2017年10月10日の日記です


オーラ写真倶楽部  2017-10-10 17:41:54  業界記
オーラ写真倶楽部

1997年の秋のゲームショーに、オーラ写真倶楽部が出展されました。


…たしか出展されたと思うのだけど、あまり覚えてません。

リリースがこの頃なのは確かなのだけど。


#右上にある「オーラ写真倶楽部」のロゴ画像、クリックしてもらえるとチラシ全体を見ることができます。




オーラ写真倶楽部は、「手相占いちょっとみせて」の続編(?)にあたります。


以前に、オムロンから「手相を取るユニットが作れるので、一緒にゲームを作りましょう」というお誘いがあり、手相占いを作りました。

これが大好評。占いゲームとしては異例の出荷台数になりました。


その後「顔の特徴も抽出できるから、人相作りましょう」と言われたものの、こちらはオムロン側の技術不足で中断。


で、今度は「オーラとれるからオーラ占い作りましょう」ということなのですが、オーラって…怪しすぎますね。



その前に、この頃の占いブームの話を書きましょう。




1991年から始まる不景気を、バブル崩壊と呼びます。

この時期、急に先行きが不安になり、誰もが今後に不安を持っていました。


その社会的な心理状態を背景に、ちょっとした「占いブーム」が起こります。


テレビでは、「それいけ!!ココロジー」という心理学番組が大人気となりました。

心理学、といってもかなり怪しいもので、ほぼ占いの一種。


ココロジーは後にセガの別部署から占いゲームとして発売されました。

これはヒットしましたし、僕が以前作った手相占いもほぼ同時期。

占いゲームに人気がある時期でした。



街にも占い館がたくさんありました。

そして、そうした占い館で1995年頃から人気が出始めた占いに「オーラ占い」がありました。




「オーラ」という概念自体は、18世紀ごろからあるそうです。

ただ、その頃は生命感あふれる、不思議と心が落ち着くような場所に「オーラがある」とされた程度。


19世紀に急激に科学が発達し、生物の体の仕組みなどが次々と解明されていきます。

すると誰もが疑問に思うのは、「生命と非生命の違いはどこにあるのか」ということ。


生命の仕組みがわかって、模倣できるようになってきたのに、それは生命にならないのです。

物質は器にすぎず、生命とは何か別のエネルギーのようなものではないのか?


20世紀の前半には、科学的に「生命エネルギー」の研究が行われました。

ここで、仮想的な生命エネルギーが「オーラ」と名付けられます。


これが生命のエネルギーであれば、病気の人はオーラが変調したりするでしょう。

何とかしてオーラを捉えることができれば、病気の診断に役立つかもしれません。

科学的な研究には、それなりの理由がありました。



やがて、オーラが見える、と自称する人が現れます。


…本人が見えるというのだから、僕としては何も言いません。

否定も肯定もできない。

霊が見えるという霊能力者や、異星人と交信できるというコンタクティと同じです。


そういう人々によれば、オーラは病気の診断どころか、感情によっても変化し、本人が気づいていない願望なども反映するのです。

これを使い、将来の状況を改善するためのカウンセリング…いわゆる「占い」が可能となります。



さらには、オーラを撮影することができるカメラ、というのが現れます。

これにより、誰もがオーラを目にすることになりました。やはりオーラは実在したのです。科学の勝利。



…えぇっと、詳しい説明はしないことにします。

オーラ写真の占いゲーム機の話ですから、あえてこれ以上は踏み込まない。

ここでは、オーラは撮影できるんだ、ということで話を止めておきます。


気になる人は「キルリアン写真」をキーワードに調べてみてね。



ともかく、「オーラは常人には見えないが、写真には写せる」とされるようになりました。




話を少し戻して、1995年頃に街の占い館で流行し始めた、オーラ写真は「キルリアン写真」とは違う仕組みで撮影されていました。

しかしまぁ、オーラが写るのです。かがくのちからってすげー!


金を払うとまずオーラ写真の撮影があります。

この写真を見ながら、オーラの色や意味などを説明し、占いが行われます。

これが街で流行っていたオーラ占い。



じゃぁ、これをゲーム機でもやってみよう、というのがオムロンの持ち込んだ企画でした。

街のオーラ占いの写真機と同じような仕組みで…いや、医療器具のオムロンですから、もっと詳細な形でオーラを捉えることができます。



手相占いでも協力をいただいた占い師、ステラ薫子さんに連絡をしたところ、オーラ占いならできます、とのことでした。

そこで、オムロンが読み取ったオーラデータを元に、どのように占いを行うか、アルゴリズムと結果文章をセットでお願いすることになりました。



「オーラ占いゲームを作る」と、チームが編成されて僕のところまで話が届いたのは、以上のお膳立てが全部整った後になります。


オーラを撮影する、と言っても仕組みが気になる人が多そうだけど、種明かしは後日。

先に書いてしまったら面白くないもの (^^;




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