瓜に爪あり、爪に爪なし。
…いや、爪って字を書こうとすると思い出す言葉。この日記には余り関係ないけど。
もう1ヵ月半ほど前、家族で海に行ってひどい日焼けをして帰ってきた。
その時の日記では「日焼けで痛い」程度にさらっと書いたが、もう、全身大やけど。
その後1週間はお風呂は入れませんでした。
(でも、子供を風呂に入れるのは僕の役目なので、湯船には入らず子供を洗ってやる)
右手の人差し指の爪が割れたのは、その1週間と少し後。キャンプに持っていった大量の食器などを、帰ってきてから洗っていたとき。
何かに引っかかった時に、おかしな痛みを感じて慌てて手を引っ込めた。
「爪がはがれたか?」と思ったが、そうではなく、なにか爪が白っぽいおかしな色になっている。
どうも、爪が剥がされる方向に折れ曲がったらしい。半透明プラスチックを無理に曲げたら白っぽくなる、というのを想像していただくとよいのだが、同じような状態になっている。
ずっと水を触っていて、爪が柔らかくなったかな、と思うが、その時は特に気に留めず。
翌日、また同じように引っ掛けてしまい、今度は少し割れる。
割れて引っかかりやすくなると、どんどん割れることが予想される。
とりあえず、瞬間接着剤で止めてみる。
でも、瞬間接着剤はお湯に弱いのね。
先に書いたように、子供をお風呂に入れるのは僕の役目。接着剤は長くは持たない。
妻のマニキュアを借りて塗ってみる。
こちらのほうが多少はよい。
割れた部分の状態は、言葉にすると難しいがこういう感じ。
右手人差し指の爪の、付け根付近で、横に向かって右側3分の1ほどが割れている。
ただ、まっすぐ下に割れているのではなく、先端方向に向かって、削ぐように割れている。
つまり、接着しようと思えば「のりしろ」にあたる部分が十分に取れる状態。
しかし、これが逆によくない。
爪の先に力がかかった場合は、梃子のようになって、表面の割れているところに強い力がかかることになる。
このため、マニキュアで皮膜を作っても、時々ぱっくりと割れてしまうことになる。
そうしたら、また塗りなおすしかない。結構面倒。
これが、人差し指だけでなく、右手の親指にも同じ現象が起こった。
こちらは、親指爪の左右両側に、小さな切れ込みが入ったような状態。
さらに、中指、薬指、左手人差し指にも、割れてはいないが「小さな傷跡」が。
面倒くさい、と思いながらマニキュアなどを塗り続けて1ヶ月ほどして、急に理解が出来た。
これはつまり、日焼けの後遺症なのだった。
全身大やけどの修復のためにケラチンが大量に使われ、爪に使われるべき分が足りなくなったために爪が弱くなったのだ。
そのため、傷は全ての爪で、同じような位置に出来ている。
理解できたから何かが解決するわけではない。
1週間ほど前には、ついに右手人差し指の爪の、割れているところから先がはがれてしまった。
爪が伸びて、傷は爪の中央あたりに来ていた。
先に書いたように、そこから「削いだように」割れていたため、はがれたとはいっても、実際には薄い爪が残り、本当に爪が無いのは先端の少しだけ。
ちょっと深爪したような感じだ。
ただし、その深爪の近くの爪は、薄くて柔らかい。
さらに、深爪部分の横は普通に硬い爪があるため、何かと引っかかる。
で、2日前には、親指の爪も同じように一部はがれた。
このときは、はがれたのが仕事で外出する時だったので、一日中いろんなところに引っかかって不快だった。
(はがれたところは、爪きりで大きな引っかかる部分を切り取った後に、マニキュアで保護しています)
ところで、子供の頃に読んだ科学の本で、「今作られた爪が先端まで行くのに、2ヶ月くらいかかる」と読んだ。
これを確かめたくて、爪の根元に油性マジックで印をつけたりしたものだが、大抵はいつの間にか印が消えていて、実験は失敗していた。
体が日焼けの修復に一番エネルギーを使っていたのが、日焼けの3日後だとして、今日で1ヶ月と1週間くらい。
爪の傷は、大体中央あたりに来ている。
大体2ヶ月、というのはどうやら正しそうだ。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |