2010年04月の日記です

目次

05日 花見
06日 入園式
07日 ポメラニアン
12日 最近のうちのこ
14日 iPad を触ってみた


花見  2010-04-05 16:40:26  その他

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毎年恒例高校仲間との花見に行ってきました。

(去年の日記は書いていなかったようだが、行っています)


今年は例年とは場所を変更し、掃部山(かもんやま)公園にて。

これは、昨年参加者の一人が「車で来ると酒が飲めないから、公共交通機関でいける公園がよい」と発言したため。

発言者責任で、その人が幹事で、場所探し・場所取りからやってくれました。



ところが、予定の3日前になってうちの次女(11ヶ月)が39度越えの高熱を出しました。

…あきらかに突発(突発性発疹)だよねぇ。でも、突発も馬鹿にできないので、妻と次女はお留守番決定。


長男(5歳)には花見の予定を伝えてあったので、お母さんは留守番だけどどうする? と聞いたところ「行きたい」との意向。長女(2歳11ヶ月)も行くと言うので、僕が二人を連れて電車で行くことに。

実は、僕だけで子供を連れて電車に乗るのは初めて。どきどきでしたが、案外問題なく現地まで行けました。




会場に集まる時間をとっくに過ぎてから桜木町駅について、「やっと駅に着いた」と幹事に連絡。

丁度買出しに出る予定だった、と言うので、駅近くのコンビニで合流。


子供も馴染みになっているメンバーなので、手が増えて助かりました。


公園は…花見客でいっぱい。

例年の公園より混んでいて、子供は走り回って遊んだりすることができず、ちょっと不満そう。


でも、いつもは「ちょっとだけ」のお菓子も、チョコレートもたくさん食べて、ジュースも好きなだけ飲んで、食べるのに飽きたら砂や草を集めて遊んでいます。


長女は長男について歩いていて、大丈夫そう。

…というわけで、子供が生まれて以来始めて、花見でほろ酔いになれるほど酒を飲む。

「ほろよい」どまりだけどね。



長男:「あ! 食べるのに夢中で、お花みるの忘れてた!」


いいんだよ。花見はそれで。



#花見は、神様のご機嫌を取るための神事、という説があります。

 楽しく会食をすることで、神様のご機嫌を取る。だとすれば、見るのは2次的なこと。

 詳しく知りたい人は「サ神信仰」を調べてみてください。




花見の後は解散。

でも、子供の「もっと遊びたい!」と、友人の子供(6歳)の「誰かうちに来てくれないの?」の言葉で、友人宅へ。

友人の子供、長男とは1歳違いですが、会うたびに仲良く遊んでくれるので助かります。


結局、帰りは5時半過ぎ。

家に帰ったら7時過ぎでした。




子供の感想。


「来週はおかあさんと一緒にあの公園行く! 綺麗だったからみせてあげたいの!」


非常に思いやりのある言葉です。

でも、来週には盛りが過ぎてるだろうな…





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入園式  2010-04-06 16:29:28  家族

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本日、次女がいよいよ保育園に入園しました。


鎌倉市もご他聞にもれず、待機児童が大きな問題になっています。

…「ご他聞」もなにも、これは首都圏の地域的問題だそうで、ここら辺は特にひどい地域の一つですが。



既に入園済みの長男は、いよいよ年長さん。長女は2歳児クラスです。


#3歳児が「年少さん」、4歳児が「年中さん」となる。2歳以下は「未満児さん」だが、2歳児と0~1歳児に分かれる。



入園式の参加も3回目。すっかり気軽に普段の服装で出かけたら、周りの保護者はスーツ着てました。


入園式は、進級式も兼ねています。

年長さんとして名前を呼ばれる長男には感慨深いものがあるが、返事の声がちょっと小さいぞ。


未満児さんは長い式には耐えられないため、別室で保育中…




式の後、新規入園の人たちへの説明があります。

朝の保育室での支度などの説明もあるため、未満児さんが遊んでいる「別室」へ…


当然のように長女がこちらを見つけ、駆け寄ってきました。

次女が居ることに大喜びで、「あそぼう、あそぼう」と誘います。


騒ぎを聞いて、他の子たちも集まってきます。

僕はお迎えの時に、他の子とも話をするほうなので、遊んでもらえると思っているようです。


でも、ごめん。今はそういう時間ではないのだ。


説明が終わって帰ろうとすると、長女は「さびしいーーー!」と駄々を捏ねています。

先生方によろしくお願いしますと頭を下げて帰宅。


次女は、今日は入園式だけです。

明日から馴らし保育。最初は2時間から。

2週間かけてだんだんと預かり時間を増やし、通常保育になる予定です。


#でも、慣れてきた頃にゴールデンウィークが入って、子供が保育園忘れちゃうんだよね…例年のパターン。




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ポメラニアン  2010-04-07 17:44:25  コンピュータ 歯車

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ポメラを使う人のことをポメラニアンと言うらしい。

なるほど、なかなかうまいことを言う。



妻がポメラを購入したのは1ヶ月前。

実は、初代の発売前から気になってはいた。


元々、妻はモバギ(DOSモバ)派。

HP200LX 派だった僕が NetWalker を買ったので、妻もなにか「テキスト入力ガジェット」を欲しがっていた。


が、妻の要望では、入力もさることながら、テキストの閲覧もしたいらしい。

初代ポメラでは閲覧には適さないので、見送っていた。



QRコードも生成できる2代目が発売され、妻の要求も多少変化。

というのも、この間にKindleを購入し、PTAの仕事が忙しく携帯でのメールやり取りが増えたため。

(保育園のお母さん方は、PCが使えない人が多く、携帯にメールが来る。そして、SPAM対策でPCからの受け取りを拒否していたりする)


テキスト読みは Kindle でやるとして、QRコード生成ができれば携帯のメールが楽になるのではないか? という思惑。

しばらく悩んでいたが、1ヶ月ほど前に思い切って購入。



1ヶ月ほど使ったところだが、非常に快適らしい。

キーボードは「PCのものよりは使いにくい」が、十分に許容できる使い勝手だそうだ。

少なくとも、NetWalker とは比較にならないらしい。


#NetWalker がぐらぐらしている、とか言うのとは関係なく、キーピッチの問題。

 NetWalker は親指タイプも可能な大きさに収めているので、ピッチが狭い。

 (でも、親指タイプもやりにくいと言う中途半端さ)



QR コードの読み取りは携帯の機種を選びそうだが、妻の使っている DoCoMo の F02B では、QR コードを分割された時に自動的に「次のコードを読み取る」動作になり、分割していることが気にならない。

そして、読み取り後は簡単に「全選択」→「コピー」、MULTI ボタンでメールを同時起動して「貼り付け」で本文に貼り付けられる。


おかげで携帯メールが「使う気になる」ようになったそうだ。

これだけでも買った価値があるというもの。



妻はそれなりに人気のあるWEBページも作っているので、そのネタを書き溜めたりするのにも使う予定らしいが、忙しくてこちらはまだの模様。


#妻に怒られるのでWEBページへのリンクはしない。



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最近のうちのこ  2010-04-12 16:00:31  家族

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恥ずかしげもなく、親ばかの時間ですよ♪


最近のうちの子について記録しておきます。

公開日記なのに、自分のための記録が目的。




昨日(日曜日)、長男(5歳)の自転車を買いました。


1年ほど前から、自転車に乗せたい、と思っていました。

小学生になってしまうと勝手に出かけるだろうし、親の目の届く範囲で自転車の練習と、交通ルールの徹底をしておきたかったから。


でも、当の本人は嫌がって逃げていました。

理由は、2年ほど前に、公園で「スパルタ教育」で自転車(補助輪なし)の練習をする、保育園の上の学年の子を見てしまったから。


自転車が何度も倒れ、子供が泣いているのに「気合が足りないから倒れる」と言うような根性論で子供に自転車に乗ることを強要する親を見て、自転車と言うものが「恐ろしいもの」だと思ってしまったようなのです。



昨日、お誕生日の近い長女(2歳11ヶ月)のプレゼントを探そうとおもちゃ屋に行ったところ、長女が自転車に「乗りたい」と言い出しました。

結局補助輪つきでもぐらぐらすることが怖く、三輪車を買うことになったのですが、これをみて長男も「僕も乗る」と言い出しました。


乗せてみると楽しくなってしまったようで「僕も買う~」。喜んで買ってあげました。


家に帰ったのが日が沈んだ頃だったので、家の前の道路を一往復しただけで、初の自転車体験は終わり。

まだこぐのも慣れていないので、1往復でも「すごく楽しかった」そうです。




3月末の話。

長男のクラスで、女の子が二人引っ越していきました。


うち1人は、長男が仲良くしていた子。

うちの長男、保育園ではそこそこ女の子にモテるらしいのですが、どういうわけか仲良くなった女の子は引っ越していってしまいます。


お別れの日、お迎えの時間の後に、園庭でみんなで遊んでいました。

でも、長男は恥ずかしくて、相手の子に「さよなら」が言えません。


いよいよ相手の子が帰ることになり、園の門から出て行ったところで…


長男、門に駆け寄っていきながら、大声で叫びます。


「これからも、おげんきでーーーー!」


…なんだ、その別れの挨拶は、と心の中でズッコケる僕。しかし、女の子も返事を返します。


「そちらこそ、おげんきでーーーー!」



…なんだろう。保育園でこういうの流行っているのだろうか。




長女。最近いろいろと知恵が付いてきて、わがままし放題です。


ご飯を食べる時の態度もよくありません。

ちょっと前まではスプーンやフォークを上手に使っていたのに、手づかみに戻っています。

しかも、汚れた手のまま、食事中に歩き回ったり、寝そべったり。


先日、仰向けに寝そべったままで水を飲もうとして、顔に思いっきり水をかけ、泣き出しました。


…こっちが驚いたわ。

確かに、寝ながらでは水は飲めない、ということを教えたことはなかったが・・・




次女(11ヶ月)が、そろそろ言葉を覚え始めたようです。


最初の言葉は、「あーん?」…かな。

ご飯を食べたい時に口をあけて「あーん」と言うのですが、語尾が上がって疑問形に聞こえます。


ほかにも、突発的にしゃべることがあります。


昨日も、絵本をパラパラめくって遊んでいたとおもったら、僕のほうに突き出して「よむ!」と発声。

意味がわかっているのかどうかは不明ですが、類似のシチュエーションは時々あります。



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iPad を触ってみた  2010-04-14 17:01:25  コンピュータ 歯車

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知人が iPad を個人輸入で入手した。


「見てみたいですか?」と自慢したげに言うので、見せてくれるなら見ますが、と答えたら「そんな態度とって、本当は見たいんでしょう~」と良くわからないリアクションをしながら見せてくれた。

いや、それほど興味なかったから、本当に見なくても構わなかったのだが。


あまり批判すると iPhone 派の人から狙撃されそうだが、自分としては国内での iPhone 普及には当初から懐疑的である。


ガラパゴスと批判されようと、日本の携帯電話のガジェットとしてのレベルは高い。


…いや、そもそもいまどき「ガラパゴス」だなんていう人は世間に取り残されている。

この言葉は、一部の人が日本の携帯電話を批判するために使い始めたが、その後擁護派が「ガラパゴスは悪いことではない」と猛烈な反論を行ったため、ネガティブな意味は失われた。

しかし、iPad を見せてくれた知人は iPhone 派であり、iPad を見せながら話をする間中、日本の携帯を否定的な意味で「ガラケー」(ガラパゴス携帯の意味)と呼んでいた。


まぁ、ガラパゴスについては置いておき、まずは iPad のことから。




iPad を触っての第一印象は、伝え聞いていた通り重い、ということ。


ここのところ、立場により感想が異なるだろう。実際の重さは 700g。


iPhone のように常に携帯して持ち歩く、と言うことを考えていた人は「重い」と言う。

ノートパソコンのようなものを想像していた人は「軽い」と言う。

つまりは、微妙でどっちつかずの重さだということだ。



僕は iPad の話題を聞いたときから、これは持ち歩くものではなく、リビングで使うものだと思っていた。

しかし重い。うちには Kindle があるのだが、Kindle は気軽に家の中で持ち運ぶ気になる。

しかし、iPad の重さだと微妙である。リビングで使う、と決めたらそこに置きっぱなしにする機械だろう。


というのも、筐体設計の悪さが重さを余計に感じさせているのだ。

想像以上に大きい機械で、薄くて重いので、落としたら壊れそうである。

しかし、持ち手などは付いていない。うっかり手が滑って落としそうな怖さがある。これが重さを際立たせる。


iPhone とイメージ統一のため、表面をつるつるで凹凸のない形にしたのだろうが、指が引っかかるようなふくらみなり、滑り止めのざらざらなりつくってあれば、もっと軽く感じたかもしれない。


(IBM の古い機械、PT-110には、持ちやすくするためのふくらみがつけてあった。ここら辺の話、10年以上も書きたいと思ったまま置きっぱなしだ。)



片手で持って使おうとすると、重くて長い板を端っこの1点で支えることになり、余計に重く感じる。

ついしっかり掴もうとしてしまうが、そうするとタッチパネル部分に手が触れてしまうので、使えない。

もって使うなら常に両手で、と言う設計なのだろう。iPhone を片手で使っているような気楽さはない。




しかし、操作感は非常に快適であった。

iPhone でもそうだが、Jobs はこういう部分には一切妥協を許さない。


iBook など、ページ送りする時のアニメーションが、リアルタイムの演算によるものだった。

つまり、指をスライドすると、その指で紙をめくっているように動く。左右にめくるものなのに、途中で止めて上下に指を動かすと、曲げた紙の端が上下に動くように、たわみ方が変わる。


実用上はどうでもいい部分にこだわって作っている、と言うことが非常に良い。

しかし、こういうデジタルガジェットは、「実用品」と言うよりはおもちゃなのだから、このこだわりは重要だ。


GoogleMap のアプリケーションも同様の快適さ。

大きな画面で、自由に地図を動かすのは面白い。


あえて Zoom In した航空写真で、家の近所の道を辿って散歩していたら迷子になった。

普通はこんなことせずに、Zoom Out して目的地を探すのだが、軽快に動くから無駄な動きを楽しみたくなるのだ。




一番の感動は、iPhone のソフトを動かした時だった。


自分は、iPhone のソフトが動くとはいっても、それでは iPad の画面の広さは活かせないだろうし、「専用ソフトが発売されるまでの繋ぎ」程度の機能だろうと予測していた。


しかし、予想はいい意味で裏切られた。

iPhone 用に作ったソフトを iPad で動かすと、iPad の画面の広さの恩恵に預かれるのだ。


iPhone ソフトの動作環境は、互換サイズと2倍サイズの2通りが選べ、動作中でも切り替え可能である。

互換サイズで動かすと、画面の真ん中に小さなウィンドウが作られて、そこで動く。

2倍サイズにすると、ウィンドウは丁度縦横2倍になる。


ここまでは予想していた。

そして、2倍にすれば1ドットの大きさも画面の 2x2 ドットに割り振られて、ドットがカクカクと見えるものになるのだろう…と思っていた。


しかし、違う。2倍サイズの画面にすると、iPhone 用のソフトは iPad 向けに何の対応もしなくとも、2倍の解像度で美しく表示される。


具体的には、産経新聞の iPhone アプリをいじっていた時にこの現象が起こった。

産経新聞は、iPhone 向けに当日の新聞を無料で配信している。

iPhone ではかなり拡大しないと文字がつぶれて読めないのだが、iPad の2倍サイズ画面では、たくさん文字を表示したまま読めるのだ。


最初は、新聞だし、文字を並べてあるのかな、と思っていた。

ビットマップなら拡大したらギザギザが目立つが、文字データであれば、最終的には OS がレンダリングするので、拡大しても問題はない。

文字でなくとも、ベクターデータになっていても拡大に強いだろう。


しかし、そうではないようだ。iPad でも、極端に拡大を行うと、ギザギザが見える。

これは一体どういう現象だ?



同じような現象は、コミックを見ていたときにもおきた。

そして、こちらで確信した。


毎日作成される新聞ならともかく、既に紙で作られている原稿を取り込んだコミックリーダーで、ベクターデータにしてあるわけがない。

これは、ビットマップだ。iPhone - iPad の表示の仕組みでは、画面のサイズに関係なく、ビットマップを美しく表示できる仕組みが最初から備わっているのだ。


と言うことでピンと来た。

古い Mac ユーザーなら知っているだろう。Old Mac は、画面描画に QuickDraw という仕組みを使っていた。


QuickDraw は、そもそも Apple II の Pascal 用に作られた描画ライブラリだ。

特徴は、数学的に画面を構成すること。画面描画命令は画面の解像度に依存しないように作ってあり、最終的には「全体のうち、どの部分を画面に表示するか」と言う指示によって、実際の画面に反映される。


まぁ、ベクターグラフィックと基本的な概念は同じだ。それを OS の仕組みとして取り込んである、と言うことが違うだけ。


Jobs が Apple を「クビになって」から作った NeXT Computer でも、同じような仕組みが使われた。

ただし、こちらはDisplay PostScript と言い、PostScript プリンタと互換性のある方法で画面を描画する。


Adobe 社は後に、Display PostScript の技術を広く転用し、パソコン画面とプリンタで同じ見た目を実現するソフトを作成した。Adobe Acrobat だ。そのデータ形式である PDF (Portable Document File : どこにでも持っていける文章ファイル)は表示デバイスの解像度に依存しない。


現在の Mac OS X では、 QuickDraw の後継であり、Display PostScript の後継でもある、Quartz で画面を描画する。つまり、Quartz の技術は、PDF の技術と親戚筋であり、デバイスの解像度には依存しない。



さて、長い説明だったが、iPhone にも Quartz が使われている。

産経新聞は、紙面全体を大きなビットマップとして持っている。


全体を表示したいなら、ビットマップ全体を表示するように…と Quartz に指示を出す。

すると、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。この際、表示デバイスの解像度を気にする必要はない。

一部を拡大したいなら、拡大したい部分を表示するように、と指示を出す。これまた、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。やはりデバイスの解像度を気にすることはない。



デバイスの解像度を気にすることはない、としつこく書いているのは、これによって iPad の2倍表示モードでも、画面の広さが適切に活かされ、美しい表示になっているからだ。


最終的に、画面の広さよりも狭い部分を表示するように、と指示が出ると、今度は縮小ではなく、拡大が行われる。このときにはさすがに画面がカクカクになる。



最初からこのような美しい設計をしていたから、新しい機種を作っても互換性問題で苦しむことがないのだ。


iPhone HD の噂が出ている。

画面は丁度2倍になるそうだ。最初は、ドットを 1:2 で拡大することで互換性を取りやすくするために2倍なのだろう、と考えていた。つまり、専用ソフトが出るまでは画面の広さは活かされないだろう、と。


しかし、どうやら iPhone HD は最初から画面の広さが活かされそうだ。





以上のように、デバイスとしては iPad は良くできている。


見せてくれた知人は、こんなにすばらしいものだから、国内で発売されたらみんな買うんじゃないか、と言う。

でも、それはないだろう。


まず第一に、iPad はパソコンではない。パソコンのデータを持ち出すための、ビュワーだ。


そのため、母艦となる PC は必須だ。

しかも、WiFi 対応しているのに、母艦には WiFi で接続できない。iTune を通して、USB 接続でデータをやり取りするしかないのだ。



でも、国内では、それほど PC は普及していない。


同じ理由で、iPhone もある程度以上売れないだろう。

iPhone も iPod も、 PC を母艦として使う設計だ。

それは悪いわけではなく、小さなところでやりにくい作業は最初からやらない、そういう作業は PC でやって持ち込む、という使い分けでもある。

この使い分けによって、あの機能美を実現している。



しかし、最初に挙げたように、国内ではガラパゴスと呼ばれる携帯が普及している。

非常に高機能で、WEB やメール程度なら PC を必要としない。


…Netbook 、と呼ばれる PC の守備範囲は、携帯で十分なのだ。

そして、それが故、現在の大学生から下の世代では、マニアでなければ PC を持たない。


アメリカでは、労働世代には「必需品」の PC が、日本では必需品ではない。

そのため、PC を必須とする iPad / iPhone は、国内では普及の足がかりを持たない。



iPad は、Netbook に対する Apple からの回答だ。

しかし、PC ではない。


これが PC として動けるのであれば、iPad を母艦として iPhone を使う、なんていう若い世代が出てくるかもしれない。

その時は、国内の携帯電話の勢力図も大きく変化するかもしれない。


#もっとも、国内がいい意味で「ガラパゴス」なのは、デバイスの機能問題だけではなく、社会インフラの問題もある。

 インフラが整わない限りは、若い世代にとって携帯は手放せないだろうし、その状況で iPhoneや Android 携帯の爆発的普及はない。



翌日追記


勘違いされるといけないので書いておきますが、自分は Apple 好きです。

Mac が白黒だった頃から知っていますし、今も Mac 使ってますよ。


同時に、モバイルガジェット好きとして iPhone 類に興味がないため、もっていません。


Apple は好きだけど、他が嫌いなわけじゃない。

仕事には Windows も Linux も使うし、普段持ち歩いている Netwalker は Ubuntu Linux。


iPhone を持ってないからと言って、否定もしません。

上に書いたように、技術的に優れたところには素直に感心します。



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