2021年10月の日記です

目次

08日 コンピューターと気象予測
10日 ネットワークHUB故障
12日 血液検査
19日 医療週間
28日 青春デンデケデケデケ


コンピューターと気象予測  2021-10-08 17:24:01  コンピュータ

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ここのところ仕事が忙しくて、日記を書く暇もネタもなかった。

ネタも、というのは時間があれば仕事してたからね。インプット無くしてアウトプット無し。


自営業にとって仕事が忙しいというのはありがたい話なのだけど、忙しい理由の8割くらいは、先月コロナ罹患で3週間ほど休んだからだろう。

スケジュールに無理が生じて、急いでプログラムを作らなくてはならなかったのだ。



あと、仕事を手伝っている会社では、コロナ禍の状況の中でも業績が伸びている。

ありがたいことだが、ベンチャー企業で少人数なのでプログラマーの手が足りない。


求職中の腕の立つ人がいたら、こちらのページの右上の「採用情報」から詳細が見られるので、是非。

(僕はお手伝いしている外部の人、という位置づけなので、採用に関して口を出す権利はないが、一緒に働くことになったら仲良くしてください。)




ネタもない、と書いたが、日記に書こうと思って時期を逃したネタを…



数日前に、真鍋さんのノーベル賞受賞、という話がニュースをにぎわした。

日本人が受賞、と報じられたのだが、日本生まれだが、60年以上前に渡米し、現在米国籍なのだからアメリカ人だろう。


まぁ、そこはどうでもいい話で、興味を持ったのはその授賞理由。

コンピューターによる数値演算で気象を再現する手法を編み出したことだ。


今では当たり前の技法だし、真鍋氏が最初に考案した方法よりももっと精度が高まっている。

でも、最初に考案した、というのはすごいことだ。



で、ここからは日記ネタにしようとした理由。

真鍋さんは渡米してから師事した方に言われて気象予測モデルの構築を始めたようなのだけど、これが僕が過去に書いた ENIAC の記事の話とつながるのだ。


ENIAC は弾道計算のために作られた、とされる。

実際、作成の際には陸軍が予算を出していて、その理由は弾道計算ができるからだ。


でも、予算がつく前に計算機が欲しい人がいて、設計が行われて、作成する段階でスポンサーを探したのだ。

その設計の理由は「気象予測には膨大な計算が必要だから」だった。



専門ではないので正確な時期を知らないのだけど、20世紀の前半のどこかで、「完全なパラメーターがわかれば、気象は完全に計算できる」という仮説が生まれたそうなのだ。


20世紀に入っても、自然は人智の及ばざるもので、天気もその一部だと考えられていた。

それを、完全に計算できるというのだ。それまでの価値観を打ち壊すような仮説だった。


これは当時の学者にとってなかなか興味をそそる話題だったようで、多くの人が研究に乗り出している。

(こういう研究って、時代の流行もあるのだ)


ENIAC はその過程で必要とされ、設計されたものだった。

その設計者の仮説では、ENIAC くらいの能力があれば気象予測ができるはずだったのだ。


でも、ENIAC ができて気象予測ができるようになった、とは聞かない。

その時の仮説が間違っていたのだろう。

または、ENIAC では能力が足りなかったのかもしれない。



しかし、ENIAC は電子計算機の時代の扉を開けた。

その後、計算機が強力になり、その計算力を武器に気象予測のモデルづくりに挑む学者はたくさんいて、真鍋さんはその中でも見事に「実用的になる」モデルを組み立てた、ということなのだろう。




真鍋さん最初のモデルは、単純化しすぎて正しくないと分かっていながら、当時のコンピューター性能で計算できる妥当なモデルだったようだ。


その後、計算機の高速化とともに改良されたし、こうしたモデルを動かすための「地球シミュレータ」なんてものまで設計された。


(地球シミュレータは、その後も代変わりしているが、単純な計算能力ではすでにそれほどすごいコンピューターではない。

 しかし、気象予測のようなものに必要な複雑系を扱えるような独自設計になっており、気象予測や数値風洞と呼ばれるようなプログラムの実行では、まだ高い性能を誇る)



というわけで、今年のノーベル物理学賞は、自分のページで取り上げても良いネタだな…

と思いつつ、すっかり時期を逸してしまったので、この程度の簡単な説明にとどめておく。



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ネットワークHUB故障  2021-10-10 11:16:29  コンピュータ

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昨夜のこと。

子どもたちが、「ネットに繋がらなくなった」と報告してきた。


自分でも確かめてみると、WiFi に接続できない。


こういうことは、2ヶ月に一度程度の頻度で起きる。

大抵はネットワークの上流で何かあったときで、5分も経てば自然に回復する。


ただ、なにか違う気がした。

いつもなら、「インターネットに接続できない」であり、「WiFiに接続できない」ではないのだ。


ここで、我が家のネットワーク構成なのだが、WiFi ステーションが2基ある。

1基では家の中すべてをカバーしきれないためだ。

居間と仕事部屋においてあり、これで家全体をカバーできる。


このときは居間にいて、自動的に電波の強い居間のステーションが選ばれていたのだけど、あえて仕事場のステーションに繋いでみる。

普通に繋がった。仕事場のステーションは外部につながるルーターも兼ねており、接続状況を確認できる。

問題なく外部に接続していた。接続できないのは、上流の問題ではなく、家の中の問題だ。


居間のステーションをリセットしてみるも、回復しない。

WiFi の電波は出ていて接続を試みるも、「DHCPに接続できない」と言われるのだ。


あらためて WiFi ステーションを確認するが、インジケーター LED の点灯が少ない気がする。

もっとも、普段それほど気にしていないので、普通の点灯状態を覚えていない。


まぁ、おそらくは WiFi ステーションが家のネットワークから切り離されている。

DHCP は家の中に1台しかないので、ネットワークから切り離されて見えなくなっているのだろう。


困ったな、ステーション壊れたかな…と思いつつ、ネットワーク全体の確認を行うため仕事部屋に向かう。

家の中の機器のほとんどは、仕事場に集約してあるから。


で、ひと目見た瞬間に原因がわかった。

家のネットワークの分岐の中心である HUB が、電源ランプが点滅し、すべての接続ランプが消えた状態だった。故障したのは HUB らしい。


先に書いたように、外部に接続するルーターを兼用している WiFi ステーションは、当然 HUB を経由せず外に接続できる。

そのため、仕事部屋の WiFi に接続すれば問題なくインターネットに接続できていたわけだ。


このステーションは、4ポートしかないが、HUB 機能を内蔵している。

そのため、外部公開しているサーバーも、このステーションに直接接続してある。

なので、外部公開サーバーの稼働はつづいていた、はず。




壊れた HUB は8ポートだったが、実際には使われていないケーブルも繋がっていた。

家の中の主要な部屋に LAN ポートを用意しているが、現在は WiFi を使うことが増えたため使っていない部屋が多いのだ。


現在使っていない 5ポートの HUB があったので、本当に必要な線を厳選して繋ぐことにした。

…以前は線に接続先の部屋を書いた紙をつけていたはずなのだが、いつの間にかなくなっている。適当に繋いで、接続ランプがつかないやつは使っていない部屋だろう。


刺しては「あたり」「はずれ」と判定する、黒ひげ危機一発のような状況。

幸い、5ポートで丁度足りた。


とはいえ、余裕がないのも困りそうなので、早速8ポートの HUB を Amazon に注文。

以前は 8ポートは高かったのだけど、いますごく安くなっているのね。


十分な機能のものが、1700円だった。

壊れたものは…多分10年以上使っていたと思うのだけど、1万円以上した気がする。


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血液検査  2021-10-12 15:28:11  その他

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コロナ治療完了から2か月。


2か月たったら血液検査をしてください、と言われていた。

治療完了時点で、血液検査したらγ-GTPの値が非常に悪かったから。


なにぶん問題があるのがγGTP なので、この2か月酒を飲まないでいた。

元々酒飲みではないが、ちょっとは飲みたい気分もある。



保険組合の健康診断も受けないといけないし、その時には血液検査もするだろう、と健康診断を申し込んでみる。

非常に混んでいて、今予約を入れても来年になるそうだ。


血液検査って、確か自費で受けるとすごく高いんだよな…

と思い調べると、自費では確かに高いのだが、今回は医師の指示があったので保険診療になりそうだった。


保険診療になりますか? と恐る恐る行きつけの医者に電話したら、診断してからでないと判断できないという。

仕方ない。ダメなら諦めることにして、検査の予約を入れた。




で、検査が1週間前で、今日結果を聞いてきた。(保険診療でした)

γGTP はなんの問題もない値に戻っていた。これで酒が飲める。


熱さましのアセトアミノフェンをすごい量のんだから、と自分では思っていたが、全体量は多くても用量・用法をちゃんと守っていたので問題はないでしょう、とのこと。

問題だったのは、肺炎治療のステロイド剤のようだ。まぁ、これも治療時に聞いていたのだけど。



γGTP は問題なくなったが、コレステロールの値が高い。

これ、若いころからだ。結婚前に時々妻と献血に行っていたのだけど、その時にも指摘されていた。


若いころは「食事に気を付けて」と言われていたのだけど、特に肉好きというわけでもなく、普通の食事しかしていない。

で、ずっとコレステロールは高いまま、と医師に言ったら、薬を処方してくれた。


これも50歳になったからか。

以前は「食事に気を付けて」と言われていただけなので、若いから肉ばっか食べているように思われていたのか。


年齢や生活習慣、食習慣によってもコレステロール値は上がるが、遺伝的に生まれつきの人もいるので、思い当たる節がないなら薬飲んでみるといいでしょう、とのこと。


2か月分処方されたので、薬飲み終わるころにもう一度血液検査しましょう、ということになった。


…また2か月後に血液検査か。



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医療週間  2021-10-19 11:07:08  家族

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長女(中2)は、以前から時々おなかが痛くなる。


小学校のころからだから、3年くらい「時々おなか痛い」が続いているだろうか。

一度医者に診てもらおう、とみてもらったのが夏休み前。


胃酸過多かなにかだろう、と行きつけの小児科医に見せたところ、どうもそういう症状ではない、との判断。

多分大したことは無いのだけど、原因がわからないのは不安なので、大きな病院に見せた方が良いでしょう、と紹介してくれた。


国立病院機構横浜医療センター。この辺りで一番の最新医療施設だ。

最新医療を行う大病院なので、いろいろな検査ができる。


ただ、平日しかやっていない。予約を入れることもできず、来た人順だ。

その代わり、紹介状がないと受け付けられないため、ものすごい人数、ということにはならないはず。


夏休み中に行こうと思っていたのだが、コロナに感染してしまったため行くことができず、9月に入ってから学校を休んで行った。



妻が付き添ってくれたのだが、半日程度だろうと思っていたら、1日かかった。

レントゲンや血液検査など、簡単にできるあらゆる検査を行ったためだ。


その結果、「原因不明」。直接見た方が早い、と胃カメラ検査をすることになった。


ただ、子供の食道は細いため、胃カメラ検査では全身麻酔が必要になるそうだ。

全身麻酔は危険を伴うため、麻酔医が立ち会い、終了後も経過観察で一泊となる。

また、朝一番の、胃が空っぽの状態で検査を行いたいため、事前泊も必要となり、2泊3日の大掛かりな検査となった。


それでも、入院前はまだ気軽に考えていた。病気じゃないのだから、事前泊といってもある程度自由だろうと。


小児病棟には、5歳児でも入院することもあるため、脱走を防ぐためにドアはオートロックだった。

さらに、朝食を抜いても栄養状態を悪くしないため、点滴のラインが確保された。


つまりは、ベッドに寝たきりになった。



こちらも妻が付き添ってくれたので僕は実情を見ていない。

もっと言えば、コロナ対策で面会が制限されていたので、妻も病棟の入り口まで付き添っただけだ。


帰宅してから長女が語ったところによれば、小児病棟は泣き叫ぶ子供などもいるため、相性を考えて頻繁に配置換えがあったらしい。


検査の際も、胃カメラに備えて麻酔薬で寝て、気づいたら別の部屋にいたそうだ。

(ベッド自体がストレッチャーになっているため、寝ている間の移動もある)



で、検査結果は逆流性食道炎。

木曜日から入院し、帰宅したのは土曜日。




さて、翌日の日曜日。

子供たちは、コロナワクチンの2回目接種を行った。前回からちょうど3週間だ。


翌日である月曜日…昨日は、3人とも熱を出して学校を休む。

前回もそうだったのだが、高2の長男は比較的軽く(それでも38度越え)、小6の次女が一番症状が重い(39度越え)。


今日は次女以外は回復して学校に行ったが、次女はまだ37度越えの熱で寝ている。


長女にとっては、先週末と今週頭を休み、久しぶりの学校となった。




さて、ついでなので自分の近況を。


1週間ほど前に、コロナ後の経過観察で血液検査を受けた話を書いた。


その少し前には、まだ嗅覚異常…「ありもしない匂いを感じる」ことがあった。(異臭症)

ただ先週後半、ふと気づくと異臭症の症状を感じなくなっていた。


同じ時期に、インスタントコーヒーを飲もうとしたときに、コーヒーの香りを感じた。

嗅覚異常はかなり治ってきたようだ。(まだ匂いの種類によってはあまり感じないのだけど)



この話を家族にしたところ、長男はまだ匂いを感じないそうだ。

異臭症はあるか聞いてみたところ、現在は無いという。コロナ療養中にあった、というのは以前に聞いている。


コロナの症状自体は長男の方が軽かったが、嗅覚異常の後遺症については長男の方が重いようだ。


長女は、僕より先に嗅覚異常から回復しているようだ。また、異臭症は出なかったとのこと。




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青春デンデケデケデケ  2021-10-28 18:06:09  家族

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いや、表題の小説も映画も内容知らない。

タイトル使ってみたかっただけ。




シルバーウィークあたりに大掃除をしていて(という話は何度か書いたのだが)、古いギターが出てきた。


僕の所有物だけど、僕はギター弾けない。姉から譲り受けたものだ。

その姉も、ギター弾けない。ビンゴの景品でもらってきたものだ。


Fernandes の ZO-3

発売当初、大人気で入手困難だった時期に、姉が友人のバンドマンに誘われて音楽関係のイベントに行き、その時に入手したもの。

当然周囲は音楽のできる人ばかり。大人気の景品に一同羨んだらしいけど、一番当たっても価値のない人にあたってしまった。


で、そんな「貴重品」だったので保管していたのだけど、使わないまま置いといてももったいない。

中古ショップに売ろう、と思って廊下の片隅に出しておいた。




その数日後、テレビの音楽番組を見ていて、次女(小6)と音楽の話になった。

そしたら次女が「ギター弾いてみたい」と言い出したのだ。


廊下に置いてあるのを見たのかな、と思ったらそうではなかった。

なんか、YouTube で弾いている人を見て興味を持ったようだ。


じゃぁ、そこにあるから弾いていいよ、と廊下に置いてあった ZO-3 を持ってくる。

もう 20年近くしまいっぱなしだったので、弦は錆びているし、チューニングのやり方も忘れた。


とりあえずギターの教則本持ってきて、チューニングを…とやっている最中に、音の合わせ方間違えて弦を張り過ぎ、切れた。


ありゃ。弦を買ってこないとだめだ…

と思ったら、ケースのポケットに替えの弦が入っていた。

20年近く前、妻が「弾いてみたい」というので弦を買いに行き、3セット入りのお徳用を買ったまま、1セットしか使わなかったらしい。


そんなわけで弦を張り替え、チューニングする。

ここまでで半日仕事。


教則本の一番最初に載っている、2つのコードを変えながら繰り返し弾く練習…

を次女が始めたが、「難しい!」とすぐめげた。


そりゃ難しいよ。教則本にも、体になじむまで最低1週間はその2コードをやれ、と書いてあるもの。





次女は3日ほど同じコードを繰り返し弾いていたが、さすがに飽きた。

1週間は…というのはひとまず置いておき、趣味は楽しいことも大事だろう。


ネットで探したら、一部の弦しか弾かないことで不協和音を無くし、簡単にしたコードがあるようだ。

そして、そのコードで弾く曲が結構見つかる。


いくつかのサイトで「ハッピーバースデートゥーユー」を初心者向けの最初の曲として紹介しているので、ひとまずその練習を始めてみた。


年末に友達の誕生会をやろう、とみんなで話しているそうで、その時に弾けたらカッコいい! と。

その時までに上達したら、友達の家にギター持って行っていいよ、と許可を出す。


で、毎日練習。


弾き語りをしようとするが、ギターに気をとられると歌の音程が狂う。

音程が狂わないようにすると、ギターの音がおかしくなる。



もう半月くらい、飽きずにやっている。


次女が一生懸命練習しているのを見て、長女(中2)も興味をもって、教則本の最初の2コードからやり始めた。



ちなみに、ZO-3 はエレキギターなので、スイッチを入れなければそれほどうるさくはない。

(次女の要望で電池は入れてある)



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