2008年02月15日の日記です


三代目永眠  2008-02-15 16:28:49  ペット

三代目ハムスター「はるちゃん」が死んでしまった。


あまり弱っている様子はなかったのだが、餌を上げ忘れた翌朝に、「しまった!あげ忘れた」と餌を与えに行くと動かなかった。

子供の保育園に行く時間が迫っていた & この日は僕が週に一度の会議で外出しないといけない日で忙しく、妻に「なにか様子がおかしい」とだけ伝えておいた。



会議終了後、家に連絡すると「はるちゃん永眠」とのメール。

餌をあげわすれたけど、今までにもそんなことはあったし…でも、かわいそうなことをしたか…と少し悩む。

家に帰ると、妻が落ち込んでいた。




後になってゆっくりと思い出した。


前日、餌を忘れたのは僕の責任だった。

いつもなら妻が餌をあげているのだが、子供を寝かしつけていて度々一緒に寝てしまうことがある。

そういう時は、僕が餌をあげているのだ。


ところで、我が家では洗濯は僕の担当。

物干し竿が少し高い位置にあり、背の低い妻では手が届かないため。

で、冬は夜暖房をつけているので、加湿も兼ねて夜に室内干をしている。


この、室内干作業をしている箇所は、ちょうどハムスターのケージのある目の前になる。

いつもなら、洗濯物を干しているとハムスターが動く(餌を催促しているように感じる)ので、餌を忘れたことはない。


ところが、記憶を呼び覚ましても、前日ハムスターは餌を催促してこなかった。

とすると、もうこの時点で死んでいたのだろう。餌がないための餓死、ということではなさそうだ。



前日夜は寒い夜だった。

我が家はスウェーデンハウスなので暖かいのだが、寒い夜はやはり室内温度も下がる。

ところが、僕は仕事がたまっていたため、遅くまで自室でパソコンをやっていた。


普段なら、早めに洗濯物を干して、それを乾かすためにも暖房をつけるのだが(干す作業をする場所はハムスターのケージ前だが、このときに暖房機前に移動する)、この日はその時間がいつもより2時間ほど遅くなっていた。



このときのハムスターのケージ付近の推定温度は、翌日似た状況を作って計測したところ15度。

ハムスターを飼う際の気温としては最低ラインだが、すでに老齢に達しているうちのハムスターには辛かったのかもしれない。



翌日夜、子供にハムスターが死んだことを伝えた。

「死」というものを理解していたかどうかは怪しいが、「もう会えない」ことを伝えると、涙ぐんでいた。


しばらくハムスターの思い出などを一緒に語っていたら、徐々に落ち着きを取り戻した。

本人は覚えていないようだったが、以前にも別のハムスターを飼っていて死んだこと、そのときはまた新しいハムスターに来てもらったことなどを話し、いつかまた別のハムスターに来てもらおうと言ったら納得したようだった。


最後に、空に向かって「はるちゃん バイバイ」とお別れをさせた。




うちの子も、毎日ハムスターを観察しているわけではない。

こっそりと違うハムスターを買って来てあったら、きっと気づかないでいただろう。


しかし、ペットが死ぬ、というのも良い体験である。

多くの死に立会い、優しい子供に育ってほしい。




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