目次
06日 ジュエルペット
07日 PHP でデーモンを作る。
09日 ピューロランド
27日 太陽電池
長女(4歳)の今のお気に入りは、ジュエルペットである。
ジュエルペットって何ぞや? って人も多いと思うが、低年齢層向けのキャラクター。
セガとサンリオが共同で作り上げたものだ。
元はといえば、1年半前の3歳の誕生日に、保育園でジェルペットの文具セットをもらったことに始まる。
でも、このときは何だかわかっていなかったし、自分も子供にこれが何かは教えなかった。
…自分としては、セガ社はちょっと縁のある会社なので、子供に教えたくなかった、という感情もある。
今年の2月ごろ、マクドナルドのハッピーセットにジュエルペットが登場した。
開始日前の予告テレビCM を見て「かわいい! これほしい!」という長女。
でも、これが何か知っているの? というと、わからないという。
何かわかったら買ってあげるよ、と約束したら、ハッピーセットの終了日直前に、自分の文具セットに書かれたキャラクターが同じものである、と「発見」した。
約束どおり、マクドナルドへいっておもちゃ購入。
終了日近かったので主人公キャラは売り切れているかな…と焦った。
ほしい、というキャラクターが売り切れていて泣かれても面倒だ。
行ってみると、主人公は残っていた。
でも、長女がほしがったのはサブキャラだった。
せっかく何者であるか認識したので、CATV のキッズチャンネルで、ジュエルペットのアニメを録画。
最初のシリーズの再放送を途中から見る。
自分もこのとき初めてアニメを見たが…
まぁ、なんというか、いい意味でB級な作品だった。
途中から見た、とはいえ、前半はポケモンを意識して作っているのがわかる。
多数の「かわいい」キャラクター、三悪の存在、時々勃発するバトル…
でも、女の子向けなので、主人公やその仲間の恋物語も入っている。
ところが、途中から三悪がレギュラーを降りた。
…この三悪のキャラ設定、申し訳ないが「いけてない」ものだった。
製作者側もそれを認識しておろしたのかもしれない。
で、その後の話は多少暴走含み。
「いい意味で」アニメ製作者側のやりたい放題。
ジュエルペットが魔法を使える、という設定から、急に主人公(主人公ジュエルペットの飼い主)を魔法世界の魔法学校に通わせ、悪と対峙するときに急に「魔法少女」に変身させたり、かと思えば仲間と一緒に戦うときには戦隊もののパロディーにしたり。
悪の首領は、ジュエルペットの猫。そして、悪のアジトにはコタツが置いてある。
最終回近くで登場する、悪の首領を倒すための「最終兵器」は、巨大コタツだった。
いや、これはこれで、ぶっ飛んでいて楽しい話でした。
低年齢向けアニメだけど、両親の世代の懐かしいもののパロディを盛り込んで、家族で楽しめるつくりだったから。
第2シリーズ。
ジュエルペットてぃんくる。
こちらは、ずいぶんと話のテイストが変わる。
行き当たりばったりの「やりたい放題」はしない。正統派の青春群像劇だ。
主人公の女の子(小学6年生)と、その仲間たちが成長していく過程が描かれている。
設定にも緻密さを感じる。
最初は、あまりにも内容が違うので違和感を感じたが、これはこれでOK。
ただ、低年齢層向け、と考えると違和感を感じる。たぶん、小学校3年生~向け。
現在放送中なのは第3シリーズ。
ジュエルペット サンシャイン。
ふたたび行き当たりばったりの、やりたい放題。
第1シリーズは中学生、第2シリーズは小学生だったが、第3シリーズは高校生。
でも、低年齢層向けを意識しているためか、主人公たちは小学生のように単純に書かれている。
(学校でも九九のお勉強中してるし。…高三という設定にもかかわらず)
第1シリーズよりもストーリー性は無く、1話15分を基本としている。
低年齢層向け、と考えれば、アンパンマン等と同じ構成で悪くない。
(その割には、夏休み中は4回連続、2時間で1話という構成だったけど。映画?)
…なんで、こんなにシリーズごとに内容の「ぶれ」が大きいんだ?
…ところで、続編の名前のつけ方に、「セガらしさ」を感じる。
きっと、第4弾は「ジュエルペットよ~ん」で、第5弾は「フィーバー」なのだ。
主人公は、大学生か? それとも幼稚園児か?
(魔道幼稚園、というものを設定してきたら、それはそれでOK)
さて、そんな長女が、保育園で「サンリオピューロランド」の割引チケットをもらってきた。
もらってきた、というか、全員に配布されたのだな。サンリオの…謀略で。
ジュエルペット(に似ても似つかないキグルミ)の写真を見て、行きたがる。
今度いってこようと思う。
で、ピューロランドの WEB ページを見ていたら、ジュエルペットの紹介として「てぃんくる」のアニメの公式ページへのリンクがあり、しかも「放送は終了しました」と明記してある。
終了した、とわざわざ書いているのだから、設置しっぱなしで忘れられたリンクではない。
ならば、最新の「サンシャイン」のページにリンクすればいいのに。
…と思って気づいた。つまり、そういうことか。
ジュエルペットは、セガとサンリオが共同で開発したキャラクターだ。
おそらく、持ちかけたのはセガ。
セガ(厳密に言えば、セガトイズ)は、おもちゃメーカーとしては致命的なことに、人気のある「オリジナルキャラクター」を持っていない。
だから、アニメに出資して「エバンゲリオン」を作らせたのだが、バンダイと違って注文のつけ方になれていなかったので、完全に食い物にされてしまった。
(造型がおもちゃ向きでない。結果、おもちゃのためにアニメに出資したのに、アニメだけが成功して、おもちゃにしずらかった。結局はおもちゃ化はバンダイにもっていかれ、ゲーム等に活かせたので無駄ではなかったけど)
後には伊藤園と「お茶犬」なんてキャラクターも開発したけど、これもぱっとせず。
伊藤園はキャラクタ商売の会社じゃないからねぇ。
でも、お茶犬のキャラクターバラエティから、「多キャラ展開したい」ことは読み取れた。
エバンゲリオンは「バンダイ商売」を狙って失敗したから、多キャラ展開で「タカラトミー商売」(ポケモンだね)をしたかったのだろう。
で、ジュエルペットになる。
かわいいキャラクターを作るには一日の長があるサンリオと組んで、マルチメディア展開はセガが行う。
ジュエルペットが「多キャラ展開」なのも、最初のアニメが途中までポケモンを意識していたのも、セガトイズが「ポケモンのようなもの」を欲しがったためなのだろう。
おそらく、最初のアニメの詳細を決めたのはセガ。
でも、サンリオも権利を持っているので、「てぃんくる」の詳細を決めたのはサンリオ。
そして、「サンシャイン」はまたセガ。奇数番と偶数番ですみ分けた、と考えると、内容が大きくぶれているのも理解できる。
つまり、サンリオは得意の「小学生の女の子」をターゲットにしようとしていて、セガトイズは「アンパンマン・ミッフィーちゃん世代」をターゲットにしようとしているのだ。
(セガトイズの主軸キャラクターは、アンパンマンとミッフィー。両方とも低年齢層ターゲットだ)
ちなみに、この日記の最初にリンクした「ジュエルペット」のページは、セガトイズが所有するもの。
総合的な「ジュエルペットの紹介サイト」になっているし、ドメイン名もジュエルペットだが、サンリオはジュエルペットの紹介に、あえて「てぃんくる」の公式ページを使う。
つまり、共同開発したキャラクターであっても、お互い「自分の領域」の中に、キャラクターのイメージを固定化したいのだ。
翌日追記
サンリオも、ジュエルペットの公式ページ持ってました。jp がセガで、info がサンリオなのね。
そして、このページ内では「サンシャイン」の紹介もしている。
昨日書いた「サンリオはてぃんくる押し」というのは邪推だったかな?
しかし、共同でページ立ち上げようとか…思わないのだろうなぁ。
それぞれが、自社コンテンツへの導線を自由に作りたいだろうから。
キャラクター育てたいなら、版権管理会社作ればいいのに。
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PHP でデーモンを作ろうとして、少しハマった。
同じことで悩んでいる人がいるかもしれないので、簡単に記しておく。
作ろうとしたのは、デーモンの「親」が、多数の「子プロセス」を作って、同時並行処理する、というもの。
なにぶん PHP だから、ひょんなことで終了する可能性がある。
だから、子プロセスが終了したら、親は再び子プロセスを起動する。
万が一親プロセスが死んだら…これは、deamontools を使っているので気にしない。
親プロセスが子プロセスの終了を待つには、pcntl_wait する。
親プロセス自身が TERM や HUP シグナルを受け取ったら、子プロセスを全部安全に終了させてから親が終了しなくてはならない。
これには、pcntl_signal を使う。
pcntl_wait は、
この関数は、子プロセスが終了する・ カレントのプロセスを終了させるシグナルが送信される・シグナル処理関数を コールするシグナルが送信される のいずれかが発生するまでカレントのプロセスの実行を中断します。
…と、関数リファレンスに書いてある。
つまり、子プロセスが(1つでも)終了するか、親プロセスにシグナルが来るまでは pcntl_wait で止まっている、ということだ。
pcntl_signal は、シグナルを受け取ったときに処理する関数(コールバック関数)を登録する命令なのだが、
PHP 4.3.0 以降、PCNTL はシグナルハンドルコールバックの仕組みとして ticks を使用しており、これは以前の仕組みよりずっと高速です。
…と、関数リファレンスに書いてある。
ticks というのは、PHP の命令と命令の隙間だ。厳密に命令と対応しているわけではないが、ともかく「PHP 内部の処理が終わって、スクリプトの命令を読み込むとき」に ticks が発生する。
そして、PHP のバージョン 4.3.0 以降は、この ticks でシグナルを受け取る、というのだ。
…あれ?
pcntl_wait は、命令中でもシグナルを受け取る、といっている。
pcntl_signal は、シグナルは命令の間で受け取る、といっている。
この矛盾に気づくまで、思ったように動作しないでかなり悩んだ。
実際には、pcntl_wait 中は、シグナルを受け取ることができない。
だから、親の動作が「子プロセスの終了を待つだけ」であっても、pcntl_wait で停止してはいけない。
おそらく、4.3.0 以前は、pcntl_wait はシグナルを受け取っていたのだろう。
幸いなことに、pcntl_wait には「停止せず、子プロセスが終了していないなら 0 を返す」というオプションがある。
これを使って、シグナルを待ちながら子プロセスの終了も待つ、というメインループを作ったら、シグナルを受け取れるようになった。
さらに言うなら、ticks を使ってシグナルを受け取ろうとすると、どこで割り込みが発生するかわからず危険な上、命令ごとに割り込みを処理しようとするので遅いようだ。いいことがひとつもない。
ticks ごとの割り込みは declare 命令を使って制御するが、それ以外に pcntl_signal_dispatch を使うことで、シグナル処理の明示的なタイミングを指示することもできる。
こちらを使ってみたら、安全なタイミングで処理できるし、速度も速くなった。
…しかし、PHP って deamon 作るのに向いている言語ではない。
そんなことは最初からわかっているが、今回はどうしても PHP で書かれたライブラリを使用する必要があったのだ。
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…というわけで、サンリオピューロランドに行ってきた。
率直な感想を言おう。
非常に良かった。感心した。
事前に下調べして「大人の鑑賞に堪えうる」という評判を知ってはいたのだが、それでも驚くくらい良かった。
サンリオを見くびっていたことを、素直に申し訳ないと思う。
今回、割引券があったので、フリーパスが大人2900円で購入できた。
通常なら4400円だ。ずいぶん割り引かれている。
しかし、割引がなかったとしても、やはり「安い」と思えるような内容だった。
それくらい良かったのだ。
1980年代後半の東京ディズニーランドの大成功を受けて、全国に「テーマパーク」が乱立した。
しかし、テーマパーク事業は規模が大きすぎ、収益性は実はそれほど高くない。
そこで、1990年代には小さな敷地で収益性を上げた、「ミニテーマパーク」と呼ばれるものが増える。
ピューロランドは、その先陣を切ったひとつだ。
ミニテーマパークで著名なのは、ナムコのナンジャタウン、セガのジョイポリスだろう。
ゲーム会社がテーマパーク事業に乗り出したのは、それがもともとエンターテインメント産業であるから、ということだけではなく、風俗営業法の問題も大きい。
ゲームセンターは風俗営業法で営業に制限があるが、ほぼ同様の内容であっても「テーマパーク」を名乗りさえすれば、風俗営業法の枠が外れるからだ。
事実、ジョイポリスは大規模ゲームセンターと実質的に変わらず、すぐ飽きられる。
当初計画では、各都道府県に1つづつつくる、としていたのだが、一度建設したところからも相次いで撤退し、現在3箇所しか残っていない。
ナンジャタウンはもう少しまともな「遊園地」であったが、こちらも飽きられるのが速く、「フードテーマパーク」という新たな活路を見出し、当初の内容とはずいぶん変わってしまった。
しかし、ピューロランドは、いわゆる「遊園地」ではない。
体感型の劇場だと考えたほうが良いだろう。
内部には複数の小劇場を持っていて、20~30分程度のミュージカルを繰り返し上演している。
これだけなら「ミニ劇場の複合体」であって、わざわざ体感型劇場とは言わない。
よくできているのは、劇場を出ても、中央の広場では繰り返しパレードや、短いミュージカルが上演されている、というところなのだ。
劇場を出たつもりでも、常に劇を見ている形になる。
見るつもりがなくても、「そうした異質の空間」に身をおいていることは変わらない。
これが、日常ではありえない、不思議な体験をかもし出す。
そして、1つ1つの劇は、非常にクオリティが高い。
…なにせ、宝塚や劇団四季などにゆかりのあるスタッフを起用しているのだ。
演劇としては、トップクラスに属すると考えても良いだろう。
トップクラスの演劇を見れば、2時間で1万円程度は普通の値段だ。
それが、1日中その空間に身をおいて、5千円未満。
これが「安い」と評する理由だ。
ちなみに、妻は「ミュージカルは嫌い」と以前から言っていた。
その妻が「楽しかった」という。それほどクオリティが高い。
まぁ、遊園地的なところもないではない。
イッツァスモールワールド風のアトラクションとか、ミートミッキー風のアトラクションとか。
いちいに「ディズニーランドでの元ねた」を感じてしまうのは、やはりディズニーランドをまねて作ったミニテーマパークだからだろう。
そして、両手ばなしで絶賛できる部分ばかりでもない。
「夢の空間」にしては、壁に描かれた絵が色あせていたり、展示に埃がかぶっていたり。
ここらへん、ディズニーランドと違って「総合力」が足りないのだろう。
とはいえ、ミニテーマパークの目的が「ディズニーランドと類似のものを、もっと高い収益性で」とだと考えると、手が回らないのではなくて、あえて手を入れていないのかもしれない。
それでも、がっかりさせるほどのものではない。
実際、リピーターは多いようだ。
熱狂的なファンだから、というのでもない。
やはり「楽しいから」来る人が多いのだろう。
パレードの際に「みんなで踊りましょう」というダンス(混んでいても、座ったままでも大丈夫なように、手の動きだけ)は、結構複雑なのにもかかわらず、完璧に踊れている人を散見した。
とある劇は、終わった後のスペースで「お財布ケータイで」アクセスすることで、待ち受け画面などがもらえた。
これ、見に来た回数でもらえる物が変わり、最高15回見ないともらえないものもある。
15回来る、というのが、「不可能ではない」程度には実際に来る人がいる、ということを物語る。
ミュージカルを身近にしてくれる、こういう施設がもっとあればよいのに。
日本では、演劇は金にならない。
小さな劇団は、持ち出しで公演している。その公演を支える劇場側も赤字で、お客さんも「チケットが高い」と文句を言う。誰も儲からない構造だ、とよく言われている。
そうでないのは、宝塚と劇団四季くらい、とも言われる。
でも、それでは「トップ」と「底辺」が離れすぎているのだ。
もっと、間をつなぐものがほしい。
しっかりとした技術を磨きながら、演劇を志す人のステップアップの場が少なすぎるのだ。
サンリオピューロランドは、そうした「隙間を埋める」施設のひとつだと思った。
サンリオはちゃんと収益を上げられているし、僕が書いたようにお客さんにとっても「安い」と思える。そして、ここで採用されたアクターにとっては、確実にステップアップの場にできるだろう。
でも、サンリオが雇えるアクターは限られている。
しかも、実際のところ中国人アクターも多い。
ミュージカルともなると、単に「演劇を志している」レベルの人材ではだめなのだ。
バレエもできて、身体的にも研ぎ澄まされていなくてはならない。
日本では、そうした人材が少ない。だから中国人を雇わないといけない。
(たぶん、近年中国からの団体客が多い、という事情もあるとは思うが)
人材が少ないのは、演劇で食っていくことは難しく、活躍できる場が限られているからだ。
人材が少ないから劇場が育たず、劇場が少ないから人材が育たない。悪循環。
だからこそ、もっとこういう施設が増えればいいのに、と真剣に思った。
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太陽電池グッズを立て続けに購入した。
せっかくなので、使用レポート。
いずれも、震災に端を発している。
震災時、神戸震災のときに買ったラジオが大活躍している話は書いたが、使い続けたら初夏のころに壊れてしまった。
太陽電池で聞くことができ、単三電池も併用できた。日のあたるところにおいておけば、単三電池2本で1ヶ月稼動できた。
ちなみに、ダイナモ発電も、懐中電灯も、サイレン機能もついていた。
一応防災用ではあるが、普段使いとしても非常に優れていた。
で、壊れた後、同等品を探して回った。
初夏にはまだ大規模停電の可能性が示されており、ラジオはどこも品切れ、もしくは非常に高値だった。
とりあえず、家にあった普通のラジオで夏を越す。
捜し歩いていたときに、DE13というラジオを見つけた。
値段も手ごろでほしい機能はついているようで…かなり食指が動いたが、買わなかった。
だって、ラジオの周波数が中国仕様で、国内の放送が聞けないのだもの。
9月の防災の日で改めてラジオなどは高値安定し、10月に入ってやっと安値で買えるようになった。
改めてラジオを探してみるが、AK-DR603ばっかり見かける。
これ、震災時に6000円くらいで売っていたよね?
2000円弱になっていたから、まぁこんなものかもしれないけど…
どうも形などが気に入らないが、太陽電池、ダイナモ、ラジオ、ライト、はついている。
悩んでいても仕方がないので、とりあえず買ってみる。
…これは、失敗。自分のほしいものではなかった。
形が明らかに懐中電灯なのは気になっていたが、ラジオはおまけ。
気軽に使える防災用懐中電灯が欲しい人にはいいかもしれない。
でも僕は、普段使いできて、防災時にも役立つラジオを探しているのだ。
太陽電池はまったく役に立たない。
後で知ったが、充電池が過放電すると劣化が激しいので「完全に放電しないように」するために太陽電池がついているのだそうだ。発電して使うためではない。
そういえば、箱にかかれた商品名も「ダイナモライト」であり、太陽電池とラジオがついている、という扱いである。
改めて調べる。
気になっていた DE13 は、国内向け OEM で、RAD-V963という名前で売っていた。
某所では、これと SONY のICF-B02 のどちらが優れているか、で口論になっていた。
SONY のものは、太陽電池はついていないが、ダイナモが非常に高性能、かつ強固なつくりなので、防災用としては非常によいようだ。
SONY 派の人々は、RAD-V963 は中国製で安っぽい、と攻撃している。
でも、僕はダイナモなんか回さないでも太陽電池で聞き続けられる、普段使いのラジオを探している。
RAD-V963 を購入してみる。
というわけで、やっと使用レポート。
2ch の評価のとおりです(笑)。
非常に安っぽいつくり。でも、値段も実際安いし、必要な機能は満たしている。
太陽電池は、十分な性能です。
電池を抜いて、内臓充電地も抜いて、十分に光の当たるところでラジオをつけると、音は小さいのですが聞くことができます。
でも、太陽電池で1時間充電した際に、ラジオは30分聞けることになっているので、電池の併用は必須なのでしょう。
(ダイナモ使ってもいいけど、普段使うときにぐるぐる回しているのは面倒くさい)
むしろ、電池がなくなったな、と思ったら、PC の USB 端子から充電しています。
僕がラジオを聴いているのは PC で仕事中が多いので、これで十分。
残念なのは、内臓充電池と乾電池が切り替え式なこと。
以前使っていたラジオは、電力が不足すると自動的に乾電池から補っていたから。
最大の「安っぽさ」は、チューニングの表示があてにならないこと。
FM 横浜は 84.7 MHz だけど、85 をはるかに超えて、86 くらい(表示上は、85 の次は 88 ですが)のところで入ります。
しかも、一度チューニングしても、太陽電池で使うために本体を日向においておくと、暑くなってチューニングが狂います。
…人には薦められないねぇ。でも、自分が使うのはこれでなくちゃだめ。
2ch の人々が SONY 派と二分している理由がよくわかります。
もうひとつ、太陽電池NiMH充電器を購入しました。
これも、震災後の節電が呼びかけられていたとき、妻が「太陽電池で乾電池に充電したい」といっていたのがきっかけです。
eneloop solar chargerの存在は知ったうえでの話だったのですが、価格を見たところ採算に合わないとすぐわかったので購入にはいたらず。
で、探した結果、先にリンクした商品にたどり着きました。
これ、国内で扱っている会社は少ないようで、先のリンクのほかにはもう1件くらいしか見ていません。
でも、海外のサイトで検索すると、結構ヒットします。メジャーなようです。
で、海外のサイトには例外なく、重要な情報が書かれています。
「充電直後の電池には絶対に触るな。なぜなら、とても熱くなっているから」
…安い理由がわかった気がします。過充電防止装置、ついていないんだろうな。
でも、この値段の商品としては、太陽電池の出力が他のものの倍違う。
ならば、過充電しないように使うのみです。
eneloop 単四なら4本、単三なら2本入れれば、理想的に日が当たった状態で充電に8時間かかります。
これなら、朝から晩まで充電して、過充電しない程度で終わるはず。
現状、その使い方で使っていますが、非常によいです。
今までも、深夜電力で充電していたから電気代はそれほどかかっていなかったのだけどね。
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