2018年11月19日の日記です


なにもしてないのにこわれました  2018-11-19 15:40:37  コンピュータ 歯車

2か月ほど前に、新しいPCを検討中という話を書いた。


デスクトップPCも古いし、サーバも古い。買い替えたい。

でも、結局まだ買ってない。UPSは買い替えて、つなぎなおしたけど。



妻のPCは買いなおした。

PC仕事はしているが、僕より要求がシンプルだから機種を決めやすい。


実は、妻はすごくたくさんのPCを使っていたのだが、分散しすぎて使いにくい。

「全部一本化できるマシン」という要求で、調査したら1機種だけ目的にかなうものを見つけ、それにした。




妻の、購入前のPC状況を書いておこう。


メインはデスクトップ。WACOM のタブレットをつなげて使っていた。

これとは別に、ノートマシン。妻には会社の会計もお願いしているが、会計ソフトを入れて使っていた。


そもそも、仕事用と会計用は使用目的が違うので分けたい、という用途でこうしていた。

ここまでは、まぁいいんだ。



最近、休日でも何となく作業をしたいときに、家族がいる居間で、ノートマシンで作業したりもしていた。


でも、やっぱりノートでは絵が描きづらいんだ。

絵に関係ない仕事を中心としていたけど、絵を描きたいときだってある。


そこで、半年ほど前に Raytrektab を買ってみたんだ。


Windows のタブレットなのだけど、CPU 性能を落として電池持続時間を延ばし、WACOM の液晶ペンタブ技術で直接絵を描けるようにしてある、というモデル。


これをノートマシンのサブとして使えば、好きな時に絵を描ける…というつもりだった。


でも、結局妻はあまり活用していない。

思った以上に CPU 性能が低いマシンで、絵を描くには最低限ギリギリラインではあるのだけど、アプリケーションの起動とかに時間がかかってしまって気軽ではなかったから。



ただ、画面はスマホより大きめなので、ニコニコ動画とか見たいときに使いやすい、とは言っていた。

(時々、作業の傍ら生中継とか見ている)




それで、新しいマシンを購入するのであれば、


・ノートマシンとして持ち歩ける

・現在メインのデスクトップ(7年前の機械)程度の CPU 性能は出る

・直接ペンタブとして絵も描ける

・必要なら、大画面の動画閲覧マシンにもできる


ようなマシンが欲しい、となった。



持ち歩ける、という時点で、ノースピンドルマシンがいい、という話にもなった。

スピンドル(回転軸)を持たない…つまり、ファンもなければハードディスクもないマシンだな。


でも、これはなかなか難しかった。

SSDのみのマシンでいいのだけど、上の要求を満たすマシンは高級機になってしまい、購入機だと必然的に、「安心の大容量」であるHDDが、SSDとは別についてきてしまうのだ。


そこで、HDDが「ついてきてしまう」のは許容することにした。


そして選んだマシンは、HP Envy 15 x360

キーボードを完全に裏側に回してタブレットにもなるマシンで、キーボードを画面の「スタンド」として使って動画を見てもいい。


画面はタッチパネル、かつ液晶ペンタブにもなっている。

標準付属のペンは傾き検知に対応していないが、別売りペンを買えば傾き検知もできる。


もちろん、ノートとはいえ、7年前のデスクトップより CPU 性能は上だ。


もう買ったのは2か月近く前で、徐々にこのマシンだけで作業が済むように、妻は移行作業を行っている。




で、今日の本題だ。


移行作業の多くは、デスクトップで使っていたアプリを新しいノートにも入れる、という作業だ。


でも、そろそろ前のノートで使っていた会計ソフトもこのマシンに入れようと思った。

そしたら、ライセンスの関係で、前のノートの会計ソフトを「ライセンス削除」してから出ないと認証できない、とわかった。


そこで、前のマシンを起動したら…起動しないんだ。

しばらく使っていなかった。以前、最後に起動したときはちゃんと起動できた。


その後いじっていないのだから、本当に何もしていない。


なにもしていないのにこわれました



妻が「起動できなくなった」というので、きっと Windows 回復環境で起動してスタートアップ修復すればいいだろう…と思ったのだけど、ダメだった。


一応、回復環境での起動はできる。

そこから、「トラブルシューティング」を選んで、システム回復を試みることができる。


「システムの復元」で回復ポイントまで戻そうとしたが、「失敗した」と言われて、もどらない。

「イメージでシステムを回復」…は、そもそもバックアップ取ってないとダメな奴だ。


「以前のビルドに戻す」も試してみたけど、もちろんダメ。



最後の手段だ…ユーザーのファイルは残したまま、Windows の再インストール、という項目があったので選んでみた。

しかし、「失敗した」と言われてできなかった。


ムムム…

これらの「回復環境」は、隠しパーティションに収められた Windows のインストールファイルを使っている、と認識している。

そちらのファイルが古くてだめなのか。


調べてみると、Windows 7 からアップデートしたマシンは、隠しパーティションのファイルが Windows 7 のまま、ということのようだ。

だから、Windows 10 を修復しようとしても、Windows 7 のファイルしかなくて失敗しているのだろう。


じゃぁ、Windows 10 のファイルを用意してやろう。




というわけで、回復ドライブを作る。

僕のメインPCもまた、Windows 7 からアップデートしたものだ。

そういう機種で回復ドライブを作ると、Windows 7 のインストールを始めてしまうらしい。


じゃぁ、買ったばかりの Envy から取ってみよう。USB を用意し、回復ドライブを作る。


一応、この回復ドライブは「そのマシンでしか使えない」ことになっている。

でも、ダメならダメでやってみるしかないだろう。


古いノートに USB を差し込み、そこから起動。

インストールメニューは開いた。しかし、「ユーザーデータを残したままインストール」はできず、クリーンインストールしかない。


これでは、古いマシンのデータは救えない。


まぁ、最悪クリーンインストールすることに問題はないのだけど、ある程度データが残ってしまっているのを拾い上げたい。




改めて、回復環境からコマンドプロンプトを起動する。


回復用の OS が、ドライブ X: として起動するのだけど、別のドライブを見てみる。

C: D: は、回復用の隠しパーティションのようだった。そして、 E: が普段の C: ドライブ。


どうやら、欲しいデータはちゃんと残っているし、アクセスできるようだ。



じゃぁ、Linux の LiveDisk 作ってサルベージするか。


手元に DVD-RW があったので、Ubuntu Remix を焼く。

DVD1枚にすべてを収めていて、そこから起動できる、日本語対応の Ubuntu 環境だ。



DVD は遅いので起動に時間がかかるが、無事起動できた。

そこから「ファイル」アプリで HDD を覗くと、ちゃんと目的のデータがあった。


じゃぁ、これをどこかにコピーしよう。

USB メモリはうまく認識できなかったが、ネットワークに接続できた。

家庭内の NAS にバックアップを取る。


データが大きかったので、6時間待ちだ。今コピーしている。



必要データが退避出来たら、Windows のインストールを試みるつもり。


その後は、あえて会計ソフトをインストールして認証したうえで、認証を削除してアンインストール、という無駄な手順を踏まないといけないだろう。




そのあとは…もう使わなくなるのだから、子供向けマシンかな。


古いマシンとはいえ、まだ十分使える性能を持っている。

少なくとも、今子供が使っている Chrome OS マシンよりは性能が高い。





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