2度あることはサンドア~ル、ですね。
1995年11月の発売のようです。
タントアールシリーズの第三弾。前2作はメガドライブ互換機版で作られましたが、サンドアールは ST-V でした。
作ったのは CRI こと、CSK 総合研究所。
形の上ではAM1研の外注なのですが、たしか、CRI 側から持ち掛けてきた話だったと思います。
#詳細知らないので間違ってるかもしれません。
CRI は CSK の子会社ですが、CSK はセガの親会社(当時)。ということは、CRI はセガの兄弟会社に当たります。
CRI って、FM Towns のアフターバーナーとか作ってたよね。…あまり評判良くなかったけど。
多分、これがゲーム分野での最初の作品。
その後、だんだんと力をつけ、主にパソコン向け・メガドライブ向けの移植を手掛けるようになります。
そして、業務用のオリジナルを作りたい、ということになったようです。
ただ、初めてで完全オリジナルは、やはり怖い。
CRI のチーム内に「タントアール」のファンがいたそうで、続編を任せてもらえないか、と打診があったそうです。
ミニゲームなら経験が浅くても作れるのではないか、という読みもあったのでしょうね。
タントアールは「ミニゲーム集」というジャンルを切り拓いた作品でしたが、すでにブームは過ぎており、特に続編を作ろうとはしていませんでした。
しかし、兄弟会社だということで上層部からの命令もあったようで、CRI に外注する、という形式での作成になったようです。
AM1研からは、企画者が一人参加しています。タントアールらしさを保つために。
でも、基本的に CRI が作り上げたオリジナル。
AM1研側の企画者がどの程度コントロールしたのかは知りません。
あるいは、タントアールファンがいたのは事実で、タントアールらしさを失わないようにしたのかもしれません。
いずれにしても、出来上がったのは、タントアールの正当な続編でした。
ST-V を使って画面は美しくなっていますし、ST-V らしいエフェクトも随所に使っているのですが、どこからどう見てもタントアールシリーズです。
これが、タントアールシリーズの最後の作品です。
いいですか、これが最後ですよ!
(詳しくはまたそのうち…)
サターン版発売時には、オリジナルスタッフがさらに手を加えて、CRI 名義で発売になりました。
世の中的には、アーケードはAM1研で、サターン版の移植・アレンジが CRI 、ということにされているようですが、ほぼ CRI 作品といってよいかと思います。
CRI は、移植とミドルウェアの会社と認識されているのですが、オリジナルも作れると評価してあげてください。
#先に書いたように、AM1研から一人参加して、細かなアドバイスなどを行っているのだけど。
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申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 【a】 これが、タントアールシリーズの最後の作品です。 いいですか、これが最後ですよ! ←これは、「"サシっす"は断じてタントアールシリーズではない」ということも意味してるんですよね!? (2017-01-17 13:35:09) |