2016年04月13日の日記です


2度あることはサンドア~ル  2016-04-13 17:39:06  業界記

2度あることはサンドア~ル、ですね。

1995年11月の発売のようです。


タントアールシリーズの第三弾。前2作はメガドライブ互換機版で作られましたが、サンドアールは ST-V でした。



作ったのは CRI こと、CSK 総合研究所。

形の上ではAM1研の外注なのですが、たしか、CRI 側から持ち掛けてきた話だったと思います。


#詳細知らないので間違ってるかもしれません。



CRI は CSK の子会社ですが、CSK はセガの親会社(当時)。ということは、CRI はセガの兄弟会社に当たります。


CRI って、FM Towns のアフターバーナーとか作ってたよね。…あまり評判良くなかったけど。

多分、これがゲーム分野での最初の作品。


その後、だんだんと力をつけ、主にパソコン向け・メガドライブ向けの移植を手掛けるようになります。

そして、業務用のオリジナルを作りたい、ということになったようです。


ただ、初めてで完全オリジナルは、やはり怖い。

CRI のチーム内に「タントアール」のファンがいたそうで、続編を任せてもらえないか、と打診があったそうです。


ミニゲームなら経験が浅くても作れるのではないか、という読みもあったのでしょうね。




タントアールは「ミニゲーム集」というジャンルを切り拓いた作品でしたが、すでにブームは過ぎており、特に続編を作ろうとはしていませんでした。


しかし、兄弟会社だということで上層部からの命令もあったようで、CRI に外注する、という形式での作成になったようです。


AM1研からは、企画者が一人参加しています。タントアールらしさを保つために。

でも、基本的に CRI が作り上げたオリジナル。


AM1研側の企画者がどの程度コントロールしたのかは知りません。

あるいは、タントアールファンがいたのは事実で、タントアールらしさを失わないようにしたのかもしれません。


いずれにしても、出来上がったのは、タントアールの正当な続編でした。

ST-V を使って画面は美しくなっていますし、ST-V らしいエフェクトも随所に使っているのですが、どこからどう見てもタントアールシリーズです。


これが、タントアールシリーズの最後の作品です。

いいですか、これが最後ですよ!

(詳しくはまたそのうち…




サターン版発売時には、オリジナルスタッフがさらに手を加えて、CRI 名義で発売になりました。

世の中的には、アーケードはAM1研で、サターン版の移植・アレンジが CRI 、ということにされているようですが、ほぼ CRI 作品といってよいかと思います。


CRI は、移植とミドルウェアの会社と認識されているのですが、オリジナルも作れると評価してあげてください。


#先に書いたように、AM1研から一人参加して、細かなアドバイスなどを行っているのだけど。



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【a】 これが、タントアールシリーズの最後の作品です。 いいですか、これが最後ですよ! ←これは、「"サシっす"は断じてタントアールシリーズではない」ということも意味してるんですよね!? (2017-01-17 13:35:09)


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