2004年11月の日記です

目次

04日 葛根エキス
06日 親不知
12日 土地整備完了
18日 CSV-S57改造
19日 地鎮祭
20日 最後の親不知
23日 不動産取得税
29日 誓い


葛根エキス  2004-11-04 21:41:01  住まい

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葛根エキス

先日以来、雨の降った日以外は妻が黙々と草刈をしている。

乳飲み子もいるので、1日2〜3時間づつだが、すでに半分以上の面積を刈り終わった。


一度、子供をつれて見に行ったこともあり、隣家の奥さんは「乳飲み子がいるのにえらいわねぇ」と言ってくれているそうだ。

そんなこともあり、すでに近所の方とは仲良くなり始めている様子。



さて、今日も行ってきたのだが、なにやら巨大な根っこを持ち帰ってきた。


なにそれ? と聞くと「葛根採ってきた」。


たしかに、土地には雑草に混ざって葛(かずら)が生えていた。

葛(かずら)の根は葛根(かっこん)であり、そこから葛粉(くずこ)が取れる


しかし、立派な根をつけるのは山の中とかで、そこら辺の空地の場合には根が小さいと聞いていたのだが…



「ちょっと風邪気味だから、葛根湯でも作れないかと思って」


と妻は言うが、葛根湯は十分乾燥させた葛根を煎じたものだ。ちょっと作れない。


でも、面白そうだから葛粉でも作ってみたいなぁ、とは思う。挫折するかもしれないけど。



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親不知  2004-11-06 17:56:06  その他

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1ヶ月ほど前から歯医者に通っている。


すでに治療は終わり、歯のクリーニングをやってもらっていた。


で、半年前にも言われた親不知(おやしらず)のことをもう一度言われた。

「親不知、少し頭見えてますね。抜歯したほうがいいと思いますよ」



あぁ、やっぱりなぁ。

気にはしていたのだが、前回言われた時は仕事が忙しかったので「また今度」と逃げた。

今は、あの時よりも忙しい。仕事に子育てに、家作りまであるのだ。


でも、前回逃げたので、「そのうちいつか、と言っていると、機会を逃す」事にはもう気づいていた。



よし、忙しくても親不知抜いてしまいましょう。

思い立ったが吉日。すぐに歯医者に予約を入れておいた。




で、今日が抜歯の日。右下を抜いた。


麻酔をかけたので全く痛みはない。

痛みはないのだが、口の中の麻酔がかかっていない部分に伝わる感触で、何をしているのかはわかる。


最初に何かやったあと、のどの奥にどろりとしたものと、鉄の味を感じた。

きっと、歯茎を切り開いて血が出ているのだろう。



なにやら器具で歯を挟み込み、ぐらぐら揺らしている。

「抜歯」とは言うが、抜くのではなくて横にまげて脱臼させるのだ、という妹の話を思い出していた。

(僕の妹は歯科衛生士の免許を持っている)



で、「動かないな。なににつかえてるんだろう」という歯医者さんの言葉の後、「×××持ってきて」となにやら声が飛ぶ。

助手が持ってきた器具を使ってもうまくいかないようだ。「△△△持ってきて」…また別の器具だ。でも、うまくいかないみたい。


今度は、高速回転のカッターで歯を削り始めたようだ。

どうやら、隣の歯につかえている部分を切ってしまうつもりらしい。


しかし、これでも動かない。

「◇◇◇持ってきて」…次々と新兵器投入。



いろいろな器具を入れられ、ガッツンガッツン力を加えられ、高速回転のカッターで歯を切られ…

口の中で工事をしている状態。たまに力を入れている器具が滑って思い切り上の歯に当たるが、こちらの歯は麻酔をしていないのでちょっと痛い。



しばらくして「バキッ」と音がした。

どうやら、脱臼させることに成功した様子。

でも、外れたはずの歯が抜けない。


「どこに当たってるんだろう」と、歯医者さんは相変わらず試行錯誤。

どうでもいいけど、時間かかりすぎて途中で麻酔が切れるってことはないだろうな、と心配になる。


もう一度カッター登場。どうやら、これで切ったらうまく抜けるようになったらしく、何回かに分けて歯根を除去している模様。


最後に、歯茎を糸で縫っている。唇に糸が当たるのでわかるのだが、「もう一本…いや、さらに一本必要かも」と助手に言っているのは何針縫うかと言うことなのだろう。



結構な大手術だったようだが、無事抜歯終了。

終わった後で抜いた歯(血まみれ)を見せてくれたが、隣の歯を抱え込むように形が変形していたため、引っかかってしまってびくともしなかったらしい。




この日記を書いている時点では、手術から2時間程度。まだ痛みはないし、舌や唇に麻酔が残っている。

麻酔が切れると痛いのかもしれない。歯医者さんは「翌日は、間違いなく腫れます」と保証してくれた。


…痛み止めは貰ってきているが、ちょっと怖い。



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土地整備完了  2004-11-12 00:32:20  住まい

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土地整備完了

しばらく続けてきた妻の草刈も数日前に終わり、ここ数日は僕が作業をしていた。


土地の周囲を囲う杭を撤去しなくてはならない。

ワイヤーを留める釘を杭から引き抜き、杭を地面から引き抜き、場合によっては強化のために数本束ねて鎹(かすがい)を打ち付けてあるのをバラさなくてはならない。


これが結構面倒くさい。

フェンスが1枚あったので、これも出来る限り分解する。


ここまで徹底して分解するのは、「事業者ゴミ」ではなく、家庭ごみとして捨てたいためだ。


釘やワイヤーが完全に分離されていれば、小型金属類として捨てられる。

除草した草も、すでに大半を燃えるゴミとして捨てた。

(1日に数袋づつ、土地のある場所のゴミ集積場と、自分の住んでいる場所のゴミ集積場に出していた)



で、今日最後のゴミを運び出し、作業完了。以前の写真と見比べてみると、作業のすごさが良くわかる。

杭本体と、鉄製のフェンス枠が残っているが、これは大きすぎて家庭ごみでは出せないので、土地の端に積み上げてある。


13日には工事が一部始まる。

地鎮祭はその後だったりして、一部順序が逆である。


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CSV-S57改造  2004-11-18 10:26:44  コンピュータ

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我が家のS57を改造することにした。


S57ってのは、「スゴ録」の前身に当たる「CoCoon」の前身に当たる、「ソニーチャンネルサーバー」の最後の機種の型番ね。

ちなみに、チャンネルサーバー以前にClipOnという機械もあったけど、それとも別物。ソニー、ハードディスクレコーダー作りすぎ。(PSXもあるしね)


で、チャンネルサーバー及び初代 CoCoon は、アメリカでいち早くサービスを開始したハードディスクレコーダーの会社「TiVo」の中身を日本語版にしただけ、と言うことが判明している。

その証拠に、本体裏面には TiVo のライセンス証が貼られているし。


この TiVo って機械は、中身が Linux なので改造されまくっている

もちろん、改造を防ぐようなプロテクトはかかっているのだが、TiVo 本体がデータを読み出せるのだから読み出す方法はあるのだ、という当たり前の話。

巧妙な方法でプロテクトをかいくぐり、ただのハードディスクレコーダーではなく、れっきとしたパソコンとして使いこなすことも出来るようだ。



そこで冒頭の話になるが、S57 も TiVo とほぼ同じ方法で改造できる。

多少の違いはあるが、日本でも研究している人がいるのだ。




目標は二つ。

1) ハードディスク増量

2) Telnet 出来るようにする


S57は標準で 80GB のハードディスクを持っている。

以前はこれで十分だと思っていたのだが、子供が生まれて以降ゆっくりテレビを見る暇が無いので、2時間番組などは消えない設定になったままディスクに保存しっぱなしだ。

そのせいで、ディスクの残容量が常にギリギリいっぱい。というか、少なすぎてこれ以上予約が増やせないので、「ギリギリで諦めている」状態。


そこで、今手ごろな 250GB のディスクに入れ替えようと思う。



さらに、一部「消すに消せない」番組もある。

妻が槇原則之のファンで、ここ数ヶ月で何本かの番組に出演したのでそれを録ってあるのだ。


僕の PC に録画機能があるので、再ダビングしてDVD保存、というのも考えているのだが、離れた場所にあるので面倒くさい。

これは、Telnet 可能になれば解決する問題で、再ダビングせずとも S57 から録画データを取り出せばよい。

(もちろん、Telnet 可能と言うのは Telnet だけではなく、各種ネットワーク作業が可能であることを意味する)



もっといえば、Telnet 可能になれば、S57 では不可能な「好きなキーワードで番組を検索し、自動録画」が可能になる可能性だってあるのだ。



まずは第1段階。

250GB のディスクに、80GB の元ディスクのデータを全コピーする。以下が作業手順。


TiVo の改造サービス業者のページから、msftools 2.0 のCD イメージを貰ってきて、CD を作成する。

…この時点で、ISO イメージを焼けるソフトが無くて困ったりしたが、ISORecorderをインストールして解決。


この CD でブートすると、Linux が起動する。ちなみに、Windowsでこの CD を開くと、改造請け負い業者の注文ページにアクセスされる。「良くわからない人は金で解決してあげるよ」ってわけで、絶妙な仕組みだ。


さて、Linux がブートできるようになったら、PC のハードディスクを入れ替える。

Primary Master に S57 のオリジナルディスク、

Primary Slave に 250GB の新ディスク

Secondary Master は、元々 PC に繋がっていた DVD ドライブ。ここから起動する。

Secondary Slave に FAT32 でフォーマットされた 20GB ほどのディスク。(家の中に転がっていたのを流用)



まず、SS に接続したディスクをマウントする。

ブートした CD では /mnt/c と言うのが用意されていたので、そこに接続。


mount /dev/hdd1 /mnt/c


Linux を知らない人が興味を持ったときのために解説しておこう。

Linux では、/dev/hd? でハードディスクを意味している。

? 部分は、PM が a PS が b SM が c SS が D になる。


(Primary とか Secondary の意味までは解説しない。これがわからない人はハードディスクの繋ぎかえも出来ないだろう)


さらに後ろに数字が付いているのは「1番目のパーテーション」と言う意味だ。

今回は、パーテーションを分けない(1つしかない)ディスクを使用した。


mount は、ディスクを使えるようにするコマンドで、/mnt/c というディレクトリの下に見えるようにしている。




続いて、何かあったときのために、/mnt/c に S57 のシステムのバックアップを作る。

これがあればハードディスクを壊してしまっても復旧できる。FAT32なので、Windows で読み出して CD にでも焼いておくといいだろう。


mfsbackup -6so /mnt/c/tivo.bak /dev/hda


圧縮率中くらいで圧縮しながら、PM のシステム部分を tivo.bak に保存する、という設定だ。



続いて、ディスク内容を 250GB の新ディスクに移行させる。


mfsbackup -Tao - /dev/hda | mfsrestore -s 127 -zxpi - /dev/hdb


mfsbackup はさっき使ったコマンドと同じ。ただし、今度はシステム部分だけでなく全体を取り出していて、保存先ファイル名に「-」(ハイフン一個)を指定している。


ハイフン一個の時には、内容が | の次に書かれたコマンドに渡されるのだ。


次のコマンドは mfsrestore 。これはディスクに内容を書き込むコマンド。

-s 127 で「swap 領域を 127Mbyte 確保」の意味。まぁ、これは Linux の動作に必要なものなので、わからなくてもよろしい。

-zxpi で、容量が大きい時には大きくなった領域を使えるようにフォーマットする意味も含んでいる。


読み込みファイル名は「-」。これは、前のコマンドの出力を読み込むと言う意味だ。

(mfsrestore で先ほど作ったシステムバックアップを指定すれば、ディスクが壊れた時にも復旧できる)


で、書き込むディスクは /dev/hdb 。PS に接続された新しいディスクだ。



ハードディスクの増量作業は、実はこれだけで終わり。

(すごく時間がかかるけど…80GB のコピーで12時間くらいかかったはず。寝ている間に終わったので正確にはわからないけど)


新しいディスクを元通り S57 につないで電源を入れ、保存されている番組一覧画面で「画面表示」キーを押せば 250Gbyte 使えるようになっているのが確認できる。




さて、これで目標 1 が完了した。

ここまでの内容だけで詳細に日記を書いている「余裕」があることからもわかるとおり、目標 2 には進んでいない(笑)


というか、改造のために新しいディスクを mount して中身を見ようと思ったら、mount 出来ないんだよね。

CD からのブートでは mount 出来ないのかな? Tivoの特殊なフォーマットを mount 出来るように設定された、専用の Linux カーネルが必要なのかも。



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あきよし】 ちゃんと読めばわかるとおり Linux の知識は不要ですが、PCについての基礎知識は必要です。冷たい言い方ですが、理解できないなら手を出さないほうが良いと思います。 (2005-02-01 09:42:29)

【ソニオ】 ご返答ありがとうございます。当方の機は、まだ完全には、死んでないので電源を入れればかろうじて動きます。でもここに書かれてることがレベルが高すぎてとても理解出来ません。 (2005-02-01 04:18:26)

あきよし】 システムファイルのバックアップがあれば復活できると思いますが…。Linux 自体は著作権フリーですが、システムはソニーの著作物です。自分で使用するためにバックアップをとっていない場合は、ソニーに修理を頼むしかないと思います。 (2005-01-31 11:08:09)

【ソニオ】 再度、投稿させていただきます。私のS57死んでるんですが、何とか80Gでもいいから復活させたいのですが、、、よろしくお願い致します。 (2005-01-31 03:56:19)

あきよし】 その後暇が無くて続きをやっていないのですが、無理ではない感触ですよ。ちなみに最後に書いてある「mountできない」はKnoppix-Lite V3.3 ISO for Tivoを使えば解決です。 (2005-01-08 14:11:32)

【ソニオ】 結局、この機種は、無理なのですか? (2005-01-08 04:55:10)

あきよし】 上の内容の訂正。S57 は BigDrive 対応だと言う情報が 2ch に出ていたので信用してみたのですが、どうやら違うようです(バージョンの問題かもしれません)。そのため、上の方法で137GB以上のハードディスクを増設すると、不具合が出ます。パッチをあてたS57用Kernelも作って見ましたが、まだ動作確認取れていません。 (2004-11-21 18:15:13)

地鎮祭  2004-11-19 20:52:02  住まい

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地鎮祭

いよいよ地鎮祭。


普通地鎮祭は工事前に行うのだが、都合で17日から工事を開始している。

(予定では13日開始だったが、雨などの影響で着工が遅れた)



両親も呼んで、現場へ。

今日は雨の予報だったが、地鎮祭の間は雨が止んでいた。ありがたい。


少し遅刻して現場に行くと、既に土地の真ん中に祭壇が設けられている。

形だけの簡単なものだと思っていたためラフな格好で行ったのだが、本格的なのにたじろぐ。



施主が到着した、ということですぐに神主さん登場。

どことなく江頭2:50似だが、非常に気のよさそうな人。


最初に、土地の地番、施主の名前(僕と妻の連名)、それに現在住んでいる住所の確認があった。

後で祝詞(のりと)の中で読み上げるためらしい。


祝詞は古語なので良くわからないが、「(現住所)に住んでいる(施主)が、ここ(地番)に家を建築して移り住むために工事を行うことを許したまえ」というような内容だったようだ。



神主さんは、いろいろな動作をしている。

どうやら、祭壇及び参列者を御祓いして、神様を呼び出して、祝詞を上げて、四方祓をしているらしい。


で、その後に鋤入の儀(すきいれのぎ)を行う。

地鎮祭でよく見る、砂山を崩す儀式だ。


まず、SWH設計のTさんが、「えい、えい、えい」と3回掛け声をかけながら、砂山に差し込まれた笹に木製の鎌をかける。(笹はここで引き抜かれる)

で、次に施主(僕と妻それぞれ)が、同じく3回の掛け声をかけながら砂山に木製の鍬(くわ)を入れる。

最後に、SWH工事担当のFさんが、同じように3回鋤を入れて、鋤入れ終了。



この後、玉串を奉納して、神様にお帰りいただいて地鎮祭終了。

終了後に、撤下した神饌である御神酒を素焼杯(かわらけ)でいただく。

(もっとも、素焼杯を使用したのはうちの家族だけで、SWH関係者は通常の杯を使っていました)


奉納した野菜や酒などは、施主のお土産です。

(最近の神様は、パイナップルなんていうハイカラなものを召し上がるようです)




本当は地鎮祭の時に地縄確認(家の建つ位置に縄を張り、施主が確認する)をしたかったらしいのですが、土地の境界をはっきりさせる工事が終了していないので後日と言うことに。

風致地区条例の関係で、境界から家の壁まで1m離さないといけないわけですが、土地の境界がはっきりしないとこの確認が困難なためです。


既に鋤入の儀で見かけましたが、工事担当Fさんの紹介。

さらに、Fさんから実際の施行を行う業者さんの紹介。


その後、近所を挨拶回り。

もっとも、既に妻が草刈に来ていて、周囲の家の人とは顔見知りになっているのですが。

みんな「あぁ、工事始まるのね」と好意的です。



当初契約よりも工事がずっと早まったため、契約変更の覚書に調印します。

これも、1枚だけなので車の中でちょいちょい、と済ませてしまいます。


一通り終わって帰る時には、すでに祭壇は撤去され、工事が始まっていました。

まず、工事中に使う架設電線を引いて来るんだそうです。



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最後の親不知  2004-11-20 22:48:24  その他

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先日に引き続き親不知を抜いた。

これで、4本全部抜いたことになる。


先日抜いた親不知は、たいした痛みも無く腫れも無く、非常に順調に経過。

穴が塞がるのには時間がかかるため、ご飯粒などが入ると痛いことがあるが、それはうがいして洗い流すしかない。


最初に抜いた上の2本と、先日抜いた下の1本は、どれも親不知が出ていたのを抜いたのだった。


今日抜いたのは、全然表に出ていないもの。歯茎を切開し、肉に囲まれた親不知を引き抜く形になる。


さらに、深く埋まっているので顎を通る神経鞘に触れているかも知れないという。

もし痛みがあるようなら、途中で手術を中止。大病院での処置となると事前に説明があった。



麻酔をして10分ほど待つ。

感覚がなくなったところで処置開始。歯茎を切開しても痛みは全く感じないが、口の中に血の感覚はある。

きっと口の中はスプラッタ状態。


#歯科衛生士免許を持つうちの妹によれば、「親不知を抜く時の口の中は、普通の人が見たら卒倒する」そうだ。



なんだか、口の中に糸を縛り付けて、それを引っ張りながら手術している。

口の中はわからないので予想だが、切り開いた歯茎の中の親不知に糸を結び、それを軽く引っ張ることで歯茎を糸で押し下げ、見えやすい状態にして手術しているのではないかと思う。


なにやらしばらくやっていて、「よし、脱臼した」ということで、一度口をゆすぐ。

このときも、口から糸が垂れ出たまま。



第2ラウンド。

脱臼してぐらぐらしている歯が抜けない、ということで、歯をドリルで細かく分割。

何度もドリルを回した後で、おそらくペンチのようなもので歯を砕いている。細い溝を作り、両側から力を入れて歯を砕いているのだろう。


何度も砕くのだが、歯が抜けない。

歯医者さんが「イジワルな親知らずだなぁ」と独り言。


更にドリルをいれ、全部抜けたらしい。そのまま縫合。



これで終了。

神経鞘は、歯を抜いたら見えたらしいけど傷ついたりはしていないので大丈夫とのこと。

ただし、それほど深いところに歯があったので、明日は確実に腫れますよ、と言われる。




歯医者の予約は午後6時から。

1時間弱で終わる予定が、なかなか抜けなかったために歯医者を出たのは7時半。


薬を処方してもらおうと薬局に行くと、すでに薬局はしまっていた。


これにはちょっと困った。

痛み止めを貰わなくては、七転八倒するかも知れない。


しかも、急に雨が降り始めた。

自転車だったので、傘は持っていない。


「そういえば、ちょっと離れたところに薬局あったな」と思ってそちらに行く。

家に帰るにはちょっと遠回りだし、雨は降っているし、歯を抜いた後は激しい運動禁止なのだが。



幸いそちらの薬局は開いていて、薬を処方してもらえた。

これを書いている時点では、すでに麻酔は切れて痛み止めを服用。

前回より、ちょっと痛い気がする。


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不動産取得税  2004-11-23 09:35:50  住まい

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1週間ほど前に、鎌倉県税事務所から手紙がとどきました。

今月末までに、不動産取得税の申告をしてください、と言うものでした。


申告は郵送でもいいのですが、「税の軽減措置を受ける場合は事務所に来てください」と書いてあります。

出費が安くなるのは大好きなので、昨日行ってきました。




必要書類は、土地の売買契約書と土地代金の領収書、建築確認申請書と、建築確認済証です。

このうち、建築確認申請書と建築確認済証は持っていなかったので、あらかじめSWHのTさんから郵送してもらっていました。


さて、詳しく書いておきましょう。

今回の申請は、購入した土地の取得税の申告です。


本来、土地を購入すると、その土地の「相場額」(購入額ではない)の 4% の税金を払う必要があります。


ただし、平成18年3月31日までに取得した場合は、税額が 3% に軽減されています。

さらに、平成17年12月31日までに取得した場合は、相場額の半額に課税されるように軽減されます。

(つまり、4% 払うべき税金が、1.5%で済むと言うことです)


土地の所得税には、さらなる減額措置があります。

新築の家を建てて済む場合は、その床面積の2倍を、土地の面積から引いて相場額を出せるのです。

建蔽率が 50% を超えていれば、税金を全く払わなくても良いことになります。

(注:単純に引けるのではなく、いろいろと条件があります。実はこの制限に少し引っかかったのですが…)


さて、不動産所得税は年末には発生するのですが、僕の場合まだ土地に家が建っていません。

「新築のための土地購入」と言い切れないわけです。


この場合、新築と同等にみなし、税の支払いを猶予する措置があります。

もちろん、実際に家が建たなかった場合は後で税金を徴収されますが、家が建てばそのまま猶予した金額が消滅します。



というわけで、土地の場所・広さの確認と実際の売買が行われたことの証明のために売買契約書と領収書が、そこに家が建つことの証明のために建築確認申請書と建築確認済証が必要だったわけです。




さて、県税事務所について窓口で話を聞きながら書類を書きます。


「随分広い土地ですので、全額は減税されませんね」と言われました。


住宅面積の2倍を土地の面積から引けることになっているわけですが、この「2倍」には、「200平米を限度とする」という但し書きがあります。

土地が200平米を超えた場合、200平米以上の部分はどうやっても税金が発生する仕組みなのです。

(200平米を超える土地って、東京通勤圏では十分な広さです…)


しかも、税金は「売買金額」ではなく、あくまでも「相場」で決まるんですよね。

僕の場合、運のいいことに相場よりずっと低い額で土地を購入できました。逆に言うと、売買金額に比して高い税金を支払うことになります。


まぁ、これは贅沢な悩みなんでしょうね…


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誓い  2004-11-29 17:35:07  その他

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先日抜いた親不知が非常に痛い。

抜いてから1週間以上たつのに、まだ鎮痛剤が手放せない。


歯医者でもらえる鎮痛剤は2〜3日分しかないため、とても足りない。

バファリンを自分で買ってきて、なんとか痛みを止めている状況。


もう、2度と親不知は抜くまいと、固く心に誓うのであった。



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