2010年10月07日の日記です


自動処理  2010-10-07 17:01:17  コンピュータ

メイン使用している Windows XP の「メンテナンス」を自動化した。


…いや、いままでも自動化はしていたんだ。

起動中に、時間が来るとバックアップを開始したり、デフラグを開始したりしていた。


でも、ハードディスクガリガリ動かすと遅くなるからね。

起動中、ということは、大抵は僕の作業中でもあるわけだ。


実質上、Windows は「端末」であり、自宅内サーバー上のファイルをいじる形でプログラムを作成しているので、それほど害は無いと考えていたのだが、それでも遅いことは遅い。


そこで、深夜に作業をするようにした。

…しようとおもった。そしたら、これが大変。




まず、深夜に作業するには、深夜に自動で電源が入らなくてはならない。

僕が使用しているのは、もう数年前の VAIO だが、自動電源オンの機能はある。あるはずだ。だって、テレビの予約録画ができるのだもの。


…でも、この機能にアクセスすることができない。

BIOS 設定では、自動起動時間を設定できない。

おそらく、録画のために「SONY 純正のソフト」からのみ、次回の起動時間を設定できるのだろう。


#複数予約があっても「次回」の起動設定さえできれば、そこで新たな設定を行えるので、設定は1つでよい。



仕方が無いので、Wake On Lan を使うことにした。

幸い、低消費電力のサーバーを 24時間稼動しているので、cron で起動することにする。


BIOS の設定で WOL を Enable にし、Windows のシステムのプロパティ>ハードウェア>デバイスマネージャーからも、ネットーワークアダプタの設定を行う。


BIOS 設定だけでは、WOL は可能だが「どのような条件で」可能にするかを設定していないため、これらは OS 上から行うのだ。


#詳細な仕組みは知らないのだが、BIOS が設定するのは「電源 OFF 時にネットワークカードを活かしておくかどうか」だけで、詳細な設定は OS 側で指示するのだろう。

 一度指示すれば、電源を落としても通電されるので、指示が生きている、という仕組み。


#ここでの「条件」は、マジックパケットである。でないと、ping が来ても起動してしまう。





つづいて、サーバー側の設定。僕は CentOS を使用している。

/sbin/ether-wake というツールがあるので、これを使う。

(無い場合は yum install net-tools)



使用方法は、相手の MAC アドレスを入れるだけ。


#MAC アドレスは、Windows 側で調べておく。

 コマンドプロンプトで ip-config /all すればでてくる。



Windows を Sleep して、1回実験。

…よし、ちゃんと起動できた。

これで、目的の半分は達成。


cron で、深夜 2 時に起動させるようにしておく。




Windows 側の設定。

先に書いたが、すでに MyDefrag でデフラグを、Paragon Backup でバックアップを行う設定をしてある。


MyDefrag は、Windows のシステムツールにある「タスク」を使用して、定期実行するようにしてある。

これを、深夜2時5分に開始するように変更する。

(5分からにしてあるのは、起動時間を考慮してのこと)


毎週日曜日に実行するようにした。

一番、使っている可能性が低い日なので。



Paragon Backup のほうは、ソフト内から設定変更を行う。

(「タスク」にも登録されているが、これはソフトが設定したもの。ここを変更しても、上書きされてしまう)


スケジュールの「プロパティ」から、時間などをずらすだけ。

頻繁に更新する C: は、火曜日と金曜日に、D: は土曜日にバックアップすることにした。



先ほど書いた crontab をさらに書き換え、火曜日と、金~日だけ実行するようにする。



さて…。

作業終了したら、コンピューターの電源を切ってほしい。


実のところ、この情報を探すのに一番手間取った。

みんな、同じことで悩んでいるらしく、「やり方知りませんか?」という質問ばかり見つかり、答えが見つからない。


なので、ここに結論を書いておこう。


Paragon Backup のほうは簡単。

スクリプトを作成する Wizard のなかで、終了したら ShutDown する、というチェックがあるので入れればよい。

今回、僕はすでにスクリプトを組んでいたので、このスクリプトに手を加えた。


EXIT(value(v_ExitCode))


という行の上に


shutdown


と書けばよい。


これでシャットダウンしてくれる。スリープや休止はしてくれない。

ちょっと不便だけど、週に何回か再起動するのも悪くないだろう。


MyDefrag のほうは、Script フォルダ内にある、Settings.MyD を編集する。


WhenFinished(~)


という行がある。~のところは、デフォルトでは wait になっているはずだ。

wait を exit に変えると、終了後は「実行結果」のウィンドウを出して停止せずに、終了してくれる、というTips は広く知られていて、書き換えている人も多い。


ここを Shutdown にすると、シャットダウンしてくれる。

Sleep ならスリープしてくれるし、Hibernate なら休止する。




というわけで、これで完成。

深夜に時間のかかる面倒な作業を勝手に行って、終わったら即、電源を落としてくれる、はず。

(設定したばかりなので、まだ試験されていない)


翌日追記


よく考えると、上の実行順序はまずかった。


僕の場合、土日はPCを使わないことが多い。

なのに、土曜日にバックアップしてシャットダウン、日曜日にデフラグする設定にしている。


シャットダウンからは、 WOL で起動できない。WOL するなら、スリープか休止でないと。


なので、土日の実行順を逆にすることにした。

土曜日にデフラグして休止、日曜日にバックアップしてシャットダウン。


月曜日に手動で再起動かければ、火曜日のバックアップも問題なし。

(月曜休みの三連休の場合はどうするか?

 もう少し練りこんでもよいが、金曜にはバックアップされるので問題ないかな。)




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