ロボット掃除機のRoombaですが、半年に一度くらいは大きなメンテナンスが必要なようです。
最近、掃除を開始するボタンを押しても反応しなくなってきました。
「スイッチが接触不良になったかなー」と思いつつ、場合によってはスイッチパーツを交換するつもりで分解してみたところ…
スイッチは、我が目を疑うようなつくりでした。
基盤の上に、薄い金属板がセロテープで止められているだけ。
金属板は軽く反っていて、押すとペコペコします。このペコペコでクリック感を出していたのでした。
スイッチ接点が汚れて接触不良になっていたので、セロテープをはがして金属面を拭いてあげるだけで元通り。
また、元気に働いてくれるようになりました。
日本では、Roomba の情報を書いたページが余りありません。
買って喜んでいるページは度々見るのですが、日々使い続けるための情報が不足しています。
そこで、購入を検討している人のためにも、「悪い情報」とその対処法をまとめておくと、
・ブラシに髪の毛などが絡まりやすく、これが負荷となって動かなくなることがある。
→これは日々のメンテナンスが必要。3〜5回掃除したら、ブラシの分解掃除をしましょう。
メーカー側も想定している事態のようで、ブラシ分解掃除は簡単に行えます。
・充電しても動作時間が非常に短いことがある。
→過去の充電・動作履歴を覚えていて、充電量を調整しているためです。
充電後しばらく通電せずに置いておくと、自己放電によりこの「記憶」と実際が食い違うようになるので、十分充電できなくなります。
電池を抜いて電源ボタンをしばらく(30秒くらい)押しておくと、記憶バックアップ用の電池が放電して記憶がリセットされます。
充電→リセット→(電池が冷えてから)再充電、とすると、本当の満充電になるので治ります。
#この問題は、NiMH バッテリーの特性によるもので、ある程度仕方がない。詳しく知りたい人は NiMH について調べてください。
・同じ場所をくるくる回ったり、後退したりして掃除できなくなることがある。
→CircleDance と呼ばれる、良くある故障の現象です。
原因は、タイヤの回転を検知するセンサーがホコリで汚れているためです。
分解して軽く拭いてやれば回復するのですが、この分解が非常に厄介です。ほぼ完全分解だと思ってください。
簡単なおもちゃなら分解修理できる、くらいの技術は必要かも。
・スイッチを押しても反応しなくなる。
→今回の日記に書いたとおり。
CircleDance を直すよりは「ちょっとだけ」簡単です。完全分解ではなく、半分解で済むから。
スイッチのセロテープをはがして、接点を拭いて上げましょう。
ほかにもいろいろあるかもしれませんが、2年近く使って僕が遭遇している事例はこれくらいです。
(自己輸入した最初の機体は不良品で送り返したのだけど、今考えると電池充電の問題だったようです)
基本的に、Roomba は便利。これなしでは生活できない状態になっています。
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