歯車11ページ目の日記です

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2021-06-04 ヘッドクリーニング
2023-01-12 ドアクローザ
2023-10-24 PC修理
2023-12-10 ガスコンロ
2023-12-15 ひげそり
2023-12-17 Switch 修理
2024-01-17 掃除機
2024-03-26 FireBird 購入
2024-05-23 ここ数日の我が家
2024-06-19 ひげそり
2024-06-27 回線復活
2024-06-28 茶の湯
2024-06-30 OPPO Reno 11 A
2024-10-22 互換リモコン
ヘッドクリーニング  2021-06-04 14:12:07  コンピュータ 歯車 家族

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長男が「遊びたい」と急に言い出してから、居間のテレビに Wii がつながっている。


で、長男はゲームキューブのゲームをいろいろと遊んでいる。


Wii が「家族で遊べるゲーム機」という方向を打ち出して以降、ゲーム人口は増えた。

また、スマホで遊べるゲームが増えたこともゲーム人口増加の一因ではあるだろう。


そして、結果として昨今のゲームは「誰でも遊べる」難易度にされていることが多い。


長男としてはこれが面白くないようで、「昔のゲームの方が面白い」と、GC のゲームばかり遊んでいるのだ。


(Switch も、リングフィットアドベンチャーは熱心に遊んでいたりする)




さて、久しぶりに出した機械なのにヘビーユースしていたら、数日前から調子が悪くなった。

時々、ディスクが読み込みエラーを起こすのだ。


もう古い機械だからね、といいつつ、Switch を買ってしまいこむ直前には、スマブラ X も遊べない状態になっていたのを思い出す。

家にあるゲームの中では、スマブラ X だけが2層ディスクで、まだ Wii が(我が家的に)現役稼働していた時から読み込めなくなっていた。


中古屋に行けば、Wii 本体は 500円もあれば買える。

しかし、ディスク駆動部分は最も経年劣化しやすい部分でもあり、中古で買っても問題の解決にならない気がする。


たしか、Wii ってもう修理終わってるよな、と思って調べると、1年ちょっと前に終わっていた


となると、どうせ壊れかかっているのだし、ダメ元で自力修理か…

と、ネットで修理方法を探してみる。




その結果、修理というほど大げさなものではないことが分かった。

ディスクが読めない、特に2層ディスクだけ読めない、という症状は、ピックアップレンズが汚れているだけらしい。


Wii の規格は少し特殊ではあるが、CD や DVD といった光学ディスクは、レーザー光線を表面に当て、その反射光をレンズで集めて情報を読み取っている。

そのため、このレンズが汚れると十分な情報読み取りができなくなる。


じゃぁ、拭いてやればよい。

初代プレステなんかは、ディスクを自分でセットした。

このセットするすぐ下に、ピックアップレンズが見えていたので、綿棒で拭くことができた。


しかし、Wii はフロントローディング…ディスクを細い隙間から入れると、あとは機械が正しい位置にセットしてくれる方式だ。レンズは見えない位置にある。

そのため、拭くには専用のツールが必要となる。


任天堂純正で、Wii のレンズクリーニングキットが売られていたらしい。

しかし、これも当然現在は廃盤。Amazon でプレミア価格になっているのを見つけたが、買うのは現実的でない。




普通の CD 用クリーニングディスクじゃダメなのかな、と思って調べたが、多くの人が「純正品以外は保証されていないから、本体を壊したくなければ純正品を使え」と言っている。


でも、こうした情報の多くは、純正品が手に入ったころに書かれたテキストだ。


Amazon で代わりになるものはないか探していたら、CD 用のレンズクリーニングキットで Wii が治った、と報告している人がいた。


あ、やっぱ治るんだ。

Wii は CD を入れると「ゲームディスクではない」とすぐに輩出してしまうらしいのだけど、根気よく何度も入れていると時々読み込もうとするので、その時をまて、とのこと。


この「治せた」報告のあるクリーニングキット、1600円だった。うん、買うか。ポチるか。




…というところで思い出した。

そういえば、うちに CD のレンズクリーナーなかったっけ。

自分の持ち物ではないので忘れていたが、妻が持っていたはず。


知り合う前に購入していたもので、もう 30年以上前のものだ。しかし、ちゃんと置いてあった。

付属していたはずのクリーニングリキッドはなかったのだけど、FDD 用のリキッドがあった。

まぁ、基本同じものだ。それを使う。


妻、物持ちいいな。(僕も人のこと言えないのだけど)




CD のレンズクリーニングディスクというのは、普通の CD の最内周に、ふき取りのための不織布をつけたものだ。

その不織布に、リキッド(当時のものは液化フロン。すぐに蒸発するため、機械内部を濡らしたりしない)を染み込ませて、読み込ませる。


CD の場合、最内周には音楽がどこから始まるか、などの情報などがあり、最初に読み込もうとする。

ここに不織布があるので、レンズが拭かれるわけだ。


不織布の部分を避けるように、ちゃんとデータは書き込まれている。

そこで、CD プレイヤーはそのデータに従って、1曲目の再生にかかる。


これは不織布のない部分に音楽データがあるように示されており、そこを再生する。


で、音楽データが流れる。「クリーニングが終わりました」という音声だけど。

レンズクリーナーというのは、そういう仕組みだ。




Wii に入れてみる。CD プレイヤーではないので、当然音楽データは流れない。

というか、入れると読み込もうともせずに、すぐに排出される。


データも読み込まずに、いったい何で「ゲームディスクではない」と判断しているのかわからない。

しかし、根気よく入れ続けろ、とアドバイスにあったのでやってみる。


たしかに、何回かに1回読み込む。

がんばって2~3回読み込ませ、クリーニングできたものだと考える。



さて、次はこれでレンズがきれいになったことを確認しなくてはならない。

子供が遊んでいた GC のゲームでは、「時々読み込みエラーが起きる」だったのだが、そんな時々を待っていたら検証にならない。


そこで、スマブラ X を探してきて、入れてみる。以前は読み込んでもくれなかったものだ。


緊張して少し待つ…と、スマブラ X のタイトルが表示された。


これで、クリーニングできて修理完了、と判断。




長男は「面白そう。遊んでいい?」とそのままスマブラ X を遊び始めた。


Wii で読み込めなくなった時、当時小学生だった長男は残念がっていたんだよね。

スマブラ X 、下手だったけど好きでよく遊んでいたから。


最近は、Switch 版のスマブラが学校で流行していたそうで、家でも練習していた。

だから、久しぶりに遊んだら十分の上手い。まぁ、夜遅かったので少し遊んで終わりにしていたけど。



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ドアクローザ  2023-01-12 17:15:09  歯車

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タイトルの意味が分からない人もいそうなので、冒頭から説明に入る。


玄関ドアとか、自動的にしまって欲しいドアには「ドアクローザ」と呼ばれる装置がついている。


名前の通り、ドアをクローズする装置だ。

しかし、単に閉めるのではなく、周囲にいる人が挟まれてけがをしないように、勢いよく閉まって騒音を立てないように、ちゃんと閉まらずに半開きにならないように、などなどいろいろな配慮をしながら閉めてくれる。


昨年の…と言っても2か月ほど前の話だが、どうも家の玄関ドアのドアクローザの調子が悪い。

ちゃんと閉まってくれずに、少し開いた状態になってしまうのだ。


これは調整してやらんといかんな、と思って調整した。

うまく閉まるようになった。でも、1か月ほどでまた、うまく閉まらなくなった。


うーん、調整難しいな…と思い、年末にまた調整した。

うまく閉まるようなったら、今度は1週間ほどで同じ状態に戻った。


年明けに再調整。思い切って、最後の閉まる瞬間を力強くした。

これはちゃんと閉まる。その代わりに、騒音がすごい。

やっぱ調整難しい。


それで先週末に、基本に立ち返って調整したら、いい感じになった。

その後再度おかしくなることは無いようだ。




ドアクローザの調整は機種にもよるのだが、我が家の機種(RYOBI製)は3段階の調整ができる。


大きく開いたドアが閉まる部分、かなり閉まってからの部分、本当に閉まる直前、の3つの場所について、閉まる速度を調整できるのだ。


これで、大きく開いたドアを速やかに閉めつつ、人が挟まれないように最後はかなりゆっくりになり、でも閉まる瞬間は十分な速度を出すことで「ちゃんと閉める」ことができる。



上に書いた、2か月間調整を繰り返したのは、これらをいい感じにしようとしてきたわけだ。

2か月くらい前に、調整方法をスマホで調べて覚え、以降いろいろと試してきた。


そして、先週末に「基本に立ち返った」というのは、もう一度調整方法を調べようと思ったのだ。

PC で調べて、細かな部分までよく読んだ。


ドアクローザは油圧ダンパーなのだけど、10年以上前の機種だと、現行機種と油の種類が違うそうだ。

現行機種は温度の影響を受けにくいが、以前のものは、油なので寒くなると粘性があがって動きが悪くなる。


我が家の機種は、家を建てたときに取り付けたものなので、10年以上前だ。

まぁ、寒くなり始めたころから動きが悪くなったので、そんな気はしていた。


というか、最近の機種は油なのに温度の影響を受けないのか。

そっちの方がすげーな。




いろいろ読んでいたら、調整「以前」の段階の記述に気づいた。


ドアの締まりが悪い場合、蝶番の動きが悪い場合があります。

まずは各所に油をさし、それから調整を行いましょう。



あ、これだ。

調整を繰り返してうまく行かないと悩んでいたが、問題は調整ではなかったのだ、と直感した。


CRC-556 をひとふき。それから調整した。


最後の段階、以前よりもゆっくりでもちゃんと閉まる。

ゆっくりだから騒音も少ない。

静かに「パタン」と閉まるドアは心地よい。


で、先に書いたようにその後数日たつが再度調子が悪くなることは無い。



教訓:

最初に「原因だ」と考えたことが原因ではない場合、一生懸命やっても無駄です。

原点に立ち返り、別の原因があるのではないか、と探してみましょう。


これ、プログラムでも同じだよな。



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PC修理  2023-10-24 10:44:54  コンピュータ 歯車

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メインとして使用しているノートPCが不調だった。


主な症状は、冷却ファンのうなり。

半年くらい前から時々うなるようになった。


最初は何が起きているかわからなかったが、とにかく一回電源を切り、その後で再起動すると解消した。

何度目かで、冷却ファンがうなっているのだと理解した。


回転する部品は、その回転で軸が摩耗する。がたつき始める。

するとうなる。当然の話で、パソコンの中で壊れやすい部品の一つだ。


しかし、上記に書いた通り、一旦電源を切れば解消したし、この現象は稀にしか起こらなかった。

大体月に一度くらいだったかな。


そのため放置していた。


メインマシンは HP Pavilion 15-cs0000 。購入はもう4年前になるのか。

消耗品が壊れてもおかしく無いころだが、まだ買い替えるには早すぎる。




この一週間くらいで、急に症状が悪化した。


少しづつ問題が起きやすくなってきているのは気づいていたが、それでも2週間に1度くらいの頻度だった。

それが、一週間前から急に、1日数回起きるようになったのだ。


これはいけない。さすがに仕事に支障が出る。

以前から目星をつけていた補修部品を慌てて購入。



補修部品の冷却ファン、ネットで情報調べると全然形の違う2種類が出てくるんだよね。

HP Pavillion はシリーズの名前で、15-cs でもその後ろの型の違いで内部構造が違ったりするらしい。


そのため、一度開けて確認しないと、と思っていたが、開けるのが手間なので躊躇していたのだ。

購入前に開けようと思って、開け方の説明ページを探した。

すると、以前は「類似機種」のものしか見つけられなかったのだが、全く同じ機種の開け方説明があった。


あー、以前は「修理」で探していたのだけど、見つけた説明は、発売直後にいきなり中をあけて確認している物だった。

修理じゃないから検索にかからなかったんだ。


しかし、これでファンの形が明確になったので、開けずに注文。




昨日届いたのだが、昨夜は修理の時間がなかった。


また今晩やろう、と思っていたのだが、仕事開始しようと思って PC の電源を入れたら、最初からうなりだした。

しかも、スリープ・リジュームを繰り返しても鳴り続ける。


これは、修理しろということだな。覚悟を決めて修理を開始する。

仕事の開始時間1時間前。開始時間までに終わらなかったら、開始時間を遅らせてもらおう。



しかし、難なく修理完了。

本体側はネジが見えている物3カ所、ゴム足に隠れている物3カ所。

精密ドライバーでこれらを外したらあとは、嵌め込まれたプラスチックカバーを外すだけ。


このカバー外し、最初の1カ所を外すのが難しい…と説明にはあったのだが、電池が膨れているので勝手に開いた。

新品でいきなり開けた人は苦労したけど、修理の時には勝手に開く感じか。


あとは、隙間にプラスチック片を差し込んで、はめられている爪を外していく。


基板が見えたら、ファンは数カ所のネジを外して交換するだけ。

今回、ついでに電池も購入したので、一緒に交換した。先に書いたように、カバーが勝手に外れるくらい膨れていたので、外見からも膨れていると明らかだったのだ。




修理が終わって電源を入れる。

なかなか画面が出ないので焦ったら、「COMS の内容がおかしいから、BIOS でセットアップ確認してね」(意訳)とメッセージが出た。

電池パック外したから、設定のバックアップRAM の内容が消えてしまったのだな。


さて、どうやって BIOS に入るんだっけ、と思いつつ再起動したら、何の問題もなく再起動完了。

時計が少しずれているので、NTP の問い合わせをして完了。


ファンの音、とても静かになった。うなっていなくても、少しカラカラ音がしていたんだ。

それが今は静か。


電池の上、パームレストが妙に膨れていたのもなくなった。



合計8,600円の修理でした。



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ガスコンロ  2023-12-10 12:40:06  歯車 料理 住まい 家族

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我が家はオール電化だ。


東日本震災の時は、長時間の停電になったので、庭で焚火をして煮炊きをした。

キャンプ好きのスキルはこういう時に活きる。


でも、災害の時にいつでも焚火ができる保証はない。

災害が「台風」によるものだったら、外に出ることが危険なのだ。


一応キャンプで使うガソリンコンロは持っているので、部屋の中でも使える。

しかし、もっと気軽に使えるものがあった方が良いんじゃないか、と思っていた。




コロナ禍が始まったころ、こういう災害もあるんだな、と思って、災害時用の備品などを見直した。

その時に、やっぱりカセットコンロを買おう、ということになり、購入した。


買ったからには一度使ってみないとな、と思ったのだが、なにぶんコロナなので、家族でもなべ物などやりにくい。

当時小学生だった次女が「しゃぶしゃぶやりたい」と言っていたのだが、できずにいた。



で、昨日買い物に行ったときに、年末だし鍋でもやろう、ということになったんだ。


しゃぶしゃぶ用の豚肉を買おうとしたら、次女(すでに中学生)から「小間がいい」と変なリクエスト。

大きい肉は見た目は豪華だが、枚数にすると食べられる枚数が少ない。

同じ重さでも、小間であれば何度も口に運ぶことになるので、たくさん食べた気がする、と。



しゃぶしゃぶ肉も小間肉も値段は同じだったのだが、食べたがっている次女のリクエストに応えておいた。




しゃぶしゃぶって、本来はだし汁だけで、中で肉を泳がせて食べる。


でも、野菜もおいしく食べたいので、何を入れればいいんだろう? と買い物をしながら調べる。


水菜を入れる、というレシピがあった。水菜、家にあったな。ちょうどいいからそれを使おう。


あとで準備段階になって気づいたが、レシピサイトでは「しゃぶしゃぶ」として書かれていたのだけど、豚肉と水菜だと「はりはり鍋」ではないのか。

(本来クジラ肉と水菜の鍋だが、近年クジラは入手困難なので豚で作られがち)




机の上でカセットガスコンロに火をつけると、子供たちが「なんか怖い」と言い出した。


うちは IH だから、ガス火慣れてないよね、と言うと、ガス火は家庭科の授業で使っているから問題ないという。


ただ、いつも使っているテーブルの上に火がある、というのが不思議で怖いらしい。



次に、次女が「このカセットで、何時間くらい使えるの?」と疑問を持った。

いや、弱火か強火かでも違うし、単純には言えないよ、と言うと「そりゃそうだわ」と笑い転げる。


まぁ、通常の料理が1缶でできるようにしてあるので、1時間くらいは使えたはず、と答える。



化学好きの長男、カセットの中のガスの種類と、容量が分かれば熱量は求まる。と言って調べる。

ブタンガスで、1缶250g だね。


じゃぁ…と何やら計算を始める。しばらくたって「1缶の熱力は、~Kcal」みたいなことを言ってきた。



なら、ガスコンロの火力が分かれば、何時間使えるか求まるかな。

コンロの箱には、3.3Kw と書いてあった。長男が計算を始める。


「だいたい、3700秒ちょっと使える計算になる」


続いて 3700秒を時間に直そうと計算を始めるので、僕が瞬時に「1時間で3600秒」と答える。

これは、プログラマーなら常識にしていないといけない。


1缶で大体1時間、と言っていたが、少し余裕をもって作られているようだ。

綺麗に答えが出たことに満足する長男。




美味しく食べた後で、片付け中。


長男がカセットを外した後のコンロ本体を興味深く見て、「カセットを嵌め込むところの装置、どうなってんの?」と聞いてきた。


この時、長男側からは火力調整のつまみが見えていなかったので、つまみと連動してガスの量を変えられるようになっている、とつまみ側を見せる。


カセットつけてない状態でつまみ動かしても大丈夫? と聞いてくるので自由にさせると、強側に初めて回したときだけ「かちっ」と音がするのはなぜかと疑問を持った。


あぁ、それは、着火のために火花を出している。

点火プラグに注目させながら、また「かちっ」とやると火花が飛んだ。


これは何らかのエネルギーを使っているが、電池などは入っていないことを瞬時に理解した長男。

すぐに「何度も繰り返すと、火花が飛ばなくなって本体が使えなくなる?」と聞いてきた。


本体にエネルギー源が組み込まれていて、それを使っていると想像したのだ。


いや、そうではなくて電気石みたいなもの、と言うとそれだけで理解した。

電気石は、叩くなどの強い力を加えると電圧を生じる鉱石。


実際には、それを電子部品として使いやすくしたピエゾ素子が入っていて、つまみを回す力を一度ばねに溜めたうえで、回しきった時に一気に力を開放して素子を叩いている。

「かちっ」という音は、その叩いたときの音。


ついでなので、この仕組みが一部の使い捨てライターに使われていることを教える。

そして、その部分を使うと、高電圧でコンピューターを狂わせられたので、昔は悪い人が自販機などをだまして金をとるなどしたため、今では対策が進んでいることを教えた。




コンロを箱に戻しながら、なんとなく箱の裏の説明を読んでいた。


ガスカセットの容量が減っても、火力が衰えない…とか書いてある。

あ、ガスカセット入れる部分に謎の板があると思ったら、そういうことか。


面白いので、もう一度コンロを出して再確認。


ガスボンベには、圧縮された状態でガスが入っている。

しかし、ガスを使って圧力が下がると、温度も下がる。


そして、温度が下がると、膨張する力も下がる。

すると、ガスが外に出ていく力が失われてしまい、ガスを最後まで使い切るころには弱火になってしまう。


これを防ぐためには、冷え続けるボンベを温めてあげればよい。

火を燃やしているのだから、熱源はすぐそこにある。



多分屋内だとそんなひどいことにならないのだけど、冬場のキャンプとかでは結構切実なのよ。

だから、キャンプ用品だと、火の熱をボンベに伝えてやる、ヒートプレートはよく使われる。


このコンロには、その仕組みが組み込まれている、というだけの話。


このしくみにも、長男が感心していた。




ただ家族でしゃぶしゃぶをやった、というだけの話なのだが、我が家だといつもこんな感じ。

ただみんなで食事をするだけで、つぎつぎ面白い知識が飛び出してくる。



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ひげそり  2023-12-15 17:15:31  歯車

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2か月くらい前に購入した安物の髭剃りが、毎朝使うたびに「面白い」と思ってしまう。


とはいえ、ネタにするには弱いなーと思っていて、ここまで何も書かなかったのだが、いまだに毎朝面白いと思ってしまうので書いてしまうことにする。




話は5年くらい遡る。のだと思う。



電動髭剃りって、2~3年が寿命だ。外刃(網刃)が破ける。

外刃だけ交換部品で買ってもいいのだけど、大抵は本体ごと買い替える方が安い。


それに、外刃を交換したとしても、内臓の充電池もそれくらいの期間で悪くなっている。

結局買いなおす方が手軽なのだ。



若いころは、良い髭剃りを興味本位で探したりもした。

しかし、僕は営業職ではないので「すごくきれいに」髭を剃る必要はない。


2~3年で買い替える消耗品に金をかける理由はない、と思うようになり、最近はもっぱら安物を使っている。


で、5年くらい前…つまり、前々回の購入時だ。

ブラウンの安物を買った。Brown シリーズ3。安物とはいってもちゃんとブランド品。

満足いくものだった。


で、前回の買い物。もっと安いのでいいや…と思って探していたら、中国製の怪しいものがあった。

ブラウン S3 とそっくりの見た目で、S2 と名乗っている。

興味深いので購入した。安物と言っても5千円くらいはしたと思う。


これがまた、十分なものだった。

いや、安いだけあって若干の問題はあったのよ。でも、基本性能は悪くなかった。



で、今回だ。

調子に乗って、さらに安いのを探してみた。若いころに「興味本位で」良いのを使ってみたのと逆、どこまで安物でも十分なのだろう、という興味が出たのだ。


2千円の髭剃りがあって、購入者のコメントでは悪くないようだった。よし、それを買ってみよう。


これが、値段の割に十分な性能を持っている。

ただ、髭剃りの「常識」を覆す、とんでもない部分でコスト削減しているのだ。


いや、ちゃんと使えているけど、そこ削減しちゃだめだろ。




電動髭剃りの簡単な歴史。


最初は、電動と言っても「髭剃り」なので、T字型の剃刀を模倣した形をしていた。


上部に、横に長い「外刃」の部分があり、下に細い持ち手がついている。

外刃の中で内刃が往復運動して、髭を剃っていく。


ちなみに、外刃を「安全確保のための網」で、内刃で髭を剃っていると考えている人がいる。

そうではなくて、髭剃りは外刃で髭を剃る。


内刃は、外刃に髭を押し当てて剪断力(ハサミなどで切る力)を生み出す役割と、外刃を少しづつ削り続けて、切れ味が落ちないように(刃が研がれるように)する役割だ。

少しづつ削っているので、外刃はじきに破れる。そうなったら買い替え時だ。


さて、「往復運動」だと、振動が生じる。

電動髭剃りが普及すると、剃刀の形を模倣する必要もなくなり、円運動をするタイプも生まれた。これなら振動が少ない。


しかし、画期的だったのは「2枚刃」にして、振動方向を互いに逆にしたタイプの出現だろう。


これで、内刃の質量の移動を、相殺して無くしてしまった。これで振動が抑えられる。



T字剃刀の「2枚刃」は、1枚目で引っ掛けた髭を、2枚目で剃ることによって深剃りを実現する。

しかし、電動剃刀の2枚場は、振動を減らすことが大きな目的の一つだ。




で、今回購入した髭剃り。


2枚刃なのだけど、内刃が2つ、同じ板の上にセットされている。

「互い違いに動く」という機構を無くしてしまったのだ。これによるコストカットで非常に安い。


2枚刃だから、質量が2倍なわけだ。だから振動も2倍。

振動を抑えるための仕組みが、振動を大きくしてしまうようになった。


外刃の性能とかは十分なのよ。だから、十分に髭が剃れる。その点は安物でも問題ない。

しかし、この振動が、頬に当てるとくすぐったいのよ。


毎日、この振動を感じるたびに、可笑しさがこみあげてくる。



2枚刃が逆に動くなんて機構は、当然のものだと思っているから、商品説明にわざわざ書かないし、書いてなくてもあると信じて疑わないよね。


でも、それを逆手にとって、とにかく安い製品を実現させた。

安けりゃ買ってくれる人もいるし、作る方としては買ってくれればそれで充分。


髭剃りとしての性能は申し分ないのだから、文句を言う筋合いでもない。

完全に「してやられた」という感想しかない。


まぁ、次買うときはもうちょっと値段が高いものを買います。







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ひげそり【日記 24/06/19】


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Switch 修理  2023-12-17 16:57:33  コンピュータ 歯車

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Nintendo Switch が膨れてきた。


つまりは、内臓バッテリーが老朽化で膨れてきたのだ。

任天堂は「使用上の問題はありません」と公式声明を出しているのだけど、膨れすぎて筐体に隙間が空き、中の基盤が見える状態になって、さすがにこれはまずいのではないかと思うようになった。


確認してみると、任天堂に修理に出すと、10日ほどかかる…つまりその間 Switch は使えない。

さらに、修理で本体のデータなどはすべて消える。



任天堂公式ではない修理方法…つまり、これをやるとその後の保証は一切なくなる前提で、町の修理業者に持ち込んだり、自分で修理する方法もある。

この場合、内部のデータは消えないし、1~2時間で修理が完了する。




今回、自分で修理を選んだ。


電池と、内部の冷却ファンを Amazon で購入。

1度だけだが、内部のファンが異音を立てたことがあったので。ファンは回転部分があるので消耗品だ。


電池とファンの交換、という話では、先日自分のパソコンも同じような修理をしている



少し前に部品は届いていたが、修理の時間が取れず、昨日土曜日に修理を行った。




iFixit をよく読めば難しいものではない。

(特殊工具を持っている必要はある。うちにはある)


筐体をあける部分が、内部の爪がはめ込み式になっているため苦労するらしいのだが、バッテリーが膨れたことにより筐体はすでに開いていた。


電池の両面テープをはがすための 90% アルコールは手元になかったので、75% 消毒用アルコールで代用。

糊が弱くなるのに時間がかかったが、ちゃんと剥がすことができた。


電池交換はすぐにできた。所要時間 30分程度か。


しかし、ファン交換でトラブル発生。

ファンを外すまでには、数多くのネジを外さないといけない。その途中で、ネジの1つをなめて…頭の十字の切れ込みを、潰してしまった。


なめないように注意しながら作業していたのだが、1カ所、力をかけにくいネジがあったんだよ。

そこで、なめてしまった。それ以上作業を進められなくなった。


仕方がない。急務だったのはバッテリー交換で、ファン交換は今はやらなくても良い。

今回に限らず、こういう事故は起こりえるから、今度なめてしまったネジを回すための特殊ドライバー買おう。



元のように組み上げる。

バッテリーが膨れて隙間が見えていた部分、筐体がちゃんとハマらない。どうやら、膨れたときに内部の爪が折れてしまっていたようだ。


なので完全に元通り、というわけではないのだが、明らかに膨れていた本体がスリムになった。



動作確認。問題なくゲームが遊べている。

その後1日、家族中で遊んでいるが問題は出ていない。




多分、任天堂の「修理」は電池だけでなく、基板ごと交換してしまうのだと思う。

電池は強力な両面テープで基板に貼られていて、これをはがすのが一番大変なポイントだから。


だからデータも消えて当然。

もっとも、実際修理に出していないので、本当に基板交換なのかは、知らない。




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掃除機  2024-01-17 16:41:57  歯車 住まい

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昨年末の話。12月半ばくらい。


年末なので大掃除の準備として、まず粗大ごみとして捨てるものを選定していた。

そこで、「掃除機どうしよう」という話になった。


我が家では、ほとんど掃除機を使っていない。

絨毯の部屋がないためだ。和室が一部屋と、あとは全部フローリング。


フローリングだと、掃除機を使うよりも(ほうき)で掃いたほうが遥かに簡単だ。

だから、普段の掃除は箒で行っている。


でも、引っ越してくる前に使っていた掃除機を置いてあるのだ。

何か、箒ではどうしてもだめで、吸引したいときがあるかもしれないから。


…ところで、引っ越したのって18年以上前だ

家電品って、余り古くなると火花から火災になる可能性もあるから使わないように、って昔呼び掛けてたよね。


掃除機を最後に使ったのも、5年くらい前だった記憶。

つまりは「あっても使わない」のだ。捨てよう。




ただ、妻は「別の掃除機を買いたい」と希望を出した。


大きい掃除機は気軽に出せないので使いづらいが、やはりちょっと掃除機を使いたいことは、年に1度くらいあるのだ。


子供が赤ん坊だったころ…15年くらい前は、は、充電式のハンディ掃除機を使っていた。

ただ、当時の掃除機は、ハンディ式だとモーターが弱くてね。充電池も3年も使っているとダメになったし。


今なら、充電池も小型モーターも良くなり、スティック掃除機の宣伝もよく見る。


こういうのは、ネットだと実感がわかない。家電品店に見に行ってみよう。




それで家電品店で見たのだけど、従来型の掃除機…タイヤのついた本体からホースが延びているようなものではなく、最近流行のスティック型を見てみる。


#元々、電気掃除機が出てきたときは「電気帚」と言われて、箒に似せたスティック型だった。

 しかし、吸引力をあげるために大きなモーターなどをつけるために、タイヤがついた「キャニスター型」が発明されたのだ。

 スティック型は最近の流行だが、先祖返りでもある。



いや、これでもでかい。絨毯があって掃除機でないと掃除できない家ならともかく、我が家では掃除機はあまり使わないのだ。

大きいと奥にしまい込まれてしまい、結局使わなくなる。


じっさいに自分の手を吸わせたりしてみつつ、小さくても十分な吸引力があるものを探す。


で、選んだのが、シャークのハンディ掃除機

アメリカで大きなシェアを持つ掃除機メーカーだね。


我が家には階段下の物置の中に、「充電スペース」を作っている。

eneloop とか、時々しか使わない充電製品はここで充電させている。


通常、物置の中には明かりくらいしか電気の来る部分がないのだが、充電が必要な装置向けにコンセントを作ったのだ。

とはいえ、物置の中なので小さなものしか置けない。


シャークのハンディ掃除機は、そこに置けるくらい小さいが、性能としては十分。



付属オプションによっていくつかのタイプがあったが、長い筒をつけることで「スティック掃除機としても使える」物を選んだ。

もちろん、本物(?)のスティック掃除機の方が高性能だ。ハンディ掃除機を長くしてもスティック掃除機にはならない。


でも、「掃除機があれば部屋を掃除する」と、掃除をあまりしない次女が言ったので、「絶対やれよ」と念を押して買うことにしたのだ。




年末大掃除の際は、忙しくて購入した掃除機は出番なし。


しかし、年が明けてから、年末にできなかった部分を掃除する際に使用した。

どうしても箒では掃けない場所ってあるのよ。


十分な性能だった。我が家的には文句なし。


あとは、「充電池」がどれくらい持つかだね…

昔のハンディ掃除機…ニッカドからニッスイに移行するころに何度か買ったので、ニッカドのものもニッスイのものも使ったのだけど、どちらも3年も使うとパワーが出なくなった。


今はリチウムイオンなので、もう少し長持ちしてくれるとありがたい、と思っている。



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FireBird 購入  2024-03-26 19:38:01  コンピュータ 歯車

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衝動買いしちまったぜ。


ある日、ネットでたまたま、FireBird という同人基板の存在を知った。


FireBird For Pro-Controller v2.0 【プロコン型基板】


Nintendo Switch の、Proコントローラーは評判が悪い。

いや、出来はいいんだよ。非常に使いやすいし十分な性能だと思う。


でも、耐久性が低いのだ。半年も使っていると調子が悪くなる。

7千円もするのに、半年ごとに買い替えるなんてできない。


耐久性が低い、というのは、アナログスティックが正しく反応しなくなる、という現象として現れる。

意図しない方向に勝手に進んでしまうこの現象、一般に「ドリフト」と呼ばれている。




我が家でも、純正品3台、互換品1台を購入している。


純正品は、時々任天堂に修理に送る。新品を買うよりは安いからだ。

でも、面倒くさい。修理の間遊べない、というのもつまらないので、複数台あることに意味がある。


純正品は高いので、一度互換品に手を出したが、振動が違う。

Proコンの振動は非常に繊細で、HD振動と名付けられている。

そして、各種ゲームではこの振動を非常に効果的に使っているのだ。

振動が違う、というのはゲーム体験を損なう。


互換品で、この振動を正しく再現しているものに、まだお目にかかっていなかった。



ところで、純正品は自分で分解して修理を試みたこともある。

修理というか、オーバーホールだな。清掃すると、少し良くなる。

でも、根本解決ではないし、面倒くさい割には効果が薄い。


そして、実は純正品のうち一部は、分解したときに基板を傷つけてしまい、動かなくなっていた。

任天堂に修理出せば治してくれるだろうけど、さすがに基板交換だし、開けるなって怒られそうだなぁ…

と思い、使えないまま死蔵されていた。




さて、そんな状況で、FireBird の記事を読んだのだ。


Proコンの基板を交換するもので、HD振動にも対応しているという。

一番の売りは、ドリフトが起きにくい部品を使っているということ。


これだ。基板が壊れているが、それ以外の部品は生きているのだ。これを買えば復活できる。


秋葉原のショップで通信販売している、というので見に行ったら売り切れていた。

作者の方が、BOOTH でも販売しているというので見に行ったら、在庫わずかだったので即決で購入した。



…で、購入してからさらに情報を調べる。

先に書いておけば、思ったほど理想的なものではなかった。


HD振動に対応している、とあるが、純正部品を取り外してはんだ付けの必要がある。


もしくは、Proコンではなく、Switch の特徴であるジョイコンを2つ壊して、中のHD振動素子を取り出す。

こちらの場合はコネクタ付けになっていて、FireBird にはこのコネクタを差し込む部分が用意されている。


一番の問題点は、無線に対応していないことだろう。

今時のゲーム機は、コントローラーが無線だ。でも、FireBird は USB 接続の有線にしか対応していない。


いや、もっと潔いことに、USB ケーブルを直接はんだ付けして、コントローラーから直接「線を出す」こともできるそうだ。USB特有の接触不良でゲーム中に操作不能にならないように、という配慮。


有線にすることで、純正の Proコントローラーよりも、信号の遅延を少なくしているそうだ。

無線がない、というのは、デメリットではなくメリットとして作られているようだ。




さて、届いたのは10日くらい前。


まず、壊れているProコンを開けて、そのまま基板を組み込んでみる。

以前も書いた気がするが、Proコンは任天堂製品にしては珍しく、ただのプラスドライバーで開けられるようになっている。

開けると保証は利かなくなるが、基板にメッセージが書いてあったりするあたり、積極的に開けて、と言わんばかりだ。


リボンケーブルのコネクタの扱いとか、少し知識が必要な部分はあるかもしれないが、特に難しいところもなく換装完了。

この時点で、まだ HD 振動は付けていないが、代わりの振動モーターは付いている。


で、さっそく Switch につなげて、コントローラーの動作を見てみる。


…アナログスティックをぐりぐりしても、綺麗に円を描くように動かない。

最初はキャリブレーションが必要なようだ。




Windows 用にツールが提供されているので、ダウンロードする。

Switch のコントローラーを Windows に接続し、このツールを使うと、いろいろな設定ができる。


まずはキャリブレーション。指示通りにコントローラーをぐりぐり動かすと、可動範囲を認識して、それが最大幅になるように出力値を調整してくれる。



FireBird はいわゆる「ゲーミングコントローラー」で、無駄に LED を光らせられる。

でも、アナログスティック周り以外は、純正の部品のままでは光が外に見えないようだ。

内部で光っているのはよく観察すればわかるが、ボタン部分ってゴムのシート使っているから、光がさえぎられる。


というわけで、光っても無駄な部分は光らないように設定する。

それ以外も全部光らないようにしようと思ったが、光っているのが案外家族受けが良かったので、見える部分は一番暗い設定で光らせる。その程度で十分。


色はランダムで。自由に色を出せる LED 使っているので、七色に光る。



他にもいろいろ設定項目があるが、ここで説明しても面白くないので割愛。

このコントローラーが、ゲームにこだわりがある人向けにできていることがよくわかる。




さて、実際使ってみると、いい感じなのだが、やっぱり HD振動が無いと使い勝手が悪い。


ここで忙しさのために一週間ほど放置し、先日の日曜日に HD振動の取り付けを行った。


と言っても、元の基板からニッパーで切り離して、FireBird に用意されている、はんだ付け用のランドにつけるだけ。極性はないので間違える心配はない。

元からついているモーターは、ニッパーで切り離す。


Windows 用のツールで、HD振動の素子が付けられている、ということを認識させる。


これで使ってみると、振動が強い。

ツールで振動の強さも変えられるので、10段階のうちの5にしてみたが、まだ強い。

3にしてみたら、少し強いが大体純正品と同じくらい。 2でもいいのかもしれないけど、とりあえず3のまま使っている。




その後数日使っているが、設定さえ終わってしまえば、ごく普通のコントローラーだ。


今は、Switch に付属の 1.5m のUSB ケーブルで接続しているが、ちょっと短い。

ダイソーで 200円で 2m ケーブルを売っていたので、今度買って来よう。




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ここ数日の我が家  2024-05-23 18:31:46  歯車 家族

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長男は1週間休んだが元気になった、と前回の日記で書いたのだが…


前回は月曜日で、大学行きました、という話だった。

これが、大学にいる間に気分が悪くなり、家に帰りついたら38度越えの熱。


またしばらく休んでいました。


2日休んで、今日木曜日にまた回復したようなので、こわごわ大学へ。

先ほど帰宅しましたが、今日は大丈夫だったようです。




昨日から、次女が修学旅行。

まだ行っている最中なので、楽しめているかどうかもわからない。


ところで、旅行の想い出に写真を撮るのは良いのだが、スマホは持ち込み禁止。

学校で使用しているタブレットは、6人の班に2名だけ持っていくのを許されている。


あと、一眼レフを持っていくのも禁止。コンパクトデジカメか、写ルンです…という選択なのだが、今時写ルンですというのもねぇ。


我が家としては、非常に古いデジカメを比較的現役で使っているので、それを持っていけばよい、と思っていた。

長男も、長女も、中学校の修学旅行ではそれを持って行ったのだ。


Lumix DMC-FX01 。今調べたら、2006年春発売のモデルだな。

大ヒットモデルだったと記憶している。当時はデジカメ市場は大きくて各社が競い合っていたが、大抵「ズーム性能」で勝負していた。


ところが、Panasonic は、「撮影機会の多くが集合写真で、屋内での広角が求められている」と、あえて広角性能を売りにしたのだ。これが大当たり。


しかし、人気が出たので後継機は「バランスの取れた」モデルになり、余り尖った性能ではなくなってしまった。


DMC-FX700 …2010年秋発売のモデルも持っているのだが、FX01 の方が使いやすいのだ。

あと、FX700は構造的に弱かったのか、比較的早めにレンズ部分の動きが怪しくなった。内部にゴミも入り込み、撮像に影が出る。


そんなわけで、我が家的にはまだ FX01 が現役だったのだ。しかし…


今回、次女にもっていかせるために起動してみたが、動かない。充電してもダメ。

さすがに壊れたようだ。18年も前の機会だから仕方ないねぇ。



次女がカメラ持っていきたい、というので、慌てて購入することにした。

とはいえ、次女も来年には高校生だし、自分のスマホを持つだろう。(今も持っているのだが、親の管理下にある)


だから、おそらく新しいカメラを購入しても、1回しか使わない。あまり高価なものを買うのはもったいない。


というわけで、予算5千円でネットで探す。トイデジカメで十分、と思ったが、結構悪くないのがあるもんだ。

特に、アマゾンのコメントを読んでいると「子供の修学旅行のために買った」という話題が多くて、非常に参考になった。


結局、こちらのデジカメを購入。

あ、今見たら値段あがって6千円超えている。購入時点では、税込みで¥4959.- だったのだ。5千円の予算以内。



翌日には届いたので、少し動作テストした。


・見た目は、Lumix FX01 にそっくり。大ヒット機種だから真似したんだろうね…

・プラスチック製なので軽い。レンズもスマホみたいな小さいものだし、光学ズームもついてないからね。

・44MP を謳ってはいるが、これは「記録解像度」。最大の解像度がこれだが、内部的に撮影したものを引き延ばして記録するようで、ボケボケのノイズだらけ。おそらく一番小さな 5MP 記録が適切。(CCD 解像度はもっと低いかもしれない)

・シャッターが遅い。ボタン押してから撮影まで1秒くらいかかる。カメラが軽いからこそ、押した瞬間は手振れしやすいいから、慣れれば悪くないかも。

・動作は全体に遅い。安物だから処理速度を望むのが間違いだろう。



これを購入した最大の同期は、「5千円以内の中では、動作が安定しているみたいだから」。

コメント読んでると、撮影中に暴走するとか、筐体が弱くて普通に使っていて壊れるとか、ひどいのが多いんだよね。


まぁ、5千円で多くを望むなという話なのだけど、撮影する、という当たり前の動作は普通にできてほしい。

どうやらそこに問題がない機種、という消去法でこれが残っただけ。



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ひげそり  2024-06-19 10:35:55  歯車

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昨年末にネタにした驚くほど安い電動髭剃り、壊れました。


ネタにする2か月ほど前に買っているので、8か月程度しか持たなかった、ということですね。


往復式電動髭剃りの外刃は、薄い板をまげてバネのような張力を持たせているのだけど、この止めているところが外れて、ぼよよん、と、バネのように飛び出した。

機械が壊れてバネが飛び出すなんて、そんな漫画のような壊れ方ある? と思ったのだが、事実だから仕方がない。


さて、前回ネタにした時も、次はちゃんとしたの買うと書いたのだけど、パナソニックのやつ買った。

ラムダッシュの一番安い廉価モデルですね。

廉価モデルと言っても、8000円。


壊れた髭剃りは 2000円でした。8か月使えた。

通常電動髭剃りは、外刃の寿命と充電池の寿命で、2~3年で買い替えることになる。


…2000円で8か月、と、8000円で2年半(30か月)だと、時間当たりのコストパフォーマンスはほぼ変わらないな。

だとしたら、静かで扱いやすいし、剃り心地はいいし、断然パナソニック製の方が良い。


まぁ、前回は面白がって限界まで安い世界を覗いてみた、という感じだったのだが、やっぱり信頼できるメーカーのものは良いものですね。


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回線復活  2024-06-27 10:42:17  コンピュータ 歯車 住まい 家族

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本日10時30分ごろ、無事ネット回線復活

不通期間、6日間とちょっとですね。長かった。


工事担当者が家の前の電柱のあたりをいろいろ調べていて治ったのですが、


「原因、リスですね。

 最初はカラスかと思ったのですが、あれはリスの齧り跡です。」


とのこと。断言できるくらい見慣れている、ということが面白い…


いや、面白くは無いな。自然の脅威は仕方がないとはいえ、リスに齧られないケーブル皮膜を研究してほしい。

西日本では、「クマゼミに産卵されないケーブル」を開発しているのだから。


あと、ENIAC も開発中に、「ネズミに齧られにくいケーブル」の確認作業とかしているんだよね。

あれ、当時としては最大級にケーブルを引き回す機械のプロジェクトだったから、ネズミに齧られることを想定して対策していた。

(自分の書いた ENIAC のページを確認したが、このエピソードは書いてなかったようだ。ページ書いたときの参考文献には書かれていた)



ともあれ、ページも復活ですし、メールも届かなくなっていたの復活です。

家庭内 LAN に繋がっていたプリンタも使える。


(緊急で、WiMax でネットをできるようにしていたが、これは家庭内 LAN にはつながらないため、プリンタが使えなくなっていた)


町内会の仕事が、メールもプリンタも使えないので滞っていたのだよね。

すぐやらないと。



2024.6.28追記


6日も通信ができなかったので、プロバイダに損害賠償について問い合わせてみた。

一応、プロバイダの規約では、24時間以上サービスが提供できなかった場合は、損害賠償するとなっているためだ。


NTT 回線はプロバイダの持ち分ではないが、プロバイダが NTT から借り上げてリセールする形になっているため、僕から見れば「プロバイダの責任」となることに留意。



先ほど回答が来た。

規約の別の個所には、「自然災害などの場合は除外する」規定がある、とのこと。

リスが齧った、というのはまさに自然による災害であり、こちらの規定を適用するため、損害賠償は行わないとのこと。


まぁ、それは仕方がないか。

自分でも損害賠償を期待していたわけではなく、規約にあったからどうなっているかな、という興味で問い合わせてみた程度なので、納得いく理由の回答が得られたという点で満足。





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茶の湯  2024-06-28 12:16:24  歯車 料理 家族

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先日、ネットが不通になっていた間のお話。


長女は胃酸過多気味で、酸っぱいものが苦手で、苦いものが好き。

幼児のころから、ピーマン大好きだったし。


先日急に「抹茶飲みたい」と言い出した。

自分のお小遣いで買うから、どこかで抹茶売ってない? と。


いや、抹茶って、結構高いのよ、という話をする。

よくわからんが、多分抹茶買ってくると、小さな缶入りで 1000円くらいする。


え、そんな高いの? と長女。

ただ、抹茶自体、飲むときはほんの少ししか使わないので、小さな缶でも20杯くらい飲めるのではないかなぁ。

ようわからんけど。

普通のお茶の葉も、コーヒー豆も、200g で 1000円くらいからで、飲める杯数は同じくらいじゃないかな。


1000円ならお小遣いで出すから買いたい、という長女に、粉だけあっても抹茶は飲めない、と説明する。


茶碗、茶筅、茶杓の3つが必要だ。


茶碗なんて、家にある丼でも十分。茶杓も、スプーンでもいいし、清潔なら耳かきだっていい。

しかし、茶筅は必要だ。


泡だて器じゃダメなの? と長女。

しかし、あれはある程度量がないと混ざらない。抹茶は、ほんの少しのお湯で作るのだ。


スプーンで混ぜるのではダメ? と聞かれるが、抹茶は結構溶けにくいので、その程度では綺麗に溶けない。


茶筅、1500円くらいから、かなぁ。昔の知識での値段なので、値上がりしているかもしれないけど。


さすがにお小遣いでそこまで出すのは…と長女も考え込んでいるので、少し考える。


あ、あれだ。100均で、よく電動のミルクホイッパー売っているけど、あれなら混ぜられるんじゃなかろうか。


そんなわけで、今度買い物行くときに探してくるよ、と約束する。




翌日が土曜日だったので買い物に出たのだが、先日「ネットワーク障害」について書いた日記の日に当たる。


僕と妻が別行動している間に、妻がミルクホイッパーを購入してくれていた。

以前は電動のものがよく売っていたが、探しても見当たらないので、手動のものにしたという。


良く買い物をする商店街のお茶屋さんを見たが、煎茶やハーブティーは売っているのに、抹茶がない。


車を停めていた、ブックオフの入るビルのスーパーの中にもお茶屋さんがあったのを思い出し、見に行くと、抹茶が売っていた。


小さな缶で、500円から 2000円まである。今回は試しに飲んでみたい、という程度なので、500円のものを購入。

茶筅も 1200円で売っていたが、ひとまずミルクホイッパーで試してみよう。




家に帰り、お茶のセットを買ってきたと長女に伝えると、まずミルクホイッパーで遊び始める。

だって、ミルクホイッパーだから、まずはミルクをホイップしなきゃ、と。


温めたミルクを混ぜると、見事に泡立つ。面白い。


手動ホイッパー、中を見たわけではないが、持ち手部分の中が空洞でバネが入っており、金属で作られた軸部分を押し込むと中に入る構造だ。


ナイフのおもちゃで、何かに向けて「刺す」と、刃の部分が持ち手に引っ込んでしまう「びっくりナイフ」と同じような構造。


ただ、内部に螺旋状の溝が刻んであり、軸にはその溝に噛み合う羽根が付いている。

だから、押し込むと先端のホイッパー部分が回転する。力を緩めるとバネの力で元に戻り、逆回転する。


ホイッパー部分は、独楽のように軸が先端まで突き抜けている。

そのため、後ろから押し込む力をかけても、ホイッパー部分は軸を支えに宙に浮いていて、綺麗に回る。




続いて、いよいよ抹茶を入れてみる。

…抹茶の量もお湯の量もよくわからない。最初にやってみたのは、味は薄くて泡立たなかった。


もう少しお湯を少なく、抹茶を多く入れてみると、泡立ちかたもいい感じだし、美味しかった。


抹茶をスプーンで入れていたのだが、どうも量がわかりにくい。

アイスクリームを食べるための、熱伝導性の良いスプーンを使ってみると、分量がわかりやすくていい感じ。

(ほとんどアイスの「ヘラ」に近い形状で、くぼみが少ない。これが茶杓とよく似ている)



そんなわけで、我が家では急に茶の湯のブームが来ました。

毎日のように、アイスのスプーンとミルクホイッパーで、抹茶を入れている。



…が、すでに飽きたっぽい。3日ほどは1日に2回とか飲んでたけど、もう飲まなくなってる。

平日はみんな忙しいせいもあるとは思うけど。


まぁ、抹茶はまだあるので、週末のたびにでも飲むとは思います。


そうそう、「自分のお小遣いで買う」と長女は言っていましたが、家族みんな飲むので、家計から出しました。



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OPPO Reno 11 A  2024-06-30 17:44:02  コンピュータ 歯車

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スマホを買い替えた。


6月27日発売になったばかりの、OPPO Reno 11A。

予約していて、発売日翌日に届いた。


簡単に乗り換え…とはいかなかった。

まぁ、昔に比べれば乗り換えやすくはなったよね。


古い機種と USB ケーブルで接続したら、だいたいの移行作業はやってくれる。

アプリによっては設定も移行してくれるが、アプリによっては移行してくれない。


なので、移行できなかったアプリは個別に設定が必要で、今はこの作業を少しづつやっている。




以前の機種は、Huawei P30

あ、今日記見たら、これ以前のスマホは2年ごとに買い替えていて、高価なものなので3年は使いたいのだが、と書いているな。

今回、はからずも5年での買い替えとなる。長持ちした。


こんなに長く使った理由は、Huawei の後継機種が無くなってしまったためだ。

あと、P30 が5年も前の機種でありながら、今でも遜色なく使えてしまうくらいに良い機能を持っていた、というものある。


後継機種がなくなった理由については、P30 を買う少し前に日記に記しているな。


アメリカ(トランプ大統領期)が、政治的な理由で Huawei を敵とみなした。

当時は携帯電話の 5G 基地局の整備期だったのだが、日本・アメリカが開発した方式と、Huawei が独自に開発した方式が競っていたのだ。


そして、Huawei 方式の方が「現実的」だった。速度が少し遅いが、カバー範囲が非常に広いのだ。

日本・アメリカ方式は、速度は速いが、カバー範囲が狭い。アンテナを大量に増設する必要があった。


そのため、ヨーロッパでは Huawei方式の導入に傾いていた時期だ。



また同時に、スマホ市場でも強さを見せ始めていた。

それまでは、iPhone は使いやすいが高価、というイメージが定着していた。


実際のところ、できることの守備範囲は違えどそれほど変わらない、という感じだったのだが、iPhone の方が細かな部分まで見た目を気にした設計になっていたのは事実だ。


ところで、Android はオープンソースで開発されている。誰もが開発に協力できるし、誰が使っても構わない。

そこで、Huawei は自社の開発リソースを使って、Android の悪いところを徹底的に改良した。


まずは、改良したものを自社製品で実験する。そこで問題がなければ、オープンソースとして開発の本流に反映する。

実際、その頃の Huawei 製品は、臆面もなく iPhone を真似していた。

しかし、独自の機能も次々と考案しており、後に iPhone が真似したものも多い。


分かりやすいところでは、複数のカメラ搭載だ。用途を変えたカメラをいくつか搭載し、同時に撮影した後に、ソフトウェアで合成する。

これによって撮像素子の解像度以上の高解像度にしたり、被写界深度を作り出せたり、HDR撮影が出来たりする。


Huawei が Honor 6Plus で最初に試みた技術だ。カメラがいくつもついているのが「不格好」だと悪口を言うものもいたが、すぐに iPhone が真似して以降は、誰もこの方法を悪く言わなくなった。


これにより、Huawei はスマホの世界で大きなシェアを持つ。


それまでは、OS シェアでは Android が過半数を占めるが、スマホ単体では iPhone が一番売れていた。

また、Andoroid 勢のトップシェアは韓国の Sumsung で、アメリカの同盟国だった。


この勢力図を一気に書き換え、スマホ単体でも Huawei が一番売れている状態を作ったのだ。


5G の電波方式と、スマホ端末。ついでに言うと、ネットワークサーバ機器の分野でも Huawei は強さを見せていた。

携帯電話のネットワークを、全部1つの、しかも「仮想敵国」の企業に抑えられかねない。

これは、アメリカにとって、経済並びに安全保障上の危機だった。



そこで、アメリカは Huawei に難癖をつけた。ほとんど言いがかりに近いものだったが、アメリカのごり押しはほかの国も聞かざるを得ない。


ヨーロッパでは Huawei のネットワーク機器の購入を諦めた。電波形式も、日本・アメリカ式を選択するということになる。


Android はオープンソースなので、Huawei に使うなとは言えない。

しかし、Android 上に当然搭載される「Google のアプリ群」は、Google のものだ。

政府は Google に圧力をかけ、Huawei との契約を打ち切らせた。これで、Huawei は Google のアプリ群を使えなくなり、事実上 Android 端末を作れなくなった。


もっとも、OS 部分は今でも使っていて、Google のアプリ群に相当するものも自社で開発している。

中国国内に限れば、一度シェアを落としたが再度トップシェアを取っている。


ともかく、これにより Huawei は Android の世界から突如として消えた。

OS の改良を積極的に行い、高性能の端末を安く販売していた業界の雄が、急にいなくなったのだ。




群雄割拠の時代が訪れた。


Huaweiが強みを見せたのは、ミドルレンジと言われる「中価格帯」の携帯電話だ。

高級機種と「同じくらい」の性能を搭載しながら、値段は中価格帯、という感じで、トップシェアを取るのも当然だった。


(あくまでも「同じくらい」であり、高級機種とはやはり違う。

 でも、必要とされる機能の取捨選択が上手くて、高級機種に負けている機能の多くが、多くの人にとっては「なくても良い」と思わせる部分だったのだ。)


Huawei のいなくなった後、中価格帯にいくつかのメーカーが乗り出した。


韓国の Sumsung と、台湾の Asus は、ともにかつては安い機種を発売していた。

その後、どちらも Huawei との競争を避け、高級端末にシフトしていた。中価格帯ではない。


しかし、Huawei からの乗り換えを考えたときに、買い替えたのに性能が落ちた、ということが無いようにするには、考慮の対象になるメーカーだった。



Xiaomi と OPPO は、Huawei と同じ中国のメーカーだ。

Xiaomi は高級路線、OPPO は安売り路線だった。


Xiaomi は、新しいブランド Redmi を立ち上げて、中価格帯も作り始めた。

OPPO は、少し価格を上げて中価格帯に移行し、その分性能を上げるようにした。


しかし、どちらも Huawei の作っていた端末に比べると、値段の割に性能がいまひとつ、という印象だった。



Google は、Pixel ブランドを立ち上げた。

OS 自体を作っている会社が、本体も作り始めた、という形だ。


実のところ、Android の初期には Google もスマホを作っていた。

その頃は Nexus ブランドで、Sumsung や Asus の OEM だった。


Android の普及の為に、安い端末を Google の補助付きで販売する、という感じだったと思っていい。

同時に、開発の為に具体的な機種を必要とした、という事情もあっただろう。



Pixel は、すでに成熟した市場に、再度 Google が参入した、という側面が強い。

Google は Android の「ソフトウェア」を開発しているとはいえ、ハードウェアとしては新参者だ。

だから、何とかして魅力的な機能で目を引かなくてはならない。


結局、開発コストがかさむようだ。

Pixel は、当初は中価格帯から始まったが、徐々に高価格帯に移行した。


さらにその後、高価格帯で機種を発売した後に、その廉価版を出す形で中価格帯にも供給する、というスタイルが定着した。


しかし、この廉価版が…なんともバランスが悪いように思える。

高価格帯機種と同じ、独自開発のチップセットを使うなど頑張っているのだが、独自開発とは「スケールメリットによるコスト軽減ができない」ということでもある。

結果として、派手な独自機能部分は性能が良いが、基本機能部分で値段の割に性能が低い、というような感じなのだ。


とはいえ、OS 開発している Google が提供しているので、Android の最新版を使える、というのは、マニアなら大きなメリット。

Huawei が「本流に新機能を提供する前に、自社の端末に搭載して試していた」のと同じような感じだ。



モトローラは、スマホ以前の携帯電話の時代には、ヨーロッパで人気のあったメーカーだ。

しかし、スマホ時代になってからすっかり影をひそめてしまった。


しかし、最近になって中価格帯の悪くない製品を作り出している。

悪くない、というだけで、どうも精彩を欠くものではあるのだが。




さて、以上のような群雄割拠の中で、毎年状況が揺れ動くような感じだったのだが、やっと固まりつつあるかな、と感じている。

コストパフォーマンスでは、中価格帯は OPPO か Pixel か、という感じになりつつある。

(OPPO の知名度は国内ではまだ低く、シェアは依然としてあまりとれていないが)


それで、今回 OPPO を買うことにしたのだった。

かつての Huawei と同じような、値段が安いのに高価格帯と「同じくらい」の性能を持っているように思う。



そして、購入してみないと判らないことも分かった。


Huawei はアメリカからにらまれて市場から消えた。

その後、あわてて Google アプリ相当の機能を自前で用意したが、時間がかかってしまった。


OPPO は、すでに自前のアプリを十分に用意し始めている。

性能の良い機械を作って市場で存在感を示せば、同じ道をたどるかもしれないという危機感があるのだろう。


えーと、使いもしないアプリが大量に入っていて邪魔、という意味です(笑)

システムアプリ扱いで消せないので、隅の方の見えないところに寄せておきましょう。



あと、これは発売直後だからだと思うのだけど、細かなバグがいろいろと残っているようだ。


インカメラはディスプレイの中に穴をあけるように存在していて、表示の際にはこのインカメラの部分に重要な表示が来ないように設定できる…

のだけど、設定してもアプリに無視されている。


具体的には、「どうぶつの森ポケット」(通称ポケ森)で、持っているチケット表示が、OS 側の設定をどうやってもカメラの穴で隠されてしまい、見えない。


今朝、早くも OS アップデートがあったが、この現象は治らなかった。

そのうち修正されると期待しよう。


翌日追記


最後に書いてある話、僕の設定が悪かっただけだった。

カメラ部分の表示について、「自動」「カメラ表示」「カメラ非表示」があって、カメラ非表示にしないといけなかったのだが、カメラ表示にしていた。(初期設定は「自動」)


設定項目の名前がわかりにくいんじゃ…

というわけで、この件に関してはバグではなかった。謝罪。


(でも、他にバグっぽい動作はまだ残っている)


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互換リモコン  2024-10-22 17:40:14  歯車

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ハードディスクレコーダーのリモコンが調子悪い。


今では当たり前の家電となった「ハードディスクレコーダー」だが、我が家的にはかなり黎明期から使っていると思っている。

ソニーから発売された「Clip-On」が少なくとも国内では最初のものだと思うが、さすがにそこまで最初からは使っていない。


でも、その次に発売された「ソニーチャンネルサーバー」を購入して使っていた


今調べたら、比較的最近の記事でも、ここら辺がハードディスクレコーダーの最初だと書かれているので、認識は大体あっているようだ。


で、その頃は次々新機能の機種が発売され、買っていた。

5年もたつと機能的に陳腐化するので買い替える、という感じだ。

故障する前に買い替えるので、快適だった。



ところが、最近はテレビ放送自体に以前ほどの力が無く、必要ならネット配信で後から見ることもできる。

ハードディスクレコーダーで記録しておく必要性が薄れている。


そんなわけで、今使っている機種は、もう10年以上前のものなのだ。


そして、本体は大丈夫なのだが、1年ほど前からリモコンがおかしくなった。

一部のキーが押しても反応しにくいのだ。押す力加減などを変えると、何とか入力できる感じ。


半年前には、いよいよ使いづらくなった。

アマゾンで導電塗料を買って、修理を試みた。


リモコンというのは、ゴム製のボタンの裏に、導電塗料が塗ってあり、それが基板に押し付けられることで導通することでスイッチとしている。

ボタンの反応が悪くなった、というのは、この導電塗料が経年劣化ではげ落ちてしまった、ということに他ならない。

だから、新たな塗料を塗ったら治るんじゃないか、と思ったんだ。


アマゾンのレビューにも、そうした修理報告が多数上がっていた。

塗ってみると、確かにいい感じ。


でも、持ったのは半年だ。この塗料、本来プラスチック用で、ゴムにはしっかりくっつかない。

半年くらいは持つが、使っている間に剥げ落ちてしまう。


しかも、塗料の被膜がそのままはげ落ちることで「ボタンが押されっぱなし」の状態になってしまい、以前よりもややこしいことになる。




そんなわけで、修理は諦めた。


昔は、学習リモコンを使っていた時期もある。


でも、機械がいっぱいあって、リモコンが多すぎるからまとめたい、という用途には向くのだが、今回のように「1つのリモコン」の代替として使うには、あまり使いやすくない。


汎用リモコン、というものも世の中にはあるのだが、あれはボタンの数を大幅に減らしたミニマムセットであることが多い。

最近のリモコンボタン多すぎるから、ややこしくて好かない、という人向けの製品なのだ。


純正リモコン売ってないのかな。売ってるとしたらいくらくらいだろう…とアマゾンで商品検索する。

すると、「互換リモコン」というピンポイントな商品があることを発見した。


家電品たった1機種のリモコンを、わざわざ互換でキー配置なども全く同じに作ってあるのだ。

もちろん中国製。こんな謎の情熱は日本のメーカーにはない。


純正品は6千円だったが、互換品は2千円だった。


うーむ、見た目は同じでも、互換品は「純正ではない」デメリットもあるのだろうか…

1日悩んで、互換品を購入した。




ボタンを押したときのクリック感が非常に悪い。

純正品は「ポチ」っと押せるのだが、互換品は「ムニ」っとした感じ。


でも、キーが反応しなくてイライラする、ということはなくなった。非常にいい感じ。

ボタン配置などは同じだが、色合いや印刷などは間違い探しレベルで結構違う。

まぁ、あまり問題はない。使えることが重要なのだ。


最初は、純正品を作った工場から古い金型とかが流出して、勝手に互換品作ってるのではないか…

と思っていたのだが、届いてみるとそんなことはないと判る。


細かな部分で出来が悪いのだ(笑)

同じ金型で作っていたら、もっと良い出来になるだろう。わざわざ1機種の互換リモコンを作るために金型を起こしたのだ。


純正品はねじ止めで、分解して中にアクセスできた。だから修理できたのだ。

でも、互換品はネジがない。嵌め込みでもなさそうだから、接着剤止めかもしれない。修理できそうにない。


しかし、このリモコンがまた調子悪くなるころには、さすがに本体の買い替え時なんだろうと思う。



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