2007年02月08日の日記です


Roomba を修理  2007-02-08 11:57:56  歯車

ロボット掃除機のRoombaですが、半年に一度くらいは大きなメンテナンスが必要なようです。


最近、掃除を開始するボタンを押しても反応しなくなってきました。


「スイッチが接触不良になったかなー」と思いつつ、場合によってはスイッチパーツを交換するつもりで分解してみたところ…


スイッチは、我が目を疑うようなつくりでした。


基盤の上に、薄い金属板がセロテープで止められているだけ。


金属板は軽く反っていて、押すとペコペコします。このペコペコでクリック感を出していたのでした。



スイッチ接点が汚れて接触不良になっていたので、セロテープをはがして金属面を拭いてあげるだけで元通り。

また、元気に働いてくれるようになりました。



日本では、Roomba の情報を書いたページが余りありません。

買って喜んでいるページは度々見るのですが、日々使い続けるための情報が不足しています。



そこで、購入を検討している人のためにも、「悪い情報」とその対処法をまとめておくと、



・ブラシに髪の毛などが絡まりやすく、これが負荷となって動かなくなることがある。

→これは日々のメンテナンスが必要。3〜5回掃除したら、ブラシの分解掃除をしましょう。

 メーカー側も想定している事態のようで、ブラシ分解掃除は簡単に行えます。



・充電しても動作時間が非常に短いことがある。

→過去の充電・動作履歴を覚えていて、充電量を調整しているためです。

 充電後しばらく通電せずに置いておくと、自己放電によりこの「記憶」と実際が食い違うようになるので、十分充電できなくなります。

 電池を抜いて電源ボタンをしばらく(30秒くらい)押しておくと、記憶バックアップ用の電池が放電して記憶がリセットされます。

 充電→リセット→(電池が冷えてから)再充電、とすると、本当の満充電になるので治ります。

 #この問題は、NiMH バッテリーの特性によるもので、ある程度仕方がない。詳しく知りたい人は NiMH について調べてください。



・同じ場所をくるくる回ったり、後退したりして掃除できなくなることがある。

CircleDance と呼ばれる、良くある故障の現象です。

 原因は、タイヤの回転を検知するセンサーがホコリで汚れているためです。

 分解して軽く拭いてやれば回復するのですが、この分解が非常に厄介です。ほぼ完全分解だと思ってください。

 簡単なおもちゃなら分解修理できる、くらいの技術は必要かも。



・スイッチを押しても反応しなくなる。

→今回の日記に書いたとおり。

 CircleDance を直すよりは「ちょっとだけ」簡単です。完全分解ではなく、半分解で済むから。

 スイッチのセロテープをはがして、接点を拭いて上げましょう。



ほかにもいろいろあるかもしれませんが、2年近く使って僕が遭遇している事例はこれくらいです。

(自己輸入した最初の機体は不良品で送り返したのだけど、今考えると電池充電の問題だったようです)


基本的に、Roomba は便利。これなしでは生活できない状態になっています。




同じテーマの日記(最近の一覧)

歯車

関連ページ

お掃除ロボット【日記 08/12/19】

別年同日の日記

10年 かわいくて おっきいの!

10年 ヒーローごっこ

15年 はじめてIKEA行った

17年 ゲーム会社の仕事

17年 ボブ・バーマー 誕生日(1920)


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています


戻る
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -