2008年12月19日の日記です


お掃除ロボット  2008-12-19 13:18:44  コンピュータ 歯車

Roombaついに壊れました。

分解メンテナンスしたり、バッテリー交換したり、だましだまし使ってきたのですが、半年前についに動かない状態に。


しばらく自分で掃除機かけていたのですが、やっぱり掃除ロボットがいないと不便。

…なんというか、いないならいないで大丈夫なんですよ。人に強くオススメするほどの機械ではない。

でも、いないとやっぱり不便なんです。

「携帯電話なんて、無くても生活できるけど、無かったらやっぱり支障がある」みたいな感覚。


で、思い切って再購入。

以前は Roomba 以外の選択肢はほとんど無い状態でしたが、今はいろんな選択肢があります。


しばらくスペックを見ながら検討して…FALTIMA030 を購入。



理由:

ルンバを使ってわかったことは、これが「高価だが使い捨て」の商品である、ということ。

せいぜい2年使ったら買い換えたほうが良い。

以前も書いたが、半年で1回は故障する。(分解メンテナンスで治るレベル)


この時点で、高価すぎる「国内でルンバ購入」は除外します。

個人輸入の場合、製品保証がない。半年に1度は故障するので、保証が欲しい、と考えると、個人輸入もなし。

(前回輸入のときは、初期不良でいろいろ面倒だったし)


FALTIMA030 は、ルンバのいくつかの機能を削除して安くした…というイメージ。

そして、削除された機能は、いずれも「うちでは使わなかった」機能ばかり。(詳細後述)


FALTIMA030 の廉価機である、Lisire030 というのもあります。

実のところ、うちの使い方ならこちらで十分…と思い探したのですが、すでに生産中止らしい。

生産中止の理由はわからないが、FALTIMA030 の方が人気が出たため量産効果で値段が下がり、Lisire030との値段差がなくなってしまったことが理由、ではないかと思います。


#在庫限りの Lisire030 はいくつか見かけたが、定価の¥19,800.- + 送料。

 それに対し、FALTIMA030 の購入価格は¥23,200.-で送料込み。

 …この値段なら、Lisire030 が生産中止になるのも納得。





そんなわけで、FALTIMA030 が家に届きました。


第1印象… よくここまで、Roomba をコピーしたもんだ。

構造がほとんど同じ。細かな部品レベルの形状まで同じところも多い。

特許とか、意匠権とか大丈夫なんだろうか?


家で使っていたのは「Roomba Discovery」でしたが、FALTIMA030 のコピー元(?)は、一ランク上の(後で発売になった)機種である、Roomba Scheduler のようです。


何が違うかと言えば、設定時刻に自動で掃除を始めてくれる機能が付いています。

オフィスなどでは良く使われるこの機能、家庭では多分使わないので、別にいらない。



充電ステーションは形状が明らかに違います。

Roomba の充電は「下の電極から」行ったのですが、掃除機の下側ですからゴミの影響を受けやすく、すぐに汚れます。

Roomba 自体の重みで接触させているだけなので、外れやすいのも難点。つまるところ、うまく充電できないことが多いです。


これに対し、FALTIMA では、横に押し付ける電極に変わりました。ゴミの影響は受けにくそうだし、電極に「ばね」が入っているので、十分接触しそう。



…でも、実のところこれすら不要かも。

家庭では、掃除機を部屋に置いておくことが邪魔なので、「押入れの中で、電極直接差し込んで充電しておく」ので十分だから。

(特に、うちはオール電化で、夜間電力の安いうちに充電したいので、勝手な充電は邪魔になる)




充電ステーションの位置を認識したり、充電ステーションからの(スケジュールによる)掃除開始指令を受け取ったり、人間の持つリモコンからの指令を受け取ったりするために、Roomba には赤外線受信部分が付いています。

FALTIMA030 も同じ位置に、同じ形状の受信部があります。


Roomba では、この受信部によって、赤外線による「バーチャルウォール」が使えました。

FALTIMA030 にはバーチャルウォールはありません。受信のための装置はあるので、あとはソフトの問題だろうに。


でも、うちではバーチャルウォールを使っていなかったので問題なし。

だって、バーチャルウォールは赤外線で実現するので、壁に反射したり、空中で拡散したりで、「本当に入って欲しくないところ」よりも手前が掃除エリア外になってしまいますから。


その部分は掃除できない、ということですよ。部屋の隅々まで綺麗にしてもらえない。

そんなバーチャルウォールを使うより、椅子とか組み合わせて本当の壁を設置するほうが簡単確実。



FALTIMA030 の宣伝ページなどには書いてませんが、Roomba と同じく「持ち上げたら動作停止する」ハンドルも付いています。

同じく宣伝に書いていない Dirt Ditect も、どうやら搭載していると思われます(詳細未確認。動作させて、そう思っただけ)。


Roomba で外して掃除しやすかったブラシは、外しにくくなりました。これは良くない。

基本的にブラシ跳ね上げ式掃除機なので、髪の毛などが絡んで、時々掃除する必要があるのです。


この奥に Dirt Ditect のためのマイク(圧電ブザー)が付いているのも、上の行で書いた詳細未確認の理由。


消耗品は交換品が豊富についてます。吸引掃除部分のフィルターは当然、Roomba で壊れやすかったミニブラシ…いわゆる「触覚」も、交換部品が付属します。





形状などは驚くほど良く似ているが、動作はどうか?


動かしてみると、 Roomba より動きが遅く、その分騒音も少ないです。

Roomba Discovery は、スペックによれば 58db の騒音でしたが、古くなってくると騒音は大きくなります。

(これは、ブラシの軸受けがプラスチックで出来ていて、使ううちに削れてがたがたになるため)


騒音が大きくなっていた分を差し引いても、おそらく Roomba より静か。


…と書くといいことのようですが、動きが遅くて静かだと言うのは、つまり「パワー不足」ということ。



そのまま掃除が完了するまで、1時間放置。

うちでは、和室8畳+リビング8畳+キッチン4畳+廊下4畳=24畳をまとめて掃除していますが、一通り綺麗にはしてくれました。

ただし、Roomba のときに比べると、所々に掃除できていないところが目立ちます。

ゴミのあるところを通れば確実に回収しているので、どうやら「ランダムウォーク」で歩ききれないところがあるようです。



Roomba は、1回の充電で2時間近く動けますし、動きも早いです。

これに対し、FALTIMA030 は1時間しか動けない上に、動きが遅いです。

どうも、この差が「掃除し残し」となって現れるみたい。


Roomba だって、完璧に掃除できたわけではないが、気軽に掃除できるようになるため「こまめなお掃除」でカバーできました。

同じ使い方をするのであれば、FALTIMA030 は、Roomba よりも掃除し残しがあるとしても合格点でしょう。


このわずかな差に、2倍超の料金を出すかどうかは人の考え方次第。

自分がどう考えるかは… FALTIMA030 が壊れて、また買い換えるときに考えることにします (^^;





同じテーマの日記(最近の一覧)

コンピュータ

歯車

別年同日の日記

03年 クリスマスセール


申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています


戻る
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -