2014年03月31日の日記です


カップヌードルミュージアム  2014-03-31 01:41:45  料理 社会科見学 家族

27日の木曜日、横浜にあるカップヌードルミュージアムに遊びに行ってきました。


長男の所属する子供会の、6年生を送る会の企画。

僕は6年生をよく知らないが、面白そうなので家族で参加。

(長男はちゃんと6年生の名前などもわかっているようだ)


例年ボーリング大会なのだけど、今年は事前予約してカップヌードルミュージアムに行ってみよう、となったらしい。




子供たちには事前学習をさせて置く。

全く知らないと楽しめないからね。


何をしたかと言うと、カップヌードルを買ってきて、家族で食べた(笑)

長男は9歳だけど、生まれて初めて食べたカップヌードル。


いや、いわゆるカップ麺は食べたことあるよ。

でも、「カップヌードル」は食べたこと無かった。


買ってきたのは、近所のスーパーで売っていた5種。


普通のカップヌードル、カレー風味、シーフード、チリトマト。

それと、普通の味だけど特大サイズ。


味が5種類あればよかったんだけど、なかったので「特大」はギャグのつもりでいれた。

そしたら、長女と次女(仲良し)が、二人で同じ奴がいい、と言い出したので、慌ててノーマルを1つだけ買いに走る。


さて、それで家族みんなで味をわけあいながら、どんな感じか試食。


「おいしいからまた食べたい」と大好評。


チリトマトは辛い、と思っていたら、カレーの方が辛くて、チリトマトは案外辛くなかった、など、食べ比べてみないとわからないことも判る。




ちなみに、場所は横浜みなとみらい地区。


ちょうど、先日 CATV でやっていたプリキュア映画2本(DX と New Stage)の舞台は、ともにこのあたりだった。

興味を持たせるべく、プリキュア映画のあらすじをおさらいしておく。




そして当日。


駅からミュージアムに向かう最中も、「あの観覧車がプリキュアが上に立っていたやつ」とか「ここら辺の道が、メロディとエコーが追いかけっこしてたとこ」とか教えると、次女と長女にはそれなりにウケる。


実は、駅から歩くのが遠いので、そのままでは次女は飽きてしまい「抱っこ」と言い出すのだ。

興味を持ちながら歩かせることで、自分で歩いてもらおうという策(笑)



そうこうするうちに、ミュージアムに到着。


4~6年生は、チキンラーメンを作る。これは事前予約が必要だし、時間がかかるので、到着してすぐに開始。


1~3年生(長男は3年)は、カップヌードルを作る。

到着してから団体で予約を入れたので、30分ほど待たなくてはならない。


待っている間にミュージアム見学。

「チリトマト」は結構新しい味だと思ったら、ノーマル発売直後に発売となり、その後も何度か終了しては復活する、というのを繰り返していると知る。


焼きそば UFO は長男は食べたことがあるのだけど、昔は丸かった、と知って驚いている。

まるかったから UFO って名前だったんだよ、と教えたら妙に納得していたが、そもそも UFO ブームとか、ピンクレディがブームに乗じて歌っていたりとかということは教えていない。


2000年にミレニアム記念で発売された透明カップのカップヌードルを見て、作っている最中が見えるなら食べてみたい、と言っていた。

あれ、たしか iMac に始まる「スケルトンブーム」に乗じて発売されたのだよね。


…UFO といい、スケルトンと言い、結構時代のブームにかぶせてくるな。




いろいろ楽しんでいる間に時間が来たので、まだ見てないところもあるけど集合。

カップラーメン作りにチャレンジ。


作ると言っても、工程は難しくない。


1) カップを自販機で購入。300円。今回は団体で申し込んだので配布された。

2) テーブル(自由席)に座って、好きなデザインをカップに描く。ここが一番時間がかかる。

3) 中身を詰めてもらうコーナーへ。並んでいる間にレシピシートが配られるので、スープの味と具材を決める。

4) 中身を注文して詰めてもらう。部分的に自分で作業するが、主にやってもらうかたち。

5) カップが割れないように特別な緩衝材バッグに詰めて持ち帰り。


長男、「特別なもの」と気負いすぎて、なんの絵を書こうか迷い続ける。

長女と次女はまだ複雑に考えらるほどの知恵がないので、気軽にお絵かきを楽しんでいる。


たった300円だから、別に特別じゃないよ、と言ったら急に気が楽になったのか、長男もお絵かきを開始する。

最近長男はお菓子などの「成分表」を見るのが好きなので、自分が作りたい味の構成を絵の端に書き込む。


で、中身詰めコーナーへ。


みんな中身を係員に注文するのだけど、長男は「カップに書いたよ」と一言。

そういう子はあまりいないようで、おねぇさん笑いながら読み上げ、対応してくれる。


ここで選べるのは、スープが4種類(先日食べた味だ。この4種類が現在の定番商品らしい)、具材が12種類の中から4種類。


組み合わせは全部で5460通り、と書いてあるのだけど、列に並んでいる間にどう計算してもそんなに多くならない。

これ、同じのを重複して選んでもよい、と言う前提らしい。


「12種類から4つ」という言葉で、重複してはいけないものだと思っていた。

なるほど、重複可能として後で計算してみたら、ちゃんとその数になった。




どうでもよいが、5460 の計算がわからない、と言う話題はQ&Aサイトにいっぱい上がっていたが、解説している人の多くが計算式を間違えているし、尋ねた人はそれで納得している。


どうも、どこかのサイトで間違えた計算式が掲載されていて、みなそれを意味も分からずコピペして、あたかも自分が計算したように振る舞っているようだ。


答えるなら、せめて妥当性くらい検証しようよ。


2015.3.6追記

計算がどうなるのか、と悩んでいる人をツイッターで見た。

その人はちゃんと自分で理解できたようだけど、計算方法をちゃんと示しておこう。


12種類の具材から、異なる4種類を取り出す組み合わせの数を、数学では 124と書く。


#中学校で習う。義務教育なので、実際の計算方法は忘れていても構わないが、「組み合わせを計算する式があった」ことは覚えておいていただきたい。



124 は 12*11*10*9 / (4*3*2*1) の意味だ。計算するとわかるが、答えは 495。


具材は重複が許されるので、「3種類」「2種類」「1種類」を選び出す組み合わせの数も必要だ。


123 = 12*11*10 / (3*2*1) = 220。

122 = 12*11 / (2*1) = 66。

121 = 12 / (1) = 12。


3種類の組み合わせでは、3つのうちどれかが重複する。どれが重複するかで、3通りの組み合わせがある。

2種類の場合も、2種類を組み合わせて4種類にする組み合わせが、3通りある。(ABBB AABB AAAB の3つ)


そのため、具材の全組み合わせは 495 + 220*3 + 66*3 + 12 = 1365 通りになる。




ちなみに、最初から「重複を許して」12種類から4種類選ぶ、という書き方もある。124と書く。

nr = n+r-1r と変換できるので、124154と同じ計算になる。


これは 15*14*13*12 / (4*3*2*1) の意味で、計算してみると 1365。


nrは中学では習わないが、知っていればより簡単。




具材の組み合わせ、1365通りにスープの4種類と組み合わせると、1365 * 4 = 5460 通りの組み合わせになる。



Q&Aで間違えているのが多い、と書いたけど、いま確認したらあまり見当たらない。


1年で google の精度が非常に向上した…とはあまり思えないので、僕の勘違いだったと思う。

計算手順は僕と違うが、間違えではない計算式を示しているサイトはいくつか発見した。


間違えている、と書いて申し訳なかった。謝ります。

(追記終り)




カップヌードル作りは、次女がゆっくりやっていたのに合わせていたせいで、ずいぶん時間がかかった。

終わったら、子供会一行はすでにミュージアムを出て、昼食のレストランに向かっていたので追いかける。


横浜インターコンチネンタルホテルの経営する海上レストラン、ピア21。

ここで、6年生を送る会を行いつつ、ちょっと遅めの昼食。そして解散。




ミュージアムは、当日券なので退出後も再入場可能。

まだ見ていないところもあってみたかったので、終了後に戻る。


カップヌードルミュージアム、という「愛称」があるが、実際の名前は安藤百福発明記念館だ。

日清食品の創始者、安藤百福がチキンラーメン・カップラーメンを発明した過程をテーマとして、「発明」という一般的なテーマを伝えようとしている。


だから、日清食品の宣伝色は、実はそれほどない。

もちろんあるのだけど、控えめにしている。


そして、アートワークのセンスが非常に良い。

日清食品は CM などで時々話題作を作るが、館内がすべてあのような「ちょっと斜に構えた」感じで統一されていると思って良い。

なにせ、トータルデザインが佐藤可士和なのだ。



お昼ごはんは外で食べたので、世界の麺を食べられるレストランを楽しめなかったのが少し残念。

そして、子供が遊べるアスレチック…自分が麺になったつもりで、カップヌードルの製造工程を体験できるらしい…なにを言っているかわからんが…が遊べなかったのが、子供たちとしては心残りだったようだ。


というわけで、ここは家族全員の一致で「また来たい施設」となった。

それくらい楽しい場所だったのだ。


今度来るときはチキンラーメン作りたいな、と思うけど、実はいろいろ制限があってややこしいんだよね。





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