今日は、トーマス・J・ワトソンの誕生日(1874)。
IBM の初代社長です。起業した人かというとちょっと違うのだけど。
ちなみに、2代目社長となるトーマス・J・ワトソンはこの人の子供。
わー、なんだそれ。子供に自分と同じ名前付けるな。
ややこしいので、一般に父親は「シニア」または「ワトソン」、子供は「ジュニア」または「トム」(トーマスの愛称)と呼ばれます。
…というわけで、この文章ネタはもう3回目。
ややこしいので改めて書いておくけど、今日はシニアのほうの誕生日。
凄腕のセールスマンだったけど、販売のために使った手法が法に抵触していて逮捕、一度は有罪に。
しかし、その後控訴して無罪を勝ち取ります。
その後、晴れて無罪となったので、手腕を買われて雇われ社長に。
パンチカード集計機やタイプライターなどを売っていた会社でした。
このときに社名を International Business Machines に変更。
意味は「国際事務機器」かな。略称で IBM と呼ばれます。
シニアは、この会社を大企業に育て上げました。
でも、シニアは IBM を「コンピューターの会社」にはしていない。
機械を売るのではなく、ビジネスソリューションを売るサービス会社でした。
サービスのために、多くの社員を抱えていた。
社員は家族同然と考える彼にとって、コンピューターを導入して「人手を減らす」なんて言うのはやってはならないことだった。
とはいえ、コンピューターと呼ばなかっただけで、SSEC という、演算部分が真空管で、当時としては最高速度のプログラム可能計算機を開発させているのだけど。
僕が調査している中では、一番古い「NOP命令」を搭載したマシンでもあります。
コンピューターじゃないけど、NOP は持っているのね。
詳細は、先ほどもリンクした命日記事に書いてますので、そちらをお読みください。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
15年 クリストファー・レイサム・ショールズ 命日(1890)
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |