2019年01月07日の日記です


シュガーラッシュ:オンライン  2019-01-07 17:21:35  コンピュータ 家族

家族で、約束していた「シュガーラッシュ:オンライン」を見てきました。


実は、長女はすでに友達と一度見ている。

年末に、長女の友達のお母さんが「みんなで見てらっしゃい」と焚きつけて下さったのだ。


小学校5年生で、友達と一緒とはいえ、子供だけでバス・電車を乗り継いで映画館に行き、映画を見たうえマクドナルドで食事までして帰ってきた。

もちろん初めての経験だ。


行く前の長女は、すごく緊張して気弱になっていて、戻ってきた後は「すっごく楽しかった!」と興奮気味に語り続けた。

初めての冒険って、こういうものだろう。




で、近所でやっている映画館はそこくらいだったので、同じところに見に行った。

(もう一軒あるのだが、そこはスクリーンがあきらかに小さい。同じ値段なら迫力のあるところで見たい)


前作、シュガーラッシュは見ていたのだけど、今作に関する前情報は一切なしでの鑑賞。



…ネタばれはしたくないので詳しくは書かない。


すごく面白い映画だった、というのは事実。

でも、前作のような「ゲームマニアが喜べる仕掛け」はほとんどない。

前作と同じようなものを期待するとがっかりする。



一応、映画の宣伝などで明かされている情報の範囲内で書いておけば、実在のインターネットサービスなどが実名で登場したりする。

だから、そうしたものに詳しい方が楽しめる。


でも…「アメリカで人気のあるサービス」が多数で、日本で人気のあるサービスとは、ちょっと違う。

僕はネットのサービスに係る仕事をしているので、使ったことがなくても「こういうサービスがアメリカでは人気」みたいなことを知っている。

でも、それを知らないとよくわからない部分もあるかもしれない。



全体としてはインターネットの「通信技術」をうまく視覚化している部分が面白い。

情報のカプセル化とか、回線により MTU/RWIN が異なることをうまく視覚化できている…とか。


もちろん、そんなややこしいことを考えないでも面白いのだけど。

回線に NETGEAR とか書いてあって笑いどころなのだけど…これも、アメリカではメジャーだけど、日本ではあまり知られていない。

(ネットーワーク機器を作っている会社名)



もう一つ、これも宣伝で明かされている範囲で、ディズニー映画の他のキャラクターなどがたくさん出てくるところがある。


ここらへんでは、ディズニー映画を多く知っている方が笑える。


…つまるところ、前作では「ゲーム」だけで話を組み立てられていたのだけど、今作は「ネットとディズニー映画」にネタが分散している。

そこらへんが、前作と同じではない、という部分。




やたらと細かなコンピューター技術に詳しい方が楽しめる映画、という意味では、トロンを思い出す。

というか、映画の序盤でトロンを意識しているとはっきりわかる演出がある。

(トロンもまた、ディズニー映画だ)



繰り返すが、お話は面白かった。見て損のない映画だと人に勧められる。

…でも、なんだろう。こう、もやもやが残るんだ。


作っている側も、人気があったから続編を、ということになったものの、どう作ってよいか迷ったのではないかな。

先に書いたように話が分散してしまって絞り込めていない感じがあるし、話のまとめ方も、どうもうまく着地できていない感じを受ける。




そういえば、前作は映画がすべて終わり、スタッフロールも終わった後の最後の5秒に「ゲームへの愛」を感じた。


今作では、スタッフロールの際の画面右端に注目。

…インターネットにありがちなものを、うまく表現できていると思う。




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