2004年02月12日の日記です


出血に驚く  2004-02-12 22:17:40  ペット

ペットのハムスターの話。


昨年11月初旬に書いたが、顎の部分に水疱が出来ていた。

これが、年末には水疱がつぶれ、大きなかさぶたになるようになっていた。


普通はかさぶたが出来れば、それは怪我が治る過程なのだろう。しかし、かさぶたになってもその下からまた水疱ができ、固まったかさぶたを割ってしまう。

徐々にかさぶたが大きくなり、治ることはなさそうだった。


どうもこれは、ジャンガリアン・ハムスターに多い「遺伝病」の一種らしい。


よく聞く遺伝病は、腫瘍や膿腫が出来るというもの。最初はこれを疑って動物病院に連れて行ったのだが、お医者さんが言うにはどちらでもなく「水疱」と考えるのがよさそうだった。

あまり聞かない例だというので原因も不明。腫瘍と違って切り取るというわけにも行かず…ほっといて治癒するわけでもない。


しかし、なにぶん小動物だし、高齢(寿命1年半〜3年程度の動物で、もうすぐ2歳)なので手術は危険が高い。そもそも原因がわかってないので手術のしようも無い。


ハムスターは元気で、あまりかさぶたを気にしていないようだったし、そのままにしておくことに決めた。




一昨日のこと。

この日は僕は仕事で外出しており、帰宅すると通販で注文していたビデオカメラが届いていた。

とりあえず夕飯を食べ、夕食後はビデオカメラで遊んでみるつもりだった…のだが。



夕食後、ハムスターのケージを覗いた妻が「なにか様子がおかしい」と言う。

僕も覗いてみると、左前足のあたりが真っ赤になっている。かさぶたのあたりから、大量に出血しているのだ。


ハムスターは砂場にうずくまって必死に傷の周囲をなめている。夕食前には置いていたという餌も、ぜんぜん食べていない。

普段、人間がケージを覗きこんでいると走り寄ってくるのだが、覗かれていることにも気がつかないようだ。

それに、なんだか動きが弱々しい。



実は、ビデオカメラの最初の被写体としては、ハムスターの走り回っているところでも撮ろう…と考えていたのだが、それどころじゃない。もしかしたらこのまま死んでしまうかも知れない。



よく様子を見ようと、ケージを動かしたらさすがに振動で気づいたようだ。

ちょっとこちらの様子を伺っている。ためしに、小さな餌を口元まで持って行ってやると、弱々しいが食べてはくれた。



こうなると、人間に出来ることはあまり無い。せめて環境を整えてやるのが精一杯だ。


固いペレット餌は食べられないかもしれないので、少し水につけてふやかしてやる。野菜を多めにあげてみる。

それでも食べられないかもしれないので、水を砂糖水にしてみる。砂糖が入っていれば、とりあえずカロリーは高いだろう。


あとは、出血で体温が下がらないように、あんかの温度を少しあげてやる。



もう結構高齢なので、いつ死んでも覚悟は出来ていた。

それでも、このハムスターは妻が始めて飼うペットだ。出来ることなら長生きして欲しいと思う。




翌朝、ケージを覗くのが怖かった。


しかし、覗いたら元気に動いていた。出血も止まったようだし、手に付いていた血も綺麗に舐めきっていた。餌はあまり食べていないようだったが、ほっとした。


ハムスターは夜行性なので、通常は夕方餌をあげて、朝には残った餌を回収する。しかし、夜の間にはあまり食べれなかったようなので特別に置いておく事にした。


元気なうちにビデオを撮っておこうと思い、ハムスターが寝る前にビデオ撮影を試みる (^^;;

ビデオを買ったことを浮かれ気分で日記に書く気分じゃないな…と思っていたのだが、これで少し気が楽になって昨日の日記を書いた。(だから、昨日の日記はめずらしく午前中に書いている)



その日の夜の餌は、チーズや人参、きな粉をハチミツで練った団子など、非常に豪華なもの。とにかく体力を回復してもらわなくては。




今、事件から丸2日がたち、ハムスターはずいぶんと元気になった。まだ弱っているのかな、と感じる部分もあるが、危機は脱したようだ。


もしかしたら数日の間に死ぬかもしれないと思っていたときは、このことを日記に書きたくは無かった。文章にするには、あまり考えたくないことにも向き合わなくてはならないから。


しかし、今は大丈夫だろう。この元気があれば、もう少し生きていてくれそうだ。




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