タイトルの意味が分からない人もいそうなので、冒頭から説明に入る。
玄関ドアとか、自動的にしまって欲しいドアには「ドアクローザ」と呼ばれる装置がついている。
名前の通り、ドアをクローズする装置だ。
しかし、単に閉めるのではなく、周囲にいる人が挟まれてけがをしないように、勢いよく閉まって騒音を立てないように、ちゃんと閉まらずに半開きにならないように、などなどいろいろな配慮をしながら閉めてくれる。
昨年の…と言っても2か月ほど前の話だが、どうも家の玄関ドアのドアクローザの調子が悪い。
ちゃんと閉まってくれずに、少し開いた状態になってしまうのだ。
これは調整してやらんといかんな、と思って調整した。
うまく閉まるようになった。でも、1か月ほどでまた、うまく閉まらなくなった。
うーん、調整難しいな…と思い、年末にまた調整した。
うまく閉まるようなったら、今度は1週間ほどで同じ状態に戻った。
年明けに再調整。思い切って、最後の閉まる瞬間を力強くした。
これはちゃんと閉まる。その代わりに、騒音がすごい。
やっぱ調整難しい。
それで先週末に、基本に立ち返って調整したら、いい感じになった。
その後再度おかしくなることは無いようだ。
ドアクローザの調整は機種にもよるのだが、我が家の機種(RYOBI製)は3段階の調整ができる。
大きく開いたドアが閉まる部分、かなり閉まってからの部分、本当に閉まる直前、の3つの場所について、閉まる速度を調整できるのだ。
これで、大きく開いたドアを速やかに閉めつつ、人が挟まれないように最後はかなりゆっくりになり、でも閉まる瞬間は十分な速度を出すことで「ちゃんと閉める」ことができる。
上に書いた、2か月間調整を繰り返したのは、これらをいい感じにしようとしてきたわけだ。
2か月くらい前に、調整方法をスマホで調べて覚え、以降いろいろと試してきた。
そして、先週末に「基本に立ち返った」というのは、もう一度調整方法を調べようと思ったのだ。
PC で調べて、細かな部分までよく読んだ。
ドアクローザは油圧ダンパーなのだけど、10年以上前の機種だと、現行機種と油の種類が違うそうだ。
現行機種は温度の影響を受けにくいが、以前のものは、油なので寒くなると粘性があがって動きが悪くなる。
我が家の機種は、家を建てたときに取り付けたものなので、10年以上前だ。
まぁ、寒くなり始めたころから動きが悪くなったので、そんな気はしていた。
というか、最近の機種は油なのに温度の影響を受けないのか。
そっちの方がすげーな。
いろいろ読んでいたら、調整「以前」の段階の記述に気づいた。
ドアの締まりが悪い場合、蝶番の動きが悪い場合があります。
まずは各所に油をさし、それから調整を行いましょう。
あ、これだ。
調整を繰り返してうまく行かないと悩んでいたが、問題は調整ではなかったのだ、と直感した。
CRC-556 をひとふき。それから調整した。
最後の段階、以前よりもゆっくりでもちゃんと閉まる。
ゆっくりだから騒音も少ない。
静かに「パタン」と閉まるドアは心地よい。
で、先に書いたようにその後数日たつが再度調子が悪くなることは無い。
教訓:
最初に「原因だ」と考えたことが原因ではない場合、一生懸命やっても無駄です。
原点に立ち返り、別の原因があるのではないか、と探してみましょう。
これ、プログラムでも同じだよな。
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