家族17ページ目の日記です

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2014-12-07 ハイキング
2014-12-22 Scratch 2.0
2014-12-29 クリスマス
2015-01-01 あけましておめでとうございます
2015-01-05 妻の実家へ
2015-02-08 はじめてIKEA行った
2015-02-14 おばあちゃんとぼくと
2015-02-23 理科ハウス
2015-02-28 プログラム教育
2015-03-11 4年目の朝に
2015-03-15 さよなら遠足
2015-03-31 春の家族旅行
2015-03-31 ペンション とうてんぽーる
2015-03-31 バナナワニ園
2015-03-31 ぐらんぱる公園
2015-03-31 帰り道
2015-04-08 レディジュエルペット
2015-04-13 春は忙しい
2015-04-13 LiCa HOUSe
2015-04-20 海上安全技術研究所
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ハイキング  2014-12-07 12:59:41  歯車 旅行記 家族

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先日妻の誕生日だったので、お祝いに何かするかい? と聞いてみた。


紅葉見に行きたいなー、という答えだったので、近所の山を気軽にハイキングする予定に。

おにぎり3合分握って出かけました。


2年前に近所から港南台まで山の中を歩いている。

これ、「天園ハイキングコース」と名付けられている道なのだけど、途中から入った形になる。


じゃぁ、同じ場所から入って逆方向に歩こう。

コースとしてはすごく短いのだけど。


山に入ったのが10時半くらい。




歩きはじめて、元気ではしゃぎまわっているうちにハイキングコースは終わってしまった。

建長寺の境内に出る。時間はまだ11時半くらい。お昼ご飯を食べるにも速い。


流石にちょっと短すぎたかな、と思うが、せっかくなので建長寺を見学。

実は、近所だけど一度も入ったことない。


「ここどこ?」と子供たちは言っていたが、実は先日オクトーバーフェストに自転車で行ったときに前を通っている。


建長寺をゆっくり見学していたら、1時間くらい経ってしまった。

腹減った、というので建長寺を出たところで、「あー、前自転車で来たとこ」と納得。


と同時に「結構歩いたつもりだったけど、すごく近所だ」とショックを受ける。




建長寺の中でのこと。


小さな石碑が沢山立っている。「金百圓」とか書かれている。

なかなかこういうことを勉強する機会は無い。昔は百円の価値と言うのが非常に大きくて、百円寄付したら石碑を立ててくれるくらいだったのだ、と話をする。


百円がどれくらいの価値か…も聞かれたけど、これは時代によって変わるからわからない。


金五百圓、と刻まれた、非常に大きな石碑があった。

金心講、とも書かれている。講とは志を共にするグループの意味。寄進するために集まってお金を集めたのだろう。


下にメンバーの名前が刻まれているが、○○病院とか、○○楼(多分食べ物屋)とか、個人名ではない。

それだけの大金だった、ということだろう。


裏に回ったら、明治43年、とあった。明治末期だ。

さらに小さな石が添えられてあり、そちらには個人名が刻まれていた。そして、「金参圓」とある。


参円で名前を特に刻んで残すレベルだ。とはいえ、個人で寄進できる額でもあるので、5~6万円と言うところか。



#と思って調べたら、当時の1円は現在の2万円くらいの価値らしい。

 5~6万というのはだいたいあっているようだ。


すると、五百圓は1千万円くらいの寄付。その程度寄付すると、立派な石碑が残されたようだ。





建長寺を出てから、源氏山公園を目指す。

この日の朝のラジオで、八幡宮の紅葉はさかりを過ぎたが、源氏山公園は見ごろだと言っていた。


源氏山公園の入り口が化粧坂切通(けわいざかきりとおし)。

そういえば、google now でもしばらく前から「近所の観光スポット」として紅葉が綺麗だとおすすめされていた。



また山道に入ったので、子供ははしゃいで登る。

でも、公園に入ったらごはん、というので頑張っている節もある。




紅葉の綺麗な木の下でお弁当。時間はすでに1時を過ぎていた。


おにぎりと、おかずのウィンナー・きゅうりはあっという間になくなった。

まだ食べたそうなので、非常食に持ってきていたバナナチップスを開ける。


この後どうすんの? と長男が聞いてくる。


鎌倉駅を目指すよ! と言ったら、妻が「次女がもう疲れているし、北鎌倉に抜けて帰ってもいいよ」という。


でも、源氏山公園は、鎌倉と北鎌倉の中間地点。どっちに行っても大して変わらない。

スマホの地図を出して妻に見せると、じゃぁ鎌倉行こうか、となる。


すぐに市街地に出て、車に気を付けながら歩く。




小町通り。


誕生日祝いでもあるので、何かおいしいものでも食べよう、と言っていた。

でも、さっきご飯食べたばかりだし、時間も夕飯には速い。


どんぐり共和国(ジブリグッズショップ)とか、ちょっぺー(有名なおもちゃやさん。オリジナル商品を作るので、ここでしか入手できないプラレールとかある)とか覗きながら歩く。



「石道楽」というお店があった。

入り口の目のつきやすいところに「化石コーナー」と書いてあったので何気なく見ると、安い。


三葉虫のかけらが300円、とかだったりする。

完全な標本でも800円とか。


アンモナイト、直角貝などもやすいし、珪化木も安い。

妻は1年半ほど前に科学館で珪化木標本を買っているが、それよりずっと安いので衝撃を受けていた。


この店、非常に不思議な構成だ。

化石もあれば、鉱物標本もある。パワーストーンとしての「お守り」も売っているし、ちゃんとアクセサリーとしての宝石もある。


結構前に小町通りにパワーストーン屋さんができて、その後人気があるのか徐々に増えているのは気づいていた。


でも、個人的には「パワーストーン」は好きではない。でも、この「石道楽」の扱いは好き。

パワーストーンとしての効用なども書いてあるのだけど、変にオカルト・おまじないに走らず、科学的知識も併記してあったりする。




温度によって色が変わる液晶を使い、体温で色が変わる指輪が売られていた。

5歳の次女が欲しがる。と言っても、一番小さな指輪でもぶかぶかだ。

370円。高くはないが、悩む。


7歳の長女は、「人工テレビ石」が欲しいらしい。200円。

人工だけあって天然モノよりずっと透き通っていて、面白い。こちらは買ってあげてもよいかな。


長男は、ヘマタイト磁石に興味を持っている。

紡錘形の2つの磁石のセットで、投げると空中でくっついて面白い音を出す。

小さいの 300円、大きいの500円。大きいほうが明らかに磁力が強い。



子供が欲しがっているものが特に高くないし、科学的に面白いおもちゃだとも思うので、買ってあげることにする。


テレビ石は、人工と天然のセットを 600円で売っていたので、子供は「200円のでいい」と言っているのにそちらを買う。

天然モノに興味を持つことがあれば、いろいろ話も膨らむだろう。


磁石は大きい方を。こういうのは磁力が強いほうが面白いし、面白がって遊ぶことで発見があるので、200円をケチると良くない、と考えた。

実際、後で遊んでみたら「磁力が強いからこそ」な遊びがいろいろできた。



これに加えて、妻が「アンモナイトを薄く削って磨いたもの」を購入。

穴が開いているので、紐を通せばアクセサリーになる。


妻は時々生物系の科学イベントに行っているので、「人に見せたらウケると思って」という購入動機。

値段忘れたけど、500円程度ではなかったかな。


僕は特に買わず。

あえて買うとしたらシリコンウェハー(そんなものも売っていた!)がウケを狙えそうだったけど、人に見せる機会もないし。




「おやつまだ食べてない」と次女が言うので、どっか喫茶店でも入ろうか…と言っていたが、雨が降り始めた。

源氏山のあたりでは、雲一つない天気だったのにな。


あわてて、豆菓子屋にはいる。「鎌倉まめや」かと思ったら、違う店だった。

まめやが人気あるから、類似店が増えているのだな。


と言いつつ、店内の試食を結構食べ、まめやとは違う方向のラインナップのお菓子を数点買う。

通り雨だったようですぐやんだ。でも、ちょっとあたりが寒くなった。


小町通りを「まめや」の角まで進み、若宮大路に出て、引き返す。

妻のおいわいを兼ねているので妻の食べたいものを探しているのだけど、なかなか決まらない。



結局駅まで戻ったところで、「駅前の回転ずしに入って早めの夕ご飯にしてしまおう」と妻が決断。

時間は5時少し前。


100円均一ではなく、皿によって値段が違う店。でも、適正価格でおいしかった。

次女が「エビ食べたい」と言って、天然クルマエビ一皿360円を取ってしまったりしたけど。


#普通の蒸しエビは180円。次女はまだ天然モノの味の良さとかわからないです…



腹いっぱいになってから次女がまた「おやつ食べてない」と言うので、ジュースも取ってあげたし、最後にわらびもち食べたじゃないか、と言うと「あー、そっか」と納得。




鎌倉駅から電車に乗ったのは、5時半ごろ。

でも、少し疲れたのか次女も長女も「ねむいー」と言ってました。


「今度はもっと山の中歩きたい」という要望が出たので、近いうちにまた港南台まで歩いてみるのも楽しいかも。




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20年 HTMLで多数のデータを表示する。

23年 風邪惹き 


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Scratch 2.0  2014-12-22 11:52:35  コンピュータ 家族

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きっかけは妻だった。

フラクタル構造にちょっと興味があるのだけど、あまり詳しくないからいい本ないかね、と相談された。


僕はフラクタルにはそれなりに興味があってかじった程度の知識はあるけど、体系だった知識は無い。

これは良い機会なので、いろいろ調べてみる。


フラクタルって何だろう―新しい科学が自然を見る目を変えた


1988 年の出版なので、すでに古本でしか手に入らないのだけど、この本が良さそうだ。

購入してみる。


…届いた本は、まさに疑問に答える良書だった。

著者はマンデルブロの元で学んだ、日本のフラクタル研究の第1人者で、その人が「誰にでもわかるように、平易に」フラクタルを解説したもの。


図版も多く、巻頭にはカラーページもある。




さて、妻に渡す前に届いた本をざっと読んでいたら、子供が表紙の絵やカラーページに興味を持った。


実は、少し前に子供と話をしていて「フラクタル構造」について雑多な話をしたことはある。

良い機会なので、図版を見せながら、以前話したことの再確認をする。


特に「シェルピンスキ―のギャスケット」が長女(7歳)のツボだったようで、お絵かきし始めた。

最初はうまく描けなかったが、「三角形の辺の中心を結ぶ」ことをコツとして教えたら、6段階くらいまで描いていた。

6段も描くと、ちゃんとフラクタルに見える。


面白がって別の紙にも描いて量産しながら「描くの大変~」とか笑ってる。

じゃぁ、ここはパソコンで描けるのを見せるところか。




子供がお絵かきして楽しんだのが水曜日の話で、木曜日に「パソコンで見せるなら適切な言語は何か」と調査した。

タートルグラフィックが使いたいが、案外気軽な言語が無い。


…とおもったら、Scratch がタートルグラフィックを扱えた。

ずっと以前に Scratch でゲーム作ったりして見たけど、タートル扱えるのなんて忘れてた。


(もう一つ忘れていた理由があるのだけど、これは後で解説する)



昼の間に、コッホ雪片を描くプログラムを自作してみる。

うん。簡単に実演できそうだ。


夜、子供が風呂に入っている間に準備をして、風呂上がりの子供にコッホ雪片を描く過程を実演。


まず、「猫」に命令する形で、三角形を描くプログラムを作る。

次に、長さを与えると、その長さの「1段階のコッホ曲線」を描くサブルーチンを作る。


三角形の「直線」部分を「コッホ曲線」に変えると、六芒星が描かれる。



最後に、コッホ曲線を描くサブルーチンを改造し、その内部で使っている「直線」の定義を、「コッホ曲線」に置き変える。

すると、コッホ曲線は1段階ではなく、無限に細かくなり、「三角形」が「コッホ雪片」に変わる。


#実際には、直線の定義を変えるだけでなく、「ある程度短い線なら実際に描いてしまう」という条件分岐も必要。




非常に簡単なプログラムで、美しい図形が描き出されるのは面白かったようだ。


もっといろいろ描いて! というので、とりあえず猫がランダムウォークしながら、虹色の線を描くプログラムを作った。


猫以外出せないの? というから、新たなキャラクターの絵を選ばせ(長女がスケート靴を選んだ)、同じようにランダムウォークさせる。


次女(5歳)も「絵を選びたかった」と拗ねるので、さらに選ばせると、プレゼントの箱にした。

ランダムウォークではつまらないので、スケート靴がぶつかったら音を出すプログラムを仕込む。


音のライブラリから音を選ぶと、「ヒヒーン」という馬のいななきが選ばれた。

これで、スケート靴がプレゼントにぶつかるたびに「ヒヒーン」となくようになった。

ついでに、プレゼントの箱から「ひひーん」と吹き出しが出るようにした。


猫がぶつかった時も何かしたい、というので、ジングルベルが流れ出すことになった。

この際、プレゼントは「おめでとう」と喋る。


そして、猫とスケート靴がぶつかったときは、猫が1秒間巨大化することになった。


なにがなんだかわからないカオスな世界。

しかし、子供たちはゲラゲラ笑いながらこの作成過程を楽しんだ。


いつも寝る時間は8時半なのに、10時になっていた。

「今日はおしまい。明日も学校あるから早く寝ないと」と終了。


子供たちが寝た後、「小学生からはじめるわくわくプログラミング」を Amazon に注文。


この様子だと、長男(10歳)にはそろそろプログラムを教えても楽しいだろう。




翌日金曜日は特に何もなく、その次の土曜日。


いじっていて気になる機能があったので、ちょっと自分の方で実験してみる。


「クローン」という機能ブロックがあったのが気になっていた。

これはもしや、インスタンスを作る機能では?


…まさにその通りだった。


Scratch は、オブジェクト指向に作られているのだけど、以前に 1.4 を使ったときはインスタンスが作れなかった。


厳密に言えば、作ったオブジェクトを「コピー」して増やすことはできる。

ただし、それはプログラム作成時点で手動でコピーするのであり、プログラム内でインスタンス生成することはできなかった。


また、コピーしたプログラムは新たな別プログラムになるので、ゲームを作る際に「20匹の敵が出るようにする」ために20のコピーを作ると、同じ内容のプログラムが20個に増えることになる。


その後プログラムの改造をすると、「少しづつ違うプログラム」が出来てしまう。

そのため、実行前に20個のコピーを一旦削除し、再び20個のコピーを作り、それから実行…と余計な手間が増える。



クローン機能はこの手間を無くすもので、非常に強力だ。

早速小さなゲームを作ってみる。


このゲームに子供たちが反応した。

お絵かきが出来るんだと思っていたら、ゲームも作れる!



#この機能は、強力だけど難しい概念でもあります。

 オブジェクト指向に作りながらインスタンス生成が無かった、というのは、判りにくい概念を避けるために「あえて」入れなかった、ということでしょう。




長女が、動かす絵は選ぶだけで自分で描けないの? と聞いてきた。

描けるよ、と教えると、ピクミンを描きたいという。


(うちの子は結構ピクミンが好き。ゲームが、というよりは、あの世界観が好き)


Scratch では、お絵かきのための簡単なツールもついている。

ビットマップとベクターの両形式で描けるが、ここは子供にわかりやすくビットマップで描かせてみる。


あえて何もヒントを出さずに筆だけで描かせたら、最初は「うまく描けない」と言っていたのが、「筆を太くして円を描く」というテクニックを見つけ出した。

(筆を太くすると、「点」が大きさを持った円になる)


これで、雪だるまのように頭と体を描き、そこに小さめの黒丸で目を入れる。


…手足を描く段階で「うまくまっすぐ描けない」とまた言い出したので、助け舟を出す。

実は、直線を描くための機能がある、ということと、 Undo 機能が存在することを教えた。


これでずっと絵が描きやすくなった。やがて赤ピクミン完成。


青と黄色も描きたい、というので、赤をコピーして、ペイントバケツで色を変えるテクニックを教える。

後はキャラごとの顔の違いをちょっと変更して、三色のピクミンが完成した。




さて、これをどうする?

長女にはまだプログラムは難しい。


ピクミンだから 100匹動かしたい! という要望。

早速、クローンを使う時が来た。


赤ピクミンをクローンして100匹に増やす。


オリマーの後ろにぞろぞろ歩くようにしたい、と言われる。


マウスカーソルの方に「向かせる」ことは簡単なので、マウスカーソルに向かって歩くようにする。

ところが、これだとやがて皆が重なり合い、ぞろぞろ感が出ない。


各ピクミンごとの「足の速さ」パラメータをランダムに決め、バラつきを演出する。

ところが、これでもまとまりすぎてぞろぞろ感が出ない。


マウスカーソルに追随しすぎるのだ。「マウスカーソルに向く」タイミングを、ランダムで 1/5 にしてみた。

平均すれば5歩歩くたびに方向を変えるわけだ。


これでやっと「ぞろぞろ」感が出た。


ついでに、クローン時にランダムに赤・青・黄色を切り替えるようにもした。


(3種類は「コスチューム」の違い…同じプログラムで動くが、見た目だけの違いとなっていて、クローン時にランダムに切り替える)




ぞろぞろとピクミンを連れて歩けるようになったら「敵を置いて攻撃したい」と言われた。


画像ライブラリにはカエルの絵があった。

じゃぁ、コイツがマロガエルってことで。(ピクミンには、そういう名前の敵キャラがいる)


マロガエルを置き、ピクミンに触れたら「体力」が減少するようにする。


…マロガエル側でチェックしたら、ピクミンが1人触れていても、100人触れていても同じ速度で体力が減少した。

これはつまらないので、ピクミン側でチェックするように変更。


これで、集団攻撃するとあっという間に倒せるようになった。


マロガエルは攻撃されるとゲコゲコと啼き、倒されると断末魔を上げて消える。


「敵が止まってたらつまらない」と言われたので、ランダムウォークも追加した。

逃げ回るカエルを追いかけるゲーム。


これでも「攻撃してこないと緊張感が無い」と言われたので、舌を長く伸ばしたカエルの絵を追加。

スペースキーを押すと、1秒間の間舌を伸ばすようにした。


この舌にピクミンが当たると、ピクミンは消えてしまう。


…意図せず、謎のゲームが出来上がった。

スペースキーをタイミングよく押して、ピクミンを食べつくすカエルと、全滅前にカエルを倒すピクミンの戦い。



ここまで完成した時点で、僕は関与するのを辞めた。

作る過程を全部隣で見ていた長男が、ある程度理解している。


ピクミンの強さを定めるパラメータ位置と、カエルの強さを定めるパラメータ位置を教え、好きなように調整して「ゲーム」を面白くしてごらん、と任せてみる。




長男に任せたのは、そろそろ昼ご飯作らないとな…と思ったからだったのだけど、その時丁度郵便屋さんが来た。


一昨日ポチった Scratch の本が届いた。

中身をざっと確認してから、長男に見せてみる。


長男もざっと中身を確認してから…あまり興味を示さず、パソコンに戻る。

というのも、すでに本で紹介している学習レベルを超えてしまっていたから!


本に書いてあるのは、いくつかのサンプル程度のレベルを超えないプログラムを作るまでの過程で、簡単なゲームも含まれていた。


しかし、すでに簡単なゲームのレベルを超えたものを作りはじめ、長男はゲームバランスをどうやったらとれるか考え始めている。

プログラムの学習はじめてから、合計で6時間程度しかたっていないのに!



後で長男がパソコンに向かえない時間(大人気になってしまい、長男・長女・次女が1時間交代で使うようになった)に、Scratch 本を眺めたりはしている。

でも、基本的に知識を再学習し、体系づけているだけで「新発見」することは何もないようだ。




さて、ここで Scratch 本を僕も読み、Scratch にタートルグラフィックがある、ということを忘れていた理由がわかった。


以前使った 1.4 では、サブルーチン定義ができなかったのだ。

僕がタートルグラフィックを使いたい理由は、「再帰」による描画が簡単にできるからだ。


しかし、Scratch 1.4 ではサブルーチン定義ができず、再帰も行えなかった。


「ローカル変数を持った、再帰可能な関数」である必要はない。

僕は大学1年の時まで BASIC (と機械語)しか使えなかったが、三角関数と LINE でタートルグラフィック相当の描画を行えるようにしたうえで、コッホ曲線とかを描いていた。


再帰可能なC言語のような関数であれば描くのはより楽だが、そうでなくても配列が使えれば自前でスタックを組んでローカル変数を確保できる。


しかし、そもそも「サブルーチン」が定義できない 1.4 では、フラクタルを描く方法はなかった。

これが僕にとって「タートルグラフィックがあっても魅力を感じなかった」理由で、そのために存在自体を覚えていなかったのだった。


そして、2.0 ではいきなりコッホ曲線を描いていたように、強力なサブルーチン定義がある。



以前に、1.4 を使ったときに書いた日記では、Scratch は初心者向けには良いが、将来の保証が何もない、と書いた。

すぐに限界にぶつかるし、別の言語への乗り換え易さも考慮されていなかったためだ。


しかし、先に書いた「インスタンス生成」と、「サブルーチン定義」の2つが追加されたことで、Scratch に対する不満はかなり解消されたと思う。


別の言語への乗り換えは、相変わらず考慮されていない。しかし、「乗り換えなくてはならない」と思うほどに言語の壁に突き当たるのは、かなり熟練してからだろう。



多くの子供は、そこまで熟練しないだろうし、する必要もない。

Scratch は大人の使用に耐えるほどの機能を持っていて、サンデープログラマならこれで十分。


サンデープログラマの枠に収まらないレベルになったら乗り換えるべきだけど、そのレベルに行きつける人なら乗り換えは難しくない、むしろ楽しいチャレンジだろう。


#あえて難を言えば、配列の機能が弱い。

 一次元配列は持てるし、その操作機能は十分なのだけど、2次元配列にはできない。

 もっとも、1次元を2次元に拡張することは「不可能ではない」ので、十分な知識があれば乗り越えられる。

 (でも、乗り越えられる技量があるなら、別の言語に乗り換えたほうが良いかも)




さて、長女の絵に始まった「ピクミン」プログラムは、長男が大きく改造を開始したことで、2つのプロジェクトにフォークした。


長男は、ランダムウォークしかできないカエルに不満を持ち、キー操作で様々な「技」を出せるように改造した。

代わりに、ピクミンはランダムウォークとなり、対戦ゲームではなくなった。


元々、ピクミンもカエルも、横から見た絵だった。

だから、カエルはほおっておくと下に落ちる。ピクミンはランダムウォークだが、基本的に下方向に集まっており、黄色だけが高くジャンプできる。

(ゲームでも黄色はジャンプ力が高い)


下キーを押すと、カエルは向いている方向に舌を出し、同時に少しその方向に進む。


上を押すと「昇竜拳」で、カエルが舌を出して左右に激しく向きを変えながら一番上まで上昇する。

(その後落ちてくる)

左右キーは、舌を出しながら押された向きに画面端まで一気に進む。


下キーの「舌を出すだけ」と言うのがあまりにも地味だが、この技は連続して出せる。

しかし、それ以外の技は、出した後に長い硬直時間があり、連続して出せない。


「強い技にはデメリットもある」という、バランスを考慮したものになっている。


土曜日のプログラムはここまで。




日曜日。

長男はさらに大改造を試みる。


紫ピクミンと白ピクミンを追加し、カエルの技に「プレス」を追加した。

昇竜拳で空中に上がった後、下キーを押すとカエルが一気に落ち、その間に当たったピクミンを「プレス」で倒せる。

(ちなみに、下にいるときの下キーは、今まで通り舌を出す)


白ピクミンには毒があるので、プレスで倒さないといけない。間違えて食べると、カエルの体力が大きく削られる。


しかし、紫ピクミンにぶつかると、カエルはしばらく操作不能となる。

画面内を大きく移動する「昇竜拳&プレス」は、紫にぶつかる確率を上げてしまうので、使いどころを考えなくてはならない。



長男から構想を聞かされた時に、これはまだ長男の手に余るのではないかな、と思って「まだ難しいかもしれないけど、頑張ってごらん」と言っておいた。


実際、思ったより難しかったようで、時々弱音を吐きながら作っていた。

しかし、日曜日の間に大体完成。


時々バグが出て、上手く動かないと言って自分でじっくりとロジックを考え「あー、ここが悪かった」と修正したりしている。

中には、どうしても原因がわからずに「お父さんわかる?」と聞いてくる。


たとえば、ピクミンの「残り数」を表示しているだが、これをピクミンの処理ルーチン内でこなしていた。

すると、最後の一匹を倒した瞬間に「ピクミン処理ルーチン」は全て停止してしまい、「残り1匹」の表示のままになってしまう。


最後の1匹を倒したとき「以外」は正常に動いているので、何が悪いのかなかなか気づきにくい。

いわゆる「端の処理」というやつで、経験則上もっともバグの出やすい部分で、僕は症状を聞いただけで原因が推察できた。


でも、経験が浅いとどこが悪いのかわかりにくい。


しかし、逆に言えば、経験の必要な個所以外は、自分で工夫して「やりたいこと」を実現していってしまう。

まさか、たった2日でこのレベルまでプログラムが組めるようになるとは思わなかった。




ちなみに、妻もフラクタルの描き方とかを勉強してます。


こちらは、いきなり「再帰処理」を学ぼうとしているわけで、ちょっと混乱気味。

でも、描きたかった画像を大体作るプログラムは完成していて、残すはパラメーター調整のみ。


妻はちょっと Javascript と PHP を使った経験はあるけど、再帰処理するようなプログラムは初体験。

上達は十分速いと感じる。


妻も長男も、上達が早いように感じるのは、それだけ Scratch が使いやすいからだ。



長女の方の「ピクミン」プロジェクトはまた別の方向に進んでいる。

「ペレット」にピクミンが触れると少し「オニヨン」の方向に動き、オニヨンにペレットを運び込むとピクミンが10匹増える。

(ペレットはまたランダムな個所に現れる)


戦いとはまた別の、「協力して物を運ぶピクミン」という方向に伸びているのが面白い。



次女もピクミンの絵を描きたいというのでさらに別プロジェクト。

こちらは、たくさんのピクミンが「ひっこぬかれて あなただけに ついていく」などと歌いながらお散歩している。


同じ題材で作り始めても、これだけの多様性が出る。

子供の考えることって面白い。




Scratch の「初心者に対する」使いやすさはかなり良くできていて、誰でもプログラムを始められると思う。

(これは、誰にとっても使いやすい、という意味ではない。あくまでも初心者にとってのハードルの低さの話)


プログラムをやってみたい人に薦められる言語が無い、と20年くらい思っていたのだけど、いまなら間違いなく Scratch がお勧め。



最初に何をやっていいかわからない、という人は、簡単なお絵かきから始めるのがお勧めかな。



「ペンを下ろす」を指示してから「~歩動かす」をすると、線を描くことができます。

~歩、の数字を大きくすれば長い線になります。


そして、「~度回す」を使うと、進む方向が変えられる。

ブロックをダブルクリックすればそのコマンドを実行できるし、隣のエリアに持っていけばブロックを繋げて手順を示せる。


繋がった手順ブロックをダブルクリックすれば、まとめて実行されます。



まずは、三角形描いてみましょう。

それができたら、次は星型。(5つ腕がある奴ね)


1個星がかけたら、ランダムなサイズでランダムな位置に描くことにチャレンジしてみましょう。

このチャレンジは、結構難しい。教師無しでやっていると、投げ出したくなるくらいの難問かも。


(適切な教師がいれば簡単に作れると思うのですが)


さらに、星、三角、四角など、いろんな図形をランダムにちりばめてみましょう。


ここまで自力で作れたらたいしたもの。

もっといろんな絵を描いてみたり、線は引かないでも「キャラクターを自由に動かす」ことでアニメを作ってみたり、ゲームにしてみたり…

多分、思いついたことを手当たり次第にやっていれば上達できるだろう。



プログラムに興味のある方は、是非どうぞ。



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クリスマス  2014-12-29 10:09:04  家族

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もうずいぶん経ったが、今年のクリスマスのことを書いておこう。


23日(祝)

大掃除。


我が家では、サンタさんのプレゼントは子供部屋にやってくる。

だから、クリスマス前に部屋を片付けておかないと、プレゼントがもらえないかもしれない。


で、23日は大掃除をしながら子供に聞く。

クリスマスの「ごちそう」と「ケーキ」。同じ日だと、お腹いっぱいで食べられない、ということが多い。


2日に分けるとして、どう分ける?



僕としては23日にケーキで24日にご馳走、と考えていた。

それなら、午後に買い物に出てクリスマスの準備を買いつつ、ケーキ屋さんによってケーキを買えばいい。

ケーキは当日中に食べないとおいしくないけど、ご馳走は材料だけだから前日に買ってもいい。


でも、子供は「クリスマスイブ」と「クリスマス」に分けたいと考えたようだ。

3人の意見がまとまった結果、24日にご馳走で25日にケーキだった。一番面倒なパターン。




24日。

次女の保育園の終業式。

本当は冬休み中も預かってほしかったのだが、うっかり申請を期日までに出しそびれてしまったため、終業式で終わり。


朝次女を保育園に送り、その足で西友へ。西友は24時間営業なので朝早くでも開いているし、それなりに安い。

(うちの近所では、大きな市場があってそちらに行った方がすべてが安い。

 でも、市場は11時ごろから夕方6時ごろまでしかやっていないため、仕事が忙しいとなかなか行けない)



ローストチキンを作る予定だが、鶏が小さなものしか売っていない。

付け合わせ予定のリンゴやレーズン、昼には帰ってくる小学生の長男・長女の午後のおやつ、それに「やっぱケーキ食べたい」と言われたときのため、ちょっと高めのロールケーキ(とはいえ、6切れ入りで300円)を買って帰る。




僕は仕事で忙しいので、妻が後で代わりに市場に行き、鶏などを買ってきてくれた。


午後のおやつの時間、なんだか食欲がない。子供と妻には食べてもらって、僕は仕事を続ける。


やっと仕事が終わって午後5時ごろ。

鶏の仕込みは妻がある程度やってくれていた。


今日はご馳走するし、次女を迎えにちょっと早めだが保育園へ。


なんだか、いまだに食欲がない。変な感じだ。

家の外もずいぶん寒く感じるが、実際寒い日なだけかも。



そういえば、今日は朝からなんだか眠い気がしている。

寝不足かと思っていたのだけど…


家に帰って熱を測ってみたが、特に熱は無い。

風邪を惹いたかと思ったが、思い過ごしか。



楽しい日に暗い雰囲気にしたくないので特に何も言わない。




7時ごろ、ローストチキンが焼き上がり、食事に。


子供向けに、ハピネスチャージプリキュアのシャンメリー買っておいた。次女に大うけ(絵柄が)。

大人はロゼのシャンパン…なのだが、どうも気分が悪い。吐きそう。


調子が悪いと妻には伝えたところ、シャンパンは多すぎるからやめとこうとなり、代わりに先日購入してまだ味も見ていない「レモンビール」にした。330ml。


とりあえず、メリークリスマス。


シャンメリーは、長男はそろそろ大丈夫だが、長女と次女には炭酸は「痛い」ようだった。

まぁ、そうだろうと思ってオレンジジュースも買ってある。

(チキンとフルーツは相性が良い)


僕は少し食べたが、どうも気持ちが悪い。

レモンビールは甘くておいしかったのだが、ちょっとしか飲めない。


そして、その後しばらくしてトイレに駆け込んで吐いた。



「大丈夫?」と子供たちが心配してくれるが、むしろ楽しい日に心配させてしまって申し訳ない。

でも、吐いて少し気分が良くなった。


改めて熱を測ると、微熱がある。

また吐くのが不安なので、ほとんど料理には手を付けず、チキンと一緒に焼いたリンゴは少しだけいただいた。


子供たちを風呂に入れるのは妻に任せ、そのままベッドへ。




熱はこの後上がり、38度台を保ち続けた。最高で38.8度だったかな。

夜の間も、眠りが浅くて何度も目が覚める。


25日は仕事を休んで1日寝ていた。


なんか、節々が痛い。昼頃にはインフルエンザかな、とも思ったが、もしそうなら発症からは24時間を超えているので病院に行っても無意味だろう。


(24日の朝から、なんか体はだるくて眠い状態が続いていた。

 インフルエンザは発症から24時間以内なら、良く効く薬があるが、それを超えると自力で直すしかない)



ただ、その後吐くことは無く、食欲は出てきた。

夕食には、前日のチキンの腿を妻が残しておいてくれたので、ご馳走も少し食べられた。



ケーキは? と次女に言われたが、当り前だが買ってきていない。

妻にロールケーキを出してもらい、後日ちゃんとしたのを食べる約束をする。




この日の夜も眠りが浅く、何度も目が覚めた。

そのたびに熱を測っていたが、相変わらず高い。


ところが、明け方は急にぐっすりと眠れた。そして、熱が下がっていた。


5時ごろに起きだして、そのまま洗濯をする。2日間風呂に入っていないので、蒸しタオルを作って全身を拭き、服を全部洗濯機へほおりこむ。


この日は仕事をしたが、やはりまだ体力が回復していない。ふらふらしてあまり仕事に集中できず。


夜は、背中が痛くてあまり眠れず。

体力回復していないのにずっと座ってパソコンやっていたから、体に無理がかかったようだ。


しかし、これで風邪は終了。





で、今朝から次女が熱を出している。

風邪がうつったようだ。



実は、僕の風邪も次女からうつっている。

しばらく前に、次女が夜中に急に吐き、その後熱が出たことがある。1日で回復した事も含め、僕と同じ症状だった。


次女は吐いていないが、1日で治るのではないかと思っている。

正月には笑って過ごせるといいな。



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別年同日の日記

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03年 おせち料理

08年 クリスマス

15年 HDMI -> VGA 変換器

17年 1997年のその他のゲーム

20年 ペットの世話


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あけましておめでとうございます  2015-01-01 06:52:48  コンピュータ 家族

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初日の出より前に書いているから、本当は「あけまして」じゃないのだけど(笑)



最近書いていたように、子供と Scratch 始めました。

で、子供に見せるためにサンプルとして作ったのが上のゲーム。


「おとしだま」です。ダジャレかい (^^;

原型は20年くらい前、ごく初期のこのページで、正月に Java で作って公開していたゲームだったりします。



右上の緑色の旗をクリックするとゲームが始まります。

全部で100個の玉が落ちてきますから、マウスカーソルで「拾って」ください。


黄は 1点。青は 5点。紫は 20点。

合計点は左上の数字です。


100個の玉が落ちると終わりです。特にゲームオーバー表示とかありません。




Scratch は、ソースリストも含めてすべて公開することが、WEB上での「公開」の条件です。

上のプログラム、非常に短いです。


プログラム未経験者でも、興味があったら覗いてみてください



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妻の実家へ  2015-01-05 18:21:10  家族

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年末年始の家族日記をまとめておきます。

他人が読んでも面白くない話。




書いていなかったクリスマス前の話から。


今年の正月こそは、妻の実家に顔を出そう、と妻と相談していました。


もう3年前に顔を出したきり、その半年後の夏に行こうと思ったら実家の仕事が忙しくて行けず、翌年の正月は年末にメールを送ったものの、年度末の忙しさで読まれていませんでした。


昨年は妻が忙しくて行けず。今年こそ顔を出しておかないとね、と考えていました。


そんな矢先に、義兄(妻の兄)から妻に電話がかかってきます。

義母が倒れて危篤とのことでした。



夜の電話だったので、翌日実家に帰ります。

いろいろと相談もあり一泊してきましたが、峠は越えたとのこと。


ただし、意識不明のままで、年を越せるかどうかはわからない、とのことでした。




いつ訃報が来るかもわからない、と思っていましたが、何とか年は越すことができました。

1月2日、家族で妻の実家へ。


義兄は2日から仕事があったそうですが、午前中で終わったとのことで、午後4時ごろには来てくれました。


正月に親戚で集まった…と言っても、お祝いムードではありません。


当面の問題は、実家がゴミ屋敷になっていたこと。

義母は少し前から老人性痴呆の症状がみられていたそうで、物の整理がついておらず、ごみを溜めこんであったり、不要不急のものを多数買いこんであったりしたのです。


義父は家事をすべて義母に任せていたので、家事は全然できません。

義兄も義父も、痴呆症状には気づいていたそうなのですが、義兄がこまめに実家に顔を出して見守っていた、とのこと。


義母が倒れた後も、3日と開けずに実家に顔をだし、義父のために食事など用意しているとのことでした。

(妻は義父の食事を一番心配していて、レトルトや缶詰を大量に買って行きました。)



そして、ゴミ屋敷となっていた家は、義姉(義兄の伴侶)がかなり片づけてくれたようです。

妻曰く「足の踏み場もないほど」だったのが、生活導線は確保されていました。


でも、棚や引き出しの中まではまだ手が回らない状態。




妻の心配事として、包丁がすべてなまくら、というのがありました。

切れない包丁を無理に使うことは危険です。


家から砥石を持っていったので、僕が研ぎます。(中学の頃…ボーイスカウト在籍中から、刃物を研ぐのは好き)

その間に、妻は庭木の手入れ。義母は植物が好きで庭に沢山植わっていたのですが、伸び放題になっています。


子供たちはと言うと、義父が庭で面倒を見てくれました。


義母が植えた植物は食べられるものが多く、隼人瓜、白茄子、柚子が大量に実っています。

義父と一緒にこれらの収穫を楽しんでいました。

(白茄子は収穫には少し遅く、固くなりかけていましたが、すべておいしくいただきました)



包丁。非常に危機的状態。

ほぼ、刃のない鉄板です。薄い鉄板なら力で野菜くらい押し切ることができますが、そんな感じ。


普通家庭で刃物を研ぐのは中砥ですが、そんなのでは足りない。

荒砥で刃を作るところから始めます。


で、しばらくたってどれも非常に良い切れ味が復活。

一つだけ、大きく刃が欠けたままでその部分は切れないのですが、包丁が3本あったので大丈夫でしょう。



包丁研ぎが終わったので妻の様子を見に行きます。

子供たちが遊んでいる中庭とは違い、玄関側の木を剪定しています。

道路に枝が張りだしているのが一番迷惑だから、とのこと。


最初は「剪定」だったのだけど、余りにも伸び放題でどうしようもないので、枯れても仕方ないつもりでどんどん切っている、とのこと。


手伝いたいところだけど、植物知識が無いので僕は剪定は手伝えません…

どうしたものかと思い、玄関先で話をしているときに、義兄一家がやってきました。




義兄一家の子供(5歳の兄と3歳の妹)もうちの子供たち3人と庭で遊び始めます。


3歳の子もいるのでちょっと危ない。

義父一人で、収穫をしながら5人の面倒は見られません。

子守をすることにします。


妹ちゃんが、柚子を両手に持って「お母さんに見せる」と言うので家に入りますが、探しても見当たりません。

玄関先の妻に聞くと、義兄は寿司を、義姉は他に何か食べられるものを買いに行った、とのこと。


うちの子たちは庭で相変わらず遊んでいるけど、義兄の子供は「お父さんもお母さんもいない」という状態に急に不安になり始めた様子。

ご機嫌取りで一緒に遊びます。しばらく遊んでいると、義姉が帰ってきました。




時間は5時前。

義姉が「もうご飯の準備していいのかな」というので、やっちゃいましょう、と答えます。


手始めに、冷凍枝豆を自然解凍した…まだ少し凍ったものが出てきます。


子供たちは「お腹空いたー」と言いながら、これを食べ始めます。おかずのつもりだったのに。

「そういえばおやつは?」とか言い出しますが、義姉と相談の上、ご飯の前だから出さないことに決定。

(うちも義姉も、おやつを買ってきてはいました)


何か手伝いましょうか? と聞くも、ほとんど皿に載せて出すだけだそうです。

それよりは、妻の方が気になるので手伝ってあげて、と言われて玄関先へ。


…ものすごい量の木の枝が落ちていました。

かなりの量がすでにゴミ袋に詰められていますが、一角はいま剪定したばかりでまとまっていません。


じゃぁ、これをゴミ袋に詰めるのを手伝いましょう。

…とおもったら、触ると痛い。ヒイラギの枝が大量にありました。その向こうには松があります。


妻曰く、他にも野茨や薔薇など、とげのある植物ばかりだそうです。

庭先なので泥棒除けのつもりだったのだろうけど、茂りすぎて物陰を作ると逆効果。

泥棒にとっては「仕事を見られない」玄関先が好環境です。



チクチクする枝を拾いつつ、やっとヒイラギは全部片付きました。

その頃、義兄も寿司を持って帰宅。「ご飯にしましょう」と義姉に呼ばれます。


じゃぁ、もうちょっと片づけたら…と思っていたところ、妻が冷静に「やっちゃったから後片づけお願い」と言います。

何かと思ってみると、指から大量に出血している。

区切りの良いところまで早く済ませてしまおう、と仕事を焦り、のこぎりで切ってしまったそうです。


これでひと騒動。傷はそれほど大きくないのですが、血が広がって大出血に見えたので皆心配します。

僕としては、妻のこうした怪我は慣れているので冷静 (^^;;




さて、ごはん。

寿司を皆で食べながら、やっとゆっくり話をします。正月らしいひと時。


最近プログラムに興味のある義兄、うちの長男が簡単なゲームを作った、と聞いて興味を持ちます。

義兄はもともとグラフィックデザイナーですが、最近はそれだけでは仕事になりにくく、プログラムで簡単なゲームなど作れないかと考えているようです。


義兄は独学でプログラムを勉強していて、近くに相談できる相手もいないようなのでしばらくいろんな話をします。



義父は将棋がアマ三段の腕前なのですが、長男に「将棋とかやってるの?」と聞いてきます。

長男も最近将棋に興味を持って、コマの動かし方は一通り知っています。入門書を呼んで、定跡の勉強もしています。


でも、一緒に将棋が出来る相手がいないため、実戦経験がほとんどないです。


ここで、義父が将棋盤を持ってきて対局開始。

長男は本で覚えた「穴熊囲い」を作り上げて、ちょっと得意げ。


…が、すぐに崩されます。非常に強い守りでも、有段者と素人の戦いですからお話になりません。

あっという間に勝負がついて、長男は「強すぎてつまんないー」と泣き言を言います。


義父がそのまま、「その将棋盤とコマはプレゼントしよう」と、セットをくださいました。

うちには小さなマグネット将棋盤はありますが、ちゃんとしたものはありません。

(くれたものは安物で、コマはプラスチックですが、それでも「本物の将棋セット」です)


このセット、翌日から我が家で遊ばれています。

…将棋崩しで。マグネット付では遊べなかったからね。




将棋をやっている間に、妻が台所の棚の整理を始めました。

もう、どんどん捨てていくようです。同じものが複数ある、どう見ても古くてゴミのようなものが置いてある、等はゴミ箱行き。


これを見て義姉も冷蔵庫の整理を始めます。

賞味期限をあまりにも超えたものは廃棄。


台所の棚の上を妻がやろうとしていましたが、妻は背が低いので僕が変わります。

「どんどん捨てちゃっていいよ」と許可をもらったので、とにかく棚から降ろしながら、不要そうなら新品でも捨て、本当に利用価値のありそうなもののみ残します。


よくこんなに入れてあるな、というほど多くのものが棚に入っています。

食器などを入れ、空いたスペースには食品トレーなどを洗ったものを、同じサイズでそろえて重ねて詰め込んであります。


しかし、食品トレーなんて全部ゴミ。サイズをそろえてあって見事なのですが、まとめて処分します。


干支小物…その年の干支の爪楊枝入れ、とか、粗品でもらえるようなものが大量に出てきます。

あー、気持ちはわかる。立派で捨てられないよね。でも全部捨てます。


コーヒーやジュースを買ったときにもらったらしい、商品名入りグラスの数々…

箱のまま取ってあるものもあります。これ、欲しい人は欲しそうだよね。

でも、全部捨てます。


2000年記念のミレニアム漆器酒杯とか出てきました。

「西暦2000年」、とか書いてあって、竜の蒔絵が入っている。

きっと高かったんでしょう、立派な箱入りです。


でも、使わないし誰も欲しがらない。捨てます。


一人用の小さな鉄鍋が3つ、出てきました。

実家は妻が子供の頃に食堂をやっていたので、その時に使っていたもの、のようです。


こういうのって、買うと結構高いよね。でも不要です。捨てます。


本当のごみから、もしかしたら価値のあるものまで。

でも、「勿体ない」なんて言っていると生活スペースが確保できないんです。とにかくバサバサ捨てる。

3時間ほどの作業で、大きなゴミ袋10袋位がいっぱいになりました。




捨てるばかりでなく、「この家には不要だろうが、使えるから貰っておこう」というものもあります。


年末に妻が帰った際に、賞味期限を3年過ぎた、真空パックの本枯節を貰っていました。

3年過ぎたって言っても、鰹節は保存食だぜー。しかも、真空パックだから衛生的にも大丈夫。


でも、問題が一つありました。うちには鰹箱がありません。


だから、実は鰹箱を発掘したら貰おうと決めていました。

そして、発掘しました。刃は錆びついていて、箱も埃をかぶって汚くなっていましたが。


これは後でレストアして、復活しました。

古びた木箱は、サラダ油を少し付けた布でこすって油分を補ってやると、美しさを取り戻しました。


錆びた刃を取り外すのが一番の苦労でしたが、妻が執念で外しましたよ。

刃さえ外れれば、研ぎ直して復活できます。



他にも、新品の爪楊枝、ストレーナー(茹でザル)。うちの台所で使います。


漬けて何年も経つラッキョウ、梅酒、姫リンゴ酒は引き取ることにしました。

賞味期限を少し過ぎただけで未開封の食品類なども。


義母が大根の味噌漬けを作っていたようで…いつ作ったものなのかわからないし、塩味が強すぎて美味しくないのだけど、傷んではいないので引き取りました。

せっかく作っていたものを捨てるのは忍びない、という妻の判断。

塩抜きして料理に使うことにします。


あと、一抱えある大きな冬瓜がありました。

これもいただいて帰り、翌日から料理しています。食べても食べても無くならない (^^;




義兄がコップ洗いブラシ(新品が大量に買ってあった)を見つけ「これ、家で使えるんじゃない?」と言い出したとき、義姉が「持って帰ればいいけど、絶対家に入れさせないよ」と言い切ったのが見事でした(笑)


あれ、便利そうに見えるけど、結構使い道ないんだ。

義姉は片付けもまめにやってくれたようだし、いろいろ家事がわかっている人なんだな、とこの一言に感じることができました。



あとで義姉が言うには、捨てたものを義兄と義父に見つからないようにするのが一番大事、とのこと。

やっぱ、思い出があるからついつい拾い出しちゃって片付かないんだって。


妻ももちろん思い出はあるそうですが、「そんなこと言ってたら片付かない」と、どんどんゴミ袋に物を叩き込んでいきました。

…思い出を多少語りながら。



ここは、思い入れのない部外者が心を鬼にして捨てなくては、と義姉と意気投合。

とはいっても、この日のうちに捨てられたのはここまでに書いた程度なのですが。




子供たちの就寝時間もあるので午後7時には帰ろう、と思っていたのだけど、結局出発は10時前。

従妹と遊んで興奮しているけど、いつもならとっくに寝ている時間。


帰りの車の中ですぐ寝てしまいました。


義母の容態がいつまで持つかはわかりません。

いよいよの時には、いつでもすぐに駆けつけようと思っています。


しかし、親戚としてそれまで傍観しているだけでは申し訳ない。

頻繁に顔を出して手伝わねばな、と思ったのでした。


#遠いし、気軽に行ける距離ではないので2か月に一度くらいがやっとだと思うのだけど。



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別年同日の日記

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はじめてIKEA行った  2015-02-08 16:51:59  住まい 家族

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タイトルの通り、はじめての IKEA。


IKEA ネタは今更なので特に詳しいことは書かない。


でも、あのネタとか、このネタとか、見た時に単に笑っていたものが、自分が IKEA に行ってみてやっと真の意味が理解できた。


自分がスウェーデンハウスに住んでいて、IKEA はスウェーデン家具を売る店なので、ずっと前から興味はあった。

でも、特に買いたい家具もなかったし、子連れで家具屋に買い物に行っても子供はつまらないだろう。


そう思っていたのだけど、妻の仕事椅子が壊れて買う必要ができて行ってみたら、子供は楽しかったようで「また行こうね」と言っている。


まぁ、家具なんてそれほど必要になるわけではないから、当面行かないけどね。



椅子だけでなく、しばらく前から懸念していたいろいろなもの…子供が成長して生活スタイルが変わってきたので、もう少しコート掛が欲しいとか、そうしたものは購入してきた。


いくつかは既に設置したし、いくつかはこれから。




実際の部屋を想定したスペースに家具を設置してある、ショールームスペースがところどころにある。


その一つに、「古い和風建築の部屋を、今時の若者が使うように簡単に改装」しているものがあった。


押入れと床の間が付いた畳の部屋を想定してある。


でも、押し入れは襖を取っ払って、中段を作りつけの机として使えるようにそろえてある。

ノートパソコンとか置いてあるし、周囲に使いやすく棚などを配置して合って機能的。


床の間と思われるスペースも、全然それらしく見えないし、畳は見えないようにカーペットで覆ってある。

鴨居もあるのだけど、タペストリなどで巧妙に隠し、言われないと気にならない。


この、「和風の部屋を洋風に改造してあり、全く和風を感じさせない。でも、ショースペースなので和風の改造だと気づいてもらえないと意味がない」という微妙な展示を行ったスタッフの心意気に感銘した。


そして、畳の上を土足で通ってよいこのスペースに、妙な居心地の悪さを感じた。



すぐ近くに、同じように「畳の部屋を子供部屋に改造」した展示もあり、そちらは畳が見えたままだった。

子供が遊びたくなるようなおもちゃも置いてあり、多くの子供が靴を脱いであがっていた。


やっぱ、畳見ると日本人は靴脱いじゃうよね。

でも、先に書いた部屋は一見畳の部屋に見えないからこそ、だれも靴を脱がない心地悪さがあったんだ。



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おばあちゃんとぼくと  2015-02-14 10:17:19  コンピュータ 家族

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おばあちゃんとぼくと

「おばあちゃんとぼくと」という名作ソフトがある。


ソフト…あえて言うならゲームなのだろうけど、いまでいう「デジタル絵本」の最初期のものの一つだ。

Mac 用に発売されたもので、後に Windows にも移植されている。


初めて見たのは、1992年。

箱根で、デジタル美術の展示イベントがあった。


箱根中がイベント会場だったらしいのだけど、大学のサークル合宿(という名目の旅行)で行った、箱根彫刻の森美術館では、Mac を複数台並べて「アートな」ソフトや、活動を紹介していた。


その中に、「おばあちゃんとぼくと」があった。




衝撃を受けた。

これはゲームではない。特に目的は無く、絵本のお話をパソコンに読んでもらうだけだからだ。


でも、パソコンが絵本を読み上げた後、そのページの絵をゆっくり楽しむのは構わない。

それは実物の絵本だってそうだ。絵本と言うのは絵を楽しむものだ。


そして、「おばあちゃんとぼくと」には、パソコンならではの仕掛けがあった。

絵に描かれたものをクリックすると、いろいろなことが起きる。


これは絵本なのだから、それによってストーリーが変わったりすることは無い。

何のことは無い、ただの「遊び」。でも、ゲームなんていずれもただの遊びだ。


そして、遊びである以上、楽しいか楽しくないかが非常に重要な一線となる。

「おばあちゃんとぼくと」は、めっぽう楽しかった。



実は、「おばあちゃんとぼくと」以前に、Mac では似たようなゲームが出ている。

「the Manhole」(マンホール)というゲームで、もっとゲームらしいゲームだった。


でも、面白かったかというと…僕には面白いと思えなかった。


基本的には絵本だ。

ただ、クリックしたものによっては、その先の場所に移動する。

ハイパーリンクで構成された世界の中をさまよい、世界観に浸ることが主目的で、特にゴールは無い。


このゲーム、当時のゲーム賞を総なめにしていたはず。

今でも好きだという人は多い。


でも、ゲームとしては「アドベンチャーゲーム」に属するもので、道に迷ったりする。

気付かないと先に進めないような経路もあり、ひたすらクリックして進める場所を探す必要がある。


それでいて、クリックに反応する箇所はそれほど多くは無かった。

このことで、ゲームが「作業している」感を感じるものになってしまったのが、僕が楽しくないと思った理由だ。



「おばあちゃんとぼくと」は、ゲームではなくて絵本なので、道に迷うことは無い。

たった12ページしかない。


でも、少ないページ数だからこそ、クリックに反応する箇所が非常に多く、濃密な体験ができる。

そして、このクリックしたときの動きが、非常にセンスが良い。



後に、Mac が Performa シリーズ…多数のソフトを最初から付属させた廉価機種ラインナップを出した際に、「おばあちゃんとぼくと」が付属したものがあった。


僕はこの機種を選んで買い、ソフトを入手した。

Mac が欲しかったのもあるが、このソフトが付いていることは決め手の一つだったように思う。




当時は、兄の子供が3歳くらいだったので、ずいぶんとこのソフトで遊ばせてあげた。

子供と言うのは集中すると飽きずに遊んでいる。


僕も気に入ってそれなりに遊んだのだけど、大人の発想ではクリックしないポイントが相当ある、とこの時に気付いた。


さらに数年たち、兄に2人目の子供が生まれ、5歳くらいになった時に久しぶりにソフトで遊ばせたような覚えがある。


この時にも、見たことのない動作を発見した。


いや、もしかしたら見たけど忘れていただけかもしれない。

でも、覚えきれないほど動作があるので、遊ぶたびに発見があるのだ。


そういうソフトはなかなかない。



僕の長男が5歳くらいの頃、このゲームで遊ばせてあげたい、と思った。

しかしその時は Windows を使っていて、Mac はあるのだけど、子供がいるからこそ物置から引きずり出すことができなかった。


#小さな子がいると、ややこしい機械を出すのははばかられるもんです。



Windows 用の Mac エミュレータの存在もこの時に知ったのだけど、うまく動作しなかった。




さて、2年ほど前に、長男が近所の科学館で「キッドピクス」を見て面白がっていた。


家にあるから今度遊ばせてあげる、と約束したのだが、この時もまだ次女が3歳で、物置からガラクタを引きずり出すのは難しかった。


もう一度エミュレータに挑戦した。

動作はするのだけど、CD-ROM ドライブにアクセスできない。


この時も断念した。




先日、急に思い出して3度目の挑戦をした。


エミュレータも、数年の間にずいぶん進化した。

68K Mac のエミュレータ、Basilisk II というやつなのだけど、現在は JIT コンパイラを搭載し、68K のコードを x86 ネイティブに変換しながら動作する。


CD-ROM ドライブが読めない件は、どうやら 32bit Windows 用のドライバしかないことが問題だったようだ。

無いものは仕方がない。iso ファイルをマウントすれば読めるよ、と説明があるのを見つけたので、CD-ROM から iso ファイルに変換した。


今のマシンだと、CD-ROM を丸ごとファイル化しても、ハードディスクに対して誤差範囲みたいなものだ。

昔のマシンでは、なんか記憶領域がもったいなくってできなかった。


かくして「おばあちゃんとぼくと」が蘇った。懐かしい。

キッドピクスもインストールした。


えーと、他に Mac 用のゲーム持ってたかな…Puzzle Bobble 2 があった。遊べることを確認。

まぁ、わざわざエミュレータで遊ぶほど好きだったわけでもないのだけど、動くことが楽しい。


iTachoco のゲーム、結構沢山持っていたので遊びたいのだけど、これはフロッピーディスクなので読む方法が無い。残念。




かくして、いま5歳の次女に「おばあちゃんとぼくと」を遊ばせてみている。


すっごく気に入ったようで、集中して遊んでいる。


Windows の画面に、狭い Mac エミュレータのウィンドウを開き、その中央に小さく表示された画面で。


#「おばあちゃんとぼくと」は、カラーであればコンパクトマックでも動くように、小さな画面で設計されていた。


色数も 256 色。ドットも荒く見える。

今こんなソフト発売しても売れないだろうね。


でも、実際に子供はすごく面白がっている。

色数とかドットの細かさとか、面白さとは無関係だということがよくわかる。



キッドピクスも遊ばせるつもりだったけど、「おばあちゃんとぼくと」を気に入って何度も最初からやり直しているので、まだキッドピクスには進んでいない。




2019.10.28 追記


今でも入手できないか、というお問い合わせをいただいたので…


1年ほど前に、Internet Archive に動作する状態で収蔵されているため、現在 WebBrowser で遊べます。


Just Grandma and Me



Internet Archive は、もともとは「すぐに消えてしまいやすい」WEB ページをアーカイブする目的で設立された、アメリカの非営利団体です。

当初のサービスは Wayback Machine と言い、1996 年以降の WEB ページを積極的に収集、公開しています。


当ページでも、リンク切れなどの際にたびたびこちらにリンクをつなぎなおしています。



その後、活動範囲を広げ、コンピューター関連のありとあらゆるものをアーカイブしようとしています。


古いコンピューター雑誌とか、古いゲームとか。

こちらも、資料としてよく使います。




注意書きを一つ。


アメリカと日本では著作権に対する考え方が違っていまして、アメリカではこれは合法活動です。

しかし日本では、Internet Archive のような活動は、違法行為となる可能性があります。


…「可能性」と書いたのは、日本では、いろいろと曖昧なままでして…



まず、他者の著作物を勝手に公開することが、日本国内では違法行為です。

国内であれば、Internet Archive 自体がアウト。


とはいえ、先に書いたように、アメリカの活動で、アメリカに著者がいる著作物を公開しているので、今回の話に関しては違法ではない。(適法ではなく、「違法ではない」グレーゾーンです)


そして、閲覧者側。これもまた、グレーゾーンです。


一応、閲覧するだけの場合でも、著作権法第119条 3項では、「違法と知りつつダウンロード」した際に違法になるように条文が作られています。


ここで、ダウンロードを「録音または録画」と位置付けています。

あらかじめ録音・録画されたデータであっても、インターネットを通して、改めて手元に「残す」時点で、録音・録画行為となります。


このため、「残さない」場合や、せいぜい「一時ファイル・キャッシュが残る」程度の場合は、違法性がないと判断されます。


ただ、昨年起きた「漫画村」事件のように、現在は「WEB 上で見せてしまう」違法行為が増えたため、政府はこれに対応する法律を準備しようとしました。

WEB 上で見るだけでも違法、という位置づけにしようとしたのですね。


しかし、あまりにも影響範囲が大きすぎるということで、反対意見が相次いで表明され、法制化を断念しています。


上に書いたような「ゲーム」の場合、これらが録音・録画の範疇に入るのか、などの問題もあります。

(一応、ゲームは映画の著作物の一種として扱う、という過去の判断があるため、録画として判断することも可能です)




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あきよし】 日記に書いた通り、「おばあちゃんと僕と」自体はCD-ROMをisoフォーマットに変換したものを使用、エミュレータとしてはBasiliskIIです。
エミュレータ上でのソフト使用はWin/Mac両方の周辺知識を高いレベルで要求されます。
冷たいようですが、ご自分で解決できないようであれば、あきらめたほうが良いかと思います。
 (2017-03-02 11:21:57)

【あこ】 こんにちは。初めまして!検索からこのブログを見に来させていただきました!!「おばあちゃんとぼくと」、名作でしたよね!! 私もプレイしたいのですが、解凍がうまくいかず……。 宜しければ、どのソフトを使用したか……教えて頂ければ幸いです。 (2017-03-01 15:59:43)

理科ハウス  2015-02-23 16:31:55  社会科見学 家族 天文

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理科ハウス

昨日日曜日、子供と一緒に逗子の「理科ハウス」に行ってきました。


世界一小さな科学館、と標榜しているところです。


妻が別の用事がある間、子供と僕だけで遊びに行く予定でした。

ところが当日は雨。屋内で遊べるところを探します。


で、理科ハウスなのですが、小さいことはわかっていて、「1時間で飽きて出ることになる」覚悟で行きました。




結論から言うと、1時間で飽きたりしない。

1日は無理かもしれないけど、半日遊べます。


とはいえ、僕等がいたのは2時間半ほど。

妻の用事が終わったので帰ろう、と子供に声をかけると「えー、もっと遊びたい」と答えが返ってきました。



小さな科学館…普通の2階建ての家よりも狭いです。

狭小住宅をそのまま使った、と考えてよい広さかな。


駐車場は、3台分しかスペースがありません。

もっとも、奥に長いので6台止まれます。


後から来た3台は、奥の車が出るときに「車動かしてくださーい」と声をかけられることになりますが、家が狭いからすぐに持ち主がわかる。


狭いけど、科学を伝えるための小道具は沢山あるらしいです。

だから、毎週のように展示内容を変えているのだとか。


季節変動もあるので、昨日何を見たかをここに書いても、後から見たいと思っている人の参考にはならないかもしれません。

でも、書き記します。




まず、玄関を入ると受付があります。

この時、受付には誰もおらず。駐車場が3台埋まっていて、後ろに停めてもいいですか? って聞こうとしたのだけど。


丁度、プラネタリウムの公演開始で人手が必要だったようです。


すぐに受付の方が来たので、駐車の了承を貰います。


「プラネタリウムみますか?」と聞かれました。


今の季節しかやってない、ということは知っていたのですが、公演時間に間に合わなかったこともわかっていました。

でも、この日は希望者が多いので臨時公演することにしたのだそうです。


見る場合、一人百円。

理科ハウス自体の入場料は、中学生以下無料。高校生以上は百円です。


子供3人分もふくめ、入場とプラネタリウムで500円。


…ですが、入場料はここで払うんじゃない。

徴収ボックスがあるので、そこに入れます。



このボックスが優れもの。

磁石を使ったコイン選別機になっています。


コインは鉄じゃないから、磁石に「くっつく」のではないよ。

磁界の中を導電体が動くことによる誘導電流と、その反作用によって通過時に抵抗を受ける。


軽い上に電気が発生しやすい、アルミ貨の1円玉は、すごく通過が遅くなります。

一方、50円玉はほとんど影響を受けない。


面白いのが5円玉で、わずかな影響を受けた結果、選別用の仕切り板の上で弾んで、一番遠くへ落ちる。

きっと、狙った設計ではなくて偶然なのだけど、いい動きをします。



子供が面白がるので、100円以上入れてしまいました。

箱の上には、ちゃんと「入れすぎても返しません。寄付ありがとうございます」って書いてあります。




プラネタリウムの臨時公演します、というお知らせがあり、ドームに入ります。


ダンボールで作ったと思われるドームの中に、学研「大人の科学」のプラネタリウム


学研のプラネタリウム、安いけど非常に良い、と聞いていました。

でも、実物見るのは初めて。


…非常に良くできていました。

ちゃんとドームを作ってあることもあるけど、美しく投影されます。


丁度この日、火星と金星が最接近する日だったんですよね。

そんなことも説明してくれましたが、生憎雨だったので夜の確認はできてません (^^;;


全天での星の動き方、北極星が動かないこと、北斗七星とカシオペアから北極星を探す方法、オリオン座、ベテルギウスがもうすぐ爆発しそうなこと…あたりを説明しておしまい。


小さなドーム内なので、子供の興味に従って臨機応変に説明を変えていきます。


小さいからこそできることがある、とわかります。


プラネタリウムの後、その「暗闇」のスペースを使った実験がありました。

一応出来る実験は6種類。でも、時間の関係で、その中で3種類選んで、と言われます。


…結局、子供の意見がまとまらず4種類やったのですが。


1)ガムテープが光る実験。

 ガムテープをはがす際に剥離静電気が発生し、その静電気の作用が…ごにょごにょっとなって光る、というのは知っていました。

 でも、あまり試したことは無かった。

 接着面同士を半分に折り返してくっつけ、それを暗闇ではがすと、わずかに光る。


 これは面白いから家でもやろう、と子供に言っていると、ガムテープの種類でかなり光が違う、と教えてくれました。

 良いガムテープを探すのが大変だそうですが、それを探すこと自体を楽しんで、と。


 後でやったら、家で2つあるガムテープのうち1つは、少し実験方法が異なりますが光りました。

 家のガムテープは、ロールから引きはがす時に光りました。


2)虹を探す

 マイクロビーズを張り付けた青い紙があり、これを青空の水滴にみたてて、懐中電灯で照らして虹を作ります。

 光の入射角と見る角度が重要。紙に対して斜めに照らし、照射側から見ると良いようでしたが、最初は正面から照らしたのでなかなか見えず。


3)青空と夕焼け空の色を作る

 少し白濁した水を入れたペットボトルに、懐中電灯の光を照らす実験。

 ペットボトルの横から、短い距離に光を通すと青っぽく見えます。

 ペットボトルの縦方向、長い距離に光を通すと、最後が赤っぽくなります。

 この「距離」によって青空と夕焼け空の色が変わる、という実験。


4)紫外線で光る物

 紫外線ペンライトでいろんなものを照らすと光ります。

 蛍光ビーズとか、届いたハガキとか、洗濯洗剤というのはありがち。

 剥いたオレンジの皮とか、ビタミンB2入りドリンクとか、ハイレモンも光るのね。

 そして、一番驚いたのがルビー。紫外線で照らすとすごく輝く。


 ルビーレーザーってこれか? と思ったのですが、今調べたらそれとはまた違うらしい。

 ただ、エネルギーを得ると輝く性質があって、ルビーレーザーは違う方法で輝かせているようです。




1階は、プラネタリウムの周りに望遠鏡の原理など天体関連の展示がいくつか。


別の一角は、本のコーナー。

「僕たちの鉱石ラジオ」とか「数学ガール」とか、欲しかったけど結局買ってない本がゴロゴロ。

うわーすげー。近所にいたら通って全部読みたいような蔵書。


そのすぐ近くはミュージアムショップ。

というか、棚2つに物販品並べてあるだけだけど。


すごく面白い施設なのに、入場料は大人百円だけ。

申し訳ないので何か物販買おうと思っていたけど、帰りにあわただしくて何も買えなかった。


また今度行ったら、是非なんか買おうと思います。


#入場料は先に書いたように、100円「以上」なので、寄付してもいいのだけど。




2階に上がってみます。

階段も面白い。1段毎を地層に見立て、年代が書いてあり、紙粘土で作った化石が貼ってある。


手すりもDNAを模したビーズが入っている、アクリルパイプで作られている。

手作り感があるのだけど、安っぽい感じはしない。センスいい。



2階に上がったら、丁度静電気の実験をやっていました。

今から百人脅しやる、というので、是非参加をと呼びかけるのだけど「痛いんでしょう?」とその場にいる子供たちは及び腰。


大人の参加でもいいですよー、といわれ、「あ、じゃぁ僕やる」と、今来たばかりで全然わかってないのに手を挙げます。

何事も体験だし、これやって見たかったんだよね。


うちの長男(10歳)と長女(7歳)も参加。次女(5歳)は、怖いからと逃げる。


大人が僕と、別のお父さんの二人だけだったので、この二人がスイッチ役に。

僕がライデン瓶(ビニールコップで作ったコンデンサ)もって、もう一人のお父さんがそこに触れる。


…あれ?

持っている手はピリっとしたけど、逆の手は全然大丈夫。

その場の子供も全員、あれ? という感じ。


もう一度実験したけど同じ状況でした。


「電気来てないんじゃない?」と言い出す子がいたので、少なくとも片手に痛みを感じたから電気回路は繋がってるよー、と説明。

職員の人が「そうそう、よくわかってくれてる」と言ってくれる。

この実験やると、いつも「電気来てない」という子がいるのだとか。


実験道具は置いてあったので、後で自分一人でやりましたけど、結構電気を溜めるのが難しい様子。

1度だけ、自分でもびっくりするくらい痛い放電がありました。


この時は出してなかったけど、ヴァンデグラフ起電機が片隅に置いてありました。

「あー、高校で実験したことある」と言ったら、それが置いてあるのすごいでしょう、これ高いんですよー、と職員の人に自慢されました。

うん。高そう。ぜひ実験見たかった。



2階も季節ごとに展示を変えるらしいけど、今は冬だから静電気実験なんでしょうね。

片隅には顕微鏡も置いてあり、ヒツジの毛糸とアクリル毛糸の違い、とかみせてました。




2階で、職員の人に呼ばれて子供が発表を行うことになりました。


この施設、子供は無料だから、近所の子は良く通ってくるらしい。

そして、そんな子の中で自然発生的に「巻物」を作るのが流行して、いろいろ作られているらしい。


巻物は、自分の研究をまとめた、ちょっとした発表資料です。

床に置いて転がしながら見せていきます。


この子の作った巻物は、ミジンコの一生、と題された物。

内容は全然一生ではなくて、クイズです。でも面白かった。


ミジンコの目が実は一つしかない、というのは結構有名。

じゃぁ、「生まれたばかりのミジンコの目はいくつでしょう」。


えっ! 生まれた時は数違うの? そんなこと、疑問にも思わなかった。

答えは2個、なんだそうです。


卵は状況により体内、または水の中に生み出されるのだけど、体内で生まれたばかりの子供を見ると目が2つあるのだとか。


この子はミジンコが好きで、池で水をすくってきてはここの顕微鏡で観察しているらしい。


多分、うちの長男の1コ下くらいの年齢。

自分で観察し、調べ、資料にまとめ、発表している、というのが素晴らしいです。




2階にトイレが2つ。

「植物細胞の部屋」と「動物細胞の部屋」と扉に書いてありました。


小部屋を細胞になぞらえて、中にはそういう飾りつけがしてあります。

植物細胞の部屋は、壁を全部細胞壁に見立てた薄い布で囲んであり、核や葉緑素やゴルジ体が天井から吊り下げられています。




子供たちが本読みたいというので、1階の本のコーナーへ。

ちょっとしたパズルとか、カリンバ(指ピアノ)とかも置いてありました。


そしたら、そのコーナーに来たおじいさんが、何か箱に入った実験道具みたいなものを置いて去る…


なんだろう、と思ったら、手作りのモーター各種でした。

1つはエレキットのモーター。子供の頃に見たことがある。


見てたら、おじいさんが戻ってきました。

口下手な人で、すぐにはわからなかったのですが、話を総合するとこういうこと。


このおじいさん、近所に住んでいる方でした。

孫も時々遊びに来て、理科ハウスで楽しんでます。


じゃぁ、何か協力できることを、と思っているのだけど、理科はよくわからないので、何か展示物を作っては寄付しているのだそうです。


このモーターも、古道具屋で見かけたものから取ったものとか、本を見ながら自作してみたものとか、合計4つあったのですが、自作したものだけが動かない、と。


原理がちゃんと理解できてないから、どうしていいんだかわからなくてそのまま持ってきたけど、後はここに来る人に何とかしてもらおう、ということでした。



次女が興味を持って、電池をつなぎ変えては動かして遊びます。


ちなみに、自作モーターは僕も子供の頃に作ったことがあります。

やっぱり動きませんでした(笑)


今なら知識あるから、是非これを修理してみたいところだけど、時間が無い。



他にもいろいろ作ったんだよ、とあの展示や、この展示をどう作ったか教えてくれます。

そして、今日もこのモーターともう一つ、新しいの持って来たんだ、と…



玄関のところに、伊能忠敬の四分儀(象限儀)のようなものが置いてあります。


「江戸時代の望遠鏡らしいんだけど、本に載ってたのを作ってみたんだ」と。


素晴らしい!!!


えーっと、望遠鏡は付いているんだけど、望遠鏡として使われたものではないです。


これで星を見て、その角度と方向を計ることで、自分がいま地球のどこらへんに居るかを確認できたんです。

今で言ったら、GPSみたいなもの。


#僕、小学生の時に「尊敬する人物」とアンケートを取られて「伊能忠敬」と答えてます。その程度には好き。



と、おじいさんに説明すると「へー、すごいんだなぁ」と感心してました。

本で形を見たからと言って、それらしいものを再現してしまう人の方がすごいわ。


そんな正確じゃないけど、小学生に説明する程度には使えるよね、と聞かれました。

十分だと思います。別にこれで測量しようとするわけでもないし、説明用には十分すぎる。




丁度妻から用事が済んだとの連絡が来たので、これで最後にして帰ります。


ここでミジンコの研究をしている小学生の発表に偶然出会い、近所で展示物作成に協力しているおじいさんに偶然出会いました。


…ほんの2時間半いただけで、そんなうまい偶然あるもんか。

これは、それだけ多くの子供が通っていて、多くの近所の人の支援がある、ということでしょう。


理科ハウス、地元の人に愛されています。

こんな施設がある街は、非常に幸せだと思います。



あとで妻に話したら、是非行ってみたいとのこと。

子供も「来週にでもまた行きたい」と言っています。


せっかくだから、展示が入れ替わったころがいいな。

でも、そう遠くないうちに、再訪したいです。


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プログラム教育  2015-02-28 18:27:44  コンピュータ 家族

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子供に Scratch を遊ばせている。


長男(10歳)は素晴らしい吸収力で、弾幕シューティングみたいな動きを作って「動きが美しい」と喜んでいた。

画面中央から自分を正確に狙った弾が飛んでくるので、ひたすら避けるだけのゲームだけど。


こういうものを簡単に作れてしまう、というのは Scratch の柔軟性の高さだと思う。




プログラムを勉強する、というと、とりあえずリファレンスマニュアルを読み始めようとする人がいる。


英語だったら、ある程度英単語を知らないと作文はできない。

リファレンスを読むのは「どんな単語があるか」を知ることになるので、まぁ、間違っているとは言わない。


でも、まずは何か目標を立てたほうがいい。

英語の学習でもそうだけど、明確な目標が無いと上達しにくい。



で、目標を立てるというと、思い描くソフトの「完成系」を夢想してしまい、そこにむかって邁進しようとする人が多いようだ。


目標が細かすぎると頓挫する。

最初に細かな「仕様」を決めると、どうしてもそのものを作りたくなって、持っている技術で「回避しよう」とか考えられなくなっちゃうから。



目標は、一言で言い表せる程度にしておくのが良い。緩い目標設定だ。

「ゼビウスみたいなシューティングを作る」とか、「綺麗な模様を描けるソフトを作る」とか、その程度。


そして、自分の知識で出来そうなことから作ってみるのがいい。

その途中で新たな知識を得たら「これで何か面白いことできないかな」って考えて機能を追加してみる。



自分の出来ることばかりやってたら上達しないよ、っていう意見ももっともだけど、プログラムってそんな単純なもんじゃない。

「これならできるだろう」と思って始めたことでも、思わぬところでつまづいて、苦労するもんだ。

それで十分勉強になるし、上達できる。




先に書いた弾幕シューティングは、非常に簡単な仕組みだ。


Scratch 2.0 には「クローン」という機能がある。

プログラムは1つしかないのに、複数の物を動かせる便利機能だ。


ちなみに、1つのプログラムで複数の物を動かす、という概念は混乱しがちなので、Scratch 1.x 系列にはこの機能は用意されていなかった。

でも、この機能無いとゲームが非常に作りにくい。


ものすごく重要な機能で、使い方を理解してしまえば非常に便利だ。



で、長男は画面の中央に適当なキャラクターを置き、常に「自機」の方を向くようにプログラムを組んだ。


Scratch では、キャラクターに「向き」がある。キャラクターの移動を「前へ」「後ろへ」「右へ」「左へ」などで指示するためだ。

そして、他のキャラクターの方に向ける、という命令があるので、「自機」に向かせるのはたった1命令で出来る。


で、一定時間ごとに「クローン」を作るようにした。

クローンは元のキャラクターと同じ位置に生み出されるが、特に指示しない限り生み出されるだけで、プログラムは動かない。


そこで「クローンされたとき」に動き始めるプログラムを組んだ。

このプログラムは、ひたすら「前へ」を繰り返すだけ。生み出されたときの方向に、ずっと動き続ける。


以上。これでおしまい。

自機はマウスで動かせるようになっているのだけど、その自機をめがけて多数の弾が飛び続ける。


まるで弾幕シューティングのような画面になる。



ちなみに、長男は弾幕シューティングなんて全く知らない。

「この命令、何かに使えないかな」と適当に組み合わせている間に面白い動きになり「みてみて、面白い」と見せに来ただけだ。




この無目的さがいい。

プログラムの「お勉強」だと、なかなかこういうことができないけど、何かに使えないかな、って考えて使ってみた機能は、確実に自分の知識となる。


独習書を買ってきて、本で原理を学んで、サンプルプログラムを真似して作ってみても、その知識は案外活用しづらい。



思えば、僕も BASIC のリファレンスマニュアルを読んでは「へー、こんな機能あるんだ」って実験しながらプログラムを覚えていったと思う。


BASIC は、プログラムを組まないでもその場で「命令の実行」が可能だった。

いわゆるダイレクトモード。命令を入力すれば、すぐに結果が返る。


これがあるから、リファレンスを見ても命令の動作詳細がわからないとか、そもそも手元にリファレンスが無いけど命令自体は記憶しているとか、そんなときに命令の動作を簡単に調べられた。


簡単な組み合わせで、狙っている目的が実行できることを確認してからプログラムに組み込んだりね。

実は、いまも Javascript や PHP のプログラムを作るときに、同じようなことをすることがある。




Scratch では、リファレンスすらいらない。

だって、使える命令は全部画面上に「ブロック」として置かれているのだもの。


それ以外の命令は使えない。

この、「命令が見えるものだけに限られている」ことに拒否反応を示す人がいる。

大抵はプログラマーだ。


本物のプログラムは、もっと多くの命令を自由に駆使することで無限の可能性が広がっているものだ、という。


この意見はわからないではない。

僕も、Scratch で仕事のプログラムを作れ、と言われたら断乎として拒否する。

出来ることが非常に限られているから、苦労することが目に見えているんだ。


でも、それは「本物のプログラマは Pascal を使わない」というのと同じことだ。


今までの自分のやり方と違うからと言って拒否しているだけ。



僕はアセンブラで低レベルなプログラムを書いて、ハードウェアの隅々までしゃぶりつくすのが好きだ。

それを仕事にしていたこともある。


でも、Scratch の非常に簡単にプログラムが書けるのも大好きだ。

多くのプログラム言語を見てきて、それぞれに違う得意分野があることを知っている。


そして、そのどれもが、本物のプログラム環境だと思う。


Scratch では、先に書いたように全命令が非常に少なくて、画面上に置かれているのでリファレンスがいらない。

BASIC と同じように、ちょっと書いて(組み合わせて)動かすことも簡単だ。

だから、リファレンスが無くても動作詳細はすぐにわかる。


そして、非常に少ない命令は、よく考えられている。

ゲームを作る、キャラクターが動き回る紙芝居を作る、タートルグラフィックで遊ぶ…など、いくつかの「子どもが興味を持ちそうな」分野において、目的を1命令、もしくは数命令の組み合わせで実現できるように練り込まれている。


でも、もし Scratch でいわゆるお勉強…基本のソートアルゴリズムとか、文字列検索のプログラムとか、モンテカルロ法で円周率を求めるプログラムを作ろうとしたら、非常に苦労するかもしれない。


Scratch は得意分野が狭い。

その代わりに、その得意分野では非常に簡単にプログラムが組めるし、その範囲内では命令の組み合わせもしやすいように工夫されている。


でも、それでいいと思う。万能の言語なんて存在しない。

汎用性が高い、と言われるC言語すら、プログラムの需要が高まった現代では、不得手な分野が非常に多いと言われる。


子供向けの学習用言語である Scratch がCよりできないことが多いからって、「そんなのダメだ」と言い出す理由は、全くない。




何か興味のあることを見つけて、その興味に従って自由に遊んでみる、ということが勉強には必要だと思う。


実は、これはプログラムに限らず、すべての勉強に言えること。


疑問を持ったら、それが知識の範疇であるならば図書館に行って調べてみる。

物理なり、幾何学なりで計算してみれば導ける問題なら計算してみる。

台所に行って実験できるものなら実験してみる。

空き箱で工作して解決出来そうなら工作してみる。


方法は問わないけど、「プログラム」もそれらと大きく変わるものでもない。


ただ、プログラムは「正解」かどうかがわかりやすい、というのが違う。


言い方を変えると、他の方法では、自分のやったことを直接的にしか知りえない。

調べたことをノートにまとめたとして、そこには自分の書いた字が残るだけ。

計算して数値を出しても、その数値が正しいかどうかはわからない。


プログラムは、自分が書くのは「プログラム」なのだけど、動かして出てくる「結果」は違うものだ。

結果が間接的に返ってくる。

ここで、エラーになったり誤動作したり、目的通りに動かないのであれば、明らかに違っているとわかる。


プログラムは他の学習方法と大きく変わるものではないけど、ただ一つ、目線を強制的に変えてくれる作用があるのだ。


そして、目線を変えることこそが、考えるときには重要だと思う。

先に書いたプログラム以外の「興味で遊ぶ」方法、自分一人で正しいかどうか判断する方法が一つあって、それは全く違う目線で確認することだ。


でも、違う目線を持つのは非常に難しい。大人になってもできない人が多いし、子供にはまず無理。

それが簡単にできる、というのがプログラムを学ぶメリットの一つだと思う。




遊びから得られるのは、知識ではなく「考える力」だ。

知識は教えることもできる。でも、考える力は教えることはできない。


「良く学び、良く遊べ」と言われるものこのためだと思う。

遊ぶというのが「元気に遊べ」ということではなくて、学んだ知識を使った遊びを考案せよ、ということね。


遊びを考案するってのは、応用できるようになるってことだからね。

これは知識を頭に入れただけでなく、己の血肉としなくてはできないこと。


そして、逆説的だけど血肉にするためには遊んでみないといけない。




長男が Scratch を楽しそうにやっているからこの日記を書き始めたのだけど、時間が来たので妹たちに交代した。


長女(7歳)はまだ自分でプログラムはできない。

でも、先日スクラッチで表示できるキャラクターの中から「魚がかわいいからこれで何か作って」というので、僕が簡単な金魚すくいゲームを作ってみせた。


「もっと魚の数増やせない?」とか、「すくい網が破けにくいようにできない?」とか言ってくるので、ヒントだけ与えて自分でやってごらん、と対応している。


まだプログラムは組めないが、どこのパラメータをどう変更すれば何が起こるのか、いろいろ試してみて喜んでいる。

「最高点を記録しておきたい」というのはなかなか難題だが、長男がヒントを出しながら一緒にプログラムを組んでいた。



我が家の実感では、7歳はまだプログラムを自由に作るのは難しいな、という感じ。

10歳なら十分だ。


実際のところ、10歳は自分でものを考えられるようになる年齢だとされている。

子供にプログラムをやらせてみたい、という人はその年齢を一つの目安にするといいだろう。


#上に書いた通り、7歳でもパラメータを改造して遊ぶくらいはできる。


次女は5歳だが、5歳はゲームのルールを理解できる年齢。

これ以前は、ジャンケン程度の簡単なものでも難しい場合がある。


#ジャンケン程度なら3歳くらいから遊べる子もいます。


ちなみに、次女のお気に入りはキッドピクス。

長男・次女のプログラムは横から見て楽しんでいるし、実は書き変えるパラメーターの位置なども、長女より早く「ココじゃない」と指摘することがある。


でも、まだプログラムにはあまり興味がないようだ。



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4年目の朝に  2015-03-11 09:10:15  住まい 家族

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東日本大震災から4年目の朝です。


特に何かがあるわけではないのだけど、何かを書かずにはいられない。

そんな感じで書いています。


Twitter とか見てても、同じ気持ちの人は多い様子。

何か書こうとして、でも特に何かが書けるわけではない。


それでも、何かを書きたいという気持ちは、寄り添う気持ちがあるという意味かと思います。




東京電力が少し前に、事故のあった原発の屋上から流れた雨水が汚染されていた、ということを発表しました。

把握から発表まで時間がかかったことで、裏切りだ、事実隠しだと糾弾する声が多い。


実際事実を隠せるものなら隠したかったのでしょう。


ただ、「隠さねばならない」状況にしているのは、世間の雰囲気のせいではないのかな、と思います。


東京電力による廃炉工程は工程表よりもずっと遅れていて、遅い、もっと早くやれという声も聞こえます。

そういうことで糾弾されている限り、工程表外の突発的な事項には対応しづらいし、できることなら事実ごと隠したい、となってしまうのではないかな。


4年前、事故の翌月には発表された工程表を見て、僕は「この工程表は遅れるものとして見守るべきだ」と日記に書き記しました

最大で10倍まで遅れる可能性を、理由と共に明記しています。


実際、今はどの程度遅れているのか知りません。

最大で10倍、と僕は考えましたが、同時に3倍程度の遅れで済むのではないかな、とも思っています。


でも、遅れないなんて絶対にありえません。




昨年、福島のスパリゾートハワイアンズに家族旅行してきました。


少しでも東北地方にお金を回したい、という気持ちでした。

千円やそこらの寄付をするよりは、家族旅行で動くお金を丸ごと地域に回わせれば、経済に役立つかもしれない。


さらに、興味を持っている人の背中を押して、多くの人が東北を訪れるといい。

そう思って、ハワイアンズに行きたい人へのまとめも書いて公開しています。



1日目、ハワイアンズが立ち直ってよかった、ある程度復興は遂げられている、と思いながら遊びました。

翌朝、ホテルのロビーで朝刊を読んで、復興には程遠いと思い知りました。


関東に住んでいると報じられない、数多くの震災後ニュースが、現地の新聞には書かれています。


東北に旅行に行く方は、是非新聞に目を通してもらいたい。



今年も東北旅行に行きたい、とは思ってます。

詳細はまだ全然詰めていないし、どうなるかわからないけど。




最近、新聞で、津波に流された地域の高校生の発案で「木碑」を建てた話を読みました。


津波の記憶を風化させないために、石碑を建てよう、という話があったのだそうです。

石なら風化しない。100年だって持つ。


でも、この高校生はそれに違和感を持った。

昔の津波の記憶は、いたるところに石碑として残っていた。でも、見慣れた風景となり、意識の中では風化していた。


「物」が風化しなければいいんじゃない。「記憶」の風化を止めるにはどうすればいいか。



その発想が「木碑」という形で実現されたのだそうです。

木は朽ちてしまうから、4年ごとに建て替える、という計画で、向こう4回分(16年間)の建て替え費用はすでに寄付で集まっているとか。


建て替えの際には、簡単なセレモニーを行います。

定期的に過去を思い出す機会を作り、定期的に風景を変えることで、記憶の中の風化を防ぐ。


非常にいいアイディアです。




我が家では、地震直後に始めた「非常用飲料水の汲み置き」を、いまだに続けています。

家族5人が3日は暮らせるように、1日1人3リットルとすると、45リットルが必要です。


…実際には、少し足りない程度しか確保できていないのですが、ペットボトルに小分けにして、古いものから料理などに消費するようにして鮮度を保っています。


はっきり言って、馬鹿らしい。いつまで続けるのだろう、と自分でも思います。

区切りがあるたびに、もうやめようと思い続けてきたのですが、これを辞めたら自分の中で記憶が風化してしまいそうで、続けています。




特に震災の影響が強かったのは東北ですが、関東でも輪番停電が行われるなど、間接的な影響がありました。


なので、僕はこれは、東北だけでなく関東全域の人が「被災」したのだと考えています。

程度の違いこそあれ、被災した人は本当に多数いる。


それらの人は、過ぎ去ったからもう大丈夫、ではなく、今後も起こる問題として考え続けなくてはならない。



しかし、関東にいると、ずいぶん記憶が風化しているとも感じます。

先に書いたように、水の確保などで自分も記憶が風化するのを恐れつつ、生活から緊張感は無くなっていきます。



風化させてはならない、と思う一方で、後ろ向きでは何も始まらない、風化を恐れず新しい生活に移行しなくてはならない、とも思っています。



阪神大震災のことも、今でも時々思い出します。

でも、こちらは流石に「そういうこともあった。気を引き締めねば」という程度の記憶で、ことあるごとに思い出す、というほどではなくなっています。


誤解を恐れずに言えば、個別の事柄は、いつか記憶の彼方に押し込まれてもいいと思う。

「東日本震災」としての記憶が、いつか風化しても構わない。



ただ、いつでも有事は起こり得る、その時のためにどう行動するか、その時自分は何ができるか…

これらを考える気持ちだけは、風化させてはならないのだと思います。



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さよなら遠足

13日の金曜日に、次女の保育園のさよなら遠足があった。


前日に、次女が「おべんとうのなかみ」と紙に書いて、欲しいものをリストアップした。


おにぎり、おいなりさん、たまごやき、タコさん、イカさん、ペンギンさん、カニさん、きゅーりのつけもの。


お父さん、頑張って早起きして作りましたよ。

おいなりさんなんて、薄揚げ煮るところからやったよ。


タコ・イカ・ペンギン・カニはウィンナーのリクエスト。

だから、弁当の中ウィンナーだらけ。


卵焼きはハートの形に、ってリクエストだったので、それも実現。完璧。




さよなら遠足は、親は同伴しない。

本当の意味の「遠足」で、自分たちで歩く。


今年は、年長さんはいつもより遠くまで歩いたらしい。

例年の2倍くらい歩いたとのことで、詳しく知らないのだけどコースとか気になる。


次女の年中さんも、今年は年少さんと一緒に歩く。

例年は、学年別なのね。今年は、年中さんと年少さんが手をつないでいく、という形式で、年少さんが例年の年中さんペースで行ったみたい。


子供たち、頑張るなぁ、という感じ。




この日の朝、次女はなんか熱っぽかった。

2日くらい前から咳が出ていたので、あぁ、やっぱ風邪か、という感じ。


…でも、本人楽しみにしていたし、熱っぽいというと「熱測らないで」と懇願。

熱あったら保育園に行けない、ということをよくわかっている。


まぁ、有っても微熱と言う程度なので、申し訳ないけどそのまま保育園に預ける。


何事もなく終わったので何より。


で、後で気づいたのだけど、去年も当日に熱出してるのね。


僕も子供の頃、楽しみなことがあると気持ちが高ぶって、多少無理して、それが祟って当日に熱出すタイプだった。

次女も同じかもしれない。



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春の家族旅行  2015-03-31 21:35:53  旅行記 家族

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春の家族旅行

春休みなので、3月29(日)、30(月)の2日で、家族で伊豆旅行へ行ってきました。


僕は、伊豆は20年くらいぶり。

なんか、大学からの距離だと「ちょうど良い旅行先」のようで、大学生の時にサークルで2度、研究室で1度、OBになってからも2回ほど来てます。


で、伊豆は楽しいところ、と思っているのですが、この楽しさは観光地としての物であって、遊園地のようなところとは違うとも思っていました。

「見て楽しむ」のには、ある程度の知識ベースが必要。遊園地は、知識がなくても楽しめる。


この差で、我が家の子供たちが小さいうちは来ませんでした。

でも、そろそろ良いかな、と思っていたところに、この冬、我が家で「バナナワニ園」の話が(経緯は忘れたけど)でまして、じゃぁ春休みになったら行こう、約束したのです。




3月29日。旅行の1日目。

前日のうちに、子供には「持っていくもの」を準備させてあります。

主に、道中の暇つぶしおもちゃだけど。


僕は朝4時半起床で準備。そんなに早く起きる必要はなかったのだけど、なんか目が覚めてしまったので。


子供たちは5時半起床。起きたらすぐ、着替えて歯磨き。

これで、6時には車に乗って出発です。


家の一番近所のマクドナルドのドライブスルーで朝ごはんを購入。

実は、ドライブスルーって初めて。車に乗ったまま買い物ができて、そのまま車の中でご飯を食べる、という「普段ない体験」に子供たちは喜びます。



ここからは、ひたすら車を走らせます。

道はあらかじめ大体調べてあるけど、Google ナビまかせ。

ところどころで、「大学時代にこのコンビニ入った」とか「この道走った」とか思い出す。


伊豆に近づくと、それだけで春の風情。

実は、僕としては今回の旅の目的は「春を見に行く」ことでした。


街路樹の桜が咲き乱れる中を走り、雑草のように道端に菜の花が咲いている。

これだけで期待が高まります。



2時間ちょっと、8時半ごろには「さくらの里」に到着します。




さくらの里は、シャボテン公園の目の前にある公園。

広くて駐車場もあるのですが普通の公園の扱いで、入場料も駐車料金もいりません。

でも、観光バスも来るような観光名所。


園内には多種の桜が植わっています。種類が違うから一斉に咲いたりはせず、「満開の桜」はたのしめない。

そのかわり、夏と真冬以外はいついっても桜が咲いています。



以前に来た時は、一面の菜の花が咲いていたはず…と園内を歩くのですが、どこにも咲いていません。

いま情報を調べると、この付近の菜の花は早めに咲くので、2月~3月中旬くらいまでが見ごろ、とのこと。

むむー、ちょっと残念。またいつかこよう。


公園内は大室山の裾に広がりますが、この山の火山活動でできた溶岩洞穴などが見られます。

ただ桜が綺麗と言うだけではなく、地質学の勉強にもなります。


#妻は地学を専攻していたので、子供たちにいろいろ解説していました。




9時を過ぎ、シャボテン公園もオープンしたはずなので移動。

ここも何度か来ているはずなのに、内容はほとんど覚えていない…


ただ、かなり変わったようだ、ということはわかります。


シャボテン公園、という名前からは、サボテンがいっぱいある植物園を連想されるかもしれません。

でも、ここは今風なら「メキシコ村」とでもいうような施設。


サボテンも、メキシコあたりにいる動物もいます。そして、園内のいたるところに、アステカ文明やマヤ文明の遺跡のレプリカが置かれています。


変わっているのが、動物が放し飼いだということ。

檻に入っている物、池の中の島に閉じ込められて事実上逃げ出せないものなどもいますが、その気になれば触れる、というのが基本。

ただ、中には危険な動物もいるため、「指を出さない」ようにいたるところに書かれています。



ただ、以前来た時よりも動物の数がずっと増えているようです。

昔から飼っていた「カピバラ」が大人気になり、それを目的の観光客が増えた、というのもあって、動物を拡充したようです。


メキシコではなく、オーストラリアのゾーンも出来ていました。

(これも、昔は無かったとおもう)


もちろん、カンガルーは放し飼いなのですが、人間立ち入り禁止のエリアの中にいることが多いようです。

カンガルーの方が人を恐れて近づいてこない、という感じ。


#でも、おびえて逃げているわけではなく、人が入ってこないとわかっているところでのんびり暮らしている。




カピバラの温泉浴は大人気。

多くのお客さんがこれ目当てで来ています。


うちの長女も「カピバラさん」のぬいぐるみを持っていて大好きです。


でも、丁度その近辺に行ったときに、あと15分ほどで始まるのですごいお客さんが待っていました。

あえて先へ進みます。


カピバラの温泉浴自体、「カピバラがあきるまで」の時間限定イベントですが、だいたい1時間くらいは見られるらしい。

ならば、お客さんが減ってから見に行っても十分です。


先に進むと、クジャクや馬やリクガメがいる。全然お客さんいません。

ゆっくり見られました。



ゆっくり見ていると、急にお客さんが増え始める。

ということは、そろそろカピバラがひと段落したな、ともどります。

まだ結構混んでいましたが、人ごみの中に入っていけるくらい。よく見られる場所を探します。




次女が、見られないから肩車してほしいとせがむ。

長女も周りが大人ばかりなので背が足りなくて見えず、ずるいというのですが「順番」の約束で次女を肩車します。


そしたら、次女が上で「んー!んー!」と騒ぐ。ちゃんと喋らずに「んー」だけで何かを伝えようとするのは次女の悪い癖。

ちゃんと喋りなさい! とか言っていると、上からなにか、ほおにぽたりと落ちてくる。


…次女、鼻血だしてました。

おおあわて。実のところ、この2日間の旅で最大のトラブルだった気がする。

(つまりは、今回の旅は非常に順調でした)




次女の服にも、僕の服にも血が付きました。

子供は服を汚すこともあるだろう、と多少着替えがあるので、次女は服を脱いで洗います。

綺麗に落ちなくても、濡らして置けば血は固まらない。


僕の服は替えが無いので、仕方がない。そのままです。

幸い赤いシャツに赤いしみ。気にしなければわからんだろう、くらいのつもり…



対処している間にカピバラ周辺の人混みもなくなり、でも、カピバラの方はまだイベント中。

飼育員の人、いろんなことを小出しにするので、実は最後の方に見ていたほうがよかったかも。


最初は「ただお湯につかって気持ちよさそうにしているだけ」だったのが、薔薇湯にして(薔薇を食べちゃったりするのがまたかわいい)、さらには餌に笹をあげたらおいしそうに食べていたり。


長女も次女も、かわいいかわいいと見てました。




最初にもらう園内案内図の裏に、代表的な動物を描いた「チェックリスト」があります。

見たらチェックしよう、というのだけど、子供たちがゲームの様にチェックしている。


…ちゃんと「見て」チェックするのならいいのだけど、見てもいないのに見たと言い張ってチェックしようとしたり。


でも、このリストのおかげで、飽きずに園内を廻ることができました。

ひとつづつ、動物を見ては「これなに?」と観察しながら聞いてくるからね。




11時過ぎ。

12時になったらごはん食べるところは混むだろうから、先に昼ご飯にします。


長男と僕はサボテンカレーを食べます。

長女はパンケーキのバニラソフトクリーム添え。

次女は焼き立てパン、妻はブラックカレー。


サボテンカレーとバニラソフトは、入り口で宣伝を見て食べたかったものの二つ。

ソフトクリームは、非常に濃厚でおいしいです。


カレーは、まったく癖がなくておいしい。…というのがちょっと残念。

サボテンらしさってよくわからないけど、特に何も感じないのね。


#実はサボテンが癖がなくて何にでも合うことは知っているのだけど、合いすぎてつまらない、というか。




昼食後も少し歩くのですが、その間に雨が降り始めます。

あとちょっとで園を一周して、入り口にもどれるところだったので、ちょっと早足で進みます。


入り口付近に戻ったら、入り口から園を横断する道を通って、対角側へ。

実は、昼ご飯を食べたあたりなんだけどね。


この横断する道には、屋根が付いているので雨には濡れません。

そして、その端から地下道に入れるようになっていて、これも濡れません。



地下道を通ると、いくつかある温室を廻ることができます。

こちらはシャボテン温室。


20年ほど前に来た時には、地下道で繋がっていなかったように思うのですが…記憶違いかもしれません。


そして、以前は「金鯱」(という名前のサボテン)だけがものすごく沢山植わっている温室があったように思います。

余りにもたくさん植えてあるので驚いた気が。


というのも、金鯱というのは、非常に長生きで成長の遅いサボテンだから。

今回も、推定160歳のサボテンを筆頭に、100歳越えと思われるものが多数ありました。


しかし、以前の「温室中全部金鯱」はやめたようです。

判らん人には、全部おんなじ物だけ植えてあるって面白くないから、賢明な判断なのでしょう。

でも、あの「異常な状況」が面白かった。




まだ回ってないところがありました。

「バードパラダイス」というエリア。これも、20年前にあったか覚えてない。


しかし、雨が強くなってきました。

貸し傘(無料)を借りて、雨の中の見学です。


楽しくはあったのだけど、次女が片足水たまりに突っ込んでしまって、気持ち悪いと文句を言い出す。

実は、はしゃぎすぎて疲れ、もう眠いのです。



バードパラダイスを見終わって、これでシャボテン公園は全部回りました。終わりにすることにします。


時間は3時半ごろ。

「おやつの時間すぎた! お腹空いた!」と長女が言うので(昼ご飯にパンケーキしか食べてないのだもの)、帰り際に喫茶店で間食。


というか、最初から予定していたのだけどね。


サボテンソフトクリームと、サボテンバーガーと、サボテンの実のジュース。


サボテンをソフトクリームに入れると、流石に少し青臭さを感じます。

でも、普通に食べられる感じ。悪くない。


サボテンバーガーは、刻んだサボテンをピクルスの様に入れてあります。

これも、元々味に癖が無いので、食感を楽しむ感じ。


ジュースは美味しい。サボテンの実って、ドラゴンフルーツとかもそうで、普通にフルーツです。



というわけで、シャボテン公園は終了。時間は予定より早いのですが、今夜の宿に向かいます。



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ペンション とうてんぽーる  2015-03-31 21:36:31  旅行記 家族

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ペンション とうてんぽーる

春の家族旅行記の続きです。



宿は、伊豆のペンション「とうてんぽーる」。


本当は、ホテルを取ろうと思っていました。

でも、家族旅行の計画が忙しくてなかなかたてられず、1週間前に慌てて予約しようと思ったら、結構値段の高いホテルしか残ってなかったのね。


ペンションじゃダメ、ということは無いのですが、個人経営であるペンションは、当たり外れがある。

ホテルより安い反面、はずれを引くと「安かろう悪かろう」になります。過去に、ここははずれだった、という宿にも何度も当たっている。


#安いし、ペンションのオーナーの人柄に触れるのも楽しいのでそれなりに使ってますが、子供もいると品質が安定していないといろいろ難しい。



いろいろ探した中で、評判も悪くないし、値段も高くないし、何よりも料理がおいしそうだったのでここに決めました。




この宿、大当たり。伊豆に行く人は使うといいよ。

まぁ、ペンションの当たりはずれと言うのは、オーナーと気が合いそうかどうかの問題なので、万人には勧めにくいのですが。


まず、ペンションと言いながら部屋はホテルみたいです。

食事をする家と宿泊する家が別で、宿泊棟の方はいくつかの個室に分かれている。


最大で4人部屋なのですが、うちは5人家族。

値段は変わらずに2部屋とってもらうこともできるのですが、「狭くても1部屋で」とお願いしました。

次女は添い寝でいいからと。


で、4人部屋と言いつつ、スペースは十分。

ベッドが4つしかない、というだけで、ちっとも狭くないのです。

移動式の簡易ベッドがあれば、6人でも入れるのにね、という感じ。


木造なので、周囲の部屋の人の足音などは多少響きます。

でも、その程度のことは全然問題ない、と言えるほど良い客室です。




宿泊棟の入り口には、みながくつろげる部屋が用意されています。

ボードゲームや漫画が多数置かれている。


知恵の輪もいっぱいあり、長男がチャレンジしていました。

ただ、力任せに外そうとする人がいたのか、壊れてしまっているのも多数。




風呂は部屋にもユニットバスがありますが、家族で貸切れる露天風呂があります。24時間使っていい。

ただし、時間など決まっておらず、入れたら中から鍵をかけてよい、というシステム。


混む前に入ってしまえ、と、夕食前に家族で入ります。


湯船の半分は屋根があるので、雨が降っていても大丈夫。

ただ、洗い場は露天です。冬は寒いと言いますし、春でも小雨が降っているとまだ寒かった。


脱衣場と風呂場の間にも特に仕切りは無いので、脱衣場にスマホもちこんで、夕食時間前に出られるようにアラームかけてました。

もっとも、脱衣場に時計があったので、風呂に入りながらでも時間分かったけど。


浴衣・寝巻類は無いので持ち込み。

僕は、次女の鼻血でシャツが汚れていたので、シャツを寝巻に着替えてしまいました。

シャツは部分洗いして、部屋に干しておく。




風呂を出たあとは夕食。


これが、非常にうまい。

季節ごとに手に入る美味しい食材で作るようなので、メニューは特に決まっていないようです。


この季節は、桜えびの釜めしと、魚料理が中心。刺身、スモークサーモン、イワシの甘露煮、焼き魚。

豚の角煮もつきました。


箸休めに、イカ明太が付いていたのだけど、イカも明太子も長男の大好物。

長女には明太子が辛かったようで、「いらない」というのを貰って食べてました。


こうした、箸休めの小鉢にいたるまですべてが美味い。



まだ保育園児の次女の分だけ、子供向けの別メニューを用意してくれていました。

エビフライにチキンライス、ハンバーグ…とおもったら、ハンバーグではなく、つみれを平たくして揚げたもの。

ちゃんと、伊豆の海の幸が楽しめるように工夫されていました。


次女もおいしい、おいしいと食べていましたが、結構量があるのでお腹いっぱいに。

というか、メロンとリンゴのもりあわせに、プリンまでついていたので、そっちの「デザート」を先に食べてお腹いっぱいになっちゃった。


残りは親が頂きましたが、非常においしく、片手間に作っているようなものではないとわかります。

ちゃんと子供向けでも手を抜いていない。



後で知ったのですが、宿のご主人が、元東京会館のシェフ。高級料理店出身なのです。

すべてがおいしいわけだ。


大人でも満腹になる量で、子供たちは食べきれません。

釜めしが余ったらおにぎりにしますよ、というので、おかずは全部食べ、ご飯は握っていただきました。


夜食に…というつもりで握ってくれたようですが、お腹いっぱいで食べられない。

冷蔵庫に入れて置き、翌日昼間に食べましたが、冷めても非常においしいごはんでした。



お茶などの飲み物を出してくれるタイミングも適切だし、非常に心地よい宿です。




食堂にはたくさんの魚の剥製が飾ってあります。

御主人が釣り上げたもの、とは公式WEBページを見て知っていました。


すごいねぇ、と子供と見ていたら、新聞の切り抜きが貼ってありました。

静岡の博物館が、深海ざめの剥製を作ったというニュース。


剥製を持っている人の顔、もしかして…?



魚の剥製を作る技術って特殊で、日本全国でも10人ほどしか作れないのだそうです。

飾ってある剥製もご主人が自分で作ったもので、その技術を買われて水族館の剥製を作ったのだとか。


すごい、多彩な技術をお持ちです。


関係ないけど、この家の長男はプロのレーシングドライバーになるのが夢で、すでにレーシングクラブに所属して活躍しているらしい。

雑誌記事の切り抜きなど、宿泊棟のくつろげる部屋に貼ってありました。


多芸な一家だ。




翌朝も、早めに起きて(5時半ごろ)、家族で朝湯につかりました。


風呂に入ろうとしたら、リスが慌てて逃げて行った。

リスは風呂には入りませんが、湯気で暖かいので屋根裏に隠れていたらしい。


露天ではありますが、落ち葉でお湯を汚さないために、天井にはネットを張ってあります。

このネットの隙間を、慌てながらも迷いなく潜り抜けて逃げて行ったので、あのリスは「常連」と見た。




朝風呂の後帰り支度をまとめ、車に積める荷物は積んでしまったうえで、朝ごはんまでの時間がまだあったので少し散歩。


宿は、「桜並木通り」のすぐそばにありました。

その道自体を初めて知ったのですが、今の季節、長い道路に沿って桜が満開で、昨日小雨の中を車で走っていてもとてもきれいでした。


今朝は晴れたので、ちょっと見に行ってみようという算段。


ところが、簡単に道に出れると思ったら道に迷ってしまって10分ほどうろうろ。

これが非常にいい散歩で、リスを何匹も見かけましたし、ウグイスも見ました。


桜並木を歩いていたら、脇道に入る部分に宿の宣伝看板があり、そこから入ったら1分もせずに宿に戻れました。


宿のご主人によれば、桜並木が綺麗なのは、1年でもこの10日ほどだけ、とのこと。

1週間程度は持つけど2週間は持たないというので、非常に良い時期に訪れたことになります。




宿の中庭に、木でできたブランコがあります。


そのブランコのそばに飛び石があるのですが、いわゆる「けん・けん・ぱ」になるように並んでいる。

長女が発見し、「けんけんぱ」で子供が遊び始めます。


これ、偶然かと思ったら、子供が喜ぶと思って先代のご主人が手作りしたものなんだって。

子供が見つけ、遊んでいたので喜ばれました。




朝ごはんもまた、おいしい。

焼き魚に味噌汁、温泉卵、サラダ、香の物、ごはん。他にもちょっとずつ、いろいろついてるので楽しめる。


豪勢ではないけど、丁寧に作られています。好感度高い。



ごはん食べ終わったらすぐ出発するよ、と子供に言ってあったので、食堂を出る際に「ありがとうございましたー」とあいさつ。

それはまだちょっと早い。宿泊費払ってないから。




最後に、宿の主人が子供たちに「じゃんけんしよう」、と言って来ました。


子供たちと一斉にじゃんけん。

次女だけ勝ちました。


すると、「どうぞ」とポケットからマーブルガムを取り出す。


もう一度やって、長女が勝ち、ガムを貰います。


長男のためにさらに勝負を続けるのですが、長男負け続け。

勝ったら「やっと勝ったか」と笑いながらガムをくれます。


後で次女が言ってたけど、「あのおじさん、グーしか出してなかったよー」って。

長男も気づいたので、わざとチョキを出し続けて、どんな反応するか見てたらしい。



この宿、子供向けに細かな配慮が多々見られました。

非常にいい宿です。


子供たちも気に入ったようで、また行きたい、次に伊豆旅行行くなら宿はあそこが良い、と言っています。


まぁ、伊豆ばかりでもつまらないので次の伊豆旅行は、早くても1年後でしょう。

でも、またこの宿に、というのは十分考慮してよいかと思います。



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バナナワニ園  2015-03-31 21:37:24  旅行記 家族

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バナナワニ園

春の家族旅行記の続きです。



宿を出たら、まず熱川バナナワニ園へ。

今回の旅行の目的の一つでしたから。


でも、実は計画中に、行くのやめようかとも思ったんですよ…

熱川は温泉地だから、温泉入ってバナナワニ園見る、というコースならそれもいい。


でも、近くに他の観光地は特にないのね。

それでいて、バナナワニ園はゆっくりしていても2時間程度で見終わってしまう程度のボリューム。



シャボテン公園の近くには、観光地がそれなりにある。

そのあたりからバナナワニ園まで、片道30分程度です。


2時間の観光のために、往復1時間が無駄になってしまう。

これがバナナワニ園を辞めようかと思った理由。



でも、宿泊したペンション「とうてんぽーる」は、中間地点に位置していました。

というか、そのあたりの宿を探したのだけど。


それで、2日目の冒頭にバナナワニ園を持ってくれば、それほど無駄なく回れることに気付きました。




そんなわけでバナナワニ園。

最初にワニを見たら、次女怖がる。


朝早かったせいか、ワニあんま動かないしね。ゆっくり見ずに、どんどん進む。


実は、端にいたオオバタンというオウムの仲間が一番人気だったかも。

「オハヨウ」って喋ってくれるのだけど、非常に気まぐれで、時々しか喋ってくれない。


後はすごい大声で啼くので騒がしくて、人が結構集まってくる。

人が集まってきて「しゃべるらしいよ」ってみんなが一生懸命話しかけて、やっと「オハヨウ」っていうとみんなが去っていく、という感じ。



ワニ園の端には、ワニワニパニックが置いてありました。

長男初プレイ。楽しかったようです。




バナナワニ園は3つの建物に別れています。

ワニ園を出たら移動のマイクロバスが待っていたので、乗り込む。


これでバナナ園へ。

名前の通り、バナナが沢山植わった温室があります。

そのほか、熱帯植物が沢山。


そして、レッサーパンダもたくさん。

20年前にはこんなのいなかったんじゃないかな?


…って思ったら、30年前からいるらしい。

日本で最初にレッサーパンダが来た動物園の一つだとか。


ちゃんと動物園として、レッサーパンダの中でも絶滅危惧されている種を飼育し、研究しているようです。



植物ばかりでは飽きるので、設定順路の途中でレッサーパンダがいたり、ワニがいたり、飽きさせないように工夫しています。




バナナ園で、「漫画に見るバナナワニ園」という特別展示をやっていました。


漫画で見る、と言いつつ、テルマエロマエとワンピースの2作品のみ。

バナナワニ園をモチーフにした場所が出てくるのだそうです。


…大学の頃に、友達が「バナナワニ園モチーフの漫画」の話をしていたのだけど、それは無い。

友達の彼女(=僕も入っていたサークルの仲間の女の子)が買っていた女性漫画雑誌に載っていたもので、シュールでブラックなギャグマンガ。


バナナワニ園としか思えない「ワニばかりいる動物園」の日々を描いたもので、毎回お客さんがワニに食べられる。

(直接的な表現は無く、ただ忽然といなくなっている)


そういう作品も是非周知してください。(無理)




バナナ園からは、またマイクロバスで戻ります。

もう一つの建物は、ワニ園の目の前でした。気づかずに移動しちゃっただけ。


そちらは、熱帯植物園。

バナナ園も熱帯植物だけど、主に南国フルーツなど。本園の方は、花とか食虫植物など。


妻がこういうの好きだから喜ぶだろうと思いきや、あれもこれも持っていたけど飼育が難しくで枯らした…と罪の意識に苛まされてました。

いやいや、温室でもないと難しい植物だから仕方がない。


睡蓮の温室前に、アイスクリームスタンドがあります。

この日は春の陽気で、温室の中は暑いくらい。アイスクリームを食べましょう。


バナナ・マンゴー・ココナツ・ドリアン・パパイヤの5種。

みんなどれが食べたい? ときいていたら、次女が「5人いるんだから、全部食べようよ」とまっとうな意見。


まぁ、最初からそのつもりで、一応誰がどれを取るか事前に決めていただけなのだけどね。


このアイス、その香りが付いているとか、果汁が入っているとかではない。すべて果肉入りです。

食感の違いまであって、どれも非常においしいし、食べ比べると楽しい。




そのほか温室を巡り、終わってからもう一度ワニ園へ。


10時前にはいり、2時間ほど見て、もうお昼でした。

ワニ園に簡単なスナックスタンドがあるので、そこでお昼ごはんにしてしまいます。


…してしまいます、ってやっつけで食べるみたいだけど、ここでしか食べれないものがあり、長男が食べたがっているの。


バナナカレー。

バナナ園でとれたばかりのバナナを入れたカレーです。長男カレー好きで興味津々。


あと、バナナソフトクリームもおいしいと評判。

さっきアイスを食べたばかりですが、ソフトクリームも食べます。確かにおいしかった。



カレーは、調理に少し時間がかかります、というので待っています。

まぁ、バナナとカレーって合うよね、位に思っていたら、調理しているのが見えて驚いた。


僕は、生のバナナをスライスしてカレーをかけるんだと思っていたのね。

そうしたら、バナナをフリットしている。衣をつけてあげているのね。


あー、すべて納得。生より絶対うまい。さすがに、バナナのおいしい食べ方を知っている。


バナナは加熱すると甘みがすごく増し、食感も非常に柔らかくておいしくなります。

カレールーの「柔らかさ」「暖かさ」「辛さ」に、フリットしたバナナの「柔らかさ」「暖かさ」「甘さ」で、渾然一体としながら違う味が混ざり合うのを楽しむ、と、そういう食べ方です。


長男が主に食べたわけだけど、一口貰ったらおいしかったよ。

ただ、作り方がわかれば自分の家でも作れるかもね。



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ぐらんぱる公園  2015-03-31 21:37:44  旅行記 家族

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ぐらんぱる公園

春の家族旅行記の続きです。



バナナワニ園から移動に30分。

ぐらんぱる公園についたのは1時前でした。


この公園、20年前はそれほど人気なかった。

難度か遊びに行ったことあるけど、いつでも空いていて伸び伸び遊べるのね。


もっとも、遊ぶものもそれほどない。

お金を出すとパターゴルフとかできるけど、のんびり時間を過ごす、というのが主な楽しみ方だったような…



20年ぶりに来たら変わっていました。

平日だというのにすごく人が多い。大人気スポット。

入園料はそれほど高くないのだけど、中で有料のアトラクションがいっぱいあります。


こりゃぁ、有料アトラクション入らないわけにいかないな、と15枚つづり券を購入。

子供たちは「あれやりたい」「これやりたい」と好き放題言っているので、一人券三枚はつかえる、と伝えます。


有料だと知ったら、どれをやるか悩み始める子供たち。

「少しだけど無料の奴もあるから、それは好きなだけ遊んでいいよ」と伝えます。


じゃぁ、まず無料の奴やる、というのでトランポリンへ。




トランポリンでビヨンビヨン跳ねる。


すぐ飽きるかと思ったら、子供は延々とあそんでいます。

「お父さんもおいでよ」といわれて少し跳ねてみると、なるほど、これは面白いわ。


というか、これは20年前にもあって、やっぱずいぶん遊んだ覚えがある。

20年前は…この近くに、垂直落下する「フリーフォール滑り台」があったのだけど、それは無くなったようだ。

あれも無料で面白かったのに。




ずっと遊んでいた長女が、急に「次の奴行く」と言い出す。

次の無料は、110mのローラー滑り台。


3回ほど乗ったのだけど、カーブが多くて速度が出ない。

家の近所(と言っても車で30分はかかる)の滑り台はもっと速度が出るので、「次いこう」となる。


ローラー滑り台の隣に「おもしろ自転車」があって、長女がそれに乗りたいというので、まずはチケットを使ってそちらへ。


一人チケット2枚。未就学児童は1枚。合計9枚使います。20分乗り放題。


まぁ、内容的にはよくある「おもしろ自転車」なのですが、今まで見た中では、面白いものが揃っている方でした。


「5人で円形に繋がった自転車に乗り、こぐと同じところをぐるぐる回る」なんていう前衛芸術的なものもある。

自転車って移動手段のはずなのに、移動できないばかりか、あまり速度を上げると遠心力で振り落されるという、自転車の存在意義を問う作品。


6人で一緒に載れる自転車、なんてのもありました。

みんなで話をしながら楽しめるように2人づつ向き合うように乗るのだけど、進行方向は「横」なのね。

代表者が運転するのだけど、横向いてるから結構難しい。


乗るのが難しい自転車も一部あるけど、基本的にはどれも簡単。

おかしな操作を楽しむ、というものでした。




最後の無料スポットは、アスレチック。

これが本格的で、子供はまた一生懸命遊び出す。

最後まで行ったら2周目に入る。



遊んでいる間に、4時過ぎのアナウンスが入ります。

5時には閉園なので、チケットをお持ちの方はお早めに…


あと6枚残っています。

丸木舟で流れる水の上を流されていく子供向けライドが、1人だと2枚、2人で3枚でした。

なので、子供三人と妻で乗ります。


僕はビデオとってやろうと乗らなかったのだけど…

これが、非常にのんびり流れる。ゆっくりなので長男にはつまらなかったらしい。


ただ、園の方も「つまらない」という認識があるのか、申し訳なさげにおまけがついてくる。

出口の後に、トンネルをくぐって滑り台で降りる、という遊具が置いてありました。

丸木舟に乗った人しか遊べません。


これが楽しかったようで、何度も入っては滑りを繰り返してます。

まぁ、3~4回廻ったら飽きたみたいだけど。




「もう一度トランポリンやりたい」というので、余った時間はずっとトランポリン。

もう、お客さんも帰りはじめていて、空いてきたので思い切り遊べます。


そして、やがて「蛍の光」が鳴り始めて終了。

「当店は間もなく閉店いたします」ってアナウンスが流れてたけど、「当店」なんだ。


#「蛍の光」にアナウンスまで入れてあるCDでも売っているのだろうけど。



#どうでもいいけど、トランポリン近くにあった像があまりにもインパクト強かったので、写真添付。

 (写真をクリックすると大きな写真が見られます。)

 象の形の水道です。飲料水、と書いてあるから飲めるのでしょう。

 でも、水は鼻から出ます。鼻水です。しかも、鼻水を出すには、乳首をひねる必要があります。

 なんだ、このカオス感。



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帰り道  2015-03-31 21:39:27  旅行記 家族

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春の家族旅行記の最後です。



ぐらんぱる公園の隣は、昔から物産館がありました。


整備されて綺麗になって、道の駅になっていました。

でも、シャボテン公園、ぐらんぱる公園とおなじ「グループ」となっていた。


道の駅って、地方自治体とかが作っているのかと思ったけど、会社の「グループ」で作れるんだねぇ。知らなかった。


この道の駅ではお土産買って帰りました。



長男が、「夕ご飯どうするの?」と聞いてきます。

まぁ、遅くなったから帰りにどこかで食べるよ、と言ったら「昨日お刺身美味しかったから、回転ずしが良い」と。


あー、伊豆なら回転ずしでもうまいかもねぇ。

誰からも異論がなかったので、じゃぁ、お店見つけたら入ろうと約束します。


…走りはじめてすぐありました。2店並んでます。

ここで入っちゃいましたけど、その後もいっぱいありました。

この周辺、回転ずしだらけらしい。


回転と言っても、値段は安くありませんでした。

その代り、味も非常に良いものでした。


長男が宿の食事で気に入っていた、イカ明太のお寿司もありました。

どうも、このあたりでお土産物として売っているようで、瓶詰がカウンター近くに置いてありました。



帰りの車、長女・次女は疲れてすぐ寝てしまったのだけど、長男は流石に体力があってしばらく起きてる。


すごく楽しかった、というのと同時に、昨日同じ道走ってきたばかりなんだよねぇ、と。


1日目、さくらの里行って、シャボテン公園行って…このシャボテン公園が、午前中は動物園、午後は植物園として楽しんだ。

サボテンカレー、サボテンバーガー、サボテンの実ジュースなんて珍しいものも食べた。


そして、ペンションに行って露天風呂入って、非常においしいごはん食べた。

ちょっと散歩したらリスもいるしウグイスもいる。すごく自然豊かなところだった。


2日目も、バナナワニ園行って、バナナアイスとバナナソフトクリーム食べて、バナナカレーも食べた。

さらに、ぐらんぱる公園で思いっきり遊んで、隣の道の駅でお土産を選んだ。



非常に濃密な2日間でした。

これを思い出すと、昨日来たばかりとは思えない、というのもよくわかります。



また伊豆行きたい、というので、考慮しようと思います。早くても1年後とかだけどね。


伊豆には、まだまだ面白いところがいっぱいある。

今回は、はじめてだったから比較的「子どもウケ」するところを選んだだけです。



1回の旅行だと全部はとても回れません。

僕もまた行きたいです。



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レディジュエルペット  2015-04-08 18:36:54  家族

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最近親ばか話書いてなかったので、たまには書きます。

というか、アニメ話だな。


僕、それほどアニメ見なかったのだけど、子供が生まれてからは一緒によく見てます。

付き合いで、というのではなくて、結構楽しんでる。


高校の頃はアニメ独特のお約束にどうもなじめず、アニメは「嫌い」だったのに、こんなに自分がアニメを楽しむと思ってなかった。


#やはりお約束の多い、ミュージカルなんかは好きだったりするから、案外そういう素養があるのかもしれない。




で、レディジュエルペットの話なのです。


長女がジュエルペットに興味を持ったのは、第2シリーズ終了間際だった。

丁度CATVで第1シリーズの再放送もやっていたので、主にそちらを見つつ第2シリーズも見てた。


でも、この時点で第2シリーズの内容はよくわからなかったし、東日本震災が起きたこともあって、よくわからないテレビを無理に見るのはやめてしまった。


その後第3シリーズを見つつ、第1シリーズを見終わり、続けて CATV で始まった第2シリーズを見る。

この第2シリーズ…「ジュエルペットてぃんくる」は、、大人になってから見たアニメで、一番好きな作品かもしれない。今でも。




その後子供たちは「プリキュア」も好きになって、こちらも再放送とか探して見た。


「フレッシュ」以外のテレビシリーズは全部見てるのかな。

それぞれ面白くて、このシリーズの人気が高い理由がよくわかる。


僕の趣味としては「スイート」が気に入っていて、見終わった時点で スイートと てぃんくる の比較とか書いてる。

放送時期もかさなっていて、不思議と類似点が多いんだよね。


スイートも てぃんくる も、女児向けにしては不思議なほどにストーリーが重苦しいのよ。

(プリキュアはハートキャッチも重苦しかったり、結構そういうの好きなのかもしれないけど)


テーマも似ていて、最終的には「人間の負の感情と向き合い、共生すること」が重要になっている。



ただ、この後のジュエルペットは、どうもよくわからないのが多かった。

誰に対してお話を作っているのかわからない。大人向けにしても、女児向けにしても中途半端、という感じだった。


正直、うちの子供たちもジュエルペットは飽きてしまって、なかば惰性で見ていた。

キャラクターはまだ好きなのだけど、お話として楽しめなかったのね。




で、今日の表題、レディジュエルペット。

先日終わったばかりのアニメです。


最初は、惰性のまま見はじめて、それほど面白いと思わなかった。

レディになることを目指す…というのは聞こえがいいけど、「花嫁学校」見たいなイメージで、時代錯誤に思えた。


ただ、少女漫画的な恋愛ドラマとしては、だんだん面白くなってきた。

見てて恥ずかしくなるような、べたべたの少女漫画展開だったけど。


それが、途中から、急に変わる。

サスペンス調の推理ドラマになっていって、このころから、ぐいぐいと話に引き込む展開になっていく。


えーと、先に「花嫁学校」と書いたけど、学園ドラマではあるのね。

男女別学だけど、すぐ近くに女子校と男子校があり、交流があると思ってください。

学校の狙いは、立派な「レディ」「プリンス」を育てること。


ところが、主人公たちの同期に、1人「資格を持たないもの」が紛れ込んでいるということがわかる。

どう考えても、主人公だけがいろいろおかしな状況で入学しており、本人も知らないだけで資格を持ってないのではないかと思うのだけど…



この謎が明かされていくに従い、もっと大きな謎が展開し始める。

恋愛ドラマ部分で出来上がった人間関係が変化し始める。


ジュエルペットのうちの1匹が謎のカギとなっているのだけど、彼女自身、別の人間に騙され、操られているだけ。

その操っている人間は誰なのか…



と同時に、「レディ」と「プリンス」をなぜ育てているのか、単に紳士淑女を育てたいわけではない、という学校の意図がわかってくる。

学校のある「魔法の世界」は、魔法があるからこそ不安定な部分があり、時々魔物が現れる。


この魔物から国を守るために、強い意思と覚悟を持ち、それでいて誰からも慕われる存在が必要で、そうした人物を育てるのが学校の目的。


この人物は、どんどん排出されなくてはならない。

なぜなら、国を守るために、選ばれた「トップオブレディ」は、命をも捧げなくてはならない場合があるから。


ここら辺から、悲壮な戦争物語に変わっていく。

謎の強大な魔物の群れ。次々と命を落とす仲間たち。




絶対、女児向けアニメじゃないよねー。

うちの次女(5歳)は、怖がって途中で見るのを嫌がっていました。


だから見てなかったのだけど、4月になって次のジュエルペットはじまっちゃったから、2か月分くらい一気に見た。




主人公は、次々と倒れる「トップオブレディ」達に次いで、代理として戦わなくてはならない状況になるのだけど、戦えない。

怖いのではなくて、敵を倒すことが良いことだ、とは思えない、迷いがあるから。


最終的に、敵とは「和解」する。

敵とは人間の弱い心、邪心が固まってできた存在で、それを見てみぬふりして封印しようとしてきただけだ、と理解したから。


…ここらへん、「てぃんくる」や「スイート」に似ているのだけど、どちらかというとスイートに近い。


しかし、戦いで国はボロボロになり、多くのものが死んでいる。魔物との和解が成立しても、こうしたものは帰らない。


そこで主人公は、最後の手段を使う。


自分の存在と引き換えに願いをかなえる魔法で、死んだものを生き返らせてもらう。

主人公と愛し合い、彼女を支えるプリンスも、同じ魔法で国を元に戻してもらう。


こうして世界は平和になり、元通りになるのだけど、主人公たちは世界から消えてしまう。




…と、ここで終わりかと思ったらまだ2週分もあるのです。

最後まで書くのは野暮だから書かない。気になる人は再放送探して。


ちゃんとハッピーエンドになるのだけど、ここからの2週分、涙ボロボロの展開です。


怖がっていた次女も、最後の方は「続き見たい」と言い続け、涙ぐみながら見てました。


てぃんくる、スイートもそうなのだけど、悪人が誰一人いないんだよね。


敵も含めて、みんなそれぞれの事情があって、そこに悲劇が起きてしまう。

でも、みんなの力でその悲劇を乗り越え、ハッピーエンドに持っていける。


そういう話の展開には弱いので、いい年のおっさんが、女児向けアニメ見て涙流しながら語るわけです。




さて、気になること。


まず、一番気になるのはプリキュアとの内容かぶり。

この春から始まったプリキュア、「プリンセスを目指す」ないようなのだけど、「レディ」と設定的に似ているのが気になる。


先に書いたとおり「てぃんくる」と、その終了近くに始まった「スイート」も似てる。

プリキュアが後追いしているように見える。


これは、妻によれば「ターゲット年齢層の流行などのアンケートに基づけば、似てしまうのも仕方がないのではないか」とのこと。

子供への「将来の夢」調査で、数年前に女の子は「お嫁さん」が上位に入って話題を呼んだそうで、それをアニメにするなら「レディ」なり「プリンセス」なりを目指す内容になるのではないか、と。


うーむ、それはあるかもしれない。

てぃんくる とスイートの時は、内容的にも似ていた。今回は プリンセス が始まったばかりなので、まだわからない。




ジュエルペットの方に話を戻します。


てぃんくる は、暗いストーリーの、最も暗い終盤部分で東日本震災が起き、一気に視聴率を落としました。

あの不安状況下で暗い話を見たい人はあまりいないでしょうね。


今回のレディ、終盤輪をかけて暗いです。

しかも、魔物の表現として、黒い雲のようなものが地を這いながら襲い掛かって来る描写が頻繁にあった。


…津波を連想させます。おそらく、わざとやってるよね。

魔物によって荒廃した国も、津波に襲われた街のように感じる。



もう一つ、先に僕はストーリーに「戦争」と書いたのだけど、実際は魔物は軍隊は成していない。

同時に出現するのは常に1匹だけ。でも倒しても次々現れるし、上に書いたように魔物の元となる邪念は津波のように襲い掛かる。


主人公たちは撤退を繰り返し、最後は仮設のテント内での生活を余儀なくされる。

これがすごく戦争を思わせる。でも、主人公は戦うことを望まず、和解の道を探しつづける。

戦わないせいで仲間に犠牲者が出て、自分を責め続けても戦いを望まない。


これ、震災後の世の中…はっきり言ってしまえば、中国や韓国との衝突や、集団的自衛権のことを言ってないだろうか。

戦ってしまえば楽かもしれないけど、辛くても、犠牲を払っても、和解の道を探すべきだ、という主張ではないだろうか。




てぃんくるは、震災により最後まで見た子が減ってしまったようなのだけど、「別れの悲しみを乗り越え、前向きに生きていく」ことを訴えるラストでした。


恐らく、震災とは関係ない。最初からそういうストーリーだったのだと思う。

震災後だからこそ活きる重要なメッセージともいえるけど、まだ立ち直れない人が多く、早すぎた。



レディは、同じことを、今このタイミングでやろうとしたのではないかな、と思うのです。

その後の世界の変遷も含めて、難しいし辛い内容だけど、平和を守るために強い心が必要だという内容を伝えようとしているように思います。

幼児向けらしくない展開でしたが、幼児期だからこそ、伝えないといけないことなのかもしれません。



てぃんくる以降「誰に向けているかわからない」内容で作ってきたのは、こうしたシリアスで前向きなストーリーを作りたくても、震災から立ち直れないうちはそのメッセージを出すことに迷いがあったのではないかな。


…というのは買いかぶりすぎかもしれない?

でも、てぃんくるが好きだっただけに、同じようなテイストの話がジュエルペットでもう一度見られたのが嬉しいのです。


誰も悪人がいない、最後に笑顔になれるストーリーを、これからも作り上げてほしい。

きっとまた、小さい子供泣いちゃうけど。



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春は忙しい  2015-04-13 11:28:25  コンピュータ 歯車 社会科見学 家族

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先日家族旅行という大イベントを執り行ったが、この週末は科学館のハシゴ。

来週も科学イベントの予定で、次女の誕生日にはピューロランドにも行かなくてはならない、と思っている。


冬の間、子供たちが「いきたーい」と言っていたことに「はいはい、暖かくなったらね」とか「誕生日にね」とか、いいかげんな空約束を繰り返すからこうなる。

春は忙しい。




11日(土)は、科学未来館へ。


去年の秋に、TVCMやっていたイベントを次女が見たがって、来ています。

…が、そのCM予告だった。その時点ではまだ始まってなかった。


じゃぁ、また今度こよう、と言ったきり、忘れてた。

3月の中ごろ「そういえば、あの約束は?」と次女に言われる。しまった! 会期は2月末までだった!



…が、大好評につき、会期延長していました。ゴールデンウィークまで。

ただ、大人気で、休日は朝早くに行って整理券を受け取り、その整理券に書かれた時間にならないと入場できない、という制限があります。


じゃぁ、ゴールデンウィークなんてもっと混むし、春休み中もダメだろう。

春休みが明けた次の休日である11日に、朝早くから出かけます。


運よく(?)この日は雨。

車で行くから雨でもそれほど問題はないし、客足は鈍ってそれほど混まないだろう。




開場前に付いたのに、すでにチケット購入待ちの行列。

すでに科学館は開いていました。お客さんが多く並んでいるし、雨だから開けたみたい。


10分ほど並んでチケット買います。

見たかった特別展、「チームラボ展」は、整理券を貰わないと入れません。が、まだ朝早かったから、配っている整理券は今すぐ入れるものでした。


#整理券が無いと入れないから…と、全部見るまで、昼ご飯も食べずにみっちり遊んだのですが、外に出たら「今日は整理券無しで入れます」に変わってました。



さて、全体内容については、ざっくりと。


最初に置いてある展示…というか部屋。

天井からのプロジェクター映像で、床には花が咲き乱れています。でも、踏んだら散る。

美しいけど…もう、20年以上前から類似作品あるよね。技術が上がって花の表現は美しくなったけど、その程度どまり。


部屋を出てずっと後のところで、技術的な詳細解説がありました。

それを知ってからもう一度見たら、もうちょっと深く楽しめたけど、これは芸術だから、解説なんてなしに感じられるかどうかが重要。


そういう意味では、この部屋に余りとどまっていた人はいないし、子供たちもすぐ飽きてた。

「世界中で大人気のメディアアート作家集団」という触れ込みの割にたいしたことないな、というのが最初の部屋を見た率直な感想。


他の作品を見た後で、きっとこれは初期の作品で、だから最初に置いてあったのだろうと思いました。

後で出てくる作品は、もっと面白いものが多数あったから。


…この作品、比較的新作だから最初に置いてあったのね (^^;;




前半は、主に「アート」としての作品が中心。それも、「和」と「デジタル」の融合に挑んだものが多い。

面白い表現もあり、興味深く拝見したのだけど、ただの映像作品。ビデオを流し続けているだけ、というのと変わらない。


奥の方に、江戸の絵師、伊藤若冲の絵画をデジタル表現したものがあった。

若冲の絵を3D化し、動かしたものを、若冲風のレンダリングで描く。ここまでなら他の作品と変わらない、ただのビデオ作品だ。


若冲の絵画の特徴に、全体に升目が設定されている、というものがあるらしい。

らしい、というのは、若冲の絵は見たことあったけど、マス目なんて意識してなかったから。


デジタル作品としては、その升目が2つの状態を持っている。


1つは、マス目の枠はあるけど、基本的に本来の絵がそのまま見える状態。本来の若冲の絵。

もう1つは、マス目の中が、代表される色に塗りつぶされてしまう状態。モザイク画になる。


この2状態が、不思議に入れかわる。基本は「升目だけ」で、ところどころ「モザイク」になる。

モザイクの場所は、生きているように広がり、消滅する。ちょうどライフゲームでもやっているような感じだが、ライフゲームとも違うアルゴリズム。


これは、鑑賞する人によって変化する様につくられている、らしい。

音とか、前を歩く人をセンシングしているとか、何をやっているのか探ろうとしたのだけど、分からなかった。


その意味では、インタラクティブ性があるのだとしても弱すぎて、やはりただのビデオ作品と変わらなくなる。

ちょっと残念なだけど、表現方法は非常に面白くて印象に残った。




後半、デジタルとアートを融合したことで生まれた「遊園地」空間。

次女が行きたがっていたのは、当然ながらこちらが目的。


入り口に、「まだ かみさまが いたるところにいたころの ものがたり」という作品があった。


長男、これがものすごく気に入った。

実は先の「アート」側にも類似作品があり、こちらがバージョンアップのようだ。


上から象形文字が落ちてくる。漢字の原型ね。

これを触ると、文字で表現されているものが現れる。


「山」を触るとそこに山が現れ、「木」を触ると木が立つ。

「火」に触れると火が現れ、「水」を触ると水が噴き出す。


アート側のものは、ここまでの表現で終わっていた。

しかし、「遊園地」はもう一歩進んでいる。


木に火が触れると燃えてしまう。でも、水を使って火を消せる。

雨でも火は消えるし、雨は木を育てることもできる。


犬に火を見せれば驚いて逃げるし、象を人…これは遊ぶ人本人が撫でてやれば、喜んで鼻を上げて鳴く。


他にも、非常に多くの「コンボ技」があって、説明表も配っていました。




会場での一番人気は、3Dで街を作る塗り絵。

配られている塗り絵…飛行機、自動車、消防車、バス、UFOなどの乗り物系と、いろいろな形のビルに、自由にクレヨンで色を塗ってもらう。


高速スキャナで読み取ると、すぐに巨大画面に現れます。

3Dで、テクスチャは適当に解釈されて、それらしく貼られている。


家はUFOが運んで来ます。

時々怪獣が現れ、古い家を壊します。動けないものの「登場」「退場」をうまく処理している。


車とか、動くものは当然、自分でやってきて、古くなると出てこなくなる。

でも、1時間程度はとどまってくれるみたい。描いてしばらくして、自分の描いたのがまだいるのを見ると嬉しい。


これ、3階にある常設展示「おやっこ広場」(入るのに整理券が必要)にも置いてありました。

画面は小さいけど、そちらには、ロボットとか飛行船とか木とか、特別展には無い塗り絵もあります。

しかも、画面がタッチパネルで、触ることでいろんな反応もします。


大画面とはまた別の面白さ。




これの「前作」にあたる、水族館を作るものも人気でした。

こちらは、魚がペラペラで3Dではないのね。動きは3D的だけど、パラッパラッパーみたいな感じ(例えが古いけど)。



さらに、会期延長してからの「新作」として、ふなっしー版もあった。

みんなでふなっしーのデザインをして、画面の中を歩き回る。シュール。


こちらは、急きょ追加したものなので会場に入りきらない。廊下に置かれていた。

会場から廊下に出ないとみられないし、廊下に大画面が置いてあるので、狭い。


ちなみに、ふなっしーだけでなく、普通の人間(男の子、女の子、髪型違いで2種類ずつ)もデザインできる。


とりあえず、あの寸胴体系、おどる埴輪にしてやった。

妻はウルトラマン作ってた。


埴輪とウルトラマンが出会って挨拶をし、一緒に「梨汁ブシャー!」ってやってる。シュール。




さて、他にもあるけど、全部は解説しない。その代り、1つだけ詳細解説。


実は、「我が家的に」一番大ヒットだったのが、「小人が住まうテーブル」。


他のものに比べて、見た目が地味で、一見して何をするのかもわかりにくい。

だから、多くの人が一瞥して、もしくは少し触って、「よくわからない」という反応で通り過ぎていく。


でもこれ、すごく良くできています。遊ばないのはもったいない。


円形のテーブルに、天井からプロジェクターで投影された「小人」達が住んでいます。

テーブルの縁が地面。中央付近に太陽があって、太陽の周囲には雲が出る。


全部、輪郭だけの線画で表現されていて、ものすごくかわいい。

一方で、線の中身が「黒い」ため、テーブルは地味に見えます。これが興味を持たれない理由。


でも、古いゲームを知っている人なら、シンプルだからこそ表現できるものがある、ということに同意してもらえると思う。


この「小人」たちは、レミングスみたいにずんずん歩き続けている。

何もなければ、平和に進み続けるのだけど、突進してくる「牛」なんかも存在する。


牛に跳ね飛ばされると、小人はすっ飛ぶ。で、どこかに着地して、また歩き始める。


「火」というのもあって、小人はコイツをジャンプで飛び越す。大きな火になると越えきれず、痛そうに目を×印にして跳ねまわったりする。

ちなみに、牛は火だって跳ね飛ばす。


雲からは雨が降っていて、雨が当たると火は消える。

地面に雨が当たると、草が生えてくることもある。草はやがて実をつけ、小人が見つけて食べたりする。




さて、面白いのはここから。

自分の手を、テーブルの縁に置く。小人はこれを障害物と認識し、火と同じように飛び越える。

段差を設けてやると、1段目に乗って、さらにジャンプして2段目に進む。


飛びきれないほどの高い段差を…テーブル端に腕を置いておくと、それは「木」だと認識されるようだ。

腕から、にょきにょきと葉っぱが生えてくる。やがて、リンゴがなったりする。


高い木は飛び越えられないので、梯子を持ってきたりする。

この梯子が、ぐにゃぐにゃしていて不思議な存在。

小人がのぼり、一番上から飛び降りたりする。木の横にうまく梯子があれば、飛び越えられることもある。


木に生えるリンゴは大きいのだけど、そのままでは小人は食べられないようだ。

手を急にどけると落っこちて、地面に落ちると小さいいくつかのリンゴに「割れる」。

小さなサイズだと小人は食べれるようで、落ちているリンゴを見つけると食べることがある。


時々、腕を置いても木とは認識されないで…「フライパン」だと思われてしまうようだ。手の上に目玉焼きやケーキが現れることもある。


#会場のテーブルの上には、おもちゃのフライパンが置いてあった。本来これの上に目玉焼きが出来るようだ。

 フライパンを置くと、周囲に火が現れることもある。



雲から降る雨に手をかざしてやると傘になる。これで、小人を雨から守ることもできる。

もっとも、元々小人は雨を気にしない。


雨から守りたいのは「火」だろう。

手で少しづつ押すと、火を動かせる。火をくっつけると大きくなるし、草やリンゴ、目玉焼きなどを火にくべると、どんどん大きく育つ。

ところが、雨が当たるとすぐ消える。火を育てる遊びをする子も結構いた。


一方で、草を育ててたくさんの実をつけたい子もいる。

草から火を離したい子、近づけたい子。


思惑とは別に、牛に跳ね飛ばされた火がどこへ飛ぶかはわからない。

草をたくさん育てていると、面積が広いのだから火が飛んでくる確率も高い。そして、草が密集しているとあっという間に延焼する。

なかなか、リスクとリターンのバランスが良い。


これはゲームではないのだけど、目的を持った途端に、各々が勝手に遊ぶゲームになる。

しかも、そのゲームのバランスは絶妙で、うまくいきはじめると邪魔が入る。




空には星が1つ、出ていることがある。

…基本的には出ているのだけど、星を「使いすぎる」と、しばらく消えていることもあるようだ。


…使う? 星を?



この星に、小人がぶつかると、たくさんの「キラキラ」を放出する。

ハート、星、アスタリスク、渦巻き、ひし形…いろんな形の模様が、星から一斉に飛び出すんだ。


この世界、基本的にはテーブルの中で閉じている。円形のテーブルの縁が地面で、その外側には何もない。

だけど、この「キラキラ」だけは、テーブルからも零れ落ちて床に飛び散る。これがなかなか見ごたえがある。



でも、普通にやっていると、小人が牛にすっ飛ばされて、偶然ぶつかるときくらいしかこの現象は起きない。


…最終的には、この現象を強制的におこそう、とするゲームに発展した。


両手で小さな部屋を作り、小人が逃げ出さないようにする。

(親指が床に、その他の指が壁になるように両手を置く)


そのままずりずりと空に上げていくと、小人は星に近づいていく。

これで星にぶつければいい。


星も障害物の影響を受ける。そこで、星を囲い込んで地表に引きずりおろす、という作戦も出現した。

(何も起こらないけど、太陽や雲でもできる)


地面までくれば、小人はいくらでもいる。

ただ、地面でキラキラが発生しても、中央で発生するほどの「派手さ」は無い。

中央から一気にはじけ飛ぶ、という方が面白かった。


また、星はキラキラを出すと、同時に「はじかれて」少し違う位置に移動する。

地表だと、特に中央に戻ろうとする力が強く働くようで、苦労する割にはすぐに星に逃げられてしまう。


逆に、上空であれば同時に何人もの小人をぶつけることも可能。

きらきらが発生しすぎると、計算量が爆発的に増え、一瞬画面が「フリーズ」する。

(ゲーム専門用語でいうところの「処理落ち」)


これが楽しくて、どこまで計算負荷をかけられるか、の勝負に発展していく。


#この遊びに気付いたとき、うちの子供たちだけでなく、周囲の子供も面白がってこの遊びに参加し始めた。


ただ、動きが止まった瞬間は、小人も止まってしまう。「連続してぶつける」のには限界があった。



限界を打ち破るのは「牛も星にぶつかる」と発見した時。

牛は体が大きいので、一気に何度もあたり判定を起こしてしまうようだ。

小人よりも、キラキラの発生個数が多くなるようで、牛2頭を同時にぶつけたりすると、ものすごい処理落ちになる。


通常、処理落ちしても数フレーム…時間にして、1/10 秒程度だろう。

しかし、最大の処理落ちの際には、2秒くらい画面が止まっていた。

しまった、やりすぎてシステムを停止させてしまったか、とヒヤリとしたくらい。


#まぁ、そうなったらスタッフの人に謝って再起動してもらうだけですが。




「デジタルメディアアート」なんて言葉が出てきたのは、20年位前だったのではないかと思う。


#メディアアート、自体は映画などを含むものとして、20世紀中盤にはあった。

 「デジタル」とつくのは、コンピューターを使った芸術。


この言葉、僕は「ゲーム崩れ」と同義だと思っている。

この言い方が失礼極まりないのは承知しているが、多くのデジタルメディアアートが、そうなっていると思う。



チームラボ展で言えば、前半のアート部分は、ゲームですらない、ただのビデオだった。

最先端技術を使っているが、見ているだけ。映画と変わらない。


後半の遊園地部分は、「インタラクティブ」と言いながら、そうなっていない作品が多い。

塗り絵は子供たちは楽しんだが、画面に表示された後は「自分の描いたのがそこにいる」と見ることが楽しみになってしまい、これも映画と変わらない。


「デジタルメディアアート」と呼ぶのはおこがましい、20世紀中盤からあるものの延長に過ぎない。



長男の気に入っていた「かみさまがいたころのものがたり」は、触れることで事象が起き、その事象の組み合わせでさらに別の事象が起きる、ということで非常にインタラクティブだ。

ここに来てやっと、「デジタル」であることの意味が出始める。


ただ、しばらくやっていると飽きる。事象を起こしたいのだが、上から象形文字が降ってくるのを待つしかなく、組み合わせは運でしかないからだ。

ゲームになり切れないゲーム。僕がそう呼ぶのは、こうした作品だ。




「小人の住まうテーブル」は、見事なゲームだった。

ただ、これがゲームであることは、ほとんどの人が気づいていない。何を目指したものなのかも理解されていない。


多くの人は、自分の手を「障害物として使う」という操作方法を理解できず、表示されいるオブジェクトを「スワイプ」して動かそうとしていた。

ゲームとして見た際には、説明書を熟読しないと遊べない、失敗作の部類だろう。


でも、僕はこのゲームを高く評価する。今までにない新天地を切り拓いたからだ。

先駆者は理解されず、多くの人が素通りするのも仕方がないことだ。



似たようなゲームが20年ほど前にあった気もするが、あれも理解されなかった。



一方で、アートとして見た際には、「ゲーム」と捉えられてしまうのは不本意なんでしょうなぁ、やっぱ。

アートと言うのは見たこともないようなものを提示するのが本領なわけで、ゲームという既存の枠組みに組み込まれるようじゃダメなのだと思う。


アートである以上ゲームにならない「ゲーム崩れ」だというのは、宿命でもあるのだと思う。


でもね、好奇心を刺激してくれるものが良いアートだ、とも僕は思っている。

ルールがよく出来ていると、ついつい遊び始めてしまうわけで、結果としてゲームとして成立するのもまた、アートとして出来のよい証拠、のハズ。


ここら辺、僕自身がアート製作者ではないので、アートの人たちがどう思っているかはわかりません。

ゲームになるようじゃアートじゃないのか、アートだからこそゲームになるべきなのか。




アートがどういうものであるかはさておき、この「小人」、子供たちが非常に楽しかったようで、同じようなものを Scratch で作りたい、と言っています。

インスパイアされて真似したくなっちゃうって、最高の褒め言葉だと思う。



この翌日も外出したので忙しくまだ作りはじめてないのだけど、長男と長女は一緒に「Scratch で作れそうな程度の」、サブセットルールを考案した様子。


作る前から「途中であきらめるかも」って弱気なのだけど、元作品がよく出来ていることがわかっているからこそ、とてもそこまで作れないだろうと思っちゃってるのね。


あれは、アート作成としてはプロの作品だ。あそこまで作れなくても、やってみることに意義がある。



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LiCa HOUSe  2015-04-13 12:19:41  歯車 社会科見学 家族

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12日(日)、2度目の理科ハウス。


前回日記に書いたときには気づいてなかったのだけど、その2~3日後に気付いた。

「理科ハウス」の英語表記の LiCa HOUSe 、元素記号なのね。


Li リチウム Ca カルシウム H 水素 O 酸素 U ウラン Se セレン。


LiCa って表記で、「小さな科学館」をリカちゃんハウスのように小さい、というのとかけているのかと思ってたよ。


#それもあるのだ、と思っている。今度行くときあったら聞いてみよう。




さて、未来科学館に行った翌日、妻が用事があって外出。


以前に理科ハウスに行ったときと同じ場所に行ったのですが、じゃぁ車で送るよ、と言って子供たちは前回と同じように理科ハウスへ。


…考えてみたら、前回は雨だったから車で送ったのでした。今回は晴れ。

しかも、春の行楽シーズンで、渋滞にハマりました。自転車でも行ける範囲だったから、自転車で行った方が妻としては早かった (^^;



それはさておき、理科ハウスは月に一度くらい展示内容を変えます。

前回からしばらくたつので、違う内容で楽しめました。


半分くらいは前回のものが残してあった感じかな。

瓶に水が入っていて、順番に叩くと曲になっている展示で、前回と曲は変えてあったけど基本的には同じ、とかね。




前回あらかた見ているのだけど、今回の目玉(?)は、タイガー計算機を発見したこと。

多分、前回もあったのに気付かなかっただけ。


触ってよいか尋ねると、構わないとのこと。

壊れることが無いほど頑丈なのは知っているけど、壊したら修理できない貴重品です。自由に触れることに感謝。



以前から疑問に思っていて、試してみたかった「引き放し法による割り算」を試します。

…あー、思っていた以上に簡単。タイガー計算機のページの記述、後日改めます。


#ページ記述「原理」的にはあっているのですが、タイガー計算機上での操作が思ったより楽でした。



昔の計算機は歯車で計算させてたんだよ、という話は、子供たちにしたことありました。

長男も一緒に、興味津々で見ています。


その後、僕が使い方を教えながら、まずは簡単な足し算、複数桁×1桁の掛け算、そして複数桁同士の掛け算など試します。

割り算も試したけど、こちらは長男にはまだ理解できない様子。


#引き放し法を使うと、原理を理解してないので納得できない。

 引き放し法を使わないと、操作が煩雑すぎて覚えられない。




タイガー計算機は、計算する値として10桁の数を設定できます。結果は20桁まで記憶できます。

でも、内部的には13桁までしか繰り上げを行ってくれない、と気づいたのも今回の大きな収穫。


10桁を足しこんだ結果、13桁までは繰り上がってくれる、というのは実用上は十分でしょうね。

ちなみに、結果記憶が20桁まであるのは、桁をずらすことで大きな数の計算を行うからです。


#タイガー計算機で足し算・引き算も出来るけど、主に掛け算に使う機械です。

 掛け算の筆算で桁をずらして計算し、後で足すように、桁を「ずらす」ための機構がついています。


13桁までしか演算しない、ということの影響は、引き放し法で割り算をやった時にも影響します。

余りの頭の方にゴミが残って、090909000000004 とかの表示になったりする。

(余りが4の場合)




理科ハウスの館長さん、以前に1回行っただけなのに覚えていてくれました。

それで、少しお話ししました。


子供が理科好きみたいだけど、他の科学館とかも良く行くんですか? と聞かれ、丁度昨日未来科学館行きました、とか、本棚に並んでいる本で、これとこれは家にあります、とか…


もちろん、理科ハウスの本棚はすごく充実していて、うちにあるのはそのほんの一部。

でも、専門家が選ぶような「良書」と、うちで選んだ本も一緒だと、ちょっと安心するのです。


本と言えば、古い蔵書の一部を「ご自由にお持ちください」で置いてありました。

子供向けの科学写真絵本1冊と、大人向けの本2冊貰って来ました。



帰り際に、サイエンスカフェなんかもやっているので、良かったらそういう時にも来てみてね、と言われました。

実は、妻が理科ハウス近所で「用事」があったのは3度目。1度目は、サイエンスカフェの日で予約が必要だったため、理科ハウスに行けなかったのでした。


いつも妻の用事の日に理科ハウスに行っているので、妻も「話聞いていると、楽しそうで行きたいのに行けない」と言っています。

子供もお母さんと行きたいらしい。そのうちまた行かなくては。


それこそ、サイエンスカフェの日を狙って予約してみようかな。



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海上安全技術研究所  2015-04-20 15:44:02  コンピュータ 歯車 社会科見学 家族

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19日の日曜日、独立行政法人海上技術安全研究所の一般公開を見てきました。

なんだか堅そうな名前だけど、非常に面白かった。


以前に、タモリ倶楽部で紹介していて、その時から興味を持っていました。


…と書くより、この4月からの NHK 「0655」の朝の歌「素晴らしき哉 世界」の「深の界」だと言った方が通りが良いのでしょう。


実際、うちでも 0655 を見た子供たちが「すごい! いったい何が起きてるのか!」と興奮するので、タモリ倶楽部で見た知識で解説してあげたのです。


そしたら、「見てみたい」と。

あー、あぁいう施設は、年に1度くらい公開しているけど、その時しか見られないんだよ、と説明。

一般公開って秋が多い印象だから、その頃まで待てば見られるかもね…と。



そしたら、妻が何やらスマホで調べて「19日に一般公開するらしいよ」と。年に一度がすぐでした。




というわけで、海上技術安全研究所に行ってきたわけです。

基本的に、小さな研究所です。同じ敷地内に「交通安全環境研究所」と「電子航法研究所」があります。


それぞれ、海、陸、空の安全を研究している施設です。同じ敷地内、というのも納得。

ちなみに、一般公開日では敷地が隣接している JAXA も同時開催で、4研究所を廻るスタンプラリーが開催されていました。



以下、面白かったと思うものを順不同で紹介。




▼深海水槽


上に書いた造波装置です。造波装置、というのは波を起こす装置で、他の水槽にも付けられていますが、深海水槽は 128台もの造波装置を使い、自由な形の波を起こすことができます。


1時間ごとに、15分ほどの実演を行う…となっていたのですが、0655人気でものすごい人が来ました。

初回を見に行ったのですが、30分前にも関わらずとても入れず、「後で見に来よう」となりました。


…が、初回前にもう一度通りがかったら、なんか方法が変更されている。

10分ごとに、7分程度の実演に変更されていました。これで見ることができました。


波を起こす機能ばかりが注目されてしまっていますが、本来深海掘削パイプなどに波が及ぼす影響を調べるための施設。

直径は 15m 程度ですが、深さは 35m もあるそうです。


#うちの子は JAMSTEC には良く行くので、深海掘削パイプなどの話は普通に受け入れます。


▼海洋構造物試験水槽


実は最初に見たのがこれ。むしろ、こちらの方が「造波装置」としては王道。

大きな水槽に、波を起こす装置があります。船などを浮かべ、波の影響を調べます。


海底ガス田開発で、船を浮かべて海底掘削パイプからガスを吸い上げ、LNGとして貯蔵する、ということは現実に計画されているのだそうです。

そこで、その「基地船」に、「LNG 輸送船」が横付けしている状態を想定。各船の中には液体である LNG が入っている状態で、波が来るとどうなるか…という実験をしてくれました。


…何も起きません。一番安定して、何も起きない波を起こしたのだそうです。

なぜ、一番何も起きないのを選ぶ。


ビデオで、過去に実験した「一番激しい状態」の説明などもしてくれました。

意義はわかるのだけど、多少波で揺れたりするところ見たかったな。


#横付けしている状態を想定した配置だったこともあって、揺れたりすると模型がぶつかって破損する可能性もあるのだとは思います。

 でも、それならもっと「模型は壊さない」程度で「激しく揺れる」状況だって想定できるだろうに。


▼熱力学展示


各種歯車機構が触れる状態で置いてあって、子供や僕に大人気。

2ピストン、4ピストンのエンジンの模型とか、スターリングエンジン、ロータリーエンジンもあります。

回転軸の延長上に、逆方向に回転する軸を配置する機構とか、歯車Aが1回転するごとに、歯車Bが1/4づつ回転する機構とか…


触れるモデルだけでなく、実際に動くものもありました。スターリングエンジンは、普通温めて動かすものですが、「温度差さえあれば動く」ことを示すためドライアイスで動かしていました。


ロータリーエンジンは、外部から空気圧を入れることで回転。

他に、水素燃料電池とか、太陽光で発電してモーターを回して、そのモーターの回転で発電機を回して電球を付けるとか、無意味だけど装置として興味深かった。


▼船の危機回避シミュレータ


大きな円筒形スクリーンの中で、油圧で動く「操舵室」があります。

本当は操舵室が波に合わせてゆらゆらするようなのですが、この日はお客さんがたくさん入るので、一切動かしません。


スクリーンにはリアルタイムのCGで、東京湾の風景が映っています。

すごく波が高い。時々船の甲板に波がかぶります。


子供たちが「波が入ってきた。バグってる」というのですが、聞いてみたら実際その程度の波高に設定しているのだそうです。

ただし、東京湾でそんなに波が高くなることは、通常はないとのこと。


クルージング(?)の最中、ほんの数分で天候は目まぐるしく変わり、昼間から夕方、夜へ。そして昼間の濃霧へ。

夜景では船の明かりが波に反射し、非常に質が高いCGでした。



▼チタンプレート作成


チタンのプレートを、目の前で電圧をかけて色を付けてくれます。

ちゃんと理解してないけど、


1) チタンは酸化しやすい。常に酸化被膜でおおわれることで、それ以上錆びにくい。

2) しかし、化学薬品処理して電気を通すことで、酸素が強く供給され、通常以上に厚い酸化被膜を作れる。

3) 表面の酸化被膜の上で反射した光と、奥で反射した光が干渉し、色を生じる。

4) 電圧によって酸化被膜の厚さを調整でき、色を変えられる。


ということのようです。

話は知っていたのだけど、目の前で作るのを見るのは始めて。想像以上に美しい色が出るし、みるみる色が変わっていくのが美しいです。

ちなみに、着色したのではないので非常に強い。とはいえ、ひっかけば表面の酸化膜が落ちるので、色落ちはします。



実は、一般公開終了の時間ぎりぎりに駈け込みました。

妻も子供もみたがっていたのだけど、「後で」と思っていたら、時間いっぱいになってしまったの。


駆け込んだら、すでに終わって片付け中でした。

でも、わざわざ走ってきてくれたのだから、と、急遽うちのためだけに実験をやってくれました。


ありがとうございました。


#本当は、プレートにあらかじめシールなどを張ることで、その部分だけ「着色しない」ことができ、模様を作れます。

 本来、そうした体験をしてオリジナルアクセサリーを作れる、というコーナーでした。

 この時は、時間もなかったために着色実験のみ。でも、美しい色で子供は喜んでいました。




つづいて、交通安全研。


▼燃料電池自動車


トヨタの「MIRAI」を展示していました。

そして、その奥で子供が燃料電池の模型自動車を作って学べるようになっていました。


模型自動車を作るには整理券が必要。問い合わせると、丁度今から始まる回の人数がまだ空いている、と入れてもらえます。

この体験「小学生以上」だったのですが、そうとは知らずに保育園年長の次女も体験しました (^^;;


最初に燃料電池の仕組みをまなび、燃料電池で LED が点灯することを確認します。

つづいて、その燃料電池を模型自動車に搭載。


模型自動車にはスイッチがあり、OFF だと電球が点灯します。

これで通電を確認し、ON にすると走ります。


燃料電池にはビニールパイプがついていて、そこに水素を入れてもらえば発電できます。

LED や電球をつけているだけなら長く発電するのですが、車を走らせるとあっという間に電池切れ。


「物を動かす」には、非常に大きな力が必要なのです。

何度も水素を補給してもらいながら遊んでいました。


この子供向け講座、子供は模型に夢中で聞いちゃいなかったのだけど、最後にいいこと言っていた。


「水素自動車は排気ガスを出さない。でも、水素を作り出すのにエネルギーが必要で、CO2 も排出する。

 実は何も問題は解決していない、と知っておいてほしい」と。


▼鉄道用台車試験設備


鉄道が「どうやって曲がるか」をわかりやすく解説していました。


鉄道って、左右の車輪が繋がっているし、カーブでは内輪差が生じるはずだし、どうなっているのだろう、というのは前から疑問だったんだよね。


わずかだけど車輪が円錐になっていて、カーブでは外と中で車輪のサイズが変わるようになっているのだそうです。

すごく単純だけど、合理的な考え方。


実際に、いろいろな形に作った車軸を模型のレールの上を動かして、何が起こるか見られるようになっていました。


▼バス運転手の制服体験


京王バスが、制服を着てバスの運転席に座れる体験会を実施していました。


長男、昔バス好きだった。今更…かとおもったら「やりたい」と言い出す。

次女もやる、と。長女は興味なし。


もうすぐ6歳だけど体の小さい次女は、一番小さい制服でも大きめ。

制服制帽でバスの大きなハンドルを握っているのは、親ばかだけど可愛かった。




電子航法研。


▼音声診断システム


画面に表示された文章を読むと、疲労度や緊張度を診断してくれる、というシステム。

パイロットやドライバーが、自分でも意識できてない疲労などを診断して、事前に危険な運転を避けるためのシステムなのだそうです。


「カオス理論を応用」ということで詳細を聴いてみたのだけど、よくわからなかった (^^;;


自分なりに判断すると、そこでカオス理論としているものは、「フラクタル」と類似の概念のようでした。

音声パラメータを周波数変換し、周波数空間での再帰性を評価することで「カオス」な度合いを検出する。


最終的には、周波数・声の大きさ・時間軸…などとあわせ、5次元のデータが得られるそうです。


この「カオス」が何を意味するかは、「わかってない」と明言していました。

ただ、多数の人の声を調査した結果、判って無いなりに疲労度との相関性はわかっている。


そこで、5次元パラメータと疲労度との相関性を総当たりで調べ(つまりは機械学習させ)、関連性を示す式を求める。


この機械では、その式を利用して疲労度を出すのだそうです。

処理量は、音声を FFT して周波数に注目するだけ、というようなシステムに比べると、4桁くらい多いそうですが、その分評価の正確性が上がるようです。



▼電波を光ファイバで送る


電波を光ファイバで、というのはどういうことかと思ったら、当然のことながら「電波を光に変えて送る」でした。

ただ、たとえばラジオの内容を一度音声にもどして、サンプリングして圧縮…みたいなことではない。


電波の強弱をそのまま光の強弱に変更し、光ファイバで伝送後に電波に戻すのだそうです。

光ファイバだって減衰はするから、普通はデジタル化して伝送するのですが、それを克服してアナログで送れるようにしたというのがすごいところらしい。


▼ GNU Radio を使ったソフトウェア受信機


GNU Radio ってものを知りませんでした。

電波をそのまま受信して、ソフトウェアで同調するのね。そういう方式なので、同時に複数のチャンネルの電波を捉えられる。


デモでは、航空機の現在地情報と音声通話を同時にとらえて、リアルタイムの航空機の位置情報を表示しつつ、その通話を流していました。


どうでもいいけど、羽田に入ってくる飛行機が見た目で列になっていて、空も渋滞しているのだなと実感。




JAXA。

ここだけ敷地が離れていますが、研究施設としては1個なので、隣の3施設ほどの「バラエティ」感はありませんでした。

やっていることは、ずっとすごいはずなのにね。


▼スーパーコンピューター展示


富士通による「宙」の概要と、実際に動いているマシンルームの見学(窓から見るだけ)ができました。


富士通だから SPARC CPUです。SPARC 64。

元々 SPARCを開発した SUN が無くなったけど、ちゃんとまだ続いているのね。


1CPU で 32コアで、1000以上の CPU ノードが使われている。

1ノードは 128GB の RAM を持っていて、他ノードへの転送能力は 128GB/s 。全メモリを1秒で送れちゃう。

ハードディスクは 5ペタバイトで、テープアーカイバは 20ペタバイト。


詳しく知りたい人は、宙のページ



宙では、数値計算シミュレーションをやっているそうですが、開発当初から「結果をわかりやすく手に取れる」ことを重視したそうです。

そのため、3D表示能力がすごい。裸眼3D表示ディスプレイとか置いてありました。


3Dプリンタで出力した演算結果、なんてのも多数あって…お土産に、各種 JAXA ロケットの 3D モデルストラップを配布してました。


1人1個、ということなのでいろんな種類を家族分貰ってきて…子供が「ロケット打ち上げごっこ」して遊んでます。


▼宇宙デブリの研究


デブリを見つけるためのシステムとか、デブリを地球に落として燃やすための方法とかを紹介していました。


デブリに限らず、コンピューターで空を監視し続けて、複数の画像の「差分」から飛行物を検出するシステムは以前からあるのだけど…もうソフトじゃ遅い、ということで、FPGA 化しているなんて話が出てました。



デブリを落とすには、ワイヤーをぶら下げるだけで十分、という話。

地磁気の中に「電線」が移動するので、電気を生じてエネルギーが落ち、やがて地球に落ちるとか。


#発生した電気はプラズマとして放出。


電気と磁石と力の関係を、いろんな装置で確かめられるようになっていました。

丁度、長男が電磁石とかに興味を持っていたので、楽しく学んでました。




4施設分の敷地はとにかく広くて、歩き回るのが大変。

でも、4施設あるので非常にバラエティに富んでいて、楽しめました。


本当はもっとたくさんの展示があったし、もっとたくさん見たかった。

でも、これで時間いっぱい。開始から終了まで、ずっといたのに時間が足りない。


また来年行きたい、と子供たちは言ってますが、うちから結構遠いんだよね…





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