いまさらな話。
ここ3年 DoCoMo から離れていたので気づいてなかったが、PCからDoCoMo 向けのメール遅延がひどいことになっている…ように見えた。
少なくとも、うちのサーバーからメールを送ると、すぐには届かない。
最初のテストでは、3時間くらいかかって届いた。
時間帯によっても状況は違うようだが、素直に届くことは期待しないほうがよいようだった。
W-Zero3 には、仕事のメールをいろいろ転送している。
特に、サーバーでエラーが起きたときのアラートは遅延しては意味がない。
サーバーのメールログを調べてみると、ドコモのメールサーバーまでは接続できるが、そこで配送失敗して、自宅のサーバーの再配送待ちキューに溜まっているらしい。
qmail は、エラーが起きると時間を置いて再配送する。
この「時間を置く」というのが、リトライ回数によって増えていく。
1回目は7分後、2回目はさらに20分後、3回目はさらに33分後…だそうだ。
1回配送失敗すると、かなり遅延が発生することになる。
まずはこれをどうにかするのかなぁ…とおもったら
killall -ALRM qmail-send
すれば、即時再配送を試みることがわかった。
毎分 cron で設定するか?
ところで、仕事柄 i-mode コンテンツの運用なんかも知ってはいるのだが、公式プロバイダでは PC からメールを送信しても遅延したりはしない。
どうなってんのかな、と思ったら、道は二つあるようだ。
1. DoCoMo 側で、IP アドレスを見て接続優先順位を設けているようだ。
うちみたいな、ダイナミック DNS で立てられた自宅サーバーなんていうのは怪しいので、接続が多い時は積極的に切断されてしまう。
2. 信頼できる会社であれば、DoCoMo に専用回線で SMTP 接続できる。
別料金も必要だし、信頼も必要なようなので、うちのような零細企業(一応自営業でやっとります)では難しい。
で、しばらく考える。
思い立って実験する。
うちの上流プロバイダである、朝日ネットから送ると遅延はないようだ。
優先された IP アドレスなのか、お金払って専用回線使っているのかは不明。
じゃぁ、DoCoMo 向けに送るときだけ、朝日ネットを経由させてもらおう。
幸い、朝日ネットはネット内からの接続であれば、SMTP を使うのに制限はない。
(SMTP 認証とか、POP before SMTP が必要だとややこしい話になる)
qmail の 設定ファイルを書くだけ。
control/smtproutes に、
docomo.ne.jp:mail.asahi-net.or.jp
の一行を書いた。
これで問題解消。
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