2011年10月06日の日記です


ジュエルペット  2011-10-06 14:49:31  家族

長女(4歳)の今のお気に入りは、ジュエルペットである。



ジュエルペットって何ぞや? って人も多いと思うが、低年齢層向けのキャラクター。

セガとサンリオが共同で作り上げたものだ。


元はといえば、1年半前の3歳の誕生日に、保育園でジェルペットの文具セットをもらったことに始まる。

でも、このときは何だかわかっていなかったし、自分も子供にこれが何かは教えなかった。


…自分としては、セガ社はちょっと縁のある会社なので、子供に教えたくなかった、という感情もある。




今年の2月ごろ、マクドナルドのハッピーセットにジュエルペットが登場した。

開始日前の予告テレビCM を見て「かわいい! これほしい!」という長女。


でも、これが何か知っているの? というと、わからないという。

何かわかったら買ってあげるよ、と約束したら、ハッピーセットの終了日直前に、自分の文具セットに書かれたキャラクターが同じものである、と「発見」した。


約束どおり、マクドナルドへいっておもちゃ購入。

終了日近かったので主人公キャラは売り切れているかな…と焦った。

ほしい、というキャラクターが売り切れていて泣かれても面倒だ。


行ってみると、主人公は残っていた。

でも、長女がほしがったのはサブキャラだった。




せっかく何者であるか認識したので、CATV のキッズチャンネルで、ジュエルペットのアニメを録画。

最初のシリーズの再放送を途中から見る。


自分もこのとき初めてアニメを見たが…

まぁ、なんというか、いい意味でB級な作品だった。


途中から見た、とはいえ、前半はポケモンを意識して作っているのがわかる。

多数の「かわいい」キャラクター、三悪の存在、時々勃発するバトル…


でも、女の子向けなので、主人公やその仲間の恋物語も入っている。


ところが、途中から三悪がレギュラーを降りた。

…この三悪のキャラ設定、申し訳ないが「いけてない」ものだった。

製作者側もそれを認識しておろしたのかもしれない。


で、その後の話は多少暴走含み。

「いい意味で」アニメ製作者側のやりたい放題。


ジュエルペットが魔法を使える、という設定から、急に主人公(主人公ジュエルペットの飼い主)を魔法世界の魔法学校に通わせ、悪と対峙するときに急に「魔法少女」に変身させたり、かと思えば仲間と一緒に戦うときには戦隊もののパロディーにしたり。


悪の首領は、ジュエルペットの猫。そして、悪のアジトにはコタツが置いてある。

最終回近くで登場する、悪の首領を倒すための「最終兵器」は、巨大コタツだった。


いや、これはこれで、ぶっ飛んでいて楽しい話でした。

低年齢向けアニメだけど、両親の世代の懐かしいもののパロディを盛り込んで、家族で楽しめるつくりだったから。




第2シリーズ。

ジュエルペットてぃんくる。


こちらは、ずいぶんと話のテイストが変わる。

行き当たりばったりの「やりたい放題」はしない。正統派の青春群像劇だ。


主人公の女の子(小学6年生)と、その仲間たちが成長していく過程が描かれている。

設定にも緻密さを感じる。


最初は、あまりにも内容が違うので違和感を感じたが、これはこれでOK。

ただ、低年齢層向け、と考えると違和感を感じる。たぶん、小学校3年生~向け。




現在放送中なのは第3シリーズ。

ジュエルペット サンシャイン。


ふたたび行き当たりばったりの、やりたい放題。

第1シリーズは中学生、第2シリーズは小学生だったが、第3シリーズは高校生。


でも、低年齢層向けを意識しているためか、主人公たちは小学生のように単純に書かれている。

(学校でも九九のお勉強中してるし。…高三という設定にもかかわらず)



第1シリーズよりもストーリー性は無く、1話15分を基本としている。

低年齢層向け、と考えれば、アンパンマン等と同じ構成で悪くない。


(その割には、夏休み中は4回連続、2時間で1話という構成だったけど。映画?)



…なんで、こんなにシリーズごとに内容の「ぶれ」が大きいんだ?




…ところで、続編の名前のつけ方に、「セガらしさ」を感じる。

きっと、第4弾は「ジュエルペットよ~ん」で、第5弾は「フィーバー」なのだ


主人公は、大学生か? それとも幼稚園児か?

魔道幼稚園、というものを設定してきたら、それはそれでOK)




さて、そんな長女が、保育園で「サンリオピューロランド」の割引チケットをもらってきた。

もらってきた、というか、全員に配布されたのだな。サンリオの…謀略で。


ジュエルペット(に似ても似つかないキグルミ)の写真を見て、行きたがる。

今度いってこようと思う。



で、ピューロランドの WEB ページを見ていたら、ジュエルペットの紹介として「てぃんくる」のアニメの公式ページへのリンクがあり、しかも「放送は終了しました」と明記してある。


終了した、とわざわざ書いているのだから、設置しっぱなしで忘れられたリンクではない。

ならば、最新の「サンシャイン」のページにリンクすればいいのに。


…と思って気づいた。つまり、そういうことか。



ジュエルペットは、セガとサンリオが共同で開発したキャラクターだ。

おそらく、持ちかけたのはセガ。


セガ(厳密に言えば、セガトイズ)は、おもちゃメーカーとしては致命的なことに、人気のある「オリジナルキャラクター」を持っていない。

だから、アニメに出資して「エバンゲリオン」を作らせたのだが、バンダイと違って注文のつけ方になれていなかったので、完全に食い物にされてしまった。

(造型がおもちゃ向きでない。結果、おもちゃのためにアニメに出資したのに、アニメだけが成功して、おもちゃにしずらかった。結局はおもちゃ化はバンダイにもっていかれ、ゲーム等に活かせたので無駄ではなかったけど)


後には伊藤園と「お茶犬」なんてキャラクターも開発したけど、これもぱっとせず。

伊藤園はキャラクタ商売の会社じゃないからねぇ。


でも、お茶犬のキャラクターバラエティから、「多キャラ展開したい」ことは読み取れた。

エバンゲリオンは「バンダイ商売」を狙って失敗したから、多キャラ展開で「タカラトミー商売」(ポケモンだね)をしたかったのだろう。



で、ジュエルペットになる。

かわいいキャラクターを作るには一日の長があるサンリオと組んで、マルチメディア展開はセガが行う。


ジュエルペットが「多キャラ展開」なのも、最初のアニメが途中までポケモンを意識していたのも、セガトイズが「ポケモンのようなもの」を欲しがったためなのだろう。



おそらく、最初のアニメの詳細を決めたのはセガ。

でも、サンリオも権利を持っているので、「てぃんくる」の詳細を決めたのはサンリオ。

そして、「サンシャイン」はまたセガ。奇数番と偶数番ですみ分けた、と考えると、内容が大きくぶれているのも理解できる。


つまり、サンリオは得意の「小学生の女の子」をターゲットにしようとしていて、セガトイズは「アンパンマン・ミッフィーちゃん世代」をターゲットにしようとしているのだ。

(セガトイズの主軸キャラクターは、アンパンマンとミッフィー。両方とも低年齢層ターゲットだ)



ちなみに、この日記の最初にリンクした「ジュエルペット」のページは、セガトイズが所有するもの。


総合的な「ジュエルペットの紹介サイト」になっているし、ドメイン名もジュエルペットだが、サンリオはジュエルペットの紹介に、あえて「てぃんくる」の公式ページを使う。


つまり、共同開発したキャラクターであっても、お互い「自分の領域」の中に、キャラクターのイメージを固定化したいのだ。



翌日追記

サンリオも、ジュエルペットの公式ページ持ってました。

jp がセガで、info がサンリオなのね。


そして、このページ内では「サンシャイン」の紹介もしている。

昨日書いた「サンリオはてぃんくる押し」というのは邪推だったかな?



しかし、共同でページ立ち上げようとか…思わないのだろうなぁ。

それぞれが、自社コンテンツへの導線を自由に作りたいだろうから。


キャラクター育てたいなら、版権管理会社作ればいいのに。




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