2019年02月の日記です

目次

12日 クッキーづくり
19日 「蓄音機」特許の成立日(1878)
19日 久しぶりの「今日は何の日」
20日 クレジットカード不正
20日 故障続き
21日 ファミリーベーシック V3(1985) ディスクシステム(1986)の発売日
22日 完全停止
25日 故障からの復旧
25日 2D-APT II 発表 (1959)
28日 どんどん壊れる


クッキーづくり  2019-02-12 12:29:54  料理 家族

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2月に入ってから、何かと忙しくて日記を書いていなかった。


もっとも、家族で記録したいようななにかも特にない。

僕と、長男の塾が忙しかったので、面白いことを何もしていないのだ。




とはいえ、2月9~11は三連休。

小五の長女と、小三の次女は「バレンタインデーに友達にあげるクッキー作りたい」と言っていた。

(こういうのを教えるのは、我が家では僕の仕事。)


本当は前日に時間を工面して作りたかったのだけど、休日にやった方がよさそうだ。

11日は、午前中からクッキーづくりを開始する。


面倒くさいことに、長女と次女がそれぞれ「自分で作りたい」ので、生地作りから2回やらないといけない。



まずは長女。

長女は、保育園の年長の時から、毎年何かしらお菓子を作っている。

なので、結構手馴れてきてはいる。


薄力粉 240g と、バター 100g を測る。

小麦粉は大きなボールに入れ、泡だて器でがしゃがしゃ混ぜて空気を含ませておく。


問題はバターの方。

冷蔵庫から出したばかりだったので、固い。


ナイフで小さく切り分け、無理やり泡だて器で混ぜてみた。

…泡だて器の中に全部入り込んでしまう。


何度かナイフでバターを切るように押し出して混ぜる、を繰り返すと、柔らかくなった。

ここに砂糖 80g を入れて、混ぜ合わせる。柔らかくなってきたらさらにホイップ。


これを小麦粉に入れて、切るように混ぜていく。

「切るように」なのは、バターが大きな塊になりやすいためだ。

バターを切って、その断面に粉をまぶす、というつもりでやっていくといい。



…あれ? 卵どこで入れるんだ?


このレシピ、昨年作った時のものを、長女が書き留めていたものだ。

「去年と同じように作りたい」というのでその記述通りにやっていたのだが、材料にある卵を入れる記述がない。


そこで、ある程度バターと小麦粉が混ざったところで卵を1つ、割り入れる。

さらに混ぜて、全体に均一なそぼろ状になったら、手でこねてまとめる。


生地ができたら、冷蔵庫に入れて全体がなじむのを待つ。


レシピを思い出しながらやっていたのと、不慣れな長女が作業していたこともあり、ここまでの工程で1時間以上かかる。




次女も同じ工程を行う。

ただし、力がないと難しい部分は僕が代行。これで少しは早い…が、逆に「自分でやりたい」という場所で長女より時間を取られる。


卵は、バターホイップ工程の最後に入れてみた。

結果は、まぁ、変わらない。最終的に全部が混ざれば、どこで入れても構わない。


とはいえ、1時間弱で終わった。




そういえば、長女は色付きの生地を用意したいのだった。

ふたたび長女に変わる。


生地の半分はそのまま残す。半分は、さらに半分に分けて 1/4 に。


1つはココア味。調整ココアしかないので、様子を見ながら少しづつ混ぜる。結局、茶さじに2杯入れた。


もう1つは、食紅で色を付ける。オレンジ色にしたい。

昨年は黄色を入れたのだが、焼きあがったら普通の色とあまり変わらなかったので、今年は赤を使いたいという。

赤を2滴たらし、混ぜると全体に綺麗なピンク色になった。


「オレンジにするなら黄色も入れる?」と聞いたが、赤だけでやってみるそうだ。



次女も、半分はココア味にしたいと言っていたので、再び交代。

次女が書き留めていたレシピには、「半分の生地に、ココア 10g」と書かれていたようだ。


でも、今年は純粋なココアを用意していない。

それでも 10g にこだわるので入れてみた。茶さじ山盛り1杯がだいたい 10g だった。


しかし、混ぜてみると全然ココア味っぽい色にならない。薄い。

結局、山盛り3倍入れた。



ここまでで3時間弱。

昼ごはんの時間はとっくに過ぎている。生地を冷蔵庫で休ませる間に、昼ご飯にしよう。


ちなみに、食事はだいたい僕が担当なので、そのままキッチンでラーメンを作る。

即席めんではなくて、生ラーメンだ。(子供が好きなので、連休前に買った)




さて、朝からずっとキッチンに立っていたら疲れた。

少し寝る…と、寝たら寝過ごした。起きたら3時半。


子供たちが「おやつー」と言っているので、お茶にする。

食べ終わったら4時。


そういえば、この日は長男の塾が5時15分からだった。

学年末試験前なので特別対策授業があるのだ。休日だというのに、先生方もご苦労様。


塾が終わるのは9時半なので、長男は何かしっかり食べておく必要がある。

適当に用意する。


そして、こんな中途半端な時間からクッキーを焼き始めるのは無理なので、もう少し待ってもらうことにする。



長男は僕が車で塾まで送るのだけど、娘たちが「ラッピング用の袋がない!」というので、一緒に出掛けて100円ショップで買うことにした。

よく行くダイソーで…と思っていたら、妻から「セリアの方が、ラッピング小袋とかは充実している」とアドバイス。

そういえばそうだった。


妻も買い物したいというので、家族全員で外出。長男は塾行くだけだけど。



…もう、夕ご飯作る暇とかないので、各自が好きな弁当買ってきた。

食べたらすぐにクッキーづくり開始。




さて、長女が3色の生地を作ったのは、三毛猫クッキーを作りたいから。


昨年、100円ショップ(セリアだ)でかわいい猫型のクッキー抜き型を見つけて、購入した。

で、友達の家が三毛猫を買っているから、三毛猫がいいと言って昨年開発したレシピ。


まぁ、ある程度通常生地を伸ばしたところで、他の色をちぎって載せ、さらに伸ばしてまだらにするだけだけど。

猫の形に抜くと、ちゃんと三毛猫っぽく見える。


実は、先ほど言ったセリアで、新しい猫型クッキー抜き型を見つけた。

昨年購入したものは、足やしっぽが細く、抜くのが難しい。


今年の型は、そういう細かな部分がないデザインだった。その反面、猫らしさも大幅減。

昨年のは、細い部分もあるけど、猫らしい躍動感があるのだ。



で、細い部分が抜くのが難しい。

今年は黒い記事を多めに作っていて、クロネコも作るという。

合計で、天板1枚分の猫型クッキーを作るのに、30分以上かかったと思う。


ピンクの生地はまだ残っていて、こちらは花の形にするという。

桜の形のかわいいクッキーがたくさん…天板反面分出来上がった。


さて、抜き残しの生地はあるが、ここで次女に交代。

次女はもう少し簡単で、梅・菊・星・ハートの抜型でどんどんクッキーを作っていく。


#桜・梅・菊など、渋いチョイスなのは、これが本来は和食用の根菜類抜型だからだ。



次女のこだわりはこの形ではなく、自分の名前を入れられる「スタンプ」だ。

これも、昨年セリアで買った。クッキーにメッセージを入れられる、自由に文字を組み替えられるスタンプ。


昨年はアルファベットしかなかったのだけど、好評だったようで今年はひらがなや、顔文字が作れる記号スタンプが増えていた。

まだローマ字が難しい次女としては、ひらがなスタンプを欲しがっていたのだけど、説得して買うのを止めた。


(次女は欲しくなるとすぐ買おうとして、お小遣いを無駄に使ってしまう。

 年一度しか使わないスタンプだし、実際のところアルファベットの方が形が単純で、クッキーにしたときに判別しやすいと思うためだ)




次女に交代したところで、オーブンを予熱し始めて、天板2枚が埋まったところで焼き始め。

180度で 12分。


そのあとは、クッキングシートだけ用意して、型抜きは続ける。

シート2枚分を抜くのに 12分というのは、ちょっと忙しい。焼けたらすぐにシートを変えて焼き続ける感じ。


型抜きした「端」の生地は、丸めなおして家族用に。

打ち粉が入ってしまうので粉っぽくなるし、作業している間に生地がダレてしまうので、形もきれいに出なくなる。


しかし、オーブン稼働3回、天板6枚分のクッキーが出来上がった。



最後の焼きに入ったら、時間はもう8時過ぎ。娘たちを風呂に入らせる。

その間に、僕はキッチンの型付け。


風呂から出たら、とりあえず粗熱を冷ましたクッキーから、大きめの容器に入れさせる。

そして、冷凍庫へ。クッキーは冷凍保存可能なので、3日後のバレンタインまで保存しておく。



食器なども全部洗い終わったら、もう9時過ぎ。

そのまま長男を迎えに塾へ。


家に帰ったら、娘たちはもう寝ていた。

家に入ったら甘い匂いがして、長男が「おいしそう」というので、家族用のクッキーを3枚ほどあげる。




疲れた。

料理は好きなのだけど、朝ご飯・昼ご飯・クッキーづくりで一日中台所にいたような気がする。


#もちろん、外出もしているし一日中ではないのだけど。




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「蓄音機」特許の成立日(1878)  2019-02-19 13:24:14  今日は何の日

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今日、2月19日はエジソンによる「蓄音機」特許の成立日。

米国特許番号は US200521A。google で、その全文を読むことができます


#テキストは、特許を OCR したもので、誤字脱字などもある。

 添付画像に元となった特許書面があるのだが、全部は公開されていないようだ。




さて、特許のタイトルは「フォノグラフ、または喋る機械の改良」です。


…最初の蓄音機のはずなのに、改良?

どうも、細かな部品単位の特許は先に申請していたようで、この特許書面の中にも「何月何日に提出した書類に詳細がある」という記述が多いです。


そして、それらを組み合わせ、「蓄音機」という新しい機械として示したのがこの特許。


蓄音機というものが未知の装置ですから、ここでは「喋る機械」としています。

フォノグラフ (Phonograph) 、というのは、エジソンが名付けた装置名です。




蓄音機の発明の前に、当時存在していた2つの発明品を紹介しておきましょう。



まず、1800年代の前半には、電気の研究が急速に進んでいます。


1800年にボルタが電池を発明。1820年ごろには電流と磁気の関係性が明らかにされ、1825年には電磁石が発明されています。

1827年には「オームの法則」で有名なオームが、電気回路の数学的解析を発表。


1832年には、電信機が発明されますが、伝達距離には限度がありました。

1835年には、リレー装置が発明され、電信機の伝達距離の制限がなくなります。


そして、1836年。

モールスが「モールス信号」式の電信機を発明します。


1850年代前半には、モールス電信網は全米に張り巡らされていました。



同じころ、「フォノートグラフ」(phonautograph)という、音声を記録する装置が発明されます。


1857年に開発されたもので、科学的な研究のために、音の波を図形として記録するための装置でした。

名前も、音 (phon) を、自動的に (auto) 図形 (graph) として記録する、ということに由来します。


この装置は、研究のための道具なので、「記録」だけで、再生装置はありません。



ここで、誰もが同じことを考えました。

フォノートグラフのような仕組みを使って、音を電気信号に変えて、モールス信号のように遠隔地に送れないだろうか?


これが、「電話」の開発につながります。




電話機の発明に力を注いだのは、主に3人でした。


まずは、音声生理学者であった、グラハム・ベル。

最終的な「発明者」です。



彼の母は聴覚障碍者でした。

しかし、全く聞こえないわけではなく、工夫をした話し方をすれば言葉を伝えられます。


そのことから、ベルは音声学に興味を持ったようです。

子供のころには、人の声帯を模したゴム膜と、喉を模した管を組み合わせて「ママ」と喋る装置を作っています。


こうした興味が高じて、遠隔地に人の声を伝える装置を作ろうとしたようですが、彼自身は技術者ではないため、多くの人に支えられて発明を行っています。


#ちなみに、ヘレンケラーにサリバン先生を紹介したのは、グラハム・ベル。

 サリバン先生は、同じく聴覚障碍者のための活動をしていた、ベルの父の教え子でした。



もう一人は、イライシャ・グレイ。

彼自身が発明者・技術者で、ベルの強力なライバルでした。


ベルは、主にグレイが研究している内容をどこからともなく知り、同様の研究を始める…という形で電話機を作り上げたようです。


ただ、グレイはベルを支えた技術者たちほどの技術はなかったようで、基本的な着想はよいものの、なかなか完成には至らなかったようです。



最後の一人は、トーマス・エジソン。

有名な発明王です。


ベルの電話機は、仮に完成した段階で特許を取っていますが、実用には程遠いものでした。

そこで、エジソンはベルの電話機を改良し、改良特許を取ります。


たとえ発明者がベルだとしても、最初の「実用品」を作り上げて普及させれば、商売としては十分なのです。




ところで、当時のアメリカの特許について説明しておきましょう。

当時のアメリカの特許は、「先発明主義」で、書類を出すのが遅くとも、先に発明している証拠があれば、そちらに特許が与えられます。


そして、まだ発明品が完成していない段階でも、近いうちに完成する見込みがある際には、「予告記載」というものを特許庁に出すことができます。


これは、先にアイディアを出していたことを、公に認めてもらうための方法です。

つまり、「先に発明している証拠」として有用な方法なのです。



エジソンは、ベルよりも先に実用になる電話機を作り上げ、特許を取得しました。

しかし、これと同様の特許を「予告記載」していた人がいました。


彼の名は、エミール・ベルリナー。

ベルにあこがれて、ベルが開発した電話機を独自に改良をしていたのです。


ベルは、ベルリナーを技術者として雇い入れます。


そして、エジソンとベル(とベルリナー)のどちらが先に電話を完成させたのか、裁判で争うのです。




電話の発明裁判では、最終的に、エジソンは負けました。

エジソンによれば「訴訟なんかやっているより、次の発明をしたかったので譲った」そうですが、これはどうも悔し紛れの言葉。



しかし、エジソンはこの時点で、「音声」を機械的に扱う方法を十分熟知していました。

電話という音声機械の競争に負けた彼は、すぐに別の音声機械を発明します。


それが、音を記録する装置、「蓄音機」でした。

最初に書いた通り、1878年に特許を取っています。




エジソンの蓄音機(フォノグラフ)は、金属管に巻き付けた錫箔に傷をつけて音を録音するものでした。



錫は非常に柔らかい金属で、爪で傷をつけられるほどです。

その錫箔を針で押して凹ませ、溝の深さ(縦方向記録)によって空気の振動を記録します。


しかし、凹ませる、という方式上、微妙な振動は記録できませんでした。


さらに、錫はありふれた金属ではありますが、金属箔は決して安くありません。

それだけでなく、薄い錫箔では、十数回も再生を繰り返すと、破れてしまうのです。


結果として、蓄音機の音は悪く、記録メディアは高く、壊れやすく、実用性のほとんどないものでした。


「喋る機械」として話題にはなりますが、とても商売にはならないもの。

エジソン自身、すぐに興味を失ってしまいます。




エジソンの蓄音機の特許書面には、筒以外の「記録媒体」の可能性についても言及しています。


#特許書面に、容易に予想される改良方式をあらかじめ書いておくのは普通のことです。

 こうしておかないと、特許とは微妙に異なる方式を採用することで、特許を回避できてしまいます。



エジソンは、ここで「円盤状の記録媒体に、螺旋状に溝をつけて記録を行う」という方式を提唱しています。


しかも、音を記録した円盤を石膏で型取りし、大量生産する可能性にまで言及しているのです。


実際、蓄音機の開発初期には円盤状も実験していたようです。

しかし、技術的な難易度が高かったようで、完成したのは円筒に記録する方式でした。



円盤に螺旋状に記録する、というのは、のちに登場するレコードと同じものです。

そのため、エジソンはレコードを予期していたにもかかわらず、自分では作ることができなかった…というように言われます。


でも、円盤に記録する音楽メディアというのは、当時流行していて、それほど珍しいものではありませんでした。

「ディスクオルゴール」です。




オルゴールは、17世紀に初期のものが作られ始めました。


18世紀には、円筒にピンを埋め込んだ形…今でもよく見るオルゴールと同じ形式で普及しますが、この方式は大量生産に向きません。


18世紀の末に蒸気機関が発明され、蒸気機関による「金属プレス機」が開発されます。

金属の板を強い力で押さえつけ、曲げたり、穴をあけたりする機械でした。


オルゴールは、穴の開いた金属ディスクを使って演奏する「ディスクオルゴール」に変化します。

金属ディスクは別売りもされ、流行歌などを楽しむこともできました。


#穴を使って演奏するオルゴールの技術については、オルガニート参照。



19世紀の前半、蓄音機が作られたころには、ディスクオルゴールはありふれた娯楽製品になっていました。

家庭で買うには少し高価なものでしたが、酒場や遊技場で目にする、ありふれたものでした。


エジソンが特許書類に「ディスク型」を書き、さらには大量生産の方法まで示唆しているのは、これを踏まえてのことです。

決して、未来に登場するレコードを予期していたのではありません。






さて、エジソンが興味を失った「蓄音機」ですが、改良を開始したのは、電話でもライバルだった、ベルたちでした。


ベルは、電話の発明により、フランス政府よりボルタ賞(電池を発明した、ボルタにちなんだ、電気関係で業績を上げた人に与えられる国際賞)を授与されていました。

その賞金をもとに基金を用意し、「ボルタ研究所」を設立します。


ボルタ研究所は、聴覚障碍者のための情報を集約するための施設でした。

…先に書いた話を思い出してください。ベルの母は聴覚障碍者で、そこからベルは音声学に興味を持ったのです。


そして、ベルはボルタ研究所で、音声を扱う機械の研究を始めます。

その一つが、蓄音機の改良でした。


金属管に巻き付けた錫箔の代わりに、ボール紙の筒に蝋を塗ったもので代用します。

この蝋を、「凹ます」のではなく、「削る」ことで細かな振動まで記録することが可能になりました。


エジソンは、深さ方向に振動を記録しました。

しかし、ベルたちは、横方向に、ジグザグの溝を刻むことで音を記録するようにしました。


ベルたちの蓄音機は、「グラフォフォン」という名前がついています。


#Graphophone … Graph-o-phone 「音の図形」を意味します。

 エジソンの Phonograph を意識した名称なのでしょう。




ベルたちは、自分たちの行った改良をエジソンに見せ、一緒に商売ができないものかと考えました。

しかし、改良された機械を見たエジソンは…協力を拒み、再び独自に蓄音機の改良を始めます。


エジソンは、ボール紙に蝋を塗るのではなく、完全に蝋で作った筒を使う方法に辿り着きました。

記録方法は相変わらず縦方向なのですが、商売をするうえで「この蝋管を共通メディアとする」ことだけは、ベルたちと合意します。


こうして、記録メディアは共通で購入しやすいながらも、記録方式の違う二つの蓄音機が発売されます。


この蝋管では、2分間の記録が可能でした。

音の力で「削れる」ほどに柔らかい蝋管は、再生時にも少しづつ削れてしまい、数十回の再生にしか耐えられませんでした。


しかし、のちには素材が改良され、繰り返し再生に強くなります。

安価だが録音はできず、再生専用の蓄音機も発売され、当然のことながら、録音済みの蝋管も発売されるようになります。



初期の記録済み蝋管は、何台もの蓄音機を並べ、演者がその前で喋ったのを一斉に録音したようです。

同時に数本しか作れないので、大量生産のためには、演者は何度も同じ演技を繰り返す必要があります。


のちには、蝋管を大量複製する技術が確立し、安価に記録済み蝋管を販売することができるようになりました。


…とはいえ、先に書いたように記録時間は2分間。

こんなに短い時間では、音楽をゆっくり楽しむというほどの録音もできず、用途は限られていました。




ベルがエジソンと電話の特許を争ったとき、最後の決め手となったのは「ベルリナー」という技師が行った発明でした。


ベルリナーは、ベルと一緒に蓄音機の改良を行っていましたが、独自のアイディアを試すために蓄音機(グラフォフォン)の完成前に独立しています。


そして、彼は蝋管蓄音機ではない、新しい蓄音機を発表します。

ベルと同じく、振幅として音を記録する方式ですが、記録メディアは筒ではなく、「円盤」…後に言う、レコードでした。



エジソンが最初の特許から「円盤」を記録メディアとする可能性に触れていたにもかかわらず、採用しなかったのは、録音が難しかったためです。


蝋管では、最初から最後まで、メディアに対して同じ速度で針が動きます。

しかし、円盤に螺旋状に記録を行うと、外側では針の移動速度が速く、内側では遅くなります。


再生するときは、針が溝に従って動きますし、針は軽い力でメディアに触れていればよいだけなので、それほど問題は出ません。

しかし、何も溝がない録音時に、針を正確に動かしながら、削れるほどの力で針を押し当てていくのは難しいのです。


ベルリナーは、蓄音機から「録音」の機能をなくすことでこれに対応しました。



新しい方式なので、当初は蝋管よりも出来が悪く、おもちゃとしての販売から始まったようです。

しかし、録音機能がないことで蝋管蓄音機よりも安く、録音済みメディアもプレス機による大量生産ができるため安く、徐々に売れていきます。


当初は円盤のサイズは5インチで、2分間の記録が可能でした。

のちに、10インチで4分間、12インチで6分間というものも出てきました。



ベルリナーの蓄音機には、「グラモフォン」という名前がついています。


#Gramophone … gram はギリシア語で「書く」という意味があり、graph と同じ語源です。

 もちろん、Phonograph や Graphophone を意識した名前でしょう。




ベルリナーの円盤式の最大の強みは、プレス機による大量生産でした。

溝の「深さ」は問題ではないため、円盤が薄くてもよく、プレスしやすいのです。


録音時は、亜鉛の板に蝋を塗り、その蝋を削る形で記録を行いました。


録音が終わったら、酸をかけて「エッチング」します。

エッチングは中世から印刷に使われていた技術で、特に珍しいものではありません。


蝋がないところだけ亜鉛が酸で溶かされ、溝を作ります。

この「金属板」を型取りし、凹凸を逆にした型を作ります。


最後に、型に樹脂を押し付けて、製品となる円盤を作ります。

初期のころには、エボナイト(超硬質ゴム)が使われていたようです。


エボナイトは、型取りする段階では柔らかいのですが、そのあと蒸して加熱すると固くなります。




現代にもある…というか、すでに見たことない人も多そうですが、LP レコードなどは、ベルリナーが開発したものが形を変えて残ってきたものです。


当初の蓄音機は、溝をなぞる針の動きで薄膜を動かし、直接空気の揺れを作り出していました。

しかし、すぐに針の動きを電気的に読み取り、増幅してスピーカーを駆動する方式に変化します。


さらに、溝の両側の「淵」を使い、左右の音を同時に記録するステレオへと進化します。

ステレオのレコード盤は溝の太さが複雑に変化することになりますが、古いモノラルプレイヤーでも再生することはできます。


なかなか巧妙な方法です。




その後、音楽の記録はデジタル化され、CD が作られています。

デジタル化されてはいますが、レコードと同じように凹凸で情報を記録しているためプレスで生産可能、螺旋状に記録された円盤媒体です。


CD はデジタル記録だったため、コンピューターと相性が良く、音楽以外でも幅広く使われました。

しかし、今回は「蓄音機」の話なので、CD についてはまたの機会に譲ります。



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久しぶりの「今日は何の日」  2019-02-19 13:51:29  その他

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2013~2017夏くらいまで、「今日は何の日」として、自分が興味を持った、主にコンピューター関連の偉人伝を書いていました。


忙しくて毎日は書けなくても、数日おきに書いていれば、3年もたてば毎日を網羅できるかな、って。

結局、3年書いても網羅はできなかったのですが。



で、1年半くらい前、忙しさで頓挫したままになっていました。

でも、書いていない間もずっと、「今日」が何の日か見られるようにしたいな、と思っていました。




数日前、思い立って、昨日から3日先までの「今日は何の日」記事を見つけ出してリンクしてくれる機能を実装。

トップページと、「今日は何の日」の一覧のページに表示してみました。



そうしたら、2月19日…今日が何も書かれていないことがわかりました。

じゃぁ、久しぶりになんか書くかな、と思いました。


実は、「書きたい」と思った事柄のリストは、日付別でまとめています。

「今日は何の日」は、忙しさで止まっただけで、まだまだ書きたいネタはあるのです。


しかし、2月19日は何も書かれていません。

調べている日にはムラがあり、特に2~3月は(いつも仕事が新年度に向けて忙しかったので)空きが多いです。


2月19日も調べていない日だったかな、と思って調べたのですが…



2月19日、本当にコンピューター関連の話題が何も思いつかない日でした。

久しぶりに書こうと思った日が、すごく難題な日だった。




一応、Geek 的には「コペルニクスの誕生日」にされることが多いようです。

でも、僕の「今日は何の日」は、僕の興味を中心にすることにしています。


コペルニクスは、すごいと思うけどあまり興味ない。


で、さらに調べていたら、蓄音機の特許がとられた日だとわかりました。


こっちの方が、コンピューターの話題に近いような気がする。

じゃぁ、こっちにしよう、という程度で書いてみたのが、先に挙げた記事です。




蓄音機と言えばエジソン vs ベルリナー、というのは知っていたのですが、前哨戦が電話の時にあったのは知りませんでした。

ベルリナーは、2回もエジソンの前に立ちはだかったのですね。


さらに、ベルがヘレン・ケラーと関係が深いのも知らなかった。


結果として、エジソンの蓄音機の話として始まるのに、電話の開発の話題が出たり、ディスクオルゴールの話題が出たり、最終的にレコードの話になったり。

かなりとっ散らかった印象です。


これでも、最初に書いた記事からかなり削ったのですが。

久しぶりに書いた「今日は何の日」なので、どうもまとめ方がこなれていません、と謝っておきます。



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クレジットカード不正  2019-02-20 15:16:34  その他

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詳細は後で別記事にするが、冷蔵庫が壊れた。


冷蔵庫がない生活、というのは非常に困るので、ネットの家電品屋で冷蔵庫を買おうとした。

これが、つい 30分ほど前の出来事。


しかし、クレジットカードのエラーで決済ができなかった。


あれ? おかしいな。番号打ち間違えたかな。

何度か繰り返すが、同じエラーになる。


エラーコード AG39 。

そもそもこのエラーは何なのだ、とネットで検索してみると、「取引判定保留(有人判定)」なのだそうだ。


クレジットカード会社は、決済を人工知能(AI)で判断し、本人「以外」がカードを使用しようとしている可能性があると判定すると、取引を保留させることがある。


特に、ふつうは買わないような高価なものを買おうとしている場合は要注意。

誰か犯罪者が、カード番号を盗んで高価なものを購入し、中古でどこかに売りさばいて儲けようとしているかもしれない。


その買い物が、普段そのカードで買われていないようなものである場合は、なおさらだ。



実は、過去にパソコンを2台まとめて買おうとした際に、カード会社から電話がかかってきたことがある。

この時は取引は普通にできて、そのあとで確認の電話が来た。その場合でも「身に覚えがない」なら止められる、ということだ。


おそらく、今回は AI が勝手に止めた、というところか。


ネットによれば、このエラーが出た場合は「カード会社に問い合わせを」ということだった。


仕方がない。問い合わせるか。

連絡先を調べようとしていたところに、電話のベルが鳴った。




電話は、カード会社からだった。手間が省ける。


今、***のサイトで、冷蔵庫を買おうとしましたでしょうか? と聞かれる。

はい、その通り。これで確認が取れれば、そのまま買い物を続行できるだろう、と思った。



しかし、そのあとで別のことを聞かれる。

9日と10日に、サントリーの健康食品サイトで、買い物をしようとして何度かセキュリティーコードを間違え、最終的に買い物自体を諦めてますでしょうか?


…思い出そうとしたが、全く身に覚えがない。

もし健康食品を買うなら妻だと思うが、妻に聞いても知らないという。

(だいたい、妻が買うなら妻のカードを使うはずで、僕のカードを使う理由がない)



「誰か第三者にカード情報を推察され、使われようとした形跡ですね」と断定。

まぁ、そうだろう。僕もそう思う。


今回、カードが停止したのは、前回の異常からわずかの期間に、また怪しい高額な買い物をしようとしたせいのようだ。



カード番号というのは、決まりがあるので簡単に作り出すことができる。

作り出した番号が、「世界のだれかが使っているカード番号」である可能性は、結構高い。


しかし、ここに加えて、有効期限の年と月を一致させないといけない。

一般に有効期限は5年以内だし、月は12しかないので、あてずっぽうでもそれなりの確率で当たる。


しかし、問題は、番号と有効期限の情報は、ネットで買い物をした際にサイトの DB に登録されてしまう場合が多いことだろう。

「あてずっぽう」で偶然当たっていた確率よりも、どこかのサイトから情報が流出した可能性の方が、はるかに高い。



そして、実際何年も前に、自分が使っていたネットショップの、クレジットカードを含むユーザーデータが流出したことがある。


流出は報道されたので、それからしばらくはクレジットカードで身に覚えのない買い物がないか、明細書をチェックしていた。


しかし、カードが不正に使われたような形跡はなかったので気にしなくなった。


…まさに、犯行グループはそういうタイミングを待っていたのかもしれない。




クレジットカード決済をやったことがある人ならわかると思うが、ネットで決済をする場合は「セキュリティコード」の入力を求められる。


カード裏に書かれた、3桁の番号だ。


3桁しかないので総当たりを試すのもたやすいだろうけど、そんなことしたらカード会社がカード自体を停止してしまう。

今回でいえば、2日連続で合計6回、セキュリティーコードを間違えているらしい。


これが1日3回という意味かどうかは分からない。

しかし、1日に3回くらいならカード会社はカード停止まではしないので、社会的にも気づかれることはない、ということだ。


だから、時々少しづつ総当たりを試していけば…1枚のカードでは1日3件でも、何万枚のカード情報を保持して試していけば、いつか使えるカードもあるだろう。


流出したカード情報を入手した輩は、おそらくそういうことをやっている。


そして、今回僕がたまたま普段買わない大きな買い物をしたら、カード会社の AI が怪しいと思ってカードを停止した、ということなのだろう。




カード会社としては、カードを停止して再発行したいそうだ。

すでに番号と有効期限の組み合わせまで知られてしまっているのだから、使い続けるのはセキュリティ上危険だ。


ただ、今買おうとしている冷蔵庫は怪しくないと確認できたので、それを買い終わるまでは待ってくれるという。

ありがたい。冷蔵庫なしの生活を長く続けるのは難しい。


というわけで、いったん電話を切り、再度冷蔵庫の購入手続き。

買い終わったところで、カード会社から再び電話が来た。

(当たり前だが、カード決済が完了したことは向こうはわかっている)



これで、カードを停止した。

再発行に 10日ほどかかり、その間はカードは使えない。


また、番号なども変わるので、カードを登録している会社などには、全部届けを出しなおさないといけない。

月末をはさむので、月払いの決済がある会社などは、いったんカードを停止して振り込む手続きなどに変える必要もある。


結構な手間だが、これも仕方がない。



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故障続き  2019-02-20 18:14:08  住まい

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今日は冷蔵庫が壊れた話を書きたかったのだが、クレジットカードが停止されるという大ごとが起きたので、そちらを先に書いてしまった


なので、ここで「冷蔵庫が壊れた」と書いても、驚きがない。

先の記事で、冷蔵庫を買おうとしたらクレジットカードが使えなかった、と書いてしまったからだ。



でも、それだけではないのだ。


そもそも、まず壊れたのはエアコンだった。

風を上下方向に送り出すための「フラップ」が、カチカチと異音を出して、動かなくなった。


部屋の中の空気をかき混ぜて空調効率を上げるため、フラップは時々動くのだ。

2枚セットで動くのだけど、この片方が動かなくなった。セットだからこそ「動かない」というのが異常としてわかる。


このエアコンは、2013年の12月に購入したのだけど、その時のことを日記に書いてないな。

記憶では、11月の末にエアコンが壊れ、すでに寒くなり始めていたので慌てて買いに行った。


いろいろ比較検討して一番よさげな機種を買ったのだけど、当然人気機種で、納入まで1か月近く待たされた。


この間、家の中に2台エアコンがあるので1台はつけていたのだけど、寒くて仕方がなかった。

家の中でもジャンパー着てた。


エアコンが来たときは、「クリスマスを温かく過ごせる」とうれしかったものだ。



…で、購入した家電量販店で、5年間の保証がついていた。

つまり、2018年の12月までだったら保証があったのだ。


でも、2019年の2月になって壊れたわけだ。



メーカーに直接エアコン修理を頼んだ。

一度見に来て、部品交換になるというので取り寄せを頼み、その修理が昨日だった。




ところで、一昨日の昼、料理をしようと思って冷凍庫からソーセージを取り出したところ、いつもよりも簡単に包丁で切れた。


いつもソーセージは冷凍保存しているのだけど、凍ったソーセージを包丁で切るのは難しい。

まぁ、普通は3分程度室温に出しておくと、切りやすくなるのだけど。


それが、冷凍庫から出したばかりなのに柔らかく切れた。


あれ? なんか、冷凍庫のドアに隙間でも空いていて、ゆるくなっちゃったかな。

その時は、ソーセージを冷凍庫に戻した後、ドアに隙間がないことをしっかり確認した。



夕飯を作るときに、冷凍薄切り肉を出した。

これもなんか、若干柔らかい気がする。


とはいえ、ちゃんと凍ってた。もう一度しっかりドアを閉めたのを確認したが、パッキンでも悪くなって冷気が漏れているのかな、と思った。



はっきりと異常を認識したのは翌日…つまり、エアコン修理の日だ。


朝、味噌汁に入れようと思って薄揚げを取り出したら、明らかに柔らかい。


昨日の、ソーセージや肉が柔らかかったのを思い出し、冷蔵庫を確認する。

おかしい。それほど冷たくない。

ものによってはまだ十分凍っているが、ものによっては解凍されかかっている。



冷蔵庫はというと、こちらは問題なく冷えている。

不幸中の幸い。どうやら冷凍庫だけ壊れたようだ。冷蔵庫はまだ使える。




とはいえ、実はうちでは冷凍庫の使用率が非常に高い。

冷蔵庫は空いていることもあるが、冷凍庫はたくさんものが入っているのだ。


そんなに酷使しているから壊れたのかもしれない…と思いつつ、そもそもいつこの冷蔵庫買ったっけ? って調べたら、ちょうど10年前に買ったようだ。


うん。買い替え時だ。




とはいえ、故障に気付いた当日はエアコン修理もきたし、仕事があったので外出はできなかった。

その翌日…今日なのだけど、仕事が入っていなかったので、近所の家電量販店に行ってみた。



家からの行動圏内には、以前3件の家電量販店があった。


しかし、2年前に老朽化したビルの取り壊しがあり、入っていた1店舗は現在別の個所で仮営業している。

以前はビル丸ごと家電量販店だったのだが、今は別のビルの1フロアの半分ほど。


これが一番近い店なのだが、冷蔵庫の展示を見たい…という目的で行くには、ちょっと心もとない。



もう一軒は、つい先日、1か月前くらいに閉店した。

実は、壊れたエアコンを購入したのはこの店だった。


で、残る一店に行ったら…なんてことだ、シャッターが閉まっている! 閉店したか!


とおもったら、改装工事中だった。

昨日から工事が始まったところで、かなり規模縮小して営業中。


本当に小さな面積でやっていたので、大型家電置いてあるかな…と心配したのだが、ちゃんと冷蔵庫は置いてあった。




さて、実は買いたい機種はもう絞り込んである。

昨日は仕事もあって出かけられなかったが、合間にネットで情報を調べた。


壊れた冷蔵庫は、東芝のものだった。幅 685mm、奥行 699mmで、内容積 511ℓ。

場所の都合もあり、サイズはそのままで買い替えたい。


今の冷蔵庫を調べると、同じサイズでも容積が大きくなっているものが多い。

…「多い」というのは、メーカーによってはむしろ容積が減るから。


容積が減ってしまうものは、その分断熱材が増えて省エネ性能が上がっている。


しかし、10年前に比べると、どの冷蔵庫も消費電力は大幅に下がっている。

容積を減らしてまで省エネ性能を求める必要もないだろう。



そのあたりの条件に絞り込んで調べると、東芝とパナソニックに絞り込まれた。


ただ、どちらも今の冷蔵庫とはかなり使い勝手が異なりそう。

このあたりを実機を見て確認したい、というのが量販店訪問の目的だった。




10年前の冷蔵庫は、いろいろ調べた結果、かなり変わった機種を買ったものだった。


冷凍庫が非常に大きい。

買いだめ、料理の作りだめが多い我が家では、これが非常に助かる。



しかし、今時これほど冷凍室が大きい冷蔵庫はないようだ。

東芝の機種も、パナソニックの機種も、店頭で見る限り冷凍庫は小さかった。


性能的にはほぼ互角。

野菜室が上か、冷蔵庫が上か、というような細かな違いはある。


しかし、僕も妻も、気に入ったのはパナソニックの方だった。

作りにそつがない。自分の生活スタイルに合うものであれば、多少粗があったって魅力に感じる。


でも、似たり寄ったりなら、細かな部分を上手に処理をしている方を選ぶ。

こういうことに関しては、パナソニックは強い。




参考までに書いておこう。


10年前に買った冷蔵庫は、511ℓで消費電力は 380kWh/年。

今回買うことにした NR-F554HPX は、550ℓで消費電力は 266kWh/年。


サイズは同じだ。


ちなみに、冷凍室は10年前のものが 126+24、今回が 103+31。

冷蔵室は、10年前が 346で、今回が 283。


全体容量は増えているのに、冷凍室・冷蔵室とも、容量が減っている。

なぜかといえば、10年前の機種には野菜室がないが、今回の機種は 115ℓあるからだ。


我が家の生活スタイルでは、野菜室要らないから冷凍室が欲しいんだけどな。



実は、日立が「野菜室を冷凍に変える」こともできる冷蔵庫を新発売したばかりだ。

もっと正確に言うと、下に大きな引き出しが2つあり、それは冷蔵・冷凍・野菜の好きな部屋に変えられる。


もちろん、冷凍2つ、という設定も可能だ。

いいなー、と思ったのだが、今使っている冷蔵庫とサイズが違うのだ。


残念ながら、設置する場所の問題で買うことはできない。




というわけで、量販店から帰る。


実は、量販店には「同じシリーズの違うサイズ」の冷蔵庫しかなかったのだ。

冷蔵庫って、置けるスペースの問題もあるから、いろんなサイズの機種がある。


幅と奥行きの組み合わせだけで、いろいろ展開がある。

それらを見せてもらって、幅のサイズ感と、奥行きのサイズ感はつかめたが、実際に欲しいサイズが売っていないのではしょうがない。



先に書いたように、改装工事中でフロア面積が減っていたので、展示している冷蔵庫が少なかっただけかもしれない。


でも、「サイズが大きめの」機種の値段を見ても、あらかじめ調べていたネット通販よりもかなり高かった。

大きめサイズだから多少高いのもあるかもしれないけど、店頭にないものをわざわざ取り寄せてもらって買いたいほどの値段ではない。




そして、先の話題に戻る。

ネットで冷蔵庫を買おうとしたら、クレジットカードが使えなかった


これも「故障」の一種だとしたら、数日の間にエアコンが壊れ、冷蔵庫が壊れ、クレジットカードが壊れたようだ。




追伸


この日記をほぼ書き上げようとしているときに、電話が鳴った。

16年前に買った布団屋からだった。


布団と一緒に購入したベッドなのだけど、硬質ゴムが使われている部分があり、経年変化で割れた事例が相次いでいるそうだ。


危険なので、その部品の無償交換をして回っているらしい。

来週来てもらうことになった。


まだ壊れてはいないけど、「故障の可能性が高い」という事例だ。

短期間での故障例が追加されてしまった。


なんなんだ、まったく。



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ファミリーベーシック V3(1985) ディスクシステム(1986)の発売日  2019-02-21 18:58:21  コンピュータ 今日は何の日

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今日、2月21日は、ファミリーコンピューター向け周辺機器、ファミリーベーシック V3 (1985) と、ディスクシステム (1986) の発売日。


ファミコンのソフトは山ほどあるので、いちいちその発売日を「今日は何の日」で扱おうとは思わないのですが、V3 は思い入れがあるので別格です。


もっとも、本来ならいきなり V3 ではなく、ファミリーベーシックの発売日 (1984/6/21) を取り上げるべきですね…。

いろいろ探したのですが、2月21日にいいネタが見当たらなかっただけでもあります。


ディスクは、たまたま同日だったので一緒に紹介。

まぁ、あとでファミベと絡めた話もしますが。




一応、取り上げたからには語りましょう。

この WEB サイトの、一番最初に作られたページが「ファミリーベーシック」の紹介だったのですが。


ファミリーコンピューター自体、1983年の発売なので、今となっては「生まれる前に流行したんでしょ?」という認識の人も多いでしょう。

任天堂は、今でも Switch でファミコンのゲームを配信していたり、ファミコンミニ作ったりしていますが、まぁ、昔遊んだ人の思い出補正がなければ、今更遊ぶほどのものでもありません。



当時は、「RAM」がまだ非常に高価だったんですよ…


ファミコンは、4Kbyte の SRAM を搭載しています。


SRAM と DRAM では、SRAM の方が高価なのですが、「安くしたい」はずのファミコンは、なぜか SRAM を使用している。

おそらく、ここで SRAM を使用することで、周辺回路を減らせるので、全体としてはむしろ安くなったんでしょうね。


DRAM は、安い代わりに「しばらくすると記憶した内容を忘れてしまう」 RAM で、時々読み出して書き込む、リフレッシュという動作が必要でした。


そして、この動作は、CPU のメモリアクセスとぶつからないように処理する必要がありました。

なので、リフレッシュ動作を行う周辺回路を作らないといけないことを考えると、高価な SRAM を使った方が安い場合もあったのです。



とはいえ、当時のライバルである、セガ SG-1000 とか、ソード M5 とか、MSX とかは、DRAM を使用していました。

これは、どういうことかというと、CPU に Z80 を使用していたから。


Z80 は、DRAM リフレッシュ回路を内蔵しているのです。

ファミコンの CPU は 6502 (のカスタム品)で、こちらはリフレッシュ回路を持ちません。




さて、4Kbyte の SRAM の内、半分の 2Kbyte は画面表示用の VRAM。


すると、残りは 2Kbyte ですが、CPU である 6502 の「決まりごと」により、256byte はスタック用。

そして、256byte は、計算の途中結果などを保持するワーク用。


先に、2Kbyte の VRAM と書きましたが、これは BG 用です。

スプライト用のメモリは、画面表示用の LSI 側に内蔵されていました。


とはいえ、これは「今表示している」分のメモリ。

ゲームを作るときというのは、今表示している画面用のメモリとは別に、「次に表示する」ためのメモリを用意するのが普通です。

そして、そのメモリは用意されていません。


なので、通常の RAM 上に、次画面スプライト配置用のメモリ確保が必須でした。

このために、256byte 必要です。



都合、2Kbyte のメモリの内、256byte * 3 は使用用途が決まっています。

自由に使えるメモリは、1280byte しかありません。


# 1Kbyte = 1024byte です。


たったこれだけのメモリの中で、あれだけ多彩なゲーム世界を作り上げていたのです。

称賛に値します。




…と、ファミコンの話ではなく、ファミリーベーシックの話でした。


この、たった 1280byte しか存在しないメモリの中で、BASIC のプログラムを記憶し、変数を記憶し、動作させることができるのか? といえば、当然できません。


そのため、ファミリーベーシックでは、カートリッジの中に 2Kbyte の SRAM を搭載していました。


でも、これが全然足りない。

…というか、微妙な線で、ゲームを作ろうと思うと「それらしい」形にはなるのですが、作るのが面白くなってきたころにメモリオーバー。


もっとも、そうなったら仕方なく次のゲームを作り始めるしかないので、必然的にたくさんのゲームを作ることになります。

(プログラムが得意な子であれば)


僕の場合、これでずいぶん作り散らかして、プログラムの基礎を学べたように思います。




さて、標準の BASIC カートリッジは、まず、発売時についていた V1 。バージョン1ですね。


ゲームのプログラムと別に、背景をデザインすることができました。


先に、ファミコン本体に 2Kbyte の VRAM を持っている、と書きましたが、画面は半分の 1Kbyte で構成できるようになっています。

もう一画面は、「裏画面」。


ベーシックでプログラム中、当たり前なのですが、プログラムリストの表示に画面を使います。

しかし、2画面あるので、その間も「デザインした背景」は置いてあるのです。


そして、命令一発で、あらかじめデザインした背景を画面に表示できます。

裏画面から表画面にコピーする命令なのですね。


プログラムは 2Kbyte しか作れなくても、1Kbyte 分の画面を瞬時に表示できる機能があるのです。

これで、ちょっと華やかな見た目のゲームを作れました。



でも、この背景、ただの背景なんですね。

迷路を作ってゲームの中に活かしたりはできません。



そこで、改良されたのが V2 。背景に何が書かれているか調べる、という、たった1命令が追加されています。

たった1命令ですが、作れるゲームの幅がずっと広がりました。


この後、V2.1A というのもあるのですが、これはバグを修正したバージョンだそうです。



僕は、ファミリーベーシックは発売してすぐに買ったので、V1 カートリッジを持っていたのですが、後で V2 の存在を知って任天堂に電話したところ、片道送料負担のみで交換してもらえました。

これで入手したカートリッジは、2.1A でした。




そして、「別売り」になった、V3 の登場です。


ファミリーベーシックには、親しんでもらうために、ベーシック以外にも音楽演奏やバイオリズム占いの機能がありました。


これらのプログラムをなくし、空いたメモリに SRAM を増設しています。

それまでの 2Kbyte から、一気に倍の 4Kbyte へ。


先にか聞いた通り、当時はまだ SRAM は高価でした。

V3 は、カートリッジだけで 9800円しました。


#ファミコン本体が 14800円、ファミリーベーシックも 14800円でした。


RAM が増えただけでなく、命令も増えています。

特に、プログラム「作成」を支援してくれる命令が増えたのはありがたいものでした。


(それまでは、デバッガも、まともなエディタもなしにプログラムを作っているようなものでした)



…でも、4Kbyte なんて、すぐに「少ない」と思うようになる程度のメモリなんですけどね。

当時でも、MSX は 32Kbyte 使えましたから。


#もっとも、セガのゲーム機用にも BASIC はあって、こちらは最低 512byte だった。

 4Kbyte を狭いなんて言うと、セガユーザーに怒られてしまう。




さて、「4Kbyte が狭い」と感じていたら、翌年にはディスクシステムが登場します。


ディスクシステムのカートリッジ内には、32+8Kbyte の RAM を持っています。

これをディスクのデータで書き換えながら動作する仕組み。


32Kbyte はプログラム用で、8Kbyte は画像用ですね。

ファミリーベーシックでは、キャラクタは ROM で、書き換えられませんでした。


しかし、ディスクでは当然のことながら、キャラクタも書き換えてゲームを作れます。



そして、ファミリーベーシックとディスクシステムを駆使して、「ディスクベーシック」を作ってしまった人がいるのですね。

当時の雑誌(バックアップ活用テクニック)に掲載されていました。


ファミリーベーシックで小さな簡単なプログラムを作ります。

このプログラムは、ベーシックのシステムプログラム(ROM)領域を、カセットテープに保存します。


#当時は、カセットテープにデータを保存するのは普通で、ファミリーベーシックにもその機能がありました。



次いで、ディスク用の「トンカチエディター」(非ライセンス商品ですが、市販品)を使います。

これは、ディスクシステムに読み込ませて「ディスク内容を好きなように書き換えられる」プログラム。


普通はゲーム改造して遊ぶのに使うのですが、16進数を延々と入力し、小さなプログラムを作ります。

これは、カセットテープからデータを読み込み、ディスクに書き込むためのプログラム。


つまり、先にカセットテープに保存したベーシックのシステムを、ディスクに書き込むわけです。

これで、「ディスクシステム上で動くファミリーベーシック」が出来上がります。


ここから、さらに改造を加えます。

メモリ内容は BASIC でも書き換えられるので、ここからはファミリーベーシックで改造できます。

(トンカチエディタは、ファミコンのジョイパッドで 16進入力を行うので、とにかく使いづらいものでした)



たしか、プログラムで使えるメモリを 16Kbyte 程度に増やしたうえで、最終的に、ディスクにセーブ・ロードできるベーシックになっていました。

(ただし、セーブ・ロードできるプログラムは1つだけ)


さらに、この BASIC ではキャラクタ ROM の書き換えも行えます。



これ、ハードウェア改造なしで、ソフトだけで全部できてしまう、というのがすごいところ。

あこがれたなぁ。欲しかった。


でも、トンカチエディターをこれだけのために買う気はしなかったし、やりませんでした。

改造ベーシックでゲーム作っても、ベーマガに投稿できないしね。




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完全停止  2019-02-22 20:02:15  住まい

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先日、冷蔵庫が壊れたと書いた。


厳密にいうと、冷蔵庫という機械の中の、冷凍室の機能が壊れていた。

冷蔵室はまだ使えていた。


さらに、おそらく冷蔵室の冷気が、その下にある冷凍室に導かれていた。

そのため、冷凍室のものは徐々に溶けてはいたが、何とか冷たさを保っていたし、冷凍状態をかろうじて保てているものもあった。



が、先ほど夕食を作ろうと冷凍食品を出したら、急に溶けるのが進んでいる。

冷蔵室を開けたら、なんだか冷たくない。


つまりは、冷蔵室も壊れたのだ。

冷蔵庫としての機能完全停止。


ドアを開けると明かりがついたりする機能は残っているのだけど、ただの箱だ。




週末は子供たちも家にいて、子供たちの好きなものを作ってやるために、金曜日にいろいろ買い出しに行くことが多い。

というか、僕が夕食を作り始める前に、妻が買い物に出ている。



予定では、「冷蔵室は大丈夫なので、冷凍食品を避けて買ってくる」と言っていた。

すぐに「冷蔵室も壊れたようだ。」と連絡。


 Σ(´Д`;)


返事はこれだけだった。

買い物予定を基本的にキャンセルし、常温でも大丈夫なパンと玉ねぎだけ買ってきた。




一昨日ネットで購入した冷蔵庫は、明後日届くことになっている。

昨日には出荷連絡が来ていたが、何分大型商品なので配送が遅いのは仕方がないところ。


いつも、土日の朝ご飯はパン食で、子供たちはココア。

しかし怖いので牛乳は買ってこなかった。紅茶などで我慢してもらおう。



冷凍室の中のものはできるだけ料理に使っている。

おかげで、ここ数日はイクラ丼は出るし、ハンバーグは出るし、唐揚げは出るし、子供たちは大喜びだ。


これでも、「冷蔵できるもの」を後回しにした結果だったのだが、冷蔵もできなくなった。

いくつかは、だめになってしまうものもあるかもしれない。


明日一日何とか乗り切れば…と思っているのだけど、日曜日の配達時間はまだ確定していないので、最悪夜ということもありうる。

その場合、ほぼ2日だ。


家で普通に暮らしているだけなのに、無駄にサバイバル感がある。



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故障からの復旧  2019-02-25 14:48:47  住まい 家族

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昨日、日曜日は…ハードスケジュールだった。疲れた。

何があったか記しておこうと思う。




妻が午前中用事があり、早く家を出る必要があった。


そこで、僕は5時半起床。基本的に朝飯を作るのは僕の担当だ。

妻は今日の準備で昨日夜遅くまで起きており、ぎりぎりまで寝かせておいてあげたい。


5時半起床というのは、いつもの平日スケジュールと同じ。


まず、薬缶で3回ほどお湯を沸かす。

これで、2リットルの魔法瓶2本と少し分のお湯が沸く。だいたい1日分。

うちは、オール家電で深夜電気料金が安いので、安いうちに沸かしておくのだ。


つづいて、余ったお湯を大鍋に移し、さらに水を加えて2リットルを沸かし、麦茶を作る。

子供たちは冬も麦茶を飲む。冬は1日2リットルでいいが、夏は4リットルだ。


都合6リットルのお湯を沸かすと、だいたい30分くらいかかる。


この合間は、スマホで…ここ1年半は、「どうぶつの森ポケットキャンプ」をやっている。

発表日からずっとやってる、ってことだな。

朝起きてお湯を沸かすのはここ数年のルーチンワークだが、そのとき何をやっているかは結構違う。




6時ごろから朝ご飯の支度開始。

我が家では、休日の朝ご飯はパンだ。子供がまだ曜日感覚がない保育園のころから「保育園が休みの日は朝ご飯がパン」という形で、その日の予定がわかるようにしていた名残だ。


#もっと言えば、僕が中学くらいの時に料理に興味を持って、「休日の朝ご飯は自分で用意する」ようにし始めたころからの名残。



さて、ここでいつもと違う、ルーチンワークにできない事態がある。

先日から、冷蔵庫が壊れているのだ。溶けてしまった冷凍食品などを、早めに使い切りたい。


ソーセージが7本あった。ミックスベジタブルが少し残っていた。


フライパンを熱し、油を敷かずにソーセージ5本を炒める。(家族5人なので)

一度凍らせたものが溶けて、表面が水っぽくなっているので乾かすつもりで。


やっている間に、ソーセージ2本を小口切りに。


ソーセージが炒めあがったら、皿に取る。

そのままフライパンを熱し、ミックスベジタブルを炒める。こちらも乾かすつもりで長めに。

オリーブオイルと塩コショウで味付け。ミックスベジタブルにはバターが合うが、妻が温めた乳製品のにおいが嫌いなので。


やっている間に、卵3個を解きほぐしておく。


ミックスベジタブルも皿に取り、再び熱したフライパンに油を敷いて、小口切りにしたソーセージを炒める。

いい感じになったところで卵を流し込み、弱火にして混ぜ合わせる。


スクランブルエッグだ。


出来上がったら、僕と妻の分のパンをスライスしトーストする。(家族各個人の好みの厚さ、焼き方がある)


焼けるのを待つ間に、妻を起こしに行く。

妻が起きてくるのを待つ間に、インスタントコーヒーを二人分入れる。


時間はだいたい6時半を過ぎたあたり。夫婦二人で朝食を食べる。




長女は7時ごろ起きてきた。これはいつも通り。

長女が起きてすぐ、次女も起きてきた。これはいつもより早い。


連続して起きてきたので、二人分のトーストを作る。



長男が起きてきたのは、8時ごろ。

学年末テスト直前で、昨夜は12時ごろまで勉強していたから、ゆっくり寝かせておいた。


妻が9時前には家を出るつもりで支度を始めたころ、電話がかかってきた。


今日配達予定の冷蔵庫、10時から2時の間に来るらしい。

ところが、12時40分から30分程度は、僕が家にいない。そのことを伝えると、来る直前にもう一度電話をくれることになった。


まぁ、冷蔵庫は予定通り来るらしい。妻も安心して家を出る。




そこからは、冷蔵庫をとにかく空っぽにする作業。


まず、外側から。

磁石でいろいろな書類が張り付けられている。


袋を用意して、どうでもいい磁石をどんどん ほおり込んでいく。

冷蔵庫の表面が「磁石置き場」になっているだけで、実際には役立っていない磁石もたくさんある。


ついで、書類を止めているもの。

書類は時折見直しているが、うっかり期限を過ぎているものもある。

家の近くで道路工事がある、というお知らせとか。1か月前に終わったのに、まだ貼ってあった。


子供の塾・学校関係の書類は重要。内容を見直したが、捨てるものはほとんどない。

これらは、重要だからこそ、そのままの束で保存する。


表面が終わったら、今度は中だ。

段ボール箱を2つ用意して、冷蔵庫の内容物を仕訳けていく。


一つは、空いていない缶ジュースや保存性が高いジャムやチーズなどを入れていく。

「冷やしていた方がおいしい」という理由で冷蔵庫に入っていたが、常温でも持つものだ。


じつは、こちらは少しずつ準備を進めてはいた。


もう一つは、開封済みなどで冷蔵しておきたいもの。

こちらは、仕訳けながら入れていく。開封済みには、なんだかわからないものも多いためだ。


いつ漬けたのかわからない、ラッキョウの甘酢漬けとか出てきた。

いや、これ自分がつけたものじゃないぞ。妻の実家から送りつけられてきただけの、有難迷惑アイテムだ。

しかし、妻がいないので判断つかない。今度相談することにしてとりあえず残す。


スルメの醤油漬けが出てきた。いつ漬けたのか覚えてないけど、これは旨いやつだ。今度酒の肴にしよう。


ドライフルーツのブランデー漬け。3年位前に、妻がクリスマスケーキ作った時のあまりだ。

まだ使えるし、入っているのは知っていた。面倒くさくて使わなかっただけで。今度ケーキ作ろう。


1年位前に妻が作った柑橘のジャムが出てきた。

何の柑橘だったか忘れたが、商店街で安く大量に売っていたから、いくつかは食べて食べきれない分が痛む前にジャムにしたやつだ。まだ大丈夫。


キンカンの蜜漬け…は、かびていたので捨てた。昨秋に庭のキンカンで作ったものだ。

これを作ったのは僕で、砂糖の分量が少なかったのは痛恨のミスだ。


ザボン漬けが出てきた。いつ作ったか忘れたが、僕が作った覚えはある。3年位前か。

2瓶あったが、1瓶は大丈夫。もう1瓶は、ほんの一部がかびていた。

かびている方は全部捨てる。大丈夫な方は…皿に開けて子供の前に出したら、すぐに全部なくなった。


子供たちが保管したまま忘れているお菓子類も出てきた。

食べられそうなものは、子供の前に出したらなくなった。

溶けた飴などは全部捨てる。


湿布とか、冷えピタとか、瞬間接着剤とか出てくる。

あまり古いものは捨てる。瞬間接着剤とか、化学変化で固まるのを抑えるために低温にしているものだ。

これらは食品とは別枠で置いておく。


まぁ、こんな感じで冷蔵庫の中を仕訳けていく。



全部取り出したら、次は冷凍庫。

「完全に冷蔵機能が失われている」と思っていたのだけど、冷凍庫を開けるとほんの少し涼しい。

冷凍できるほどではないが、冷蔵庫くらいには冷えている気がする。


完全に溶けているが、冷たい冷却パックも出てきた。

じゃぁ、これらと一緒に保冷バッグに詰め込もう。


冷凍庫のものは、買い置きで袋を開けていなかったものと、使いかけのものがあった。

これらを2つのバッグに分けて入れる。解凍されて再冷凍は無理だとしても、開けていないものは多少日持ちすると期待できる。



これで、冷凍庫もカラになった。


後は…そうだ。地震の際の転倒防止に、壁にひもで括り付けてあった。

これを外す。しっかりつけてあったので、一苦労。

ついで、上に溜まっていた埃をふき取る。




ひと段落して思い出す。

そうだ、洗濯物干してなかった。


洗濯自体は、昨晩の内にタイマーセットしていて、朝7時前に終わっている。

(タイマー起動する時間には、僕はすでに起きているのだけど、念のために夜のうちにセットする習慣)


干していて、次女が体操着を洗っていないのに気づいた。

次女に注意すると、あわてて洗濯機に入れようとするが、今入れても洗うのは明日の朝だ、と叱る。

まぁ、仕方がない。もう一度少量の洗濯をしよう。




こんなことをしていたら、電話が来た。冷蔵庫の配送だ。

今から10分ほどで行けますが、大丈夫でしょうか? と。時間は11時半。お願いします、と答える。

12時半には家を出ないといけないのだけど、1時間あれば設置も終わるだろう。


待っていたら、ちゃんと10分ほどで来た。

家の前の道路は狭いのだけど、何の問題もなく冷蔵庫を運んできてくれた。


先に今ある冷蔵庫を引き取る、という。まぁ、そうだよな。出さないと次のものを入れられない。

見事な手際で重くて巨大な冷蔵庫を運び出すと…驚くほどの埃。10年間は想像以上だった。


箒で集めて捨て、雑巾で拭く。こびりついているようなものも、結構綺麗になった。


新しいものを入れる前に、今の冷蔵庫は年々重くなるので、フローリングの場合は傷防止シートを敷く方が良いかもしれません、と提案される。

ポリカーボネート製のシート。僕も椅子の下とかに敷いて使っている。別に高いものでもなかったので、頼むことにする。


そしたら今度は、冷蔵庫のスペースに、1cm くらい足りずに入らなかった。

ポリカーボネートは固いけど切ることできますか? と聞いたら、大丈夫だというので切ってもらう。



さて、こんな作業をしながら、同時並行で子供の昼飯の準備。

冷凍庫から、解凍された うどんが3玉でてきた。

というか、先日長男が調理実習で うどんが必要だというので、5玉入りを買って2玉持っていった残りだ。


出汁は自分で作る。出し醤油に適切にお湯を加えて、900cc になればいい。

麺類のスープは、1食に対して 300cc が基本だ。

(ちなみに、みそ汁なら1食 180cc。料理をする人はこういう分量を覚えておくと便利)


長男は塾に行かねばならないので、12時半には家を出る。

うどん3食を4人で分けるが、出かける長男には多めに。


12時に合わせ、うどんを仕上げる。僕はまだ冷蔵庫の対応があるので、子供たちに先に食べさせる。


で、冷蔵庫設置も無事終わり、「2時間ほどたって、庫内が冷えてからものを入れてください」と言われる。




冷蔵庫の設置に前後して、妻から連絡。

用事は終わったらしい。長男の塾に行くときに買い物行くか? と聞かれたので「行きたい」と答える。


先日、少し離れたホームセンターで購入したものが、不良品だったのだ。

2週間以内なら交換できるのだけど、早く済ませてしまいたい。


そのついでに、買い物もしないと食材がかなり少ない。

まだ「溶けてしまった」ものを使わなくてはならないのだけど、それはそれとして、慌てて使って食べてしまったものも多いから。



買い物に行けそうなめどが立ったので、長女・次女にも早く食事を終えて出かける準備をするように指示。

僕は、手早く食事を済ませて、先ほど選択した次女の体操着を干す。


妻は、30分に帰ってきた。




自転車で 30分走り続けて息を切らしている妻には悪いが、すぐに車で出かける。


長男の塾は、学年末テストの前日対策。テストは明日からなんだ。

そして、少し時間が長くなるので、軽食を持ってくるように指示されている。塾までの間にコンビニにより、おにぎりを買う。


塾に送った後は、そのままホームセンターへ。

先に書いたが、先日買ったものが不良品だったので交換だ。


ついでにいくつか買い物。

長女が「鉛筆のキャップが欲しい」と言ってたのと、ハムスターの回し車が調子が悪いようでガタガタいうので、新しいものを購入。


そして、買い物へ。

使い切ってしまった定番冷凍食品をいくつか買いたいのだけど…まだ溶けて残っているものもあるし、新しい冷蔵庫の冷凍室容量が、以前のものより減っているのでどれくらい買ってよいのかわからない。

必要最低限だけにしておく。


ついでに、各自好きな菓子パンを買う。

妻は昼飯を食べていないし、娘たちは うどんを少なめに食べただけだから。


これで家に戻る。菓子パンは車の中で食べる。




家に帰ったら3時過ぎ。

もう冷蔵庫は冷えたかな…と扉を開けてみたら、取り扱い説明書が冷えていた。取り出す。


他にも、棚などテープで仮止めされたまま。当然だよな。全部外す。


まずは、今買ってきた冷凍食品を、冷凍室に入れる。


つづいて冷蔵庫の中にものを入れていくのだが、当然まだ定位置が決まっていない。

最初は、缶ジュースなどの「冷えてさえいればよい」ものから。痛んでいることもなく、不安なく冷蔵庫に入れられる。


続いて、開封済みだが冷蔵しておくのが望ましいもの。主に広口ビン類と、チューブ調味料の類だ。

こまごましたものも多いので、定位置としてよさそうな場所を探しながら戻す。


さらに、溶けてしまった冷凍食品。肉・魚類だな。

冷蔵室の中に「パーシャルルーム」があるので、できるだけここに入れることにしよう。

凍っていなくとも、少しでも日持ちさせることができる。


そういえば、前日の夜に、冷凍していた ししゃも が溶けてしまっているのを見つけて、南蛮漬けを作った。

一度溶けかかったのを揚げることで殺菌し、マリネすることでさらに常温で保存できるから。


これも、冷蔵庫に入れておく。


パックを開けてすらいない冷凍肉は結構多く、パーシャルルームに収まりきらなかった。

再凍結はあまりしたくないのだが、いくつかは再凍結させる。



とりあえず、冷やす必要があるものは全部収めた。

ここで、4時になった。長男を迎えに行かなくてはならない時間だ。車で迎えに行く。




戻ってきたら5時。

妻が台所で、なにか夕飯を作ろうとして途方に暮れていた。


何から使えばいい? と。


冷蔵庫に「眠っていた」もので、いくつかは妻に相談しないとわからないものがあった。


去年の秋に、ジャムを作ろうと少しづつ貯めた桑の実。

なんだかわからない、シソの香りがするもの。

賞味期限を2週間過ぎた豆腐。


桑の実は、庭では一度に少ししか取れないので、まとめてジャムにしようと冷凍してためていたものだ。

そのまま忘れて古くなって、中途半端に解凍された状態。捨てることにした。


シソの香りのものは、庭で取れたシソがたくさんあったので、刻んで調味料に使えるようにしたものだそうだが…

妻曰く「失敗作だった」とのことで、これも捨てることに。


豆腐は、妻が冷ややっこが食べたくて買っていたもの。そのまま忘れて2週間。捨てることにした。



さて、それ以外では、溶けてしまった合いびき肉のパックが、400g × 3袋あるので、それを使ってしまいたい。

妻がミートローフを作ってくれることになった。


…が、いつも妻のミートローフにはミックスベジタブルが入るのだが、ミックスベジタブルがない。

今朝、溶けたやつを全部使ってしまった。先ほどは買ってこなかった。


グリンピースの溶けたのがあったので、にんじんは生をすりおろして使い、玉ねぎのみじん切りと合わせてミートローフにする。




妻に食事を作ってもらっている間に、ハムスターの世話。

毎週日曜と水曜にケージを掃除している。


先ほど買ってきた新しい回し車を入れてやると、急に違うものになったので戸惑っていた。


あと、風呂洗い。これは不定期だが、日曜にはたいてい洗っているため。



あ、そういえば、牛乳が欲しいのだけど、ない。先ほどの買い物の際に買い忘れた。

近所の店に買いに行こう、と準備していた時、来客があった。




郵便局の人だった。書留でハンコが必要だという。


何が来たのかと思ったら、再発行してもらったカードだった。

先日、カード情報が何者かに使われていることが発覚し、停止・再発行となったのだ。


実は、昨日娘たちに「Switch の Let's go イーブイ買いたい」と言われていた。

以前から欲しい、とは言われていて、自分のお小遣いで買うならいいよ、と言っていたものだ。

迷っていたのだけど、ついに決断して「買う」となった。


で、買う直前になって、カードが停止しているのを思い出した。

事情を説明し、またの機会に…となった。


カードが届いたとしって「これで買える?」と言われた。

すぐに購入してみた。あたりまえだけど、ちゃんと使えた。


ダウンロードには少し時間がかかる。




妻のミートローフづくりがひと段落し、先ほど「捨てる」と決めたものを庭に埋めるという。


埋める作業はやるのでと、その間にスープの準備を頼まれる。

こちらも、庭で取れたのネギ類のスープ。食べられるネギ類、花もきれいなので庭にたくさん植わっています。


これをスープにする…のではなくて、僕が頼まれたのは下処理。


庭で取れたものだから、お店で売っているような綺麗さはない。

枯れたり痛んだりしている部分は取り除き、泥を洗い、根っこを切り落とさないといけない。


で、処理できた頃に妻が戻ってきたので、あとは妻に任せる。


牛乳買ってこなくては。




牛乳を買って帰ると、ダウンロードが終わったそうで、子供たちが Switch のイーブイで遊んでいた。


しかし、食事の支度もできたというので、夕食にする。

ミートローフうまかった。800g の肉で作ったが、家族で全部平らげた。


デザートは、ヨーグルトに様々なフルーツソースを添えて。


というのも、リンゴやイチゴを家でジャムにして、冷凍していたものが溶けてしまったからだ。

ヨーグルトも、冷蔵庫に入れてあったやつ。ほぼ常温になったので早く食べたい。



で、牛乳を買ってきたのは、ヨーグルトの更新のため。

これ、地中海ヨーグルトなので牛乳があれば増やしていける。うちではそうやってずっと食べている。


#引っ越す前…15年くらい前からずっとあるけど、最初の株を増やし続けているわけではない。

 やはり、雑菌が入るのか怪しくなる時はあって、そうなったら新しい菌種を買ってきて作り直している。




さて、今日一番の大仕事…かもしれないものが待っている。


冷蔵庫の古いものを大量に廃棄した結果、大量に空き瓶やプラスチック容器が出た。

一日忙しくしていたので、洗わないままの鍋とかも残っている。


これらを、食洗器を使って片っ端から洗う。

我が家の食洗器はホシザキ製で、大量の洗い物に強い。

1回5分程度で洗えてしまい、洗っている間にも、次の洗い物の準備ができるようになっている。


いつもは3~4回で洗い終わるのに、たしか6回洗ったのではないかな。


洗い終わったらもう9時。

疲れた。眠い。




妻は、今朝の用事のためにここしばらく忙しく、晩酌をしていなかった。

解放感もあって少し飲みたい、というのでご相伴する。


焼酎を、パイナップルジュースで割ったもの。

このパイナップルジュースも、一度常温にしてしまったので早く消費したいものだ。


この後、1杯飲んだだけで眠くなったので、寝た。

「よって眠くなった」のではなくて、疲れていたところに酒を飲んで気持ちが落ち着いたら、一気に眠気に襲われたのだ。




とりあえず、「故障」していた冷蔵庫と、クレジットカードは復旧した。


しかし、一度溶けてしまった食品などはまだあるため、しばらくは処理が続く。

クレジットカードも、カード払いにしていたサービスなどで、支払いカードを変える処理が待っている。


#カード変更は、すぐにわかる限りでは今朝終わらせた。

 しかし、他にないかもう少し調べる必要がありそうだし、そういう作業の方が手間がかかる。



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2D-APT II 発表 (1959)  2019-02-25 17:30:46  コンピュータ 今日は何の日

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今日、2月25日は、2D-APT II が発表された日です (1959)。


…まぁ、普通は「2D-APT II って何?」ってなりますよね。

知名度の高いものではない。でも、コンピューターの歴史の中では、大きな一歩なのです。



APT は Automatically Programmed Tool の略。

翻訳すれば「自動プログラム装置」です。


ごく初期のプログラム言語、それもいわゆる「高級言語」でしたが、プログラム対象はコンピューターではありませんでした。




コンピューターの歴史では、当初から「計算する機械」の仕組みは深く検討されてきました。

その一方で、計算する装置さえでき上れば、その装置に計算手順を教えるのは…まぁ、何とかなるだろう、程度に考えられていました。


この見通しが甘いものである、と認識されたのは、ENIAC が作られたときです。

諸説ありますが、「最初のコンピューター」ですね。


実際、理論上はどんな計算にでも対応できるように作ったはずなのですが、それを実際に「計算させる」ための手順がわからないのです。

その時は、数学が得意な女性が 6人集められ、彼女たちが必死になって計算手順を編み出しました。


この経験から、次に作られるコンピューターでは、もう少しプログラムのしやすさが考慮されます。

時代が過ぎるにしたがってプログラムしやすさは増していき…


といっても、「アセンブリ言語」でプログラムを作れば、「アセンブラ」が自動的に機械語に翻訳してくれる、というレベルには達しました。


そのころにはまだ、サブルーチンとか、スタックという概念がないんですけどね。

アセンブラがあっても、今のアセンブラよりも使いづらく、プログラムを組むのは大変な苦労でした。




計算機を販売しても、そのプログラムが作れないのでは話になりません。


計算機は高性能なのだから、計算機が自分自身をプログラムすればいい、というアイディアが出されたりもしました。

これは「自動プログラム」と呼ばれ、果たしてそんなことが可能なのか、議論となります。


議論に終止符を打ったのは、IBM が発表した FORTRAN 言語でした。

アセンブラではなく、「人間にわかりやすい、数式と、英語に近い言語」で計算の手順を示すと、自動的にコンピューターが実行可能なコードを作り出してくれる、というものでした。




さて、今日の話題、APT は、FORTRAN と似たような初期の言語です。

ただし、FORTRAN が「コンピューターの実行コード」を作り出すのに対し、APT は「工作機械の制御コード」を作り出します。


ここでの「工作機械」は NCMM と呼ばれる装置で、MIT で作成されたものでした。

制御コードデータを紙テープにパンチし、読み込ませることで形状を作り出します。


しかし、この形状データが人間には扱いにくいのです。機械を制御するための、数値の列ですから。


APT が作り出すのは、この制御コードデータの紙テープでした。

しかし、これがあれば金属を加工し、設計通りの形状を作り出すことが可能でした。




つまり、現在の 3Dプリンタの元祖です。


ただし、現在の3Dプリンタを使用する際は、普通はディスプレイ上で3Dモデルをモデリングします。

プログラムではありません。


当時は、コンピューターに接続されているのは「テレタイプ」が普通で、ディスプレイ上で…という概念が存在しませんでした。

プログラムで形状を示すのは、そのためです。



ただ、大きな問題が一つあり、2次元の図形は数式で表現することが可能なのですが、3次元形状を数式で表現することが、非常に難しいのです。


2D-APT II というのはそのための「暫定的な名前」で、まだ2D形状しか扱えないことを意味します。

工作機械は3D形状の削りだしも可能なので、なんとか3D形状をプログラムする方法を模索している途中段階でした。



この後、APT の研究は「コンピューター上で設計図を描くと、それがそのまま機械で加工される」というものに変わっていきます。


実は、「ディスプレイを使って絵を描く」というプログラム…サザーランドのスケッチパッド自体が、この研究の一環として生まれています。



以降は、とにかく示された方法論を、少しでも扱いやすくしようとする改良の歴史です。


NCMM は、さらに扱いやすい CNC になり、先に書いたように設計図から直接、加工が行えるようになっていきます。

現在では、素材を工夫することで、机の上に乗るような小さな機械でも出力が可能です。




APT の話は、過去に詳細を書いていますので興味のある方はそちらもお読みください。




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呪われているのかもしれない。


先日、家のものが次々故障する…と書いた。


2週間ほど前に、クーラーが故障し、修理予定の日(先週月曜)の朝に冷蔵庫が壊れた。

そして、冷蔵庫を買おうとしたら、クレジットカードが第三者に使われていることが発覚し、カードが停止した。


さらに、以前布団一式を買った業者から「ベッドが壊れる例が出ているので、点検修理したい」と連絡が入った。



今週の日曜日に新しい冷蔵庫が届き、新しいクレジットカードも届いた。

その翌日、ベッドの点検も済ませた。


実は、ベッドの点検時に、古くなった布団の打ち直しを頼んだ。

以前に冬布団は頼んでいたのだが、それ以外の布団も、生地が古くなって破けていたためだ。


しかし、これは様々な都合で打ち直しができず、新規購入することにした。

ファブリックというのは結構高い。しかし、破れて羽毛が少しづつ出てしまうのでは、仕方がない。




出費がかさむなぁ、と思っていたのだけど、実はこれで終わりではないことがわかっていた。

我が家の庭は、建築時に費用が足りず、業者に作ってもらうことができなかった。


そのため、妻がほぼ一人で時間をかけて外構工事をした。

自分でやったものだからこそ、「通路の曲線があまり良くなかった」とか、何度か道を作り直したりもして、3年位かかった。


しかし、枕木で作ったため、案外腐るのが早い。

というか、作り始めの時にはタールをしみこませた本物の枕木を使えたのだけど、その直後に「環境に悪い」ということで販売されなくなってしまったためだ。


木酢液をしみこませた枕木は、タールほどの防腐性がない。10年でぐずぐずになってしまって、庭を歩いていても危ない状態だった。


(この状態で大型冷蔵庫を搬入してくださった業者の方には申し訳ないと思っている)



さすがに「歩くだけで危険」な状態になる前、修繕しようと思って外構業者に相談はしたのだ。

2年前、ハウスメーカーによる家のメンテナンスが入った時だな。


しかし、この時はハウスメーカーに頼らず、近所の業者に頼むことにした。

ハウスメーカー、品質はいいけどその分高いのだもの。


しかし、近所の業者は人手が足りず、計画段階で「申し訳ないけどしばらくお待ちください」になって、そのまま立ち消えてしまった。


1年以上待って、さすがにこれは忘れられているな…と思ったが、同じ業者に頼む気もしない。

去年の末にハウスメーカーの人に仕事を頼まなくてはならない事態になったため、その時に一緒に頼んでみた。


で、計画立てたりしていて、2月末から工事に入る予定だったのだ。

金がかさむ…と思っていたが、こちらは数か月前からの計画で、必要なものだった。




そんなところに…恥ずかしながら、僕がやらかしてしまった。


家の前の道が狭い、というのは何度も書いていることなのだが、一昨日の夜、自動車を出すときに、タイヤ側面をぶつけてしまったのだ。


パンクして立ち往生した。家を出てすぐだったので、仕方がなく家に戻った。


過去に、同じようなことを2回やってしまっている。

そのたびに、スペアタイアに変えて、タイヤショップにタイヤを買いに行っている。


しかし、今回はその方法が使えない。今時の車にはスペアタイアがないのだ。

パンク修理キットはあるのだけど、これは釘を踏み抜いたような小さな穴には使えるが、側面をぶつけたような大きな穴には無力だ。



車を買ったディーラーさんはもうしまっている時間だったので、翌日に電話をした…が、水曜日は定休日だった。


今朝になってやっと電話がつながり、スペアタイアを購入して届けてもらうことは可能か聞いてみた。

しかし、注文すると1週間くらいかかってしまう、とのことだった。


とにかく、状況を見ないことには何ともならないのだけど、タイヤパンクで自走できない。

ディーラーさんに「レッカー移動で受け入れてもらえる」ことは確認し、今度は保険会社に連絡。



幸い、ロードサービスでレッカー移動は頼むことができた。


しかし、しつこく書くが、家の前の道は狭い。レッカー車は入れない。

なんとか、表通りまでは出す必要がある。


本来やってはならないことはわかっているが、パンクしたタイヤで走るしかない。



…で、先ほどディーラーに届けてもらい、見てもらったが「ホイール交換の必要がある」と。

ですよねー。無理して走ったらそうなるよねー。


タイヤよりも、ホイールの方が高い。

仕方がないとはいえ、本当に出費がかさむ。



修理を待つと、部品取り寄せで1週間かかる、とのことだったが、とりあえずディーラーさんがスペアタイヤを貸してくれるという。

ちょうど、6か月点検の時期でもあったし、点検も済ませて明日には引き取れるそうだ。




反省。

パンク修理キットがあっても、我が家の事情ではスペアタイアを買っておく必要があった。


過去に2回…今回を含めると3回パンクを経験しているが、全部「家の前の道」での出来事だ。

タイヤを買ってさえあればよくて、車に積まずに家に置いておいてもよいだろう。


こちらも、取り寄せで少し時間がかかるという。

詳細がわからないので、明日車を受け取りに行くときに聞いて、注文しようと思う。



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