2017年04月14日の日記です


久しぶりに理科ハウスへ  2017-04-14 18:41:04  家族

年度替わりの忙しさで、ここしばらく日記を書いていなかった。


ざっくりまとめておこう。



長男が小学校の卒業式を迎えた、という話は先月書いたのだけど、当たり前のように中学生になった。

制服がまだ初々しい。


部活に必ず入らないといけないそうなのだけど、「必ず」と言っている割には部活のショボい学校で、体育会系しか充実していない。


僕に似て運動嫌いの長男は、美術部と科学部を見学して…

これが、純粋文系部活のすべてだ。2つしかない。


一応、他にブラスバンド部はある。僕としては、ちょっと体育会系入っている、という認識。

長男も音楽にはそれほど興味がない。


でも、入部前に必ず3つ以上部活を見学すること、というのもルールなのだ。

広い世界を知ってほしい、という学校の趣旨らしいのだけど、その趣旨にしては揃えられている世界が狭すぎる。




この半年間、長男が最上級生で忙しかったこともあり、理科ハウスに全然いけなかった。

世界一小さな科学館ね。


春休み中に思い立って行ったら、運悪く休みだった。

事前に調べなかった僕がいけない。まぁ、その時は海岸に行って貝殻探しをしたりして楽しんだのだけど。


で、翌週…先週末にもう一度行った。

相変わらず楽しい場所だ。


理科ハウスに行くと、必ず子供の質問に目を通すようにしている。


疑問があれば誰でも紙に書き、掲示していいことになっている。

そして、答えられる人は誰でも答えを書き、その裏側に貼り付ける。


良い視点は価値がある。

知識は目を曇らせるので、子供の何気ない質問というのは、時に自分の知識の不確かさを突き付けてくれる。


たとえば、「うまい棒を机に置き、上から押すと、必ず4つに砕ける。なぜだろう」と書かれていた。

4つ、というのは、ドーナツ状の円柱部分が、およそ90度づつの円弧4つになる、という図もついていた。


…ほんと、なんでだろう。答えはまだついていなかった。


ずっと以前から類似の質問があって、気になっていた。

…探したらあった。こちらもまだ答えはない。


「プリングルスを机において、上から指で押すと、一番高い部分が直線に割れる。どうして?」


こちらも絵がついている。


僕なりの仮説はあるが、本当に正しいかわからないので、答えてあげられない。

たぶん、うまい棒も同じ理由だと思う。この2枚、勝手に掲示位置を変えて並べる。

似た疑問をまとめることで見えてくるものもあるためだ。



別の質問。

「月にはクレーターがたくさんあるのに、地球には全然ない。

 地球のほうが重力が大きく、隕石も落ちやすいと思うのに、どうして?」


あ、これは答えられる、と思った。

他にも数枚の質問で答えられそうなものを見繕い、返事を書こうと思っていた。




そこに、別のお客さんを案内して、スタッフの人が来た。

理科ハウスは冬だけプラネタリウムをやっているのだけど、この日はプラネタリウムに合わせ、天文に関する展示がいっぱいあった。


そのうち一つで実験をするというので一緒に見せてもらう。



砂の入った洗面器に、高いところからビー玉を落とす。ただそれだけ。

でも、結果を先に予想する。


ヒントとして、これは隕石が落ちてくるようなもので、跡はクレーターとなることが示唆される。

そして、月面のクレーターの写真が見せられる。


写真を見て、多くの人は底が平らな形状に穴があく、と考えた。

これ、スタッフの方の見事なミスリード。違う答えに手を挙げたのは、僕だけだった。(もちろん正解しました)



クレーターの底が平らなのは、衝撃の熱で岩が溶け、マグマの海を作るからだ。

小さな隕石や、ビー玉程度の実験ではそこまでいかず、すり鉢状の穴が開く。


でも、このミスリードは、次の話に繋げるために、皆に「予想と違う」ことの楽しさを知ってもらうためだった。


クレーターができるときは、多くのものを飛び散らせる。

月の表面に時々見える放射状の跡は、この痕跡なのだそうだ。



ここで、クレーターの底が平たいので、地球からでも中がよく見える。

クレーターの中に、放射痕が「ある」場合と、「ない」場合がある。


中に放射痕がある場合、そのクレーターは放射痕を作ったクレーターより古いものだ。

逆に放射痕がない場合、クレーターができたことで消してしまったのだから、放射痕より新しい。


こうした観察を繰り返し、今では月のクレーターのできた順序がほぼ特定できているのだそうだ。




廻りの人が感心して聞いているだけなので、ちょっと話を振ってみる。

なんでそんなに古いクレーターが残ったままになっているんでしょうね。


ちょうど、今子供の疑問に目を通していたら、なんで地球にはクレーターがないのか、という質問がありましてね。

逆にいえば、月はなんでそんなに長い間残っているんでしょう?



この話を振ったら、その場でみんなが自分の予想を言い始める。

いいね。聞いているだけじゃなくて、活発になり始めた。


スタッフの人は、即座に「4つの理由があります」と言っていた。僕が予想したのは2つだけだったのだけど。

他の人の意見で3つは見つかり、スタッフの人から「後の一つ、わかりますか?」と僕が指名された。


考えを言うと、「あ、それもすごく大事ですね。じゃぁ、理由は5つです」ってゴールが遠のいた。


結局、後の一つが何か教わっていない。

たぶんこれが答えだ、というものは、家に帰った後で気が付いたけど。





結局、「地球にクレーターが少ない理由」の質問の紙には、答えなかった。

みんなで考えるのも面白いゲームだったし、多分質問の子が次に訪れた時に、スタッフの人が今の「みんなの予想」の話をするんじゃないかな、と思ったから。


代わりではないけど、「地球の水を全部蒸発させようと思ったら、どんな方法があるか」に答えておいた。


スタッフの人としては、全水分の量と、その平均水温を見積もって、蒸発する熱量を算出すれば…

というような答えを考えていたようなのだけど、僕はこの質問を「地球が火星みたいになることはあるか」という意味だと捉えた。


なので、過去には大気があったと思われる火星が、なぜ大気を失ってしまったのかを書いて答えとした。

気圧が下がれば水は蒸発しやすくなり、最後にはその「水蒸気」も大気と一緒に失われるからね。



もちろん、熱量計算をするのも面白いと思う。

でも、僕はそういう計算は苦手なので、他の人に任せておこう。


答えはいくつ付けてもいいことになっている。

面白い質問には、4~5個の答えがついていることもある。





(追記:途中に書いた「子供からの質問」の答え、あえて僕の考えを書いていない。

 読んだ人は自分でも答えを考えてみてほしい。


 そのうえで、気になるのであればこのページのソースを見ること。

 僕の考えた答えがある…が、これは僕の考えであり、絶対的な正解ではないことに留意。

 自分の答えと違っていても、不正解だというのではない。

 本当に複雑な現象なら、それらしい答えはいくつもあるのが普通だ。絶対的な正解など存在しない)




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