2012年04月の日記です

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04日 言葉の定義
16日 ピューロランド


言葉の定義  2012-04-04 17:16:28  その他

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NHK E テレ(教育放送)で放送している子供向けの料理番組(…ほぼ名指しだな)で「イチゴは野菜か果物か」なんてクイズをやっていた。


答えは野菜、といわれて、長女(もうすぐ5歳)が驚いている。

「イチゴは野菜なの?」と僕に尋ねる。


理科の勉強ではね、と答える。


野菜といっても間違いではないけど、くだものといっても間違いではない。

だから、くだものって思ったままでいいよ、と教えると安心したようだ。




イチゴが野菜だというのは、植物学的な知識に基づく「一方的な」見解に過ぎない。


「くだもの」とは「腐(くた)るもの」という古語からきている、という説がある。

甘くてやわらかい草木の実は、すべて「くだもの」だ。


これに従えば、イチゴもスイカもバナナもトマトも、みんな「くだもの」だ。


#別説に「木(く)だもの」の意味、というのもある。「だ」は、「の」とおなじ意義。

 この場合も、木のもの、と呼んでいるが、草木の実一般を呼ぶことに異論は無い。



果物、と書くとき、「果」は木の上の田、つまり木に付いた収穫物(=実)を示す。

…と書くと、やっぱりイチゴは木ではないから野菜だ、という人が出そうだ。


しかし、「果物」は漢語由来で「かぶつ」と読むのであって、これを「くだもの」と読むのは、漢語に対して、似た意味の大和言葉を当てはめたに過ぎない。


むしろ、古文では「くだもの」に「菓子」の字を当てている。「果」の字の上に、さらに くさかんむり が付いている。木の実だけでなく、草の実も含むのだ。


菓子は後に違う意味に転用されるようになったので、くだものは「水菓子」と呼ばれるようになったが、後に「果物」に「くだもの」の音が当てはめられた。




同様な話題で最近よく聞くのは、「イチゴの食べる部分は実ではなく、種だといわれている部分が実」だという話。

これも植物学的には正しいが、一方的な見解に過ぎない。一般には食用に適する部分を「実」と呼ぶのだから、食べている部分は実で構わない。



「くだもの」も「実」も、言葉は植物学の発達以前から存在している、ということに気を遣わなくてはならない。


植物学の発達により、より厳密な定義が必要になったので、言葉を再定義した。

その結果、今まで使っていた言葉と意味が異なってしまった。だから、この言葉は「植物学者」の間でのみ通用するもので、一般的なものではない。



学問の発達による言葉の再定義は珍しいことではない。

専門家が使う用語は、一般的な用語と同じように見えても、違うことがある。


この「あたりまえのこと」を踏まえていれば、イチゴが野菜か果物か、とか、どうでもよい論争をしなくてすむようになる。


植物学では野菜だけど、普通はくだものって呼ぶよ、というのは「正解は野菜」というよりも、はるかに正解に近い。




そして、逆もまた真なり。自戒もこめて…

専門家は話をする際に、わかりやすく伝える努力をしなくてはならない。


この日記、もとは上の話は「おまけ」で、メインは昨日の嵐の話だった。

でも、わかりやすいので上の話をメインに挿げ替えた。


昨日の嵐、事前に気象庁が警告を出していた。

前日の新聞にも、「970 hPa の爆弾低気圧」が関東付近を通るので、嵐になることが書かれていた。


970 hPa ってのは大事だ、と我が家では話題になったのだが、新聞ではこの記事の扱いは小さかった。



気象庁は確かに正しい用語で警告を出したのだけど、それは気象学での用語の話だ。

危機感を伝えたければ、嘘を承知で「超大型の台風」と言わなくてはならなかったように思う。


#通り過ぎた後の発表では「超大型の台風並だった」としていた。

 もしかしたら、気象庁発表は変わらないまま、ことの重大性に遅ればせながら気づいた新聞社が気を利かせただけかもしれない。




メインとサブの話をすげ替えたけど、「おなじ話が近いうちに2個あった」のではない。

こんな話、毎日2個も3個もある。


日本人はコミュニケーション下手だ。

もっと相手に伝える努力が必要だ。



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ピューロランド  2012-04-16 17:26:40  その他

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ピューロランド

昨年秋にピューロランドに行ったとき、お誕生日に来ると、さまざまな特典があることを知った。


その後、次女(2歳)が、テレビでピューロランドの CM を見るたびに「ここいったねー またいこうねー」と繰り返す。

また行きたい、ではなく、またいこうねー なのがポイント。行ってやりたくなる。


長女(4歳)も楽しかったようで、参加型の劇「どきどき!マジカル☆マーチ」で使った魔法使いの衣装を時々着て遊んでいた。




次女も長女も4月が誕生日。

そこで、14日の土曜日に行くことにした。


事前に下調べして、行ける事が確定したら子供にも「いくよ」と教えておく。

これで、あとは勝手に盛り上がって、当日を心待ちにしたのだった。



さて当日。

「誕生日の人」の特典は、開園直後から始まる。

10時開園だが、10時半から「ハッピーはっぴ~バースデーSHOW」という舞台があるのだ。


うちはピューロランドまで1時間以上かかるので、子供たちを朝6時に起こす。

運悪く雨。荷物を増やしたくないが、傘を持っていかないわけには行かない。

濡れることを予期して、タオルなども持っていかないといけないだろう。


7時には家を出て、7時半には電車に。

現地についてから開園をのんびり待つくらいで行きたい。




が、計画をぶち壊したのは、僕のケアレスミスだった。


電車の乗り継ぎの都合で、途中駅が終点の電車に乗らざるを得なかった。

その駅で降りて、乗り継ぎ。


次の電車に乗ったところで気づく。

荷物を網棚に載せたまま、忘れてきた。


誕生日の特典を受けるには、誕生日の証明が要る。

それは、忘れた荷物の中だ。

入園割引券も、ビデオカメラも、全部その中。


雨のためいつもより荷物が増え、結果として子供たちも「自分のリュック」を持っていた。

乗換駅で、子供が荷物を落としたので忘れないように拾ったりしていて、自分の荷物を忘れたのだった。



次の駅が乗換駅だったので、降りて忘れ物預かり所に相談。

降りたところが終着駅なら、そのあと車掌が点検しているはず、とまずは問い合わせてくれる。

しかし、荷物は無かった。


電車の運行をしらべて、この後車庫に入ってしまうと教えてくれた。

車庫に入ると点検は不可能、次は20分後に車庫から出てくるので、始発駅で点検するはず、とのこと。


仕方が無い、妻がその駅に行って荷物を取ってきてくれることになった。


…と、相談していると、また駅員さんから声がかかる。

先ほど調べた運行表が違っていたそうで、車庫には入らず折り返した、とのこと。


終着駅のしばらく前の駅が始発になって、遠ざかっているところ。

すでに追いかけても間に合わない。

一番最後まで行って折り返すところで、また荷物のチェックがなされるだろうから、そこまで行かないといけないと言う。片道1時間以上かかる。



それならそれで仕方が無い、と妻が終着駅の電話番号を聞く。

追いかけるのが無理なら、ともかくピューロランドへ行こう。


で、先に進む電車の中で妻が問い合わせ。


忘れ物した、と告げると、いろいろ調べてくれ…回送した電車の、始発駅で見つけられて預かっているらしい。

そこなら往復しても1時間かからない。


妻がとって来てくれる事になった。

僕は、子供をつれて先に進む。


(特に次女が僕になついているので、僕一人での行動はできない。妻一人でなら行動可能)


ピューロランドの開園前には、ギリギリで間に合った。割引チケットは使えないが、仕方が無い。正規料金で入る。

(妻の分のチケットは、後ほど割り引いて購入)


園に入ってすぐ、インフォメーションカウンターに行って、事の次第を説明。

あとで必ず証明するから、なんとかお誕生日のあれやこれをさせてもらえないか?


幸い、最初の「バースデー SHOW」には証明は要らなかった。

また、当日予約が必要なパーティ、「バースデータイム」も証明不要、とのこと。


証明が必要なのは、バースデーカードをもらうこと。

これを首からさげていると、キャストの方々に「おめでとう」といってもらって、キャラクターのシールをカードに貼ってもらえる。

これは、仕方が無いので後ほどもらうことにする。


バースデータイムの予約をレストランに行って入れてしまう。

「誕生日の人の参加費は2千円」となっていたので、長女・次女の2人分必要かと思っていたら、これは一人分でも OK らしい。

その場合、ケーキやプレゼントも1人分になるけど、別に構わない。




バースデー SHOW が終わる頃、妻到着。

二人分のバースデーカードも、すでにインフォメーションでもらってきてくれている。

ありがとう。本当に助かった。


これで、あとは幸せに長女・次女の誕生日を祝ってやれた。


CLUB KITTY では、長女と長男は楽しく踊っていた。

次女は恥ずかしさもあるのか、僕にずっとしがみついていた。


長女・次女とも「見たい」と言っていたマイメロディーの劇も見られた。

(自分で見たいと言っていたのに、前と同じ内容なので長女は途中で飽きていた…)


イベントの「ジュエルペットパラダイス」は…子供3人で、「ふわふわ」を楽しんでいた。

次女が怖がるので僕も一緒に入って、中で遊びやすいように誘導していたのだけど。


(ふわふわって、楽しそうだけど中に入ると何をしていいか、途方にくれることも多い。

 周囲にジュエルペットがたくさん描いてあったので、「ルビーはどこ?」「サフィは?」とか問題を出してやると、子供たちで走り回って絵にタッチして楽しんでいた。

 もちろん、わざと次女の近くの絵を言ったり、みんなが「勝った」感じが出るように演出。)




さて、バースデータイムについて。

これは、多少高いと思ったが頼んでよかった。


(先に書いたように、誕生日の人は2千円、他の参加者は5百円。

 誕生日の人はケーキとプレゼントが付く。他に、全員にキティ型のクッキーの小袋。フリードリンク。

 3歳未満無料だが、その場合はクッキーは付かず、ドリンクは飲める)


誕生日の人がいるグループしか参加できないし、少人数にするため、早めに予約しないと入れない。

(誕生日の証明は不要)



内容的には、キティちゃんがきて、歌を歌ってくれる。

1グループごとに誕生日の人を紹介してくれ、バースデーカードを手渡しして、記念撮影してくれる。


…まぁ、大まかに言えばそれだけ。

でも、「キティちゃんが間近にきた」というだけで、長女も次女も照れ照れ。


少人数であることはここに活きていて、1つづつのテーブルを、ゆっくり時間を掛けて回ってくれる。




この日は、JCF … ジャパンコスプレフェスティバル in ピューロランドの日だった。

3時から、コスプレした方々が入ってくる。


別にコスプレイヤーに偏見は無い。

変な…というと失礼だが、いろんな格好の方がいても問題は無い。


でも、せっかく一生懸命やっているのはわかっても、僕が詳しくないので元ねたがわからない。

元ねたがわかったら、声ぐらい掛けてあげるのに。…申し訳ない。


マイメロディとクロミ(メロディのライバル)の格好(?)をした二人組みがいた。

写真撮りたかったけど、子供の相手をしている間に声をかけるタイミングを失って撮れず。


とりあえず、TPO にあわせたコスプレをできる人はエンターテイナーだと思う。

「自分が楽しいから」するので構わないのだけど、ピューロランドなんだからサンリオキャラで、というのは、周囲を楽しませようとしている態度だ。


#今調べたら、毎月ペースで開催されているようだ。

 年に一度かな、と思っていたので、たまたま変わった日に行ったと思っていたのだが。




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