2009年11月の日記です

目次

04日 子供料理番組
09日 風邪惹き
13日 読んだ本
16日 食育フェスタ
22日 風邪…ひいた?
22日 Netwalker 買った。
23日 Netwalker いじってみた。
30日 fon 導入


子供料理番組  2009-11-04 13:53:32  料理 家族

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子供料理番組

結構料理を作るのが好きだ。下手の横好きだけど。


自分では、料理を趣味にしたのは大学卒業後、と考えていた。

某大手ゲーム会社に就職が決まり、趣味だった「ゲームプログラム」を仕事とするうえで、何か別の趣味を持とうと思ってはじめたもの。

就職後しばらくして始めたこのサイトに料理コーナーがあるのも、当時は「新しいこと」が楽しかったため。



…が、どうも振り返ってみると違うらしい。

高校の夏休みに、プレーンオムレツを上手に作れるようになりたくて、毎日朝ごはんは自分で作っていた記憶がある。


中学の頃から、休日の朝はトーストと卵料理で、これは「自分で料理したいから」という理由だった。


そういえば、中学卒業の時、クラスの掃除担当区域だった「家庭科室」の本棚にある本を、どれか一冊くれると家庭科の先生に言われた。

(当時は、男子は家庭科は履修せず、家庭科の先生と仲良くなることは普通は無い。掃除当番で仲良くなったのだ)

僕がもらった本は、「アリスの国の不思議なお料理」というレシピ集だった。


もっと遡ると、小学生の頃、「3分クッキング」などの料理番組を見るのが好きだった覚えがある。

頼まれもしないのにレシピを覚え、母親に「作って」とレシピを伝えたものだ。




なぜこんなことを思い出したかというと、うちの子供が NHK の子供料理アニメ「アイ!マイ!まいん!」を大好きだから。

前番組の「味楽る!ミミカ」の際にはあまり興味を持っていなかったし、「まいん」も4月に始まったのに最近までノーチェックだった。


が、ここ1ヶ月余り、「まいん!」をビデオで見るのを、長男(5歳)、長女(2歳半)ともに楽しみにしている。

もっとも、興味対象は違っていて、長女は主題歌などを一緒に歌うのがすき、長男は実写パートでの料理に興味があるらしい。


先週木曜日の放送で、パエリアの作り方をやっていた際に「僕、これ食べてみたい」。

そこで、材料を買ってきて昨日(祝日)に作った。こういうのは男の料理で、僕の担当。


多めに作ったのに、大好評で完食。

子供向けにと思ってコショウを少なめにしたら、大人には少し物足りない味だったが。

(コショウをかけながら食べたらおいしかった)



食事の際には、該当の回のビデオを見ながら「ほら、同じように作ってあるでしょ」と主張するのを忘れなかった。

「エビが小さいけど、いっしょだねぇ」など、子供に変なほめられ方をした。



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風邪惹き  2009-11-09 17:30:23  家族

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年になんどかは風邪の話を書いているな。


幸い、インフルエンザではないです。


10月29日(木)、保育園から電話。

長女(2歳半)が急な発熱、とのこと。これが始まりでした。


慌てて迎えに行き、39度あったので念のため病院へ。

…お昼休みでした。一端帰宅。


昼寝したら 38度程度まで熱が下ったのと、保育園の先生によれば最近保育園でインフルエンザに罹患した子はいない、とのことなので、様子見。


翌金曜日をお休みし、週末には元気に。

もっとも、39度の熱があっても元気いっぱいだったけど。



これで終わりじゃない。

今度は長男(5歳)が、11月1日、(日)の夜に発熱。

月曜朝には平熱になっていたが、念のため休み。しかし、夜になってまた発熱。

火曜日は祝日。この日も昼は平熱、夜に発熱。

水曜日も様子見でお休みして、平熱に下ったのでやっと木曜から保育園に。



これで終わりじゃない。

水曜朝から、妻が調子を崩す。

その分は僕ががんばっていたが、僕も木曜から発熱。


僕は金曜には38度を超えて、寝込む。

その分、妻は土曜日には回復基調。

しかし、週末に子供が休みで、親が休まるわけも無い。


さらに、次女(6ヶ月)も、土曜日には発熱。

食欲が落ち、機嫌が悪い。

親も疲れているのに…面倒くさい。



で、やっと今日、次女・妻・僕とも復活。

もっとも、僕は今朝まで体がだるかった。夜になった今は結構平気、かな。



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読んだ本  2009-11-13 12:13:08  その他

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もう2ヶ月ほど前に読んだ本だが、いまさら記録しておく。


自宅で仕事をしていると、通勤時間も無いので本を読む暇もなかなか無い。

その中でも、それなりに本は読んでいるのだが、わざわざ人様にお勧めしようというような本にはなかなかめぐり合えない。


しかし、これは非常に面白かった。オススメ。

(大体、買ったのは1年も前だ。いまさら感はある)


生物と無生物のあいだ


一級の生物学者が、本のタイトルどおり「生物」と「無生物」の違いについて講義してくれる教養書である。


…と、いうつもりで読み始めた。

教養書である、というのはある意味正しい。生物に興味がある人なら素直に楽しめるだろうし、そうでない人でも「生きているとはどういうことか」というのは興味のあるテーマだろう。


この本は、この大問題の歴史を追いかけながら、作者なりの結論を教えてくれる。



しかし、ただの教養書には終わらない。

非常に良質な、青春小説としても読める。


なぜなら、作者なりの結論は、作者のアメリカでの研究生活に根ざしているからだ。

読者にそこのところを理解してもらうため、大学での研究生活の楽しさ、マンハッタンでの生活のわくわく感などを伝えるべく、研究生時代の回想をずいぶんと織り交ぜている。


これが、アメリカ文化の俯瞰にもなっていて、非常に楽しい。

「生きているとはどういうことか」の歴史もまた、研究生時代の回想と絡んでいる。

筆者の研究していた大学では、歴史上の偉人も研究をしていたためだ。



この本のすごいところは、これだけで終わらないところである。


本は終盤、良質なミステリー小説の様相を見せ始める。

「生きているとはどういうことか」という問題の思想史を追い、生物について発展してきた学問体系を読者に覚えてもらったところで、「現在の研究者たちの興味」に話は移っていくのだ。


「生物の仕組み」についての、重要な仮説。この仮説を検証するための研究レースが始まる。

レースに参加するものは、他の研究者より先に真実にたどり着かなくてはならない。

一番乗りは長く歴史に名を残すが、2番手はまったく忘れ去られる。


ここでも、過去の「研究レース」についての裏話、人間ドラマがちりばめられ、非常に楽しく読むことが出来る。

そして、それらの裏話は、研究レースの熾烈さを読者に追体験させることにもなる。


研究レースって、研究だけすれば良いんじゃないんだ。

どろどろした人間関係、渦巻く陰謀。疑心暗鬼の中で突き進まなくてはならない。



さて、筆者は研究レースに勝てるのか?

はらはらしながら読み進めることになる。…はらはらする教養書なんて、はじめてだ。


最後に、研究レースが終着すれば話は大団円…と思いたいのだが、ここにも大きなどんでん返しがある。

事実は小説より奇なり。フィクションなら「めでたし」になりそうな最後の場面で、もうひと悶着あるのだ。



ここら辺は、詳しく書くと読者の楽しみを奪うことになるので書かない。是非読んでいただきたい。



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食育フェスタ  2009-11-16 13:42:31  料理 家族

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11月14日は、子供の保育園の「食育フェスタ」でした。


食育…とか、なんだか良くわからない名前ですが、つまりは「バザー」兼、子供の工作などの発表会なのです。


昔ならともかく、現代では不用品を持ち寄って売ったところで、あまり買い手がつきません。

それならばと、売るものを食べ物に限定し、子供の工作なども食べ物をテーマとして「食育」と銘打ったほうが楽しいものになる、ということらしい。


2年前にお手伝いで参加し、楽しかったので昨年も参加登録していたのですが、長女が風邪を惹いたために参加できず、今年2度目の参加となりました。




当日はあいにくの雨。

まずはテントを建てることから始めます。


この作業のため、開始時刻になってもまだ食べ物の準備が出来ておらず、早くから来ていただいたお客様には雨の中待っていただくことに。


僕の今回のお手伝い担当は焼きソバ。

毎年参加している方が鉄板前で焼いているので、裏方でソバ、キャベツ、もやし、肉を小分けします。

今年のソバは330食分。


昨年よりも安いソバを買い求めてきたら、粉末ソースが入っていなかった、というので、PTA会長婦人が慌てて追加のソースを買いに行く。

液体ソースも用意して会ったのだけど、絶対足りないことが早々に判明したので。


他には、餅つき、焼き鳥、綿菓子。ヨーヨーつりやスーパーボールすくい、おもちゃをいれた魚釣りもあります。

焼き鳥と綿菓子は、保育園OB等による参加。


30分遅れでやっと開園。

この時点で屋台の料理はどこも準備できていませんでしたが、屋内で食べ物に関するさまざまな体験・講習などがあります。



焼きソバの鉄板前のうち一名が、暑さに音を上げて「誰か代わって~」というので、僕が入ります。

こういう仕事は結構好き。


で、焼いているところにうちの子供たちもやってきました。

「お父さんの焼きソバを一番に買う」と決めていたそうで、焼き上がりをしばらく待ちます。


お父さんの焼きソバ、といわれ、裏方で麺ほぐしている時でなくて体面が保てたとほっとします (^^;;



子供たちは焼きソバを買ったら屋内の食堂へ行き、僕はそのまま昼間で鉄板前。

昼になったので「交代でお昼取りましょう」とPTA会長が言ったのですが、みんな遠慮して休もうとしないので最初に休ませてもらいます。


お手伝いの人には、園からカレー券の支給があります。

毎年恒例、保育園自慢の根菜カレー。大根やレンコンも入っていてとてもおいしいです。

このお野菜、保育園のOBの方や、保育園の先生の旦那さんなど、近所の農家の人が作っている…「顔の見える野菜」というやつです。


けんちん汁は無料。これもいただきました。




早々に食べ終わり、せっかくなので屋内の展示を見に行って見ます。

丁度、子供が2階にいるのに遭遇しました。


長男が作った「お弁当バス」の工作。思い思いにお弁当の具を作って箱詰めしたものです。

先生が「パイの実くらいの箱を持ってきてください」と各家庭に指示したので、やたらパイの実率が高い。

お弁当箱には大きすぎるようなものも。


親をびっくりさせるために何を作っているかは内緒にしたようなのですが、「お弁当箱にします」といわれれば用意するほうもそのつもりで探すのにね。


年長さんは巨大工作。

アンパンマンと…「たこやきマントマン」の電車。

な、なぜいまさらたこやきマントマン!?。



骨密度測定と血管年齢測定ができるコーナーがあり、「是非やっていって」と誘われたのでやりました。

骨密度、年齢平均より 140% 、20歳平均よりも 105% 良い、という結果が出て喜んでいたら、これらの平均値が「女性」の平均で設定されていました (^^;;




休憩後はまた鉄板前でひたすら焼きソバを焼きます。

例年ソバがなくなっても野菜が大量に余るそうなのですが、今年は最初に計算したので大体全部同時に終わります。

…いや、最後はもやしが通常の2倍以上入ったかな。


で、330食全部作り終わり…入れるための容器が足りない。

「じゃぁ、残りは打ち上げでみんなで食べましょう」と、大きなボールに入れておきます。


容器は50パックづつ、350パック用意してあったそうなのですが…

350パック使い切ってしまったのか、50パック行方不明になって300パックなのか不明。


雨で出足が悪かったこともあり、最後は20食ほどあまった焼きソバを売るために声を上げます。

勝手にやって良いなら売り歩くし、多少値下げしても売り切るのだけど、そういうわけにも行きません。


なんでも、雨で来なかった人もいるのか、前売り券が全部回収できていないそうです。

なので、売り切るのは少し待って欲しい、といわれてそのまま待ちます。



…で、値下げして売り歩こう、と決定した時には、既にお客さんはほとんど帰っておりました。


結局、PTAの参加者で「もう疲れて夕飯準備したくない」というお母さん方が買ってくれて、売り切りました。




終了後。「お茶の準備がございますので、お時間ありましたらどうぞ」と先生に言われて屋内へ。

実はこれが楽しみでもあります。「お茶」といいながらお酒が振舞われます。


おでん、フランクフルト、カレー、焼きソバ…つまり、売れ残ったものをつまみにしながら酒も入った歓談です。

しかも、この酒がすごくいい酒ばかりと来ている。


ここの保育園、お寺が運営しています。園長先生は住職さん。

檀家の方も多く、いいお酒をよく戴くようなのですが、立場上飲むわけにも行かない。

で、こういう場で振舞ってくれるのです。


普段なかなか話をしない、園児のお父さん方とも話をして、顔は合わせてもやはり話をしないお母さん方とも話をします。


今までは「食育フェスタ」は、PTA本部が準備していたそうなのですが、今年は「準備委員」をつくって、本部の仕事の負担を軽くしたのだとか。

で、準備委員のお母さんと話をしていたら…あれ、なんか僕、狙われてる?


「やはり男の人が委員長になってくれると説得力があるので、(長男)くんのお父さんに是非委員長になってもらいたいって、みんなで話してたんですよ~」


子供を迎えに良く園にいくので、育児に理解のあるお父さんとして狙われているらしい。

丁重にご辞退申し上げてきました。


#自営業なので、自分の仕事だけで手一杯で、これ以上仕事を抱え込む余裕はないです。



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風邪…ひいた?  2009-11-22 15:19:21  家族

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前回からわずか2週間。また風邪惹きました。


16日(月)、なんか体の調子が悪い…と思います。

でも、寝込むほどじゃない。熱も無い。翌日は仕事で打ち合わせ予定。

ということで、様子見。


17日(火)、朝熱を測っても平熱。相変わらず体調は悪い。

なんとなく、で仕事を休むことも出来ない。

体調が悪くなったら打ち合わせ切り上げも考慮しつつ、仕事へ。


行ってみれば、それほど調子が悪いわけでもない。

でも、午後からなんか体がだるいような…


いつもは午後5時過ぎまでの打ち合わせを、4時過ぎに切り上げさせてもらう。

家に帰ってみると、38度越えの熱があった。



熱と同時に、なんか気になることが。

少し腹が痛いような…風邪のせいだと思いたい。そう思うことにする。


水曜日は熱が更に上がり、一日寝込む。

木曜日午後には平熱まで下るが、まだ調子が悪い。

金曜日朝にはまた少し発熱。午後平熱に。


…なんか、ただの風邪じゃないみたい。病院に行ってみる。



病院での診断は、細菌感染症でした。

病気ってたぶんにプライベートなので細かなことは書きませんが、臓器が炎症起こしてました。


抗生物質と消炎剤をもらう。

土曜日はまだ調子が悪かったけど、今日(日曜日)になってかなり回復。


日常生活にはあまり影響なさそうだけど、少し長期治療が必要かも、とのこと。




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Netwalker 買った。  2009-11-22 16:02:00  コンピュータ

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Netwalker 買っちゃいました。


HP-200LXリナザウ(日記には書いていないが、SL-C700、SL-C760、SL-C3000と3台所有した)、W-ZERO3[es]Advanced/W-ZERO3[es]と経由してきて、Netwalker なわけですが…


#他に PT-110VAIO Uも所有したが、ほとんど使わず。



欲しがる人はとっくに購入しているマシンなので、いまさらなのですが、自分の記録のためにも日記を。




まず、Netwalker は「現時点でベスト」だと思うのですが、「歴代でベスト」だとは最初から思っていません。


自分がこの手の「極小マシン」に求めているのは、電車の中でも立ったまま文章が入力できることです。

その点では、いまだに HP-200LX がベストマシン。


理由は、OS が DOS をベースとして、モバイル用に熟考されたインターフェイスを搭載したものであり、ポインティングデバイスなど不要だったためです。


DOS の豊富なソフトが使えた、というのも重要ポイント。



でも、「当時は」最高のマシンでも、今では使う気はしません。

理由は、現代において「文章を入力する」というのは、WEB での調査作業と表裏一体だから。

DOS ベースで、WEB アクセスが不自由なマシンでは使い物になりません。




リナザウは、カスタマイズされた、サブセットの Linux を搭載していました。

このカスタマイズにより、HP-200LX と同じようにモバイルでの使いやすさを実現していましたが、同時に「Linux のソフト資産」を完全に継承できませんでした。


それでも、進化の止まってしまった HP-200LX に比べれば、ネットにも接続できたしカラー表示も可能だった。

「時代の流れ」で、当時はリヌザウはベストでした。



ただ、Sharp はリヌザウ以前の「ザウルス」ほど、使いやすい環境を整えられなかった。

WEB も「出来なくは無い」が実用的ではありませんでした。


志は高いが、完成度は低かったマシンだと思います。リヌザウは。




W-ZERO3 の OS は、ご存知 WindowsMobile 。昔は WindowsCE と呼ばれ、後に PocketWindows と呼ばれたやつです。

Windows っぽさを残しつつ、実はまったく違う OS 。

ソフト資産は継承できないし、インターフェイスはデスクトップで使用することを前提としたもの。


つまり、モバイルでは非常に使いにくいです。

それでも使っているのは、携帯電話とリヌザウの2台を持ち歩くのに疲れたから。

使いにくいと思っているユーザーは多数いて、改善するソフトも定番となるようなものがたくさんありますし。


リヌザウを使っている最中から、仕事柄どこでも SSH できることが重要になっていたのですが、W-Zero3 ならそれができる、というのも重要ポイントでした。



今も使っています。

QWERTY キーボードがあるので、メールを書く時に便利、というのは大きな特徴です。

Willcom ならメール無料ですし。


…でも、最近携帯各社もメールを無料にすると発表したので、乗り換えようと思っています。

だって、今の世の中「大手3社」の普通の携帯を持たないことって、デメリットになるのだもの。


#そういう理由で、iPhone への乗り換え、というのは却下。興味はあるのだけどね。

 たぶん、来春発売の DoCoMo のキーボード付きマシンに乗り換えます。

 また Sharp だけどね…




そして、Netwalker。

Ubuntu Linux を搭載し、基本的には「小さいけど普通のパソコン」です。


ハード的にはモバイルで使いやすいように工夫はしているけど、マウスよりも使いにくいポインティングデバイスでマウスカーソルを動かしてウインドウを操作するなんて、あまりやりたくない。


リヌザウでは、CPU の非力さを補うために「一度起動したソフトを終了しないようにする」オプションがありました。

このフラグをセットしたソフトは、終了したように見えてもメモリ上に残ります。


Netwalker も CPU は非力なのに、このようなオプションもない。

電源 ON が3秒でも、そこからソフトを起動するのに 30秒かかっては無意味です。



でも、「Window 操作がしにくい」も「ソフトを常駐させたい」も、実は Window Manager の問題なんだよね。

そして、ただの Ubuntu だからこそ、解決される(かもしれない)望みがある。




実は、購入時に工人舎の PM とかなり悩みました。(多くの人が悩むようです)

PM は Windows なのに右クリックが無い、というのが、Netwalker を選んだ理由の一つです。

WindowsMobile での「右クリック」が、同じ操作(タップ長押し)で非常に使いにくいので。




でも、多くの人が言うようなキーボードは、案外気になりません。

ひどいキーボードのマシン使い慣れてるからな。


#HP-200LX だって、結構ひどいもんでした。

 98HA は特にひどかった。けど、ちゃんと使えてた。あれに比べれば…



長々書いていますが、実のところまだ余りいじっていません。

先週火曜日に届いていたのですが、病気で寝込んでいたもので。




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Netwalker いじってみた。  2009-11-23 15:31:47  コンピュータ

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昨日の日記に引き続いて。


休日とはいえいろいろと忙しく、少しづつ Netwalker をいじってみる。


なぜか無線LANがつながらず、この設定だけで数時間。

Netwalker 、ってくらいで、ネットにつながらないと何も出来ない。


ネットにつながったら、ユーザー登録。

そして、「本体が動くうちに」リカバリーSDカードを作るように、と薦められる。(マニュアルに書いてある)


リカバリーSD を作るには、SHARP のWEBページからスクリプトをダウンロードして実行する。

本体内のデータを退避して作るのかと思ったら、単純に SHARP のページからイメージバイナリをダウンロードするだけなのね。

わざわざ Netwalker で作業させる意味がわからない…遅い無線 LAN で延々と3時間くらいかかる。



続いて、いろいろとおかしなところを修正。

localhost が設定されていない、という問題があるそうなので修正。




ともかく、完了したらやっと「自分好みの」カスタマイズ開始。



とりあえず、リヌザウでは「文庫ビュワー」にずいぶんお世話になっていた。同様の読書環境は整えたい。

Netwalker には残念ながら文庫ビュワーはないのだが、XJP がある。


GIGAZIZEにインストール方法が載っていたので、参考にインストールしてみよう。


…まずは記事のままインストールした。

でも、あとでいろいろおかしいことに気づいた。GIGAZINE 、記事にするならちゃんと検証しようね。


#今回のことに限らず、GIGAZINE は詰めが甘いというか、嘘が良く載っている。

 まぁ、「面白がる」「速報性を重視する」方針…つまり、タブロイド紙の方向性なので構わないのだけど。



まず、xtext.conf の設定について。

AOZORA_LIST の項目は「青空文庫のディレクトリ構成」を意味するので、書き換えてはいけない。

(GIGAZINE の記事では、ローカルのディレクトリ構成にしたがって書き換えている)

うっかり書き換えると、この後書くとても便利な機能が使えなくなる。



Ubuntu日本語フォーラムに、XJP のバグ修正パッチが投稿されている。

バグが残ったままだと、l (小文字のL)キーを押しただけで操作不能になったりするので、バグは是非修正するように。


で、このバグ修正で、ネット接続モードも使えるようになる。(修正しないといろいろおかしい)

./configure する際に、 --enable-net オプションをつけておこう。

すでにコンパイルしちゃっている人は、make clean してから make install。


これで、n キーを押しただけで青空文庫に接続し、テキストがダウンロードできるようになる。

本(?)が気軽に読めて、すごく便利。




ゲーム環境。ゲーム好きなので、個人的にはすごく大事。


Ubuntu には標準でゲームがいくつか入っているが、Netwalker には入れられていない。

「アプリケーション」の「追加と削除」から簡単に入れられる。


AisleRiot Solitaire を入れる。

これを入れると、一緒に Ubuntu 標準のゲーム…マインスイーパーや上海、サメガメやTali などが入る。


えーと、ベーシックすぎて余り面白くない、と公言してはばからない人も多いですが、個人的には嫌いではないです。

…いや、どうでもいいゲームも入るのは事実なんだけど。


サメガメは、個人的な好みでいうと OldMac 版の「まきがめ」が熱かった。

というか、サメガメ人気のほとんどは、この「まきがめ」での僅かなルール変更によるもので、そのルールが入っていないサメガメにはあまり興味が無い。


Tali は、Yahtzee


ルールを知らない人には意味がわからないかも。知っている人なら熱くなれます。

…が、残念ながら、Netwalker では画面の縦幅が僅かに足らない。

遊べるのだけど、ちょっと遊びにくい。


AisleRiot Solitaire は、各種トランプソリティアを一つにパッケージしたもの。

非常に多数のゲームが入っています。ルール知らないのばかりだけど、遊んでいるうちに理解できたりするのがまた楽しい。


個人的には、実はこれで「スパイダー」を覚えました。

(Windows XP に付属するより前の話)




BurgerSpace 、というゲームがあったので入れてみる。

これは、まんま「ハンバーガー/BurgerTime」のclone。結構良く出来ている。

もっとも、アクションゲームをNetwalker のキーボードで遊ぶのは、ちょっと辛いかも。



で、個人的にはこれを是非入れたかった、FCE Ultra。

リヌザウの時は、デスクトップマシンにクロスコンパイル環境作って、自分でリヌザウ用にポートして遊んでいた。

それでも、音を出さない設定で、4フレームごとの描画がやっとだった。結構遊べたけどね。


今回はコンパイルは不要。GFCE Ultra NES Emulator を入れるだけ。


ネット上の評判によると「ガクガクで遊べたもんじゃない」「音が出ない」などといわれているけど…

起動してみると、たしかに。

音が途切れちゃって耳障りだし、動きもガクガクする。音を消す設定があるので音を消すと、かなりスムーズに動く。


でも、以前に自分でポートした経験がここで活きる。

実は、ファミコンエミュレーターでは画像を作ること以上に、音源のエミュレートに処理時間が食われているのだ。

そして、「完璧なエミュレートをもとめる」か、「実用速度で動くことを求める」かは、ユーザーが決められるように作ってある。


GFCE Ultra のインターフェイスパネルの Advance タブで、Extra Parameters を入力。


-soundq 0 -soundrate 12000


saundq は、サウンドのクオリティだ。より良いエミュレートを求めるなら 1 を、速度重視なら 0 を指定する。デフォルトは 1 だ。

soundrate は、生成されるサンプリングデータのサンプリング周波数だ。標準では 48000 だが、12000 にすれば 1/4 の処理で生成できる。


僕の環境ではこれで十分だったが、必要なら -frameskip 1 を入れると良い。

これで、1コマごとに飛ばして描画する。描画処理も重いので、半分になればかなり軽くなる。


ちゃんと音も出るし、ガクガクしない。スムーズなゲームが遊べる。

ザウルスの時に比べると格段の進歩だ。



ちなみに、パッドの設定は「Input」タブで、最初にヘルプを読んでから行うように。

ヘルプを読まないと設定方法の意味がわからない。


ゲームを開始したら、Alt+Return で全画面化するといい。

全画面に引き伸ばしたら速度が落ちるかな…と思ったら、背景で余計な別プロセスが画像描画するほうが、よほど処理を食うようだ。




ほかに、battwalker入れました。

たしかに、標準のバッテリー表示は役に立たないわ。


HP200LX の時は、標準では「ニッカド電池」を想定した残量表示だったので、LiON 電池を使い始めてから電圧推移をグラフで書いてくれるソフト使っていたっけ。

battwalker も電圧のログをファイルに残すそうなので、グラフ表示アプリ作ると楽しいかも。



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fon 導入  2009-11-30 14:48:10  コンピュータ

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Netwalker の真価は、ネットに接続してこそ発揮される。


…が、家の中の WiFi 機器は1台だけ。リビングの Wii のすぐ後ろにおいてある。

仕事場やベッドルームは一番遠いところにあり、非常に電波が弱く、速度が出ない。


以前は、仕事場の横のサーバールームに WiFi 機能付のルータを置いていたのだ。

しかし、ルータが故障して買い替えた際に、WiFi なしのものにしていた。



というわけで、fon 導入。

fon にしたのは、Netwalker を家の外でも使いたい、という考えがあったから。

fon で linus になれば、いろんなところで使えるからね。



ところが、導入は大変だった。


…いま、fon を導入しようと考えている人のために正確なことを書いておこう。


大変だった、なんて書くと尻込みしてしまう PC 初級者の方もいるかもしれないが、安心して導入しよう。

PC 初級者なら、何も考えずに導入すれば使えるようになっている。



むしろ苦労するのは、初級者とは言えない環境に導入する場合だ。

うちの場合、すでに LAN 環境が整っており、そこに組み込むのに苦労した。




まず、ルーターについての概要を説明しておく。

ルーターとは、2つのサブネットを結ぶものだ。


例えば、ネット「1」は、256 のアドレスを持っているとしよう。

なので、256台の機械を接続することができる。


ネット「2」も、同じように 256 のアドレスを持っている。

2つあわせれば、512 台の機械を接続できる。


でも、「1」と「2」の間は接続されていないのだ。つなげる必要がある。


この、それぞれの 256台ネットワークを「サブネット」とよび、間を接続するための特別な装置を「ルーター」と呼ぶ。

「道(route)」を作るものだからルーターだ。

サブネットというのは「ネットの一部」というような意味だ。


ルーターは、ネット「1」のアドレスと、「2」のアドレスを両方同時に割り当てられた、特別な存在となる。



さて、家の中の LAN というのは「サブネット」だ。そして、家の外のインターネットも、ある意味「サブネット」だ。

家の中の LAN にも、それぞれの機械にアドレスを割り振らなくてはならない。



大抵の家庭用ルーターには、この「アドレス割り振り」を自動的に行ってくれる、DHCP サーバーという機能が付いている。

なので、PC にそれほど詳しくない初級者であっても、ルーターを買ってきてそこに PC を繋げば、ちゃんとインターネットにつながることができる。


すでにこのような環境になっている人は、今使っているルーターの替わりに fon ルーターを使えば、それだけで fon の導入は完了する。


fon ルーターは何よりも安いし、街中のアクセスポイントが無料で使える、というメリットがある。


「他人が自分の家のアクセスポイントも使う」ということに対して、セキュリティを心配する人もいるが、心配は要らない。


fon は「ルーター」だから、サブネットをどのようにつなげるかは自由自在なのだ。


初期設定では、自分がアクセスしたら家の中の LAN にも接続するが、他人がアクセスしたらインターネットにだけ接続できる、という設定になっている。

設定を変えない限り、セキュリティの心配は要らない。




ところが、fon が「ルーター」であることが、場合によっては設定の苦労につながる。

無線電波を出すだけの「アクセスポイント」なら苦労は無いのにね。

(その場合、セキュリティをまったく考慮しないことになるので、論外なのだが)



以下、苦労話。

うちの場合、 fon 導入前は以下のような環境だった。


・ルータに付いた DHCP サーバー機能を使い、サブネットの「一部」の IP アドレスを自動割付している。

・家庭内サーバーがあるので、これは静的 IPアドレスが必要。

・一部の家庭内サーバーは外部公開もしている。

・ルータに付いた機能で、IP電話を使っている。

・既に家の中に WiFi アクセスポイントがある。


さぁ、ここに fon を導入すると、何がどう混乱するのか、順を追って解説しよう。



まず、既存のルーターには IP 電話機能があるが、fon には無い。

この時点で、「ルーターを fon に置き換える」という選択肢は無い。IP 電話が使えなくなってしまうからだ。


このため、既存のルーターと fon の2台を並存しなくてはならない。


どちらを外にするか…だが、既存ルーターを外(インターネット側)に置くことにした。

既存ルーターに、静的 IP 接続のモードがなかったためだ。




先に書いたが、ルーターは2つサブネットの両方に所属し、2つのアドレスを持つ。

家庭用ブロードバンドルーターでは、このうち「インターネット側」のアドレスを、PPPoE や DHCP で設定する。

方式の違いはあるが、簡単に言えば「接続するたびにアドレスがかわる」という方式だ。


これに対し、静的 IP 接続では、インターネットのアドレスをあらかじめもらっている必要がある。

アドレスをもらうには大抵複雑な手続きが必要だし、そこまでする理由も無いため、通常は使わない。

使わないけど、fon にはそのモードがあり、僕が持っている既存ルーターにはなかった。



家庭用ブロードバンドルーターでは、少なくとも「家庭内」のアドレスは自分で設定できる。

そこで、既存ルーターがに割り振ったアドレスに対し、fon のルーターが接続する…という形で設定をすることにしたのだ。これが、fon が内側になった理由。



さて、これは「ルーター」の2段接続だ。

先に書いたように、ルーターは2つのサブネットを接続する。

逆に言えば、家の中にはそれまでネットワークが1つだったのだが、これで2つのネットワークができてしまった。


今まで、家の中は「1」のネットワークにしていた。具体的に言えば、192.168.1.* を割り振っていた。

当然既存ルーターもこのアドレスを持っていたが、このアドレスを fon に譲り、既存ルーターは「2」となった。つまり、192.168.2.1 だ。

そして、fon は外側に向けては 192.168.2.2 のアドレスを持ち、192.168.2.1 をゲートウェイ(サブネットを繋ぐ門…つまり、ルーターのアドレスを設定する)とした。



「1」のネットワークでは、既存ルーターのアドレスには fon が収まるためになんの設定変更もいらない。


ちなみに、「2」のネットワークは DMZ となっている。

外部公開サーバーをここに移したほうがよいだろう、とは思うのだが、IP アドレスを変更する必要があり、そうすると家庭内のいろいろな設定を変えないといけないので、まだやっていない。そのうちやろう。



既存ネットワークのままで使用するのであれば、外部接続サーバーは、既存ルーターとfonルーターの両方で port forword 設定しなくてはならない。

既存ルーターは fon ルーターに向けて forword し、fon ルーターが正しいマシンに forword する。

既存ルーターには簡易 DMZ 機能(すべての接続を特定マシンに forword する機能)があったが、これは使わなかった。でも、これでもいいと思う。




さて、話はこれで終わりじゃない。

すでに家庭内には WiFi アクセスポイントがあり、fon を同じ設定にしようとした。


…が、設定できない。


先日、Netwalker の導入に際して家庭内の無線 LAN 設定を変えたのだが、その際にセキュリティ強度をあげる意味もあって、非常に長いパスフレーズを導入していた。

が、どうも fon では余り長いパスフレーズを設定できないらしく、エラーとなるのだった。


パスフレーズを短くして対処。



もうひとつ。DHCP の問題があった。

普通、DHCP は IP アドレスを「リース」する「範囲」を決められる。

たとえば、「1」のネットワークの256 のアドレスのうち、64~128 までをリースする、など。


ところが、fon にはこうした設定が無い。

DHCP を「使う」か「使わない」の設定しかないのだ。


すでに静的に割り振っているアドレスを2重に使われたらネットワークがおかしなことになる。

ここは、家庭内サーバーに DHCP サーバーのソフトを導入して解決。



…と、これで一応設定は完了。




恥ずかしながら、設定中に勘違いしたことを明記しておこう。

同じ勘違いをしそうな人に対して、なぜそれがいけないのか、注意を促せるかもしれない。

(個人的には、成功例からは何も学べないと思っている。失敗からこそ、学ぶことがある)



最初は、既存ルーターを同じネットワークの別アドレスに動かし、fon に既存ルーターのアドレスを割り振り、既存ルーターの下に置く(物理的な接続は、成功例と同じ)ことで動くと期待した。


つまり、「2つのサブネット」が同じネットアドレスになっている状態。

これではうまく行かない。サブネットは別々のアドレスにしなくては。


なぜか? 「アドレスが別のサブネットに属している」と判断した時に、パケットは Gateway に送られ、ルーターを通過できるためである。

別のサブネットが同じアドレスだと、この判断ができない。



次に、「単に fon ルーターをアクセスポイントとして、既存ネットワークにつなげてもよいのでは?」と思った。


fon ルーターは、実は4種類のネットワークをルーティングしている。

インターネット、公開無線LAN、プライベート(家庭内)LAN 、プライベート無線LAN、である。

ルーターにはインターネット(外向け)有線ポートと、プライベート向け有線ポートがある。


インターネット側からは、port forword されない限り、他のネットワークに入れない。

公開無線LAN は、インターネット側にしか通れないことで、プライベート側のセキュリティを確保する。

プライベート無線 LAN とプライベートLAN は同じサブネットに属し(そういう意味ではサブネットは本当は3つであり、ここはルーターの出番は無い)、インターネットに接続することができる。


fon ルーターをルーターではなく、アクセスポイントとして使用した場合は、プライベート無線LAN か、公開無線 LAN のいずれかしか使えない、ということになる。

プライベートで使えないのでは買った意味が無いし、公開していないと linus にはなれないので、これも買った意味が無い。


だから、単にアクセスポイントとするのではダメなのだ。



最後に、一番「間抜け」だった勘違いを…

既存ルーターを家庭内 LAN から切り離し、間に設定済みの fon を挟む。


これでうまくアクセスできるはずだった。

デスクトップ PC から、家庭内サーバーに接続してみる。…うまく行かない。


慌てて接続・設定を元に戻し、それからゆっくり考える。


…良く見たら、家庭内サーバーは既存ルーターに内蔵された HUB に接続されていた。

既存ルーターから接続された HUB に、全ての家庭内ネットワークがぶら下がっている、と考えていたための勘違い。これでは接続できるわけが無い。


論理的に思考して、全ての設定がうまく行っていると思ったうえでの作業だったのですが、物理的な部分を十分検証していなかったための勘違いでした。


類似の勘違いは案外やりがちだと思うので気をつけましょう。


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