後日追記:この日記の後、焼きメレンゲの失敗しないノウハウが溜まったので、料理コーナーにまとめを書きました。
子供が卵かけ御飯が好きだ。
長男など、卵焼きやスクランブルエッグは嫌いだが、目玉焼きやたまごかけは好き。
卵かけの場合、長男の好みは全卵。長女は目玉焼き乗せで、次女は黄味だけ。それぞれに好みが違う。
そして、次女の分の白味が余る。最初は、中華風の卵白炒めとか作ってた。
焼きメレンゲを作ってみよう、と考えたのは、確か1月のはじめ。
ところが、僕は焼きメレンゲを食べたことはあったが、作ったことはなかった。
だいたい、僕の料理知識は日々の料理でなんとなく形作られたもので、本格的なお菓子とかは作りなれていない。
メレンゲを作るのは問題ない。ひたすら卵白を泡立てればよい。
簡単だからこそ、何も下調べをせずに作り始めてしまった。
砂糖も適当に入れる。あれ? これだけで大丈夫なのかな?
なんか粉入れるんじゃんかったっけ? といううろ覚えの記憶で、小麦粉を入れてみる。
…あっという間に、泡立っていたメレンゲがペシャンコに。
粉は入れなくてもよいが、入れる場合は片栗粉。この時点で調べたけどもう遅い。
まぁ、焼いたらそれなりにおいしい、不思議なお菓子が出来上がりました。
子供に「また作って」と言われた。失敗なんだけどな。
悔しいので再チャレンジ。
今度はレシピを見て、ちゃんと作る。片栗粉はなくてもよいようなので、砂糖だけで。
絞り袋なんてオシャレなもの、持っていない。レシピによれば「スプーンで落とすだけでも良い」とのこと。
カレーなんかに使う、大きな匙で天板に落とし、焼き上げる。
…焼きあがらない。泡は断熱性を持ち、ある程度の大きさになると中央に熱を通すのを阻害する。
そして、僕の一番大きな勘違いは、焼きメレンゲとは「焼いたメレンゲ」だと思っていたことだ。
これは名前のあや。焼きメレンゲはオーブン料理だが、焼くものではない、とこの時了解した。
オーブンは乾燥に使うだけで、非常に温度が低い。中まで火を通そう、なんて考えてもだめ。
乾燥させることが目的なので、体積に対して表面積を十分確保する必要がある。
つまり、できるだけ小さく作る。絞り袋を使って、口金で表面に筋をつけられればなおよい。
中まで火が通らない、大きなメレンゲの塊は、食べると歯にくっついておいしくない。
冷やしたら固くなって食べられるようにならないかな…と冷蔵庫に入れたら、全体が湿ってしまい、より悪くなった。
これはもう、どうしようもなかった。ごめんなさい。ごみ箱行きでした。
3度目のチャレンジ。
2度目のチャレンジは、べたべたとしてクッキングペーパーにもくっついてしまい、どうしようもなかった。
紙があると水分でくっついてしまうのかな? 鉄板のほうが、乾いたら素直に取れる?
わからないが、クッキングペーパーなしで焼いてみる。
水分と反応しにくい、片栗粉が入っていたほうが乾きやすいのかな、とも思って、片栗粉も入れる。
スプーンでは小さくするのに限界があるので、清潔なポリ袋で絞り袋を作る。
端をはさみで切っただけで、口金などはない。
これは、おいしく焼けた。
だけど、鉄板にへばりついた。無理にはがそうとすると崩れて、粉々になる。
何個か外してコツをつかみ、それなりの数を確保した。
一方で、結構な数が破砕された。
子供はおいしいと喜んで、粉までなめた。
「また作って」と言われた。失敗なんだけどな。
4度目の正直。
砂糖の分量をきっちり量り、クッキングペーパーも敷いた。
前回、ちょっと粉っぽくなった気がしたので、片栗粉は入れなかった。
片栗粉を入れなかったら、少し生地が柔らかくなって、絞っても形がまとまらない。
もしかしたら、泡立てが足りなかっただけかもしれないけど。
絞り袋を押さないでも、生地が落ちてしまうくらい柔らかい。
3回目に作ったときは大きさをそろえられたのだが、大きさがバラバラになった。
でも、はじめての成功。
子供に「また作って」と言われた。
5度目。
成功に気をよくして、別の味を作ってみようと思った。
ココアを入れる、というレシピを発見。純ココアを使うのがよいのだろうけど、ミルク入りココアでも大丈夫だという。
で、ミルク入りココアを入れたら大失敗。
泡が全部消えた。
絞り袋から何もしないで出てくる。4回目より緩い。
仕方がないから、後で割ることにして、クッキングペーパーの上に線で適当な模様を描く。
そのまま焼いたら、とりあえずおいしい、パリパリしたお菓子ができた。
「また作って」と言われた。失敗なんだけどな。
…というわけで、焼きメレンゲってこんなに難しいお菓子なのか、ってくらい失敗しています。
僕に製菓知識がないだけなのだけど、ここまで失敗するとは。
週に一度は子供のリクエストで卵かけ御飯をやるので、チャレンジするチャンスはまだまだある。
いつか「当たり前に成功できる」ようになるまで、挑戦は続きます。
おまけ。
先日、長男が全卵をかけるのをみた次女が「わたしも全部かける」と全卵かけに挑戦。
で、ごはんに混ぜてから「また余った白味でおかしつくってー!」
いや、余ってないから! 全部かけちゃったから!
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