2013年04月04日の日記です


科学館めぐり  2013-04-04 14:24:23  歯車 社会科見学 家族
科学館めぐり

東京MX を見ていたら、パナソニックセンターでダンボール広場が開催される、というCMをやっていた。


…すごくローカル局な感じの CM だな。



パナソニックセンターは、ビッグサイト(国際展示場)近くにある、パナソニックのショールーム。

ショールームなので、基本的に入場無料。


ダンボール広場は、ダンボールおじさんが作った、段ボールによる滑り台や迷路などの遊具を置いた広場。


近所の人が遊びに行くならともかく、電車で高い運賃を払って、片道1時間半もかけていくようなものではない。



でも、子供はそんなこと知らない。

巨大ダンボール迷路や、ダンボールで作った滑り台、と聞いて目を輝かせ、「行きたい」という。




このイベント、たった1週間しかやっていない。先週末の日曜日から、今週末の土曜日まで。


先週末の日曜日は、友人と花見の約束があったので無理。

(雨が降っていたので友人宅にお邪魔して遊んだだけになったが、子供は喜んでいた)


今週末の土曜日は、保育園の進級式があるから無理。


平日に連れていくことになるが、火曜日は仕事の会議があるので無理。

月曜日は、会議のための準備があるので無理。


今週木曜日(今日だ!)は、ここ数か月かけて作ったソフトのリリースを行うので無理。

翌日金曜日も自宅待機したい。リリース翌日では、どんなバグ報告が来るかわからないからだ。


というわけで、行けるのは水曜日に限られた。

雨の予報だが、まぁ何とかなるだろう、と思った。



…新聞に記事がでるほどの、春の大嵐になろうとは。




雨の中、自宅からバス停へ。


それほど遠くはない。遠くはないのだけど、この時点で次女が転んでズボンがびしょ濡れに。

雨なので着替えは持ってきたけど、早すぎるよ。


バスで電車の駅まで。そこで乗り換えて、新橋駅まで。


電車に乗りなれてない子供たち、この時点でもう疲れている。


そこで、「ゆりかもめ」の説明。

なんと! 運転手さんがいないんだよ、と一番前の車両の、最前列へ。


さらに! 電車なのにレールがない。というかタイヤで走っている。

(乗っているとタイヤは見えないけどね)


これで子供の元気は復活。


でも、国際展示場駅へ着くと、おなかがすいた、と言い出した。

とりあえず近くのビルにレストラン街があったので入り、マクドナルドと すき家 で軽く食べる。

(次女は、最近テレビ CM で「すき家のぎゅーどん♪」のジングルを覚え、食べてみたがっていた。)


ビルを出て驚く。

食べている間に、雨がひどく、嵐になった。


パナソニックセンターは見える距離。でも、この距離を歩くのが非常につらかった。




ダンボール広場、子供は大喜び。


何度も迷路を潜り抜け、平均台を歩き回り、小さな家に入って顔を出す。

恐竜の滑り台をなんども滑り、カエルのシーソーを…中央に一人で入って「お船!」と喜ぶ。


ダンボールなので、軽い。同じ遊具をプラスチックで作ればもっと重いし、鉄なら言わずもがな。

この「押せば簡単に動く」というのも、子供にとって面白いらしい。


一部木やプラスチックを使っていることに、長男は「全部ダンボールだと思っていたのに、思ったより違うものが多い」との感想。

でも、大人から見ると、ダンボールだけでよく重みに耐えられる、と感心する部分も多い。



さて、変わっているといっても、公園みたいなものだ。1時間も遊べば飽きる。


そこで、リスーピアの無料エリアへ。

パナソニックセンターでは、「リスーピア」という…理数系の楽園を作っている。


置いてある、理数系的に面白いおもちゃで遊ぶ。


…面白いし、大人から見て理数系の興味深さはあるのだが、今一つ。


「面白いおもちゃ」として子供は遊んでいるが、理科の魅力とふれあう、というリスーピアの目標からすると、ちょっと説明不足のように思う。


(このおもちゃ展示、以前に来たときはなかったように思う)



リスーピアならではの展示も同様。


面白い実験装置を作ってあり、その実験が何であるかを説明するインストラクションカードはある。

でも、「現象の確認と、説明」だけで終わってしまっていて、そこから引き出されるはずの、もっと興味深い話、に移行しない。


有料エリアには今回入っていないので、もしかしたら有料エリアではもっとちゃんと説明がなされているのかもしれない。




さて、「外の雨怖い」という長男を説き伏せ、再び駅に移動。


以前に来た時に、ビッグサイトが目的地だったので国際展示場駅からきたのだが、有明駅ならもっと近かった。


ただ、国際展示場駅までは屋根がついている。有明に進むには屋根はない。

この時は大雨なので、屋根のついている道を選択。


…選択を誤った。

屋根がついているので雨の影響は少ないのだが、嵐でもあるので「濡れないで済む」ほどではない。

これなら、屋根なしのルートでも、近い駅に行った方が良かったかも。


さて、駅に着いたらテレコムセンター駅へ。

ここから、日本科学未来館まではすぐ。…雨でなければね。




すでに1時過ぎだったので、常設展のみの入場券を買う。

企画展も興味はあったのだけど、見る時間が足りない。


ちょうど、アシモのショーの直前だった。

前日に、科学館について子供に簡単な説明をしていたのだが、「アシモ」には興味を持っていたようなので、見る。


長女は、かわいかったと言っていた。次女も面白かったと言っていたが、ちょっと不気味の谷だったようだ。



インターネット物理モデルを見る。

以前来たとき、自分はこれが気に入ったのでぜひ見せたかった。


…以前(長男が生まれる前なので、10年くらい前)はただおいてあるだけで、興味を持つ人も少なかった。

今は当時よりインターネットも普及したし、大人気展示のようで、整理券を配っていた。


5台の端末のうち、1台は整理券がなくても使ってよいらしい。


ただし、この1台は別のマシンにメッセージを送らないこと、がルール。

実物に例えて言えば、127.0.0.1 にしかパケットを送出してはならない。


インターネット物理モデルは、大掛かりな「ピタゴラ装置」みたいなものだ。


白黒のボールでビットを示す。

8個並べてアドレスを、8個並べてメッセージ ( 8bit なので、ANK 1文字) を表す。


使える端末は、整理券がいらない代わりに1人1回(1文字)しか送れない。

そこで、3人の子供で我が家の名前を送ってみた。…ほんとうは4文字だけど、3文字目まで。


ボールが転がるさまをみながら、インターネットの動作を説明する。

もっとも、長男はまだインターネットの仕組みをしらないので、意味が分かっていない。

長女、次女に至ってはボールが転がるのを楽しんでいるだけ。


「3文字しか送れなかったけど、こうやって通信できるんだよ」と言っていたら、次に並んでいた親子が、「4文字目」を送ってくれた。

これで、名前が完成。ありがとう、次の親子。




すぐ隣で「不可思議の数え方」をやっていたので見る。期間延長して、4/15までやってます。

ネットでも、展示の一部であるムービーが話題になっていましたね。


展示の肝である「圧縮」が最初はどうもしっくりこなかったのだけど…


ここでの実例では、ある程度の厳密性が必要なので、すぐに腑に落ちなかっただけ。

ゲーム理論でいえば、αβ刈りに相当する作業が「圧縮」という意味だな。


つまりは、コンピューターには存在しない「常識」を駆使して、組み合わせ爆発を抑え込む、という重要技術。

これを知らずに組み合わせ問題に手を出せば、無駄な時間を過ごすことになる。

ムービーの最後で「おねえさんに教えてあげたかった」と言っているのも、そういうことなのだろう。



ここ、中央に子供が遊べるスペースがある。

幾何学積み木、ペントミノパズル、オセロ、ルービックキューブ、ハノイの塔…


いろいろおいてあるが、すべてが「組み合わせ爆発」を起こすおもちゃなのがよくできている。

遊んでいる人たちは、多分まったく気づいていないのだけど。




階を移動して、しんかい 6500 を見る。

実は、前日に「しんかいくんと うみのおともだち」の絵本を子供に読んでおいた。


本物のしんかいくんの中に入り、周囲の展示を見る。

「チムニーくん」(熱水鉱床)、「ひばりくん」(シンカイヒバリガイ)、「しろうりくん」(シロウリガイ)などと説明していたら、説明員の人が寄ってきた。


「どちらかがイオウをエネルギーにできて、どちらかがメタンをエネルギーにできるんですよね」と尋ねると、イオウはどちらもできるはずだけど、メタンはちょっとわからない、とのこと。


横で長男が「メタンを食べられるのは ひばりくんのほうだよ」と言っている。

子供向けに、深海6500の絵本があって、そこに書かれていると説明すると、シロウリガイは熱水鉱床に棲むので、メタンを食べるのはひばりの方であっているのではないか、と言われる。


小学生すら深海生物に詳しい(?)おかしな親子に、説明員の人が「シロウリガイは貝殻でも硫黄臭がするのですが、嗅いで見ます?」と言い出した。


展示している箱の下は、鍵がかかっているがいろいろなものがしまってあった。

その中に、展示するほどきれいではない貝殻があり、においをかがせてくれた。確かに温泉のにおいがする。


「これが、深海6000m の温泉のにおいだと思うと、思いもひとしおですよね」と説明員に言われ…どうだろう。同意はしないが、言っていることは非常にわかる。「そうですねぇ」と無難に相槌を打っておく。貴重なものであることは確かだ。



他にも、ユノハナガニを見ていたらやっぱり説明員が寄ってくるし、霧箱を覗いていたら、家庭で作れる簡単霧箱のつくり方も教えてくれた。


興味をもった人に対し、さらに興味を掘り下げる説明をしてくれる。

それが科学未来館のすごいところだと思うし、リスーピアにかけているところだと思う。




閉館時間になり、科学館を出るときには、天気は回復して晴れていた。


長男は、ダンボールより科学館のほうが楽しかったけど、もっとゆっくり見たかったそうだ。

今日はダンボール目的で来たので仕方がない。そのうちまた、1日楽しみにこよう。


長女は、ミュージアムショップでローズクオーツの細かな石を小さなガラス瓶に入れたものを購入。

「とてもきれい」と宝物に。


次女も、長女の真似をして、アメシストの小瓶を購入。



妻はストロマトライトの切片と、珪化木の切片。

…しぶい選択だけど、いったいこれで何をしようというのか。



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