2017年10月02日の日記です


中二病  2017-10-02 16:48:53  家族

9月後半は仕事がやたら忙しく、全然日記など書いてない。


土日もなく仕事で徹夜の連続、暇ができたら寝ていたので、ゲームすらあまり遊んでいない。

忙しくて書けないというより、書くことが何もなかったのだ。




9月30日は小学校の運動会。

10月1日は中学校の文化祭。


仕事があってもこの2日は休ませてもらおう、と思っていたら、区切りがついて普通に休めた。

ありがたい。


運動会は、長女が勝って次女が負けた。

二人ともなかなか頑張った、というだけで、特筆すべきこともない。




長男の中学はじめての文化祭。


僕が中学のころは、クラス参加と部活参加の両方があったのだけど、長男の学校は部活での参加のみ。

もっとも、部活は必修なので全員参加となる。

僕が中学の時は帰宅部が多かった。


長男の所属する自然科学部を中心に見たのだけど、他の部活にもお邪魔した。

というのも、プラ板とかミサンガとか缶バッジとか、小学生女子が喜びそうな遊びをするところが多かったので、娘が見て回りたがったのだ。


ちなみに、自然科学部でもスライムづくりをやっていたので、これもきっちり頂いてきた。




久しぶりに中二病に触れて、非常に楽しかった。

僕が中学の時には「中二病」って言い回しはなかったけど、言葉が無かっただけでやっていることは変わらないね。



文芸雑誌部、昔なら文芸部と漫画研究部に分かれていたのだろうけど、一緒になっていた。

だから、部誌にはイラストと小説が混在している。


絵は下手でも、「俺の考えるカッコよさ」をこれでもかと盛り込んだイラスト。

無用に設定が複雑で、設定の説明だけで紙幅が尽きてしまう小説。


もちろんイラストの上手な、将来プロの漫画家なり、絵師なりになれそうな人もいる。


そういう人はもちろん努力して技術を身に着けたのだろう。

でも、技術がない、先に書いたような作品に僕は愛着を感じる。



長男の自然科学部でも、各自が研究した(調べてきた)レポートをまとめた部誌を発行していた。

この中にも、トポロジカル相転移とか、この世界が仮想現実であることの証明とか、中学生が好きそうな言葉が並ぶ。


長男は比較的まともにキノコの研究をまとめていた。

レポートとしての出来は良いが、多少背伸びした、本人理解しているのかわからないようなレポートは、中学生らしくて良い。




中二病って、言葉としては揶揄含みの侮蔑なのだけど、そうした時期を経験しておくことは非常に大切だと思う。


小学校までの「大人に従う子供の期間」を終え、自分で歩き始めたものの、まだ右も左もわからない状態。

だから、俺の考える格好良さに惹かれるし、背伸びして難しい言葉を使いたがるし、悪いものに憧れたりもする。


大人から見れば、なにもわかっちゃいない、無駄なことばかりやる、青二才。

だから中二病と呼ばれるのだろう。



だけど、この言葉で恥ずかしがって、避けて通ってはならない。

大人が「何もわかっちゃいない」と感じるのは、自分が過去に同じことをやって、失敗した経験があるからだ。


その大人も中二病を経験したんだ。その経験があるからこそ、ついアドバイスして成功に導いてやりたくなる。

でも、それで失敗を避けてしまったら、何も学べない。手痛い失敗をするからこそ、二度とそうならないように注意するようになるんだ。



だから、下手な絵でもどんどん描けばいいし、小説が複雑な設定ばかりで前に進まなくてもいい。

それを繰り返すことで、「このやり方じゃダメなんだ」と自分で気づくことが大切。


ちなみに、僕が中学の時は、面白くもなんともないゲームを大量生産していた。

「面白くない」というのは後知恵で、作っている時は、このアイディアは面白くなるはずだ、と信じているのね。



失敗して、このやり方はダメだったと学ぶ。

この失敗を繰り返したから「面白いゲームを作る方法論」が自分の中に出来上がった。


この経験はプロのゲームプログラマーになってからも、大いに役立った。



中学生は、どんどん中二病をやるといいと思う。

この時期にしか経験できない特権なのだから。




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