三代目ハムスター「はるちゃん」が死んでしまった。
あまり弱っている様子はなかったのだが、餌を上げ忘れた翌朝に、「しまった!あげ忘れた」と餌を与えに行くと動かなかった。
子供の保育園に行く時間が迫っていた & この日は僕が週に一度の会議で外出しないといけない日で忙しく、妻に「なにか様子がおかしい」とだけ伝えておいた。
会議終了後、家に連絡すると「はるちゃん永眠」とのメール。
餌をあげわすれたけど、今までにもそんなことはあったし…でも、かわいそうなことをしたか…と少し悩む。
家に帰ると、妻が落ち込んでいた。
後になってゆっくりと思い出した。
前日、餌を忘れたのは僕の責任だった。
いつもなら妻が餌をあげているのだが、子供を寝かしつけていて度々一緒に寝てしまうことがある。
そういう時は、僕が餌をあげているのだ。
ところで、我が家では洗濯は僕の担当。
物干し竿が少し高い位置にあり、背の低い妻では手が届かないため。
で、冬は夜暖房をつけているので、加湿も兼ねて夜に室内干をしている。
この、室内干作業をしている箇所は、ちょうどハムスターのケージのある目の前になる。
いつもなら、洗濯物を干しているとハムスターが動く(餌を催促しているように感じる)ので、餌を忘れたことはない。
ところが、記憶を呼び覚ましても、前日ハムスターは餌を催促してこなかった。
とすると、もうこの時点で死んでいたのだろう。餌がないための餓死、ということではなさそうだ。
前日夜は寒い夜だった。
我が家はスウェーデンハウスなので暖かいのだが、寒い夜はやはり室内温度も下がる。
ところが、僕は仕事がたまっていたため、遅くまで自室でパソコンをやっていた。
普段なら、早めに洗濯物を干して、それを乾かすためにも暖房をつけるのだが(干す作業をする場所はハムスターのケージ前だが、このときに暖房機前に移動する)、この日はその時間がいつもより2時間ほど遅くなっていた。
このときのハムスターのケージ付近の推定温度は、翌日似た状況を作って計測したところ15度。
ハムスターを飼う際の気温としては最低ラインだが、すでに老齢に達しているうちのハムスターには辛かったのかもしれない。
翌日夜、子供にハムスターが死んだことを伝えた。
「死」というものを理解していたかどうかは怪しいが、「もう会えない」ことを伝えると、涙ぐんでいた。
しばらくハムスターの思い出などを一緒に語っていたら、徐々に落ち着きを取り戻した。
本人は覚えていないようだったが、以前にも別のハムスターを飼っていて死んだこと、そのときはまた新しいハムスターに来てもらったことなどを話し、いつかまた別のハムスターに来てもらおうと言ったら納得したようだった。
最後に、空に向かって「はるちゃん バイバイ」とお別れをさせた。
うちの子も、毎日ハムスターを観察しているわけではない。
こっそりと違うハムスターを買って来てあったら、きっと気づかないでいただろう。
しかし、ペットが死ぬ、というのも良い体験である。
多くの死に立会い、優しい子供に育ってほしい。
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