2015年03月31日の日記です


ペンション とうてんぽーる  2015-03-31 21:36:31  旅行記 家族
ペンション とうてんぽーる

春の家族旅行記の続きです。



宿は、伊豆のペンション「とうてんぽーる」。


本当は、ホテルを取ろうと思っていました。

でも、家族旅行の計画が忙しくてなかなかたてられず、1週間前に慌てて予約しようと思ったら、結構値段の高いホテルしか残ってなかったのね。


ペンションじゃダメ、ということは無いのですが、個人経営であるペンションは、当たり外れがある。

ホテルより安い反面、はずれを引くと「安かろう悪かろう」になります。過去に、ここははずれだった、という宿にも何度も当たっている。


#安いし、ペンションのオーナーの人柄に触れるのも楽しいのでそれなりに使ってますが、子供もいると品質が安定していないといろいろ難しい。



いろいろ探した中で、評判も悪くないし、値段も高くないし、何よりも料理がおいしそうだったのでここに決めました。




この宿、大当たり。伊豆に行く人は使うといいよ。

まぁ、ペンションの当たりはずれと言うのは、オーナーと気が合いそうかどうかの問題なので、万人には勧めにくいのですが。


まず、ペンションと言いながら部屋はホテルみたいです。

食事をする家と宿泊する家が別で、宿泊棟の方はいくつかの個室に分かれている。


最大で4人部屋なのですが、うちは5人家族。

値段は変わらずに2部屋とってもらうこともできるのですが、「狭くても1部屋で」とお願いしました。

次女は添い寝でいいからと。


で、4人部屋と言いつつ、スペースは十分。

ベッドが4つしかない、というだけで、ちっとも狭くないのです。

移動式の簡易ベッドがあれば、6人でも入れるのにね、という感じ。


木造なので、周囲の部屋の人の足音などは多少響きます。

でも、その程度のことは全然問題ない、と言えるほど良い客室です。




宿泊棟の入り口には、みながくつろげる部屋が用意されています。

ボードゲームや漫画が多数置かれている。


知恵の輪もいっぱいあり、長男がチャレンジしていました。

ただ、力任せに外そうとする人がいたのか、壊れてしまっているのも多数。




風呂は部屋にもユニットバスがありますが、家族で貸切れる露天風呂があります。24時間使っていい。

ただし、時間など決まっておらず、入れたら中から鍵をかけてよい、というシステム。


混む前に入ってしまえ、と、夕食前に家族で入ります。


湯船の半分は屋根があるので、雨が降っていても大丈夫。

ただ、洗い場は露天です。冬は寒いと言いますし、春でも小雨が降っているとまだ寒かった。


脱衣場と風呂場の間にも特に仕切りは無いので、脱衣場にスマホもちこんで、夕食時間前に出られるようにアラームかけてました。

もっとも、脱衣場に時計があったので、風呂に入りながらでも時間分かったけど。


浴衣・寝巻類は無いので持ち込み。

僕は、次女の鼻血でシャツが汚れていたので、シャツを寝巻に着替えてしまいました。

シャツは部分洗いして、部屋に干しておく。




風呂を出たあとは夕食。


これが、非常にうまい。

季節ごとに手に入る美味しい食材で作るようなので、メニューは特に決まっていないようです。


この季節は、桜えびの釜めしと、魚料理が中心。刺身、スモークサーモン、イワシの甘露煮、焼き魚。

豚の角煮もつきました。


箸休めに、イカ明太が付いていたのだけど、イカも明太子も長男の大好物。

長女には明太子が辛かったようで、「いらない」というのを貰って食べてました。


こうした、箸休めの小鉢にいたるまですべてが美味い。



まだ保育園児の次女の分だけ、子供向けの別メニューを用意してくれていました。

エビフライにチキンライス、ハンバーグ…とおもったら、ハンバーグではなく、つみれを平たくして揚げたもの。

ちゃんと、伊豆の海の幸が楽しめるように工夫されていました。


次女もおいしい、おいしいと食べていましたが、結構量があるのでお腹いっぱいに。

というか、メロンとリンゴのもりあわせに、プリンまでついていたので、そっちの「デザート」を先に食べてお腹いっぱいになっちゃった。


残りは親が頂きましたが、非常においしく、片手間に作っているようなものではないとわかります。

ちゃんと子供向けでも手を抜いていない。



後で知ったのですが、宿のご主人が、元東京会館のシェフ。高級料理店出身なのです。

すべてがおいしいわけだ。


大人でも満腹になる量で、子供たちは食べきれません。

釜めしが余ったらおにぎりにしますよ、というので、おかずは全部食べ、ご飯は握っていただきました。


夜食に…というつもりで握ってくれたようですが、お腹いっぱいで食べられない。

冷蔵庫に入れて置き、翌日昼間に食べましたが、冷めても非常においしいごはんでした。



お茶などの飲み物を出してくれるタイミングも適切だし、非常に心地よい宿です。




食堂にはたくさんの魚の剥製が飾ってあります。

御主人が釣り上げたもの、とは公式WEBページを見て知っていました。


すごいねぇ、と子供と見ていたら、新聞の切り抜きが貼ってありました。

静岡の博物館が、深海ざめの剥製を作ったというニュース。


剥製を持っている人の顔、もしかして…?



魚の剥製を作る技術って特殊で、日本全国でも10人ほどしか作れないのだそうです。

飾ってある剥製もご主人が自分で作ったもので、その技術を買われて水族館の剥製を作ったのだとか。


すごい、多彩な技術をお持ちです。


関係ないけど、この家の長男はプロのレーシングドライバーになるのが夢で、すでにレーシングクラブに所属して活躍しているらしい。

雑誌記事の切り抜きなど、宿泊棟のくつろげる部屋に貼ってありました。


多芸な一家だ。




翌朝も、早めに起きて(5時半ごろ)、家族で朝湯につかりました。


風呂に入ろうとしたら、リスが慌てて逃げて行った。

リスは風呂には入りませんが、湯気で暖かいので屋根裏に隠れていたらしい。


露天ではありますが、落ち葉でお湯を汚さないために、天井にはネットを張ってあります。

このネットの隙間を、慌てながらも迷いなく潜り抜けて逃げて行ったので、あのリスは「常連」と見た。




朝風呂の後帰り支度をまとめ、車に積める荷物は積んでしまったうえで、朝ごはんまでの時間がまだあったので少し散歩。


宿は、「桜並木通り」のすぐそばにありました。

その道自体を初めて知ったのですが、今の季節、長い道路に沿って桜が満開で、昨日小雨の中を車で走っていてもとてもきれいでした。


今朝は晴れたので、ちょっと見に行ってみようという算段。


ところが、簡単に道に出れると思ったら道に迷ってしまって10分ほどうろうろ。

これが非常にいい散歩で、リスを何匹も見かけましたし、ウグイスも見ました。


桜並木を歩いていたら、脇道に入る部分に宿の宣伝看板があり、そこから入ったら1分もせずに宿に戻れました。


宿のご主人によれば、桜並木が綺麗なのは、1年でもこの10日ほどだけ、とのこと。

1週間程度は持つけど2週間は持たないというので、非常に良い時期に訪れたことになります。




宿の中庭に、木でできたブランコがあります。


そのブランコのそばに飛び石があるのですが、いわゆる「けん・けん・ぱ」になるように並んでいる。

長女が発見し、「けんけんぱ」で子供が遊び始めます。


これ、偶然かと思ったら、子供が喜ぶと思って先代のご主人が手作りしたものなんだって。

子供が見つけ、遊んでいたので喜ばれました。




朝ごはんもまた、おいしい。

焼き魚に味噌汁、温泉卵、サラダ、香の物、ごはん。他にもちょっとずつ、いろいろついてるので楽しめる。


豪勢ではないけど、丁寧に作られています。好感度高い。



ごはん食べ終わったらすぐ出発するよ、と子供に言ってあったので、食堂を出る際に「ありがとうございましたー」とあいさつ。

それはまだちょっと早い。宿泊費払ってないから。




最後に、宿の主人が子供たちに「じゃんけんしよう」、と言って来ました。


子供たちと一斉にじゃんけん。

次女だけ勝ちました。


すると、「どうぞ」とポケットからマーブルガムを取り出す。


もう一度やって、長女が勝ち、ガムを貰います。


長男のためにさらに勝負を続けるのですが、長男負け続け。

勝ったら「やっと勝ったか」と笑いながらガムをくれます。


後で次女が言ってたけど、「あのおじさん、グーしか出してなかったよー」って。

長男も気づいたので、わざとチョキを出し続けて、どんな反応するか見てたらしい。



この宿、子供向けに細かな配慮が多々見られました。

非常にいい宿です。


子供たちも気に入ったようで、また行きたい、次に伊豆旅行行くなら宿はあそこが良い、と言っています。


まぁ、伊豆ばかりでもつまらないので次の伊豆旅行は、早くても1年後でしょう。

でも、またこの宿に、というのは十分考慮してよいかと思います。




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