4代目のハムスター「うめきち」が死にました。
何の前触れも無く…というと、きっと間違いなのだろう。
死んだ後で前触れがあったことに気づいたのだから。
ある日、トイレ砂を変えた際に「ずいぶん黄色いおしっこをしているな」と感じてはいた。
ただ、この前日大量にニンジン(のヘタ)をあげたので、カロチンが出たかな? と思っただけだった。
今考えれば、おしっこが黄色いというのは溶血の可能性がある。
ともかく、死んだのに気づいたのは23日晩。
子供を寝かしつける時間だったので(そして、最近寝不足で親も一緒に寝ているので)十分確認が取れず。
24日の早朝(寝てしまって家事が出来ないので、最近4時半に起きている)に、やはり死んでいるのを確認。
騒ぎになるとややこしいので、子供はそのまま保育園へ送り出す。
さて、どうするか。
長男はもうすぐ5歳。3代目が死んだ時はいまひとつ死が理解できていなかったようだが、そろそろ隠すことも出来ないと思う。
一緒にお墓を作ろう。
夕方、保育園の帰りに「うめちゃんが死んだ」と伝える。
長男はそれなりにショックを受けていたが冷静。長女(2歳)はまだ理解できていない。
が、帰宅後状況が一変する。
長男、ハムスターのケージを見て、動きが無いことで本当に死を理解したらしい。
ものすごい大泣き。手がつけられないほどの。
何かいっていても、多くの言葉は聞き取れない。でも、「もっと遊びたかった」「もっといてほしかった」「さびしい」などなどと言っているのはわかる。
抱きしめてやって、そのまま10分も泣いていただろうか。
落ち着いたところで、お墓を作ってあげよう、という話をする。
ここで、ケージを取り出して、動かないハムスターを見る。
また大泣き。
長女は、ケージを取り出したのを見て「うめちゃん、ごはんあげるー♪」「うめちゃん、ねんねしてるの?」などとご機嫌だが、「もうずっとねんねなんだ」と言ったら「なんでー? どうしてー?」
大泣きの長男をなだめるべく、うめちゃんと遊べて楽しかったね、ちゃんとお別れしようね、などと話しかけていると、実は「おなかすいたー」と泣いているのだった。
お腹が空いていると無意味に悲しくなる。
慌てて夕ご飯にすると、かなり落ち着いた様子。
夕食後に「お墓作る? それとも、お父さんとお母さんだけでやろうか?」と聞くと、「僕もやる」とのこと。
もう立ち直ったかな、大丈夫そう…とおもったが、やはりハムスターの死体の前では悲しくなるらしい。
「かわいそう」というので、淋しいけれど可哀想ではない、と説明。
我が家の一員になって、みんなにかわいがられて、楽しい思い出をたくさんくれたのだから、「かわいそう」なことはなんにも無いんだよ。
庭の藤のふもとに穴を掘り、ハムスターの死体をいれ、皆で少しづつ土をかける。
最後に、長男が「うめちゃんのおはか」と書いた石を置いて…そのまま大泣き。
子供は切り替えが早い。
この後、折り紙で遊んで、お風呂入って、すっかり元気になった…と思っていたが、やはりどこかで無理をしていたようだ。
寝る時になって「お父さん、新しいハムスター買ってきて」とポツリ。
生き物だから、おもちゃみたいにすぐに手に入るわけではないんだよ、と教えながらも、近いうちに新しい仔に家に来てもらおう、と約束。
長男にとって、ハムスターの死に立ち会うのは3度目なのだが、初めて「死」をちゃんと理解したのではないか、と思う。
次の週末にでも、ペットショップに行ってみようか…
同じテーマの日記(最近の一覧)
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |