目次
10日 浄水器
15日 三代目永眠
浄水器を取り付けてみました。
家を建て、引っ越してから3年ほど。
以前は横浜、今は鎌倉に住んでいるのですが、水道水の質が多少違います。
僕が小学生のころは、横浜の水は全国でも「おいしい」レベルの水でした。
でも、今は取り立てておいしいというほどではありません。人口が増えて、水を確保するために水源を増やしたから。
それでも、東京の水などに比べればはるかにマシなレベルなのですが、大学時代に山形に住んでいた妻にとっては「不味い」水道水だったようです。
で、引っ越した鎌倉では、さらにおいしくない…
鎌倉市の名誉のために言っておきますが、それでも全国平均から見たら「おいしいほう」の部類です。
ただ、山形は全国でもトップクラスのおいしい水道水ですし、横浜も昔に比べて味が落ちたとはいえ、こちらもずいぶんとおいしい水なのです。
なので、それらの水を飲みなれた人間にとっては、たとえ平均以上のおいしさでも「味が落ちた」と感じます。
救いは、近所においしい湧き水の出る井戸があること。
この水でコーヒーを淹れると本当にうまい…が、それは「水道水がおいしくない」ことの代償にはならない。手間もかかるし、ぐいぐいと水を飲みたい時だってあるのだ!
余談:この井戸のある広場はアメリカザリガニ日本発祥の地でもある。
ちなみに、リンク先(東京新聞)のインタビューに答えている住職、うちの子の通う保育園の園長先生でもある。(お寺経営の保育園なので)
で、話は最初に戻る。
先日、ハウスメーカー(スウェーデンハウス)から、浄水器「シーガルフォー」の特別販売チラシが届いた。
市価よりずいぶんと安いようだ。…ネットで安いところを調べれば、もっと下がるが。
これをきっかけに、妻と「水がおいしくないよね」という話をする。しかし、シーガルフォーは結構高価な浄水器だ。カートリッジは交換式なので、ランニングコストもかかる。
おいしい水が飲みたいからと言って、それを導入までする価値があるのか…
散々悩んだが、購入決定。ネットで買うことも検討したが、家と一体のキッチンの「保証」も考えて、スウェーデンハウスに任せることにした。
流水量も心配だった。浄水器というと「ちょろちょろ水が出る」イメージがあるのだが、それでは気軽に使えない。料理のために、鍋いっぱいの水がほしい時だってあるのだ。
で、シーガルフォーにはサイズが2つあるが、大きいほうを買う。
ネットで調査した限りでは、こちらであれば十分な水量が得られるようだったので。
今日、取り付け工事に来た。
実は、この3連休は、妻が大学時代の友人の集まりに、子供を連れて山形へ行っている。
子供がいると、工事の人もゆっくり作業ができないと思って、このタイミングを狙ったのだった。
標準の蛇口、思ったより大きい。
もっとも、今までの蛇口が少し小さめだったこともある。小さいというより「低い」ために、大きな鍋に水を汲んだりするときはやりにくかったので丁度良いかも。
(鍋に水を、という意味では、蛇口がホースになっていて伸ばせるタイプなので、鍋を置いたまま水を入れることもできるようになった)
流量は十分。やはり、大きいサイズにして良かったようだ。
肝心の味は…
飲み比べると水道と違って、浄水器を通したほうがおいしいとわかる。でも微妙な違い。
でも、元々冬は水が冷たくておいしく感じるため、効果があらわになるのは夏になってからかも。
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三代目ハムスター「はるちゃん」が死んでしまった。
あまり弱っている様子はなかったのだが、餌を上げ忘れた翌朝に、「しまった!あげ忘れた」と餌を与えに行くと動かなかった。
子供の保育園に行く時間が迫っていた & この日は僕が週に一度の会議で外出しないといけない日で忙しく、妻に「なにか様子がおかしい」とだけ伝えておいた。
会議終了後、家に連絡すると「はるちゃん永眠」とのメール。
餌をあげわすれたけど、今までにもそんなことはあったし…でも、かわいそうなことをしたか…と少し悩む。
家に帰ると、妻が落ち込んでいた。
後になってゆっくりと思い出した。
前日、餌を忘れたのは僕の責任だった。
いつもなら妻が餌をあげているのだが、子供を寝かしつけていて度々一緒に寝てしまうことがある。
そういう時は、僕が餌をあげているのだ。
ところで、我が家では洗濯は僕の担当。
物干し竿が少し高い位置にあり、背の低い妻では手が届かないため。
で、冬は夜暖房をつけているので、加湿も兼ねて夜に室内干をしている。
この、室内干作業をしている箇所は、ちょうどハムスターのケージのある目の前になる。
いつもなら、洗濯物を干しているとハムスターが動く(餌を催促しているように感じる)ので、餌を忘れたことはない。
ところが、記憶を呼び覚ましても、前日ハムスターは餌を催促してこなかった。
とすると、もうこの時点で死んでいたのだろう。餌がないための餓死、ということではなさそうだ。
前日夜は寒い夜だった。
我が家はスウェーデンハウスなので暖かいのだが、寒い夜はやはり室内温度も下がる。
ところが、僕は仕事がたまっていたため、遅くまで自室でパソコンをやっていた。
普段なら、早めに洗濯物を干して、それを乾かすためにも暖房をつけるのだが(干す作業をする場所はハムスターのケージ前だが、このときに暖房機前に移動する)、この日はその時間がいつもより2時間ほど遅くなっていた。
このときのハムスターのケージ付近の推定温度は、翌日似た状況を作って計測したところ15度。
ハムスターを飼う際の気温としては最低ラインだが、すでに老齢に達しているうちのハムスターには辛かったのかもしれない。
翌日夜、子供にハムスターが死んだことを伝えた。
「死」というものを理解していたかどうかは怪しいが、「もう会えない」ことを伝えると、涙ぐんでいた。
しばらくハムスターの思い出などを一緒に語っていたら、徐々に落ち着きを取り戻した。
本人は覚えていないようだったが、以前にも別のハムスターを飼っていて死んだこと、そのときはまた新しいハムスターに来てもらったことなどを話し、いつかまた別のハムスターに来てもらおうと言ったら納得したようだった。
最後に、空に向かって「はるちゃん バイバイ」とお別れをさせた。
うちの子も、毎日ハムスターを観察しているわけではない。
こっそりと違うハムスターを買って来てあったら、きっと気づかないでいただろう。
しかし、ペットが死ぬ、というのも良い体験である。
多くの死に立会い、優しい子供に育ってほしい。
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