家族25ページ目の日記です

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2018-09-24 運動会
2018-09-28 夏の家族旅行、まとめました
2018-10-01 台風24号
2018-10-09 イグニス納車
2018-10-09 イグニス練習
2018-10-28 JAMSTEC横浜一般公開日
2018-10-29 イグニス・一か月点検
2018-11-01 イグニス1か月&ハスラー試乗?レポート
2018-11-02 イグニスの修理終わりました
2018-11-08 風邪ひいた
2018-11-09 7 Billion Humans
2018-11-26 キャンセル
2018-12-03 妻の誕生日
2018-12-03 ノートパソコン修理
2018-12-18 ハムスター購入
2018-12-25 今年のクリスマス
2019-01-01 あけましておめでとうございます
2019-01-07 シュガーラッシュ:オンライン
2019-01-18 キッザニア
2019-02-12 クッキーづくり
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運動会  2018-09-24 10:42:01  家族

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22日に、長女・次女の小学校運動会があった。


今年は前日から雨の予報、当日は明け方まで雨、午後雨の予報だったのだけど、連絡網で「決行」ときた。

まぁ、延期になると平日になってしまい、見られない親が出るからね。


低気圧の北上による雨なので、南風が入ってきていて微妙に暖かい。

でも、雨の予報なので寒さを予期し、長袖で観覧に向かう。


…観覧していても微妙に暑い。

まぁ、長袖をまくれば我慢できないことはない。



と思っていたら、昼前に急に雨が降り始めた。

5分ほどでやんだのだが、今度は気温が急に下がり、寒い。


運動会は予定よりも早く進行しており、学校側も午後の雨の予報を気にしているようだ。

昼休みは12時くらいからの予定だったのが、11時半に昼休みに入る。

そして、昼休み自体を短縮し、12時15分から午後の競技再開だ。


その再開直前に、もう一度雨が降った。今度は少し長めに。

そこから天気は回復し、1時ごろには日が差し始めた。


そして、気温はぐんぐん上がる。今度は暑い。

結局、この日はその後晴れた。午後の雨の予報は何だったのか、という感じ。




肝心の運動会の内容だが、「いつもどおりの小学校らしい運動会」。


一昨年から、組体操の内容が変わっていた。社会問題になったからね。

でも、まだ多少「難易度の高い技を見せ場に持ってくる」感じはあったんだ。


それが今年から、技の難しさを競うようなことはやめて、全体が調和して動くことを重視した、踊りの要素が強くなった。

それでいいと思う。難易度が高くてそこかしこで失敗しているより、全員が音楽に合わせて動くほうが見栄えがする。



昨年は、綱引きがなかった。

こちらも、どこかの小学校で運動会中に綱が切れ、何人もけがをする事故があったため。

原因は綱の老朽化。


今年は綱を新調し、綱引き復活。

毎年恒例なのだけど、ただの綱引きではない。

「スタートの合図と同時に3年生が引き始め、4年生は遠くのスタートラインから駆けつけて勝負に加わる」とかなっているのね。


早く応援に駆け付けたほうが、パワーバランスで上回れて有利、という、力だけでなくスピード勝負にもなっている。

ゲームルールとして、ちょっとおもしろい。




結果。

次女が勝って長女が負けた。


長女は、過去4年勝ち続けていたそうだ。

勝つチームに振り分けられてたというだけの運だけど、長女は我が家で一番運が良い


最初から、午後の最初のほうの競技まで勝っていたのだが、最後の2つの競技…

高学年選抜のリレーは、紅白3チームづつの6チームで競うのだが、上位3チームが次女側の色だった。

さらに、全員参加の「大玉送り」でやはり次女側が勝った。


これで、一気に逆転されてしまったようだ。


大逆転で買った次女は喜んでいたが、長女は当然「連勝記録が途絶えた」と残念がる。


しかし、運動会が終わればノーサイド。

家に帰ってきたところで、チューチューアイスを仲良く分けて食べていた。




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夏の家族旅行、まとめました  2018-09-28 17:14:21  旅行記 家族

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先日行った家族旅行、まとめました。


家族以外にはたいして役に立たない情報なのだけど、大島旅行を考えている人には、何かヒントになるかもしれません。


夏の家族旅行 2018 伊豆大島




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台風24号  2018-10-01 11:26:21  コンピュータ 住まい 家族

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まずお詫び。


今朝未明、深夜1時40分ごろから、今朝7時20分ごろまで、当ページのサーバーが死んでました。



で、原因。

台風 24号は昨夜深夜に神奈川県に最接近し、大規模停電を引き起こしました。

我が家も停電しました。


停電は、深夜 0時半ごろに2分程度、その後復旧しても、再度2分程度の停電。

たしかもう一回くらい短い停電があった気もしますが、ともかく最終的には長期停電に入りました。


おそらくそこらじゅうで架線が切れ、そのたびに経路が切り替わって復旧、を繰り返したのだと思います。

ついにうちに通電する経路がなくなったのだろう…と想像しましたが、だからと言ってどうしようもない。


念のためにサーバーシャットダウンするか考えましたが、主に閲覧用のサーバーです。

書き込みが多くないなら、急に電源が落ちても被害は少ないはず。ジャーナルファイルシステムだし。


というわけで、ほっときました。



短い停電は、UPS (無停電電源装置)の働きで影響が出なかったのですが、さすがに長期停電は無理。

けっこな時間アラート音を響かせ、さすがにもうだめだ、と音が変わり、最後に電源断を知らせる音(断末魔)になって、静かになりました。


で、やっと静かになったので寝ました。



サーバーのログを見ると、1時40分ごろの動作を知らせるメッセージが最後でした。

なので、停止もそのころです。




朝5時半に起き、枕もとのスマホの充電状態を見て、まだ停電が続いていることを確認します。


停電の情報を調べよう…と思い、「神奈川」まで入れたら、Google さんが「神奈川 停電」とサジェスト。

サジェストされるくらい、大変なことになっている?


神奈川県全域で、17万戸が停電中だそうです。

あまりにも停電戸数が多いので、復旧にどれくらいかかるかは不明、とのこと。


起きてまずとった行動は、水を汲むことでした。

我が家は災害に備えて、30本くらいのペットボトルに水を汲み置きしていますが、普段から使うローリングストックです。

この時は、この数日で使った10本くらいが空でしたので、これに水を汲みました。


水道は、ポンプで水圧をかけていないと水が出ません。

このポンプは、通常は送電される電気で動いていますが、緊急時にも水の供給ができるように、水道局には非常用電源も備わっています。


でも、停電が長引いた場合はどうなるかわかりません。それが水を汲んだ理由です。




今日は中学生の長男は休みですが(理由は後述)、小学校はあります。

電気がないと料理はできませんが、幸い、食パンの買い置きがありました。


最悪の場合、これで朝ごはんにできます。

しかし、そもそもそんな大変な状況だと、休校になる可能性もあります。



庭に出ます。

自転車が全部倒れているのは、想像通りで問題ありません。


昨夜は想像を超える暴風雨だったので、わずかに開けてある車の窓から雨が入っていないか心配でした。

(日差しで車内が蒸れないように、ほんの少しだけ窓を開けているのです)


しかし、さすがにそれはありませんでした。


どの程度の雨か、実験してみようと思って置いといたバケツは、風で転がっていました。

雨は降るが風が当たりにくいような場所に置いていたのですが…


一晩立ったら雨水が満杯に…って予想していて、昨晩暴風になる前に、ある程度溜まっているのを確認していました。

水が入っているバケツを、風当たりが強くないところでひっくり返すのだから、暴風の強さがわかります。



で、庭にはさしたる被害なし。

朝刊が来ていたので取って室内に戻ります。


明け方なので室内は暗いです。当たり前ですが電灯はつきません。

窓から入る光で新聞を読んでいたら…


ピピッ て電子音がして、いろいろな家電が動作を開始します。

時計を見ると、6時25分ごろ。どうやら停電から復旧したようです。




そこからすぐに、サーバーの電源を入れに行きました。

普段サーバーにはディスプレイを接続していないので、十分な時間を待ってからアクセスしてみます。


…アクセスできません。


なにかトラブルが起きているようだ。ディスプレイとキーボードを接続してみます。

なんか、起動中に止まっているようだな。


リセットしてみます。

しばらくして、再起動に成功しました。


これは、家庭内用のサーバー。

仕事の実験などで使っているほか、家庭内の DNS などを受け持っています。

DNS が動き始めたので、家庭内の LAN が使えるようになりました。


でも、もう一台の公開用サーバーがリセットを繰り返しても起動しない。

なぜか、ディスプレイを接続しても画面が出ない。壊れたか?




仕方ないので一端リビングに戻ります。

7時15分。小学校あるから、子供に朝ご飯作らなくちゃ。


そしたら妻が「私朝ご飯作るから、サーバー復旧しておいでよ」と言ってくれました。


サーバーの前に戻ると、LAN のアクセスランプがちかちかしていました。

さっきは点いてなかったのに。


アクセスしてみると、問題なくアクセスできました。

ただ起動に長い時間がかかっていただけらしい。

fsck でも走っていたのかもしれません。



というわけで、サーバーは朝7時20分ごろには復旧しました。





さて、時系列がおかしいけど、昨日昼の話。

最初のほうに書いた、長男の中学校が休みの理由です。


長男の中学では、この週末文化祭でした。

金曜日は、文化祭行事の1つである、合唱祭。

小さいとはいえコンサートホールを借りて行うものです。


金曜日は、小学校はお休みでした。前週の土曜に運動会をやった、代休です。

そこで、この合唱は家族で見に行きました。(長男のクラスの部分だけですが)



土曜日は、文化祭の準備。そして日曜日は文化祭。

こちらも一般開放されるので、やはり家族で見に行きました。



で、この日曜日が問題なのですね。

台風が来る、とわかっているので、延期する場合と、延期はしないが時間短縮する場合の2通りの「特別スケジュール」が予定され、詳細は当日朝の判断まで引っ張ることになりました。


で、当日は「15時までの予定を13時までに繰り上げるが、決行」という判断に。


ところが、朝方降っていた雨はやみ、文化祭が始まる9時ごろには空は晴れます。

そのまま良い天気は続き、むしろ暑いくらいで…



内容は去年と同じく中二病で楽しかったです。


ちなみに、長男は自然科学部で、調べたものをポスター展示。

昨年は何かキノコ調べてたのだけど、今年は珍しい鳥を調べてました。


去年のキノコは、猛毒を持つものだったらしい。そして今年の鳥も猛毒を持つ鳥。

そうか、長男の興味を持つキーワードは、「猛毒」か。


…普通に調べものしてるな、と思ってたけど、長男もちゃんと中二病でした。



いい天気は、終了する13時まで続きました。


これなら普通にやっても大丈夫だったのでは、と思いますが、それは後知恵。

大型の台風が来ているのは事実ですし、早く切り上げた判断は正しいと思います。




この穏やかな天候は、18時ごろまで続きます。

台風だから、と冷凍コロッケを買ってきてあったのに、全然台風らしい気候ではない。

コロッケは揚げておいしく食べましたけど。


#いや、そもそも台風コロッケってそういうことではないだろう。



で、案外大丈夫だなー、って思っていたら、22時ごろから急に暴風雨になり、最初に書いた事態となるわけです。


ちなみに、雨雲レーダー画像をしょっちゅう見てましたけど、我が家のある鎌倉市付近がたまたま大丈夫だっただけで、神奈川県でも平塚のほうなどは凄い雨降ってました。



#当日 21時ごろ追記。

 神奈川県内はいまだ6万件以上の停電が続き、特に鎌倉の隣、藤沢ではいまだ 9200軒が復旧していないようです。

 鎌倉市でもいまだ 600軒が停電中。

 我が家は早朝に通電して助かりましたが、大変な台風でした。


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イグニス納車  2018-10-09 12:17:17  歯車 住まい 家族

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イグニス納車

9月末か10月頭には…と言われていた新車、昨日8日に納車となりました。

頭かな? 上旬ではあるけれど。


まぁ、9月中に間に合わせたかったのは、販売店側の決算の都合なので我が家としては問題はない。




一番懸念していた家への出入りだけど、まだ車の挙動に慣れていないので難しい。

購入記に書いたのだけど、我が家は狭いうえに角を曲がらないといけない道の先にあり、車をそこに入れないといけない。


回転半径は以前使っていたエブリィランディより大きいのだけど、実際の操作感としては、前輪は想像以上に角度がつき、急に曲がる感じ。

もっとも、前輪が急に動いても、後ろはただ、ついてくるしかない。その結果内輪差が大きく、おそらくここで回転半径が大きくなっているのだろう。


で、この内輪差のせいもあって、狭い角が曲がりにくい。

どうするかと言えば、曲がる前にできるだけ外側に出て、回転半径を大きくとるしかない。

まぁ、回転半径が大きいのだから当然の話。


あとは、どこでハンドルを切り始めればよいかとか、練習して慣れるしかないな。

また後で練習するつもりだけど、日中は仕事があるので…


といいつつ、夕方には子供の塾の送り迎えがあるので、日中どこかで練習しておかないとヤバい。




まだ少ししか乗っていない、ファーストインプレッション。


最初の印象に過ぎないので乗っているうちに違う感想になる可能性は重々ある。

それについては、数か月乗ってからまた記事を書こう。



あくまでも、エブリィランディと比較しての話になってしまう。

13年もエブリィランディに乗っていたからだ。


こちらも超マイナー車種なので、比較されても困るだろうけど。


エブリィランディって書くのが長いので、以下ランディとさせてもらう。


ランディって車は後継車種の名前になっていて、実際には日産セレナの OEM 車につけられている。


ただ、「エブリィランディ」は、軽ワンボックスのエブリィをベースとした小さな車だけど、日産セレナは全然違って大きい車だ。

なぜ全然違う車を後継車種にしたのかはわからないが、そこは勘違いしないでいただきたい。




乗り心地。

シートは固い、って色々な記事に書いてある。


ランディに比べれば全然そんなことない。乗り心地いい。

ランディって、軽トラみたいなもんだからね。


我が家的には、そのランディで、家族旅行で遠くまで走り回っている。

長距離ドライブに向かない、というのは事実なのだろうけど、あまり気にしない。


というか、ランディの場合は車自体が長距離向きではなかったのでね。

イグニスは、もう少し「走れる」車なので、長距離でも疲れないシートが求められるのは理解する。



そう、そもそもランディは、たくさん人や荷物を載せて、近距離を走るのに適した車だった。

エンジンパワーもなかったので、加速も悪かったし、坂を上るのがつらかった。


イグニスは加速もいいし坂でも当たり前に上る。

納車の際には、祝日で子供もいたので、全員でディーラーに行き、そのあと少しドライブして帰ってきた。


5人乗せていても、運転していてエンジンパワーの不安を感じない。

…これも、もっと「普通の車」に乗っていた人から見たらどうか知らないよ?


ランディみたいな車から見ると、はるかに快適だというだけだ。




中2の息子、小5と小3の娘、妻と僕の5人が乗っていたわけだが、当然後ろは子供3人が横に並んでいる。

7人乗れたので席が余っていたランディに比べて「窮屈だ」というのは子供の意見。

まぁ、これは当然だろう。座席に余裕がなくなったのだから。


「立って歩けなくなった」というのは長女の意見。

ランディは天井が高くて歩けたからね。


「窓が小さくなった」。これは、確かに。

天井が高いだけでなく、ランディは窓が大きかった。


でも、イグニスは窓の上下が狭くて、外が見づらくなった。

上下だけでなく、後ろ側の窓が後ろ側にも狭い。

荷物置きスペースの横には窓がない格好だ。


左右後方が確認しづらい、という不安を書いている記事も読んだな。

これに関しては、もともとランディは後ろに長かったため、左右の後方確認はドアミラーで行っていた。

問題なし。


そんなわけで、居住性に関してはランディよりも落ちている。

7人乗りと5人乗りで狭くなっているのだから、仕方ないよね。


でも、ランディは荷物を置くところがなかった。

申し訳程度のスペースはあったのだけど、ほぼ役に立たず、事実上は座席や足元に荷物を置いていた。


これが、イグニスはちゃんと荷物スペースがあり、当たり前だけど荷物を置ける。


昨日は、ちょっとドライブがてら買い物に行ったのだけど、荷物を足元に置かないでよい、というのは子供にはうれしかったようだ。

…いや、ランディが変な車で、普通は足元に置かないのだけど。




エンジン音は非常に静か。


というか、これもランディがうるさかったのだ。

運転席の下にエンジンがあったからね。ちゃんと防音は考えてあったのだけど、やっぱり音はしていた。


それが、ボンネットの下…室外にエンジンが置かれている、というだけで十分静か。


そのうえ、車を止めるとアイドリングストップでエンジンが止まってしまう。

次女は、車が止まったときに壁に頭をつけていると、微妙に振動していたのが「楽しかった」そうで、イグニスは静かすぎて不安だそうだ。


まぁ、こんなのはすぐ慣れるだろう。



そのアイドリングストップだけど、どういうときに作動するのかは、いまいち不明。

これはしばらく乗りながら条件を解き明かしていきたいところ。


ネットで依然調べたところによると、エンジンが温まった後、というのは必須条件だそうだ。

また、室内に置かれるリチウムイオン電池が5度以上、というのも必須条件。


#電解液中の化学反応によって動作する電池は、低温では動作しない。

 この低温は電池の種類によって異なるが、リチウムイオンでは5度以下は動作できない。



フットブレーキを踏んでいる間はアイドリングストップしているが、パーキングブレーキして、ニュートラルにして、ブレーキから足を離すとエンジン再始動してしまう。


「動かない」と意思を示しているのにエンジンをかけてしまうのは何故なのか。

ニュートラルでなくパーキングに入れてみても同じようだった。


じゃぁ、フットブレーキをずっと踏んでいれば大丈夫かな、というと、そうでもない。

あまり時間がたつと、再始動してしまうようだ。

信号を待っているだけでも再始動することがあった。案外時間が短い。


エンジンが冷えてしまうから再始動するのか、充電容量が減ったから再始動するのか、そこら辺の仕組みはまだよくわからない。




変速機は CVT 、無段階変速機で、ギアではない。

ランディは4段ATだった。


CVT は加速感が独特で好きではない…という人も多いらしいのだけど、僕はそもそも CVT って乗るの初めて。

滑らかな加速感で、悪くない。


もっとも、4段ATでも、ギアチェンジのショックとかは気にならなかった。

子供載せて運転しているから、急加速などはしないせいでもある。


昔はMT車乗っていたので、ギアが変わった瞬間の加速感が良い、というのも気持ちとしてわかる。

あれはあれで楽しいよね。

ただ、家族移動が中心の現在は、滑らかに動く CVT のほうがずっと理にかなっているという、それだけだ。


走っていて、ランディに比べてずっと安定性がある。

しつこいけど、ランディは背が高い箱型で、不安定な車だからね。

イグニスはそれより低くて台形。安定性重視だろう。


で、この安定性のために、スピードを出しても速度感がない。

普通にアクセルを踏んで… 40km くらいのつもりでメーターを見ると、60km 出ていて慌てて速度を落とす、というのを2度ほどやった。

(速度違反はいかんので、以降は気を付けた)


まだ高速には乗っていないので、高速運航時の感じとかはわからない。


ランディで5人乗っていると、80km くらいで十分で、100km 出すと「速すぎる」と感じた。

100km 制限の道では、周りに迷惑にならないように周囲と同じ速度で走るんだけどさ。


イグニスだと、多分 100km でも安定して走れるのだろう。

ちなみに、メーターは 200km までついている。

日本じゃ使わない、というのは事実なのだけど、そこまでは安定して走れますよという、製作者側の自信だろう。




シフトレバーは、サイドについている。

パーキングブレーキも、サイドレバーだ。


まぁ、これが車としては普通なのだろうけど、ランディはインパネシフト、フットパーキングブレーキだった。


以前に乗っていたMT車はシフトもパーキングもサイドだったので、取り立てて問題はない。


とはいえ、まだ慣れてなくて、止まった後に左足で空中を踏んでしまったりする。

シフトしたいときに、横ではなく前に手が出てしまう。



パーキングブレーキと言えば、僕としては「坂道発進で活用するもの」なのだけど、イグニスは坂道発信の際に、勝手にブレーキを保持してくれる。


まだ試してない。そのうち、近所の急坂に行って試してみよう。




買い物中に、少しにわか雨が降ったようだ。

駐車場に戻ると、車が雨に濡れていた。


スズキ純正の撥水コートをつけてもらっていたので、確かに撥水していた。水玉がきれい。

まぁ、これはそれだけの話。




車の話ではなくなっていくが、スズキ純正ナビ。

純正とはいっても、パイオニア製ね。


イグニス発売当初は、本当にスズキオリジナルナビがついていたらしいのだけど、この出来があまりにひどくて騒ぎになったようだ。


しかし、イグニスには狭い道を取ったり駐車したりする際に使える周囲の状況を映すカメラがある。

このカメラを取り付けるには、スズキオリジナルナビを使わないといけなかった。


…で、現在は、カーナビで有名な数社に「スズキ向け」のカスタマイズをしてもらい、純正品としている。

パイオニアだけでなく、パナソニックやケンウッドからでも選べる。


で、ディーラーが推しているのはパイオニア製。

パイオニア、会社としてちょっと厳しいので、安く卸してくれていたりするのかもしれません。


そもそもなんで会社が厳しいかと言えば、パイオニアはカーナビの老舗であり、資産があるがゆえに時代の変化に取り残されたから。

今ではほかのメーカーの後を追うような立ち位置のようです。



…で、そのカーナビがどうかという話になるわけですが、なるほど、時代に取り残されているわけだ。

もっとも、パイオニア以外を見たことがないので、「今風のカーナビ」がどうなのか、よくわかりませんけど。




インターフェイスがいけてないです。遅いです。

タッチパネルなのだけど、操作感にタイムラグがあって、いらいらする。

もっとも、ラグが出るポイントは決まっているので、慣れれば普通に操作できるようになりそうです。


目的地検索を言葉で探す場合、1文字入れるごとに「何件」という数字を絞り込んでいきます。

この絞り込みに少し時間がかかるせいで、次の文字が入れられなかったりもします。

これもタイムラグ。


で、さんざん絞り込んでみたら、目的の施設がない、なんていうのも。


うちでは時々行く場所を登録してみよう、と思い、子供の通っている歯医者、理科ハウス、ジャムステックなどを探したのですが、いずれも施設名に入っていませんでした。

まぁ、電波が届くかどうかも不明な車の中で使えるように、全データベースをカーナビ本体内に収めているのですから、仕方がないとも言えます。




救いはちゃんとあります。

「NaviCon」という、デンソーが作って、カーナビ各社が対応しているスマホ向けのアプリがあり、そのアプリで目的地設定ができるのです。


このアプリも、使い勝手がすごい良いわけではないのだけど、カーナビを操作するよりはずっとマシ。


NaviCon は Google map を使って、Yahoo の「ロコ検索」なども使って施設を探すようになっているので、大抵の施設は見つけられます。

検索時に、その施設の口コミ情報とかも見られますし、出先で急にレストランを探したくなった、などの時には便利でしょうね。



このアプリ、実はイグニスの契約時にすぐに見つけてスマホに入れていました。

伊豆大島に旅行に行った際も、レンタカーに対応カーナビがついていることを期待して、行きたい地点などをたくさん登録していました。


#レンタカーにはカーナビ付いてませんでしたが。

 それも予期して、同じ地点は Yahoo! カーナビアプリにも入れていました。



でも、あまり「先に入れておく」という想定はしていないようです。当然ですね。

どうも、インストールした後からカーナビと接続させると、設定が変です。


どの Bluetooth 接続がカーナビなのかを指定しないといけないのですが、この指定が挙動がおかしいのです。

チェックボックスになっていて、当初は「カーナビと接続しない」にチェックが入っています。


カーナビの Bluetooth 接続は見えているのに、タップしてもチェックできません。


一度「カーナビと接続しない」のチェックを解除してから、カーナビの接続を選択しないと、選択できないのです。

ちなみに、カーナビにチェックを入れてから、ほかの Bluetooth 接続を選ぶと、チェックがそちらに移動します。


見た目はチェックボックスなのに、ラジオボタンの動作で、しかも最初の1つを指定するときに事前準備が必要なのですね。

なんともわかりにくいインターフェイスです。




今時のカーナビは、走行データをサーバーに送り、サーバー側で集計して渋滞情報などとして活用しています。

パイオニアも当然対応しているのですが、この設定もわかりにくい。


とはいえ、これはパイオニアの責任ではありませんね。

スマホとカーナビを Bluetooth 接続し、テザリングでスマホ電波を使わせてもらってデータ送受信、という流れなのですが、このための設定をスマホ側で行う必要がありました。


Bluetooth 接続はできているはずなのに通信されている気配がない、と思ってしばらく悩んでいました。

テザリングの許可を出す必要があります。


また、この通信を行うためには、「スマートループ」の無料会員になる必要があります。


これがまた…会員になるときに「使っているカーナビの型番」を聞かれるのですが、リストの中にないのです。

スズキ向けのカスタマイズ品だから。


仕方ないので適当に「2018年製品」の中から選びましたが、それで正しいのかよくわかりません…


#マニュアルの表紙には、それらの型番も列記されていました。

 だから、ソフト的にはたぶん同じなのだと思います。




Bluetooth では、オーディオとかも使えます。

スマホの Google Play Music から音楽を流し込んでみたら…なんか、通信がうまくいかないようで、音がガビガビになる。

まぁ、これはそれほど期待していなかったので、使わないだけです。


すでに、事前に SD カードに、家の中にある MP3 / M4A ファイルをありったけ書き込んでおいたものがありました。

これを入れてみると…ちゃんと認識しました。MP3 も M4A も、どちらも聞くことができます。


ただ、音楽は聴けるのですが、プレイリストを作る機能がありません。


調べてみたところ、このカーナビにはプレイリストは存在せず、フォルダ単位で音楽を流せるので、好きな音楽ファイルをコピーしたフォルダを作れ、とのこと。

曲順は、ファイルの最終更新日準らしいです。まだ試してないので詳細不明ですが。


なんとも…潔いというかなんというか。

プレイリストは欲しかった気がします。




ラジオ・テレビ機能。

素晴らしいです。なぜこんなことが可能に?


我が家のあたりは視聴難地域で、テレビアンテナを立てても入らないそうです。

それで昔から CATV が普及しているのですが…以前書きましたが、会社の方針転換で月額料金がバカ高いので現在はフレッツTV使っています。


で、ラジオもよく聞こえない。

FM 横浜が微妙に入りますが、場所によっては入らない。

ランディでは、車庫に置いているときはラジオが聞こえませんでした。


もちろん、東京の FM 局である J-Wave や TOKYO FM 、千葉の Bay FM など、入るはずもありません。


…しかし、パイオニアのカーナビでは、これらの局が入る。

Bay FM は、ちょっと不安定でステレオになったりモノラルになったりしますが。


FM よりさらに直進性が高い、デジタルテレビ電波なんて入るわけもありません。

ワンセグ携帯とか、使ってみても見れたためしがないし。


…と思っていたのに、テレビもちゃんと入ります。ワンセグではなく、フルセグで。



電波が不安定になりがちな車の中でも安定して受信できるような工夫があるのだと思いますが、素晴らしいです。

これくらい高感度なラジオ、家庭用でもあるのかな…ちょっと探してみたい気になりました。


#以前は、妻が TOKYO FM とか聞きたいということがありました。

 それで、延長アンテナ使ってみたり、なんども試して無理だとあきらめていたのです。




カーナビのバージョンアップ。


PC からデータを SD カードに入れることで、地図データなどをバージョンアップできます。

近所の信号の名前が古かった(信号の名前が、1年くらい前に変わった)ので、バージョンアップしてみたのですが…


3か月分くらいの差分データを更新したのかな?

これが、非常に遅い。数メガバイトのファイルに過ぎないのに、1時間以上かかったのではないかと思います。


途中で電源を切っても大丈夫。その続きは、次回起動時に行われます。

また、更新中もカーナビとしては使えます。だから、気長に待っていてください、ということなのだと思いますが…



更新中は SD カードを「更新専用」に占有しちゃうのですね。

音楽データをそこに入れてあるのに、聞くことはできません。


毎月一回だから、大目に見ないといけないところでしょうか。

しかし、半年に一回の「全データ更新」の際はもっと大きなデータを扱うようなので、何時間かかるのか…


#全データ更新なら、一気に上書きだからもっと速いかも、という期待もある。

 差分って、部分的なパッチを繰り返したり、データ位置をずらしたりするので、却って遅いことも多い。




なんか、最後のほうは全然車の話ではないな。

昨日1度乗ったきりで、そのあと車庫に置いてカーナビの設定ばかりやっていたもので…



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イグニス練習

早速、家の前の道を練習してきた


大丈夫、慣れれば切り返しなしで一発で入れられる。

まだ、慎重にゆっくり入れているのだけど、慣れるにしたがってすぐに入れられるようになるだろう。




さて、イグニスの前輪は、思った以上に曲がる角度…舵角が大きい。

乗っている僕としてはよくわからないのだが、外で見てくれていた妻によれば、エブリィランディ(以下ランディ)よりもずっと、タイヤの角度がつけられるようだ。


その結果、車の前側は、想像していたよりも急旋回となる。

ただし、前だけを急角度に動かしたとしても、後輪はただついてくることしかできない。


その結果、内輪差が大きくなる。カーブの内側に何かあるのであれば、後輪がそこにぶつかりやすくなる。

結果として回転半径は大きいのだが、回転半径の大きさというのが「ゆっくりとしか曲がれない」という意味ではないのだ。




狭い道で車を操作するために、ランディに乗っているときは、「運転席にいる自分から見て」景色がどうなったときに操作を行うかを、覚えていた。


狭い道を通る際には、道の中央ラインよりも、右寄りにある轍の内側を通るつもりで運転する、正面壁が迫るとき、左側の壁の縦筋が横に来たらハンドルを切り始める…など。


ランディは、ワンボックスカーだ。

エンジンは運転席の下にあり、運転席の前には、ほぼ何もない。


一応ボンネットはあるのだけど、その下はラジエーターとウォッシャー液しかない、小さな部屋だった。

部屋を用意した、というより、衝突時の衝撃吸収用の小さなスペースだろう。


一方でイグニスは、ボンネットの下に普通にエンジンが置いてある。

現在のエンジンは技術の進歩で小型化されているとはいえ、エンジンと小型モーターが用意されたハイブリッドシステムでもあり、それなりに大きな部屋が準備されている。


つまり、ランディよりも、運転手は後ろの位置に座っている。

ランディの時に覚えた目安位置まで進んでしまっては、前がぶつかって曲がり切れない。


…昨日初めてイグニスを運転した時は、そう思って運転していた。



しかし、先ほど練習して、そうではないとわかった。

バンパーの長さが違うにもかかわらず、運転席から見た景色が同じ位置まで前進してよい。


ただし、回転半径の大きさを考慮し、ぎりぎりまでカーブの外側に寄っておく。

そこから、ハンドルをいっぱいに回して曲がり始めると、長いボンネットは壁ぎりぎりをなめるようにして、旋回していく。


ランディは完全には小型の車で、ボンネット部分も角がしっかり出ていた。

だから、こんな曲がり方をしたら、角がぶつかってしまう。


しかし、イグニスは角が丸いデザインをしている。そのため、ぶつかるギリギリまで前進してから曲がっているにも関わらず、角が当たることなく曲がっていく。


車の前部がカーブをほぼ曲がり切り、目の前が壁ではなくなりはじめたら、もうハンドルを戻し始める。

「壁から離れないように寄り添う」つもりで進む。


すると、後輪も壁に引き寄せられる。

これをやらないと、内輪差のせいで後輪がカーブ内側に引っかかってしまう。


結果、非常に狭い角で、OUT-IN-OUT をする形で曲がりきることができる。




すべてをぎりぎりで通していくので、非常に怖い。慎重を要する運転だ。

しかし、周囲を確認できるカメラもあるので、すべてに気を配りながら慎重に運転をすれば、問題なく角を曲がれる。

切り返しをする必要もないし、もし切り返す時でも、周囲が見えるので慎重に運転すればよい。



練習するときに、妻に外から見てもらっていた。

妻は「自分が運転できるだろうか」と心配していたが、もう少し僕が運転に慣れてから、気を付けるポイントを伝えれば乗れると思う。


確認カメラで、ハンドルを切ったときに、どのようなコースを通るか、予想の線が出るのがありがたい。

この線は、車が…タイヤが通る位置ではなく、車体の一番外側が通る位置を示しているようだ。

なるほど、周囲にあたらないようにするには、そうしないといけない。


結果として、橋を渡るときに、予想の線が川に落ちるようなぎりぎりのコースを選ぶ必要がある。

最初はこれが怖かったが、車の外から見ている妻から見れば、タイヤ位置には十分余裕のあるコース取りだったそうだ。



ともかく、慣れさえすれば問題なく入れられることはわかった。

今まで乗っていたランディだって、最初はゆっくり、こわごわと家に入れていたのだ。

そのうち何の問題もなく入れられるようになったのだから、イグニスもそうなると思う。



狭い道を入っていける普通乗用車としては、イグニスは現在トップレベルの車だと思う。

スペック上の回転半径はソリオのほうが小さいのだけど、ランディと同じく「四角い」ので、壁によることができず、曲がり切れなかったのは先日日記に書いた通り。


我が家と同じように、普通乗用車で狭い道に入る必要がある、という需要がどれほどあるかは不明だが、同じ悩みを持つ人の参考になれば幸いだ。




この練習で少し乗ってみたら、充電容量が結構減っていた。

もともとそれほど充電されている状態ではなかったと思うのだけど、昨日カーナビの設定とかやっていて、電源だけ使っていたから。


で、少し乗ったら、「充電中なのでアイドリングストップしません」という趣旨のメッセージが表示された。

アイドリングストップには諸条件がある、と先ほども書いたのだけど、充電容量も条件の一つのようだ。



昔の車と違って、普段走っているときには発電しない、というように聞いている。

常に発電していると、それが負荷になって燃費が悪くなるから。


代わりに、ブレーキ時に発電する回生ブレーキとかを使うようなのだけど、「充電中だからアイドリングストップしない」という表示を見る限り、充電容量が低いときは普段エンジンを回す中でも発電を行っているのだろう。


発電機を…これはハイブリッドシステムのモーターでもあるのだけど、自由に駆動系につないだり外したり、うまく制御しているようだ。




このハイブリッドシステムの話を、まだ書いてなかったな。


今朝書いた話題でも、アイドリングストップする話は書いたのだけど、ハイブリッドシステムは、事実上このアイドリングストップをサポートしているだけだ。


一応走行のアシストもするらしいのだけどね…エンジンの 1/10 しかパワーのない小さなモーターなので、アシストされても気づかない程度の効果しかない。

一応燃費向上の役には立っているようだけど、「モーターでも走れるハイブリッド」ではなく、走るときは常にエンジンが必要。


でも、駆動系に直接モーターがついているので、エンジンが止まったときに「押しがけ」するように動かすことは可能。

だから、アイドリングストップした状態からでも、静かにエンジンを再始動できる。


アイドリングストップによる燃費向上、というのがこのシステムの中心なのだろうね。




これをハイブリッドと呼ぶことに抵抗も持つ人も多いらしい。

ハイブリッドというのは、もともと「猪豚」のことだ。野生のイノシシと、家畜の豚の交雑種。


どちらも特徴のある立派な種で、それぞれの特徴を引き継いだものが「ハイブリッド」。


そういう意味では、エンジン車と、電気自動車の特徴を引き継げば「ハイブリッド」なのだろうけど、モーターで走れないイグニスがハイブリッドを名乗るのはちょっと違う気もする。



でも、僕はもともと車好きでもないし、ハイブリッド車という言葉に幻想は持っていない。

どんな方式であろうが、燃費向上の役に立っているのであれば受け入れていいと思うし、呼び名が良くないなら別の呼び名をつけてもいいと思う。


ただ、エンジンとモーターを組み合わせて燃費向上させた車の総称、というのを改めて世に問うたとしたら、どんな呼び方が良いだろうか?

…すでに、そうした言葉は広く認知されていて、それが「ハイブリッド」なのだろうね。


似て非なる概念をわざわざ作り出しても混乱するだけ。だから既存の言葉を使う。多少違うとはわかっていても。

受け手が微妙な差異を理解していれば問題ないと思うし、理解しないで購入したら「だまされた」となる。

あとは、販売店が正しく説明できるかどうか、だけだ。



エンジンでもモーターでも走れるのは、思想として立派な一方でシステムが大掛かりすぎるという問題点もある。

必ずしも、モーターでも走れるハイブリッドが最適解だというわけではない。


現状のシステムとそれほど変わらない規模で、うまく燃費向上できるシステム、というのは、呼び方の問題はあるにしても悪くはないと思う。




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JAMSTEC横浜一般公開日  2018-10-28 15:16:23  社会科見学 家族

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27日(土)に、JAMSTEC 横浜の一般公開が行われた。


ずっと前から行ってみたかったのだけど、この日は保育園か小学校の行事とぶつかることが多く、今まで一度も行けたことがない。

それが今年は、保育園が関係ないのはもう当然として、小学校行事ともぶつからなかった。

喜び勇んで行ってきた。




JAMSTEC は研究設備であり、大勢が来られるような駐車場はないので、公共交通機関で…

というのは表向きの話。


我が家的には、家族全員で行くと公共交通機関で 3520円かかる。

ところが、車なら 30分ほどの距離なのだ。


近くの時間貸し駐車場を探してみる。

いまはネットで予約もできるようになった。いい時代だ。


JAMSTEC から 700m 程度の距離のところに、なんと1日 400円という激安駐車場があった。

というか、これ民家の駐車スペースだな。自分が使わないから貸し出しているだけで。



車がすれ違えない非常に細い道で、しかも急坂を上った先にある。

さらに、こんな道なのになぜか交通量は多い。


使おうとする人は頑張ってくれ。




そんなわけで JAMSTEC 。

入口すぐは、世界各地の地質の研究などを紹介したコーナー。


こういう研究施設の一般公開って、なじみがない人はわからないかもしれないけど、文化祭みたいなものだから。


いろんな研究室が、いろんな研究をしている。

それぞれの研究室が、自分の研究室の研究発表をする場所。


ただ、文化祭と違って、最先端のプロの研究なので面白い。

ある程度知識があれば、それがどんな技術の上に立っているかわかるし、知識がないなら素直に魔法のような技術に驚けばいい。



世界各地で、ただ「石」を取っただけでも、磁性が違うという研究を見せているブースがあった。

はっきり磁性を示す石なら、超強力な磁石があればくっつく。

磁石につかないような石でも、精密な測定器を使うと磁性の違いが判る。


でも、そんなことよりも子供に人気になっていたのが、砂鉄遊びだ。

もう、小さい子が集まって大人気。


砂鉄遊びも、単純に遊べるだけでなく、いろんな場所の海岸の砂から砂鉄を探してみる、という展示があった。


茅ヶ崎と、伊豆大島と、伊豆下田の海岸の砂。

この順番に、砂鉄がたくさん含まれる。

…というか、三ケ所とも最近行っており、子供もよく覚えている。


茅ヶ崎で、稲村ケ崎ではないんですね、と聞くと、稲村ケ崎で砂鉄が取れることは知らなかったようだ。


あそこは、スコップですくえば全部砂鉄、というくらい砂鉄が取れる。

教えたところ、展示説明していた人も興味があるから今度行ってみる、と言っていた。




その2階。図書館になっていて、研究者じゃなくても普段から入ってよいそうだ。

ここに、図書館員が作ったという消しゴムハンコが並べてあった。


深海の生物ハンコ。しんかい6500とか、ちきゅうとか、JAMSTEC の研究船のハンコもある。

入口で紙をもらえるので、好きなように絵を作って遊ぶもよし、図鑑のように並べて押すもよし。


このハンコが良くて、図鑑のように並べて押した。

特にテヅルモヅルが良い、中心部とその周辺のハンコが分かれていて、周辺部を繰り返し押すことでテヅルモヅルが完成する。


深海のアイドル、メンダコは当たり前として、コウモリダコもあったのもよかった。

我が家的には、JAMSTEC の人からもらった深海の絵本に出ていた、コウモリダコのほうがなじみ深いんだよね。


あ、そういえば、その深海の絵本「しんかいくんとうみのおともだち」ですが、ちゃんとこの図書館にありました。

6年前の日記で、非売品なので読むのは難しい、と書いてたものです。


いい本です。

読みたい方はぜひ。




先に進む…途中に、食堂があり、昼時なのに席に余裕があった。

一応お弁当持ってきていたが、この日は特別メニューで「地球深部探査船ちきゅうで食べられているカレー」が提供されていた。

ちょっと食べてみることにした。


氷川丸のドライカレーに似ている感じだった。

氷川丸のものより、辛くはない。フライドオニオンだけでなく、砕いたゆで卵をかけてある。


おいしかった。




先に進むと、別の棟。


1階は地震などの災害研究、数値解析などの研究のブース。

これが一緒になっているのは、地震波などの解析にコンピューターのパワーは不可欠だからだろう。


僕の専門に近い分野なのでどれも面白かったのだが…よく遊びに来てくれる妻の知人が解説員をやっていた。

まったくノーマーク。偶然の出会い。


#先ほど書いた、絵本などをくれた「JAMSTEC の人」です。


海底地震計の解説をやっていたので、せっかくなので聞く。

でも、実は横須賀でも聞いてるんだよね。大体知ってる。




ケルビン・ヘルムホルツ不安定を観察しよう! というブースがあった。

二つの流体が接しながら互いに違う方向に動くときに、その境界に生じ、発達する渦のことをこう呼ぶそうだ。


木星の縞模様の端に出ている渦とかがこれだそうだ。



…あれってカルマン渦じゃなかったんだ。

昔、カルマン渦だと聞いたことがあったので質問してみたが、あれはケルビン・ヘルムホルツ不安定なのだという。


カルマン渦は、流体の中に流れをさえぎる個体がある場合に発生する渦。

もしかしたら、木星の地表などに高い山があり、そこからカルマン渦が発生している可能性もある。


しかし、そもそも木星はガス惑星だと考えられているので、地表があるとしても大気表層にはほとんど影響がないと思います、とのこと。

なるほど。納得できる説明だった。




ここでの2階は海洋研究。


海流の方向や速さなどをリアルタイム測定して WEB ページで公開してます、という話が面白かった。

津軽海峡は、海峡であるがゆえに潮の流れが複雑で、地元の漁師さんなどはものすごい影響を受けるらしい。


漁場に出るのに逆方向の流れがあるなら、燃料を余計に使うので、せっかく漁に出たのに赤字、ということもあり得る。

死活問題なのだそうだ。


そこで、今はリアルタイム計測を WEB で公開している

朝4時頃がアクセス数のピークだそうで、漁に出る前にスマホで情報を見て、どこの漁場に行くかなどを決めるらしい。

漁業もIT化が進む時代。


で、この計測方法だが、海面にレーダー電波を当て、跳ね返ってきた電波の周波数偏移でわかるんだって。

レーダーの方向に向かって海流が進んでいるなら、反射するわずかな間にも電波の「波」が詰められて、返ってくる周波数は高くなる。

逆に、レーダーから離れる方向に海流が進んでいるなら、周波数は低くなる。


つまりは、ドップラー効果を利用した、ドップラーレーダーというやつだ。


1か所だと流れの方向によっては観測できないので、3か所から測定して流れを特定する。



実際に観測器を置いて、特定地点だけを調べる、というわけではないので、海面全体の動きがちゃんと把握できるのだそうだ。


ただ、表示サイトでは、表示の都合で「たくさんの矢印」でないと表現ができない。

そこで、見やすいと思う感じに格子目にして表示しているのだけど、これは表現上の問題だけで、もっと細かく表示することだって可能、とのこと。




ここで、妻が予約を入れてくれた DONET のバックヤード見学があった。


S-net という、日本海溝…千葉から北海道沖の太平洋側に張り巡らされた、海中の観測網があるのは知っていた。

海底ケーブルを張り巡らせ、海底で起こった地震や津波を、陸上から見えるよりも早く察知する。


東日本震災の年から開発が始まった。…いわば、震災後の反省で、災害をいち早く知ろうというシステムだ。

すでに稼働を開始していて、緊急地震速報などのデータに活用されている。


DONET も類似のものなのだけど、それよりも早く計画が開始され、震災の年の夏に完成したのだそうだ。

こちらは静岡から九州にかけての南海トラフをカバーする。


ただ、S-net が防災重視で作られているのに対し、DONET は防災「にも」使えるような作り。

もっと研究向けで、地球深部の様子を探ったり、クジラの鳴き声を聞いたりもしているらしい。



JAMSETC 横浜にあるのはバックアップサイト、という位置づけで、メインサイトは筑波に「近いうちに完成予定」だそうだ。

つまり、バックアップと言いながら、横浜がメイン。メインサイトが完成後も、おそらくは横浜がメインなのだそうだ。


というのも、DONET を整備したのは JAMSTEC で、メンテナンスを行うのも JAMSETC で、主に利用数のも JAMSTEC なのだけど、S-net を持っている施設に管理を移管したから。

そうしないと、権限の問題で緊急を要する災害時の活用ができない、ということのようだ。



この見学ツアーは、あらかじめ S-net の話を知っていた(テレビで見たことがあった)僕と妻には悪くなかったのだが、子供には難しすぎてつまらなかったようだ。




そのあと、一番奥にある「地球シミュレータ」を見学。


僕としてはこれがメインだったのだけど…まぁ、機械が置いてあるだけなのはわかっていたので、正直なところ「ちょっと見たら帰ってよい」という程度。


しかし、実際に見るとやっぱすごかったね。


最初の地球シミュレーターは、必要な性能を出すのに、640台のマシンを接続していた。

しかし、実際これほど大量のマシンとなると、マシン同士の通信速度がボトルネックとなり、性能を上げづらい。


(それでも大丈夫な特殊な通信方法などを作り上げていたのが、地球シミュレーターのすごさだったのだけど)


今は3代目。

当初の地球シミュレーターでは、専用に建てられた棟の1フロアを完全にマシンが埋め尽くしていたのだけど、今は半分くらいの面積しか使っていない。


マシンの数が減っているので消費電力も半分以下に減っている。

しかし、パワーは上がっていて、初代の 40TFLOPS に対して、1.31PFLOPS (1310TFLOPS) となっている。

30倍くらいの性能アップだ。



説明員の人に話を聞いてみた。


地球環境のシミュレーションに使うのはもちろんのこと、数値風洞実験など、ほかの用途にも使える。

ずっと前に、新幹線の走行状態における騒音発生源の特定のためのシミュレーションに使われ、パンタグラフなどの形状が見直された話を聞いたことがある。


…と話したら、まさにそのシミュレーションを行ったのが、説明員の方だったそうだ。

その後何か面白い用途はありましたか? と聞いたところ、釣り用ルアーの開発に使われたりしたという。


投げた際には空気抵抗がなく遠くまで投げられ、水の中では適度な抵抗を受けて魚のように泳ぐ。

そうしたルアーを作るには、投げられた状態を作り出さないといけないため、静止状態で調べる通常の風洞実験では不可能で、数値風洞が使われたそうだ。



ところで、フロアの入り口には、携帯電話の電波を出さないようにするお願いがあった。

部屋の中の照明は、なんだか特殊なもので、蛍光灯のような電気ノイズを出すものは使っていないようだ。


地球シミュレータのような用途では、直前の計算結果を使って繰り返し計算を行うことが多い。

途中で 1bit でもデータがコケてしまうと、結果は全く違ったものになりうる。


そこで、ノイズには気を使っているそうだ。

照明は、フロアの端でハロゲンランプで発生した光を、反射させながら途中で少しづつ外に光が漏れるような、特殊な透明パイプによって行われている。


この照明で、なにか賞を取ったそうだ。

こうした、計算機を置くための周辺環境から気を使って、世界最高レベルの計算力が手に入る。



この日は、人が入れるように床がパネルで保護されていた。

そのパネルは、ガムテープで張り付けられていた。


妻が「ガムテープを勢いよくはがすと、結構激しくプラズマ放電したりしますけど、そういうのは大丈夫ですか?」と聞いた。


なるほど、確かにすごいノイズになりますよね、と言われた後、そんな質問は初めてだ…と少し答えに窮し、多分わずかなノイズなので大丈夫です、と答えられた。


そこで気になって「メモリモジュールとか、パリティ付きですか?」と聞いたら、もちろんパリティ付きだとのこと。


メモリモジュールがパリティ付きであれば、わずかなノイズでエラーが起きたときには、検出できる。


常時さらされるような蛍光灯ノイズのようなものは、万が一に備えて完全排除するが、一瞬のガムテープノイズのようなものまで気にするほど脆弱ではない、ということだろう。




これで、ほぼ見終わり。

子供が「もういちど消しゴムハンコやりたい」というので図書館に戻る。


スタンプを押す紙はいろいろ用意されているのだけど、最初は図鑑のように全部押すつもりで、ノート状のものをもらった。


今度は、子供たちは白紙のシール台紙。

気に入ったスタンプを、シールとして使えるようにしたいようだ。


僕はブックカバーにできる紙をもらった。

そこに、深海の風景を作っていく。


…好きな生物押していたら、魚がほとんど入らない。

タコとかイカとかクラゲとか、ふわふわした感じのものが好きなんですよ。


そのうち、終了時間が来たので終わり。



一日中たっぷり楽しめました。

実は、時間の関係でゆっくり見られないところもあったのですが…


またの機会があれば行きたいところです。



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イグニス・一か月点検  2018-10-29 10:35:11  歯車 住まい 家族

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イグニス・一か月点検

イグニスを購入して1か月近く。

無料点検があるのでディーラーに持っていき、代車としてしばらくハスラーを借りる。



…いやいや、1か月点検で代車なんて必要ないでしょ。


じつは、このタイミングで事故に遭ってしまいました。

狭い道で対向車が来たので路肩に寄せて止まっていたところ、相手の運転ミスで擦られてしまった、という次第。


状況的に完全に相手のミスで、全面的に非を認めて修理や代車にかかる必要はすべて持つ、と言ってくださいました。

普段使っているディーラーも聞かれたので答えたところ、相手の保険会社からディーラーに連絡がいき、代車まで含めて一切の手筈が整えられた、という状態。


ひっかき傷、というにはちょっと広め。

でも、塗装が剥げた程度で大したことはない。


しかし、新車でメタリックカラーで防汚コート剤も塗ってもらっていたばかり。

塗装するためには一旦コートをはがす必要があるはずだし、メタリックの場合、クリアペイントの上塗りが必要なはず。

そのうえで、コート剤を塗りなおしてくれるようだ。


工程が多いからか、1週間ほどかかるという。




事故は木曜日の夜で、金曜日にはディーラーの準備が整った。


代車には、軽を希望した。

そもそもイグニスを購入したのは、我が家の狭い道を入れる普通車がほかにないからだ。

借りるのであれば、万が一にも傷つけるわけにもいかず、同じイグニスを希望するより、もっと小さな軽のほうが良い。


そして、昨日書いた通り土曜日は家族で出かける予定だった。

イグニスは家族5人が乗れる普通車だが、軽だと4人しか乗れない。

そこで、ディーラーには日曜日に行くことにした。



そんなわけで、昨日イグニスをディーラーに引き渡して、ハスラーを借りて帰ってきた。


まだ、この帰り道しかハスラー乗っていない。

これから何度か、長男の塾の送り迎えをするだろうから、返すころには試乗レポート的なものも書けるかもしれない。


しかし、1度しか乗っていない感想として、いい車だと思う。

イグニスに特に不満はないが、ハスラーのほうが以前乗っていたエブリィランディに似ている感じ。しっくりくる。


このサイズで十分なので、法律的に5人乗れればこれを買ったのに。



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イグニス1か月&ハスラー試乗?レポート  2018-11-01 17:12:22  歯車 家族

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イグニスは修理中だけど、大体一か月乗ってみたところでレポートしてみたいと思う。


現状、イグニスは日常の買い物・子供の塾の送迎程度にしか乗っていない。

せいぜい 5km 程度の、短いドライブだな。


先日書いた、JAMSTEC 横浜までのドライブが最長。

それでも、片道 12km程度しかない。


高速道路に乗ったことはまだないので、残念ながら高速運航時のレポートはできない。

街乗りレベルの話だけだ。



また、先日書いた通り、現在イグニスは修理中

納車から1か月たってないのに、擦られちゃって。


おかげで、代車として軽乗用車の「ハスラー」を借りている。

まだ3回程度しか乗っていないが、この車との比較も少し書いてみようと思う。


以前乗っていた車、エブリィランディも含め、すべてスズキ車ではあるが、車の個性がわかればいいな…と思う。



購入直後のレポートでは、とにかく感想を書き連ねたので話が雑多になり、詰め込みすぎの感があった。

今回は、乗っている間にいろいろと整理できたので、いくつかの話題に切り分けながら、何日かに分けて書こうと思う。




イグニスの特徴であるマイルドハイブリッドの話など…と思ったのだけど、書いてみたら長い!

一応書きあがって入るのだけど、複雑な技術でね。ちゃんと伝えようと思うと長くなる。


そこで、まずは単純な「乗ってみた感じ」のレポートをしてみたいと思う。



エブリィランディからイグニスに乗り換えて1か月。

一番感じていることは「窓が狭い」ということかな。


特に問題にはならない。ちゃんと運転できる。

でも、なんだか狭い。


この狭さには、頭上空間が少ない、という効果もあると思う。

エブリィランディは、席に座ったまま腕を上に伸ばして、伸びができた。

または、子供なら社内で立って歩けたし、大人でもかがんで歩けた。


でも、イグニスは頭の上に拳固が1個入るくらいのスペースしかない。

当然、フロントガラスもその状態から見ているわけで、窓から「上方向」が見づらい。

これが余計に、窓を狭く感じさせている原因になる。



さらに、狭い窓の中央上部には、自動ブレーキなど「スズキセーフティ」システムのためのデュアルカメラがついている。

さらに、オプションで付けてくれたドライブレコーダー用のカメラもある。

余計に狭く感じる。



しかしまぁ、エブリィランディが変な車だったんだよ。

車の窓っていうのはこんなものさ…




って思っていたら、ハスラーは窓が広かった。


ハスラーは軽乗用車で小さな車だけど、エブリィランディと同じで「ワゴン」と称される形だ。

全然違うタイプの車だけど、車の分類なんてかなりいい加減だからね。


まぁ、実際の形はともかく「同じ用途を目指している」くらいに考えれば間違いはない。


ハスラーは頭上空間も広い。

シフトやパーキングブレーキなどの配列も、エブリィランディに近く、同じ用途を目指しているのがわかる。


ちなみに、エブリィランディで不満だったのは、荷物置きがほぼないこと。

軽乗用車のサイズに7人乗せるために、とにかく座席しかない。

しかしまぁ、家族5人で乗れば座席が余るわけで、そこに荷物を置いていた。


ハスラーは、4人乗りだけど座席が広い。

そして、やっぱり荷物置きがほとんどない。

エブリィランディよりは広いけど、わずかな違い。


エブリィランディはエンジンが座席の下にある 1BOX で、ハスラーはエンジンルーム別の 2BOX 。

これが座席1列分の違いになってしまうのだろうね。




イグニスは、ドアポケット部分の収納が大きく、ゆったりとしているイメージ。


エブリィランディは、道路地図入れたらいっぱいだった。

イグニスは、特に端の部分は大きく作ってあり、500ml ペットボトルをそのまま入れられる。

今時地図はカーナビに任せるとして、小さなカバンなら入れられてしまうサイズ。


運転席と助手席の間には、小物を置けるスペースがあり、ここも結構な収納量だ。

後部座席も、ドアポケット部分はゆったりと取られているし、運転席・助手席の間の小物スペースに、後ろ中央の人が使うためのペットボトルスペースがある。



イグニスは、車の形自体が、安定性の良い台形になっている。

悪く言えば、しもぶくれの形状だ。


だから、下のほうにあるドアポケットは大きなスペースを取れるのだろう。

一方で、窓は結構内側に寄っていて、室内を狭く感じさせる。


…狭いといっても、車自体の横幅がエブリィランディより広いので、十分ゆったりしているのだけど。

エブリィランディは7人乗りだったが、横3人乗れるシート部分は、子供3人で座ると少し窮屈だった。


イグニスは5人乗りで、後ろには必然的に3人並ばないといけないのだが、それほど窮屈ではない、らしい。子供によれば。



これに対して、ハスラーはやっぱりエブリィランディに似ている。

車は四角く、座席はゆったりとしている。


もっとも、4人乗りで3人掛けはできない。

軽乗用車なので、イグニスより横幅が狭く、無理に3人座れば窮屈かもしれない。


ドアも、室内空間を有効利用するためか、ポケットなどはできるだけ薄く作られている。

その代わりといってはなんだが、フロントパネル部分の小物収納が充実している。


後部の荷物スペースが小さい代わりに、手荷物スペースを用意しているのかな。

営業車として使った時に、ファイルとか封筒を置くのにはちょうどよさそうな感じ。


家族でお買い物できる車、というイメージで考えていたのだけど、ちょっと性格が違うのかもしれない。

というか、両方を狙える車なのだろうけど。




運転席のアームレストについても書いておこう。


僕はエブリィランディの前は、1980年代の国民車、トヨタカローラのセダンタイプに乗っていた。

アームレストなんてなかった。


だから、エブリィランディにアームレストがついているのを見て、なんだかすごいと思った。

わざわざひじ掛けがあるんだ、という感動と、運転中にこんなものあると邪魔で危険じゃないのかな、という感覚両方。


まぁ、慣れると便利で、エブリィランディでは時々使っていた。

ハンドル操作が多い街乗りの時はたたんどいて、高速道路などでは使うこともある、という程度かな。



先にハスラーを書くが、エブリィランディと似た性格のハスラーも、立派なアームレストがついている。

しかも、中身が空で、小物入れになるようになっている。

上に書いたように、ハスラーはやたら小物入れが多い。


エブリィランディもハスラーも、アームレスト幅が広く、何だったら助手席と共用できるようになっている。


でも、イグニスのアームレストは、薄いものが運転席側についているだけ。

助手席側にはないし、薄いので共用もできない。



これについて、安っぽい、もっと立派なものを、と批判している人もネット上で幾分見かけた。

…多分、わずかな時間しか試乗していないのだと思う。

これは、その程度の時間で批判しちゃダメな奴だ。


エブリィランディもハスラーも、インパネシフト・フットパーキングブレーキだ。

運転席と助手席の間には操作系はなく、アームレストを畳めば座席の移動も簡単。


でも、イグニスは、運転席と助手席の間にサイドパーキングブレーキと、シフトレバーがある。

もし「立派なアームレスト」なんてあったら、運転の邪魔で仕方がないし、事故を起こすかもしれない。


イグニスのアームレストは、使っている状態からでもサイドブレーキ・シフトレバーにアクセスしやすい。


薄く作ってあるから、脇に抱えるようにしてその横に手を伸ばせるんだ。

とはいっても薄すぎることもなく、自然に肘を置ける。


本当に、よく考えられた絶妙のサイズだと感心する。




イグニスはマイルドハイブリッド、ハスラーはSエネチャージ、と呼ばれるシステムを持っている。

営業上の都合で別の名前になっているだけで、事実上同じものだ。


燃費向上には役立つようで、今のところ街乗りばかりで、イグニスは 13km/l くらい。

カタログスペックは 28km/l なのだけど、街乗りで半分くらいなら適正なところじゃないかな。


エブリィランディが、大体 8km/l くらいだったので、ずいぶんと燃費が良いと感じている。

こちらのカタログスペックは 14km/l 。ただし、時代が違うので測定方法も違う。


ハスラーのほうは借りているだけで、燃費はよくわからない。

一応、これまでの通算燃費は 16km/l になっていたのだけど、レンタカーなので、街乗りだけではないと思う。



技術に関しては、詳しくは後日別に書こうと思うので、ここではざっくりと。


エンジンをモーターがサポートする…なんて単純な話ではなくて、システム全体で燃費を向上させようという総合技術だ。

よくできていると関心はしているけど、縁の下の力持ち的な技術で、あまり活躍を実感できるものではない。



どちらかというと、イグニスのほうが「モーターの存在を感じやすい」セッティングになっているかな。

ハスラーはモーターを感じにくい。


これは悪いことではなくて、ハスラーはごく自然に乗れる。

もっとも、その「自然に」は、僕の場合はエブリィランディに似た感覚で、という意味だ。


もしかしたら、イグニスのほうが自然に感じる人もいるかもしれない。

具体的に言うと、モーターの効果で、エンジンのパワーが強め、エンジンブレーキの利きも強めに感じるの。


これは本当にエンジンがそうだというのではなくて、モーターアシスト / CVT のギア比 / 回生ブレーキの利かせ方などを総合して作り出している「疑似感覚」と言える。


エブリィランディ / ハスラーは、家族でお出かけする車、イグニスは走りを楽しむ車だ。

その性格の違いに合わせて「そういうセッティングにしてある」のだろうと思っている。



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イグニスの修理終わりました  2018-11-02 17:08:37  歯車 住まい 家族

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無事修理完了です。

先ほど受け取りに行ってきました。



ちょっと擦っただけ、と思っていたのですが、塗装では治せない部品があったので、2つほど交換になりました。

いや、これも「擦り傷がついた」という理由なのだけど。


修理したところは、跡もなく綺麗になったので問題なしです。

プロの技と、保険を使ってくれた事故相手に感謝です。


#いや、そもそも事故起こさなければいいでしょ、という突っ込みもあるとは思うが、それは別の話。

 事後処理が適切というのは良いことです。



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風邪ひいた  2018-11-08 11:06:03  家族

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時々、「風邪ひいた」というだけの内容の日記を書くのだが、また風邪をひいた。


どうしても子供が学校で風邪をもらってきてしまうからね。


多分、最初は中学生の長男。


1か月くらい前に、おなか痛い、って時々言っていた。

疲れも訴えていた。


かわいそうだと思ったが、1か月くらい前のその時期は、長男の中間テスト前だった。

塾も中間テスト対策でわざわざ土日まで授業をやってくれていて…調子悪いので休ませてやりたい、と考えると有難迷惑でもある。


長男にも、塾は休んでもいいよ? と言っていたのだが、休むとわざわざ補習を入れてくれて、スケジュールがきつくなって余計に疲れる、と真面目に通った。



で、その1週間後くらいから、今度は次女が「のどが痛い」と訴え始めた。

こちらはのどが痛いだけで元気そうだったし、学校休むほどではないと本人も言うので、風邪薬で症状を緩和しただけで終わり。



さらにあと、今から2週間くらい前には、長女が「鼻が詰まる」と言っていた。

こちらも薬を飲んでいただけ。

先週は林間学校もあったのだが、元気に参加してきた。




で、僕はと言えば、しばらく前から腹の調子が悪かった。

長男の「おなか痛い」が風邪で、うつったのだろうなぁ、と思っていた。


口内炎もできた。これも長男と同じ症状で、どうも消化器系がやられるようだ。


それが、一昨日急に悪化した。

のどが痛くて、鼻も詰まった。

…あ、これ、次女や長女と同じ症状だ。


長男の中学からもらってきた風邪と、長女・次女が小学校でもらってきた風邪は、おそらく別のもので、同時に来てしまった感じ。


で、熱が出た。子供たちは誰も熱を出さなかったのに。

同時にやられたので体に負担がかかったか、単に子供は元気だが、大人は弱いのかもしれない。

(自分が老化しているだけかもしれない)



自宅で仕事をしている、というのが、こういう時は良くもあり、悪くもある。

「風邪だから休みます」とも言いづらく、仕事があれば辛くても進める。

でも、ひと段落着いたらそのままベッドに倒れこむ。


しかし、僕は主夫でもある。


…いや、本当につらいときは妻に家事を頼むのだけど、実は妻も同時に「調子悪い」とダウンしているのだ。

辛くてもご飯は作るし皿も洗う。

朝ごはんを作るために5時半起き。



昨日は、幸いなことに仕事があきの日だった。

一日寝ていたら、体のほうも「今日は休んでよい日なのだ」と認識したのだろう。


一気に熱が出て、その後ずいぶん症状が軽くなった。

体がウィルスと戦ったのだろう。




昨晩、寝るといってベッドに行ったはずの長女が、しばらくして「のど乾いた」と起きてきた。

なんか、のどが渇いたのかのどが痛い、という。


「次女の風邪がうつったかな?」というと、風邪じゃないと否定する。


でも、なんかおなかの調子もよくないという。

相変わらず鼻も詰まる。


でも、風邪じゃないと否定する。


のどが痛くて、鼻が詰まって、おなかの調子が悪いのは、多分風邪だと思う。




僕のほうは、昨日よりはよくなった。

しかし、まだ本調子ではない。


仕事をこなしつつ、暇ができたのでこんな日記を書いているが、あとで暇ができたら、少し横になろう。



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7 Billion Humans  2018-11-09 14:10:30  コンピュータ 家族

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少し前に Nintendo Switch で発売になった「7 Billion Humans」を遊んでいる。


購入直後は「あれ? 思ってたのと違う…」という感じだったので特に日記ネタにしなかったのだが、ステージが進むにつれて期待通りの内容になってきた。


しかし、このゲーム、遊んでみるまで内容がわからない。

事前に紹介ムービーとか作成者インタビューを読んでいても、どんなゲームかさっぱりわからなかったのだ。


そんなわけで、僕と同じように迷っている人のために、どんなゲームか書いてみようと思う。




一応、Human Resource Machineの続編ではある。

どちらも「プログラムゲーム」だし、インターフェイスや画面構成もほぼ同じだ。


だから、同じようなゲームかというと、全く違う。

プログラム言語が違うのだ。


プログラムを中心とするゲームなので、「言語が違う」というのは、かなり違うものだと思っていい。



前作、Human Resource Machine では、「アセンブラ」を使ってフィルタを作るゲームだった、と考えていい。


部屋の入口・出口にベルトコンベアがある。

入口からは「データ」が次々入ってくる。


これを、アセンブラプログラムで「加工」して、出口のベルトコンベアに乗せる。

結果が課題通りであれば、ステージクリア。


こういう、次々と入ってくるデータを適切な形に加工し、出力するプログラムを「フィルタ」と呼ぶ。

だから、Human Resource Machine は「フィルタを作るゲーム」だったんだ。


たとえば、次々入ってくる数値データを、0 を区切りと考えてそれぞれの合計を出し、出力する、という課題があったとする。

そのプログラムを、非常に低機能なアセンブラで作成する。


できた、と思っても、結構入力データが意地悪だ。

0 が2連続する部分があったりする。


0 が区切りなのだから、2連続ということはデータが空っぽ。

この時、合計を出力するのだから「0」を出さないといけない。

でも、うっかりしているとおかしなデータを出力して、上司に怒られたりする。



そう、このゲームの主人公は「おじさん」で、上司が課題を出す。

おじさんは、アセンブラに従って、ちょこまかと移動して働き、正しければ上司に褒められるし、間違えていたら怒られる。


このおじさん、あくまでも CPU の動作を「面白く表現」しているだけで、ゲームの主体はプログラムのほうにある。

おじさんの動きはかわいいが、おじさんを動かすゲームではない。




さて、今作 7 Billion Humans の話に入ろう。

タイトルは「70億の人々」という意味だな。全世界人口。


このゲームは、人をプログラムして動かし、課題をクリアしていくゲームだ。

前作のように、おじさんの動きは飾りではなくなった。おじさんの動きのほうが主体で、それを動かすためのプログラムを組むのだ。


8方向のどちらに進むか、命令パネルを並べ、おじさんが行った先で pickup で置いてあるものを拾う。

そして、指示されたところに移動して、drop で持っているものを置く…



最初のほうの課題は、そんなのばかり。

あ、これ、ダメな奴かもしれない。プログラム教育の悪い例だ。


…そう思ったから、購入してもすぐに日記ネタにしなかったのだ。




Hour of Code という活動がある。

子供にプログラムを教えよう、と頑張っている組織だ。


子供に人気のキャラクターが、そのキャラクターに合わせた「課題」でプログラムを教えてくれる。


たとえば、「アナと雪の女王」を使ったチュートリアルがある。


ここで、「前に n ピクセル動く」とか「右に n 度曲がる」などを駆使して、スケートの跡で綺麗な模様を描いてみよう、という「プログラム学習」が行える。


たしかに、わかりやすい。そのわかりやすさは「与えられたとおりにすればいい」からだ。

結果として、課題はクリアしていくのだけど、プログラムを理解できないまま終わってしまう。


一応、順次実行や繰り返しなどの、プログラムの基礎は学べることになっているのだけど、プログラムってそういうことではない。

「どうすればいいんだろう」って悩んで、解決方法を自分で組み立てていくのがプログラムだ。


まぁ、Hour of Code のすべてがこういう課題だというわけではない。

(以前はすべてだったのだけど、今見に行ったら、現在は「上級課題」としてもっとまともなものが用意されているようだ)


悩むにしても、知識ベースがないと解決方法がわからない。

その知識ベースを与えるために、こういう学習方法もありだとは思うのだけど、これだけで終わってしまうのは面白くないというか、もったいない。




で、7 Billion Humans もそういうゲームなのか、がっかり…と思いながらも先に進めたら、途中からどんどん変わってきた。


今作では、「おじさん」が一人ではない。多数の人々が協力して課題を解かないといけないようになっている。


でも、ここで大切なのは「プログラムは1つだけ」ということなんだ。

多数の人がいて、協調動作を求められているにもかかわらず、その指示を行うプログラムは1つしか作れない。


だから、工夫しないといけない。


プリンタから出てくる書類を、人々が順次閲覧して、最終的にシュレッダーにかける問題がある。

このプログラムで真っ先にやらないといけないのは、「自分の位置を認識させる」ことなんだ。


プリンタの前にいる人は、プリンタからの書類を受け取らないといけない。

シュレッダー前の人は、書類を受け取ったらシュレッダーに入れないといけない。


でも、それ以外の人は、「隣の人から書類をもらう」という動作以外をやってはいけない。


自分が何をすべきか、周囲の環境から判断し、処理を振り分けるプログラムを作らないといけない。



UNIX などの OS では、fork を使って並列動作ができる。

その際、プログラムは同じものになるのだけど、自分が「親」か「子」かを判断して違う動作をさせる必要がある。


このゲームでは、そういう高度なプログラムと同じものを求められるんだ。



さらには、途中の課題から「メモリ」が使えたりもする。

前作では、「入力」されたデータを床に置いたりすることができ、それがメモリだった。

今作では、一人の人は、4つのことを覚えられる。これがメモリだ。


覚えられるのは、データの値だったり、その値を計算した結果だったり、部屋の中の「位置」だったり、文脈によって自由に変わる。

さらには、「最寄りの社員の位置」とかを瞬時に見つけ出して、その位置をメモリに入れたりもできるようになる。


位置は、「その位置まで移動」という形で使える。

8方向に1マスづつ異動ではなく、一気にその位置まで移動できる。


メモリが出てくると、ゲーム内容が一変する感じすらある。



ただし、メモリはあくまでも「個人の記憶」であって、共有メモリのようなものはない。

だから、協調動作の際に、共有メモリを使って指示、みたいなことはできない。

(これ、並列プログラミングでは結構やるのだけど)


だから、個々人はそれぞれ独立にプログラムを実行しているだけで、協調動作などのようなことはできない。

…この時点までは、まだ。




さらに後の課題で、listen と tell というコマンドが増える。

listen した人は、tell されるまで動作を止めてしまう。


これを使って、やっとタイミングを合わせて協調動作させることが可能になる。

tell するときは、「全員に」聞こえるように大声を出すこともできるし「隣の人に」話しかけることもできる。


これも、他の人の動きを待とうとして、全員一斉に listen したりしてはならない。

何らかの周辺環境を判断して、最初に動く人を決め、その人以外が listen するようにプログラムを組む。



たとえば、床一面に広げられた「数値データ」の平均を取る課題がある。

7×7にデータが並び、その下に7人の人がいる。


それぞれを上に進めながらデータを合計していくのだけど、これだと「各列の合計」しかわからない。

一番上まで行き、列の合計が出た後が問題だ。


人々のスタート位置は異なっていて、わざと一番端の人のスタート位置を下げてある。

逆に言えば、端の人は最後に上まで到達するように作ってある。


そこで、端の人以外は、上に到達したら listen して待つ。

端の人は、到達したらそこのパネルに合計値を書き込んで、隣の人に tell する。


tell された人は、隣のパネルの値を自分の覚えている合計値に足し、パネルに書き込み、隣の人に tell する。

以下繰り返し。


これで、最後の人は「全体合計」を知ることができる。

49 で割れば平均値になる。


課題としてはこの平均値を「答える」ための操作でまたいろいろあるのだけど、大体目標は達成できる。




一応、この後「周囲の8マスを順に」という、ループ命令が出てくる。


このゲーム、前作に比べて課題が多く、まだ最後まで終わらせていない。

まだまだ新しいコマンドが登場するのかもしれない。


しかし、全体としては4つの段階に分かれているので、これで最後かも。

1段階目で基本命令、2段階目でメモリ、3段階目で listen と tell 、4段階目でループだ。


一つ不満を書いておくと、課題ごとに、不要と思われる命令は使えないようになっている。

多分迷いなく答えにたどり着くための「やさしさ」なのだろうけど、それまでに出てきた命令は自由に使わせてくれたいいのに、と思う。



課題が多いと書いたが、1個づつの課題の難易度は低めだ。

そりゃそうだ。「アセンブラで書け」と、「Scratch で書け」っていうのくらいの違いがあるのだ。


Scratch は子供向け言語だけど、並列プログラムも可能だし、今回のゲームの言語と似ているように思う。


今回のほうが、明らかに高級言語。その時点で難易度が低くなるのは当然。

そして、その分課題を増やしてある。だから、ゲームとしてのボリュームは同じくらい。



どのくらい難易度が低いかというと、前作のアセンブラは子供には理解しづらかったようで、中学2年の長男も少しやって投げ出してしまった。

今作は、小学校3年生の次女が「面白い」と言って楽しんでいる。それくらい難易度が下がった。




あ、もう一つ不満点あった。


まずは課題をクリアすること。プログラムが汚くても、力業でも構わない。

クリアすれば、次の課題が遊べるようになる。


だけど、課題ごとに「短さ」「速さ」で基準値がある。

もし楽しみたければ、それらを目指してもいい。場合によっては、基準値を超えたものも作れる。



ここで、前作なら短さを目指すと、それなりに「美しい」プログラムになった。

美しいっていうのは個人のセンスによるものなのだけど、少なくとも短くするために無駄がそぎ落とされている、という意味合いだ。


これが、今作では短さを目指すと、エラー処理を無視することが多い。

たとえば、一歩歩くごとに、とにかく「ものを拾う」ように作る。


そこに何もなければ「なにもありません」とおじさんが立ち止まる。つまりは、エラーが出る。

でも、「何かあったら拾う」と条件判断をするより、1行少ない。


短いとしても、エラーが出まくるのは美しくないように思う。

でも、それをしないと課題をクリアできないこともある。


速さに関しては、前作はループ展開したりすることもあったが、今回はどれだけ並列度を上げられるかが勝負だ。


エラーが出ると「立ち止まった」分だけ遅くなるというペナルティがあるので、1ステップ増えてもエラー処理は必須。

こちらのほうが、むしろ「美しい」かもしれない。


その一方で、条件判断していると速度が落ちるので、大胆な「決め打ち」をすることもある。


データはランダムに変更され、速度は「何回か実行した平均値」で測られるので、データに依存した決め打ちはできない。

でも、条件判断が省略できるところを探して、汎用性がない「決め打ち」のプログラムを入れ込む。


これがまた、美しいプログラムではない。

今回のゲーム、短さを目指しても、速さを目指しても、美しくないプログラムになることが多いのだ。




しかし、最適化が難しくて、後回しにしている課題も多い。


後回しにしている、というのも、簡単に思いつかないほど奥が深いということではある。

まだしばらく楽しめそうなゲームだ。



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キャンセル  2018-11-26 11:38:13  家族

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先週末の3連休、土曜日にキッザニアに行く予定で、予約も入れていた。


もともと、長男の誕生日(8月)に、プレゼントとしていく予定だったのだ。

しかし、夏休みのキッザニアは非常に混む。過去に8月に行ったときは、十分に楽しめなかった。


キッザニアに誕生月に訪れると、いろいろな特典が準備されている。

その特典はいらないから、夏休みの後に行きたい、というのが長男の希望だった。




秋は忙しい。

小学校の運動会、中学校の文化祭。


町内の役員をやっているので、僕は町内の行事にも出ないとならなかった。

近隣町内会の対抗運動会、近所の老人センターの文化祭、町内の文化祭、敬老の日行事、などなど。


その合間に、長男は中間テストと期末テストもあった。

そんなこんなで、キッザニアに行きたくても行けない日が続いた。



で、3連休の中日に予約を入れたんだ。


その週の火曜日から木曜日の3日間は、長男の期末テスト。

期末テスト対策で、塾は11月に入ってから土日も講義があった。


中日に予約を入れたのは、23日が埋まっていたから、というのもあったのだけど、一日ゆっくり休んでからのほうが楽しめると思ったんだ。


#11月23日は勤労感謝の日で、「勤労」の楽しさを教えるキッザニアではイベント日。

 具体的には、この日だけ賃金が少し良い。そのため、予約は埋まっていた。




さて、土日も休みなく勉強していた長男、テスト直前に体調を崩してしまった。

月曜日は学校も塾も休み、体調を整える。


火曜日からは期末試験。少し無理して学校に行き、午前中で終わりなので午後は体を休めつつ、少し勉強をする。

本当は塾もあるのだけど、そちらは休み。


神奈川県方式では、高校受験の際に中学2・3年時の成績が考慮される。

だから、定期テストの成績は将来に直結する。多少の体調不良で休むわけにはいかない。


…で、何とか乗り切った。


キッザニア、体調悪いと楽しめないしキャンセルできるよ? と長男には言っていた。

でも、まだこの時点では「行きたい」という希望。




テストが終わって安堵して、連休初日の金曜日にゆっくり体を休める…


そうしたら、熱が出た。体が「今は休んでよいとき」と判断したのだろうね。


金曜日の夜8時になって、改めて長男に行くかどうか聞いたら、「延期する」という判断。

キッザニアは、前日の 23:55 まではキャンセル可能、としている。

すぐにキャンセルの手配。



…キャンセル可能だというのを、無料の意味だと思っていたけど、違った。

まぁ、いわゆる「キャンセル料」ほどの高額はとられないのだけど、わずかな手数料が必要になる。

一人頭 205円。


日時変更なら、「全体で」 205円になるのだけど、この時点ではまだ新しい予定立てていなかったし、急ぐ必要があったのでとりあえずキャンセル。



この手数料は、「カード会社の」手数料という意味合いのようだ。

予約時にお金を引き落としてしまうので、この時点でカード会社が手数料を取る。

キャンセルで返金手続きをするけど、この時点でもカード会社が手数料を取る。


だから、一人頭 205円だと、多分キッザニアとしては赤字。

日時変更なら安い、というのも、返金手続きが不要だから。


まぁ、こちらから見れば無料ではないのだけど、キッザニアとしてはキャンセル料を取っていないようなものだろう。




さて、新学期になるとまた定期テストだなんだで忙しいので、長男の誕生日としては、年内に行ってしまいたいところ。


多分、4月になると長女・次女の誕生日でまた行くし。



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妻の誕生日  2018-12-03 14:43:05  家族

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12月2日は妻の誕生日。


何したい? と聞くと、家族でどこか行きたいという。

とはいえ、夕飯は家に帰って適当に食べるほうが落ち着くという。

安近短のまったりな休日、というのが希望。




最近子供たちが「美術館」という存在に興味を持っていたので、近場の美術館でも行くかぁ、と調べてみる。


神奈川県立近代美術館鎌倉館…は、数年前にすったもんだの騒ぎの末に閉館した。


鎌倉館のすぐ近くに、鎌倉別館があたのだが、これも昨年秋からリニューアル工事中だそうだ。

気づいてなかった。


ちょっと遠いが葉山館行こうか…と思ったら、こちらは来週からの企画展の準備のためお休み中だそうだ。



うーん、棟方志功記念館でも行くか、とおもったが、それも違う気がする。

あそこも面白いのだけど、まったりしたい、という目的で行くところではない。




長女が「海に行って貝殻拾いたい」と言った。

長女の貝殻収集熱は、いまだ冷めていない


鎌倉を考えていたのは、実は次女に買ってあげる約束をしていた、チョコレート入りアドベントカレンダーをまだ買っていないからでした。


すでに12月に入ったから、近所のお店で売り切れになってしまっていたの。

鎌倉だったらまだあるかも…という淡い期待。


しばし考えて、辻堂海浜公園を提案します。

あの前の海岸、貝殻が少ないことは知っているのだけど、帰りに藤沢のショッピングモール、FILL に出れば買い物もできるかもしれない。




辻堂海浜公園。

昼前に家を出て、海浜公園横の西友でお昼ご飯を適当に買います。


で、公園で食べる。


…上空に鳥などいないのを確認してから食べていたのだけど、食べ始めてからは空に警戒していませんでした。

トンビにいつの間にか補足されたようで、僕の弁当を狙われました。


目の前を何かふわっと通り過ぎ「しまった、トンビだ」と気づいたときにはすでにいません。

弁当を確認すると、幸い何も取られていません。取るのに失敗したようです。


あぁ、よかった…とおもったら、隣で長女がうずくまっている。

涙声で、頭にぶつかったと訴えます。


どうやら、弁当を奪うのに失敗したトンビが、上空に逃げるために隣にいた長女の頭を蹴って上昇したようなのです。

長女がとんびに襲われるのは、10年ぶり2回目


災難でしたが、特にけがはありません。

しかし、たんこぶになってしまい、2日後の今朝もまだ触れると痛いといっていました。




海辺に出て散策します。

以前にやはり貝殻を探しに来たことがあったのだけど、その時は強風で砂が痛いくらいに飛んでいたので、すぐに撤退した。


今回は穏やかな海。

家族でのんびりと、貝殻を探しながら砂浜を散歩。


少ないけど、貝殻はちゃんとある。

時々蟹の死骸や、ヒトデなんかも落ちている。


長女は貝を探すのがうまくて、貝殻が少ない砂浜でもちゃんと見事なものを見つけ出す。

桜貝を何枚か拾った。


いいなぁ、全然見つからない、と不満そうな次女に、見つけたビーチグラスをあげる。

割れた瓶の破片などが、長い間波に洗われて角が丸くなったもの。


これだって、辻堂の砂浜にはあまり落ちていないのだけど、小さなものを見つけると、ちょっとした宝物だ。




1時間ほど散歩しただろうか。

そういえば、学校の工作で使うから、松ぼっくり拾ってきて、と先生に言われていたのだった、と長女が思い出す。


辻堂の海岸線には、防砂林として松が植わっている。松ぼっくり探し。

結構たくさん落ちているが、古いものも多く、脆い。


松葉が覆った地面の上に、広葉樹の葉が落ちて、葉脈だけを残したレース編みのようになっている。

たくさんある。長女・次女が、喜んで拾っていた。


虫は結構偏食で、葉っぱの柔らかいところしか食べない。固い葉脈は残すから、レースのようになる。


…と説明したら、でもなかなかこういうの見ないけどなんで? というまっとうな疑問。


土の上に葉が落ちた場合は、土に済んでいる菌によって腐朽し、分解される。

ここは松葉が地面を覆っているので、土にはつかないけど虫は食べにくる、条件が整った環境。




ショッピングモールへ。


アドベントカレンダーは売っていなかった。

…というか、毎年買っている 500円程度の安物はなかった。


すでにアドベントに入ってしまったので、2千円以上の高級品が、割り引かれて売っていた。

しかし、それは次女に気軽に買ってあげるようなものではない。


今年は申し訳ないが、アドベントカレンダーなし。

その代わり、ちゃんと毎日日替わりで別のチョコが食べられるようには手配しよう。


(長男と長女は、アドベントカレンダーの安物チョコより、普通のおいしいチョコがいいというので買ってある。

 長女がみんなと一緒がいい、と言い出した時のために、余分に1個買ってあった)




夕飯は家でまったり、という妻の希望があったので、ショッピングモールでおいしそうなものと酒を適当に買い込み、帰宅。

そのままだらだらとお祝いご飯。


子供も含めて家族でのんびり過ごした、なかなか良い休日でした。


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ノートパソコン修理  2018-12-03 15:09:34  コンピュータ 家族

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壊れたノートパソコン、注文していた SSD が到着したので交換した。


ノートは、8年前の DELL Inspiron 15 N5010 という機種。


HDD の交換記事は、この機種がまだ新機種だったころに書かれたページがありました。

他のページも多数見つかりますが、みんなこのページを参考にしている感じ。


キーボードを外すところが、どのような形に外れるのかわからずに苦労しましたが、それ以外は特に問題なし。



で、ついでにもう一つ。

同じ趣旨で、去年書かれて、2か月前にも更新されているこちらのページ


HDD の交換ついでに、WiFi モジュールも取り換えてしまうと良い、という内容。

有線 LAN でも 100Mbps しか出ない機種なのに、モジュール交換すると WiFi で 867Mbps 出るようになります。マジか。


こちらのページでは、別途ドライバインストールが必要、と書かれているのですが、最新の Windows 10 をインストールした場合はドライバ不要でした。


#参照したページでは、N5010 のリカバリーディスクを使い、Windows 7 をインストールしている。

 この場合別途ドライバが必要になるが、Win10 なら標準で入っている。




HDD 故障に気づかずにやっていた時は、全然インストールが進まずに悩んでいました。

しかし、新しい SSD に換装したら問題なく進みます。


しかも、SSD なので速い。

すぐにインストールが終わりました。


で、ライセンス認証。

Win10 では、以前に使っていた機種に新規インストールしても、インターネットで自動的にライセンスを見つけ出してくれます。


…「以前違うライセンスの Win10 を入れていたはずですが?」と怒られました。

あー、やっぱり。以前 Win10 Pro を入れていた気がしていたのですが、自信がないのでよりライセンスが安いほうの、Home をインストールしました。


やり直し。クリーンインストールしなおします。



で、今度は「お使いなのは、DELL N5010 NOTE ですか?」と聞かれます。

そうそう、それです。


…「ライセンスコード認証できません。お手持ちのコードを入れてください」という状態に。


#文言は覚えてないので適当。



ここまで特定できているのに、なぜ。

HDD と WiFi モジュールを一気に変えたのはまずかったか。



しかしまぁ、Win 8 pro からのバージョンアップだったので、Win 8 pro のコードを入れたら、それで OK でした。

以前に日記に書いたけど、再インストールしようとして Win8 のインストールディスクも出していたので、ライセンスコードのメモもあったのね。




SSD と高速 WiFi モジュールで、8年前のマシンだけど快適に使える状態になりました。

今となっては非力なマシンだけど、スマホで WEB ブラウズするよりはずっと快適な感じ。


WiFi は、簡単なテストで 260Mbps 出ていました。

理論値の 867Mbps まではいかないけど、それまで理論値でも 65Mbps だったのだから、ずっと高速。



SSD は 512Gbyte のもの。

メモリは、すでに以前に最大である 8Gbyte にしてあります。



そんなわけで、おそらくこのノートとしては現状で拡張できる最良の状態。

SSD と WiFi モジュール合わせて、1万円ちょっとでした。

修理のコストパフォーマンスとして結構よいように思います。


しかし、これはもう使わないマシンなので子供用です。

最近、子供3人ともパソコンを普通に使うようになってきて、1台のマシンを奪い合っていたからね。



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ハムスター購入  2018-12-18 16:08:23  ペット 家族

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いつもは、ペットにしているハムスターが死ぬと、1か月と立たずに次の仔を購入していた。


寂しさに耐えかねるんだよね。


いないと寂しい、というわけでもない。

むしろ、ハムスターは普段、「そこにいるだけ」で、それほど構っていない。


でも、料理中に人参のへたを切り落とす時、デザートのリンゴの芯の部分を切り取るとき、キャベツの最後の芯が残ったとき…

ハムスターにあげると喜ぶんだろうな、と思うと、いないことに寂しさを感じてしまう。



前の仔が死んだのは、7月の末だった


夏休中には、いつも家族で一泊旅行に行っている。

ハムスターは餌を貯めこむ習性がある。与えた分を全部食べてしまう、ということはしない。


だから、一泊旅行くらいなら大丈夫。

…でも、生後間もない赤ちゃんハムスターを1日ほったらかすのは、さすがに怖い。


だから、この時点では「8月初旬の旅行が終わったら」次の仔を買いに行こう、と決めた。




しかし、予定していた旅行は台風により急遽中止。

あわてて次の予定を入れる。


その旅行に行けたのが、9月中旬だった


旅行が終わったら買おう、と思っていたのに、このころからいろいろと忙しくなった。

秋というのはイベントが多く、毎週のように週末の予定が入るのだ。


さらに、新車の購入エアコンの購入・買い替えと、大型の買い物が続く。


買い物したから金が無くなった、というのではない。

まぁ、金はないのだけど、ハムスターを飼うくらいのお金はある。


それよりも、エアコンの購入に、なんだかんだで2か月もかかったのが問題なのだ。


ハムスターは冬の寒さに弱い。

あくまでも買い増し&古い機械の置き換えで、家のエアコンが使えなかったわけではないのだけど、せっかくだから新しいエアコンが来てから、と思ってしまったのだ。


で、ずるずるとハムスターの購入が遅れた。




エアコン購入が 12月 4日。

その週の週末は忙しくて、ハムスターを買いに行く余裕がなかった。


そして、翌週末の 15日。「今日買わなくては、年内に買えなくなりそうだ」と危機感を持ってペットショップに行く。



長男は中学の部活があったのでそちらに参加。

長女・次女はいっしょに行く。ハムスターとはいえ、ペットは家族の一員だ。できるだけ多くの家族が納得した状態で決めたい。


いつも使っているペットショップに入り、しばらくはかわいい動物を見てなごむ。


で、少したってから選定開始。


一匹、奇妙な動きを繰り返している仔がいた。

後ろ足でしばらくたっていたと思ったら、あおむけにひっくり返り、背中で器用に「背泳ぎ」のようにずりずりと進む。


頭が壁にぶつかるところまで行くと、また最初の位置に戻って立ち上がり、繰り返している。

天地がひっくり返るおかしな感覚…眩暈を楽しんでいるのだろうか?



みんなその仔が気になったので、ペットショップの人に聞いてみる。

これって、遊んでるのでしょうか? それとも異常行動?


ペットショップの人によれば、異常行動の可能性はある、という。

その後、ショップの人はその仔を捕まえ、しばらく顔をじっと見ていて言った。


「先天性の脳障害の可能性が高いですね。遊んでいるのではなく、体が自由に動かせなくて奇妙な動きになっているんです。かわいそうですが、早死にする可能性も高いです。」


顔を見てわかるんだ…と驚いたら、遺伝病特有のもので、目つきなどが違うそうだ。

人間でも、一部の遺伝病は顔つきなどに出る。同じようなことがハムスターにもあるのだろう。



遺伝病だから差別する、というのは命を選別しているようでどうか…とも思ったのだけど、せっかく家族の一員に迎えようと思っているのに、「早死にの可能性が高い」と言われると躊躇してしまう。

残念だけど縁がなかった、と考えて違う子を選ぶ。


ケースの中に手を入れさせてもらい、寄ってきて手に乗るけど余り噛まない仔を探し出す。


ケースには、ジャンガリアンハムスターとしては普通の毛色である「ブルーサファイア」と、白っぽい「パールホワイト」が一緒に入っていた。


#ブルーサファイア、ということになっているけど、いわゆるノーマルカラーだと思う。

 この二つの毛色はほぼ同じで、最近はノーマルカラーもブルーサファイアとして売られているように思う。


うちではブルーサファイアを飼うことが多い。

ノーマルな色の良さが好きなのだ。


でも、この時積極的に乗ってきて、噛まなかった子はパールホワイトだった。

皆がその仔でよい、というので、その仔に決める。




先に書いたように、買ってきたのが 15日だ。

名前を何にするか、16日いっぱい悩む。


子供に好きな名前のアイディア出していいよ、と言ったのだけど、なかなか名前を考えるのは難しいようだ。


妻が出した案は、「ゆき」ちゃん。冬に来て、白いから。

僕は同じような発想だけど「ノエル」を考えていた。クリスマス時期だからね。


あと、これも僕の案で、前の仔が「くろ」ちゃんだったので、「しろ」ちゃんというのも考えた。

これは「安易すぎる」と即座に却下された。


17日の夕方になっても他に良い案が出なかったので、家族で決を採る。

「ノエル」に決定された。


今のところ、まだ家に慣れてもらう意味もかねて、あまり構いすぎないようにしている。

しかし活発に動く子で、ケージの中をせわしなく走り回っているし、回し車もよく回す。



料理中に出た人参のヘタやリンゴの芯は、もちろんあげている。

こんな些細なものだけど、喜んで食べてくれるペットがいるのは、うれしい。


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今年のクリスマス  2018-12-25 17:05:05  家族

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今年の我が家のクリスマスは、予定を前倒しして 23日にお祝いをした。

なぜなら、24日は長男の通う塾が夕方からあったため。


24日の夕方から塾の授業を入れるなんて鬼だ、と思うのだが、勉学に励むものが気を緩めてはいかんよ、という戒めの意味もあるのかもしれない。

でも、25日はお休みなので、深いこと考えていないスケジュールの気もする。




まぁ、そんなわけで 23日に、丸鶏を買ってきてローストチキンにする。毎年恒例だ。


最近は子供らがよく食べるようになって、1羽では足りない。

昨年は腿肉だけ2本追加で焼いたと思うのだけど、今年は4本にした。


腹の中には冷蔵庫の冷ごはんで作ったピラフもどきを詰め、鉄板には軽く炒めた野菜類を敷く。

あと、リンゴを6つに割って周囲に置いた。焼きリンゴうまい。



焼くときに出る肉汁でソースを作るのだが、野菜からもたっぷり汁がでて、甘めのおいしいソースになった。




この鶏肉が主役で、あとはスナック菓子とかその場のノリで出しながら食べる。

大人はスプマンテ、子供はシャンメリー。


毎年鶏肉を散々食べた後にケーキを食おうとして無理があるので、今年はこの日はケーキなし。

もともと1日早いのだし、ケーキは後日に。




24日。先に書いた通り、長男は夕方から塾。


クリスマスパーティは終わったのだけど、24日なのでやっぱ鶏肉かな、と、鶏のホワイトシチューを作る。


次女は24日にケーキを買いに行くのだと楽しみにしていたようだけど、まだ買わないよ?

長男は夕方いないのだから、全員揃ったときに食べるほうが楽しい。




本日、25日。

今年のプレゼントは、


・カードゲーム「モンスターメーカー」

・カードゲーム「タイムボム」

・任天堂プリペイドカード 9000円分



子供がスイッチのスマブラをやりたがっているようなのだけど、僕はどうも格闘ゲームは苦手で買う気がない。

また、長女はスイッチ版のポケモン(ピカチュー/イーブイ)も興味があるようだ。


なので、プリペイドカード。子供で話し合って何を買うか決めるがよい。


サンタさんからのプレゼントは、毎年ボードゲーム・カードゲームの類だったので、今年も2種類。



モンスターメーカーは、僕が高校のころ流行したゲームの復刻版だな。(歳がばれる)

人気が出たのでシリーズ化されたカードゲームで、7くらいまでは全部遊んだように思う。

(知人が買ってきたのを遊んだだけで、僕は1つも持っていない)


あのシリーズ、奇数番が面白くて、偶数番は「ルール的に面白さは感じるのだけど、実験的な要素が高くてゲームとしてはいまいち」だったように思う。

まぁ、そんなに単純に分類できたわけでもないのだけど。


今復刻されているのは、「1」に相当する、一番面白かったやつ。

…でも、これも元ネタは「Mille Bornes」だよね。


Mill Bornes は亜流をいっぱい生み出したゲームだけど、ほとんどが元のゲームと同じ。

その中で、テーブルトーク RPG の要素などを取り入れて、面白かったからモンスターメーカーは大ヒットになった。




せっかくだから遊ぼうと思ったのだけど、ちゃんと遊べていない。

全員の手札をオープンにした状態で、説明しながら半分程度遊んだのだけど、まだ慣れていないから時間がかかりすぎて。


今日は僕は仕事がそれなりにあったので、途中で打ち切りになってしまったのだ。夜遊んでみたい。



タイムボムに関しては、まだ説明書も読んでいない。




今日は、この日記公開後にケーキを買いに行く予定。





以降は翌朝追記。


モンスターメーカー・タイムボムともに遊んでみた。


モンスターメーカーはやはり面白い。しかし、思ったより1ゲームの時間が長い。

高校時代には繰り返し遊んでいて、1ゲームがちょうどよい長さのテンポの良いゲームだったと思っていたのだけど。


今、ゲームはどんどん「隙間時間で遊べる」ものになっていっているので、高校時代のテンポの良さと今のテンポの良さでは違うのだろう。


人生ゲームやモノポリーの時代には、1ゲーム1時間~2時間程度のものが好まれた。

モンスターメーカーは、1ゲーム 30分程度。

今のゲームは1ゲーム 15分程度も多く、5分で決着し、繰り返し遊ぶようなものもある。




タイムボムは、そんな意味では「今風のゲーム」だ。

1ゲームが短く、繰り返し遊びたくなる。


ネットではよく「人狼タイプのゲーム」と紹介されていたのだが…遊び方説明書にもそう書かれていた。

人狼なのかな。僕としては、トランプゲームの「ナポレオン」に近いイメージも受けるのだけど。



お互いに正体を明かさない「警察」と「ボマー団」になって、勝利を目指すゲーム。


警察は、爆弾の解除を目指す。ボマー団は爆発させることを目指す。


役柄の指定は本人しか見ないカードで行われるが、このカードは必ず1枚「あまり」が出るように配る。

だから、人数すらも確定しない。ただし、ボマー団は少数派になる。


やることはどちらも同じ。爆弾に山ほどつなげられているコードを切断する。

多くのコードはダミーで何も起こらない。数本の解除コードをすべて切断すれば、爆弾は止められる。


だけど、1本だけ、切ると爆発してしまうコードがある。

また、時間切れでも爆発してしまう。


コードは、配られた後で自分だけが見たうえで、自分もわからないようにシャッフルして裏向きに並べる。

そして、何を持っているかは自由に言ってよい。嘘をついてもよい。



コードは、数本切るごとに回収され、再配布される。

だから、嘘をついたとしても、証拠は隠滅され、すぐにはばれない。


また、再配布されるのだから、解除コード・爆発コードをだれが持っているかも変化する。



警察は解除コードを探そうとするし、ボマー団は少なくとも解除されない時間切れを目指せばいい。

でも、みんなの話を聞いても矛盾が生じる。誰かが嘘をついている、と分かるのだけど、誰が、はわからない。


じゃぁ、「誰がボマー団か」が分かったとして、そこからがよりスリリングなゲームになる。

コードの切断は話し合いながら進められるが、最終決定権は「最後に切られたコードを持っていた人」にあるのだ。


ボマー団が解除コードを持っているとわかった時には、警察はボマー団のコードをどれか切断するしかなくなる。

そして、それが「ダミーのコード」であれば、次に切断の決定権をもつのは、ボマー団なのだ。



最初の数ゲームは、嘘を言うのが難しくて、ボマー団なのに警察に協力する形になってしまったりした。

でも、分かってくると面白い。次第に嘘をつく人が増え始める。


そして、先に書いた通り、ボマー団が特定できてからの展開が面白い。

特定するための「推理」は、小学校3年生の次女にはまだ難しいようだけど、話し合いを中心に進むゲームなので、ほかのだれかが気が付きさえすればよい。


このゲームは、面白いです。おすすめ。



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あけましておめでとうございます  2019-01-01 17:37:59  料理 家族

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あけましておめでとうございます

毎年大晦日は寝る直前までおせち料理を作っているのだが、今年は早めに終わらせた。

大掃除も、早めに手を付けて、終わらないところはさっさとあきらめ。


いずれも、子供たち(特に小5の長女)が手伝ってくれたためだ。

今までは僕と妻だけでやっていたのだけど、人手が増えると楽になる。


そんなわけで、のんびりと年末年始を過ごす。



クリスマスにサンタさんからもらった 9000円のニンテンドープリペイドカードは、結局スマブラになりました。

家族で大乱闘しています。大晦日も遊んでました。




今年のおせち料理(写真のもの)。


今年は豚の角煮を作らず、代わりに松風焼を作ってみた。

妻がおせち料理を作らなかったので、煮物などがない。


クワイは買ってあるのだけど、これはまた別に料理しよう。

(クワイ好き)


写真上の一の段から、

・だてまき

・松風焼

・昆布巻き(市販品)

・紅白かまぼこ(市販品)


左側の二の段。


・栗きんとん

・いくら(秋に作っておいたもの)

・数の子入り松前漬け(市販の半完成品に市販の数の子を入れた)

・黒豆(市販品)


右側の三の段


・鳥ハム

・もって菊の酢の物(妻が秋に作ったもの)

・焼豚(市販品)


今年は市販品多め。




栗きんとんは、前述したとおり小5の長女が手伝ってくれた。

「裏ごしやりたい」といい、途中疲れたなどといいながらも、全部やってくれた。


きんとんは、ゆでた薩摩芋を裏ごしして、水と砂糖などを加えて作る。

しかし、この時にダマになりやすい。


いつも、ひたすら混ぜてできるだけダマを消して完成としていた。

しかし、今年は栗の甘露煮の糖蜜を加えた時点で、もう一度裏ごしすることにした。


裏ごし作業、次女が全部やってくれたけど、実は僕もやるの好き。

だから、もう一度やってダマをなくすことにしたんだ。


結果として、今年のきんとんは非常に滑らかな、舌触りの良いものになった。

甘さは控えめで、市販品を買わずに自分で作る理由は、ここにある。

(市販品のきんとんは甘すぎて嫌い)




豚の角煮を作らないことにしたときに、なんか寂しいから焼豚買った。

でも、妻も同じような考えで、合鴨ロースのパストラミなどを買ってきた。


パストラミはさすがにおせち料理らしくない気がして、このお重には入っていない。

でも、おいしいから正月のうちに食べちゃうと思う。



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シュガーラッシュ:オンライン  2019-01-07 17:21:35  コンピュータ 家族

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家族で、約束していた「シュガーラッシュ:オンライン」を見てきました。


実は、長女はすでに友達と一度見ている。

年末に、長女の友達のお母さんが「みんなで見てらっしゃい」と焚きつけて下さったのだ。


小学校5年生で、友達と一緒とはいえ、子供だけでバス・電車を乗り継いで映画館に行き、映画を見たうえマクドナルドで食事までして帰ってきた。

もちろん初めての経験だ。


行く前の長女は、すごく緊張して気弱になっていて、戻ってきた後は「すっごく楽しかった!」と興奮気味に語り続けた。

初めての冒険って、こういうものだろう。




で、近所でやっている映画館はそこくらいだったので、同じところに見に行った。

(もう一軒あるのだが、そこはスクリーンがあきらかに小さい。同じ値段なら迫力のあるところで見たい)


前作、シュガーラッシュは見ていたのだけど、今作に関する前情報は一切なしでの鑑賞。



…ネタばれはしたくないので詳しくは書かない。


すごく面白い映画だった、というのは事実。

でも、前作のような「ゲームマニアが喜べる仕掛け」はほとんどない。

前作と同じようなものを期待するとがっかりする。



一応、映画の宣伝などで明かされている情報の範囲内で書いておけば、実在のインターネットサービスなどが実名で登場したりする。

だから、そうしたものに詳しい方が楽しめる。


でも…「アメリカで人気のあるサービス」が多数で、日本で人気のあるサービスとは、ちょっと違う。

僕はネットのサービスに係る仕事をしているので、使ったことがなくても「こういうサービスがアメリカでは人気」みたいなことを知っている。

でも、それを知らないとよくわからない部分もあるかもしれない。



全体としてはインターネットの「通信技術」をうまく視覚化している部分が面白い。

情報のカプセル化とか、回線により MTU/RWIN が異なることをうまく視覚化できている…とか。


もちろん、そんなややこしいことを考えないでも面白いのだけど。

回線に NETGEAR とか書いてあって笑いどころなのだけど…これも、アメリカではメジャーだけど、日本ではあまり知られていない。

(ネットーワーク機器を作っている会社名)



もう一つ、これも宣伝で明かされている範囲で、ディズニー映画の他のキャラクターなどがたくさん出てくるところがある。


ここらへんでは、ディズニー映画を多く知っている方が笑える。


…つまるところ、前作では「ゲーム」だけで話を組み立てられていたのだけど、今作は「ネットとディズニー映画」にネタが分散している。

そこらへんが、前作と同じではない、という部分。




やたらと細かなコンピューター技術に詳しい方が楽しめる映画、という意味では、トロンを思い出す。

というか、映画の序盤でトロンを意識しているとはっきりわかる演出がある。

(トロンもまた、ディズニー映画だ)



繰り返すが、お話は面白かった。見て損のない映画だと人に勧められる。

…でも、なんだろう。こう、もやもやが残るんだ。


作っている側も、人気があったから続編を、ということになったものの、どう作ってよいか迷ったのではないかな。

先に書いたように話が分散してしまって絞り込めていない感じがあるし、話のまとめ方も、どうもうまく着地できていない感じを受ける。




そういえば、前作は映画がすべて終わり、スタッフロールも終わった後の最後の5秒に「ゲームへの愛」を感じた。


今作では、スタッフロールの際の画面右端に注目。

…インターネットにありがちなものを、うまく表現できていると思う。



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キッザニア  2019-01-18 09:37:15  家族

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4度目のキッザニアに行ってきた。


…4度目ともなると、もうあまり書くことないね。

しかしまぁ、家族日記として概要だけ書いておく。



もともとは、長男の誕生日にキッザニアに行こう、と言っていたのだった。

しかし、長男の誕生日は夏休み中。以前に行ったときは、キッザニアは非常に混みあっており、どうも楽しめなかった。


そこで、秋に行こう…ということになっていたのだけど、予定がうまくかみ合わず、一度は予約したもののキャンセルせざるを得なかった。


この時は昨年中には…と考えていて、実際一度は予約を入れたのだけど、これも再キャンセル。

1月の3連休の中日、13日にやっと行くことができた。




しかし、これが非常に混んでいる。夏休み以上だった。


冬は寒いので、屋内遊園地は人気があるのかもしれない。

成人の日も近いので、子供の「お仕事体験」も興味を持たれるのかもしれない。


理由はわからないが、とにかく前回と同じくらい早起きしたのに、整理番号は 126番。

前回は 47番だったのだから、朝早くから3倍くらいの人が来ているということになる。




長男の誕生日…ということになっているが、一番楽しみにしていたのは小学生の長女・次女。


キッザニアで一番人気は、お菓子工場でのハイチュウ作り。

2番目・3番目は、優劣つけがたいが、ハンコ作りとサングラス作りだという。


過去3回で、娘たちは、そのどれも体験してしまっている。

で、過去に長男がやっている「鉛筆工場」に行きたいという。自分の名前入り鉛筆をもらえるから。


開場してすぐに、娘二人は鉛筆工場に向かう。

でも、全然人気なかった。朝一番目の組に入り込む。



しかし、ここで「予約」を入れなかったのは幸いだった。

予約は1つしか入れられないのがキッザニアのルール。予約を入れてしまうと、案外身動きがとりづらくなる。


鉛筆のあと、前回興味があっては入れなかった「石鹸工場」にも入る。

こちらも石鹸をお土産にもらえる。


その後、「何をやろうか?」と迷って、とにかく待ち時間が短いものを探してみる。

ちょうど、中央広場横の三越デパートで接客の仕事があった。


「あとでデパートに行って、お土産が買えるか確認したい」と長女も言っていたところ。

ちょうどいいので働くことにして、仕事開始までの時間売り物を見る。




ふたりで一緒に行動していたのはここまでで、ここからは別行動。

僕は長女に、妻は次女について歩く。


次女は、毎回やって好きになっている、テレフォンオペレーターの仕事へ。

長女は、大日本印刷のやっている、写真を撮ってカレンダーを作る体験へ。


カレンダーづくりは、仕事ではなく「体験」だ。キッザニア内通貨を消費する。

しかし、長女は2回目以降のキッザニアで、前回の地図を持ってきて「地図は要りません」をやり続けてきた。


今回、3回目の「要りません」により、エコポイントシールが3枚溜まっていた。

これで、1度「体験」を無料で行うことができる。


デジタルで写真を撮影すると、その場で合成してカレンダーの絵柄にしてくれる、というものだった。

さらに、印刷後にマスキングテープやシールで飾り付けを行い、自分だけのカレンダーが完成する。


1月だし、今年中使えるカレンダーをもらったので、結構いい体験だったのではないかな。




長女、バナナハウスへ。前回行きたかったが、いけなかったところ。バナナの収穫のお仕事をする。


次女は、エコハウスへ。再生紙や再生布を使った無地の「エコグッズ」に、スタンプなどで装飾して自分のオリジナルグッズを作る「体験」。


じつは、バナナハウスとエコハウスは、隣同士で同じ建物内になっている。

それぞれやってみたかったものを目指してきただけなのだけど、ここでまた合流。


バナナの収穫は、もちろん本物ではない。偽物の「バナナの木」に、本物の未熟のバナナを取り付けたもの。

とはいえ、未熟バナナから自分で収穫し、消毒し、袋詰めしてエチレンガス室に入れて出荷準備するまでを体験できる。


バナナは2本収穫するが、1本お土産。

ガス室は家にはないので、3日ほどおいて追熟させて食べたら、おいしかった。




ここまでで、午前中終わり。

昼ご飯を…と思うが、朝車中で食べた量が少し多かったので、みんな「あまりおなかすいてない」という。


何かあった時のために、若干非常食を持ってきていた。

これらを食べて、そのまま午後の体験開始。


娘たち、再び一緒に行動。

空いているところは…と探すと、集英社の「漫画家のお仕事」がすぐに入れた。


もちろん、漫画家の仕事なんて簡単に体験できない。

プロが描いた原稿…ワンピースとか、アニマル横丁とか、人気漫画の一部の表情やセリフが空白になっていて、そこを埋めるだけでいい。


ちょっとした大喜利だけど、「なんか絵を描いた」というのは楽しかったようだ。

ちなみに、書き始める際に、終了の目安時間を決められるのだけど、「締め切り!」とホワイトボードに時間がかかれるのが、漫画家っぽくてよい。


書いた原稿は、漫画を描いてみたい子向けの16ページほどの解説の乗った小冊子の「冒頭ページ」として取り入れられ、目の前で製本される。

ちなみに、本の表紙には、自分の決めたペンネームも入っている。なかなか良いお土産。




もう終わりの時間が近かった。


「最後にDJやる!」とラジオ局に向かうと、次の回はもう一杯で、その次の最後の回になるという。


予約を入れ、その時間までクロネコヤマトでバイト。

毎回、最後はクロネコでバイトをしている気がする。


DJが終わったら銀行に行く時間はないはずなので、先に銀行に預金。


長女は、DJではなく、進行ディレクターをやった。

過去にDJ、音響ディレクターをやっているので、「これでラジオ局の3つの仕事制覇!」だそうだ。


次女はDJ。

以前にやった時は、声が小さくて聞き取りづらかった。

しかし、テレフォンオペレーターの仕事で喋り方などを学んだので、非常に上手に原稿を読むことができた。




これで終わり。長男とも合流。


長男は、テーブルマジシャンや冷凍食品開発の仕事もやってみたが、DJを5回やったそうだ。


もう、来るたびにDJやってる。今回は「他のもやってたので少ない方」。

今回来る前は、DJ飽きたからあまりやらないかも、と言っていたのだけど、やり始めたらやっぱり楽しかったらしい。


原稿が決まっている中で、どこまでアドリブを突っ込めるか、というチャレンジをしていたらしい。

あとでCDを聞いたが、妙に流暢で、確かにいい感じ。




次回は、4月の娘たちの誕生日に来る予定。

すぐだね。



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別年同日の日記

03年 東海道五十三次

16年 森公一郎 命日(2015) レイ・ドルビー誕生日(1933)


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クッキーづくり  2019-02-12 12:29:54  料理 家族

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2月に入ってから、何かと忙しくて日記を書いていなかった。


もっとも、家族で記録したいようななにかも特にない。

僕と、長男の塾が忙しかったので、面白いことを何もしていないのだ。




とはいえ、2月9~11は三連休。

小五の長女と、小三の次女は「バレンタインデーに友達にあげるクッキー作りたい」と言っていた。

(こういうのを教えるのは、我が家では僕の仕事。)


本当は前日に時間を工面して作りたかったのだけど、休日にやった方がよさそうだ。

11日は、午前中からクッキーづくりを開始する。


面倒くさいことに、長女と次女がそれぞれ「自分で作りたい」ので、生地作りから2回やらないといけない。



まずは長女。

長女は、保育園の年長の時から、毎年何かしらお菓子を作っている。

なので、結構手馴れてきてはいる。


薄力粉 240g と、バター 100g を測る。

小麦粉は大きなボールに入れ、泡だて器でがしゃがしゃ混ぜて空気を含ませておく。


問題はバターの方。

冷蔵庫から出したばかりだったので、固い。


ナイフで小さく切り分け、無理やり泡だて器で混ぜてみた。

…泡だて器の中に全部入り込んでしまう。


何度かナイフでバターを切るように押し出して混ぜる、を繰り返すと、柔らかくなった。

ここに砂糖 80g を入れて、混ぜ合わせる。柔らかくなってきたらさらにホイップ。


これを小麦粉に入れて、切るように混ぜていく。

「切るように」なのは、バターが大きな塊になりやすいためだ。

バターを切って、その断面に粉をまぶす、というつもりでやっていくといい。



…あれ? 卵どこで入れるんだ?


このレシピ、昨年作った時のものを、長女が書き留めていたものだ。

「去年と同じように作りたい」というのでその記述通りにやっていたのだが、材料にある卵を入れる記述がない。


そこで、ある程度バターと小麦粉が混ざったところで卵を1つ、割り入れる。

さらに混ぜて、全体に均一なそぼろ状になったら、手でこねてまとめる。


生地ができたら、冷蔵庫に入れて全体がなじむのを待つ。


レシピを思い出しながらやっていたのと、不慣れな長女が作業していたこともあり、ここまでの工程で1時間以上かかる。




次女も同じ工程を行う。

ただし、力がないと難しい部分は僕が代行。これで少しは早い…が、逆に「自分でやりたい」という場所で長女より時間を取られる。


卵は、バターホイップ工程の最後に入れてみた。

結果は、まぁ、変わらない。最終的に全部が混ざれば、どこで入れても構わない。


とはいえ、1時間弱で終わった。




そういえば、長女は色付きの生地を用意したいのだった。

ふたたび長女に変わる。


生地の半分はそのまま残す。半分は、さらに半分に分けて 1/4 に。


1つはココア味。調整ココアしかないので、様子を見ながら少しづつ混ぜる。結局、茶さじに2杯入れた。


もう1つは、食紅で色を付ける。オレンジ色にしたい。

昨年は黄色を入れたのだが、焼きあがったら普通の色とあまり変わらなかったので、今年は赤を使いたいという。

赤を2滴たらし、混ぜると全体に綺麗なピンク色になった。


「オレンジにするなら黄色も入れる?」と聞いたが、赤だけでやってみるそうだ。



次女も、半分はココア味にしたいと言っていたので、再び交代。

次女が書き留めていたレシピには、「半分の生地に、ココア 10g」と書かれていたようだ。


でも、今年は純粋なココアを用意していない。

それでも 10g にこだわるので入れてみた。茶さじ山盛り1杯がだいたい 10g だった。


しかし、混ぜてみると全然ココア味っぽい色にならない。薄い。

結局、山盛り3倍入れた。



ここまでで3時間弱。

昼ごはんの時間はとっくに過ぎている。生地を冷蔵庫で休ませる間に、昼ご飯にしよう。


ちなみに、食事はだいたい僕が担当なので、そのままキッチンでラーメンを作る。

即席めんではなくて、生ラーメンだ。(子供が好きなので、連休前に買った)




さて、朝からずっとキッチンに立っていたら疲れた。

少し寝る…と、寝たら寝過ごした。起きたら3時半。


子供たちが「おやつー」と言っているので、お茶にする。

食べ終わったら4時。


そういえば、この日は長男の塾が5時15分からだった。

学年末試験前なので特別対策授業があるのだ。休日だというのに、先生方もご苦労様。


塾が終わるのは9時半なので、長男は何かしっかり食べておく必要がある。

適当に用意する。


そして、こんな中途半端な時間からクッキーを焼き始めるのは無理なので、もう少し待ってもらうことにする。



長男は僕が車で塾まで送るのだけど、娘たちが「ラッピング用の袋がない!」というので、一緒に出掛けて100円ショップで買うことにした。

よく行くダイソーで…と思っていたら、妻から「セリアの方が、ラッピング小袋とかは充実している」とアドバイス。

そういえばそうだった。


妻も買い物したいというので、家族全員で外出。長男は塾行くだけだけど。



…もう、夕ご飯作る暇とかないので、各自が好きな弁当買ってきた。

食べたらすぐにクッキーづくり開始。




さて、長女が3色の生地を作ったのは、三毛猫クッキーを作りたいから。


昨年、100円ショップ(セリアだ)でかわいい猫型のクッキー抜き型を見つけて、購入した。

で、友達の家が三毛猫を買っているから、三毛猫がいいと言って昨年開発したレシピ。


まぁ、ある程度通常生地を伸ばしたところで、他の色をちぎって載せ、さらに伸ばしてまだらにするだけだけど。

猫の形に抜くと、ちゃんと三毛猫っぽく見える。


実は、先ほど言ったセリアで、新しい猫型クッキー抜き型を見つけた。

昨年購入したものは、足やしっぽが細く、抜くのが難しい。


今年の型は、そういう細かな部分がないデザインだった。その反面、猫らしさも大幅減。

昨年のは、細い部分もあるけど、猫らしい躍動感があるのだ。



で、細い部分が抜くのが難しい。

今年は黒い記事を多めに作っていて、クロネコも作るという。

合計で、天板1枚分の猫型クッキーを作るのに、30分以上かかったと思う。


ピンクの生地はまだ残っていて、こちらは花の形にするという。

桜の形のかわいいクッキーがたくさん…天板反面分出来上がった。


さて、抜き残しの生地はあるが、ここで次女に交代。

次女はもう少し簡単で、梅・菊・星・ハートの抜型でどんどんクッキーを作っていく。


#桜・梅・菊など、渋いチョイスなのは、これが本来は和食用の根菜類抜型だからだ。



次女のこだわりはこの形ではなく、自分の名前を入れられる「スタンプ」だ。

これも、昨年セリアで買った。クッキーにメッセージを入れられる、自由に文字を組み替えられるスタンプ。


昨年はアルファベットしかなかったのだけど、好評だったようで今年はひらがなや、顔文字が作れる記号スタンプが増えていた。

まだローマ字が難しい次女としては、ひらがなスタンプを欲しがっていたのだけど、説得して買うのを止めた。


(次女は欲しくなるとすぐ買おうとして、お小遣いを無駄に使ってしまう。

 年一度しか使わないスタンプだし、実際のところアルファベットの方が形が単純で、クッキーにしたときに判別しやすいと思うためだ)




次女に交代したところで、オーブンを予熱し始めて、天板2枚が埋まったところで焼き始め。

180度で 12分。


そのあとは、クッキングシートだけ用意して、型抜きは続ける。

シート2枚分を抜くのに 12分というのは、ちょっと忙しい。焼けたらすぐにシートを変えて焼き続ける感じ。


型抜きした「端」の生地は、丸めなおして家族用に。

打ち粉が入ってしまうので粉っぽくなるし、作業している間に生地がダレてしまうので、形もきれいに出なくなる。


しかし、オーブン稼働3回、天板6枚分のクッキーが出来上がった。



最後の焼きに入ったら、時間はもう8時過ぎ。娘たちを風呂に入らせる。

その間に、僕はキッチンの型付け。


風呂から出たら、とりあえず粗熱を冷ましたクッキーから、大きめの容器に入れさせる。

そして、冷凍庫へ。クッキーは冷凍保存可能なので、3日後のバレンタインまで保存しておく。



食器なども全部洗い終わったら、もう9時過ぎ。

そのまま長男を迎えに塾へ。


家に帰ったら、娘たちはもう寝ていた。

家に入ったら甘い匂いがして、長男が「おいしそう」というので、家族用のクッキーを3枚ほどあげる。




疲れた。

料理は好きなのだけど、朝ご飯・昼ご飯・クッキーづくりで一日中台所にいたような気がする。


#もちろん、外出もしているし一日中ではないのだけど。




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