
で、僕はにわかファンなのであまり感想などは語らないことにしておく。
原作は同人誌から始まって、内容が良かったのでで商業単行本になり、アニメまでなった。
その転機ごとに、当時を知らない人でも楽しめるように工夫が凝らされてきたようだ。
だから、お話としてのクオリティは高い。
でも、僕はアニメを見て楽しかった、というだけの人間なので、変に語るとファンからお叱りが来るかもしれない。
…そういいつつ、別の場所では感想書いてる。
さて、あまり語らないのにわざわざ日記に書くのは、そのアニメの中で「98の後ろについている端子類」の話が出ていたからだ。
これは話の中でちょっと「知識を試す」ための枕みたいなもので、詳細についてはどうでもよいのだけど。
それで、ちょっと思い出したことがあったんだ。
当時のパソコンでは大きくて場所を取っていた端子(ポート)の一つに、プリンタポートがある。
セントロニクス・プリンタポートと呼ばれる。
セントロニクス社はアメリカのコンピューター会社だが、発売したプリンタ製品が大ヒット。
このプリンタが使用する電気信号型式・コネクタ形状が業界標準になってしまった。
といっても、素晴らしい規格をまとめた、というのではない。
文字コードを 8bit パラレルで送ることができて、プリンタ側からは、プリンタの状態を示すために5本の信号線が出ている。
他にもいろいろあるが、単純で分かりやすく、機能として十分である。
この単純さが良かった。色々なことに使えた。
しかし、いまはプリンタは USB や WiFi で接続する時代だ。
プリンタポートはもう存在していない。
ここで、ちょっとプリンタポートについて語ってみよう。
8bit 時代の FM-7 では、プリンタポートに接続するジョイスティックがあった。
先に FM-7 の特殊性を書いておく必要があるな。
FM-7 では、キーボードが、ハードウェアとしてとてもよくできていた。
通常、キーボードは一度押すとそのキーに印字された文字が入力され、押し続けると、一定時間後にキーが連打されたような動作になる。
これ、通常はソフトウェアで実現されている。キー自体は「押されている」ことしかわからない。
押されると、そのキーの文字が入力されたことにされるが、押されたままでは次の文字入力は起こらない。
しかし、内部的にタイマーを持っていて、一定時間がたつとまた入力される。
以降、短時間で繰り返し入力が行われる。
このプログラム、作ったことがある人ならわかると思うが、案外面倒くさい。
面倒くさいから、FM-7 では、キーボード側にこの仕組みが実現されており、CPU からは「キーが入力されたかどうか」だけを見ればよいようになっている。
…これが余計なお世話で、キーが入力されたかどうかしかわからない。今押されているかどうかを知る方法がないのだ。
これは特にゲームで致命的で、「押しっぱなしの間動く」が実現できない。
だから、FM-7 のゲームでは、押したら動き始めて、停止キーを押すまで動き続けるのが普通だった。
微妙な動きが必要とされるゲームとかは非常に遊びづらい。
そこで、プリンタポートにジョイスティックをつなげる。
先に書いたが、プリンタポートには、プリンタ側の状態を知るための信号線が、5つある。
これで、上下左右と、1ボタンを認識することができる。
ジョイスティックのボタンが2つになったのは、ファミコン発売以降と考えてよい。
だから、初期のゲーム用なら、ボタンが1つあればよかった。
後には、ボタンが2つのジョイスティックも発売されている。
この場合、5つの信号線では足りない。
そこで、上下左右とボタン2個のスイッチを、8個あるデータ線に接続する。
スイッチの逆側は、プリンタの信号線(何でもよいが、仮に紙切れ信号としよう)に接続されている。
これで、データ信号を 1bit づつ ON にして、紙切れ信号を見れば、ジョイスティック側のスイッチが ON か OFF かわかることになる。
上下左右と2つのボタンを調べるのに、6回データを送り、信号線を見る必要があるが、とにかく調べることはできる。
いずれの場合も、特に規格が定まっていたわけではなく、様々なジョイスティックが作られていた。
ゲームに対応したジョイスティックでないと使えない。
自分が大学生の時の話。コンピューターサークルに入っており、毎年大学祭には、自作ゲームなどを展示していた。
当時 PC-9801 は、FM音源で音楽は演奏できたが、PCMによる音声再生などはできない時代。
先輩が、98 で録音音声を再生するプログラムを作った。
録音は FM-Towns で行っていたのだけど、再生は 98 。
実は、無理やり喋らすようなソフトは当時すでにあったのだが、音声が非常に汚かった。
しかし、先輩のプログラムは美しく再生する。
仕掛けは、プリンタポートにあった。非常に簡単なハードウェアをプリンタポートに繋いであったのだ。
プリンタポートには、8bit の信号が出力される。
これはデジタルデータだ。
先輩が作成したハードウェアは、このデジタルデータを、「倍々に増える抵抗を通して」スピーカーにつなげてあった。
8bit は2進数なので、128の位、64の位…となるのだが、128の位は抵抗を入れていない。64の位は電圧が 128の半分になるように抵抗を入れてある。
以降、32は64の半分、16は32の半分…となるように抵抗が入っていて。単純にこの電気信号を全部合わせたものがスピーカーに接続されるのだ。
これは、非常に単純だけど、デジタル・アナログ変換機だった。64 は 128の半分の電圧になるのだから、デジタル信号がアナログ化されたと言ってよいのだ。
プリンタポートにデータを送る速度などは、うまくプログラムしてやる必要がある。
パラレルポートってこんなことに使えるんだ、と目から鱗だった。
(先輩の説明によれば、8bit 時代のエロゲに、同様の原理で女の子の声を出力するソフトがあったので真似した、とのことだった。
今調べたら、Wikipediaに情報があった。)
さて、時代はずっと後、IBM-PC にも CD-ROM が普及し始めたころ。
普及し始めた、とはいっても、まだ普及率は低い。接続にも別途拡張ボードが必要だったりして、使用している機種がノートパソコンだったりすると、拡張ボードが使えない。
そんな時代に、プリンタポートに接続する CD-ROM ドライブがあった。
僕はこれを使って知人のノートパソコンに Windows (たしか 95)をインストールしたことがある。
この頃は、プリンタポートが、「セントロニクス」の独自規格ではなく、IEEE 1284として規格化されていた。
そして、この規格化の際に、PCからプリンタに向けて 8bit 送信、となっていたポートが、8bit の双方向通信に拡張されていた。
CD-ROM は、この規格を利用したものだ。
…ただし、あくまでも珍品。
DOS に専用ドライバを自分で組み込まないと使えなかったし、転送速度も遅い。
Windows 用のドライバは、少なくとも僕が持っていたドライブにはなかった。
自分の過去の仕事の話だが、ゲームセンター用の占いゲームを作ったことがある。
その時は、ドライバなんてないから、自分で直接プリンタを制御した。
たしか、プリンタ接続用の子基板を、ハードの人が作ってくれたはず。プリンタ制御用の IC が入っているの。
それで、プリンタだけでなく、占いに使う別のユニットとの通信もやっていた。
この通信は、4bit の「ニブルモード」だったのだけど、これも今考えると IEEE1284 のニブルモードだったのではないかな。
当時はそれほど規格に詳しくなくて、スペックシート読みながら先輩がプログラム組んでいただけだけど。
まぁ、プリンタ用の IC を使っていただけで、プリンタポートに変なものをつないだわけではないのだけど、信号的には同じ気がする。
以上。
プリンタポートには案外プリンタ以外のものが繋がる、という話を書きたかっただけなので、オチはない。
プリンタポートの構造が単純だったからこそ、こうした応用も簡単だった。
今は USB でなんでもつながるけど、USB に自作の回路をつなげようとか思うと大変だ。
(USB から簡単に自作回路を制御できる装置、みたいのは売っているけど)
別年同日の日記
17年 Android の cordova で file を扱う
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Nintendo Switch が膨れてきた。
つまりは、内臓バッテリーが老朽化で膨れてきたのだ。
任天堂は「使用上の問題はありません」と公式声明を出しているのだけど、膨れすぎて筐体に隙間が空き、中の基盤が見える状態になって、さすがにこれはまずいのではないかと思うようになった。
確認してみると、任天堂に修理に出すと、10日ほどかかる…つまりその間 Switch は使えない。
さらに、修理で本体のデータなどはすべて消える。
任天堂公式ではない修理方法…つまり、これをやるとその後の保証は一切なくなる前提で、町の修理業者に持ち込んだり、自分で修理する方法もある。
この場合、内部のデータは消えないし、1~2時間で修理が完了する。
今回、自分で修理を選んだ。
電池と、内部の冷却ファンを Amazon で購入。
1度だけだが、内部のファンが異音を立てたことがあったので。ファンは回転部分があるので消耗品だ。
電池とファンの交換、という話では、先日自分のパソコンも同じような修理をしている。
少し前に部品は届いていたが、修理の時間が取れず、昨日土曜日に修理を行った。
iFixit をよく読めば難しいものではない。
(特殊工具を持っている必要はある。うちにはある)
筐体をあける部分が、内部の爪がはめ込み式になっているため苦労するらしいのだが、バッテリーが膨れたことにより筐体はすでに開いていた。
電池の両面テープをはがすための 90% アルコールは手元になかったので、75% 消毒用アルコールで代用。
糊が弱くなるのに時間がかかったが、ちゃんと剥がすことができた。
電池交換はすぐにできた。所要時間 30分程度か。
しかし、ファン交換でトラブル発生。
ファンを外すまでには、数多くのネジを外さないといけない。その途中で、ネジの1つをなめて…頭の十字の切れ込みを、潰してしまった。
なめないように注意しながら作業していたのだが、1カ所、力をかけにくいネジがあったんだよ。
そこで、なめてしまった。それ以上作業を進められなくなった。
仕方がない。急務だったのはバッテリー交換で、ファン交換は今はやらなくても良い。
今回に限らず、こういう事故は起こりえるから、今度なめてしまったネジを回すための特殊ドライバー買おう。
元のように組み上げる。
バッテリーが膨れて隙間が見えていた部分、筐体がちゃんとハマらない。どうやら、膨れたときに内部の爪が折れてしまっていたようだ。
なので完全に元通り、というわけではないのだが、明らかに膨れていた本体がスリムになった。
動作確認。問題なくゲームが遊べている。
その後1日、家族中で遊んでいるが問題は出ていない。
多分、任天堂の「修理」は電池だけでなく、基板ごと交換してしまうのだと思う。
電池は強力な両面テープで基板に貼られていて、これをはがすのが一番大変なポイントだから。
だからデータも消えて当然。
もっとも、実際修理に出していないので、本当に基板交換なのかは、知らない。
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別年同日の日記
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WYSIWYG 。うぃじうぃぐ と発音する。
急にこの言葉を思い出した。
昔は、特に Macintosh の界隈では、これが非常に優れたものを示す言葉のように使われていたのだが、聞かなくなって久しい。今では死語なのだろう。
こんな言葉を覚えていても何かの役に立つわけではないが、消えゆく言葉が寂しいので、すこし解説しておこう。
大昔のコンピューターにはディスプレイは付いておらず、出力はプリントアウトだった。
このプリントアウトも、プリンターのような気の利いたものがついているわけではなく、電動タイプライタが文字を印刷するだけだ。
タイプライタなので、文字の形・サイズは決まっていた。
後にコンピューターにディスプレイがつく。
「紙を消費しないプリンタ」と言った位置づけで、文字を表示することしかできなかったし、その文字も大きさを自由に変えたりはできない。
コンピューターの画面上では、文字は 80桁か、それよりも短い桁数で折り返された。
しかし、タイプライターは、もっと長い「1行」を印字することができた。
だから、コンピューター上で文章を書いて、プリントアウトすると、行の折り返し位置などはコンピューター上で編集していたのとは違う位置になった。
それでも文章内容が変わるようなことはない。これが当時の当然だし、誰も疑問に思わなかった。
事務機器メーカーとしての、コピー機を発明した Xerox は、未来の事務機器を研究するために、パロアルトリサーチセンターを作った。
そのパロアルトで、経緯は省くが全く新しいコンピューターが開発される。名前を Alto という。
画面には画像を表示できた。文字も表示できるが、画像として表示するため、サイズを変えたり文字の形を変えたりできた。
Alto で作成されたワープロでは、見出しの文字を大きくしたり、太い文字にする、下線を引く、などの操作ができた。これは、当時の他のコンピューターにはできなかったことだ。
当時のコンピューターは、ディスプレイは「横長」で使うのが普通だった。テレビというのはそうしたものだったからだ。
一方で、多くの書類は、縦長の紙に印刷される。
Alto では、書類に合わせるように、ディスプレイを縦置きに使っていた。
さらに、当時のコンピューターの常識を逆転させ、「白い背景に黒い文字」を表示できた。
当時の通常のコンピューターは、黒い背景に白い文字を表示した。
Alto は白黒マシンで、当初は常識通り黒い背景に白い文字だった。
しかし、「紙に近づける」目的で、開発途中で出力回路に白と黒を逆転させるスイッチが付けられた。
ともかく、Alto は「コンピューターを紙の書類に近づける」ことを一生懸命に行った。
コピー機メーカーが未来の事務用品を研究しているのだから、紙に近づけるのは当然の帰結だった。
極めつけが印刷だった。当時すでに、文字を点の集まりで表現する「ドットインパクトプリンタ」は存在した。
しかし、Xerox はコピー機のメーカーだ。コピー機の技術を使い、非常に美しい印刷を行うレーザープリンタが開発された。
ここに未来のオフィス機器が完成する。
Alto 上のワープロで作った文章は、印刷しても全く見栄えが変わらなかった。新しい文章作成方法だった。
このことを表現する言葉が、WYSIWYG だった。
What You See Is What You Get。見たものを得られる。
今では、ワープロ画面と印刷が同じ、なんていうのは当たり前のことだ。
しかし、Alto まではそれは当然ではなかったのだ。
Macintosh は Alto を見たジョブズが「パクった」ものだ。
しかし、ジョブズは Alto よりも、もっと細部にこだわった。
英語圏の活版印刷技術では、文字などのサイズを「ポイント」という単位で表現する。
まず、よく使われるサイズの活字がある。
これは「読みやすいサイズ」と何となく共通認識が出来上がったサイズ、というだけで、何か規格があったわけではない。
活字というもの自体、大量生産ではなくて印刷所で必要に応じて鋳造するものだ。
手作りなので、印刷所ごとにサイズは微妙に違っていた。
このサイズの活字の、縦の長さを 12等分する。12っていうのは、いろいろな数値で割りやすいため、10よりも使いやすい。
この、12等分した1つの大きさが、1ポイントだ。
言い換えれば、通常の文字の大きさは 12ポイントになる。
1ポイントは、今ではおよそ 1インチの 72.27 分の1、とされている。
先に書いたように、活字のサイズは印刷所ごとに違ったので、これは厳密な数値というわけではない。
さて、ジョブズは Mac を作るにあたり、紙への印刷を前提とするのだから、すべてこの「ポイント」を単位として作ろうとした。
ディスプレイ上のドットのサイズは、1/72 インチになるように調整された。
初期の Mac はディスプレイ一体型だったから、そういうコントロールができた。
そして、標準的な文字のサイズは、縦の長さを 12ドットとする。
つまり、12ポイントの標準的な文字のサイズだ。
専用のプリンタは、ドットインパクトプリンタだったが、1ドットが 1/144 インチだった。
144 は 72 のちょうど2倍。ディスプレイが基準になっている。
だから、ディスプレイに表示したものと、見た目が同じだけでなく、サイズまで同じものが印刷できる。
ただ、1ドットが 1/144 インチ (以下 144dpi と書く。144 dot per inch の意味)って、プリンタとしてはかなりドットが荒い。
ディスプレイは技術的な限界もあって、72dpi でも仕方がないのだけど。
だから、プリンタはのちに3倍の解像度を持つ、 216 dpiのものが作られている。
最終的には、商用として最初のレーザープリンタ(300dpi)は、Apple が発売した。
ところで、当時のパソコンは、文字のサイズを 8の倍数ドットで描くのが普通だった。
8bit 単位でデータを扱うからね。白黒を2進数に置き換えて、8の倍数ドットだと処理しやすいんだ。
IBM-PC の場合、初期は縦8ドットだったが、途中から縦の解像度が上がったため、16ドットで扱うようになった。
これは、まだ「文字しか扱えない」時代の話。文字を大きくしたりすることもできない頃。
Windows が開発されたころも、「文字のサイズは 16ドット」という常識が残っていた。
だから、今でも、Windows は標準的な文字を、縦 16ドットで扱う。
しかし、Windows でも対抗上、Mac のように WYSIWYG をやりたかった。
単に見た目が同じ印字ができる、というだけでなく、同じサイズの印刷がしたかった。
ジョブズは、印刷に合わせて1ドットを1ポイントのサイズにするのにこだわった。
しかし、多くの人は印刷業界の単位なんて関係ないのだ。ドットとポイントを合わせる必要なんてない。
そして、Windows は画面を 96dpi 、と定めた。
実際には、Mac のように内蔵された専用ディスプレイがあるわけではなく、メーカーごとにディスプレイサイズも変わる。
だから本当のサイズはわからないが、標準的には 96dpi としたのだ。
定めてしまえば、後はメーカーがそれに合わせたディスプレイを作ってくれるだろう。
ドットが 1/72 インチの Mac で、12ドットの文字を表示すると、サイズは 12/72 インチ = 0.1666 インチだ。
ドットが 1/96 インチの Win で、16ドットの文字を表示すると、サイズは 16/96 インチ = 0.1666 インチだ。
ほら、つじつまが合った。
Windows の画面が 96dpi なんていう、何に由来するのかわからない変な値になっているのは、このような原因だ。
究極の WYSIWYG は、Apple 社を追い出されたジョブズが興した新会社、NeXT コンピューターで完成する。
Apple が世界初のレーザープリンタを発売した時、発売は Apple からだったが、開発には他社の力を借りている。
その一番重要な部分が、PostScript 言語だった。
それまでのプリンタは、文字やグラフィックのデータをドット単位で送れば印刷できた。
しかし、レーザープリンタは非常に高精細で、ドット単位でデータを送ることは現実的でない。
そのため、特殊な「言語」で、どの文字を、どの位置に、どんな大きさで、といった指示を送るのだ。
グラフィックも、座標間に線を引いたり、塗りつぶしたりという指示で描ける。
ところで、Mac も画面表示を「どの文字を、どの位置に、どんな大きさで」と言った指示で作っていた。
これは QuickDraw と呼ばれる Mac 独自の方式だったが、考え方は PostScript と同じようなものだ。
レーザープリンタが PostScript 言語を理解する、ということは、パソコン側、ここでは Mac が、画面に表示されているものを PostScript に翻訳しなくてはならない。
これがなかなか大変な作業だったし、指示方法の微妙な違いで、完全に同じとはいかない場合もあった。
そこで、NeXT コンピューターでは、画面表示も PostScript で行った。
PostScript は、プリンタの解像度に依存しないように、座標などが高度に抽象化されていた。
だから、高精細なプリンタと、ブラウン管の技術的限界からドットの荒いディスプレイで、全く同じ指示で表示ができた。
ここに、画面表示とプリンタへの印字が全く同じ方法で行われている、という WYSIWYG の究極系が完成する。
この方式は、今では Mac OS X に引き継がれている。
ところで、画面に PostScript で表示を行うのは、Mac OS X だけの技術というわけではない。
PDF ファイルは、その内部が PostScript でできている。
PDF 表示が可能なソフトは、PostScript を解釈して、画面に表示するように変換している。
また、PostScript ではないプリンタで PDF を印刷するときも、プリンタに合わせて変換している。
これは Windows でも当たり前に行えているが、当然 Mac OS X はこの処理をうまくやる。
なにせ、OS の内部に PostScript が組み込まれているのだから。
さて、今となっては、画面の表示どおりに印刷できる、なんていうのは、当たり前のことだ。
むしろ、違っていたら文句が出るだろう、というレベル。
だから、WYSIWYG なんて言葉は、あまり使われなくなっている。
ここに書いたものは、懐かしさからまとめておきたかっただけで、知っていても役立たない無駄な知識だ。
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メインとして使用しているノートPCが不調だった。
主な症状は、冷却ファンのうなり。
半年くらい前から時々うなるようになった。
最初は何が起きているかわからなかったが、とにかく一回電源を切り、その後で再起動すると解消した。
何度目かで、冷却ファンがうなっているのだと理解した。
回転する部品は、その回転で軸が摩耗する。がたつき始める。
するとうなる。当然の話で、パソコンの中で壊れやすい部品の一つだ。
しかし、上記に書いた通り、一旦電源を切れば解消したし、この現象は稀にしか起こらなかった。
大体月に一度くらいだったかな。
そのため放置していた。
メインマシンは HP Pavilion 15-cs0000 。購入はもう4年前になるのか。
消耗品が壊れてもおかしく無いころだが、まだ買い替えるには早すぎる。
この一週間くらいで、急に症状が悪化した。
少しづつ問題が起きやすくなってきているのは気づいていたが、それでも2週間に1度くらいの頻度だった。
それが、一週間前から急に、1日数回起きるようになったのだ。
これはいけない。さすがに仕事に支障が出る。
以前から目星をつけていた補修部品を慌てて購入。
補修部品の冷却ファン、ネットで情報調べると全然形の違う2種類が出てくるんだよね。
HP Pavillion はシリーズの名前で、15-cs でもその後ろの型の違いで内部構造が違ったりするらしい。
そのため、一度開けて確認しないと、と思っていたが、開けるのが手間なので躊躇していたのだ。
購入前に開けようと思って、開け方の説明ページを探した。
すると、以前は「類似機種」のものしか見つけられなかったのだが、全く同じ機種の開け方説明があった。
あー、以前は「修理」で探していたのだけど、見つけた説明は、発売直後にいきなり中をあけて確認している物だった。
修理じゃないから検索にかからなかったんだ。
しかし、これでファンの形が明確になったので、開けずに注文。
昨日届いたのだが、昨夜は修理の時間がなかった。
また今晩やろう、と思っていたのだが、仕事開始しようと思って PC の電源を入れたら、最初からうなりだした。
しかも、スリープ・リジュームを繰り返しても鳴り続ける。
これは、修理しろということだな。覚悟を決めて修理を開始する。
仕事の開始時間1時間前。開始時間までに終わらなかったら、開始時間を遅らせてもらおう。
しかし、難なく修理完了。
本体側はネジが見えている物3カ所、ゴム足に隠れている物3カ所。
精密ドライバーでこれらを外したらあとは、嵌め込まれたプラスチックカバーを外すだけ。
このカバー外し、最初の1カ所を外すのが難しい…と説明にはあったのだが、電池が膨れているので勝手に開いた。
新品でいきなり開けた人は苦労したけど、修理の時には勝手に開く感じか。
あとは、隙間にプラスチック片を差し込んで、はめられている爪を外していく。
基板が見えたら、ファンは数カ所のネジを外して交換するだけ。
今回、ついでに電池も購入したので、一緒に交換した。先に書いたように、カバーが勝手に外れるくらい膨れていたので、外見からも膨れていると明らかだったのだ。
修理が終わって電源を入れる。
なかなか画面が出ないので焦ったら、「COMS の内容がおかしいから、BIOS でセットアップ確認してね」(意訳)とメッセージが出た。
電池パック外したから、設定のバックアップRAM の内容が消えてしまったのだな。
さて、どうやって BIOS に入るんだっけ、と思いつつ再起動したら、何の問題もなく再起動完了。
時計が少しずれているので、NTP の問い合わせをして完了。
ファンの音、とても静かになった。うなっていなくても、少しカラカラ音がしていたんだ。
それが今は静か。
電池の上、パームレストが妙に膨れていたのもなくなった。
合計8,600円の修理でした。
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ここ2か月くらい、Android 用の標準入力システムである GBoard で、GODAN キーボードを使ってみている。
…さて、いろいろと説明が必要だろうな。標準システムでありながら、超マイナーな存在だから。
まず、GBoard は Google が開発した入力システムだ。各国語に対応している。
当然日本語も入力できるが、この入力方法は5種類ある。
・12キー(いわゆるフリック入力)
・QWERTY キーボードによるローマ字入力
・手書き文字認識
・GODAN
・50音表
フリック入力が一般的だろう。スマホで QWERTY は使いにくい気がするが、PC中心の人には悪くないかもしれない。
手書きと50音表は、入力が面倒くさそうだと思うが、機械馴れしていない人には良いのかもしれない。
そして、GODAN だ。一番マイナーな存在だと思う。
でも、一番最後に開発され、それまでの不満点を解消したものなのだ。
スマホ文字入力の歴史。
といいつつ、言語学の話から。
英語で使われるアルファベットも、日本語で使われる かな も、ともに表音文字と一般的には言われる。
音をあらわす文字で、漢字のように1文字で意味を持つわけではない、という意味だ。
しかし、より厳密な分類では、アルファベットは音素文字、かな は音節文字だ。
音素文字は音を最小単位まで分割しており、単体では発音すらできない場合がある。(子音のみの音など)
音節文字は、音を「音節」、つまり、発音できる単位で区切る。そのため、単体で発音が可能だ。
日本語の場合、母音が5種類ある。子音はたくさんあるのだが、9種類で代表され、他の子音はこの 9種類の亜種、という位置づけだ。
そのため、母音5種類に、子音…または「子音無し」の10種類を組み合わせ、一般に 50音と呼ばれる。
(実際には文字の種類は 50ではないが)
ここで、50音表では、子音が同じものを「行」、母音が同じものを「段」としてまとめられている。
行が10種類、段が5種類だな。
以下も、この名称に従って話を進める。
行が10種類に収まる、というのは、数字と相性が良い。
スマホ入力より昔、携帯電話よりさらに昔、ポケベルが流行した際には、プッシュホンのキーで文字を送ることができた。
1回目のキー入力で行を選び、2回目のキー入力で段を選ぶ。
慣れると、50音表が頭に入ってしまい、かなり高速に入力できる。
2回タッチすることで1文字を送る、いわゆる「ツータッチ入力」だ。
この頃は、家の電話や公衆電話からメッセージを送れたが、「入力中」の文字を確認するようなディスプレイはなかった。
携帯電話の普及の際には、ディスプレイが付いた。
入力中の文字が何であるか、確認しながら入力を進められる。
ここで、より分かりやすい入力方法として、テンキー入力が考案された。
ツータッチ入力では、キーの役割が行、段、行、段と交互に変わる。これが慣れた人でないとわかりにくい。
テンキー入力では、キーを行に固定した。そして、連続してキーを押す「回数」で段を選ぶようになった。
お段は5回押さないといけない。「起こそう」という4文字を入れるには、お、こ、そ、の時点で15回、全体では18回ものキー入力が必要となる。
あまり効率の良い方法ではないが、わかりやすかったので普及した。
余談だが、この頃「POBox入力」という日本語入力の発明が現れた。
上に書いたように、1文字の入力の打鍵回数が多い環境では、長い文面はとても入れられない。
そこで、途中まで入れたところで入力したい内容を「予測」して、候補を示し、選べるようにするという方式だった。
今では当たり前の方法になっているが、画期的な入力方法だった。
さて、スマホの時代になり、入力は実際のキーではなく、タッチ入力となった。
テンキー入力の「回数」で段を選ぶ形式は、タッチ入力では使いにくい。実際に押した感覚がないため、人の感覚とコンピューターの認識にずれが生じることがあるのだ。
ここで、POBox 入力の開発者が、また新しい日本語入力の方法を発明する。
「フリック入力」だった。
これは、ツータッチ入力とテンキー入力のいいとこどりだ。
テンキー入力のように、キーの意味は「行」に固定されている。しかし、その後に指を動かす方向により、「段」を指定する。
行と段を交互に指定、という方法はツータッチ入力と同じで、最大5回もキーを押す必要が無い。
まぁ、現在一番普及している方式だから、多くの人が理解していると思う。
2023.11.20 追記
フリック入力について事実誤認があったので訂正。
POBox の開発者は、Apple に入社してフリック入力の開発に携わったのは事実だが、フリック入力は彼の発明ではなかった。
古くは、Apple Newton 用に日本人が開発した Hanabi が同様の仕組みを使っている。
ただ、この方式は、いわゆる「テンキー」を模したものではない。
スマホ向けにテンキーを模したインターフェイスでフリック入力を行う方式は、ミュージシャンの小川コータが iPhone が国内発売される前に考案し、特許を取得している。
フリック入力の弱みは、撥音、拗音、濁音、半濁音、それに数字だ。
最初に、日本語の発音は子音 9種類に「代表される」と書いたが、実際の子音はもっと多い。
これらの子音表現のため、撥音、拗音、濁音、半濁音を使う。
フリック入力は、「代表される」文字の入力に特化しているため、これらの文字は直接入れられない。
とはいえ、これらの文字には規則性がある。
撥音・拗音…つまり「小さな文字」に使われる文字は、濁音・半濁音にはならない。
また、半濁音は「は」行でしか使われない。
そのため、「文字を変化させる」キーが1つあればよい。
通常は、このキーを押せば、その直前に入力した文字が適切に変化する。
「半濁音」を指定する時だけ、文字変化キーをフリックする必要がある、という特例があるが。
そして数字。
フリック入力は、テンキーを「かな入力に」使うことに特化させてしまったため、数字は入力できない。
これが、文章中に数字って結構入るのだ。
アルファベットの入力ができない、というのもあるけど、こちらは数字よりは頻度が少ないだろう。
いずれにしても、「かな」以外を入力するときには、キーボードを切り替えることになる。
GODAN キーボードはこれらの弱点を解消するように作られている。
フリック入力などで使うテンキーは、縦に4つ、横に3つのキーが並ぶ。
GODAN では縦に5つ、横に3つと、1段増えている。
いまさら、プッシュホンから続く「テンキー」に縛られる必要はないのだ。
左の縦1列は、A I U E O の母音が並ぶ。
右の2列は K S T N / H M Y R W の子音が並ぶ。
まぁ、これだけ見れば大体使えるだろう。子音と母音を交互に打てばよい。
両手持ちなら交互に打つのも早いだろうし、片手持ちでもそれほど大変ではない。
濁音を入れるには、子音を右にフリックする。
K は G に変わる。S は Z に変わる。
半濁音は左だ。と言っても、これは H だけ。P に変わる。
拗音はどうだろう。「みょ」と入れることを考えてみよう。
フリック入力では「ま」を選んでから左に動かして「み」にする。動作としては2ストローク。
同様に「よ」を選ぶのも2ストローク。最後に、「よ」を小さくするために「小」を押す。
合計5ストロークが必要だ。
GODAN はローマ字入力なので「MYO」と3文字を入れる。3ストロークで済んでいる。
ちなみに、ローマ字で使用しないアルファベットは、「連想しやすい音」の上方向フリックに割り振られている。
Q は K の上、C は T の上、という感じだ。
(「ち」はローマ字では TI でも CHI でもいいのだから、C が T に紐づけられるのは自然だ)
でも、アルファベットはローマ字変換されてしまうので、英語入力を行いたいときはやっぱりキーボードの変更が必要なんだよね…
#厳密にいえば、キーボードと「日本語入力、英語入力」は、Android では別の概念。
GODAN キーボードのまま、入力モードを切り替えたってかまわない。
でも、モード切り替えるなら、僕はキーボードも切り替える。
数字を入れたいときは、下方向にフリックだ。
通常のテンキー位置のキーで、そのまま数字が入力できる。
というわけで、フリック入力では入力できなかった文字も、GODANなら入れられる。
僕の場合、パソコンではローマ字入力しているので、学習コストは低かった。
大体入力できるようになるまでは5分程度。拗音などまで戸惑わずに入力できるようになるまで、3日くらいだったかな。
ただ、数字入力でついキーボードを切り替えてしまったり、最初はそういうことも多かった。
本当の意味で身に沁みついたのは1か月程度たってから。
その後は快適に使っていた。
で、今このタイミングでこの話を書いているのは、そろそろフリックに戻そうかな…
と思い始めたため。
GODAN 、すごい便利なのよ。普通ならこのまま使い続ける。
でも、僕は仕事でいろんなスマホを使うことがある。
先日、デバッグのために iPhone と Android で長い文字入力が必要だったのね。
それも、交互に何度も。
これが、フリック入力したり GODAN 入力したり、切り替えるたびに混乱してイライラする。
ずっと自分のスマホだけ使っていればいいのであれば GODAN は悪くないのだけど、仕事となると選り好みはできない。
弱点を克服したマイナー方式より、多少の難はあっても普及した方式に合わせた方が良い、ということもあるのだろう。
フリックに戻してしまうと、この良さを伝えたい、というモチベーションも下がるだろう。
だから、今のうちに記事をまとめ公表する次第。
別年同日の日記
15年 DOSBoxで日本語表示・JP106キーボード・UBASIC
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最近タイッツーを見ている。
ツイッター改め 𝕏 ではないよ。
そのツイッターが最近おかしいから、と個人が作ったサービス。
名前の通りツイッターを参考にしているが、作者なりの理想のサービスを作ろうと頑張っている感じがある。
7月1日公開だったそうだが、僕が使い始めたのは7月21日から。
それから1か月たったが、その間にも 𝕏 は改悪が進み、以前より見るのが億劫になってしまった。
(TweetDeck の廃止・有料化が一番大きい)
最近では、すっかりタイッツーばかり見ている。
さて、実はタイッツーの話をしたいのではない。
いや、タイッツーの話ではあるのだが、自分が昔作ったチャットコミュニティを思い出しているのだ。
現在のタイッツーは、黎明期だ。個人が作ったものではあるが、いろいろと話題を呼んで、今ではすっかり「 𝕏 からの避難先」として人気になってしまった。
𝕏 に類似のものとしては、Meta (Facebook) が提供するスレッズがあるが、こちらは最初こそ試してみた人が多いが、すっかり人気低迷しているらしい。
正直なところ、機能も、運営の安定性も、個人でやっているタイッツーよりもスレッズの方がずっといいのに、なぜ人気に違いがあるのだろう。
そして、先に書いたように自分がチャットコミュニティを開発した時、今のタイッツーと同じようなことを経験しているのだ。
SNS とかチャットコミュニティーというのは、ある種の通信手段だ。
通信手段というのは、相手がいないと使い道がない。
しかし、できたばかりのサービスは、当たり前だがユーザーがいない。
この時期をうまく乗り越えられるかどうかが、勝負の分かれ目だ。
僕が作ったチャットコミュニティは、諸般の事情があって「簡単なものでよいからすぐ公開する」必要があった。
そこで、公開してしまってから機能を追加していった。
これが、偶然だが良い効果をもたらせた。
チャットコミュニティがあったとしても、最初は見知らぬ同士。
いきなり話がはずむ、なんてことはあまりない。
その意味では、通信手段があっても相手がいない。
でも、機能を次々追加していったから、とりあえずみんな「こんな新機能ができたらしい」という話題だけで、しばらく話ができるんだ。
共通の話題があり、それについて意見を言っていれば、性格も見えてくる。
やがて似た性格の人が友達になっていき、コミュニティは活性化していく。
タイッツーが、ちょうど今その時期だ。
数日ごとに新機能が追加される。その話題だけでしばらくみんなが発言する。
よくわからなくて質問する人もいるし、その質問にわかりやすく答えようと頑張る人もいる。
そうやって、知見も共有されていく。
コミュニティ黎明期は、みんなが、そのコミュニティが小さいものだと知っている。
だから、気に入ったその場を失わないように、仲間を増やそうと頑張る。
結果として、悪い人はいない。みんなが優しい世界。
現在のタイッツーは、その雰囲気を気に入っている、という人が非常に多い。
ただ、コミュニティが大きくなると、そのユーザー数が何よりも重要な「コンテンツ」になるのね。
初期ユーザーが作り上げてきた雰囲気とは関係なく、ある時点で「人が多い」こと自体が話題になり、さらに人を呼び始める。
爆発的に人が増えると、それまでの雰囲気なんてあっという間に壊されてしまう。
自分のための「利益」を求めてくる人も増え、場は荒れて行く。
運営する側は、その状況に歯止めをかけるためのコストを払わなくてはならなくなる。
これは、宿命だね。人が増えるということは、多様性が増すということとイコールだ。
もし、場が荒れるのを止めようとすれば、それは「多様性を認めない」ことになってしまい、それも嫌な世界だ。
タイッツーの開発者は、このことをよく理解しているようで、機能を慎重に選びながら実装している。
つい先日、メンション機能が実装された。
𝕏 のメンションよりも多少複雑な動作をするようになっていて、よく理解できないという人も多い。
しかし、この複雑な動作は、「個人の会話が多くの人の発言を邪魔しないように」「特定個人向けでも、皆に有益な情報なら、共有できるように」という、相反する要求を満たせるように、慎重に作られている。
リプライは、もっと難しいだろうね。
有益なリプライとクソリプは紙一重だ。タイッツー作者はこのことをよくわかっているからこそ、リプライ機能をすぐに実装せずに、慎重に考えている。
この話、ただ自分が昔通った道をもう一回見ているようで、懐かしいなぁ、というだけの話で、特にオチはない。
何よりも現在進行形なのでまとめにくいのだ。
ただ、これだけは言える。
コミュニティ黎明期の面白さ、というのを体験したければ、今すぐタイッツーにアカウントを作ると良いだろう。
恐らく、この面白さは半年後には体験できなくなっている。
ツイッターだって、そうした道を通ってきたのだ。
ハッシュタグが追加され、RT が公式機能として追加され、という段階ごとに、コミュニティは盛り上がった。
そういう意味では、𝕏 に変わってからは、ともかく激変はして、話題提供はできていると思う。
ただ、ツイッターは黎明期を過ぎ、すでに安定期だったのだ。
この期間になると、人々は変化を嫌う。結果、この激変は、多くの人に受け入れられていない。
スレッズは最初から多くを用意しすぎた。十分な機能があることを売りにした。
結果として、話題作りには失敗してしまったように思う。
別年同日の日記
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WEB で無料公開されている「ジャンプ+」の、読み切り漫画なんですけどね。
いつまで公開されているかわからないけど、非常に良かったので紹介してみるわけです。
これ、お話の中では一切書いてないのだけど、日本で最初に稼働したコンピューター、FUJIC の開発話を、「一番近くにいた専門外の人間」の視点で描いたものです。
この主人公に当たる人物、実在したのかな。
それとも、話を分かりやすくするために設定した架空の人かな。
…と思って、過去に自分のページでも少し FUJIC に触れたときの参考資料ページ見ました。
(すでに無くなっていたので、waybackmachine でアーカイブを見た)
なるほど。
開発者である岡崎(漫画の中では岡城という名前にしてある)が、女子社員1名に手伝ってもらって作成を開始した、とある。
史実に比較的忠実なようだ。
話の内容をグダグダ書いてもしょうがない。無料で読めるんだから、今すぐ読め。
で、僕としては、細かな部分を解説しよう。
18ページ目右下、四角い中に丸い部分がある装置、ブラウン管だと思います。
EDVAC では動作確認用のモニタとして使用されました。
または、ブラウン管を利用したウィリアムス管メモリを作るために用意したもの、のイメージかもしれません。
どちらかは、この部分だけでは不明。
19ページ目左上、雑誌のイラストが描かれていますが、IBM の SSEC ですね。
日本では「科学朝日」に解説が掲載されて、岡崎もこれに触発されて開発を始めたそうなので、漫画の中でも史実に忠実です。
ちなみに、実際のイラストはこんな感じ。(リンク先で、さらにイラストをクリックすると拡大します)
SSEC は、おなじ IBM が作った ハーバードマーク1 (ASCC) と同じく電気機械式、と解説している資料が結構多いのですが、実際には真空管を使用した電子式でした。
2023.6.23 追記
自分が持っている書籍の中で唯一 FUJIC について書かれている、「計算機屋かく戦えり」を確認しました。
ブラウン管は、真空管の物理特性を調べるのに使用した、とのこと。
お話の中でも「真空管の品質にばらつきがある」と書かれていますが、メーカーの公表している特性値があてにならないので、詳細を調べるための装置を自作し、調査するところから始めたのだそうだ。
漫画では、22ページ左上のコマ。主人公の女性が、ブラウン管に映る曲線を見つめている絵が描かれている。
蛇足になるが、この本の中のインタビューでも、「計算手の女性の一人に手伝ってもらった」と書かれてました。
この本読んだのずいぶん前な上に、さらっと書かれていただけなので記憶に残ってませんでした。
30ページ目。
開発者のセリフで「やはりブラウン管というのは難しい。記憶装置は超音波でためして…」とあります。
ブラウン管というのは、先に書いたウィリアムス管メモリのこと。当時最先端で、期待されていましたが、実際には扱いが難しい部分が多く、実用に至っていませんでした。
超音波というのは、水銀遅延管メモリのこと。
世界初の電子計算機と言われる、ENIAC で使用されたメモリです。
スピーカーから音を出して、離れたところでマイクで拾うと、少し時間がかかる、というのが基本原理。
時間がかかるということは、その間「記憶」されているわけです。
この方式では、読み出すのに音が到達するのを待つ必要があるので、自由にメモリアクセスできず遅い、という欠点があります。
(他にも、音波をそろいやすくするために水銀を使用するのだけど、水銀が酸化して特性が悪くなるので定期的に交換が必要で、しかも水銀は有害、などの欠点もある)
最終的には FUJIC は水銀遅延管を利用したそうなので、それを決めたシーンなのでしょう。
解説できそうな部分は、この程度かな。
こんな細かな部分知らなくても、話は十分楽しめます。
話の重要な部分は、技術話ではなく、世の中が変わるときの期待と不安、という普遍的テーマですし。
でも、こんな解説ができてしまう程度に、しっかり調査して描き込まれているこの作品を素晴らしいと思うのです。
別年同日の日記
16年 コンピューターが初めてプログラムを実行した日(1948)
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
しばらく前に公開したX68k のゲームのディスクイメージだが、大学3年の時に作った FFT のファイルを更新させてもらった。
ゲーム内容などは特に変わってないし、バグがあったり、ウィルス汚染があったわけではない。
公開後に、ソースファイルや、当時パソコン通信に公開するために書いた説明ファイルが見つかったので、ディスクに入れたくなったのだ。
直接起動ではなく、わざわざディスク内を見なければわからないようなもの。
だから、すでにダウンロードしている人が落としなおすような必要はありません。
当時書いたテキストを見て、すっかり忘れていたことを思い出した。
大学祭で出店したわけだが、大学祭の時は夜はみな「開発」を続けていた。
で、その時もゲームのテストプレイとかをしてもらうのだけど、FFT はみんな奇妙なプレイを次々開発するのね。
一番驚いたのが、MIDI キーボードを持ち込んでいた先輩が、マイクの代わりにキーボードの音声出力をつなぎ、ピッチベンド用のスティックで調整できる幅を「1オクターブ」にして行ったプレイ。
綺麗に出力される周波数が、スティックの移動で滑らかに動くのだ。
つまり、単にジョイスティックで遊べるゲームになってしまう。
この遊び方を開発した人が、こちらのゲーム作った先輩ですね。
リンク先のゲームも、大学祭向けに作成されて、後に同人ソフトとして売られたゲーム。
ビデオの最後にスタッフロールがありますが、大学名・サークル名が書かれている。
先輩、今でも同じようなもの作り続けてるようですけど…
変わらない情熱に感心します。
別年同日の日記
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